JP7343103B2 - 食品用の焼き型付き焼き皿 - Google Patents

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Description

本発明は、オーブン向けの食品用の1つ以上の焼き型を受ける焼き皿に関する。特に、本発明の焼き皿体は、オーブンで焼かれる製品の生地を流し込む規定の個数の容器を支持するように設計されている。焼かれた後は、包装して流通地点及び/又は販売地点に製品を容易に輸送することができるように容器に製品をそれぞれ入れた状態で焼き皿で容器を支持する。焼き皿は、マフィン及び小型のケーキなどの菓子類製品を調理して輸送するのに特に適するが、ケーキ及び大型の製品にも適する。
一般的に、ケーキを焼くには、調理用オーブンに出し入れするのを同時に行うことができるように所定の個数のケーキを入れるのに適する焼き皿を用いることが必要であることが知られていている。これについて、異なるタイプの焼き皿が現在用いられている。1つ目のタイプの焼き皿は、複数の凹所が設けられ、各々が菓子を入れるように構成されている金属材料製の薄板構造を特徴として示す。文献米国特許第258511号明細書には、複数の容器に係合する平坦な薄板支持体も記載されており、複数の容器は容器の上縁の適切な曲げ部によって平坦な薄板支持体に押さえつけられる。このタイプの焼き皿では、高い製造コストがかかることに加えて、菓子の製造に長時間を要するので、熱の大量消費に起因する高いコストを要することが注意点である。実際上、このタイプの焼き皿では、菓子が焼かれるとすぐに菓子を凹所からそれぞれ取り出した後、菓子を小売業者や消費者に流通させることができるように菓子を包装することが必要である点に留意する必要がある。上述されている焼き皿が呈する別の欠点は、焼き皿を定期的に洗浄して滅菌しなければならないような入念なメンテナンスも焼き皿に必要であるということである。新たに登場した電子レンジでは、望ましくない電磁波の反射が電子レンジそれ自体内で発生する可能性があるので、菓子を調理するのに当該焼き皿を用いることができない点にも留意する。プラスチック材料製ではあるが、構造上の概念に関して上述の焼き皿と実質的に同一である焼き皿も知られている。実際上、この焼き皿の構造に関するコストは金属製の焼き皿よりも安価であるが、その他一切の上述の欠点にもさらされる。この場合、完成品を得るのに必要な作業及び時間を劇的に削減することができる能力がある焼き皿を有することが望ましいことは明らかである。これについては、本出願人は菓子用の特定のタイプの容器を開発しており、この容器は、同出願人を代理して出願されたイタリア特許出願第230408/82号の保護対象になっている。本特許出願は、紙材料の薄板支持体で略形成されるケーキ用の容器に関し、貫通孔によって複数の座部が設けられ、菓子を入れるように設計されている小さなベーキングカップが各座部に収容される。用語「ベーキングカップ(baking cup)」によって、当業者はプリーツ付きの紙製の容器であって、形状が切頭円錐すなわち円錐台であり、上側に開口を持つ容器を意味する。このタイプの容器は、ケーキの焼き皿として用いるのに適しているという効果と、焼かれた後に菓子自体とともに直接包装されて完成したパッケージを形成するという効果とがあることが分かっている。このタイプの容器を用いれば、金属及びプラスチックの焼き皿に関して説明されているその他一切の欠点を除くこともできる。実際に、このタイプの容器の製造コストはきわめて安価であり、このタイプの容器は一回限りの使用のため、メンテナンス作業が不要であり、このタイプの容器を電子レンジで用いる場合に問題が生じない。しかし、このタイプの容器は新しい用途に用いるオーブン(modern-purpose oven)と包装装置とを担う自動搬送設備によって搬送されるのに適していないことが分かっている。このような容器を用いても、製造の際にオーブンに入れることと、規定の個数の菓子を包装することとを簡便にすることしかできないことにも留意する必要がある。これは、焼き皿を、上記とは異なる個数の菓子を入れるのに適する部分に容易に分割することができないからである。文献特開2007-197090号公報には、第1及び第2の反転リブ付き網かご配列からなる網かご構造が記載されている。第1及び第2の反転リブ付き網かご配列の一方を他方内に挿入して3次元支持体を形成する。上述の解決手段とともに、本出願人は、支持体に結合される複数の紙容器を焼き皿様構造に収容する、欧州特許第544973号明細書に係る実施形態も開発している。特に、各容器すなわち各ベーキングカップは、支持体の各ベーキングカップに対応する貫通孔の縁上で曲げ返される貫通孔に対応する上縁を有し、各ベーキングカップは接着剤によって縁に固定される。その一方で、さらなる実施形態では、各ベーキングカップの上縁が、周方向に延び、かつ重なり合う水平面に略沿うように延びる連続する複数の折り部の列によって形成される噛合い部を特徴として示す第2の例が示されている。この例では、カップは、2つの連続する折り部で支持体の貫通孔の縁を挟むことによって支持体のそれぞれの貫通孔に着脱可能に係合される。この場合、ベーキングカップを支持体から分離して、ベーキングカップに入っているケーキ菓子を食べ易くすることができるという効果がある。より正確に言えば、包装ステップ時と食するステップ中との両方で、支持体に設けられた座部からベーキングカップを取り外すことができる。その後、ベーキングカップの外縁に引っ張る作用を及ぼすことによって、食するために菓子を容易に外すことができる。この例でも、この解決手段は先行技術を大幅に改善しているが、欠点がない訳ではない。まず第1に、焼き皿様構造の構造強度は、個々の容器を製造するのに用いる材料の抵抗力と応力及び歪みとに関係する。十分な形状保持を維持するためには、材料の重量とベーキングカップのコーティングフィルムの存在とは必須の特徴であると考えられ、これにより、製造コストは必然的に上昇する。さらに、焼き皿の自動処理は、形状保持と、製造ステップ中の構造形状の再現性とに密接に関係すると考えられることが分かる。この問題は上述の問題に関係する。最後に、文献特開2012-116540号公報には、一方の紙容器を他方の紙容器に挿入し、下側容器の対向する最適化されたタブを内側の容器の側壁の対応する溝に挿入することによって結合する2つの紙容器(すなわちベーキングカップ)が記載されている。本発明の目的は、上記の菓子容器に概念的に基づいて、自動搬送手段によって容易に搬送することができることを提案する焼き皿を用いた場合の上述の欠点を除くことである。さらなる目的は、構造の機械的抵抗力を失ったり構造の処理性を損なったりすることなく、軽量であり、フィルムを用いないか、又はフィルムの厚さがより薄いことが可能である紙材料製の容器を利用することができる焼き皿を提供することである。また、オーブンで焼いている間に所定領域を大規模に検査したり小規模に検査したりすることにより、形状の修正によって容器の様々な部分への熱の流れを管理することが副次的な目的でもある。第2の目的は、数個の部分に容易に分割することができる焼き皿を提供することである。本発明の別の目的は、所定の寸法の焼き皿部分に分解することが、上述の自動手段によって焼き皿を搬送することができることに悪影響を及ぼさないことを確実にすることである。本説明の過程でさらに明らかになるこれらの目的と他の目的とが、添付の請求項に係るタイプの、菓子及び食品全般を調理して流通させるための焼き皿構造によって実質的に達成される。
以下、本発明の態様を説明する。
第1の態様では、
