JP7342786B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
従来、特許文献1に記載されているように、スイッチ回路、整流部及びインダクタを備え、整流部を構成する整流スイッチのオンオフにより同期整流を行う電力変換装置が知られている。詳しくは、この電力変換装置では、スイッチ回路を構成する変換スイッチがオフされてから遅延時間経過した後に、整流部を構成する整流スイッチがオフされる。遅延時間は、電力変換装置の入力端子の入力電圧検出値及び電力変換装置の出力端子の出力電圧検出値に基づいて算出される。これにより、インダクタの両端のうち出力端子側から入力端子側へと電流が逆流することを抑制する。
特許第6076839号公報
特許文献1に記載の電力変換装置において、整流スイッチをオフするタイミングを定める遅延時間が算出された後、算出された遅延時間が、電流の逆流を発生させない適正な遅延時間よりも長くなってしまうことがある。これは、電力変換装置における電流や電圧が変動し、出力電圧が急激に上昇したり、入力電圧が急激に低下したりすることにより発生する。この場合、電流の逆流が発生し、整流スイッチの故障が発生する等、電力変換装置の信頼性が低下する懸念がある。
本発明は、電流が逆流することを的確に抑制できる電力変換装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、変換スイッチを有し、入力端子から入力される電圧を前記変換スイッチのオンオフによって変換して出力するスイッチ回路と、
整流スイッチを有し、前記整流スイッチのオンオフによって前記スイッチ回路から出力される電流の整流を行って出力端子に出力する整流部と、
前記入力端子から前記スイッチ回路及び前記整流部を介して前記出力端子に至るまでの電気経路上に設けられたインダクタと、
前記出力端子の出力電圧を目標電圧に制御すべく前記変換スイッチをオンオフし、前記スイッチ回路から出力される電流の同期整流を実行すべく前記整流スイッチをオンオフする制御部と、を備え、
前記制御部は、前記入力端子の入力電圧検出値及び前記出力端子の出力電圧検出値のうち少なくとも一方の検出値に基づいて、前記同期整流の実行を禁止する。
インダクタの両端のうち出力端子側から入力端子側へと電流が逆流していることを把握するためのパラメータとして、入力端子の入力電圧検出値及び出力端子の出力電圧検出値のうち、少なくとも一方が有用であることを本願発明者は見出した。
そこで、本発明では、入力電圧検出値及び出力電圧検出値のうち少なくとも一方の検出値に基づいて、同期整流の実行が禁止される。このため、出力電圧が急激に上昇したり、入力電圧が急激に低下したりする場合であっても、実行中の同期整流を速やかに停止させることができる。これにより、電流が逆流することを的確に抑制でき、ひいては電力変換装置の信頼性の低下を抑制することができる。
第1実施形態に係る電源システムの全体構成図。 制御部が実行する処理のブロック図。 電流連続モードの制御態様を示すタイムチャート。 電流不連続モードの制御態様を示すタイムチャート。 同期整流制御の禁止処理の手順を示すフローチャート。 同期整流制御の禁止処理の一例を示すタイムチャート。 同期整流制御の禁止処理の一例を示すタイムチャート。 第2実施形態に係る制御部が実行する処理のブロック図。 第3実施形態に係る制御部が実行する処理のブロック図。 その他の実施形態に係る電力変換装置を示す図。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る電力変換装置を具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態の電力変換装置は、入力される直流電圧を変圧(降圧)して出力する絶縁型のDCDCコンバータである。
図1に示すように、電源システムは、電力変換装置10、第1蓄電池20及び第2蓄電池21を備えている。各蓄電池20,21は、充放電可能な2次電池である。本実施形態において、第1蓄電池20の定格電圧(例えば数百V)は、第2蓄電池21の定格電圧(例えば15V)よりも高い。第2蓄電池21は、例えばリチウムイオン蓄電池又はニッケル水素蓄電池であり、第2蓄電池21は、例えば鉛蓄電池である。
電力変換装置10は、第1~第4スイッチQ1~Q4及び第1コンデンサ30を有するフルブリッジ回路を備えている。本実施形態において、第1~第4スイッチQ1~Q4は、ボディダイオードを内蔵したNチャネルMOSFETである。第1スイッチQ1及び第2スイッチQ2の高電位側端子であるドレインには、電力変換装置10の第1高圧側端子TH1が接続されている。第1スイッチQ1の低電位側端子であるソースには、第3スイッチQ3のドレインが接続され、第2スイッチQ2のソースには、第4スイッチQ4のドレインが接続されている。第3スイッチQ3及び第4スイッチQ4のソースには、電力変換装置10の第2高圧側端子TH2が接続されている。第1高圧側端子TH1には、第1コンデンサ30の第1端と、第1蓄電池20の正極端子とが接続され、第2高圧側端子TH2には、第1コンデンサ30の第2端と、第1蓄電池20の負極端子とが接続されている。
