JP7345324B2 - 排水配管部材および防火区画構造 - Google Patents

排水配管部材および防火区画構造 Download PDF

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Description

この発明は排水配管部材および防火区画構造に関し、特にたとえば、建物の床スラブを貫通する排水配管に用いられる、排水配管部材およびそれを備える防火区画構造に関する。
従来の排水配管部材の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される排水管継手は、床スラブ貫通部の一部を構成する第1継手構成部材が、耐火熱膨張性樹脂組成物からなる管状をした耐火膨張層を少なくとも備える耐火熱膨張性樹脂パイプで形成され、この継手構成部材とともに床スラブ貫通部を形成する第2継手構成部材の接合部の周囲に囲むように遮音カバーを備える。この遮音カバーは、遮音樹脂シートの熱収縮方向が床スラブ貫通部の中心軸に平行となるように、継手本体の周囲に巻回することによって形成されている。また、遮音樹脂シートは、軟質塩化ビニル樹脂製シート状体からなる表面層と、ポリエステル等の合成樹脂製不織布からなる裏面層とを備える。このような特許文献1の技術では、火災時において耐火膨張層(熱膨張性黒鉛)が熱膨張して床スラブの貫通孔を閉塞することによって、熱、火炎および煙などが下階から上階へ移動することを阻止する。
特開2011-247372号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、火災時において熱膨張した熱膨張性黒鉛が床スラブの貫通孔に適切に保持されずに、熱膨張性黒鉛の一部が遮音カバーと共に落下してしまい、床スラブの貫通孔を適切に閉塞できない恐れがある。このため、床スラブの貫通孔を適切に閉塞するためには、使用する熱膨張性黒鉛の量を多くせざるを得ないが、これでは部材コストが増してしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、排水配管部材および防火区画構造を提供することである。
この発明の他の目的は、火災時に床スラブの貫通孔を適切に閉塞できる、排水配管部材および防火区画構造を提供することである。
第1の発明は、建物の床スラブを貫通する排水配管に用いられる排水配管部材であって、床スラブの貫通孔内に配置される部分である貫通管部を有する合成樹脂製の管本体、貫通管部に設けられる熱膨張部、熱膨張部を覆うように貫通管部の外周面に設けられる筒状の振動絶縁部、および振動絶縁部の上端面を覆うように貫通管部の外周面に設けられる止水部を備え、振動絶縁部は、耐熱温度が800℃以上である所定長さの第1無機繊維を絡み合わせて形成した所定形状のマット部材を、耐熱温度が800℃以上の第2無機繊維によって形成された縫糸で筒状に縫製することで形成されている、排水配管部材である。
第2の発明は、建物の床スラブを貫通する排水配管に用いられる排水配管部材であって、床スラブの貫通孔内に配置される部分である貫通管部を有する合成樹脂製の管本体、貫通管部に設けられる熱膨張部、および熱膨張部を覆うように貫通管部の外周面に設けられる筒状の振動絶縁部を備え、振動絶縁部は、耐熱温度が800℃以上である所定長さの第1無機繊維を絡み合わせて形成した所定形状のマット部材を、耐熱温度が800℃以上の第2無機繊維によって形成された縫糸で筒状に縫製することで形成されており、第1無機繊維の繊維長は、50mm以上150mm以下である、排水配管部材である。
