JP7342966B2 - アンテナ装置およびそれを備えた無線通信デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ装置およびそれを備えた無線通信デバイスに関する。
例えば、特許文献1には、広帯域特性を維持しつつ小型化を図ったボウタイアンテナが開示されている。給電点から離れる方向に延在し、給電点から遠ざかるにしたがって幅が広がる形状を一対のアンテナ導体それぞれが備えることにより、ボウタイアンテナは広帯域特性を有する。
特開2010-263524号公報
ところで、広帯域の第1の周波数帯で通信する小型化されたアンテナ装置に対して、他の第2の周波数帯でも使用できるように、すなわちデュアルバンドに対応できるように求められている。しかしながら、第2の周波数帯が第1の周波数帯に比べて低い周波数帯である場合、その第2の周波数帯に対応するためにアンテナ長を長くする必要がある。その結果、アンテナ装置が大型化する。
そこで、本発明は、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることを課題とする。
上記技術的課題を解決するために、本発明の一態様によれば、
給電点と、
前記グランド導体から離れる方向に前記給電点から延在し、前記給電点から遠ざかるほど幅が広がる第1のアンテナ導体と、
前記第1のアンテナ導体の先端縁に対して間隔をあけて対向する第2のアンテナ導体と、
前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをキャパシタを介して接続する第1の接続部と、
前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをインダクタまたはゼロオーム抵抗を介して接続する第2の接続部と、を有し、
前記第1の接続部と前記第1のアンテナ導体との第1の接続点が、前記第2の接続部と前記第1のアンテナ導体との第2の接続点に比べて、前記第1のアンテナ導体の先端縁の中央に近い、アンテナ装置が提供される。
さらに、本発明の異なる態様によれば、
上述のアンテナ装置と、
前記アンテナ装置の給電点に給電する給電回路と、を含む無線通信デバイスが提供される。
本発明によれば、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることができる。
本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの上面図 無線通信デバイスの部分拡大図 比較例のアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図 実施の形態1(実施例1)に係るアンテナ装置と比較例のアンテナ装置それぞれのリターンロスの周波数特性(整合済み)を示す図 本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図 実施の形態1(実施例1)に係るアンテナ装置と実施の形態2(実施例2)に係るアンテナ装置それぞれのリターンロスの周波数特性(整合済み)を示す図 本発明の実施の形態3に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図 ショート導体とグランド導体との間およびショート導体と第1のアンテナ導体との間に配置されたインダクタのインダクタンス値と周波数帯の帯域幅との関係を示す図 本発明の実施の形態4に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図 本発明の実施の形態5に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図 本発明の実施の形態6に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図 本発明の実施の形態7に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図 本発明の実施の形態8に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図 本発明の実施の形態9に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図 本発明の実施の形態10に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図
本発明の一態様のアンテナ装置は、給電点と、前記グランド導体から離れる方向に前記給電点から延在し、前記給電点から遠ざかるほど幅が広がる第1のアンテナ導体と、前記第1のアンテナ導体の先端縁に対して間隔をあけて対向する第2のアンテナ導体と、前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをキャパシタを介して接続する第1の接続部と、前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをインダクタまたはゼロオーム抵抗を介して接続する第2の接続部と、を有し、前記第1の接続部と前記第1のアンテナ導体との第1の接続点が、前記第2の接続部と前記第1のアンテナ導体との第2の接続点に比べて、前記第1のアンテナ導体の先端縁の中央に近い。