なお、本実施形態において、各高圧側端子TH1,TH2が「入力端子」に相当する。また、第1~第4スイッチQ1~Q4が「変換スイッチ」に相当し、第1~第4スイッチQ1~Q4を備えるフルブリッジ回路が「スイッチ回路」に相当する。
電源システムは、高圧側電気負荷22を備えている。高圧側電気負荷22は、第1蓄電池20に並列接続されている。高圧側電気負荷22は、第1蓄電池20から給電されて動作する。
電力変換装置10は、第1整流スイッチSW1、第2整流スイッチSW2、「インダクタ」としてのチョークコイル31及び第2コンデンサ32を備えている。本実施形態において、各整流スイッチSW1,SW2は、ボディダイオードを内蔵したNチャネルMOSFETである。第1整流スイッチSW1のドレインには、第2整流スイッチSW2のドレインと、チョークコイル31の第1端とが接続されている。チョークコイル31の第2端には、第2コンデンサ32の第1端と、電力変換装置10の第1低圧側端子TL1とが接続されている。第2コンデンサ32の第2端には、電力変換装置10の第2低圧側端子TL2が接続されている。第1低圧側端子TL1には、第2蓄電池21の正極端子が接続され、第2低圧側端子TL2には、第2蓄電池21の負極端子が接続されている。
なお、本実施形態において、各低圧側端子TL1,TL2が「出力端子」に相当する。また、第1,第2整流スイッチSW1,SW2を備える整流回路が「整流部」に相当する。
電源システムは、低圧側電気負荷23を備えている。低圧側電気負荷23は、第2蓄電池21に並列接続されている。低圧側電気負荷23は、第2蓄電池21から給電されて動作する。
電力変換装置10は、第1コイル41、第2コイル42及び第3コイル43を有するトランス40を備えている。第1コイル41の第1端には、第1スイッチQ1のソース及び第3スイッチQ3のドレインが接続され、第1コイル41の第2端には、第2スイッチQ2のソース及び第4スイッチQ4のドレインが接続されている。
第2コイル42の第1端には、第1整流スイッチSW1のソースが接続されている。第2コイル42の第2端と第3コイル43の第1端との接続点は中点タップTPとされている。第3コイル43の第2端には、第2整流スイッチSW2のソースが接続されている。中点タップTPには、第2コンデンサ32の第2端が接続されている。
本実施形態において、第2コイル42の巻数と第3コイル43の巻数とは等しい。第2コイル42の巻数をN2とし、第1コイル41の巻数をN1とする場合、トランス40の巻数比Nrは「N1/N2」で表される。本実施形態では、電力変換装置10が降圧機能を有するため、N1>N2となる。
第1コイル41、第2コイル42及び第3コイル43は、例えばトランス40が備えるコアを介して互いに磁気結合する。第1コイル41の第2端に対する第1端の電位が高くなる場合、第2コイル42及び第3コイル43それぞれには、第2端よりも第1端の電位が高くなるような誘起電圧が発生する。一方、第1コイル41の第1端に対する第2端の電位が高くなる場合、第2コイル42及び第3コイル43それぞれには、第1端よりも第2端の電位が高くなるような誘起電圧が発生する。
電力変換装置10は、電流センサ45を備えている。電流センサ45は、第1蓄電池20と電力変換装置10を構成するフルブリッジ回路との間に流れる電流を検出する。電流センサ45の検出値は、電力変換装置10が備える制御部50に入力される。
電力変換装置10は、入力電圧検出部46、出力電圧検出部47及びローパスフィルタ部48を備えている。入力電圧検出部46は、第1コンデンサ30の端子電圧(「第2電圧」に相当)を入力電圧として検出する。入力電圧検出部46は、検出した入力電圧をデューティ信号Dtinに変換して出力する。デューティ信号は、規定時間に対する論理Hの時間比率(以下、デューティ比)の情報を含む信号である。入力電圧検出部46は、例えば、検出した入力電圧が高いほど、デューティ信号Dtinのデューティ比を高くする。入力電圧検出部46から出力されたデューティ信号Dtinは、図示しない絶縁伝達部を介して制御部50に入力される。なお、本実施形態において、入力電圧検出部46が「Duty変換部」に相当する。
