以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、後述する各処理の実行順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更することができる。
図1において、情報処理装置100及び画像形成装置200は、通信ネットワーク300に接続される。情報処理装置100は、パーソナルコンピュータ等である。情報処理装置100は、画像形成装置200がシートに形成する画像を示すデータ(以下、画像形成用データと称する)を作成する。画像形成用データは、有線LAN等の通信ネットワーク300を通じて、情報処理装置100から画像形成装置200へと送信される。画像形成装置200は、ラベルプリンタ等である。画像形成装置200は、受信した画像形成用データに基づく画像をシートに形成する。画像形成装置200は、画像形成済みのシートを外部に排出する。
情報処理装置100は、通信バス16を通じて相互通信可能に接続されたCPU11、メモリ12、通信I/F13、ユーザI/F(インタフェイスの略称)14、及びディスプレイ15を備えている。CPU11及びメモリ12は、コントローラの例である。CPU11、ユーザI/F14及びディスプレイ15は、コンピュータ、ユーザI/F及びディスプレイの例である。
CPU11は、情報処理装置100の動作を統括的に制御するために、メモリ12に記憶される各種プログラムを読み出して実行する。
メモリ12は、ROM、RAM、EEPROM等の記憶媒体、及びCPU11が備えるバッファ等である。メモリ12は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体である。具体的に、ストレージ媒体は、非一時的(non-transitory)で有形(tangible)の媒体でもある。一方、インターネット等の伝送路で伝搬される電気信号は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体の一種であるが、非一時的で有形のストレージ媒体ではない。
メモリ12は、プログラム記憶領域12A及びデータ記憶領域12Bを有する。プログラム記憶領域12Aは、OS28、編集プログラム29、及びドライバ210等の各種プログラムを記憶している。OS28は、情報処理装置100の基本プログラムである。編集プログラム29は、ユーザI/F14を通じたユーザによる入力操作に応じて、画像形成用データを作成する。そのために、編集プログラム29は、OS28との間で各種情報及び各種データを入出力する。編集プログラム29は、プログラムの一例であり、単一のプログラム、又は複数のプログラムモジュールの集まりであればよい。なお、編集プログラム29のより詳細な処理については後述する。ドライバ210は、OS28を通じて受け取った画像形成用データを、画像形成装置200で画像形成可能な形式に変換し、その後、OS28を通じて通信I/F13に出力する。データ記憶領域12Bは、各種プログラムが用いる各種情報又は各種データを記憶する。
通信I/F13は、有線LAN用の通信I/Fである。通信I/F13は、OS28により出力される各種情報又は各種データを、通信ネットワーク300を通じて画像形成装置200に送信する。また、通信I/F13は、画像形成装置200により送信される各種情報又は各種データを、通信ネットワーク300を通じて受信し、受信した各種情報又は各種データをOS28に出力する。
ユーザI/F14は、ユーザによる入力操作を受け付けるインタフェイスである。具体的には、ユーザI/F14は、キーボード及びマウスの組み合わせである。キーボードは、ユーザにより操作されたキーに対応する操作信号をCPU11に出力する。マウスは、ユーザにより指定されたディスプレイ15の表示面上の位置を示す情報(以下、位置情報と称する)をCPU11に出力する。なお、ユーザI/F14は、キーボードやマウス以外にも、公知の入力装置(例えば、ペン型入力装置)を含んでいてもよい。
ディスプレイ15は、液晶ディスプレイ等であり、各種画面を表示面に表示する。各種画面は、文字列、画像、アイコン、テキストボックス等のオブジェクトを含む。入力操作は、マウスによりこれらオブジェクトを指定する操作、及び、オブジェクトに文字列又は数字列をキーボードにより入力する操作を含む。
画像形成装置200は、通信バス26により通信可能に接続されたCPU21、メモリ22、通信I/F23、カートリッジ27、搬送用モータ24、及び記録ヘッド25を備えている。なお、CPU21、メモリ22及び通信I/F23は、CPU11、メモリ12及び通信I/F13と構成面で同じか又は類似するため、それぞれの説明を省略する。
メモリ22は、プログラム記憶領域22A及びデータ記憶領域22Bを有する。プログラム記憶領域22Aは、OS221及び制御プログラム222等の各種プログラムを記憶している。OS221は、画像形成装置200の基本プログラムである。制御プログラム222は、画像形成を制御するために各種処理を実行して、OS221との間で各種情報及び各種データを入出力する。データ記憶領域12Bは、制御プログラム222及びOS221が用いる各種情報又は各種データを記憶する。
カートリッジ27は、画像形成装置200内の所定位置に装着される。カートリッジ27には、シートが巻回されている。シートは、例えば粘着ラベルである。また、カートリッジ27はメモリ27Aを有する。メモリ27Aは、シートの幅を少なくとも含むシート情報を記憶する。
