JPH0764350B2 - 個装商品のディスポーザルパッケージ容器 - Google Patents
個装商品のディスポーザルパッケージ容器Info
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- JPH0764350B2 JPH0764350B2 JP21464091A JP21464091A JPH0764350B2 JP H0764350 B2 JPH0764350 B2 JP H0764350B2 JP 21464091 A JP21464091 A JP 21464091A JP 21464091 A JP21464091 A JP 21464091A JP H0764350 B2 JPH0764350 B2 JP H0764350B2
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- sheet material
- package container
- shape
- single sheet
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明はパッケージ容器に関
し，特に個装商品の包装に好適に用いられる個装商品の
ディスポーザルパッケージ容器に関する。
し，特に個装商品の包装に好適に用いられる個装商品の
ディスポーザルパッケージ容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】 例えばジャム，バター，コーヒー用ク
リーム等の食品においては，都度の使用適量を小容器に
充填個装してピース状の個装商品とすることが行われ，
一般にこれら個装商品は，所定個数乃至所定重量を袋詰
めして購買単位として販売されている。
リーム等の食品においては，都度の使用適量を小容器に
充填個装してピース状の個装商品とすることが行われ，
一般にこれら個装商品は，所定個数乃至所定重量を袋詰
めして購買単位として販売されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 しかし，上記袋詰め
した個装商品は，乱雑な印象を与え，商品価値を低下さ
せ，購買意欲を殺ぎ易いという問題点があり，また，こ
れらは一定期間に亘って消費するものであるため，一般
には，ストッカー，冷蔵庫等に袋詰め状態で保存し，都
度必要個数を個別に取り出して用いるという煩雑さが残
る一方，仮に袋詰め状態でテーブル等に置けば，煩雑さ
は解消し得ても，上記雑然とした印象を与えることを避
け難い。
した個装商品は，乱雑な印象を与え，商品価値を低下さ
せ，購買意欲を殺ぎ易いという問題点があり，また，こ
れらは一定期間に亘って消費するものであるため，一般
には，ストッカー，冷蔵庫等に袋詰め状態で保存し，都
度必要個数を個別に取り出して用いるという煩雑さが残
る一方，仮に袋詰め状態でテーブル等に置けば，煩雑さ
は解消し得ても，上記雑然とした印象を与えることを避
け難い。
【０００４】 本発明はかかる問題点に鑑みてなされた
もので，その目的とする処は，商品価値を高めて購買意
欲を増進するとともに，そのままの使用に供することを
可能とする個装商品のディスポーザルパッケージ容器を
提供するにある。
もので，その目的とする処は，商品価値を高めて購買意
欲を増進するとともに，そのままの使用に供することを
可能とする個装商品のディスポーザルパッケージ容器を
提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 本発明は，例えば中厚
紙乃至厚紙等の紙，合成紙，積層シート又は合成樹脂等
の塑性変形性を備え，面内中間部分に湾曲放射状乃至傾
斜放射状多数の切込み又は切溝を入れた単一シート材に
成型手段によって螺旋状の変形を施すことによって折り
癖による広口容器状の形状を付与せしめるようにしたも
のであって，即ち本発明は，外周縁部，面内基部及びこ
れらの間の切込み又は切溝により区分した湾曲放射状乃
至傾斜放射状多数の連結帯部とを備えた単一シート材
を，上記外周縁部が面内基部に対して上方及び側方に回
動偏位するように成型手段によって螺旋状に変形せし
め，上記外周縁部を環状鍔部，面内基部を底壁，連結帯