入力電圧検出部46において入力電圧がデューティ信号に変換されるのは、電力変換装置10が、高圧領域と、高圧領域と電気的に絶縁された低圧領域とを跨いで設けられているためである。高圧領域には、第1~第4スイッチQ1~Q4を備えるフルブリッジ回路、入力電圧検出部46、及び第1コイル41が設けられている。低圧領域には、第2,第3コイル42,43、第1,第2整流スイッチSW1,SW2、チョークコイル31、第2コンデンサ32、出力電圧検出部47、ローパスフィルタ部48及び制御部50が設けられている。上記絶縁伝達部は、高圧領域及び低圧領域の間を電気的に絶縁しつつ、高圧領域から低圧領域へと信号を伝達する。絶縁伝達部は、例えばフォトカプラ又は磁気カプラである。
出力電圧検出部47は、第2コンデンサ32の端子電圧(「第1電圧」に相当)を出力電圧として検出する。出力電圧検出部47は、例えば、分圧用の抵抗体を備えている。出力電圧検出部47により検出された出力電圧Voutは、ローパスフィルタ部48に入力される。本実施形態のローパスフィルタ部48は、受動素子(例えば、抵抗体及びコンデンサ)等で構成されるアナログ回路である。ローパスフィルタ部48は、出力電圧検出部47により検出された出力電圧Voutにローパスフィルタ処理を施すことにより、出力電圧Voutからノイズ(例えばパルスノイズ)を除去する。ローパスフィルタ処理が施された出力電圧Vofは、制御部50に入力される。
制御部50は、電力変換装置10の出力電圧を目標電圧Vrefにフィードバック制御すべく第1~第4スイッチQ1~Q4をオンオフし、同期整流制御を実行すべく第1,第2整流スイッチSW1,SW2をオンオフする。以下、図2を用いて、制御部50の処理について説明する。本実施形態において、制御部50の機能は、実体的なメモリ装置に記録されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータにより提供される。ただし、この構成に限らず、制御部50の機能は、例えば、ハードウェア、又はソフトウェア、コンピュータ及びハードウェアの組み合わせによって提供されてもよい。
フィルタ部51は、ローパスフィルタ部48からの出力電圧Vofに、ローパスフィルタ処理として平均化処理(例えば移動平均処理)を施す。以下、ローパスフィルタ部48においてローパスフィルタ処理が施された出力電圧Vofをフィルタ後出力電圧Vorと称すこととする。
フィードバック演算部52は、フィルタ後出力電圧Vorを目標電圧Vrefにフィードバック制御するための操作量として、目標電流Irefを算出する。フィードバック演算部52で用いられるフィードバック制御は、例えば比例積分制御とすればよい。
スロープ信号生成部53は、電流センサ45により検出された電流Irを漸増させるためのスロープ信号Islpを生成して出力する。スロープ信号Islpは、鋸波のように、時間経過とともに変化し、所定周期でリセットされる。加算部54は、電流センサ45により検出された電流Irとスロープ信号Islpとの加算値を、制御比較電流Isとして出力する。
電流比較部55は、加算部54から出力された制御比較電流Isと、フィードバック演算部52から出力された目標電流Irefとの大小比較に基づいて、パルス信号Spを出力する。詳しくは、電流比較部55は、制御比較電流Isが目標電流Irefを超えた場合に論理Hのパルス信号Spを出力する。
駆動信号生成部56は、クロック信号MCと、電流比較部55から出力されたパルス信号Spとに基づいて、第1~第4スイッチQ1~Q4及び第1,第2整流スイッチSW1,SW2をオンオフする。
変換部60は、入力電圧検出部46から出力されたデューティ信号Dtinを、第1コンデンサ30の端子電圧を示す入力電圧Vinrに変換する。本実施形態において、変換部60は、所定の検出周期Δtdでデューティ信号Dtinを入力電圧Vinrに変換する。検出周期Δtdは、ローパスフィルタ部48におけるローパスフィルタの時定数τよりも短く設定されている。例えば、ローパスフィルタ部48が静電容量Cのコンデンサ及び抵抗値Rの抵抗体を備える場合、「τ=RC」である。また、検出周期Δtdは、制御部50の制御周期以下の周期に設定され、本実施形態では制御周期と同じ周期に設定されているものとする。
まず、図3を用いて、電流連続モードにおける第1~第4スイッチQ1~Q4及び第1,第2整流スイッチSW1,SW2のオンオフ態様について説明する。電流連続モードは、例えば、目標電流Irefが電流閾値Xth以上の場合に実施される。図3(a)はクロック信号MCの推移を示し、図3(b),(c)は第1,第3スイッチQ1,Q3の駆動状態の推移を示す。図3(d)は制御比較電流Isの推移を示し、図3(e)はチョークコイル31に流れる電流(以下、コイル電流IL)の推移を示し、図3(f)は電流比較部55から出力されるパルス信号Spの推移を示す。図3(g),(h)は第4,第2スイッチQ4,Q2の駆動状態の推移を示し、図3(i),(j)は第1,第2整流スイッチSW1,SW2の駆動状態の推移を示す。
クロック信号MCは、論理H,Lの信号からなる。本実施形態では、クロック信号MCは、半周期Tsw/2において論理Hの信号となり、半周期Tsw/2において論理Lの信号となり、クロック信号MCの1周期Tswがスイッチング周期となる。