搬送用モータ24は、画像形成装置200内の搬送ローラ24Aを回転させるための駆動力を発生する。搬送ローラ24Aは、ギヤ等を介して与えられる駆動力で回転する。これにより、搬送ローラ24Aは、カートリッジ27に巻回されるシートを記録ヘッド25に向けて搬送する。
記録ヘッド25は、制御プログラム222による制御下で、所定方式の画像形成を実行して、画像形成用データに基づく画像をシート上に形成する。所定方式は、インクジェット方式、電子写真方式又は熱転写方式である。
搬送ローラ24Aは更に、画像形成済のシートを画像形成装置200の外部に排出する。
本明細書では、プログラムに記述された命令に従ったCPUの処理を説明する。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」、「設定」等の処理の主体はCPUである。CPUの処理は、OSなどのコントローラを介したハードウェア制御も含む。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。「命令」、「応答」、「要求」等の処理は、「命令」、「応答」、「要求」等を示す情報を通信することにより行われる。また、「命令」、「応答」、「要求」等の文言を、「命令」、「応答」、「要求」等を示す情報そのものという意味で用いる場合もある。
また、プログラムに記述された命令に従ったCPUの処理を、省略した文言で記載することがある。例えば、「CPU11が行う」、「編集プログラム29が行う」、「情報処理装置100が行う」のように記載することがある。画像形成装置200側も同様である。また、通信I/Fを通じてプログラムが情報の入出力を行うことを、省略した文言で記載することがある。例えば、「CPU11が受信する」、「編集プログラム29が送信する」、「情報処理装置100が取得する」のように記載することがある。
また、本明細書中の「に応じて」は、当該文字列の前に記載された条件が満たされた場合に、当該文字列の後に記載された処理が実行されることを示す。なお、処理が実行されるタイミングは、条件が満たされた後であればよく、当該条件が満たされた直後である必要は必ずしもない。
図2から図7を参照して、編集プログラム29の処理について説明する。
図2において、編集プログラム29は、ユーザI/F14を介した操作に従ってOS28により起動される。その後、編集プログラム29は、画像形成装置200からシート情報を取得する(S1)。具体的には、編集プログラム29は、OS28を通じて、シート情報の送信を画像形成装置200に要求する。OS28は、シート情報の要求に対する応答を、画像形成装置200から受信する。編集プログラム29は、OS28を通じて応答を受信し、受信した応答に含まれるシート情報をデータ記憶領域12Bに記憶する。
次に、編集プログラム29は、図3(A)に示すレイアウト画面41を表示するためのデータをデータ記憶領域12Bから取得し、レイアウト画面41をディスプレイ15に表示する(S2)。図3(A)において、レイアウト画面41は、テンプレートオブジェクト141、印刷ボタンオブジェクト142、書式ボタンオブジェクト143及びその他のボタンオブジェクトを、予め定められている位置に含む。なお、以下では、テンプレートオブジェクト141を単に、テンプレート141とも称する。また、ボタンオブジェクトを単にボタンとも称する。
テンプレート141は、印刷に用いられるシートの外形サイズを示す。具体的には、テンプレートオブジェクト141の幅は、シート情報が示す幅を示す。なお、テンプレート141の長さは、ユーザI/F14を介したユーザの操作(以下、単に、ユーザ操作とも称する場合がある)により、編集プログラム29の実行中に設定可能である。なお、編集プログラム29は、テンプレート141を表示するためのデータを、図示しないインターネット上のサーバから取得し、取得したデータを用いて、テンプレート141にレイアウト画面41に合成してもよい。
編集プログラム29は、ユーザ操作により、文字列や画像のオブジェクト等をテンプレート141内にレイアウトする。印刷ボタン142及び書式ボタン143は、印刷設定画面42(図3(D)を参照)及びテキスト編集画面43(図3(B)を参照)をユーザがディスプレイ15にそれぞれ表示させたい場合に操作されるオブジェクトである。
S1の次に、編集プログラム29は、レイアウト画面41に対するユーザ操作を待機し、ユーザ操作を受け付けると(S3)、ユーザ操作が書式ボタン143の操作か否かを判断する(S4)。編集プログラム29は、書式ボタン143でない場合(S4でNo)、処理をS11に進める。一方、編集プログラム29は、書式ボタン143である場合(S4でYes)、図3(B)に示すテキスト編集画面43を表示するためのデータをデータ記憶領域12Bから取得する。編集プログラム29は、取得したデータが示すテキスト編集画面43(図3(B)を参照)をディスプレイ15に表示する(S5)。
図3(B)において、テキスト編集画面43は、テキストボタンオブジェクト145、連番設定ボタンオブジェクト146、及びその他のボタンオブジェクトを、テキスト編集画面43において予め定められている位置に含む。テキストボタン145は、テンプレート141内に文字列を追加してレイアウトしたい場合にユーザにより操作されるオブジェクトである。連番設定ボタン146は、テキストボックス147内の文字列に対し連番設定を行いたい場合にユーザにより操作されるオブジェクトである。