このような態様によれば、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることができる。
例えば、前記第1の接続点が前記第1のアンテナ導体の先端縁の中央に位置してもよく、前記第2の接続点が前記第1のアンテナ導体の先端縁の一方の端に位置してもよい。
例えば、前記アンテナ装置が、前記給電点に接続されたグランド導体を、さらに有してもよい。この場合、前記第1のアンテナ導体が、前記グランド導体から離れる方向に延在する。
例えば、前記アンテナ装置が、一端が前記第1のアンテナ導体に接続され、他端が前記グランド導体に接続されているショート導体を、さらに有してもよい。この場合、前記ショート導体と前記第1のアンテナ導体との第3の接続点が、前記第1の接続点よりも前記第2の接続点に近い方が好ましい。
例えば、前記ショート導体の一端がインダクタを介して前記第1のアンテナ導体に接続され、前記ショート導体の他端がインダクタを介して前記グランド導体に接続されてもよい。
例えば、前記第2のアンテナ導体の幅が、前記先端縁の長さに対して等しくてもよく、または大きくてもよい。
例えば、前記第1のアンテナ導体が前記先端縁を底辺とする三角形状であってもよく、前記第2のアンテナ導体が矩形状であってもよい。
例えば、前記第1のアンテナ導体が2つの斜辺の長さが異なる三角形状であってもよい。
本発明の別の態様の無線通信デバイスは、前記アンテナ装置と、前記アンテナ装置の給電点に給電する給電回路と、を含んでいる。
このような態様によれば、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの上面図である。また、図2は、無線通信デバイスの部分拡大図である。なお、図に示すX-Y-Z直交座標系は本発明の理解を容易にするためのものであって、発明を限定するものではない。また、本明細書では、X軸方向は幅方向であって、Y軸方向は長さ方向である。
図1に示すように、本実施の形態1に係るアンテナ装置10を備える無線通信デバイス50は、無線通信可能な電子機器に搭載されて使用される。また、アンテナ装置10は、相対的に高い周波数帯(HB帯)の周波数と相対的に低い周波数帯(LB帯)の周波数の通信が可能なデュアルバンド対応のアンテナ装置である。本実施の形態1の場合、高い周波数帯は、5GHz帯(例えば5.15~5.85GHz)であって、低い周波数帯は、2.4GHz帯(例えば2.4~2.484GHz)である。また、高い周波数帯は、低い周波数帯に比べて広帯域である。
図1に示すように、本実施の形態1の場合、アンテナ装置10は、無線通信デバイス50のベース基板52上に設けられたグランド導体12と、ベース基板52上に設けられてグランド導体12に接続された第1および第2のアンテナ導体14、16と、第1および第2のアンテナ導体14、16を接続する第1および第2の接続部18、20とを有する。
また、本実施の形態1の場合、アンテナ装置10は、グランド導体12と第1のアンテナ導体14との間に設けられた給電点22と整合回路24とを有する。なお、この給電点22には、無線通信デバイス50に設けられた給電回路(図示せず)が接続されている。アンテナ装置10は、給電点22を介して給電回路から給電される。また、整合回路24は、例えば、チップインダクタとチップコンデンサとを含むLC共振回路である。
本実施の形態1の場合、アンテナ装置10のグランド導体12は、矩形状であって、絶縁材料から作製されたベース基板52上に形成された、例えば銅などの導体パターンである。
本実施の形態1の場合、アンテナ装置10の第1のアンテナ導体14および第2のアンテナ導体16は、ベース基板52上に形成された、例えば銅などの導体パターンである。
第1のアンテナ導体14は、グランド導体12から離れる方向(Y軸方向)に給電点22から延在し、その給電点22から遠ざかるほど幅(X軸方向のサイズ)が広がる形状を備える。
具体的には、第1のアンテナ導体14は、給電点22が設けられたグランド導体12の端縁12aから離れるように長さ方向(Y軸方向)に給電点22から延在する。また、給電点22から遠ざかるほど、すなわち、給電点22に対して遠い遠位端の縁である先端縁14aに近づくほど、幅(X軸方向のサイズ)が線形的に広がる。本実施の形態1の場合、第1のアンテナ導体14は、先端縁14aを底辺とし、残る2つの斜辺14b、14cの長さが異なる三角形状を備える。また、第1のアンテナ導体14の先端縁14aは、直線状であって、グランド導体12の端縁12aに対して平行な状態で幅方向(X軸方向)に延在している。
第2のアンテナ導体16は、第1のアンテナ導体14の先端縁14aに対して間隔をあけて対向するように設けられている。