下部(4)と、挿入開口(6)を画定する上部(5)と、下部(4)から延び出て上部(5)に接続される側部(7)とを特徴として示す少なくとも1つの収容構造(3)であって、前記収容構造(3)が同じ紙シート材料から一体的に製造され、下部(4)、上部(5)及び側部(7)が一体的に継ぎ目なく製造される、少なくとも1つの収容構造(3)
を有する紙シート材料の支持体(2)と、
収容構造(3)に収容される紙シート材料の少なくとも1つの容器(8)であって、容器(8)が、底部(9)と、底部(9)から離れて延び出る側壁(10)と、側壁(10)から延び出る上縁(20)とを特徴として示し、容器(8)が同じ紙シート材料から一体的に製造され、底部(9)、側壁(10)及び上縁(20)が一体的に継ぎ目なく製造される、少なくとも1つの容器(8)と、
を備え、
容器(8)の底部(9)が収容構造(3)の下部(4)に実質的に当接するか近傍にあり、容器(8)の側壁(10)が収容構造(3)の側部(7)に実質的に当接するか近傍にあり、容器(8)の上縁(20)が収容構造(3)の上部(5)に実質的に当接するか近傍にある、
オーブンで食品を調理するための焼き皿(1)が提供される。
上記態様に係る第2の態様では、容器(8)が収容構造(3)の上部(5)に結合され、収容構造(3)の側部(7)が、リブ(7a)と交互に並ぶ貫通開口を特徴として示す収容構造(3)の側部領域を形成するために、下部(4)から延びて上部(5)につながる複数のリブ(7a)を備える。
上記に係る一態様では、各リブ(7a)が貫通開口と交互に並び、特に、リブ(7a)と貫通開口とが側部(7)の延び全体に沿って略均等に配置される。
上記態様のいずれか1つに係る第3の態様では、
平坦な紙シート材料の周辺領域から中央領域に向かう曲線状貫通切れ目(12)を特徴として示す平坦な紙シート材料の支持体(2)を用意するステップであって、曲線状貫通切れ目(12)が、互いに略平行であり、支持体に垂直な軸線(11)に対して時計回り又は反時計回りのパターンを有する複数の曲線区間を形成し、前記曲線状貫通切れ目(12)が中央領域の周囲に配置される、ステップと、
下部(4)と、挿入開口(6)を画定する上部(5)と、下部(4)から延び出て上部(5)に接続される側部(7)とを特徴として示す少なくとも1つの収容構造(3)を形成するために、特に中央領域の相対回転によって、曲線状貫通切れ目(12)において支持体(2)を変形させるステップと、
紙シート材料の少なくとも1つの容器(8)を形成するために、紙シート材料を変形させるステップであって、容器(8)が、底部(9)と、底部(9)から離れて延び出る側壁(10)と、側壁(10)から延び出る上縁(20)とを特徴として示す、ステップと、
容器(8)の底部(9)が収容構造(3)の下部(4)に実質的に当接するか近傍にあり、容器(8)の側壁(10)が収容構造(3)の側部(7)に実質的に当接するか近傍にあり、容器(8)の上縁(20)が収容構造(3)の上部(5)に実質的に当接するか近傍にあるように収容構造(3)に容器(8)を収容するステップと、
を含む、オーブンで食品を調理するための焼き皿を製造する方法が提供される。
上記態様のいずれか1つに係る一態様では、上部(5)が側部(7)から横向きに延び出て、下部(4)を含む平面に略平行な平面内に位置する。
上記態様に係る一態様では、上部(5)は上部支持平面を画定し、収容構造(3)の側部(7)及び下部(4)は、容器(8)の底部(9)及び側壁(10)と共に、焼き皿の使用状態で上部の下で延びる。
上記態様のいずれか1つに係る一態様では、複数のリブ(7a)の各々が下部(4)から弓形のパターンで延び出て、上部(5)まで延びている。
上記態様のいずれか1つに係る一態様では、各リブ(7a)が、下部(4)の箇所から延び出て、前記下部(4)の箇所に対してある角度ずれた上部(5)の箇所まで弓形のパターンで延びており、特に、下部(4)が略円形であり、上部(5)によって画定される挿入開口(6)が略円形である。
上記態様のいずれか1つに係る一態様では、容器(8)が側壁(10)及び底部(9)に開口を有さず、特に、容器(8)が、後の調理のために食品混合物が入るように構成され、半液体でも入るように構成される。
上記態様のいずれか1つに係る一態様では、上部(5)により、挿入開口(6)を囲む連続する継ぎ目のない縁が形成され、前記連続する縁が略円形であり、平面内で延びる。
上記態様のいずれか1つに係る第4の態様では、容器(8)を収容構造(3)の上部(5)につなぐことが実現される。
第4の態様に係る一態様では、結合が容器(8)と収容構造(3)の上部(5)との間の機械的締り嵌め結合(mechanical interference coupling)、特に、上部(5)と上縁(20)との間の機械的締り嵌め結合である。
上記態様のいずれか1つに係る第5の態様では、支持体の変形ステップは、曲線区間のパターンとは反対の方向に従って、軸線(11)まわりに、上部(5)及び下部(4)を相対回転させて、下部(4)が軸線(11)に平行な方向に上部(5)から離れることを決め、これと同時に、リブ(7a)を形成するために3次元構成にある貫通切れ目(12)間に挟まった材料の配置を決めるステップを含む。
上記態様のいずれか1つに係る第6の態様では、収容構造(3)に容器(8)を結合するステップが、収容構造(3)に容器(8)を収容した後に、側壁(10)の一部が上部(5)の下で容器(8)の収容隔室の外方に変形するように、ある程度つぶすことによって、容器の上縁(20)と下部(4)との間の距離を減少させるステップを含む。
上記態様のいずれか1つに係る第7の態様では、結合するステップが、容器(8)と支持体構造(3)との間の締り嵌めを形成するために、変形した側壁(10)の一部を上部(5)に押しつけるステップも含む。
上記態様のいずれか1つに係る第8の態様では、つぶすことによって減少させるステップと押しつけるステップとにより、互いに連続し、収容構造(3)の上部(5)に対して横向き、特に略平行である第1の部分(16)及び第2の部分(17)が容器(8)に形成される。
上記態様のいずれか1つに係る第9の態様では、第1の部分(16)が収容構造(3)の上部(5)の上に配置され、第2の部分(17)が容器(8)と収容構造(3)との間の安定した締り嵌めを形成するために第1の部分(16)の反対側で収容構造(3)の上部(5)の下に配置される。
上記態様のいずれか1つに係る第10の態様では、容器(8)の上縁(20)が、収容構造(3)の上部(5)に対する第1の横向き部分(16)、特に上部(5)に略平行である第1の横向き部分(16)を備え、容器(8)の側壁(10)が、収容構造(3)の上部(5)に対する第2の横向き部分(17)、特に上部(5)に略平行である第2の横向き部分(17)を備える。
上記態様に係る第11の態様では、前記部分(16,17)が互いに連続し、第1の部分(16)が収容構造(3)の上部(5)の上に配置され、第2の部分(17)が容器(8)と収容構造(3)との間の安定した締り嵌めを形成するように第1の部分(16)に対して反対側で収容構造(3)の上部(5)の下に配置される。
上記態様のいずれか1つに係る第12の態様では、つぶすことによって減少させるステップと押しつけるステップとにより、焼き皿の通常の使用状態での垂直平面で切断した断面において、収容構造の上部(5)が収容されて保持される(3)略「U」字形パターンを有する第1の部分(16)及び第2の部分(17)が形成される。
上記態様のいずれか1つに係る第13の態様では、容器(8)の上縁(20)及び/又は側壁(10)が、第1の部分(16)の反対側で第2の部分(17)に連続する第3の部分(26)を備え、前記第3の部分が収容構造(3)の上部(5)に対して横向き、特に略平行であり、特に、容器(8)の側壁(10)が前記第3の部分(26)を備える。