S6では、編集プログラム29は、ユーザ操作がテキストボタン145の操作か否かを判断する。編集プログラム29は、テキストボタン145でないと判断したことに応じて(S6でNo)、処理をS8に進める。一方、編集プログラム29は、テキストボタン145であると判断したことに応じて(S6でYes)、テキスト追加処理を実行する(S7)。
ここで、ユーザ操作がテキストボタン145の操作である場合に、S7で実行される処理(以下、テキスト追加処理)の具体例について説明する。S7のテキスト追加処理は、第1オブジェクトを取得する取得処理の一部である。
図3(A)に示されるように、編集プログラム29は、テキスト追加処理で、テンプレート141内でユーザ操作により指定された位置を基準としてテキストボックス147を追加してレイアウトする。テキストボックス147は、文字列を設定可能で且つテンプレート141内に位置するオブジェクトである。なお、本実施形態において、「文字列をテンプレート141内にレイアウトする」ことと、「テキストボックス147をテンプレート141内にレイアウトする」こととは互いに同じことである。また、テキストボックス147は、第1オブジェクトの一例である。テキストボックス147は、テンプレート141へのレイアウト直後では長さ方向5及び幅方向6のそれぞれに所定の長さ及び幅を有する。長さ方向5は、テンプレート141(即ち、シート)の長さ方向であり、ディスプレイ15の横方向である。また、長さ方向5は、配列向き5Aを含む。配列向き5Aは、ユーザが文字列を書き進める向きに対応し、文字列において文字が並ぶ第1向きの一例である。幅方向6は、テンプレート141の幅方向であり、ディスプレイ15の縦方向である。編集プログラム29は、テキストボックス147のサイズや位置を、ユーザ操作に応じて長さ方向5又は幅方向6に変更する。編集プログラム29は、各テキストボックス147のサイズ及び位置を示す情報を、指定サイズ及び指定位置としてデータ記憶領域12Bに記憶する。編集プログラム29は、ユーザ操作により指定されたテキストボックス147に、ユーザ操作により指定された文字列を設定する。編集プログラム29は、文字列及びフォントサイズ等を、ユーザ操作に応じて変更可能である。文字列は、数字、アルファベット及び漢字である。
図3(A)では、テキストボックス147A、147Bは、テンプレート141上に、長さ方向5においてテキストボックス147A、147Bの順で間隔を空けてテンプレート141内にレイアウトされている。図3(A)では、テキストボックス147A、147Bに「No.1」及び「出張報告」という文字列が設定される。
S7の終了後、編集プログラム29は、S7におけるユーザ操作を反映した(即ち、テキストが追加されレイアウトされた)テンプレート141を含むレイアウト画面41を表示するためのデータを作成する。編集プログラム29は、作成したデータに基づいて、ディスプレイ15に表示されるレイアウト画面41を更新する(S19)。その後、編集プログラム29は、S3を再実行する。
テキスト追加処理中、編集プログラム29は、ユーザ操作に応じてレイアウト画面41を更新しつつディスプレイ15への表示を制御する。テンプレート141内への文字列のレイアウトするユーザ操作が完了すると、データ記憶領域12Bには、編集プログラム29により生成された画像データが完成する。画像データは、図3(A)に示すように、ラベル画像を示し、ラベルを示すラベル画像データ、対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データ、及び他のテキストボックスを示すボックス画像データ等を含む。
S8では、編集プログラム29は、ユーザ操作が連番設定ボタン146の操作か否かを判断する。編集プログラム29は、連番設定ボタン146でないと判断したことに応じて(S8でNo)、その他のボタンに対応する処理を実行する(S10)。その他のボタンに対応する処理は様々であり、例えば、画像の追加に対応するボタンのユーザ操作をS3で受け付けた場合、編集プログラム29は、ユーザ操作で指定された画像のオブジェクトをテンプレート141内にレイアウトする。図形描画に対応するボタンのユーザ操作をS3で受け付けた場合、編集プログラム29は、ユーザ操作に従って図形のオブジェクトをテンプレート141内にレイアウトする。線を引くに対応するボタンのユーザ操作をS3で受け付けた場合、編集プログラム29は、ユーザ操作に従って線のオブジェクトをテンプレート141内にレイアウトする。一方、編集プログラム29は、連番設定ボタン146であると判断したことに応じて(S8でYes)、連番設定処理を実行する(S9)。
ユーザは、ユーザI/F14を操作して、書式ボタン143及びテキストボタン145を順番に操作することで、テンプレート141内に文字列を追加する。ユーザは、テンプレート141に文字列を追加した後に、ユーザI/F14を操作して、書式ボタン143及び連番設定ボタン146を順番に操作する。このユーザ操作に応じて、編集プログラム29は、S9の連番設定処理を実行する。以下、図4(A)を参照して連番設定処理について説明する。S9の連番設定処理は、取得処理の一部である。
