JP7345780B2 - 発熱式どんぶり弁当 - Google Patents
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Description
蓋付きのどんぶり形状の容器に、発熱材と、トレーと、密封された具材と、包装米飯と、が収納されている発熱式どんぶり弁当であって、
前記具材に含まれる水分量が20~40重量%であり、
前記米飯に含まれる水分量が60.0~68.0重量%であり、
前記発熱材の総発熱量が27~35kcalであることにある。
前記米飯に使用される米の精米含水量は14.0~16.0重量%であることが好ましい。
前記米の品種は、滋賀県産近江米みずかがみであることが好ましい。
前記具材は、植物性乳酸菌ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株(特許微生物寄託センター受託番号:NITE P-02369)由来の抗菌液を含むように調製されていることが好ましい。
前記抗菌液は、植物性乳酸菌ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株(特許微生物寄託センター受託番号:NITE P-02369)を、グルコースと、酵母エキスと、ペプトンと、を含む培地を用いて培養し、培養液をオートクレーブ滅菌後、遠心分離処理により回収した上清であることが好ましい。
前記抗菌液は、植物性乳酸菌ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株(特許微生物寄託センター受託番号:NITE P-02369)の前記培養液又は前記上清の7.0~9.0倍濃縮液であることが好ましい。
前記具材は、100gあたりに、前記抗菌液を原液換算で30~40mL含むように調製されていることが好ましい。
前記密封容器に前記具材を封入した後、65~75℃で20~40分間加熱殺菌処理されていることが好ましい。
賞味期限を180日以上に設定してあることが好ましい。
前記具材は、焼肉丼、ステーキ丼、すきやき丼、親子丼、玉子丼、中華丼、天津丼、酢豚丼、八宝菜丼、麻婆丼、カレー丼、ハヤシ丼、ローストビーフ丼、スモークサーモン丼、及び鰻丼からなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。
図1に示されるように、発熱式どんぶり弁当1の容器は、蓋13と、どんぶり形状の容器10と、食品を入れるトレー11とを備える。どんぶり形状の容器10の底部には、発熱材20が載置され、トレー11の上には、密封された具材30と包装米飯40とが収納されている。蓋13は、食品を温める際に水蒸気が逃げないように容器全体を密閉するために使用される。蓋13は、どんぶり形状の容器10から完全に取り外すことができるものであってもよいし、蓋13の一部分がトレー11又はどんぶり形状の容器10と連結していてもよい。また、蓋13、どんぶり形状の容器10、又はトレー11の素材は、プラスチック、アルミニウム、紙、木材、陶器であってもよく、プラスチックであることが最も好ましい。どんぶり形状の容器10の形状は、どんぶり形状のほか、円形や四角形のカップ形状であってもよい。また、トレー11には、発熱材20から発生する水蒸気により、食品全体を満遍なく温めるために、蒸気口12を2箇所以上設けることが好ましい。蓋13と、どんぶり形状の容器10と、トレー11とが重なる部分の直径は、φ130~200mmであることが好ましい。また、どんぶり形状の容器10の高さは80~120mmであることが好ましい。トレー11の高さは40~60mmであることが好ましい。蓋13の高さは10~30mmであることが好ましい。