部を帯状側壁とするとともに外周縁部及び面内基部に対
する連結帯部の折り癖により広口容器状の形状保形性を
付与してなることを特徴とする個装商品のディスポーザ
ルパッケージ容器（請求項１），請求項１の単一シート
材を中厚乃至厚紙，積層シート又は合成樹脂よりなるシ
ート材としてなることを特徴とする個装商品のディスポ
ーザルパッケージ容器（請求項２），請求項１又は２の
単一シート材の螺旋状変形を加熱成型手段により行うこ
とにより，付与形状の保形性を補強せしめてなることを
特徴とする個装商品のディスポーザルパッケージ容器
（請求項３），請求項１乃至３の環状鍔部又は底壁と連
結帯部間に樹脂加熱硬化による折り癖の確実化措置を追
加的に施してなることを特徴とする個装商品のディスポ
ーザルパッケージ容器（請求項４）に係り，且つこれら
をそれぞれ発明の要旨として上記目的達成の手段として
なるものである。
紙乃至厚紙等の紙，合成紙，積層シート又は合成樹脂等
の塑性変形性を備え，面内中間部分に湾曲放射状乃至傾
斜放射状多数の切込み又は切溝を入れた単一シート材に
成型手段によって螺旋状の変形を施すことによって折り
癖による広口容器状の形状を付与せしめるようにしたも
のであって，即ち本発明は，外周縁部，面内基部及びこ
れらの間の切込み又は切溝により区分した湾曲放射状乃
至傾斜放射状多数の連結帯部とを備えた単一シート材
を，上記外周縁部が面内基部に対して上方及び側方に回
動偏位するように成型手段によって螺旋状に変形せし
め，上記外周縁部を環状鍔部，面内基部を底壁，連結帯
部を帯状側壁とするとともに外周縁部及び面内基部に対
する連結帯部の折り癖により広口容器状の形状保形性を
付与してなることを特徴とする個装商品のディスポーザ
ルパッケージ容器（請求項１），請求項１の単一シート
材を中厚乃至厚紙，積層シート又は合成樹脂よりなるシ
ート材としてなることを特徴とする個装商品のディスポ
ーザルパッケージ容器（請求項２），請求項１又は２の
単一シート材の螺旋状変形を加熱成型手段により行うこ
とにより，付与形状の保形性を補強せしめてなることを
特徴とする個装商品のディスポーザルパッケージ容器
（請求項３），請求項１乃至３の環状鍔部又は底壁と連
結帯部間に樹脂加熱硬化による折り癖の確実化措置を追
加的に施してなることを特徴とする個装商品のディスポ
ーザルパッケージ容器（請求項４）に係り，且つこれら
をそれぞれ発明の要旨として上記目的達成の手段として
なるものである。
【０００６】
【作用】 本発明にあっては，成型手段による螺旋状の
変形によって単一シート材多数の連結帯部端部が外周縁
部又は面内基部に対して強制折曲させることになり，こ
の折曲による折り癖が，捩れ方向に起立した連結帯部に
よって外周縁部の環状鍔部，面内基部の底壁とを離隔保
持して，パッケージ容器としての広口容器状の形状保形
性を付与せしめるに至り，更に螺旋状の変形を加熱成型
により行い，また樹脂加熱硬化による折り癖の確実化措
置を施す場合には，更に付与形状を補強し，保形性を向
上する。
変形によって単一シート材多数の連結帯部端部が外周縁
部又は面内基部に対して強制折曲させることになり，こ
の折曲による折り癖が，捩れ方向に起立した連結帯部に
よって外周縁部の環状鍔部，面内基部の底壁とを離隔保
持して，パッケージ容器としての広口容器状の形状保形
性を付与せしめるに至り，更に螺旋状の変形を加熱成型
により行い，また樹脂加熱硬化による折り癖の確実化措
置を施す場合には，更に付与形状を補強し，保形性を向
上する。
【０００７】
【実施例】 以下実施例を示す図面に従って説明すれ
ば，図中Ａは本発明に係るディスポーザルパッケージ容
器であり，このパッケージ容器Ａは，上端に外方張出し
の環状鍔部１０を，下端に円形水平底壁１１をそれぞれ
備えるとともにこれら環状鍔部１０と底壁１１との間に
はこれらを連結する多数の帯状側壁１２を備えてなる。
ば，図中Ａは本発明に係るディスポーザルパッケージ容
器であり，このパッケージ容器Ａは，上端に外方張出し
の環状鍔部１０を，下端に円形水平底壁１１をそれぞれ
備えるとともにこれら環状鍔部１０と底壁１１との間に
はこれらを連結する多数の帯状側壁１２を備えてなる。
【０００８】 帯状側壁１２は，それぞれ難隔空間１３
を介して外方向に捩れ状となるとともに上記環状鍔部１