第1および第2の発明では、排水配管部材は、合成樹脂製の管本体を備える。管本体は、床スラブの貫通孔内に配置される部分である貫通管部を有している。また、排水配管部材は、管本体の貫通管部に設けられる熱膨張部と、熱膨張部を覆うように貫通管部の外周面に設けられる筒状の振動絶縁部とを備える。この振動絶縁部は、耐熱温度が800℃以上である所定長さの第1無機繊維を絡み合わせて形成した所定形状のマット部材を、耐熱温度が800℃以上の第2無機繊維によって形成された縫糸で筒状に縫製することで形成されたものである。このように耐熱温度が800℃以上の無機繊維によって形成された振動絶縁部は、火災時においてもその形状を保持できる。また、振動絶縁部は、多孔質構造を有しており、その内周面には無数の凹凸が形成される。このため、火災時に熱膨張した熱膨張部は、振動絶縁部の内周面に形成される凹凸に絡まり、そのアンカ効果によって振動絶縁部内から落下し難くなる。したがって、熱膨張した熱膨張部は、振動絶縁部によって貫通孔内に適切に保持される。
さらに、第1の発明では、振動絶縁部の上端面を覆うように貫通管部の外周面に設けられる止水部をさらに備える。一方、第2の発明では、第1無機繊維として繊維長が50mm以上150mm以下のものが用いられる。
第1および第2の発明によれば、火災時に熱膨張した熱膨張部が振動絶縁部によって適切に貫通孔内に保持されるので、熱膨張性黒鉛の使用量を増やすことなく、床スラブの貫通孔を適切に閉塞できる。
の発明は、第1または第2の発明に従属し、第1無機繊維はシリカ繊維である。
の発明によれば、低コストで振動絶縁部を製作できる。
の発明は、第1から第3のいずれかの発明に従属し、振動絶縁部は、下端部に縮径部を有する。
の発明によれば、振動絶縁部内から熱膨張部がより落下し難くなり、熱膨張部がより確実に貫通孔内に保持される。
の発明は、第の発明に従属し、マット部材は、第1無機繊維をニードルパンチ加工によって絡み合わせて形成した不織布マットを所定形状に型抜きすることで形成され、マット部材は、筒状に縫製したときに、円筒形状となる矩形帯状部と下端部が径小な円錐台形状となる湾曲帯状部とを含む。
の発明によれば、縮径部を有する振動絶縁部を容易に製作できる。
の発明は、第1から第のいずれかの発明に従属し、管本体は、貫通孔の下側に配置される部分である下管部を有し、下管部の外周面に設けられる筒状の遮音カバーをさらに備える。
の発明によれば、排水騒音をより適切に防止することができる。また、振動絶縁部とは別に遮音カバーを設け、遮音カバーが貫通孔内に配置(埋設)されないようにしたので、遮音カバーの熱伸縮方向を考慮することなく、管本体に遮音カバーを取り付けることができる。
の発明は、第1から第のいずれかの発明に従属し、管本体は、貫通孔の下側に配置される部分である下管部を有し、振動絶縁部は、下管部の外周面を覆う下管被覆部を有し、下管被覆部の外周面に取り付けられ、当該下管被覆部を縮径させる方向に付勢する環状の付勢部材をさらに備える。
の発明によれば、振動絶縁部が縮径部を有さない場合、或いは縮径部を有していてもその縮径の程度が小さい場合などにおいても、振動絶縁部内から熱膨張部がより落下し難くなり、熱膨張部がより確実に貫通孔内に保持される。
の発明は、第の発明に従属し、付勢部材は、振動絶縁部に固着されている。
の発明によれば、火災時に付勢部材が振動絶縁部から脱落してしまうことを確実に防止できる。
の発明は、貫通孔が形成された床スラブ、貫通孔を貫通するように設けられた第1から第のいずれかの発明に係る排水配管部材、および排水配管部材の外周面と貫通孔の内周面との間に充填された充填材を備える、防火区画構造である。
の発明によれば、第1または第2の発明と同様の作用効果を奏し、熱膨張性黒鉛の使用量を増やすことなく、床スラブの貫通孔を適切に閉塞できる。
この発明によれば、火災時に熱膨張した熱膨張部が振動絶縁部によって適切に貫通孔内に保持されるので、熱膨張性黒鉛の使用量を増やすことなく、床スラブの貫通孔を適切に閉塞できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例である排水配管部材を用いた防火区画構造を示す断面図である。 図1の排水配管部材を示す正面図である。 図1の排水配管部材を示す断面図である。 図1の排水配管部材が備える振動絶縁部を筒状に縫製する前の状態であるマット部材を示す図解図である。 この発明の他の実施例である排水配管部材を用いた防火区画構造を示す断面図である。 図5の排水配管部材が備える下部用遮音カバーを筒状に形成する前の状態を示す図解図である。 図5の排水配管部材が備える上部用遮音カバーを筒状に形成する前の状態を示す図解図である。 この発明のさらに他の実施例である排水配管部材を示す正面図である。 図8の排水配管部材が備える付勢部材を示す斜視図である。