編集プログラム29は、連番設定ボタン146が操作されると、レイアウト画面41に、例えば、連番設定の対象を指定するようにメッセージをディスプレイ15に合成表示する。ユーザは、ユーザI/F14を操作することで、テンプレート141内の文字列において連番付与の対象となる範囲(即ち、1又は複数の文字)を指定する。複数の文字は、配列向き5Aに連続する。以下、指定された範囲に含まれる文字を対象文字列と称する。編集プログラム29は、ユーザ操作を受け付けて、指定された範囲を示す情報(以下、指定範囲と称する)を取得しデータ記憶領域12Bに記憶する(図4(A)のS21)。範囲情報は、例えば、対象文字列に含まれる文字数を示す情報(以下、単に、指定桁数と称する)と、対象文字列が設定されたテキストボックス147(以下、対象テキストボックス147と称する)を特定する情報とを含む。
次に、編集プログラム29は、図3(C)に示すように、レイアウト画面41における対象文字列1413を強調表示する(S22)。強調表示としては、ハイライト表示等がある。図3(C)の例では、テキストボックス147Aが対象テキストボックス147であり、文字列「No.1」の文字「1」が対象文字列である。この場合、桁数は「1」である。次に、編集プログラム29は、連番マーク1414(図3(C)を参照)をハイライト表示した対象文字列1413に合成表示する(S23)。連番マーク1414は、連番付与処理が実行済であることを示すオブジェクトである。
図2のS11で、編集プログラム29は、ユーザ操作が印刷ボタン142(図3(A)参照)の操作か否かを判断する。編集プログラム29は、印刷ボタン142でない場合(S11でNo)、S10と同様に、その他のボタンに対応する処理を実行する(S110)。その後、編集プログラム29は、S19を実行する。
一方、編集プログラム29は、印刷ボタン142である場合(S11でYes)、図3(D)に示す印刷設定画面42(後述)を表示するためのデータをデータ記憶領域12Bから取得し、取得したデータが示す印刷設定画面42をディスプレイ15に表示させる(S12)。
図3(D)において、印刷設定画面42は、連番項目設定用オブジェクト149、長さ維持設定用チェックボックス1410、及び印刷実行ボタンオブジェクト1412を含む。
連番項目設定用オブジェクト149は、ユーザがユーザI/F14を通じて、画像形成装置200で形成される各ラベル画像(即ち、印刷画像)に含まれる連番iの最終値を指定するためのオブジェクトである。
長さ維持設定用チェックボックス1410は、ユーザがユーザI/F14を通じて、サイズ条件を指定するためのオブジェクトである。サイズ条件は、画像形成装置200で形成される各ラベル画像の長さを同じにするのか、各ラベル画像の長さを異ならせてもよいのかのいずれか一方である。
印刷実行ボタン1412は、画像形成装置200に画像形成を実行させたい場合にユーザにより操作されるオブジェクトである。
ユーザは、画像形成装置200に連番印刷を実行させる場合、連番項目設定用オブジェクト149に最終値を指定し、必要に応じて、長さ維持設定用チェックボックス1410を操作する。その後、ユーザは、印刷実行ボタン1412を操作する。
S12の次に、編集プログラム29は、ユーザ操作がプレビューボタン1411(図3(D)を参照)の操作であるか否かを判断する(S13)。編集プログラム29は、プレビューボタン1411でない場合(S13でNo)、後述のS15を実行する。編集プログラム29は、プレビューボタン1411である場合(S13でYes)、プレビュー処理を実行する(S14)。以下、図5を参照してプレビュー処理の詳細な処理手順について説明する。
図5において、編集プログラム29は、プレビュー画面44を示す表示用データをデータ記憶領域12Bから読み出し、プレビュー画面44をディスプレイ15に表示する(S41)。プレビュー画面44は、最終値設定用オブジェクト1416、表示設定オブジェクト1417、長さ維持設定用チェックボックス1418、再表示ボタン1419、及びプレビュー終了ボタン1420(図6(A)参照)を含む。また、プレビュー画面44は、印刷実行ボタン1412(図3(D)参照)と同様の機能を有する印刷実行ボタン1421を更に含んでいてもよい。また、プレビュー画面44は、ユーザ操作に応じて、ディスプレイ15においてサイズ変更可能である。
プレビュー画面44の表示後、ユーザは、ユーザI/F14を通じて、最終値設定用オブジェクト1416、表示設定オブジェクト1417、長さ維持設定用チェックボックス1418、再表示ボタン1419及びプレビュー終了ボタン1420を操作可能である。
最終値設定用オブジェクト1416は、ユーザがユーザI/F14を通じて、プレビュー画面44に表示される連番iの最終値を指定可能なオブジェクトである。最終値設定用オブジェクト1416と、連番項目設定用オブジェクト149(図3(D)参照)とは互いに連動するオブジェクトである。具体的には、最終値設定用オブジェクト1416及び連番項目設定用オブジェクト149の一方には、最終値設定用オブジェクト1416及び連番項目設定用オブジェクト149の他方に指定された最終値が反映される。
表示設定用オブジェクト1417は、ユーザがユーザI/F14を通じて、表示条件を指定するためのオブジェクトである。表示条件は、「全てのプレビュー画像オブジェクトを表示する」のか、「一部のプレビュー画像オブジェクトを表示する」のかのいずれか一方である。