０と底壁１１間に湾曲傾斜状に配置されており，これら
多数の帯状側壁１２が環状鍔部１０と底壁１１とを上下
に離隔保持せしめることによって，該パッケージ容器Ａ
は広口容器状の形状保形性を具備したものとしてある。
を介して外方向に捩れ状となるとともに上記環状鍔部１
０と底壁１１間に湾曲傾斜状に配置されており，これら
多数の帯状側壁１２が環状鍔部１０と底壁１１とを上下
に離隔保持せしめることによって，該パッケージ容器Ａ
は広口容器状の形状保形性を具備したものとしてある。
【０００９】 図中Ｂは，このパッケージ容器Ａを構成
する単一シート材であり，本例において該単一シート材
Ｂはディスポーザルのものとして好適なように，中厚紙
を用い且つ１２５ｍｍの径を有する円形のものを用いて
ある。
する単一シート材であり，本例において該単一シート材
Ｂはディスポーザルのものとして好適なように，中厚紙
を用い且つ１２５ｍｍの径を有する円形のものを用いて
ある。
【００１０】 単一シート材Ｂは，その外周に連続一体
の８ｍｍ幅とした外周縁部１０ａを，中央位置には中心
から半径２３ｍｍとした円形の面内基部１１ａを備える
一方，これら外周縁部１０ａ内端と面内基部１１ａ外端
間に多数の切込み１３ａを介設せしめることによって，
該切込み１３ａにより区分した湾曲放射状にして１８本
の連結帯部１２ａを備えたものとして形成せしめてあ
る。
の８ｍｍ幅とした外周縁部１０ａを，中央位置には中心
から半径２３ｍｍとした円形の面内基部１１ａを備える
一方，これら外周縁部１０ａ内端と面内基部１１ａ外端
間に多数の切込み１３ａを介設せしめることによって，
該切込み１３ａにより区分した湾曲放射状にして１８本
の連結帯部１２ａを備えたものとして形成せしめてあ
る。
【００１１】 上記本例の切込み１３ａは，面内基部１
１ａの中心を通る各角度２０°の線と面内基部１１ａ外
端との交点から，同じく中心を通る角度１３０°の各離
隔線と外周縁部１０ａ内端との交点に至るように，面内
基部１１ａの１８０°反対側の対向外端位置をそれぞれ
中心とし，面内基部１１ａの直径（４６ｍｍ）を半径と
する円弧軌跡上に位置するように配置せしめてあり，こ
れにより上記切込み１３ａは外周縁部１０ａ内端及び面
内基部１１ａ外端に２０°の角度毎の湾曲放射状に配置
したものとしてある。
１ａの中心を通る各角度２０°の線と面内基部１１ａ外
端との交点から，同じく中心を通る角度１３０°の各離
隔線と外周縁部１０ａ内端との交点に至るように，面内
基部１１ａの１８０°反対側の対向外端位置をそれぞれ
中心とし，面内基部１１ａの直径（４６ｍｍ）を半径と
する円弧軌跡上に位置するように配置せしめてあり，こ
れにより上記切込み１３ａは外周縁部１０ａ内端及び面
内基部１１ａ外端に２０°の角度毎の湾曲放射状に配置
したものとしてある。
【００１２】 これにより，各連結基部１２ａは外周縁
部１０ａ内端及び面内基部１１ａ外端に上記２０°の角
度幅分それぞれ接続し，面内基部１１ａから外周縁部１
０ａ方向に先太状となるように形成されて，上記湾曲放
射状のものとされている。
部１０ａ内端及び面内基部１１ａ外端に上記２０°の角
度幅分それぞれ接続し，面内基部１１ａから外周縁部１
０ａ方向に先太状となるように形成されて，上記湾曲放
射状のものとされている。
【００１３】 この単一シート材Ｂを上記パッケージ容
器とするには，外周縁部１０ａを面内基部１１ａに対し
て上方及び側方に回動偏位するように，該単一シート材
Ｂを螺旋状に変形せしめることにより，外周縁部１０ａ
を環状鍔部１０に，面内基部１１ａを底壁１１に，連結
帯部１２ａを帯状側壁１２とすることによる。
器とするには，外周縁部１０ａを面内基部１１ａに対し
て上方及び側方に回動偏位するように，該単一シート材
Ｂを螺旋状に変形せしめることにより，外周縁部１０ａ
を環状鍔部１０に，面内基部１１ａを底壁１１に，連結
帯部１２ａを帯状側壁１２とすることによる。
【００１４】 螺旋状の変形は，外周縁部１０ａ及び面
内基部１１ａの一方を固定し，他方に回動外力を与える
ように成型手段によって行えばよく，このとき帯状側壁
１２ａを，外周縁部１０ａ及び面内基部１１ａに対し上
記捩り状となるように折曲せしめるとともに折り癖を与
えて，該折り癖による広口容器状の形状保形性を付与す