上記態様のいずれか1つに係る第14の態様では、つぶすことによって減少させるステップと押しつけるステップとにより、上部(5)に向かって平坦にされた各リブ(7a)の上部分(18)が形成される。
上記態様のいずれか1つに係る第15の態様では、収容構造(3)が平坦な紙材料のシートから形成し始めて変形によって形成される。
上記態様のいずれか1つに係る第16の態様では、収容構造(3)が平坦な紙材料シートの周辺領域を起点として中央領域に向かう1つ以上の曲線状貫通切れ目(12)を有する平坦な紙材料シートから形成し始めて変形によって形成される。
上記態様のいずれか1つに係る第17の態様では、曲線状貫通切れ目(12)が、互いに略平行であり、下部(4)の広がりに垂直な軸線(11)まわりに時計回り又は反時計回りのパターンを有する複数の曲線区間を形成する。
上記態様のいずれか1つに係る第18の態様では、曲線区間のパターンの方向とは反対の方向に従って、軸線(11)まわりに上部(5)と下部(4)とが相対回転することにより、下部(4)が軸線(11)に平行な方向に上部(5)から離れる。
上記態様のいずれか1つに係る第19の態様では、曲線区間のパターンの方向とは反対の方向に従って、軸線(11)まわりに上部(5)と下部(4)とが相対回転することにより、下部(4)が軸線(11)に平行な方向に上部(5)から離れることが決まり、これと同時に、リブ(7a)を形成するために3次元構成にある貫通切れ目(12)間に挟まった材料の配置が決まる。
上記態様のいずれか1つに係る第20の態様では、各貫通切れ目(12)が、他の切れ目(12)の1つとは別体であり、かつこの1つから離れている切れ目を形成し、各貫通切れ目(12)が、上限端(12a)と下端(12b)との間で延びて、15°を超える角度を持つ延伸部、特に45°を超える角度を持つ延伸部、さらに言えば特に90°を超える角度を持つ延伸部を有する。
上記態様のいずれか1つに係る第21の態様では、各貫通切れ目(12)が円弧を略形成する、すなわち円弧を近似する。
上記態様のいずれか1つに係る第22の態様では、貫通切れ目(12)の延びによってリブ(7a)の長さが決まり、したがって、貫通切れ目(12)の延びが下部(4)と上部(5)との間の距離に比例する。
上記態様のいずれかに係る第23の態様では、容器(8)から外されているとき、下部(4)が上部(5)から離間している3次元状態と、下部(4)が上部(5)と略揃う平坦状態との間で収容構造(3)を構成することができ、特に、収容構造が3次元状態にあるときに容器(8)を収容構造に結合することができる。
上記態様のいずれか1つに係る第24の態様では、下部(4)の広がりに垂直な軸線(11)まわりの上部(5)と下部(4)との相対回転によって3次元状態と平坦状態との間で収容構造(8)を構成し得る。
上記態様のいずれか1つに係る第25の態様では、下部(4)が容器(8)の底部(9)に拘束されず、下部(4)と底部(9)とが互いに対して回転することができる。
上記態様のいずれか1つに係る第26の態様では、下部(4)が、容器(8)の底部(9)にアクセスする(access)ことを可能にする中央孔(13)を有する。
上記態様のいずれか1つに係る第27の態様では、下部(4)が中央孔(13)の周囲にある少なくとも1つの連続環状帯(14)を備える。
上記態様に係る第28の態様では、側部(7)のすべてのリブ(7a)が連続環状帯(14)と一体的につながる。
上記態様のいずれか1つに係る第29の態様では、紙材料シート製の支持体(2)が複数の収容構造(3)を備える。
上記態様のいずれか1つに係る第30の態様では、複数の収容構造(3)が同じ平坦な紙材料シートから一体的に製造される。
上記態様のいずれか1つに係る第31の態様では、紙材料シート製の支持体(2)が同じ平坦な紙材料シートから製造し始めて一体的に製造され、収容構造が同じ平坦な紙材料シートで製造される。
上記態様のいずれか1つに係る第32の態様では、リブが少なくとも4つ、特に少なくとも6つ、さらに言えば特に少なくとも8つである。
上記態様のいずれか1つに係る第33の態様では、支持体(2)が、容器(8)を構成するシート材料の坪量を超える坪量を有する紙シート材料である。
上記態様のいずれか1つに係る第34の態様では、支持体(2)が、特に1mあたり151~400グラムの坪量を有するボール紙製である。
上記態様のいずれか1つに係る第35の態様では、支持体(2)が、支持体の部分を互いから分離することを可能にするように構成された規定の個数の弱化線(15)を備え、特に、各部分が1つ以上の収容構造(3)を備え、特に収容構造(3)を1つだけ備える。
上記態様のいずれか1つに係る第36の態様では、容器(8)が収容構造(3)の上部(5)に着脱可能に結合される。
上記態様のいずれか1つに係る第37の態様では、容器(8)の上縁(20)及び/又は側壁(10)が収容構造(3)の上部(5)に結合され、特に着脱可能に結合される。
上記態様のいずれか1つに係る第38の態様では、容器8の上縁20及び/又は側壁10が、互いに連続し、収容構造3の上部5に対して横向き、特に略平行である第1の部分16及び第2の部分17を備え、第1の部分(16)が収容構造(3)の上部(5)の上に配置され、第2の部分(17)が容器(8)と収容構造(3)との間の安定した締り嵌めを形成するために第1の部分(16)の反対側で収容構造(3)の上部(5)の下に配置される。
上記態様のいずれか1つに係る第39の態様では、容器(8)の上縁(20)が、収容構造(3)の上部(5)に対して横向き、特に略平行である第1の部分(16)を備える。
上記態様のいずれか1つに係る第40の態様では、容器(8)の側壁(10)が、収容構造(3)の上部(5)に対して横向き、特に略平行である第2の部分(17)を備える。
上記態様に係る第41の態様では、前記部分(16,17)が互いに連続し、第1の部分(16)が収容構造(3)の上部(5)の上に配置され、第2の部分(17)が容器(8)と収容構造(3)との間の安定した締り嵌めを形成するように第1の部分(16)に対して反対側で収容構造(3)の上部(5)の下に配置される。
上記態様のいずれか1つに係る第42の態様では、焼き皿の通常の使用状態での垂直平面で切断した断面において、収容構造の上部(5)が収容されて保持される(3)略「U」字形パターンを形成する第1の部分(16)及び第2の部分(17)が形成される。
上記態様のいずれか1つに係る第43の態様では、容器(8)の上縁(20)及び/又は側壁(10)が、第1の部分(16)の反対側で第2の部分(17)に連続する第3の部分(26)を備え、前記第3の部分が収容構造(3)の上部(5)に対して横向き、特に略平行であり、特に、容器(8)の側壁(10)が前記第3の部分(26)を備える。
上記態様のいずれか1つに係る第44の態様では、第1の部分(16)が直接上縁(20)の自由縁(20a)から延び出て、下部(4)の反対側で上部(5)の上に配置される。
上記態様のいずれか1つに係る第45の態様では、各リブ(7a)の上部分(18)が上部(5)に向かって平坦にされる。
上記態様のいずれか1つに係る第46の態様では、容器(8)が略円形の上縁(20)を有しかつ/又は本態様において容器(8)が略円形の底部(9)を有する。
上記態様のいずれか1つに係る第47の態様では、容器(8)が略円錐台形若しくは略円筒形の連続側壁(10)を有する。
上記態様のいずれか1つに係る第48の態様では、容器(8)の側壁(10)及び/又は連続底部(9)が、生地を漏らさずに入れるために、開口及び/又は構造的連続性の途切れを特徴として示さない。
上記態様のいずれか1つに係る第49の態様では、容器(8)の側壁(10)を収容構造の側部(7)に接着することはしない。