具体的には、第2のアンテナ導体16は、長さ方向(Y軸方向)に間隔をあけて第1のアンテナ導体14の先端縁14aに対して対向配置されている。また、本実施の形態1の場合、第2のアンテナ導体16は、第1のアンテナ導体14の先端縁14aの長さに対して等しい幅(X軸方向のサイズ)を維持しつつ、長さ方向(Y軸方向)に延在する矩形状を備える。その矩形状の第2のアンテナ導体16は、その長さ(Y軸方向のサイズ)が幅(X軸方向のサイズ)に比べて小さい。
第1の接続部18は、第1のアンテナ導体14と第2のアンテナ導体16とをキャパシタを介して接続する。本実施の形態1の場合、第1の接続部18は、所望のキャパシタンスを備えるチップコンデンサ26を介して第1のアンテナ導体14と第2のアンテナ導体16とを接続する。なお、チップコンデンサ26の代わりとして、第1のアンテナ導体14から第2のアンテナ導体16に向かって突出する突出部と第2のアンテナ導体16から第1のアンテナ導体14に向かって突出する突出部との間の隙間でキャパシタを形成してもよい。
第2の接続部20は、第1のアンテナ導体14と第2のアンテナ導体16とをインダクタを介して接続する。本実施の形態1の場合、第2の接続部20は、所望のインダクタンスを備えるチップインダクタ28を介して第1のアンテナ導体14と第2のアンテナ導体16とを接続する。なお、チップインダクタ28の代わりとして、所望のインダクタンスを備える形状(例えばミアンダ状)の導体パターンを介して第1のアンテナ導体14と第2のアンテナ導体16とが接続されてもよい。または、チップインダクタ28の代わりとして、第2の接続部20は、ゼロオーム抵抗を介して第1のアンテナ導体14と第2のアンテナ導体16とを接続してもよい。
また、第1および第2の接続部18、20は、第1の接続部18と第1のアンテナ導体との接続点(第1の接続点)18aが第2の接続部20と第1のアンテナ導体との接続点(第2の接続点)20aに比べて第1のアンテナ導体14の先端縁14aの中央に近くなるように、第1および第2のアンテナ導体14、16の間に設けられている。
本実施の形態1の場合、第1の接続部18と第1のアンテナ導体14との接続点18aは、第1のアンテナ導体14の先端縁14aの中央に位置する。これに対して、第2の接続部20と第1のアンテナ導体14との接続点20aは、第1のアンテナ導体14の先端縁14aの一方の端に位置する。
このようなアンテナ装置10によれば、高い周波数帯(5GHz帯)の周波数で通信する場合、図2に示すように、電流IHBは、給電点22から第1の接続部18に向かって第1のアンテナ導体14の幅中央を流れ、次に第1の接続部18を流れ、そして第2のアンテナ導体16をその長さ方向(Y軸方向)に流れる。この電流の経路は、相対的に高い周波数の電流が、第2の接続部20のインダクタ(チップインダクタ28)に比べて第1の接続部18のキャパシタ(チップコンデンサ26)の方が流れやすいために生じる。この電流IHBの経路長が、高い周波数帯の周波数の波長の1/4に実質的に相当する。
一方、低い周波数帯(2.4GHz帯)の周波数で通信する場合、電流ILBは、給電点22から第2の接続部20に向かって第1のアンテナ導体14の斜辺14bに沿って流れ、次に第2の接続部20を流れ、そして第2のアンテナ導体16をその幅方向(X軸方向)に流れる。この電流の経路は、相対的に低い周波数の電流が、第1の接続部18のキャパシタ(チップコンデンサ26)に比べて第2の接続部20のインダクタ(チップインダクタ28)の方が流れやすいために生じる。この電流ILBの経路長が、低い周波数帯の周波数の波長の1/4に実質的に相当する。
このような構成のアンテナ装置10の効果について説明する。本実施の形態1に係るアンテナ装置10の効率を表1に示す。
Figure 0007342966000001

表1は、本実施の形態1に係るアンテナ装置10(実施例1)における2.4~2.484GHzの周波数帯(LB帯)での帯域平均効率と、5.15~5.85GHzの周波数帯(HB帯)での帯域平均効率を示している。
この実施例1のアンテナ装置10における第1および第2のアンテナ導体14、16の設置領域は、図1に示すように、長さL1が9.5mmであって幅W1が11.5mmの領域である。参考までに、ベース基板の長さL2は35mmであって幅W2は25mmである。また、第1の接続部18のチップコンデンサ26のキャパシタンスは0.1pFであって第2の接続部20のチップインダクタ28のインダクタンスは1.1nHである。
また、表1は、参考として、比較例のアンテナ装置におけるLB帯での帯域平均効率とHB帯での帯域平均効率を示している。
図3は、比較例のアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図である。
図3に示すように、比較例の無線通信デバイス150におけるアンテナ装置110は、給電点122から遠ざかるほど幅が広い三角形状のアンテナ導体114を有する。アンテナ導体114の設置面積は、本実施の形態1(実施例1)に係るアンテナ装置10における第1および第2のアンテナ導体14、16の設置面積と概ね同一である。また、比較例のアンテナ装置110は、実施例1のアンテナ装置10と同様の低い周波数帯LBと高い周波数帯HBで、給電点122とアンテナ導体114と間の整合をとる整合回路124を備える。