第1スイッチQ1と第3スイッチQ3とは交互にオンされる。詳しくは、第1スイッチQ1は、クロック信号MCの論理がHに切り替えられるタイミングからデッドタイムDT経過したタイミングにおいて、オンに切り替えられる。その後、第1スイッチQ1は、クロック信号MCの論理がLに切り替えられるタイミングにおいて、オフに切り替えられる。第3スイッチQ3は、クロック信号MCの論理がLに切り替えられるタイミングからデッドタイムDT経過したタイミングにおいて、オンに切り替えられる。その後、第3スイッチQ3は、クロック信号MCの論理がHに切り替えられるタイミングにおいて、オフに切り替えられる。
第4スイッチQ4と第2スイッチQ2とは交互にオンされる。詳しくは、第4スイッチQ4は、クロック信号MCの論理がHに切り替えられるタイミングからデッドタイムDT経過したタイミングにおいて、オンに切り替えられる。その後、第4スイッチQ4は、電流比較部55からパルス信号Spが出力されたタイミングにおいて、オフに切り替えられる。第2スイッチQ2は、第4スイッチQ4がオフに切り替えられるタイミングからデッドタイムDT経過したタイミングにおいて、オンに切り替えられる。その後、第2スイッチQ2は、電流比較部55からパルス信号Spが出力されたタイミングにおいて、オフに切り替えられる。
第1整流スイッチSW1は、第1スイッチQ1がオンに切り替えられるタイミングにおいてオンに切り替えられる。その後、第1整流スイッチSW1は、電流比較部55からパルス信号Spが出力されたタイミングから遅延時間dr経過したタイミングにおいて、オフに切り替えられる。電流連続モードにおける遅延時間drは、例えば、遅延時間drが取り得る範囲の最大値に設定される。ただし、第1整流スイッチSW1は、第3スイッチQ3が次回オンに切り替えられるまでにオフに切り替えられる。
第2整流スイッチSW2は、第3スイッチQ3がオンに切り替えられるタイミングにおいてオンに切り替えられる。その後、第2整流スイッチSW2は、電流比較部55からパルス信号Spが出力されたタイミングから遅延時間dr経過したタイミングにおいて、オフに切り替えられる。電流連続モードにおける遅延時間drは、例えば、遅延時間drが取り得る範囲の最大値に設定される。ただし、第2整流スイッチSW2は、第1スイッチQ1が次回オンに切り替えられるまでにオフに切り替えられる。
続いて、図4を用いて、電流不連続モードにおける第1~第4スイッチQ1~Q4及び第1,第2整流スイッチSW1,SW2のオンオフ態様について説明する。電流不連続モードは、例えば、目標電流Irefが電流閾値Xth未満の場合に実施される。図4(a)~(j)は、先の図3(a)~(j)に対応している。以下では、主に、電流連続モードからの変更点について説明する。
第1整流スイッチSW1は、電流比較部55からパルス信号Spが出力されたタイミングから遅延時間dr経過したタイミングにおいて、オフに切り替えられる。また、第2整流スイッチSW2は、電流比較部55からパルス信号Spが出力されたタイミングから遅延時間dr経過したタイミングにおいて、オフに切り替えられる。一例として、遅延時間drは、フィルタ後出力電圧Vorと、入力電圧Vinrとに基づいて設定され、例えば、下式(eq1)に基づいて設定されればよい。下式(eq1)において、Laは、チョークコイル31のインダクタンスを示し、Tonは、第1,第4スイッチQ1,Q4の双方(又は第3,第2スイッチQ3,Q2の双方)がオンされる期間を示す。
Figure 0007342786000001
図2の説明に戻り、制御部50は、電力変換装置10の信頼性の低下を防止すべく、同期整流制御を禁止するための構成として、換算電圧算出部61、第1電圧比較部62、第2電圧比較部63及びOR演算部64を備えている。
換算電圧算出部61は、フィルタ後出力電圧Vorに巻数比Nrを乗算することにより、入力換算電圧Vαを算出する。
第1電圧比較部62は、換算電圧算出部61により算出された入力換算電圧Vαと、変換部60により変換された入力電圧Vinrとを比較する。第1電圧比較部62は、入力換算電圧Vαが入力電圧Vinrよりも高い場合に論理Hの第1信号Sg1を出力し、入力換算電圧Vαが入力電圧Vinrよりも低い場合に論理Lの第1信号Sg1を出力する。第1信号Sg1の論理がHの場合、チョークコイル31の第2端から第1端へと電流が逆流するおそれがある。
つまり、先の図1に示すチョークコイル31の第1端の電圧をVaとし、第2端の電圧をVbとする場合、「Va≦Vb」になるときに電流の逆流が発生し得る。ここで、Vaは「Vinr/Nr」に相当し、Vbはフィルタ後出力電圧Vorに相当する。以上から、「Va≦Vb」から導かれた「Vinr≦Nr×Vor」が成立する場合、第1信号Sg1の論理がHとなり、電流の逆流が発生するおそれがある。