る如くにするようにする。
内基部１１ａの一方を固定し，他方に回動外力を与える
ように成型手段によって行えばよく，このとき帯状側壁
１２ａを，外周縁部１０ａ及び面内基部１１ａに対し上
記捩り状となるように折曲せしめるとともに折り癖を与
えて，該折り癖による広口容器状の形状保形性を付与す
る如くにするようにする。
【００１５】 従って螺旋状の変形は，これを機械的
に，例えば加熱下又は常温下のプレス成型或いは真空成
型等の成型手段により型締めするようにして行うことが
できる。
に，例えば加熱下又は常温下のプレス成型或いは真空成
型等の成型手段により型締めするようにして行うことが
できる。
【００１６】 上記プレス成型は，例えば外周縁部１０
ａを挟圧した後面内基部１１ａを押圧降下して成型をな
し得るように段階的に作動する雄型を用いる他は常法に
よって行うことができ，また真空成型は，雌型に遊嵌状
に降下するプラグによって所定深さに単一シート材Ｂを
押圧降下した状態で雌型側に吸引する，例えばプラグア
シストタイプのものを用いて行うことができる。このと
き単一シート材Ｂを予め加熱し，或いは加熱金型を用い
るようにすれば，螺旋状の変形時に帯状側壁１２の折曲
乃至捩りを良好に行い，折り癖を確実化して付与形状の
保形性を補強することが可能となる。
ａを挟圧した後面内基部１１ａを押圧降下して成型をな
し得るように段階的に作動する雄型を用いる他は常法に
よって行うことができ，また真空成型は，雌型に遊嵌状
に降下するプラグによって所定深さに単一シート材Ｂを
押圧降下した状態で雌型側に吸引する，例えばプラグア
シストタイプのものを用いて行うことができる。このと
き単一シート材Ｂを予め加熱し，或いは加熱金型を用い
るようにすれば，螺旋状の変形時に帯状側壁１２の折曲
乃至捩りを良好に行い，折り癖を確実化して付与形状の
保形性を補強することが可能となる。
【００１７】 図３は，このパッケージ容器Ａを用いた
購買単位姿を示し，本例において，上記パッケージ容器
Ａには，プラム，オレンジ等の各種果実ソースを小容器
に充填してなる個装商品２０を，これらの裏面が表側に
出ないように所定数投入した後，透明外袋３０で全体を
包み込み状に包装したものとしてある。
購買単位姿を示し，本例において，上記パッケージ容器
Ａには，プラム，オレンジ等の各種果実ソースを小容器
に充填してなる個装商品２０を，これらの裏面が表側に
出ないように所定数投入した後，透明外袋３０で全体を
包み込み状に包装したものとしてある。
【００１８】 従って，単に袋詰めしたものに比して外
観よく，商品価値を高めて購買意欲を増進するものとな
り，また購買者は，外装３０を外してパッケージ容器Ａ
のまま，これを保存し，また必要に応じてパッケージ容
器Ａのまま，これをテーブル等に使用して嗜好に応じた
消費をすることができ，更に消費後は，そのまま廃棄す
る等すればよい。
観よく，商品価値を高めて購買意欲を増進するものとな
り，また購買者は，外装３０を外してパッケージ容器Ａ
のまま，これを保存し，また必要に応じてパッケージ容
器Ａのまま，これをテーブル等に使用して嗜好に応じた
消費をすることができ，更に消費後は，そのまま廃棄す
る等すればよい。
【００１９】 なお図中１４は環状鍔部１０の補強とデ
ザイン向上のために設けた凹凸形成用の波状筋目，１５
は帯状側壁１２の環状鍔部１０又は底壁１１との間の折
り癖による折目である。
ザイン向上のために設けた凹凸形成用の波状筋目，１５
は帯状側壁１２の環状鍔部１０又は底壁１１との間の折
り癖による折目である。
【００２０】 図示した例に添う説明は以上のとおりで
あるが，本発明にあって，単一シート材は，上記中厚紙
に代えて，厚紙を用いること，紙ベースにＰＥＴ，スチ
ロール系樹脂や金属系箔等を積層した積層シートを用い
ること，或いは更に例えばスチロール系等の合成樹脂シ
ート材を用いることもできる。このとき単一シート材
は，上記例示に判明するように帯状側壁の折曲を含む，
螺旋状の変形に耐えられるものであれば，可撓性のある
もの，やや軟質のもの等であってもよい。一方，本発明
は，ディスポーザルのものとするので，高価な熱硬化性
樹脂，金属板等を用いることは適当ではない。
あるが，本発明にあって，単一シート材は，上記中厚紙