図4は、実施の形態1(実施例1)に係るアンテナ装置と比較例のアンテナ装置それぞれのリターンロスの周波数特性(整合済み)を示している。
図4に示すように、実施例1(破線)のアンテナ装置10も、比較例(実線)のアンテナ装置110も、リターンロスが実用レベルの10dB以上において、低い周波数帯LBと高い周波数帯HBとで整合がとれている。
上述の表1に示すように、比較例のアンテナ装置110は、高い周波数帯HBでは、平均効率の値が-1.0dB(実用レベル)に比べて高く、良好な効率を備える。しかしながら、低い周波数帯LBでは、平均効率の値が-2.2dBであって好ましくない。
一方、実施例1の場合、高い周波数帯HBと低い周波数帯LBとの両方の平均効率がともに-1.0dBに比べて高い。したがって、実施例1のアンテナ装置10は、高い周波数帯HBと低い周波数帯LBの両方で高く良好な効率を備える。
したがって、広帯域の高い周波数帯で通信可能な比較例のアンテナ導体114を、実施例1のような第1のアンテナ導体14と第2のアンテナ導体16とに分割し、これらを第1および第2の接続部18、20で接続すれば、アンテナ導体の設置面積を実質的に拡大することなく、高い周波数帯および低い周波数帯の両方で良好な効率を得ることができる。
以上のような本実施の形態1によれば、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2は、上述の実施の形態1の改良形態である。したがって、上述の実施の形態1と異なる点を中心に、本実施の形態2について説明する。なお、上述の実施の形態1の構成要素と実質的に同一である本実施の形態2の構成要素には、同一の符号が付されている。
図5は、本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図である。
図5に示すように、本実施の形態2に係る無線通信デバイス250のアンテナ装置210において、第1のアンテナ導体14は、給電点22を介してグランド導体12に対して接続されることに加えて、ショート導体230を介してグランド導体12に接続されている。すなわち、第1のアンテナ導体14は、ショート導体230を介してグランド導体12に短絡されている。
具体的には、ショート導体230は、第1のアンテナ導体14に接続される一端と、グランド導体12に接続される他端とを有する導体である。また、ショート導体230と第1のアンテナ導体14との接続点(第3の接続点)230aは、第1の接続部18と第1のアンテナ導体14との接続点(第1の接続点)18aから遠く、第2の接続部20と第1のアンテナ導体14との接続点(第2の接続点)20aに近い。すなわち、本実施の形態2の場合、グランド導体12、第1のアンテナ導体14、およびショート導体230は、1つの構成要素(例えば1つの導体パターン)として一体化されている。なお、接続点20aと接続点230aは、本実施の形態2のように近い方が好ましい。
図6は、実施の形態1(実施例1)に係るアンテナ装置と実施の形態2(実施例2)に係るアンテナ装置それぞれのリターンロスの周波数特性(整合済み)を示している。
図6に示すように、ショート導体230を設けることにより(実施例2)、リターンロスが実用レベルの10dB以上において、低い周波数帯の帯域幅が概ね2倍に拡大している。これは、低い周波数帯の周波数では、上述の実施の形態1(実施例1)のアンテナ装置10がモノポールアンテナとして機能しているのに対して、本実施の形態2(実施例2)のアンテナ装置210が逆Fアンテナとして機能していることによる。
なお、表2に示すように、低い周波数帯の帯域幅が拡大しても、効率は大きく変わらない。本実施の形態2(実施例2)においても、上述の実施の形態1(実施例1)と同様に、高い周波数帯および低い周波数帯の両方で良好な効率を得ることができる。
Figure 0007342966000002

また、図5に示すように、ショート導体230は、絶縁材料から作製されたベース基板52の端縁52aに沿って延在するように配置する方が好ましい。このようなショート導体230の配置により、低い周波数帯の場合、ベース基板52の端縁52aに沿ったグランド導体12の部分に電流が流れやすくなる。その結果、ショート導体230がベース基板52の端縁52aから離れた位置に設けられる場合に比べて、低い周波数帯において、その帯域幅が拡大するとともに効率が高まる。
以上のような本実施の形態2によれば、上述の実施の形態1と同様に、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることができる。また、低い周波数帯の帯域幅を拡大することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3は、上述の実施の形態2の改良形態である。したがって、上述の実施の形態2と異なる点を中心に、本実施の形態3について説明する。なお、上述の実施の形態2の構成要素と実質的に同一である本実施の形態3の構成要素には、同一の符号が付されている。