発熱材20は、発熱剤21と水袋22とから構成されている。水袋22の端部には、紐23が取り付けられており、この紐23を引っ張ると水袋22が破れ、流れ出た水と発熱剤21とが接触することにより発熱する。発熱材20に使用される発熱剤21について特に限定はないが、生石灰とアルミニウムとを含むものが好ましい。発熱量が高く、また、悪臭や有害な物質が発生しないからである。発熱剤21は、不織布のような通気性のある袋に充填され、さらに金属箔等の非透水性で密封性の高い袋に封入されていることが好ましい。発熱剤21に含まれる粉体生石灰は15~30重量%であることが好ましく、粉体アルミニウムは70~85重量%であることが好ましい。発熱剤21の重量に対して、1.8~3.0倍量の水を接触させることが好ましい。また、発熱材20による総発熱量は、27~35kcalであることが好ましい。総発熱量が27kcal未満であると、食品全体が温まらず、部分的に食品が冷たくなってしまうため、出来立てのどんぶり弁当のような状態とすることができなくなる虞がある。また、総発熱量が35kcalを超えると、食品が温まりすぎて、レアステーキやローストビーフ、スモークサーモンのような半生状態の具材が、過度に加熱され、食味が変わってしまう虞がある。また、やけどの危険性も高まる虞がある。
どんぶり弁当に使用する具材30は、特に限定はないが、焼肉丼、ステーキ丼、すきやき丼、親子丼、玉子丼、中華丼、天津丼、酢豚丼、八宝菜丼、麻婆丼、カレー丼、ハヤシ丼、ローストビーフ丼、スモークサーモン丼、及び鰻丼の具材であることが好ましい。また、どんぶりの具材の他、使用する素材の食感を生かした雑炊、おじや、リゾット等であってもよい。具材30は、加圧加熱殺菌処理をしてもよいが、後述する植物性乳酸菌ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株由来の抗菌液を加える場合は、具材を密封した後、70℃で20分程度の加熱殺菌処理を行えば、加圧加熱殺菌処理と同様の効果が得られる。抗菌液を具材に使用することにより、加圧加熱殺菌処理に適しない具材であっても、食材の味や形を損なうことなく、調理後の状態を保ったまま、長期保存が可能となる。また、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株由来の抗菌液を食酢等に所定量加えてマリネ液を調製し、食材とマリネ液とを密封容器に入れて真空包装した場合、必ずしも加熱殺菌処理を実施しなくとも、調理後の状態を保ったまま、ある程度の期間は保存が可能となる。また、具材30の密封容器は、プラスチックフィルム、金属箔であってもよく、これらを多層に合わせたものであってもよい。
包装米飯40に使用される米飯の水分量は、好ましくは60.0~68.0重量%であり、より好ましくは62~65重量%である。米飯の水分量が60.0重量%未満となると、硬めでパサついた触感となり、食味が悪くなる虞がある。また、68重量%を超えると、ベタついて飯粒同士が繋がってしまい、具材が米飯全体になじみ難くなる虞がある。また、飯粒の形が崩れるので、見た目も悪くなる虞がある。
植物性乳酸菌であるラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株は、市販の漬物に含まれる乳酸菌の中から、単離同定されたものである。ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株は、2016年10月5日付けで、受託番号NITE P-02369として、独立行政法人製品評価技術基盤機構特許微生物寄託センターに受託されている。漬物には、ラクトバチルス・プランタラムの他、ラクトバチルス・ブレビス(Lactobacillus brevis)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)のような植物性乳酸菌が存在していることが知られている。なお、これらの植物性乳酸菌は整腸作用の他、免疫力を高める作用があることから、ヨーグルトや飲料等の食品に使用されている。
抗菌液としては、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株の培養液をそのまま使用してもよいし、培養液をオートクレーブ滅菌し、遠心分離処理により得られる上清を使用してもよい。L44株を培養するための培地は、食用として使用することができる成分のみから構成されていることが必要であり、例えば、グルコースと、酵母エキスと、ペプトンとを含む培地(GYP培地)を用いて培養されることが好ましい。グルコース、酵母エキス、及びペプトンは、食品用に用いられるものであれば、特に限定されず、市販のものを使用することができる。