上記態様のいずれか1つに係る第50の態様では、容器(8)の、上縁(20)と、上縁(20)の関連する自由縁(20a)とが、収容構造(3)の上部(5)に対して底部(9)の反対側で上部(5)の上に配置される。
上記態様のいずれか1つに係る第51の態様では、平坦なシートを折り曲げることによって容器(8)を製造することによって決まる紙材料の余剰分を、容器(8)の側壁(10)及び上縁(20)において特徴として示す。
上記態様のいずれか1つに係る第52の態様では、材料の余剰分が側壁(10)及び上縁(20)で略規則的なプリーツ加工部の形態をとる。
上記態様のいずれか1つに係る第53の態様では、材料の余剰分が側壁及び上縁で不規則な3層になったつぶれた部分の形態をとるか、略規則的なプリーツの集合体の形態と、不規則な3層になったつぶれた部分の形態とをとる。
上記態様のいずれか1つに係る第54の態様では、焼き皿は、支持体(2)に結合される紙シート材料製の補助支持体(19)を更に備え、補助支持体(19)は、補助下部(22)と、補助挿入開口を画定する補助上部(23)と、補助下部(22)から延び出て補助上部に接続している補助側部とを有する少なくとも1つの補助収容構造(21)を有する。
上記態様に係る第55の態様では、前記補助収容構造(19)が同じ紙材料シートから製造し始めて一体的に製造され、補助下部(22)、補助上部及び補助側部が互いに継ぎ目なくつながり合う。
上記態様のいずれか1つに係る第56の態様では、補助収容構造(21)の補助側部が、リブ(25a)と交互に並ぶ貫通開口を特徴として示す補助収容構造(21)の側部領域を形成するために、補助下部(22)から延びて補助上部につながる複数のリブ(25a)を備える。
上記態様のいずれか1つに係る第57の態様では、補助収容構造(21)が収容構造(3)に挿入されるか、又はその逆の場合も同様である。
上記態様のいずれか1つに係る第58の態様では、補助収容構造(21)が平坦な紙材料のシートから形成し始めて変形によって形成される。
上記態様のいずれか1つに係る第59の態様では、補助収容構造(21)が平坦な紙材料シートの周辺領域を起点として中央領域に向かう1つ以上の曲線状貫通切れ目(27)を有する平坦な紙材料シートから形成し始めて変形によって形成される。
上記態様のいずれか1つに係る第60の態様では、曲線状貫通切れ目(27)が、互いに略平行であり、補助下部(22)の広がりに垂直な軸線(11)まわりに時計回り又は反時計回りのパターンを有する複数の曲線区間を形成する。
上記態様のいずれか1つに係る第61の態様では、曲線区間のパターンの方向とは反対の方向に従って、軸線(11)まわりに補助上部(5)と補助下部(22)とが相対回転することにより、補助下部(22)が軸線(11)に平行な方向に補助上部から離れることが決まり、これと同時に、リブ(25a)を形成するために3次元構成にある貫通切れ目(27)間に挟まった材料の配置が決まる。
上記態様のいずれか1つに係る第62の態様では、各貫通切れ目(27)が、他の切れ目(27)の1つとは別体であり、かつこの1つから離れている切れ目を形成し、各貫通切れ目(27)が、上限端(27a)と下端(27b)との間で延びて、15°を超える角度を持つ延伸部、特に45°を超える角度を持つ延伸部、さらに言えば特に90°を超える角度を持つ延伸部を有する。
上記態様のいずれか1つに係る第63の態様では、各貫通切れ目(27)が円弧を略形成する、すなわち円弧を近似する。
上記態様のいずれか1つに係る第64の態様では、貫通切れ目(27)の延びによってリブ(25a)の長さが決まり、したがって、貫通切れ目(27)の延びが下部(22)と上部との間の距離に比例する。
上記態様のいずれか1つに係る第65の態様では、補助支持体(19)の貫通切れ目(27)及び支持体(2)の貫通切れ目(12)が、それらの支持体が結合されるとき、時計回り及び反時計回りの反対のパターンを形成する。
上記態様のいずれかに係る第66の態様では、容器(8)から外されているとき、補助下部(22)が補助上部から離間している3次元状態と、補助下部(22)が補助上部と略揃う平坦状態との間で補助収容構造(21)を構成することができる。
上記態様に係る第67の態様では、収容構造が3次元状態にあるときに容器(8)を収容構造に結合することができる。
上記態様のいずれか1つに係る第68の態様では、補助下部(22)の広がりに垂直な軸線(11)まわりの補助上部と補助下部(22)との相対回転によって3次元状態と平坦状態との間で補助収容構造(21)を構成し得る。
上記態様のいずれか1つに係る第69の態様では、補助下部(22)が容器(8)の底部(9)に拘束されず、収容構造(3)の下部(4)に拘束されない。
上記態様のいずれか1つに係る第70の態様では、補助下部(4)、下部(4)及び底部(9)が互いに対して回転することができる。
上記態様のいずれか1つに係る第71の態様では、補助下部(22)が、容器(8)の底部(9)にアクセスすることを可能にする補助中央孔(13)を有する。
上記態様のいずれか1つに係る第72の態様では、補助下部(22)が補助中央孔の周囲にある少なくとも1つの補助環状帯を備える。
上記態様に係る第73の態様では、補助側部(7)のすべてのリブ(25a)が補助連続環状帯と一体的につながる。
上記態様のいずれか1つに係る第74の態様では、紙材料シート製の支持体(2)が複数の補助収容構造(21)を備える。
上記態様のいずれか1つに係る第75の態様では、複数の補助収容構造(21)が同じ平坦な紙材料シートから一体的に製造される。
上記態様のいずれか1つに係る第76の態様では、紙材料シート製の補助支持体(19)が同じ平坦な紙材料シートから製造し始めて一体的に製造され、補助収容構造が同じ平坦な紙材料シートで製造される。
上記態様のいずれか1つに係る第77の態様では、リブ(25a)が少なくとも4つ、特に少なくとも6つ、さらに言えば特に少なくとも8つである。
上記態様のいずれか1つに係る第78の態様では、補助支持体(19)が、容器(8)を構成するシート材料の坪量を超える坪量を有する紙シート材料である。
上記態様のいずれか1つに係る第79の態様では、補助支持体(19)が、特に1mあたり151~400グラムの坪量を有するボール紙製である。
上記態様のいずれか1つに係る第80の態様では、補助支持体(19)が、支持体の部分を互いから分離することを可能にするように構成された規定の個数の弱化線(15)を備え、特に、各部分が1つ以上の補助収容構造(21)を備え、特に補助収容構造(21)を1つだけ備える。
上記態様のいずれか1つに係る第81の態様では、容器(8)が補助収容構造(21)の補助上部に着脱可能に結合される。
上記態様のいずれか1つに係る第82の態様では、容器(8)の補助上縁(20)及び/又は側壁(10)が補助収容構造(21)の補助上部に結合され、特に着脱可能に結合される。
上記態様のいずれか1つに係る第83の態様では、収容構造(3)のリブ(7a)と補助収容構造のリブ(25a)とがそれぞれの上部からそれぞれの底に向かって傾斜したパターンを持ち、リブの交差領域及び網目状構造を形成する。
上記態様のいずれか1つに係る第84の態様では、支持体(2)と補助支持体(19)とが折り線(24)によってつながり合う。
本発明に係る菓子及び食品全般を調理して流通させるための焼き皿の、好ましいがすべてを網羅する訳ではない実施形態の詳細な説明からさらなる特徴及び効果が明らかになる。この実施形態の詳細な説明は添付の図面を参照してなされ、明示し限定を課さない用途でなされる。