図1を参照して、この発明の一実施例である排水集合管10は、建物の床スラブ(防火区画)102を貫通する排水配管に用いられる排水配管部材であって、マンションおよび商業ビル等の多層階の建物において、排水立て管106と排水横管108との合流部分に設けられる。
詳細は後述するように、排水集合管10は、管本体12、熱膨張部30および振動絶縁部32などを備えており、コンクリート製の床スラブ102の貫通孔104を貫通するように設けられることで、防火区画構造100の一部を構成する。そして、排水集合管10およびこれを備える防火区画構造100は、火災時には、熱膨張部30が膨張して貫通孔104を閉塞することによって、床スラブ102の下階で発生した熱、火炎および煙などが貫通孔104を通過して上階側に到達することを防ぐ。以下、排水集合管10の構成について具体的に説明する。
図2および図3に示すように、排水集合管10は、硬質塩化ビニル等の合成樹脂によって形成される管本体12を備える。この実施例では、管本体12は、複数の管部材を組み合せることで構成されている。ただし、この実施例で示す管本体の具体的構成は、単なる一例であり、適宜変更可能である。また、管本体12の全体を一体成形することもできる。
管本体12は、上下方向に延びる縦管状に形成される。管本体12は、軸方向中央部に他の部分よりも拡径された拡径部14を有しており、この拡径部14の下側には、下方に向かうに従い径小となるテーパ部16が形成される。また、管本体12の上端部には、上流側の排水立て管106が接続されるゴム輪受口形状の上管接続部18が形成され、管本体12の下端部には、下流側の排水立て管106が接続される差口形状の下管接続部20が形成される。さらに、管本体12の拡径部14の上部には、側方に分岐するゴム輪受口形状の3つの横管接続部22が周方向に並ぶように形成される。横管接続部22のそれぞれには、排水横管108が接続される。
また、管本体12の内周面には、逆流防止板24および図示しない旋回羽根などが適宜設けられる。これによって、上流側の排水立て管106および排水横管108から管本体12内に流入した排水は、下流側の排水立て管106に円滑に流出される。
このような管本体12は、貫通孔104の上側に配置される部分である上管部12aと、床スラブ102の貫通孔104内に配置される部分である貫通管部12bと、貫通孔104の下側に配置される部分である下管部12cとを含む。この実施例では、横管接続部22の下端から上の部分が上管部12aであり、横管接続部22の下端からテーパ部16の上部までの部分が貫通管部12bであり、テーパ部16の下部から下の部分が下管部12cである。ただし、貫通管部12bの範囲は床スラブ102の厚みによって変わり、横管接続部22の下端から下管接続部20の上端までの部分が貫通管部12bとなる場合もある。
また、管本体12には、床スラブ102の貫通孔104内に配置される部分、つまり貫通管部12bに熱膨張部30が設けられる。この実施例の熱膨張部30は、リング状に形成され、貫通管部12bの外周面に装着される。熱膨張部30は、熱膨張性黒鉛を含有するゴム系材料または樹脂製材料などの熱膨張材によって形成され、たとえば、温度が200℃以上になったときに熱膨張してその体積が5~40倍に膨張するものが使用される。熱膨張部30を形成する熱膨張材としては、CRK株式会社製の熱膨張性耐火材などを用いることができる。
さらに、管本体12の貫通管部12bの外周面には、熱膨張部30を覆うように筒状の振動絶縁部32が設けられる。振動絶縁部32は、管本体12内を流れる排水に起因する振動が床スラブ102に伝わることを低減する、つまり躯体伝播音を低減することで、排水騒音を防止する部材である。振動絶縁部32の詳細については、後述する。