加熱殺菌処理は、調理後の具材に含まれる食中毒の原因となる細菌を全て死滅させるために行われる。長期保存用の食品の主な加熱殺菌処理としては、加圧加熱殺菌処理(レトルト処理)が行われており、具材を容器に入れて密封した後、食品衛生法で定められた、「中心温度120℃4分相当以上」の加熱処理が行われる。加圧加熱殺菌処理は、煮込み料理には適しているが、その他の料理については、食材の形状が損なわれたり、味が変化してしまう虞がある。本発明において、具材にラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株由来の抗菌液を所定量加えることにより、具材を密封容器に入れて真空包装した後、65~75℃で20~40分間加熱殺菌処理されることで、調理後の状態を保ったまま常温での長期保存が可能となる。加熱温度を65~75℃に抑えることで、例えば、卵製品では柔らかな状態に調理することが可能となる。また、「常温」とは、15~30℃であることを意味する。具材中に食中毒の原因となる細菌が存在するか否かについての判定(品質評価試験)は、具材を真空包装後、常温で5日間保管し、具材の入った容器が膨らんできたり、具材の色が変化したり、臭いが発生したりしないかを確認することにより行う。常温で5日間経過しても、特に変化がない場合は、抗菌効果が発揮されており、180日以上の常温保存が可能である。
賞味期限とは、袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことである。本発明における「賞味期限を180日以上に設定」とは、直射日光、多湿を避けて、常温で180日以上品質を保つことができることを意味する。また、具材を冷蔵保存(4~8℃)することにより、賞味期限をさらに延長することもできる。金属箔や、プラスチックフィルムと金属箔を多層に合わせた容器に密封された具材であれば、さらに賞味期限を延長することも可能である。
官能評価試験においては、どんぶり弁当を発熱材で加熱し、「出来立て(あつあつ)感」、「具材の素材感」、「米飯のもちもち感」、及びこれらを総合して、5人のパネラーにより3段階の採点評価を行った。点数が高い方が、評価の高いどんぶり弁当となるものとした。また、官能評価試験は、具材を真空包装してから180日経過後に行った。
具材として、鶏そぼろカレーを使用した。調理方法としては、潰してみじん切りにしたにんにく3片を、オリーブオイルを入れたフライパンで弱火で炒め、香りが出てきたところで、みじん切りにした玉ねぎ600gを加え、5分程度中火で炒めた。次に、鶏ひき肉360gを加え、焼き色が付くまで炒め、小麦粉36gを振り入れ、さらに炒めた。次に、水煮トマト600gを加え、トマトの酸味がなくなるまで炒めた。次に、ひよこ豆の水煮240gを加えて混ぜ合わせ、カレー粉18gとコリアンダーパウダー18gとクミンパウダー9gとターメリック9gを合わせた香辛料と顆粒コンソメ6gとを加え、10分程度煮込んで水分量が25重量%くらいになってきたところで、ガラムマサラ6gを加え、火を止めた。調理後の具材を180gずつ、5パックのプラスチックフィルム(藤森工業株式会社製 レトルト用(白ベタ)T-35 200cc)に夫々真空密封し、120℃で20分間、加熱殺菌処理を行なった。常温保存にて180日経過後、蓋付きのどんぶり形状の容器のトレーの上に、水分量が64重量%である滋賀県産近江米みずかがみレトルトごはん1パック200g(JAグリーン近江製)を入れ、さらに上記密封された具材を開封して入れ、蓋を閉じて発熱材により加熱した。発熱材として、モーリアンヒートパック(登録商標)25g(総発熱量:約29.8kcal)(株式会社協同製)を使用した。どんぶり形状の容器として、丸丼(本体φ180mm×高さ95、トレーφ180mm×高さ50mm:株式会社ヨシザワ製)を使用した。加熱後のどんぶり弁当について、官能評価試験を行った。