保護対象の構造を有する焼き皿の斜視図である。 図1の焼き皿の上面図である。 図1の焼き皿のやや下から見た拡大図である。 図1において概略的に示されて用いられているタイプの本発明に係る収容構造の下側の写真である。 容器と収容構造との結合領域での垂直平面で切断した焼き皿のそれぞれの断面を示す。 容器と収容構造との結合領域での垂直平面で切断した焼き皿のそれぞれの断面を示す。 変形させて上記図の収容構造を得る前の支持体の平面図である。 本発明に係る焼き皿の第2の実施形態のやや下から見た斜視図を示す。 図6において概略的に示されて用いられているタイプの本発明に係る収容構造の下側の写真を示す。 変形させて上記図6及び図7の収容構造を得る前に、つながって一体になっている状態の支持体及び補助支持体の平面図である。
添付の図面を参照し、特に図1を参照して、参照番号1は本発明に係る構造を有する焼き皿全体を示す。焼き皿1は、別々に製造された後に結合される少なくとも2つの主要素を備える。すなわち、薄板構造を有し、1つ以上の収容構造3を有する紙材料で形成された支持体2と、収容構造3に1つずつ収容される紙材料で形成された規定の個数の容器8とを備える。容器8は紙シート材料で形成され、平坦なシートから製造し始める。容器8は、底部9と、底部9から離れて延び出る側壁10と、側壁10から延び出る上縁20とを有することで、食品、たとえば、オーブンで調理されるのに適する混合物(液体又は半液体)を受け入れるように設計されている収容隔室を形成する。図示されているように、容器8は紙シート状の同じ材料から製造し始めて一体的に製造されるので、底部9、側壁10及び上縁20は一体構造を持ち、継ぎ目なくつながっている。正確に言えば、製造プロセスにより、平坦なシートから製造し始めて変形/折り曲げによって容器8を製造することによって決まる紙材料の余剰分が容器8の側壁10及び上縁20で生じる。製造対象である容器8のタイプに応じて、材料の余剰分は側壁10及び上縁20で略規則的なプリーツ加工部の形態をとるか、又は側壁及び上縁で不規則な3層になったつぶれた部分の形態をとるかする(すなわち、3重の層の紙の状態で、余剰材料を補償する折り目が形成される側壁/上縁の部分が認められる)。略規則的なプリーツの集合体と不規則な3層になったつぶれた部分とを形成することも可能であることは明らかである。限定はしないが、典型的な図に示されている容器8には、規則的なプリーツを有する上縁20と不規則な折り目を有する側壁10とが示されている(たとえば、図4の写真を参照)。形状の観点から言えば、容器8は、略円形の上縁20と、略円形の底部9と、略円錐台形(図に示されている)や略円筒形の連続側壁10とを有する。当然、多角形や、多角形又は角のない形の底部と角のない形又は多角形の上縁との組み合わせなど、容器8の他の形状の可能性を除外しない。また、本出願に添付されている図面には、寸法及び形状の点で実質的に同一であるかきわめて類似する容器が示されているが、寸法と形状との双方の点で異なる容器を受けるように焼き皿を構成することもできる点に留意するべきである。さらに、図面中の焼き皿は多数の容器8を含むが、本発明の範囲には(必要に応じて大小のサイズの)焼き皿に1つの容器8が入る場合も含まれる。
添付の図から分かるように、容器8は、生地を漏らさずに入れるために、開口がないかつ/又は構造的連続性が途切れない連続面として側壁10及び底部を特徴として示す。最後に、焼き皿の構造が異なる要素によって保持され、また、容器に関して、構造を保つことを一切必要としない食品の収容機能のみを前提とすることができる(収容構造3を用いる支持体2によって保証される)ので、採用される容器8の紙の坪量はきわめて小さく、容器8のプラスチックコーティングフィルムが存在しないことが可能であるかフィルムの厚さがきわめて薄いことは特筆するべきことである。たとえば、坪量が100g/m未満、特に80g/m未満、さらには70g/m未満である用紙を用いてもよい(坪量が45~65g/mである用紙が本発明における機能に好適であるといえる)。次に、支持体2の説明に戻ると、支持体2は、少なくとも1つ(一般的には複数)の収容構造3を含み、各々は、下部4と、(容器8の)挿入開口6を画定する上部5と、低部4から延び出て上部5につながる側部7とを有する。容器8と同様に、収容構造3も同じ紙材料のシートから一体的に製造される。すなわち、下部4、上部5及び側部7は一体であり、継ぎ目なくつながっている。実施の観点から言えば、収容構造3は、図5に示されているタイプの平坦な紙材料シートから製造し始めて変形によって製造される。図5は、たとえばロール状の紙材料のロールから巻き出された半完成品をパンチ加工した支持体2を示す。支持体2には1つ以上の曲線状貫通切れ目12が設けられた別々の4つの領域が示されている。切れ目12は支持体の所定の領域に配置され、周辺区域を起点として平坦な紙材料シートの中央領域に向かって延びている。切れ目12は、螺旋のように形成することができ、貫通切れ目を終端させる中央領域を囲むことができるパターンを有する。中央領域は焼く場合に支持体構造3の下部4を形成する。このことは以降でさらに説明されている。曲線状貫通溝12は、互いに略平行であり、中央領域の広がりに垂直な軸線11(図5のシートに外から入ってくる軸線)まわりに時計回り又は反時計回りのパターンを有する複数の曲線区間を形成する。各貫通切れ目12は、他の切れ目12とは別体であり、他の切れ目12から離れている切れ目を形成する。各切れ目12は、上限端12aと下端12bとの間で延びて、15°を超える角度を持つ開口、特に45°を超える角度を持つ開口、さらに言えば特に90°を超える角度を持つ開口を有する。特定の実施形態では、各貫通切れ目12は円弧を略形成する、すなわち円弧を近似する。曲線区間の方向とは反対の方向に従って、支持体2の周縁と切れ目12のない中央領域とが、垂直軸線11まわりに相対回転することにより、この相対回転に対応して中央領域が軸線11に平行な方向(すなわち、図5の平面外の0)に支持体2の周縁から離れることが決まり、これと同時に、支持体構造2のリブ7aを形成するために3次元構成の貫通切れ目12間に挟まった紙材料の配置が決まる。言い換えれば、支持体の周縁を固定したまま、図5の矢印Fで示されている方向に切れ目領域の内側の中央の円盤を回転させるステップによって、支持体2が2次元から3次元に変換される様子が決まる。この変換は図4に示されている構成(一例)を想定しており、図4では収容構造3が定まっているように見えている。上記から、支持体の一体性を保ちつつ、部品の分離作業及び再結合作業を必要とせずに、平坦なシートから収容構造3の3次元構造に転換することが可能であることが分かる。したがって、支持体構造3は一体品であり、平坦な紙/ボール紙シートから得られる。さらに別の結果として、貫通切れ目12の(所定角度の)延びによってリブ7aの長さが決まり、したがって、貫通切れ目12の延びは下部4と上部5との間の距離に比例する。さらに、切れ目12の個数(特に、切れ目の間の材料の帯状部分の個数)によって収容構造3のリブ7aの個数も決まる。この個数は任意の個数であってもよいが、一般的には、少なくとも4つ、特に少なくとも6つ、さらに言えば特に少なくとも8つのリブ7aを備える。実際には、収容構造3の側部7は、リブ7aと交互に並ぶ貫通開口を特徴として示す収容構造3の側部領域を形成するために、下部4から延びて上部5につながる複数のリブ7aを備える(たとえば図4を参照)。焼き皿構成において、容器8は各入れ込み構造3内に配置され、容器8の底部9は収容構造3の下部4に実質的に当接するか近傍にあり、容器8の側壁10は収容構造3の側部7に実質的に当接するか近傍にあり、容器8の上縁20は収容構造3の上部5に実質的に当接するか近傍にある。以下、明確かつ詳細に説明すると、容器8は収容構造3の上部5に安定するように結合される。要約して言えば、容器8から外されているとき、下部4が上部5から離間している3次元状態と、(図5のように)下部4が上部5と略揃う平坦状態との間で収容構造3を構成することができる。