さらにまた、管本体12には、貫通孔104の上縁部に対応する位置において、振動絶縁部32の上端面を覆うようにゴムパッキン34が設けられる。このゴムパッキン34によって、管本体12と後述する充填材110との間が止水され、この間を伝う下階への漏水が防止される。
図1に戻って、このような排水集合管10は、床スラブ102の貫通孔104を貫通するように配管される。また、排水集合管10の外周面(具体的には振動絶縁部32およびゴムパッキン34の外周面)と貫通孔104の内周面との間には、モルタル等の充填材110が充填される。これによって、床スラブ102の貫通孔104に排水集合管10が配管された防火区画構造100が形成される。そして火災時には、熱膨張部30が管本体12を押し潰すように熱膨張して貫通孔104を閉塞することによって、床スラブ102の下階で発生した熱、火炎および煙などが貫通孔104を通過して上階側に到達することが防止される。
ここで、熱膨張部によって貫通孔を閉塞するためには、熱膨張した熱膨張部が貫通孔内に適切に保持されることが必要であるが、本出願人による耐火試験において、熱膨張部の一部が貫通孔から落下してしまう可能性のあることが分かった。一方、従来の振動絶縁部としては、耐熱温度が400℃程度のグラスウール、または耐熱温度が650℃程度のロックウールを用いて形成したものが公知であり、管本体に巻き付けて装着されるものが一般的である。グラスウールおよびロックウールは、一般的には耐熱性の高い材質として知られているが、グラスウールまたはロックウールを用いて形成した振動絶縁部は、本出願人による耐火試験において、その一部が開いたり、脱落したりしてしまう可能性のあることが分かった。
そこで、この実施例では、ロックウールよりも耐熱性の高い無機繊維によって振動絶縁部32を形成し、火災時には、この振動絶縁部32を利用して熱膨張部30を保持することで、貫通孔104からの熱膨張部30の落下を抑制して、貫通孔104をより適切に閉塞できるようにした。すなわち、火災時において熱膨張部30の落下を防止する落下防止部材として振動絶縁部32を用いるようにしている。以下、振動絶縁部32の構成について具体的に説明する。
振動絶縁部32は、筒状に形成されて、熱膨張部30の外周面を覆うように管本体12の貫通管部12bの外周面に取り付けられる。また、この実施例では、振動絶縁部32は、管本体12の下管部12cの一部を構成するテーパ部16の外周面も覆うように設けられており、振動絶縁部32の下端部には、下方に向かうに従い径小となる縮径部32aが形成される。
そして、この振動絶縁部32としては、耐熱温度が800℃以上である所定長さの第1無機繊維を絡み合わせて形成した所定形状のマット部材50(図4参照)を、耐熱温度が800℃以上の第2無機繊維によって形成された縫糸で筒状に縫製することで形成されたものが用いられる。このように形成された振動絶縁部32は、多孔質構造となり、その内周面および外周面には無数の凹凸が形成される。
具体的には、マット部材50は、第1無機繊維をニードルパンチ加工によって絡み合わせて形成した不織布マットを、図4に示す形状に型抜きすることで形成される。すなわち、マット部材50は、筒状に縫製したときに円筒形状となる矩形帯状部52と下端部が径小な円錐台形状となる湾曲帯状部54とを有しており、矩形帯状部52と湾曲帯状部54とは互いの側縁中央部において連結されている。ただし、マット部材50としては、矩形帯状部52と湾曲帯状部54とが互いに分離しているものを用いても構わない。そして、矩形帯状部52の端縁52a同士、湾曲帯状部54の端縁54a同士、および矩形帯状部52の側縁52bと湾曲帯状部54の側縁54bとを互いに付き合わせて、これら付き合わせた部分を第2無機繊維によって形成された縫糸を用いて縫製する。これによって、縮径部32aを有する筒状の振動絶縁部32を容易に形成することができる。筒状に形成した振動絶縁部32は、管本体12の下側から持ち上げるようにして、管本体12の貫通管部12bおよび下管部12c上部の外周面に装着される。また、振動絶縁部32の下端部には、固定テープ(図2参照)が巻き付けられる。