長さ維持設定用チェックボックス1418は、ユーザがユーザI/F14を通じて、サイズ条件を指定可能なオブジェクトである。サイズ条件は、「プレビュー画像オブジェクトの長さを同じにする」、及び、「プレビュー画像オブジェクトの長さを異ならせてもよい」の一方である。なお、長さを異ならせることは、換言すると、各プレビュー画像オブジェクト1415に含まれる連番iの文字サイズを同じにすることである。長さ維持設定用チェックボックス1418と、長さ維持設定用チェックボックス1410(図3(D)参照)とは互いに連動するオブジェクトである。具体的には、長さ維持設定用チェックボックス1418及び長さ維持設定用チェックボックス1410の一方には、長さ維持設定用チェックボックス1418及び長さ維持設定用チェックボックス1410の他方に設定されたサイズ条件が反映される。
再表示ボタン1419は、プレビュー画像オブジェクト1415を再表示させたい場合にユーザI/F14により操作されるオブジェクトである。
プレビュー終了ボタン1420は、プレビュー画面44の表示を終了させたい場合にユーザI/F14により操作されるオブジェクトである。
S41でプレビュー画面44の表示後、ユーザは、連番iの最終値、表示条件及びサイズ条件を設定可能である。編集プログラム29は、後述のS17で、ユーザ操作に応じて、連番iの最終値、表示条件及びサイズ条件を取得し、連番iの最終値、表示フラグ情報、及び長さ維持フラグ情報としてデータ記憶領域12Bに記憶する(S42)。表示フラグ情報は、表示条件が「全てのプレビュー画像オブジェクトを表示する」である場合には「1」に設定され、表示条件が「一部のプレビュー画像オブジェクトを表示する」である場合には「0」に設定される。長さ維持フラグ情報は、サイズ条件が「プレビュー画像オブジェクトの長さを同じにする」である場合には「1」に設定される。長さ維持フラグ情報は、サイズ条件が「プレビュー画像オブジェクトの長さが異なってもよい」である場合には「0」に設定される。なお、「1」の長さ維持フラグ情報は、第1情報の一例であり、「0」の長さ維持フラグ情報は、第2情報の一例である。編集プログラム29は、S42で更に、図4(A)のS21で記憶した指定桁数を、指定桁数の初期値としてデータ記憶領域12Bに記憶する。
なお、S42の実行時にユーザが連番iの最終値等を設定していない場合がある。この場合、編集プログラム29は、連番iの最終値、表示フラグ情報、及び長さ維持フラグ情報のそれぞれについてデフォルト値を記憶する。連番iの最終値のデフォルト値は、例えば、連番iの桁上がりが発生するまでの数である。具体的には、一桁である場合には、連番iの最終値のデフォルト値は、「10」であり、二桁である場合には、連番iの最終値のデフォルト値は、「100」である。また、表示フラグ情報及び長さ維持フラグ情報のデフォルト値は、例えば「0」である。以上のデフォルト値の場合、ユーザは、対象テキストボックス147やテンプレート141のサイズ変化、及び連番iに含まれる文字サイズの変化をディスプレイ15を通じて確認できる。
S42の次に、編集プログラム29は、連番iを計数するカウンタ(以下連番カウンタも称する)の初期値を「1」に設定する(S43)。編集プログラム29は、S43で更に、桁数jを計数するカウンタ(以下、桁数カウンタとも称する)の初期値を「指定桁数」に設定する。各カウンタは、例えば、編集プログラム29の内部に組み込まれているソフトウェアカウンタ、又はCPU11のハードウェアカウンタでよい。S43は、決定処理の一部である。編集プログラム29は、対象文字列を連番iを示す文字列に置換する(S44)。具体的には、編集プログラム29は、データ記憶領域12B内に記憶され、対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データにおいて、指定範囲内の対象文字列に代えて連番i(即ち「1」)を示す文字列を含む対象ボックス画像データを作成する(S44)。次に、編集プログラム29は、S44で処理された対象ボックス画像データ、ラベル画像データ及びボックス画像データ等に基づいて、連番iを示す文字列、及び他の文字列がレイアウトされたプレビュー画像オブジェクト1415(図6(B)参照)を含むラベル画像を示す表示用画像データをデータ記憶領域12Bに保存する(S45)。なお、図6(B)のプレビュー画面44には、1つのプレビュー画像オブジェクト1415が示されている。なお、プレビュー画面44の表示直後、プレビュー画像オブジェクト1415は含まれない。
次に、編集プログラム29は、連番iが最終値を超えているか否かを判断する(S46)。最終値を超えている場合(S46でYes)、編集プログラム29は、後述のS423を実行する。最終値を超えていない場合(S46でNo)、編集プログラム29は、連番iを増分「1」だけインクリメントする(S47)。S47は、決定処理の一部である。
次に、編集プログラム29は、連番iの桁数が桁数jを超えるか否かを判断する(S48)。指定範囲を超える場合(S48でYes)、編集プログラム29は、S412を実行する。指定範囲を超えない場合(S48でNo)、編集プログラム29は、表示フラグ情報が「1」か否かを判断する(S49)。表示フラグ情報が「1」である場合(S49でYes)、編集プログラム29は、S44、S45と同様の処理を実行する(S410、S411)。表示フラグ情報が「1」でない場合(S49でNo)、又はS411の実行後、編集プログラム29は、S46を再実行する。