当然、収容構造が3次元状態にあるときにだけ容器8を収容構造に結合することができる。さらに、下部4の広がりに垂直な軸線11まわりの上部5と下部4との相対回転によって3次元状態と平坦状態との間で収容構造8を構成し得る。図1~図4に示されている実施形態に係る下部4は、容器8の底部9に向かってアクセスすること(特に調理中の熱に対して)を可能にする中央孔13を有する。この構成により、下部4が中央孔13の周囲にある連続環状帯14を備え、側部7のすべてのリブ7aが角度的に(等間隔に)離間した位置にある状態で連続環状帯14に一体的につながる様子が決まる。これとは異なり、図5は、中央領域が孔を特徴として一切示さず、したがって、図5に示されている支持体は堅固な下部(たとえば、以降の図6及び図7に示されているタイプの下部)が実現されている支持体2を示す。すべての収容構造3が同じ平坦な紙材料シートから製造し始めて一体的に製造されるという効果がある(ただし、必須という訳ではない)。実際上、紙材料シート製の支持体2は同じ平坦な紙材料シートから製造し始めて一体的に製造され、各収容構造は同じ平坦な紙材料シートで製造される。焼き皿の支持性及び剛性の全体が支持体及び収容構造に担わされているが、食品を直接入れる(接触する)ことは担っていないことが分かる。これについて、支持体2を構成する材料は適するボール紙であってもよく、特に、坪量が1mあたり151~400グラムであるボール紙であってもよい。支持体2は、容器8を構成する紙シート材料の坪量を超える坪量を有する紙シート材料であることが分かる。容器8と支持体2との(着脱可能な)結合は押す作業によって機械的に得られ、この結果、容器8の一部が支持体の収容構造3の上部5を「つまむ(pinch)」。したがって、容器8が収容構造3の上部5に着脱可能に結合される。実際には、容器8の上縁20及び/又は側壁10が収容構造3の上部5に着脱可能に結合される。そのために、図4a及び図4bの断面に概略的に示されているように、容器8の上縁20及び/又は側壁10は、連続しており、かつ収容構造3の上部(5)に対して横向き(特に略平行)の第1の部分16及び第2の部分17を備える。第1の部分16は収容構造3の上部5の上に配置されることになり、第2の部分17は容器8と収容構造3との間の安定した締り嵌めを形成するために第1の部分16の反対側で収容構造3の上部5の下に配置されることになる。図面を注視すると、容器8の上縁20が、収容構造3の上部5の上側に当接する第1の部分16を備える(又は同一部分を占める)一方で、容器8の側壁10が、上部5の下側に当接する第2の部分17を備えることに気づく。部分16,17は容器8と収容構造3との間の安定した締り嵌めを形成するように一方から他方にじかに連続する。焼き皿の通常の使用状態での垂直平面で切断した断面(図4a及び図4b)において、第1の部分16及び第2の部分17は、収容構造3の上部5が収容されて保持される略「U」字形パターンを形成する。第1及び第2の部分は、容器の円形の延伸部にわたって延びる環状部分によって形成され、このようにして、安定するように結合されて支持される。連続する折り曲げられた部分が周方向に延び、重なり合う水平面に略沿うように延びる。図4a及び図4bに見られるように、容器8の側壁10は、第1の部分16の反対側で第2の部分17にじかに連続する第3の部分26も備え、第3の部分は収容構造3の上部5に対して横向きである。特に、この場合も収容構造3の上部5に略平行である。収容構造3に容器8を収容するために各容器8とその容器8に対応する収容構造3との結合プロセスが行われる結果、容器8の底部9は収容構造3の下部4の近傍に位置し、容器8の側壁10は収容構造3の側部7の近傍に位置し、容器8の上縁20は収容構造3の上部5の近傍に位置する。その後、ある程度つぶすことによって、容器の上縁20と下部4との間の距離が減少(したがって、収容構造3の上部5と下部4との間の距離も減少)することにより、側壁10の一部が上部5の下で容器8の収容隔室の外方に変形する。その後、変形した側壁10の部分が適当につぶれて上部5にもたれかかる(押しつけられる)ことで、容器8と支持体構造3との間の締り嵌めが形成される。変形してつぶれることにより、説明及び図示のように第1、第2及び第3の部分16,17,26を形成して配置することができる。つぶれた断面は図4の写真でも部分的に見ることができる。容器と入れ込み構造との結合を得るつぶす作業は、構造自体の上部に底部分を接続する多数のリブ7aに対する効果にも関与することに留意するべきである。特に、各リブ7aの上部分18は上部5に向かってつぶれた状態を維持する。これは図4bの部分と図4の写真とから明らかである。容器8の底部9が下部13に当接する状態で収容構造3の上部5に容器8を結合させることにより、収容部3の3次元構造を安定的に保つことができ、これにより、底部分9が上部5に揃う平坦構成に戻ることが妨げられるという効果がある。さらに、この結合には他の拘束作業は必要ない(可能であるが、必須ではない)。特に、下部4を容器8の底部9に拘束することはしない(たとえば接着しない)。実際に、下部4と底部9とは互いに対して回転することができる。同様に、容器8の側壁10を収容構造の側部7に接着することはしない。さらに、上縁20を接着又は他の不動手段によって支持体2に拘束することもしない。さらに、支持体2は、支持体の部分を互いから分離することを可能にするように構成されている規定の個数の弱化線15を備えることができることに留意するべきである。このようにして、容易に輸送する/食すために、たとえば食す際に食品を他の食品から分離することができる。支持体を分割されることが可能な各部分が、1つ以上(ただし、好ましくは1つのみ)の収容構造3を備えてもよい点に留意するべきである。図2は、弱化線15が、右側の4つの容器が個々に分離可能である一方で、最も左側の容器を2つとも他の容器から分離することができるようなものである様子を示す。図6~図8を参照して、上述の要素に加えて((present)同一であるので、重ねて説明はしない)、焼き皿が、支持体2につながっている紙シート材料製の補助支持体19をさらに備えるさらなる実施形態を以下に示す。補助支持体19は上述の支持体2ときわめて類似する。実際には、補助支持体19は、少なくとも補助収容構造21を形成するのに用いられ、特に、収容構造3と等しい個数の補助収容構造を形成するのに用いられる。補助収容構造21の構成は、収容構造の構成ときわめて類似しており(以下で注目する機能を除く)、実際には、補助収容構造21は、補助下部22と、補助挿入開口を画定する補助上部と、補助下部22から延び出て補助上部に接続する補助側部とを特徴として示す。この場合も、補助収容構造19は同じ紙材料シートから製造し始めて一体的に製造される。すなわち、補助下部22、補助上部及び補助側部が