第2電圧比較部63は、変換部60により変換された入力電圧Vinrと、電圧閾値Vthとを比較する。本実施形態において、電圧閾値Vthは、「Nr×Vref-Δβ」に設定されている。Δβは、入力電圧Vinrの検出誤差等を考慮したマージンであり、例えば、入力電圧Vinrの検出誤差が取り得る範囲の最大値に設定されている。なお、電圧閾値Vthは、例えば、高圧側電気負荷22の動作を保証する電圧範囲の下限値よりも低い値に設定されていてもよい。
第2電圧比較部63は、電圧閾値Vthが入力電圧Vinrよりも高い場合に論理Hの第2信号Sg2を出力し、電圧閾値Vthが入力電圧Vinrよりも低い場合に論理Lの第2信号Sg2を出力する。第2信号Sg2の論理がHの場合、チョークコイル31の第2端から第1端へと電流が逆流するおそれがある。
つまり、「Vth=Nr×Vref-Δβ」のため、電圧閾値Vthは、電力変換装置10の出力電圧が目標電圧Vrefに制御される場合に電力変換装置10の入力電圧が取り得る範囲の下限側(具体的には下限値)に設定されている。このため、入力電圧Vinrが電圧閾値Vthを下回ったことをもって、電力変換装置10の入力電圧が急減したことを把握でき、ひいては電流の逆流が発生し得る状況を把握できる。
OR演算部64は、第1信号Sg1及び第2信号Sg2の少なくとも一方の論理がHの場合に論理Hの判定信号Sgjを出力し、第1信号Sg1及び第2信号Sg2の双方の論理がLの場合に論理Lの判定信号Sgjを出力する。OR演算部64から出力された判定信号Sgjは、駆動信号生成部56に入力される。
駆動信号生成部56は、判定信号Sgjに基づいて、同期整流制御の実行を禁止する処理を行う。図5に、この処理の手順を示す。この処理は、上記制御周期で繰り返し実行される。
ステップS10では、判定信号Sgjの論理がHであるか否かを判定する。
ステップS10において判定信号Sgjの論理がLであると判定した場合には、電流の逆流が発生しないと判定し、ステップS11に進む。ステップS11では、同期整流制御の実行を許可する。この場合、図3又は図4に示した態様で第1,第2整流スイッチSW1,SW2をオンオフする。
一方、ステップS10において判定信号Sgjの論理がHであると判定した場合には、電流の逆流が発生すると判定し、ステップS12に進む。ステップS12では、同期整流制御の実行を禁止する。同期整流制御の実行中にステップS12の処理を実行すると、各整流スイッチSW1,SW2を強制的にオフにし、同期整流制御を速やかに停止させる。
図6及び図7を用いて、同期整流制御の禁止手法の具体例について説明する。
まず、図6を用いて、電力変換装置10の出力電圧が変動する場合について説明する。出力電圧の変動は、例えば、低圧側電気負荷23の消費電流の変動によって発生する。図6(a)は電力変換装置10の出力電流Iоutの推移を示し、図6(b)はフィルタ後出力電圧Vorの推移を示し、図6(c)は入力電圧Vinr,入力換算電圧Vαの推移を示し、図6(d)は駆動信号生成部56の判定結果の推移を示す。図6に示す例では、第2信号Sg2の論理がLに維持されている。
時刻t1において、例えば低圧側電気負荷23の消費電流の低下により、出力電流Iоutが低下し始める。これに伴い、フィルタ後出力電圧Vorと、フィルタ後出力電圧Vorを用いて算出された入力換算電圧Vαとが上昇し始める。その後時刻t2において、入力換算電圧Vαが入力電圧Vinrを超えるため、判定信号Sgjの論理がHに切り替わり、同期整流制御の実行が禁止される。
時刻t3において、出力電流Ioutが低下しなくなり、また、フィルタ後出力電圧Vor及び入力換算電圧Vαが低下する。その後時刻t4において、入力換算電圧Vαが入力電圧Vinrを下回るため、判定信号Sgjの論理がLに切り替わり、同期整流制御の実行が許可される。
時刻t5において、例えば低圧側電気負荷23の消費電流の増加により、出力電流Iоutが増加し始める。これに伴い、フィルタ後出力電圧Vor,入力換算電圧Vαが一旦低下した後、上昇し始める。その後時刻t6において、入力換算電圧Vαが入力電圧Vinrを超えるため、判定信号Sgjの論理がHに切り替わり、同期整流制御の実行が再度禁止される。
時刻t7において、出力電流Ioutが増加しなくなり、また、フィルタ後出力電圧Vor及び入力換算電圧Vαが低下する。その後時刻t8において、入力換算電圧Vαが入力電圧Vinrを下回るため、判定信号Sgjの論理がLに切り替わり、同期整流制御の実行が許可される。
なお、出力電流Ioutが小さい場合(例えば電流不連続モードが実施される場合)の方が、出力電流Ioutが大きい場合(例えば電流連続モードが実施される場合)よりも電流の逆流が発生しやすい。また、出力電流Ioutが下降する場合の方が、出力電流Ioutが上昇する場合よりも電流の逆流が発生しやすい。