に代えて，厚紙を用いること，紙ベースにＰＥＴ，スチ
ロール系樹脂や金属系箔等を積層した積層シートを用い
ること，或いは更に例えばスチロール系等の合成樹脂シ
ート材を用いることもできる。このとき単一シート材
は，上記例示に判明するように帯状側壁の折曲を含む，
螺旋状の変形に耐えられるものであれば，可撓性のある
もの，やや軟質のもの等であってもよい。一方，本発明
は，ディスポーザルのものとするので，高価な熱硬化性
樹脂，金属板等を用いることは適当ではない。
【００２１】 単一シート材の外周縁部は面内基部との
離隔距離が相等しくなるようにし且つ外周方向に切断さ
れたりすることなく一連一体のものとすることが必要で
あり，また面内基部はこの条件を満す限り，外周縁部内
端形状とともに，例えば楕円形とする等適宜にその形状
を定めることができる。
離隔距離が相等しくなるようにし且つ外周方向に切断さ
れたりすることなく一連一体のものとすることが必要で
あり，また面内基部はこの条件を満す限り，外周縁部内
端形状とともに，例えば楕円形とする等適宜にその形状
を定めることができる。
【００２２】 連結帯部を区画する切込みは，これを楕
円軌跡とし，或いは平面螺旋軌跡とする等上記以外の湾
曲放射状のものとする他，例えば面内基部から等間隔の
直線とする等傾斜放射状のものとすることもできる。
円軌跡とし，或いは平面螺旋軌跡とする等上記以外の湾
曲放射状のものとする他，例えば面内基部から等間隔の
直線とする等傾斜放射状のものとすることもできる。
【００２３】 また切込みに代えて，スリット等の切溝
を用い，或いは切込みと切溝を併用し又は切溝幅を部位
により変化させたりすることも可能である。
を用い，或いは切込みと切溝を併用し又は切溝幅を部位
により変化させたりすることも可能である。
【００２４】 螺旋状変形に際し，加熱又は常温の成型
手段によるとき，帯状側壁はこれを外方に捩れさせるこ
となく，湾曲面に添わせるようにすることも可能であ
り，この場合，雌型又は雄型には捩れに応じた段差形状
部位を設置する必要がなく，金型製作を簡易化せしめる
ことが可能となる。
手段によるとき，帯状側壁はこれを外方に捩れさせるこ
となく，湾曲面に添わせるようにすることも可能であ
り，この場合，雌型又は雄型には捩れに応じた段差形状
部位を設置する必要がなく，金型製作を簡易化せしめる
ことが可能となる。
【００２５】 また単一シート材の螺旋状の変形に際し
ては，表面，裏面又はその双方における帯状側壁折曲部
をなす該当部位に，加熱硬化用の樹脂シート，樹脂液剤
等を添設接着，塗付した上，加熱成型し又は部分的に加
熱加圧すること等によって，折り癖の確実化措置を施す
ことができる。この場合，折り癖をより確実化すること
で，パッケージ容器としての付与形状の保形性を補強
し，これを向上することができるとともに部分的な措置
で済むので，例えば紙等の比較的薄く，それ自体保形性
を確保し難い材質を用いる場合に好適である。
ては，表面，裏面又はその双方における帯状側壁折曲部
をなす該当部位に，加熱硬化用の樹脂シート，樹脂液剤
等を添設接着，塗付した上，加熱成型し又は部分的に加
熱加圧すること等によって，折り癖の確実化措置を施す
ことができる。この場合，折り癖をより確実化すること
で，パッケージ容器としての付与形状の保形性を補強
し，これを向上することができるとともに部分的な措置
で済むので，例えば紙等の比較的薄く，それ自体保形性
を確保し難い材質を用いる場合に好適である。
【００２６】 本発明の個装商品のディスポーザルパッ
ケージ容器は，個装商品を，例えばキャンディ，菓子等
の場合を含めて食品とする場合，密封のために一般には
更に包装を施すことが必要とされるが，この包装には上
記外袋を用いたものとする他，シュリンプ包装により，
或いは蓋付き又は表面ラベル載置のものとして，同様な
外袋包装，シュリンプ包装等を行うことができる。
ケージ容器は，個装商品を，例えばキャンディ，菓子等
の場合を含めて食品とする場合，密封のために一般には
更に包装を施すことが必要とされるが，この包装には上
記外袋を用いたものとする他，シュリンプ包装により，
或いは蓋付き又は表面ラベル載置のものとして，同様な
外袋包装，シュリンプ包装等を行うことができる。
【００２７】 なお，個装商品が個別販売の，例えば事