継ぎ目なくつながる。補助収容構造21の補助側部は、リブ25aと交互に並ぶ貫通開口を特徴として示す補助収容構造21の側部領域を形成するために、補助下部22から延びて補助上部につながる複数のリブ25aを備える。補助収容構造21が収容構造3内に挿入されたり、その逆になったりする。図8は、支持体2と、折り線24に沿って接続された補助支持体19とを備える半完成品を示す。折り線24の目的は以下で明らかにされる。補助支持体19は支持体2にきわめて類似しており、15°を超える角度を持つ開口、特に45°を超える角度を持つ開口、さらに言えば特に90°を超える角度を持つ開口のために、補助支持体19が、上限端27aから分岐して下端27bで終端する曲線状貫通切れ目27を備えることを見ることができる。周縁に対する支持体の中央領域の相対回転によって補助収容構造21が同様に得られる。支持体2との違いは、補助収容構造21の貫通切れ目27が収容構造3の貫通切れ目12に対して反対方向に巻かれていることである。これにより、対応するリブ25aが、リブ7aとは反対である巻き方向に応じた向きに向けられることになる。言い換えれば、収容構造3のリブ7aと補助収容構造のリブ25aとがそれぞれの上部からそれぞれの底に向かって傾斜したパターンを持ち、リブの交差領域及び網目状構造(図7の写真を参照)を形成する。容器を構造2,19に結合する観点から言えば、容器8が、U字形構成内で上部5及び補助上部を「つまむ」ように配置される上述の部分16,17及び26を生じさせるように変形して押しつけられるので、プロセスは完全に同じであると考えられる。当然、押すステップはリブ7aをつぶすことだけではなく、補助リブ25aをつぶすことにも関与する。図7を参照する。この場合も、補助支持体構造21に容器を拘束するさらなる作業は必要なく、支持体構造2と補助支持体構造21との間のさらなる拘束も必要ない点に留意するべきである。たとえば、それぞれの底部分4及び22は互いに自由に回転することができる。最後に、製造ステップの観点から言えば、貫通切れ目12及び27のパターンを適切に配置することにより、支持体2と補助支持体19とを一直線に並べ、さらに互いに接続させることができる。実際には、図8に示されているように、2つの支持体2及び19が、折り線24に沿って一方を他方の上に折り曲げることにより重なり合うと、反対のパターン(時計回りと反時計回り)を持つ切れ目12及び27が正確に上下に重なる。底部分4が第1の方向に回転し、これ対応して同時に補助底部分が反対方向に回転するので、2つの収容構造3,21を形成するのに1回の変形作業で十分である。これにより、図6及び図7に係る焼き皿を製造する作業もきわめて容易になる。

Claims (21)

  1. オーブンで食品を調理するための焼き皿(1)であって、
    下部(4)と、挿入開口(6)を画定する上部(5)と、前記下部(4)から延び出て前記上部(5)に接続される側部(7)とを特徴として示す少なくとも1つの収容構造(3)であって、前記収容構造(3)が同じ紙シート材料から一体的に製造され、前記下部(4)、前記上部(5)及び前記側部(7)が一体的に継ぎ目なく製造される、少なくとも1つの収容構造(3)を有する紙シート材料の支持体(2)と、
    前記収容構造(3)に収容される紙シート材料の少なくとも1つの容器(8)であって、前記容器(8)が、底部(9)と、前記底部(9)から離れて延び出る側壁(10)と、前記側壁(10)から延び出る上縁(20)とを特徴として示し、前記容器(8)が同じ紙シート材料から一体的に製造され、前記底部(9)、前記側壁(10)及び前記上縁(20)が一体的に継ぎ目なく製造される、少なくとも1つの容器(8)と、
    を備え、
    前記容器(8)の前記底部(9)が前記収容構造(3)の前記下部(4)に実質的に当接するか近傍にあり、前記容器(8)の前記側壁(10)が前記収容構造(3)の前記側部(7)に実質的に当接するか近傍にあり、前記容器(8)の前記上縁(20)が前記収容構造(3)の前記上部(5)に実質的に当接するか近傍にあり、
    前記容器(8)が前記収容構造(3)の前記上部(5)に結合され、前記収容構造(3)の前記側部(7)が、リブ(7a)と交互に並ぶ貫通開口を特徴として示す前記収容構造(3)の側部領域を形成するために、前記下部(4)から延びて前記上部(5)につながる複数のリブ(7a)を備え、
    前記容器(8)の前記上縁(20)が、前記収容構造(3)の前記上部(5)に対して横向きである第1の部分(16)を備え、前記容器(8)の前記側壁(10)が、前記収容構造(3)の前記上部(5)に対して横向きである第2の部分(17)を備え、前記第1の部分(16)及び前記第2の部分(17)が互いに連続し、前記第1の部分(16)が前記収容構造(3)の前記上部(5)の上に配置され、前記第2の部分(17)が、前記容器(8)と前記収容構造(3)との間の安定した締り嵌めを形成するために前記第1の部分(16)の反対側で前記収容構造(3)の前記上部(5)の下に配置され、前記焼き皿の通常の使用状態での垂直平面で切断した断面において、前記第1の部分(16)及び前記第2の部分(17)が、前記収容構造(3)の前記上部(5)が収容されて保持される略「U」字形パターンを形成し、各リブ(7a)の上部分(18)が前記上部(5)に向かってつぶされている、焼き皿(1)。
  2. 前記収容構造(3)が、平坦な紙材料シートの周辺領域から中央領域に向かう1つ以上の曲線状貫通切れ目(12)を特徴として示す前記平坦な紙材料のシートから変形によって製造され、前記曲線状貫通切れ目(12)が、互いに略平行であり、前記下部(4)の広がりに垂直な軸線(11)まわりに時計回り又は反時計回りのパターンを有する複数の曲線区間を形成し、前記曲線区間の前記パターンの方向とは反対の方向に従って前記軸線(11)まわりに前記上部(5)と前記下部(4)とが相対回転することにより、前記下部(4)が前記軸線(11)に平行な方向に沿って前記上部(5)から離れることが決まり、これと同時に、前記リブ(7a)を形成するために3次元構成を持つ前記貫通切れ目(12)間に挟まった前記材料の配置が決まり、前記貫通切れ目(12)の延びによって前記リブ(7a)の長さが決まり、したがって、前記貫通切れ目(12)の前記延びが前記下部(4)と前記上部(5)との間の距離に比例する、請求項1に記載の焼き皿。
  3. 各貫通切れ目(12)が、他の切れ目(12)の1つとは別体であり、かつこの1つから離れている切れ目を形成し、各貫通切れ目(12)が、上限端(12a)と下端(12b)との間で延びて、15°を超える角度を持つ延伸部を有する、請求項2に記載の焼き皿。
  4. 各貫通切れ目(12)が、他の切れ目(12)の1つとは別体であり、かつこの1つから離れている切れ目を形成し、各貫通切れ目(12)が、上限端(12a)と下端(12b)との間で延びて、45°を超える角度を持つ延伸部を有する、請求項2に記載の焼き皿。
  5. 各貫通切れ目(12)が、他の切れ目(12)の1つとは別体であり、かつこの1つから離れている切れ目を形成し、各貫通切れ目(12)が、上限端(12a)と下端(12b)との間で延びて、90°を超える角度を持つ延伸部を有する、請求項2に記載の焼き皿。
  6. 前記下部(4)が前記容器(8)の前記底部(9)に拘束されず、前記下部(4)と前記底部(9)とが互いに対して回転することができる、請求項1~5のいずれか一項に記載の焼き皿。
  7. 前記下部(4)が、前記容器(8)の前記底部(9)に向かってアクセスすることを可能にする中央孔(13)と、前記中央孔(13)の周囲にある少なくとも1つの連続環状帯(14)とを特徴として示し、前記側部(7)のすべての前記リブ(7a)が前記連続環状帯(14)に一体的につながる、請求項1~6のいずれか一項に記載の焼き皿。
  8. 前記支持体(2)が、前記容器(8)を形成する前記紙シート材料の坪量を超える坪量を有する紙シート材料の支持体である、請求項1~7のいずれか一項に記載の焼き皿。
  9. 前記支持体(2)が、ボール紙製である、請求項8に記載の焼き皿。
  10. 前記支持体(2)を形成する前記紙シート材料の坪量が、151~400グラム/mに含まれる、請求項8又は9に記載の焼き皿。
  11. 前記容器(8)が前記収容構造(3)の前記上部(5)に着脱可能に結合され、前記容器(8)の前記上縁(20)及び/又は前記側壁(10)が前記収容構造(3)の前記上部(5)に結合される、請求項1~5のいずれか一項に記載の焼き皿。