続いて、図7を用いて、電力変換装置10の入力電圧が変動する場合について説明する。入力電圧の変動は、例えば、高圧側電気負荷22の消費電流の変動によって発生する。図7(a)~(d)は、先の図6(a)~(d)に対応している。
時刻t1において、例えば高圧側電気負荷22の消費電流の低下により、入力電圧Vinrが上昇し始める。これに伴い、フィルタ後出力電圧Vor及び入力換算電圧Vαが上昇し始める。その後時刻t2において、入力電圧Vinrが上昇しなくなる。
時刻t3において、例えば高圧側電気負荷22の消費電流の増加により、入力電圧Vinrが低下し始める。これに伴い、フィルタ後出力電圧Vor及び入力換算電圧Vαが一旦低下した後、制御遅れ等に起因して上昇し始める。その後時刻t4において、入力換算電圧Vαが入力電圧Vinrより低いものの、入力電圧Vinrが電圧閾値Vthを下回る。このため、判定信号Sgjの論理がHに切り替わり、同期整流制御の実行が禁止される。
時刻t5において、入力換算電圧Vαが入力電圧Vinrを上回り、その後時刻t6において、入力換算電圧Vαが入力電圧Vinrを下回る。その後時刻t7において、入力電圧Vinrが電圧閾値Vthを上回るため、判定信号Sgjの論理がLに切り替わり、同期整流制御の実行が許可される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
フィルタ後出力電圧Vorに基づいて算出された入力換算電圧Vαが入力電圧Vinrを超えたと判定された場合、同期整流制御の実行が禁止される。このため、電力変換装置10の出力電圧が急激に上昇したり、電力変換装置10の入力電圧が急激に低下したりする場合であっても、実行中の同期整流制御を速やかに停止させることができる。これにより、電流が逆流することを的確に抑制でき、ひいては電力変換装置10の信頼性の低下を抑制することができる。
入力電圧Vinrが電圧閾値Vthを下回ったと判定された場合、同期整流制御の実行が禁止される。本実施形態において、入力電圧検出部46により検出された入力電圧及び変換部60により変換された入力電圧Vinrはローパスフィルタを通過していない。また、変換部60における入力電圧Vinrの検出周期Δtdがローパスフィルタ部48の時定数τよりも短い。このため、フィルタ後出力電圧Vorを用いることなく入力電圧Vinrのみを用いることにより、入力電圧の急減時において電流の逆流が発生し得る状況を迅速に判定できる。その結果、電流が逆流することをより的確に抑制できる。
電流不連続モードにおいて同期整流制御が実行される構成に同期整流制御の禁止処理が適用される。電流不連続モードにおいては、電力変換装置10の出力電流Ioutが小さいため、従来は、電流の逆流が発生し得る状況であるかを判定するために検出精度の高い(分解能の高い)出力電流センサが用いられていた。これに対し、本実施形態の禁止処理では電圧検出値を用いるため、検出精度の高い出力電流センサを電力変換装置10に備えることなく、電流が逆流することを的確に抑制できる。
<第1実施形態の変形例>
・制御部50が第2電圧比較部63及びOR演算部64を備えていなくてもよい。この場合、制御部50は、第1信号Sg1の論理がHの場合に同期整流制御の実行を禁止すればよい。
また、制御部50が第1電圧比較部62及びOR演算部64を備えていなくてもよい。この場合、制御部50は、第2信号Sg2の論理がHの場合に同期整流制御の実行を禁止すればよい。
・第1電圧比較部62は、入力換算電圧Vαと入力電圧Vinrとに代えて、「Vinr/Nr」とフィルタ後出力電圧Vorとを比較して第1信号Sg1を出力してもよい。
・ローパスフィルタ部48及びフィルタ部51のいずれかが電力変換装置10に設けられていなくてもよい。
・入力電圧検出部46により検出された入力電圧、及び変換部60により変換された入力電圧Vinrのうち少なくとも一方がローパスフィルタを通過していてもよい。例えば、入力電圧検出部46が、アナログ回路のローパスフィルタを通過した入力電圧を検出する場合、このローパスフィルタの時定数が、ローパスフィルタ部48の時定数よりも短く設定されていればよい。
・出力電圧検出部47により検出された出力電圧がデューティ信号に変換されて制御部50に入力されてもよい。この場合、制御部50の出力電圧変換部は、入力されたデューティ信号を第2コンデンサ32の端子電圧である出力電圧に変換してフィードバック演算部52及び換算電圧算出部61に出力すればよい。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図8に示すように、換算電圧算出部61aの構成が変更されている。なお、図8において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