上記のように形成した振動絶縁部32を用いるのは、耐熱温度が800℃以上である無機繊維であれば、火災時においても振動絶縁部32の形状を保持可能となるからである。また、無機繊維をバインダで一体化したマット部材を用いることも考えられるが、これでは火災時にバインダが揮発して振動絶縁部の形状を保持できなくなる恐れがある。これに対して、第1無機繊維を機械的に絡み合わせて形成したマット部材50を用いることで、火災時に振動絶縁部32の形状を適切に保持できる。さらに、マット部材をテープまたは面ファスナ等を用いて筒状にすることも考えられるが、これでは火災時にテープまたは面ファスナ等が燃焼して振動絶縁部がこの部分で開いてしまって形状を保持できなくなる恐れがある。これに対して、第2無機繊維によって形成された縫糸でマット部材50を筒状に縫製することで、火災時に、振動絶縁部32が開いてしまうことなくその形状を適切に保持できる。
第1無機繊維としては、シリカ繊維、生体溶解性セラミック繊維、ステンレス繊維などの金属繊維、カーボン繊維、アルミナ繊維、およびこれらの無機繊維を2種以上混ぜ合わせた混合繊維などを用いることができる。この中でも、コストおよび成形性などを考慮すると、シリカ繊維を用いることが好ましい。このため、この実施例では、第1無機繊維として耐熱温度が900℃であるシリカ繊維を用いている。
また、第1無機繊維の繊維長(所定長さ)は、50mm以上150mm以下であることが好ましい。繊維長が50mm未満であると、マット部材50を筒状に縫製する際に、繊維同士が分離してしまい、繊維の落下および飛散が発生して縫製が困難となるからである。また、繊維長が150mmを超えると、マット部材50を形成する際の成形性が低下するからである。なお、第1無機繊維の繊維長は、50mm以上150mm以下の範囲内で略同じ長さに揃えられていることが好ましいが、異なる長さのものが混在していても構わない。
また、振動絶縁部32の厚みおよび密度は、振動絶縁性能およびコスト等を考慮して、第1無機繊維の種類に応じて適宜設定される。第1無機繊維としてシリカ繊維を用いるこの実施例の場合、振動絶縁部32の厚みは、8~15mmであることが好ましく、振動絶縁部32の密度は、100~300kg/mであることが好ましい。この実施例では、振動絶縁部32は、厚みが12mmであり、密度が160kg/mである。
一方、第2無機繊維としては、シリカ繊維、ステンレス繊維などの金属繊維、およびアルミナ繊維などを用いることができる。第2無機繊維としては、第1無機繊維と同じ種類の無機繊維を用いてもよいし、第1無機繊維とは異なる種類の無機繊維を用いてもよい。この実施例では、コスト等を考慮して、第2無機繊維として耐熱温度が900℃であるシリカ繊維を用いている。
このような振動絶縁部32を備える排水集合管10(および防火区画構造100)では、火災時においても振動絶縁部32は開いたりすることなくその形状を保持できる。また、振動絶縁部32は、その内周面および外周面に無数の凹凸を有している。このため、振動絶縁部32の周囲に施工される充填材110は、振動絶縁部32の外周面に入り込む状態で固化しており、そのアンカ効果によって火災時に振動絶縁部32が貫通孔104から抜け落ちることが防止される。また、火災時に熱膨張した熱膨張部30は、振動絶縁部32の内周面に形成される凹凸に絡まり、そのアンカ効果によって振動絶縁部32内から落下し難くなる。したがって、熱膨張した熱膨張部30は、振動絶縁部32によって貫通孔104内に適切に保持され、貫通孔104から落下し難い。
さらにこの実施例では、振動絶縁部32が下端部に縮径部32aを有するので、振動絶縁部32内から熱膨張部30がより落下し難くなり、熱膨張部30がより確実に貫通孔104内に保持される。