S412で、編集プログラム29は、桁数jを1だけインクリメントする。次に、編集プログラム29は、長さ維持フラグ情報が「1」か否かを判断する(S413)。長さ維持フラグ情報が「1」の場合(S413でYes)、編集プログラム29は、後述のS421を実行する。長さ維持フラグ情報が「1」でない場合(S413でNo)、編集プログラム29は、対象テキストボックス147自体のサイズを、現在の桁数jに応じたサイズだけ配列向き5Aに伸長した対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データをデータ記憶領域12Bに作成する(S414)。所定サイズは、例えば、連番iの配列向き5Aへのサイズから、指定範囲の配列向き5Aへのサイズを減算した値である。S414は、サイズ変更処理の一部である。
次に、編集プログラム29は、対象文字列を置換する処理を実行する(S415)。具体的には、編集プログラム29は、S414でサイズ伸長された対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データであって、指定範囲内の対象文字列を連番iを示す文字列に置換した対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データを作成する(S415)。
次に、編集プログラム29は、テンプレート141に隣接テキストボックス147が存在するか否かを判断する(S416)。隣接テキストボックス147は、テンプレート141において、対象テキストボックス147を基準として配列向き5Aに存在するテキストボックス147である。図3(A)の例では、テキストボックス147Aが対象テキストボックス147であり、テキストボックス147Bが隣接テキストボックス147である。隣接テキストボックス147の有無は、対象テキストボックス147のサイズ及び位置と、他のテキストボックス147のサイズ及び位置とに基づいて判断される。隣接テキストボックス147が存在しない場合(S416でNo)、編集プログラム29は、S420を実行する。編集プログラム29は、隣接テキストボックス147が存在する場合(S416でYes)、編集プログラム29は、S417を実行する。
S417で、編集プログラム29は、所定サイズ分だけ配列向き5Aにずらしたテンプレート141内の位置にレイアウトした隣接テキストボックス147を示すテキストボックス画像データを生成する。次に、編集プログラム29は、各隣接テキストボックス147がテンプレート141からはみ出るか否かを判断する(S418)。いずれかの隣接テキストボックス147がテンプレート141からはみ出る場合(S418でYes)、編集プログラム29は、隣接テキストボックス147がテンプレート141内に収まるように、所定サイズ分だけ配列向き5Aに伸長したテンプレート141を示すラベル画像データを生成する(S419)。その後、編集プログラム29はS420を実行する。
なお、処理負荷を軽減するため、S417で決定された各隣接テキストボックス147の位置、及びS419で決定されたテンプレート141のサイズは、S417、S419が再び実行されない限り、今回のプレビュー処理で繰り返し利用される。
S420で、編集プログラム29は、S420へ遷移した時点でデータ記憶領域12Bに記憶されている対象ボックス画像データ、ボックス画像データ及びラベル画像データなどに基づいて、図4(C)に例示するようなプレビュー画像オブジェクト1415を含むラベル画像を示す表示用画像データをデータ記憶領域12Bに保存する。具体的には、このラベル画像では、対象テキストボックス147(147A)自体のサイズが伸長され、隣接テキストボックス147(147B)がずらしてレイアウトされ、テンプレート141が伸長されている。しかし、対象テキストボックス147内における連番iを示す各文字のサイズは維持されている。
なお、S420では、対象ボックス画像データ、ボックス画像データ及びラベル画像データに基づき表示用画像データが作成される。しかし、これに限らず、編集プログラム29は、対象ボックス画像データが示す対象テキストボックス147、ボックス画像データが示す他のテキストボックス、及びラベル画像データが示すラベルの各サイズ等の数値データを記憶する処理を行ってもよい。この場合、S420で、編集プログラム29は、これら数値データに基づき表示用画像データを作成する。
上記処理によれば、編集プログラム29は、連番iの桁数が桁数jを超える場合(即ち、連番iが桁上がりする場合)に(S48でYes)、プレビュー画像オブジェクト1416を示す表示用データを生成する。換言すると、S412からS420では、配列向き5Aへのサイズが互いに異なる複数の前記印刷画像が選択されていることになる。この観点で、S48は、表示選択処理の一例である。
S421で、編集プログラム29は、対象テキストボックス147自体のサイズを変更することなく維持し、連番iを示す全文字が指定範囲内に収まるように、連番iを示す文字列のサイズを小さくする。S421は、サイズ変更処理の一部である。編集プログラム29は、S421で更に、指定範囲内の対象文字列がサイズ変更された連番iを示す文字列に置換された対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データを作成する。その後、編集プログラム29は、データ記憶領域12Bに記憶されている対象ボックス画像データ、ボックス画像データ及びラベル画像データなどに基づいて、プレビュー画像オブジェクト1415を含むラベル画像を示す表示用画像データを生成してデータ記憶領域12Bに保存する(S422)。S422の結果、図4(D)に例示するように、ラベル画像において、対象テキストボックス147自体のサイズ、及びテンプレート141の長さが維持され、連番iを示す各文字のサイズが小さくなっている。