換算電圧算出部61aは、入力換算電圧Vαを「Nr×Vor+Δα」として算出する。Δαは、オフセット値であり、例えば、フィルタ後出力電圧Vorの検出誤差が取り得る範囲の最大値に設定されている。換算電圧算出部61aにより算出された入力換算電圧Vαは、第1電圧比較部62に入力される。
以上説明した本実施形態によれば、同期整流制御の実行をより迅速に禁止することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図9に示すように、制御部50の構成が変更されている。なお、図9において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
第2電圧比較部63には、フィルタ後出力電圧Vorと電圧閾値Vthとが入力される。第2電圧比較部63は、フィルタ後出力電圧Vorが電圧閾値Vthよりも高い場合に論理Hの第2信号Sg2を出力し、フィルタ後出力電圧Vorが電圧閾値Vthよりも低い場合に論理Lの第2信号Sg2を出力する。
本実施形態の電圧閾値Vthは、「Vref+Δγ」に設定されている。Δγは、フィルタ後出力電圧Vorの検出誤差等を考慮したマージンであり、例えば、フィルタ後出力電圧Vorの検出誤差が取り得る範囲の最大値に設定されている。
以上説明した本実施形態によっても、電流が逆流することを抑制できる。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・第1,第2実施形態において、制御部50は、第2信号Sg2に基づく同期整流制御の禁止処理に代えて、入力電圧Vinrの1制御周期あたりの低下量が所定低下量を超えたと判定した場合に同期整流制御の実行を禁止してもよい。
・第3実施形態において、制御部50は、第2信号Sg2に基づく同期整流制御の禁止処理に代えて、フィルタ後出力電圧Vorの1制御周期あたりの上昇量が所定上昇量を超えたと判定した場合に同期整流制御の実行を禁止してもよい。
・図1に示す電力変換装置10が降圧機能ではなく昇圧機能を有するものであってもよい。
・電力変換装置としては、図1に示すものに限らず、例えば、特許文献1の図10に示すフォワード型のDCDCコンバータ等、他の電力変換装置であってもよい。また、電力変換装置としては、トランスを備える絶縁型のものに限らず、例えば、図10に示すように非絶縁型のものであってもよい。なお、図10では、制御部等の図示を省略している。
電力変換装置70は、昇圧チョッパ回路であり、第1コンデンサ71、「インダクタ」としてのチョークコイル72、第1,第2スイッチS1,S2及び第2コンデンサ73を備えている。電力変換装置70の第1,第2入力端子CL1,CL2には、第1蓄電池20が接続され、電力変換装置70の第1,第2出力端子CH1,CH2には、電気負荷24が接続されている。なお、本実施形態において、第2スイッチS2が「変換スイッチ」に相当し、第2スイッチQ2により「スイッチ回路」が構成されている。また、第1スイッチS1が「整流スイッチ」に相当し、第1スイッチS1により「整流部」が構成されている。
電力変換装置70が備える図示しない制御部は、第1スイッチS1と第2スイッチS2とをデッドタイムを挟みつつ交互にオンする。第1スイッチS1がオンされる期間が、同期整流が行われる期間となる。電力変換装置70の制御部には、第1コンデンサ71の端子電圧である入力電圧Viと、第2コンデンサ73の端子電圧である出力電圧Voとが入力される。出力電圧Voは、例えば先の図2のフィードバック演算部52及び換算電圧算出部61に入力される。この場合、換算電圧算出部61において「Nr=1」とすればよい。これにより、図10に示すようにチョークコイル72の両端の電圧をVa,Vbとする場合、第1電圧比較部62において、上述した「Va≦Vb」が成立していることを判定できる。また、入力電圧Viは、例えば先の図2の第1電圧比較部62及び第2電圧比較部63に入力される。
・制御部50は、ピーク電流制御に限らず、例えば、特許文献1の図8に記載の電圧モードの制御によって第1~第4スイッチQ1~Q4をオンオフしてもよい。
10…電力変換装置、31…チョークコイル、50…制御部、Q1~Q4…第1~第4スイッチ、SW1,SW2…第1,第2整流スイッチ。

Claims (7)

  1. 変換スイッチ(Q1~Q4,S2)を有し、入力端子(TH1,TH2,CL1,CL2)から入力される電圧を前記変換スイッチのオンオフによって変換して出力するスイッチ回路と、
    整流スイッチ(SW1,SW2,S1)を有し、前記整流スイッチのオンオフによって前記スイッチ回路から出力される電流の整流を行って出力端子(TL1,TL2,CH1,CH2)に出力する整流部と、
    前記入力端子から前記スイッチ回路及び前記整流部を介して前記出力端子に至るまでの電気経路上に設けられたインダクタ(31,72)と、