以上のように、この実施例によれば、火災時に熱膨張した熱膨張部30が振動絶縁部32によって貫通孔104内に保持されるので、熱膨張性黒鉛の使用量を増やすことなく、床スラブ102の貫通孔104を適切に閉塞できる。
続いて、図5-図7を参照して、この発明の他の実施例である排水集合管10について説明する。この実施例では、貫通孔104の外部に配管される部分に遮音カバー60,70を設けた点が、上述の実施例と異なる。その他の部分については同様であるので、上述の実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図5に示すように、この実施例では、管本体12の貫通孔104の下側に配置される部分である下管部12cの外周面を覆うように、筒状の第1遮音カバー60が設けられる。また、管本体12の貫通孔104の上側に配置される部分である上管部12aの外周面を覆うように、筒状の第2遮音カバー70が設けられる。また、この実施例では、第1遮音カバー60および第2遮音カバー70のそれぞれは、排水集合管10に接続される排水立て管106の端部まで覆うように設けられる。第1遮音カバー60および第2遮音カバー70のそれぞれは、管本体12内を流れる排水による排水音を吸音および遮音することで、排水騒音を防止する部材である。
具体的には、第1遮音カバー60は、図6に示すように、グラスウールおよび軟質ポリウレタンフォーム等の吸音材によって形成される厚手の吸音層62と、軟質塩化ビニル、ゴム、およびポリオレフィン系材料などの遮音材によって形成される薄手の遮音層64とを有し、全体として矩形帯状に形成される。なお、吸音層62は、断熱層としても機能する。
また、遮音層64は、吸音層62よりも一回り大きく形成され、遮音層64の一方端部および上端部は、吸音層62よりも側方および上方に延出している。この遮音層64の上端部には、複数の切り込み66が形成される。また、第1遮音カバー60には、第1遮音カバー60を管本体12の下管部12cに巻き付けた状態で固定保持するための固定部として、面ファスナ68a,68bが設けられる。具体的には、遮音層64の他端部の表面(吸音層62と反対側の面)には、ループ状に起毛した矩形状のループ面68aが設けられ、遮音層64の一方端部の裏面には、フック状に起毛した矩形状のフック面68bが設けられる。
一方、図7に示すように、第2遮音カバー70は、第1遮音カバー60と同様の構成を有するものであるが、横管接続部22を挿通するための開口部80を有することが異なる。すなわち、第2遮音カバー70は、グラスウール等によって形成される吸音層72と軟質塩化ビニル等によって形成される遮音層74とを有し、遮音層74の上端部には、複数の切り込み76が形成される。また、第2遮音カバー70には、第2遮音カバー70を管本体12の上管部12aに巻き付けた状態で固定保持するための面ファスナ78a,78bが設けられる。そして、第2遮音カバー70の下端部には、横管接続部22を挿通するための複数の開口部80が形成される。
第1遮音カバー60を管本体12の下管部12cに装着する際には、吸音層62が内側となるように、下管部12cの外周面に第1遮音カバー60を筒状に巻き付け、面ファスナ68a,68bによって固定保持する。一方、第2遮音カバー70を管本体12の上管部12aに装着する際には、吸音層62が内側となるように、上管部12aの外周面に第2遮音カバー70を筒状に巻き付けると共に、開口部80に横管接続部22を嵌め込み、面ファスナ78a,78bによって固定保持する。なお、この実施例では、第1遮音カバー60および第2遮音カバー70のそれぞれは、排水集合管10に接続される排水立て管106の端部まで覆うため、排水集合管10および排水立て管106を配管した後に、排水集合管10に装着(後付け)される。