S423で、編集プログラム29は、データ記憶領域12Bに記憶されている表示用画像データに基づいて、全てのプレビュー画像オブジェクト1415をレイアウトしたプレビュー画面44を示す表示用データを生成する。S423で、編集プログラム29は、最終値設定用オブジェクト1416で「5」が指定され、表示設定オブジェクト1417で「全てのプレビュー画像オブジェクトを表示する」が指定され、且つ、長さ維持設定用チェックボックス1418で「プレビュー画像オブジェクトの長さを同じにする」が指定されている場合、図6(B)に例示するプレビュー画面44を示す表示用データを生成する。S423で、編集プログラム29は、最終値設定用オブジェクト1416で「100」が指定され、表示設定オブジェクト1417で「一部のプレビュー画像オブジェクトを表示する」が指定され、且つ、長さ維持設定用チェックボックス1418で「プレビュー画像オブジェクトの長さが異なっていてもよい」が指定されている場合、図6(C)に例示するプレビュー画面44を示す表示用データを生成する。図6(B),図6(C)のいずれの場合であっても、プレビュー画面44において、各プレビュー画像オブジェクト1415は、長さ方向5の一方端を互いに揃えて配列されている。また、プレビュー画面44において、各プレビュー画像オブジェクト1415がディスプレイ15の縦方向(即ち、幅方向6)において連番iが昇順(又は降順)に並ぶように配列されている。S423は、プレビュー画像作成処理の一例である。編集プログラム29は、表示用データに基づくプレビュー画像44をディスプレイ15に表示させる(S423)。
なお、プレビュー画像オブジェクト1415をレイアウトしたプレビュー画像44は、図6(B)や図6(C)に例示したものに限られない。例えば、編集プログラム29は、連番iの初期値から最終値の中から、編集プログラム29に予め記述されている条件に従って、対象テキストボックス147に含める連番iを選択する。また、編集プログラム29は、選択した番号の個数に対応する数のプレビュー画像オブジェクト1416を作成する。具体例を挙げると、各桁数で1個から3個のプレビュー画像オブジェクト1415を表示するという条件が編集プログラム29に記述されている場合には、図9(A)に示されるようなプレビュー画像オブジェクト1416が作成されてもよい(図9(A)参照)。なお、個数条件は、上記に限らず、例えば、1から最終値までの連番iの中で、1桁目が「0」か「9」を有する連番iを含むプレビュー画像オブジェクトが生成されてもよい(図9(B)参照)。
ユーザは、S423で表示されたプレビュー画面44により、レイアウト画面41に表示されたラベル画像が、画像形成装置200において実際に印刷された状態を確認することができる。確認後、ユーザは、ユーザI/F14を通じて、最終値設定用オブジェクト1416、表示設定オブジェクト1417、及び長さ維持設定用チェックボックス1418の設定を変更した後に、再表示ボタン1419を操作することが可能である。編集プログラム29は、ユーザ操作に応じて、連番iの最終値、表示条件及びサイズ条件を取得する。S423の次に、編集プログラム29は、ユーザI/F14を通じて再表示ボタン1419の操作かプレビュー終了ボタン1420の操作を受け付けたか否かを判断する(S424)。再表示ボタン1419の操作を受け付けた場合、編集プログラム29は、プレビュー画像オブジェクト1415の再表示のためにS42を実行する。この場合のS42は、項目取得処理の一例であり、編集プログラム29は、S423の後に取得された連番iの最終値、表示条件及びサイズ条件に基づいて、連番iの最終値、表示フラグ情報、及び長さ維持フラグ情報をデータ記憶領域12Bに記憶する。また、S42以降の処理は、修正処理の一例である。プレビュー終了ボタン1420の操作を受け付けた場合(S424でNo)、編集プログラム29は、図5のプレビュー処理を終了し、図2のS18を実行する。
なお、プレビュー画面44が印刷実行ボタン1421を含む場合、編集プログラム29は、図5のフローチャートに、ユーザI/F14を通じて印刷実行ボタン1412の操作を受け付けたか否かを判断するステップを含んでもよい。印刷実行ボタン1412の操作を受け付けたと判断した場合、編集プログラム29は、図2のS16に進む。
図2のS15で、編集プログラム29は、ユーザ操作が印刷実行ボタン1412(図3(D)参照)の操作か否かを判断する。編集プログラム29は、印刷実行ボタン1412でない場合(S15でNo)、S17を実行する。編集プログラム29は、印刷実行ボタン1412である場合(S15でYes)、後述のS16を実行する。
S17で、編集プログラム29は、連番項目設定用オブジェクト149のユーザ操作に応じて、連番iの最終値を取得しデータ記憶領域12Bに記憶する。最終値は、連番iの項目の一つであり、連番印刷でユーザが所望する画像数(換言すると、画像形成済のラベル数)である。なお、連番iの項目としては、初期値及び増分がある。連番iは、初期値から増分ずつ増加する、又は連番iは、増分ずつ増加して最終値に至る。