務用イレーザー等の場合には，上記パッケージ容器は包
装を外して店頭陳列用のものとして使用することが可能
である。
務用イレーザー等の場合には，上記パッケージ容器は包
装を外して店頭陳列用のものとして使用することが可能
である。
【００２８】 以上の説明から当業者に判明するとお
り，本発明の実施に当っては，単一シート材，その外周
縁部，面内基部，切込み，切溝，連結帯部，螺旋状変
形，環状鍔部，底壁，帯状側壁の材質，形状，成型手
段，寸法，補強手段の採用，付加，更にはパッケージ容
器としての用途等は，前記発明の要旨に反しないことを
条件にこれを適宜変更でき，もとより以上に図示し，説
明したものに限定する必要はない。
り，本発明の実施に当っては，単一シート材，その外周
縁部，面内基部，切込み，切溝，連結帯部，螺旋状変
形，環状鍔部，底壁，帯状側壁の材質，形状，成型手
段，寸法，補強手段の採用，付加，更にはパッケージ容
器としての用途等は，前記発明の要旨に反しないことを
条件にこれを適宜変更でき，もとより以上に図示し，説
明したものに限定する必要はない。
【００２９】
【発明の効果】 本発明は以上のとおりに構成したか
ら，平面的な単一シート材に所定の切込み又は切溝を設
けて，これを成型手段によって螺旋状に変形させて折り
癖による広口容器状の形状保形性を付与するという簡易
な手段により，形状保形性を備えた低コストの個装商品
のディスポーザルパッケージ容器を得ることができる。
ら，平面的な単一シート材に所定の切込み又は切溝を設
けて，これを成型手段によって螺旋状に変形させて折り
癖による広口容器状の形状保形性を付与するという簡易
な手段により，形状保形性を備えた低コストの個装商品
のディスポーザルパッケージ容器を得ることができる。
【００３０】 またこのパッケージ容器は，広口容器状
の形状とその保形性を備えたデザインと外観の優れたも
のとし得ることにより，食品を含めた各種個装商品の商
品価値を高めて，購買意欲の増進に有益であるとともに
これら個装商品をパッケージ容器に入れたまま保存で
き，テーブル上での消費や個別販売にも好適なものとな
り，流通段階での使用とともに消費段階等での使用を併
せて可能とするものとできる。
の形状とその保形性を備えたデザインと外観の優れたも
のとし得ることにより，食品を含めた各種個装商品の商
品価値を高めて，購買意欲の増進に有益であるとともに
これら個装商品をパッケージ容器に入れたまま保存で
き，テーブル上での消費や個別販売にも好適なものとな
り，流通段階での使用とともに消費段階等での使用を併
せて可能とするものとできる。
【００３１】 また，単一シート材は紙，合成樹脂等の
安価な材質を用い得るから，需要者に抵抗感を与えたり
することのない，ディスポーザルのパッケージ容器とす
ることが可能である。
安価な材質を用い得るから，需要者に抵抗感を与えたり
することのない，ディスポーザルのパッケージ容器とす
ることが可能である。
【図１】 パッケージ容器の斜視図
【図２】 パッケージ容器の平面図
【図３】 単一シート材の平面図
【図４】 購買単位姿の斜視図
Ａパッケージ容器 Ｂ 単一シート材 １０ 環状鍔部 １０ａ 外周縁部 １１ 底壁 １１ａ 面内基部 １２ 帯状側壁 １２ａ 連結帯部 １３ 離隔空間 １３ａ 切溝 ２０ 個装商品
Claims (4)
- 【請求項１】 外周縁部，面内基部及びこれらの間の切
込み又は切溝により区分した湾曲放射状乃至傾斜放射状
多数の連結帯部とを備えた単一シート材を，上記外周縁
部が面内基部に対して上方及び側方に回動偏位するよう
に成型手段によって螺旋状に変形せしめ，上記外周縁部
を環状鍔部，面内基部を底壁，連結帯部を帯状側壁とす
るとともに外周縁部及び面内基部に対する連結帯部の折
り癖により広口容器状の形状保形性を付与してなること
を特徴とする個装商品のディスポーザルパッケージ容
器。 - 【請求項２】 請求項１の単一シート材を中厚乃至厚
紙，合成紙，積層シート又は合成樹脂よりなるシート材
としてなることを特徴とする個装商品のディスポーザル
パッケージ容器。 - 【請求項３】 請求項１又は２の単一シート材の螺旋状
変形を加熱成型手段により行うことにより，付与形状の
保形性を補強せしめてなることを特徴とする個装商品の