図7は、本発明の実施の形態3に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図である。
図7に示すように、本実施の形態3に係る無線通信デバイス350のアンテナ装置310において、第1のアンテナ導体14は、ショート導体330を介してグランド導体12に短絡されている。しかしながら、ショート導体330は、グランド導体12や第1のアンテナ導体14から独立した別の導体である。そのため、ショート導体330の一端がインダクタ、例えばチップインダクタ332を介して第1のアンテナ導体14に接続され、他端もチップインダクタ332を介してグランド導体12に接続されている。本実施の形態3の場合、ショート導体330とグランド導体12との間のチップインダクタ332とショート導体330と第1のアンテナ導体14との間のチップインダクタ332は、同一のインダクタンスを備える。なお、2つのチップインダクタ332は異なるインダクタンスを備えてもよい。
図8は、ショート導体とグランド導体との間およびショート導体と第1のアンテナ導体との間に配置されたインダクタのインダクタンス値と周波数帯の帯域幅との関係を示す図である。
図8に示すように、チップインダクタ332のインダクタンスが増加すると、高い周波数帯(HB帯)の帯域幅が拡大する。したがって、チップインダクタ332のインダクタンスを調節することにより、高い周波数帯を所望の帯域幅にすることができる。
なお、チップインダクタ332を介する接続の代わりに、ショート導体330の一端および他端を、一端と他端との間の部分と異なる幅に変更し、すなわち所望のインダクタンスを持つ形状で構成し、グランド導体12および第1のアンテナ導体14に接続してもよい。
以上のような本実施の形態3によれば、上述の実施の形態2と同様に、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることができる。また、低い周波数帯の帯域幅を拡大することができる。さらには、高い周波数帯の帯域幅も拡大することができる。
以上、複数の実施の形態1~3を挙げて本発明を説明したが、本発明の実施の形態はこれらに限らない。
例えば、上述の実施の形態1の場合、図2に示すように、第2のアンテナ導体16は矩形状である。具体的には、第2のアンテナ導体16は、幅(X軸方向のサイズ)が一定の状態で、長さ方向(Y軸方向)に延在し、且つ、長さ(Y軸方向のサイズ)が幅に比べて小さい矩形状である。また、その幅は、第1のアンテナ導体14の先端縁14aの長さと同一の大きさである。しかしながら、本発明の実施の形態は、第2のアンテナ導体の形状を矩形状に限定しない。
図9~図13それぞれは、本発明の実施の形態4~8に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図である。
図9に示すように、実施の形態4に係る無線通信デバイス450のアンテナ装置410における第2のアンテナ導体416は、第2の接続部20から幅方向(X軸方向)に離れるにしたがって長さ(Y軸方向のサイズ)が大きくなる形状を備える。なお、第2のアンテナ導体416の幅(X軸方向のサイズ)は、第1のアンテナ導体14の先端縁14aの長さと同一である。
また、図10に示すように、実施の形態5に係る無線通信デバイス550のアンテナ装置510における第2のアンテナ導体516は、その長さ(Y軸方向のサイズ)について、幅方向(X軸方向)の中央が両端に比べて大きい形状を備える。なお、第1のアンテナ導体14の先端縁14aに対向する第2のアンテナ導体516の後端縁516aは、直線状であって先端縁14aに対して平行である。また、第2のアンテナ導体516の幅(X軸方向のサイズ)は、第1のアンテナ導体14の先端縁14aの長さと同一である。
さらに、図11に示すように、実施の形態6に係る無線通信デバイス650のアンテナ装置610における第2のアンテナ導体616は、その長さ(Y軸方向のサイズ)について、幅方向(X軸方向)の中央が両端に比べて小さい形状を備える。なお、第1のアンテナ導体14の先端縁14aに対向する第2のアンテナ導体616の後端縁616aに対して反対側の先端縁616bは、直線状であって第1のアンテナ導体14の先端縁14aに対して平行である。また、第2のアンテナ導体616の幅(X軸方向のサイズ)は、第1のアンテナ導体14の先端縁14aの長さと同一である。
このような実施の形態4~6も、上述の実施の形態1と同様に、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることができる。
さらにまた、図12に示すように、実施の形態7に係る無線通信デバイス750のアンテナ装置710における第2のアンテナ導体716は、後端縁716aと先端縁716bとが互いに平行であって、後端縁716aの長さに比べて先端縁716bの長さが大きい台形形状を備える。その後端縁716aの長さは、第1のアンテナ導体14の先端縁14aに比べて大きい。