    前記出力端子の出力電圧を目標電圧(Vref)に制御すべく前記変換スイッチをオンオフし、前記スイッチ回路から出力される電流の同期整流を実行すべく前記整流スイッチをオンオフする制御部(50)と、を備え、
    前記制御部は、前記入力端子の入力電圧検出値及び前記出力端子の出力電圧検出値に基づいて、前記インダクタの両端のうち前記出力端子側の電圧(Vor)が、前記インダクタの両端のうち前記入力端子側の電圧(Vinr/Nr)からオフセット値(Δα)を差し引いた値よりも高いと判定した場合に前記同期整流の実行を禁止する電力変換装置(10,70)。
  2. 前記判定に用いられる前記入力電圧検出値及び前記出力電圧検出値のうち少なくとも一方はローパスフィルタを通過した検出値である請求項に記載の電力変換装置。
  3. 変換スイッチ(Q1~Q4,S2)を有し、入力端子(TH1,TH2,CL1,CL2)から入力される電圧を前記変換スイッチのオンオフによって変換して出力するスイッチ回路と、
    整流スイッチ(SW1,SW2,S1)を有し、前記整流スイッチのオンオフによって前記スイッチ回路から出力される電流の整流を行って出力端子(TL1,TL2,CH1,CH2)に出力する整流部と、
    前記入力端子から前記スイッチ回路及び前記整流部を介して前記出力端子に至るまでの電気経路上に設けられたインダクタ(31,72)と、
    前記出力端子の出力電圧を目標電圧(Vref)に制御すべく前記変換スイッチをオンオフし、前記スイッチ回路から出力される電流の同期整流を実行すべく前記整流スイッチをオンオフする制御部(50)と、を備え、
    前記制御部は、前記入力端子の入力電圧検出値及び前記出力端子の出力電圧検出値に基づいて、前記インダクタの両端のうち前記出力端子側の電圧(Vor)が前記入力端子側の電圧(Vinr/Nr)よりも高いと判定した場合に前記同期整流の実行を禁止し、
    記入力電圧検出値及び前記出力電圧検出値のうち、一方を第1電圧の検出値とし、他方を第2電圧の検出値とする場合、前記判定に用いられる前記第1電圧の検出値はローパスフィルタを通過した検出値であり、
    前記第2電圧の検出値をデューティ信号に変換して出力するDuty変換部(46)を備え、
    前記制御部は、前記Duty変換部から出力された前記デューティ信号を、前記判定に用いる前記第2電圧の検出値に所定の検出周期(Δtd)で変換し、
    前記検出周期が、前記ローパスフィルタの時定数(τ)よりも短い電力変換装置(10,70)。
  4. 変換スイッチ(Q1~Q4,S2)を有し、入力端子(TH1,TH2,CL1,CL2)から入力される電圧を前記変換スイッチのオンオフによって変換して出力するスイッチ回路と、
    整流スイッチ(SW1,SW2,S1)を有し、前記整流スイッチのオンオフによって前記スイッチ回路から出力される電流の整流を行って出力端子(TL1,TL2,CH1,CH2)に出力する整流部と、
    前記入力端子から前記スイッチ回路及び前記整流部を介して前記出力端子に至るまでの電気経路上に設けられたインダクタ(31,72)と、
    前記出力端子の出力電圧を目標電圧(Vref)に制御すべく前記変換スイッチをオンオフし、前記スイッチ回路から出力される電流の同期整流を実行すべく前記整流スイッチをオンオフする制御部(50)と、を備え、
    前記制御部は、前記入力端子の入力電圧検出値(Vinr)が電圧閾値(Vth)以下になったと判定した場合に前記同期整流の実行を禁止し、
    前記出力端子の出力電圧検出値はローパスフィルタを通過した検出値であり、
    前記入力電圧検出値をデューティ信号に変換して出力するDuty変換部(46)を備え、
    前記制御部は、前記Duty変換部から出力された前記デューティ信号を、前記判定に用いる前記入力電圧検出値に所定の検出周期(Δtd)で変換し、
    前記検出周期が、前記ローパスフィルタの時定数(τ)よりも短い電力変換装置(10,70)。
  5. 前記電圧閾値は、前記目標電圧を前記入力端子の入力電圧に換算した値よりも低い値(Nr×Vref-Δβ)に設定されている請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記制御部は、電流不連続モードによって前記変換スイッチをオンオフする場合に前記同期整流を実行する請求項1~のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記制御部は、ピーク電流制御によって前記出力端子の出力電圧を前記目標電圧に制御すべく前記変換スイッチをオンオフする請求項1~のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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