  12. 前記容器(8)の前記側壁(10)が、前記第1の部分(16)の反対側で前記第2の部分(17)に連続する第3の部分(26)を備え、前記第3の部分(26)が、前記収容構造(3)の前記上部(5)に対して横向きであり、前記第1の部分(16)が、前記上縁(20)の自由縁(20a)から直接延び出ており、前記下部(4)の反対側で前記上部(5)の上に配置される、請求項1~11のいずれか一項に記載の焼き皿。
  13. 前記容器(8)が略円形の上縁(20)を特徴として示し、かつ/又は前記容器(8)が略円形の底部(9)を特徴として示し、かつ/又は前記容器(8)が略円錐台形若しくは略円筒形の連続側壁(10)を特徴として示し、
    前記容器(8)の前記側壁(10)及び/又は前記底部(9)が、生地を漏らさずに入れるために、開口及び/又は構造的連続性の途切れを特徴として示さず、
    前記容器(8)の、前記上縁(20)と、前記上縁(20)の関連する自由縁(20a)とが、前記収容構造(3)の前記上部(5)に対して前記底部(9)の反対側で前記上部(5)の上に配置され、
    前記容器(8)が、平坦なシートを折り曲げることによって前記容器(8)を製造することによって決まる紙材料の余剰分を、前記側壁(10)及び前記上縁(20)において特徴として示す、
    請求項1~12のいずれか一項に記載の焼き皿。
  14. 前記支持体(2)に結合される紙シート材料の補助支持体(19)を更に備え、前記補助支持体(19)は、補助下部(22)と、補助挿入開口を画定する補助上部(23)と、前記補助下部(22)から延び出て前記補助上部に接続される補助側部とを特徴として示す少なくとも1つの補助収容構造(21)を有し、前記補助収容構造(21)が同じ紙シート材料から一体的に製造され、前記補助下部(22)、前記補助上部(23)及び前記補助側部が互いに一体的に継ぎ目なくつながり、前記補助収容構造(21)の前記補助側部が、リブ(25a)と交互に並ぶ貫通開口を特徴として示す前記補助収容構造(21)の側部領域を形成するために、前記補助下部(22)から延びて前記補助上部につながる複数のリブ(25a)を備え、前記補助収容構造(21)が前記収容構造(3)に挿入されるか、又はその逆の場合も同様である、請求項1~13のいずれか一項に記載の焼き皿。
  15. 前記補助収容構造(21)が、平坦な紙材料シートの周辺領域を起点として中央領域に向かう1つ以上の曲線状貫通切れ目(27)を有する前記平坦な紙材料シートから変形によって形成され、前記曲線状貫通切れ目(27)が、互いに略平行であり、前記補助下部(22)の広がりに垂直な軸線(11)まわりに時計回り又は反時計回りのパターンを有する複数の曲線区間を形成し、前記曲線区間のパターンの方向とは反対の方向に従って、前記軸線(11)まわりに前記補助上部(23)と前記補助下部(22)とが相対回転することにより、前記補助下部(22)が前記軸線(11)に平行な方向に前記補助上部(23)から離れることが決まり、これと同時に、前記リブ(25a)を形成するために3次元構成にある前記貫通切れ目(27)間に挟まった材料の配置が決まり、
    前記補助支持体(19)の前記貫通切れ目(27)及び前記支持体(2)の前記貫通切れ目(12)が、それらの支持体が結合されるとき、時計回り及び反時計回りの反対の動作を形成し、前記収容構造(3)の前記リブ(7a)と前記補助収容構造の前記リブ(25a)とがそれぞれの上部からそれぞれの底に向かって傾斜したパターンを持ち、前記リブの交差領域及び網目状構造を形成する、請求項2を直接又は間接的に引用する請求項14に記載の焼き皿。
  16. 前記上部(5)が前記側部(7)から横方向に延び出て、前記下部(4)を含む平面に略平行な平面内に位置する、請求項1~15のいずれか一項に記載の焼き皿。
  17. 前記上部(5)は上部支持平面を画定し、前記収容構造(3)の前記側部(7)及び前記下部(4)は、前記容器(8)の前記底部(9)及び前記側壁(10)と共に、前記焼き皿の使用状態で前記上部の下で延びる、請求項16に記載の焼き皿。
  18. 各リブ(7a)が、前記下部(4)の箇所から延び出て、前記下部(4)の前記箇所に対してある角度ずれた前記上部(5)の箇所まで弓形のパターンで延びており、前記下部(4)が略円形であり、前記上部(5)によって画定される前記挿入開口(6)が略円形である、請求項1~17のいずれか一項に記載の焼き皿。
  19. 前記結合が、前記容器(8)と前記収容構造(3)の前記上部(5)との間の機械的締り嵌め結合である、請求項11に記載の焼き皿。
  20. 各リブ(7a)が前記貫通開口と交互に並び、前記リブ(7a)と前記貫通開口とが前記側部(7)の延び全体に沿って略均等に配置される、請求項1~19のいずれか一項に記載の焼き皿。
  21. オーブンで食品を調理するための焼き皿を製造する方法であって、
    平坦な紙シート材料の周辺領域から中央領域に向かう曲線状貫通切れ目(12)を特徴として示す前記平坦な紙シート材料の支持体(2)を用意するステップであって、前記曲線状貫通切れ目(12)が、互いに略平行であり、前記支持体に垂直な軸線(11)に対して時計回り又は反時計回りのパターンを有する複数の曲線区間を形成し、前記曲線状貫通切れ目(12)が中央領域の周囲に配置される、ステップと、
    下部(4)と、挿入開口(6)を画定する上部(5)と、前記下部(4)から延び出て前記上部(5)に接続される側部(7)とを特徴として示す少なくとも1つの収容構造(3)を形成するために、前記中央領域の相対回転によって、前記曲線状貫通切れ目(12)において前記支持体(2)を変形させるステップと、
    紙シート材料の少なくとも1つの容器(8)を形成するために、平坦な紙シート材料を変形させるステップであって、前記容器(8)が、底部(9)と、前記底部(9)から離れて延び出る側壁(10)と、前記側壁(10)から延び出る上縁(20)とを特徴として示す、ステップと、
    前記容器(8)の前記底部(9)が前記収容構造(3)の前記下部(4)に実質的に当接するか近傍にあり、前記容器(8)の前記側壁(10)が前記収容構造(3)の前記側部(7)に実質的に当接するか近傍にあり、前記容器(8)の前記上縁(20)が前記収容構造(3)の前記上部(5)に実質的に当接するか近傍にあるように前記収容構造(3)に前記容器(8)を収容するステップと、
    前記収容構造(3)の前記上部(5)に前記容器(8)を結合するステップと、
    を含み、
    前記収容構造(3)に前記容器(8)を結合する前記ステップが、前記収容構造(3)に前記容器(8)を収容する前記ステップの後に、前記側壁(10)の一部が前記上部(5)の下で前記容器(8)の収容隔室を外方に変形させるように、ある程度つぶすことによって、前記容器の前記上縁(20)と前記下部(4)との間の距離を減少させるステップを含み、前記結合するステップが、前記容器(8)と前記収容構造(3)との間の締り嵌めを形成するために、前記変形した側壁(10)の前記一部を前記上部(5)に押しつけるステップをさらに含み、前記つぶすことによって減少させるステップと前記押しつけるステップとにより、互いに連続し、前記収容構造(3)の前記上部(5)に対して横向きである第1の部分(16)及び第2の部分(17)が前記容器(8)に形成され、前記第1の部分(16)が前記収容構造(3)の前記上部(5)の上に配置され、前記第2の部分(17)が前記容器(8)と前記収容構造(3)との間の安定した締り嵌めを形成するために前記第1の部分(16)の反対側で前記収容構造(3)の前記上部(5)の下に配置され、前記つぶすことによって減少させるステップと前記押しつけるステップとにより、前記上部(5)に向かってつぶされた各リブ(7a)の上部分(18)が形成される、方法。
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