このような実施の形態7も、上述の実施の形態1と同様に、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることができる。さらに、高い周波数帯の帯域幅を拡大することができる。
実施の形態7に係るアンテナ装置710と異なり、図13に示すように、実施の形態8に係る無線通信デバイス850のアンテナ装置810における第2のアンテナ導体816は、後端縁816aと先端縁816bとが互いに平行であって且つ長さが等しい矩形状である。その後端縁816aおよび先端縁816bの長さは、第1のアンテナ導体14の先端縁14aの長さに比べて小さい。
このような実施の形態8も、上述の実施の形態1と同様に、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることができる。
また例えば、上述の実施の形態1の場合、図2に示すように、第1のアンテナ導体14は、先端縁14aを底辺とする三角形状である。しかしながら、本発明の実施の形態は、第1のアンテナ導体の形状を三角形状に限定しない。
図14および図15それぞれは、本発明の実施の形態9および10に係るアンテナ装置を備える無線通信デバイスの部分拡大図である。
図14に示すように、実施の形態9に係る無線通信デバイス950のアンテナ装置910における第1のアンテナ導体914は、グランド導体12に対して離れる方向(Y軸方向)に給電点22から延在し、給電点22から遠ざかるほど幅(X軸方向のサイズ)が二次関数的に広がる形状、いわゆるおわん形状を備える。
また、図15に示すように、実施の形態10に係る無線通信デバイス1050のアンテナ装置1010における第1のアンテナ導体1014は、グランド導体12に対して離れる方向(Y軸方向)に給電点22から延在し、給電点22から遠ざかるほど幅(X軸方向のサイズ)が線形的に広がる形状、いわゆる台形形状を備える。
これらの実施の形態9および10も、上述の実施の形態1と同様に、広帯域の高い周波数帯で通信するアンテナ装置を、大型化を抑制しつつ低い周波数帯でも通信可能にすることができる。
さらには、上述の実施の形態1の場合、図2に示すように、第1のアンテナ導体14は、グランド導体12から離れる方向に給電点22から延在している。しかしながら、本発明の実施の形態はこれに限らない。例えば、ボウタイアンテナなどの自己補対アンテナのように、給電点から第1のアンテナ導体が延在しつつ、その反対方向に給電点から別のアンテナ導体が延在してもよい。
すなわち、本発明の実施の形態に係るアンテナ装置は、広義には、給電点と、前記グランド導体から離れる方向に前記給電点から延在し、前記給電点から遠ざかるほど幅が広がる第1のアンテナ導体と、前記第1のアンテナ導体の先端縁に対して間隔をあけて対向する第2のアンテナ導体と、前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをキャパシタを介して接続する第1の接続部と、前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをインダクタまたはゼロオーム抵抗を介して接続する第2の接続部と、を有し、前記第1の接続部と前記第1のアンテナ導体との第1の接続点が、前記第2の接続部と前記第1のアンテナ導体との第2の接続点に比べて、前記第1のアンテナ導体の先端縁の中央に近い、アンテナ装置である。
以上、複数の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、ある実施の形態に対して少なくとも1つの別の実施の形態を全体としてまたは部分的に組み合わせて本発明に係るさらなる実施の形態とすることが可能であることは、当業者にとって明らかである。
本発明は、デュアルバンド対応のアンテナ装置に適用可能である。

Claims (11)

  1. 給電点と、
    前記給電点から延在し、前記給電点から遠ざかるほど幅が広がる第1のアンテナ導体と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁に対して間隔をあけて対向する第2のアンテナ導体と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをキャパシタを介して接続する第1の接続部と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをインダクタまたはゼロオーム抵抗を介して接続する第2の接続部と、を有し、
    前記第1の接続部と前記第1のアンテナ導体との第1の接続点が、前記第2の接続部と前記第1のアンテナ導体との第2の接続点に比べて、前記第1のアンテナ導体の先端縁の中央に近く、
    前記第1の接続点が、前記第1のアンテナ導体の先端縁の中央に位置し、