図5に示す実施例によれば、排水騒音をより適切に防止することができる。また、振動絶縁部32とは別に遮音カバー60,70を設け、遮音カバー60,70が貫通孔104内に配置(埋設)されないようにしたので、遮音カバー60,70の熱伸縮方向を考慮することなく、管本体12に遮音カバー60,70を取り付けることができる。さらに、第1遮音カバー60が火災時の熱で形状を保持できずに崩れ落ちてしまったとしても、第1遮音カバー60は熱膨張部30による貫通孔104の閉塞に影響を及ぼさないので、耐火性能を保つことができる。
なお、図5に示す実施例では、第1遮音カバー60および第2遮音カバー70の双方を備えるようにしたが、第1遮音カバー60および第2遮音カバー70のいずれか一方(好ましくは第1遮音カバー60)を設けるだけでもよい。また、第1遮音カバー60および第2遮音カバー70のそれぞれは、必ずしも排水集合管10に接続される排水立て管106の端部まで覆う必要はなく、管本体12の下管部12cまたは上管部12aの外周面を覆うだけでもよい。
また、上述の各実施例では、振動絶縁部32の下端部に縮径部32aを形成するようにしたが、振動絶縁部32は、必ずしも縮径部32aを有している必要はない。縮径部32aを有さない振動絶縁部32は、矩形状に形成したマット部材の端縁同士を突き合わせて縫製することで筒状にするとよい。
さらに、振動絶縁部32が縮径部32aを有さない場合、或いは縮径部32aを有していてもその縮径の程度が小さい場合などには、図8に示すように、排水集合管10は、付勢部材82を備えることもできる。付勢部材82は、振動絶縁部32の管本体12の下管部12cを覆う部分である下管被覆部32bの外周面に取り付けられて、下管被覆部32bを縮径させる方向に付勢する環状の部材である。この付勢部材82は、火災時において管本体12の下管部12cが軟化溶融したときに、振動絶縁部32の下管被覆部32bを縮径させる、つまり振動絶縁部32の下端部に縮径部を形成するものである。排水集合管10が付勢部材82を備えることで、振動絶縁部32に予め縮径部32aを形成しておくことと同様の効果を得ることができる。
付勢部材82としては、たとえば、図9に示すようなクリップ部材を用いることができる。図9に示す付勢部材82は、環状の締付部84と、締付部84の両端から延出された把持部86とを備え、把持部86同士の距離を縮めるように力を加えることで締付部84を拡径させることができ、その力を解除すると締付部84が元の状態に戻るものである。したがって、締付部84を拡径した状態で振動絶縁部32の下管被覆部32bに付勢部材82を取り付けておけば、火災時において下管部12cが軟化溶融したときに下管被覆部32bを縮径させることができる。これにより、振動絶縁部32内から熱膨張部30がより落下し難くなり、熱膨張部30がより確実に貫通孔104内に保持される。
ただし、付勢部材82は、必ずしも把持部86を備える必要はない。また、付勢部材82は、排水集合管10を床スラブ102に配管した後に装着(後付け)されてもよいし、予め排水集合管10に装着された状態で出荷されてもよい。予め付勢部材82を排水集合管10に装着しておく場合には、把持部86を有さない付勢部材82、或いは、床スラブ102の貫通孔104を通過できる大きさに形成した把持部86を有する付勢部材82を用いるとよい。
また、付勢部材82は、締付部84による締付力で振動絶縁部32に保持させておくだけでなく、振動絶縁部32に固着させておくこともできる。これにより、火災時に付勢部材82が振動絶縁部32から脱落してしまうことを確実に防止できる。付勢部材82を振動絶縁部32に固着する方法としては、たとえば、第2無機繊維によって形成された縫糸を用いて、付勢部材82を振動絶縁部32に数か所縫い付けておくことが考えられる。また、たとえば、振動絶縁部32を折り返して付勢部材82を通す穴を形成し、その中を通すように付勢部材82を設けることも可能である。
また、上述の各実施例では、熱膨張部30は、管本体12の貫通管部12bに外嵌めするようにしたが、これに限定されない。熱膨張部30は、貫通管部12bの管壁内部に埋め込まれていてもよいし、貫通管部12bの管壁自体に熱膨張性黒鉛を所定の割合で含むことで形成されてもよい。また、熱膨張部30は、必ずしも貫通孔104内に納まるように設けられる必要はなく、その一部が貫通孔104から突出するように設けられていても構わない。