具材として、サイコロステーキを使用した。調理方法としては、近江牛270gを2cm角のサイコロ状にカットし、表面に焼き色がつくまでフライパンで焼き、ミディアムレアの状態とした。フライパンから、ステーキ肉を一旦取り出し、乱切りしたニンジン42g、ジャガイモ60g、赤パプリカ48g、黄パプリカ48g、長ネギ102gを、全体に火が通るまで炒めた。次に、角切りした赤こんにゃく42g、小分けにしたエリンギ90g、薄切りした玉ねぎ144gを食感が残る程度にさっと炒め、サイコロステーキと合わせ、ステーキ用調味料222gを加え、沸騰したところで火を止めた。調理後の具材を180gずつ、5パックのプラスチックフィルム(藤森工業株式会社製 レトルト用(白ベタ)T-35 200cc)に入れ、夫々の具材を入れたパックに、煮沸濃縮により得られた8倍濃縮の抗菌液を8.1mL(原液換算64.8mL。具材100gあたり、抗菌液を原液換算で36mL)含まれるように添加した。具材の水分量は25重量%であった。具材を入れたプラスチックフィルムを真空密封し、70℃で20分間、加熱殺菌処理を行なった。後に説明する品質評価試験において、具材に臭いや色の変化が生じないか確認した。品質評価試験において、変化がみられなかった具材について、常温保存にて180日経過後、実施例1と同様の条件とし、加熱後のどんぶり弁当について、官能評価試験を行った。
具材として、鰻の蒲焼きを使用した。調理方法としては、下処理した国産ウナギ100gを、炭火で焼き色がつくまで両面を焼き、鰻たれ50mLを加えて、鰻がふっくらとなるまで、弱火で煮た。鰻たれは、25mLの酒、10mLの本みりん、5mLのだし醤油、30mLの濃口醤油、10gのザラメ、5gのきび砂糖を合わせた調味料を弱火で煮詰めたものを使用した。調理後の具材を180gずつ、5パックのプラスチックフィルム(藤森工業株式会社製 レトルト用(白ベタ)T-35 200cc)に入れ、夫々の具材を入れたパックに、煮沸濃縮により得られた8倍濃縮の抗菌液を8.1mL(原液換算64.8mL。具材100gあたりに、抗菌液を原液換算で36mL)含まれるように添加した。具材の水分量は25重量%であった。プラスチックフィルムに真空密封し、70℃で20分間、加熱殺菌処理を行なった。後に説明する品質評価試験において、具材に臭いや色の変化が生じないか確認した。品質評価試験において、変化がみられなかった具材について、常温保存にて180日経過後、実施例1と同様の条件とし、加熱後のどんぶり弁当について、官能評価試験を行った。
具材として、鶏そぼろカレーを使用した。調理方法としては、具材の水分量が15重量%であること以外は、実施例1と同様とした。調理後の具材の真空密封の方法、加熱殺菌処理、包装米飯、どんぶり形状の容器、トレー、及び発熱材については、実施例1と同様とした。また、実施例1と同様の条件で官能評価試験を行った。
具材として、鶏そぼろカレーを使用した。調理方法、調理後の具材の真空密封の方法、加熱殺菌処理、具材、包装米飯、どんぶり形状の容器、トレーについては、実施例1と同様とした。使用する発熱材として、モーリアンヒートパック(登録商標)20g(総発熱量:約23.8kcal)(株式会社協同製)を使用した。その他は、実施例1と同様の条件で官能評価試験を行った。
具材として、鶏そぼろカレーを使用した。使用する包装米飯として、水分量が60重量%未満と推定される市販のレトルトご飯を使用した。調理方法、調理後の具材の真空密封の方法、加熱殺菌処理、具材、どんぶり形状の容器、トレー、及び発熱材については、実施例1と同様とした。その他は、実施例1と同様の条件で官能評価試験を行った。
実施例1 15 13 15 14
実施例2 15 15 15 15
実施例3 15 15 15 15
比較例1 10 10 10 10
比較例2 5 10 5 8
比較例3 10 15 5 8
品質評価試験においては、具材を真空包装した後、常温で5日間保管し、具材の劣化を視覚と嗅覚で確認した。「具材の形状や色の変化」、「臭いの発生」、「ガス発生による包装パックの膨張」のあり(+)なし(-)で評価した。一つでも(+)があれば、腐敗と判定した。
具材として、サイコロステーキを使用した。調理方法としては、具材180gに煮沸濃縮により得られた8倍濃縮の抗菌液を5.4mL(原液換算43.2mL。具材100gあたりに、抗菌液を原液換算で24mL)含まれるように添加したこと以外は、実施例2と同様の方法により行った。調理後の具材の真空密封の方法、加熱殺菌処理、包装米飯、どんぶり形状の容器、トレー、及び発熱材については、実施例2と同様とした。品質評価試験において、実施例2と同様に、具材に臭いや色の変化が生じないか確認した。