ディスポーザルパッケージ容器。 - 【請求項４】 請求項１乃至３の環状鍔部又は底壁と連
結帯部間に樹脂加熱硬化による折り癖の確実化措置を追
加的に施してなることを特徴とする個装商品のディスポ
ーザルパッケージ容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21464091A JPH0764350B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 個装商品のディスポーザルパッケージ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21464091A JPH0764350B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 個装商品のディスポーザルパッケージ容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542928A JPH0542928A (ja) | 1993-02-23 |
| JPH0764350B2 true JPH0764350B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=16659101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21464091A Expired - Lifetime JPH0764350B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 個装商品のディスポーザルパッケージ容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0764350B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US20160251117A1 (en) | 2015-02-27 | 2016-09-01 | Graphic Packaging International, Inc. | Container with Coating |
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| KR200489571Y1 (ko) * | 2018-01-03 | 2019-07-08 | (주)세준에프앤비 | 포장 용기 |
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| JP2024095009A (ja) * | 2022-12-28 | 2024-07-10 | 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 | 容器保持枠用シートおよび保持枠付き容器 |
Family Cites Families (5)
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| JPS49135340U (ja) * | 1973-03-23 | 1974-11-21 | ||
| JPS57117472A (en) * | 1981-01-13 | 1982-07-21 | Fumio Usui | Method and device to wind up wire |
| JPS6024789U (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-20 | 山下 悦夫 | 保持台 |
| JPS6027079U (ja) * | 1983-07-30 | 1985-02-23 | 谷口 善治 | 包装用緩衝材 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP21464091A patent/JPH0764350B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0542928A (ja) | 1993-02-23 |
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