さらに、上述の各実施例では、排水配管部材として排水集合管10を例示したが、排水配管部材は、建物の床スラブ102を貫通するように配管されるものであれば、他の種類の管継手または配管用管であっても構わない。
なお、上で挙げた寸法などの具体的数値はいずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …排水集合管(排水配管部材)
12 …管本体
12a …上管部
12b …貫通管部
12c …下管部
30 …熱膨張部
32 …振動絶縁部
32a …縮径部
32b …下管被覆部
60,70 …遮音カバー
82 …付勢部材
100 …防火区画構造
102 …床スラブ
104 …貫通孔
110 …充填材

Claims (9)

  1. 建物の床スラブを貫通する排水配管に用いられる排水配管部材であって、
    前記床スラブの貫通孔内に配置される部分である貫通管部を有する合成樹脂製の管本体、
    前記貫通管部に設けられる熱膨張部
    前記熱膨張部を覆うように前記貫通管部の外周面に設けられる筒状の振動絶縁部、および
    前記振動絶縁部の上端面を覆うように前記貫通管部の外周面に設けられる止水部を備え、
    前記振動絶縁部は、耐熱温度が800℃以上である所定長さの第1無機繊維を絡み合わせて形成した所定形状のマット部材を、耐熱温度が800℃以上の第2無機繊維によって形成された縫糸で筒状に縫製することで形成されている、排水配管部材。
  2. 建物の床スラブを貫通する排水配管に用いられる排水配管部材であって、
    前記床スラブの貫通孔内に配置される部分である貫通管部を有する合成樹脂製の管本体、
    前記貫通管部に設けられる熱膨張部、および
    前記熱膨張部を覆うように前記貫通管部の外周面に設けられる筒状の振動絶縁部
    を備え、
    前記振動絶縁部は、耐熱温度が800℃以上である所定長さの第1無機繊維を絡み合わせて形成した所定形状のマット部材を、耐熱温度が800℃以上の第2無機繊維によって形成された縫糸で筒状に縫製することで形成されており、
    前記第1無機繊維の繊維長は、50mm以上150mm以下である、排水配管部材。
  3. 前記第1無機繊維は、シリカ繊維である、請求項1または2記載の排水配管部材。
  4. 前記振動絶縁部は、下端部に縮径部を有する、請求項1から3のいずれかに記載の排水配管部材。
  5. 前記マット部材は、前記第1無機繊維をニードルパンチ加工によって絡み合わせて形成した不織布マットを前記所定形状に型抜きすることで形成され、
    前記マット部材は、筒状に縫製したときに、円筒形状となる矩形帯状部と下端部が径小な円錐台形状となる湾曲帯状部とを含む、請求項記載の排水配管部材。
  6. 前記管本体は、前記貫通孔の下側に配置される部分である下管部を有し、
    前記下管部の外周面に設けられる筒状の遮音カバーをさらに備える、請求項1からのいずれかに記載の排水配管部材。
  7. 前記管本体は、前記貫通孔の下側に配置される部分である下管部を有し、
    前記振動絶縁部は、前記下管部の外周面を覆う下管被覆部を有し、
    前記下管被覆部の外周面に取り付けられ、当該下管被覆部を縮径させる方向に付勢する環状の付勢部材をさらに備える、請求項1からのいずれかに記載の排水配管部材。
  8. 前記付勢部材は、前記振動絶縁部に固着されている、請求項記載の排水配管部材。
  9. 貫通孔が形成された床スラブ、
    前記貫通孔を貫通するように設けられた請求項1からのいずれかに記載の排水配管部材、および
    前記排水配管部材の外周面と前記貫通孔の内周面との間に充填された充填材を備える、防火区画構造。
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