具材として、サイコロステーキを使用した。調理方法としては、具材に抗菌液が含まれないこと以外は、実施例2と同様の方法により行った。調理後の具材の真空密封の方法、加熱殺菌処理、包装米飯、どんぶり形状の容器、トレー、及び発熱材については、実施例2と同様とした。品質評価試験において、実施例2と同様に、具材に臭いや色の変化が生じないか確認した。
具材として、鰻の蒲焼を使用した。調理方法としては、具材180gに煮沸濃縮により得られた8倍濃縮の抗菌液を5.4mL(原液換算43.2mL。具材100gあたりに、抗菌液を原液換算で24mL)含まれるように添加したこと以外は、実施例3と同様の方法により行った。調理後の具材の真空密封の方法、加熱殺菌処理、包装米飯、どんぶり形状の容器、トレー、及び発熱材については、実施例3と同様とした。品質評価試験において、実施例3と同様に、具材に臭いや色の変化が生じないか確認した。
具材として、鰻の蒲焼を使用した。調理方法としては、具材に抗菌液が含まれないこと以外は、実施例3と同様の方法により行った。調理後の具材の真空密封の方法、加熱殺菌処理、包装米飯、どんぶり形状の容器、トレー、及び発熱材については、実施例3と同様とした。品質評価試験において、実施例3と同様に、具材に臭いや色の変化が生じないか確認した。
実施例2 - - -
実施例3 - - -
参考例1 - - +
参考例2 + + +
参考例3 - - +
参考例4 + + +
10 どんぶり形状の容器
11 トレー
13 蓋
20 発熱材
30 具材
40 包装米飯
Claims (9)
- 蓋付きのどんぶり形状の容器に、発熱材と、トレーと、密封された具材と、包装米飯と、が収納されている発熱式どんぶり弁当であって、
前記具材に含まれる水分量が20~40重量%であり、
前記米飯に含まれる水分量が60.0~68.0重量%であり、
前記発熱材の総発熱量が27~35kcalであり、
前記蓋と、前記どんぶり形状の容器と、前記トレーとが重なる部分の直径は、φ130~200mmであり、
前記どんぶり形状の容器の高さは80~120mmであり、
前記蓋の高さは10~30mmであり、
前記具材は、植物性乳酸菌ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株(特許微生物寄託センター受託番号:NITE P-02369)由来の抗菌液を含むように調製されている発熱式どんぶり弁当。 - 前記米飯に使用される米の精米含水量は14.0~16.0重量%である請求項1に記載の発熱式どんぶり弁当。
- 前記米の品種は、滋賀県産近江米みずかがみである請求項2に記載の発熱式どんぶり弁当。
- 前記抗菌液は、植物性乳酸菌ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株(特許微生物寄託センター受託番号:NITE P-02369)を、グルコースと、酵母エキスと、ペプトンと、を含む培地を用いて培養し、培養液をオートクレーブ滅菌後、遠心分離処理により回収した上清である請求項1~3の何れか一項に記載の発熱式どんぶり弁当。
- 前記抗菌液は、植物性乳酸菌ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)L44株(特許微生物寄託センター受託番号:NITE P-02369)の前記培養液又は前記上清の7.0~9.0倍濃縮液である請求項4に記載の発熱式どんぶり弁当。
- 前記具材は、100gあたりに、前記抗菌液を原液換算で30~40mL含むように調製されている請求項1~5の何れか一項に記載の発熱式どんぶり弁当。
- 密封容器に前記具材を封入した後、65~75℃で20~40分間加熱殺菌処理されている請求項1~6の何れか一項に記載の発熱式どんぶり弁当。
- 賞味期限を180日以上に設定してある請求項1~7の何れか一項に記載の発熱式どんぶり弁当。
- 前記具材は、焼肉丼、ステーキ丼、すきやき丼、親子丼、玉子丼、中華丼、天津丼、酢豚丼、八宝菜丼、麻婆丼、カレー丼、ハヤシ丼、ローストビーフ丼、スモークサーモン丼、及び鰻丼からなる群から選択される少なくとも一つである請求項1~8の何れか一項に記載の発熱式どんぶり弁当。
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