    前記第2の接続点が、前記第1のアンテナ導体の先端縁の一方の端に位置する、アンテナ装置。

  2. 前記給電点に接続されたグランド導体を、さらに有し、
    前記第1のアンテナ導体が、前記グランド導体から離れる方向に延在する、請求項に記載のアンテナ装置。
  3. 一端が前記第1のアンテナ導体に接続され、他端が前記グランド導体に接続されているショート導体を、さらに有し、
    前記ショート導体と前記第1のアンテナ導体との第3の接続点が、前記第1の接続点よりも前記第2の接続点に近い、請求項に記載のアンテナ装置。
  4. 前記ショート導体の一端が、インダクタを介して前記第1のアンテナ導体に接続され、
    前記ショート導体の他端が、インダクタを介して前記グランド導体に接続されている、請求項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記第2のアンテナ導体の幅が、前記先端縁の長さに対して等しいまたは大きい、請求項1からのいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1のアンテナ導体が、前記先端縁を底辺とする三角形状であって、
    前記第2のアンテナ導体が、矩形状である、請求項1からのいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1のアンテナ導体が、2つの斜辺の長さが異なる三角形状である、請求項に記載のアンテナ装置。
  8. 給電点と、
    前記給電点から延在し、前記給電点から遠ざかるほど幅が広がる第1のアンテナ導体と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁に対して間隔をあけて対向する第2のアンテナ導体と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをキャパシタを介して接続する第1の接続部と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをインダクタまたはゼロオーム抵抗を介して接続する第2の接続部と、
    前記給電点に接続されたグランド導体と、
    一端が前記第1のアンテナ導体に接続され、他端が前記グランド導体に接続されているショート導体と、を有し、
    前記第1の接続部と前記第1のアンテナ導体との第1の接続点が、前記第2の接続部と前記第1のアンテナ導体との第2の接続点に比べて、前記第1のアンテナ導体の先端縁の中央に近く、
    前記第1のアンテナ導体が、前記グランド導体から離れる方向に延在し、
    前記ショート導体と前記第1のアンテナ導体との第3の接続点が、前記第1の接続点よりも前記第2の接続点に近い、アンテナ装置。
  9. 給電点と、
    前記給電点から延在し、前記給電点から遠ざかるほど幅が広がる第1のアンテナ導体と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁に対して間隔をあけて対向する第2のアンテナ導体と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをキャパシタを介して接続する第1の接続部と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをインダクタまたはゼロオーム抵抗を介して接続する第2の接続部と、を有し、
    前記第1の接続部と前記第1のアンテナ導体との第1の接続点が、前記第2の接続部と前記第1のアンテナ導体との第2の接続点に比べて、前記第1のアンテナ導体の先端縁の中央に近く、
    前記第2のアンテナ導体の幅が、前記先端縁の長さに対して等しいまたは大きい、アンテナ装置。
  10. 給電点と、
    前記給電点から延在し、前記給電点から遠ざかるほど幅が広がる第1のアンテナ導体と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁に対して間隔をあけて対向する第2のアンテナ導体と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをキャパシタを介して接続する第1の接続部と、
    前記第1のアンテナ導体の先端縁と前記第2のアンテナ導体とをインダクタまたはゼロオーム抵抗を介して接続する第2の接続部と、を有し、
    前記第1の接続部と前記第1のアンテナ導体との第1の接続点が、前記第2の接続部と前記第1のアンテナ導体との第2の接続点に比べて、前記第1のアンテナ導体の先端縁の中央に近く、
    前記第1のアンテナ導体が、前記先端縁を底辺とする三角形状であって、
    前記第2のアンテナ導体が、矩形状である、アンテナ装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置の給電点に給電する給電回路と、を含む無線通信デバイス。
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