本実施形態では、連番iの初期値が1で、連番iの増分が1である場合を説明する。この場合、印刷設定画面42は、初期値及び増分のそれぞれを設定するためのオブジェクトを含む必要はない。しかし、連番iの初期値が1で、連番iの増分が1である場合に限らず、印刷設定画面42は、連番iの初期値及び連番iの増分を指定可能なオブジェクトを含んでいてもよい。この場合、S17で、編集プログラム29は、これらオブジェクトで指定された連番iの初期値及び連番iの増分を取得し、データ記憶領域12Bに記憶する。
S17で更に、編集プログラム29は、長さ維持設定用チェックボックス1410のユーザ操作に応じて、データ記憶領域12Bに記憶される長さ維持フラグ情報を「1」に設定する。
S16で、編集プログラム29は、印刷コマンドの出力処理を実行する(S16)。以下、図7を参照して、印刷コマンドの出力処理の詳細な処理手順について説明する。なお、図7のフローチャートは、図5のフローチャートと同様の処理を含む。そのため、以下では、図5の処理と同一又は類似の処理については、処理の説明を簡素化する場合がある。
図7において、編集プログラム29は、S17で指定された連番iの最終値及びサイズ条件を取得し、連番iの最終値、及びサイズ条件に基づく長さ維持フラグ情報としてデータ記憶領域12Bに記憶する(S51)。編集プログラム29は、S51で更に、図4(A)のS21で記憶した指定桁数を、指定桁数の初期値としてデータ記憶領域12Bに記憶する。
次に、編集プログラム29は、連番カウンタがカウントする連番iを初期値「0」に設定する(S52)。編集プログラム29は、S52で更に、桁数カウンタがカウントする桁数jを「指定桁数」に設定する。
次に、編集プログラム29は、連番iが最終値を超えているか否かを判断する(S53)。最終値を超えている場合(S53でYes)、編集プログラム29は、図7の処理を終了して、図2のS18を実行する。最終値を超えていない場合(図7のS53でNo)、編集プログラム29は、連番iを増分「1」だけインクリメントする(S54)。S54は、決定処理の一部である。
次に、編集プログラム29は、連番iの桁数が桁数jを超えるか否かを判断する(S55)。桁数jを超える場合(S55でYes)、編集プログラム29は、後述のS58を実行する。桁数jを超えない場合(S55でNo)、編集プログラム29は、S44と同様の処理を実行する(S56)。S56により、編集プログラム29は、データ記憶領域12B内に記憶され、指定範囲内の対象文字列に代えて連番iを示す文字列を含む対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データを作成する。次に、編集プログラム29は、S56で処理された対象ボックス画像データと、ラベル画像データ及びボックス画像データ等とに基づいて、連番iを示す文字列、及び他の文字列がレイアウトされたラベル画像を示す画像形成用データを生成し、OS28及びドライバ210を通じて画像形成装置200に送信する(S57)。なお、画像形成用データは、プレビュー画像オブジェクト1415(図4(B)参照)と同様の画像を示す。S57の実行後、編集プログラム29は、S53を再実行する。画像形成装置200は、受信した画像形成用データが示すラベル画像をシートに形成し、画像形成済のシートを排出する。
S58で、編集プログラム29は、桁数jを1だけインクリメントする。次に、編集プログラム29は、長さ維持フラグ情報が「1」か否かを判断する(S59)。長さ維持フラグ情報が「1」の場合(S59でYes)、編集プログラム29は、後述のS517を実行する。長さ維持フラグ情報が「1」でない場合(S59でNo)、編集プログラム29は、S414と同様に、上述の所定サイズに伸長した対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データをデータ記憶領域12Bに作成する(S510)。
次に、編集プログラム29は、S510でサイズ伸長された対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データにおいて、指定範囲内の対象文字列を連番iを示す文字列に置換した対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データを作成する(S511)。
次に、編集プログラム29は、S414と類似の手法で、テンプレート141に隣接テキストボックス147が存在するか否かを判断する(S512)。隣接テキストボックス147が存在しない場合(S512でNo)、編集プログラム29は、S516を実行する。編集プログラム29は、隣接テキストボックス147が存在する場合(S512でYes)、編集プログラム29は、S513を実行する。
S513で、編集プログラム29は、所定サイズ分だけ配列向き5Aにずらしたテンプレート141の位置にレイアウトした隣接テキストボックス147を示すテキストボックス画像データを生成する。次に、編集プログラム29は、各隣接テキストボックス147がテンプレート141からはみ出るか否かを判断する(S514)。いずれかの隣接テキストボックス147がテンプレート141からはみ出る場合(S514でYes)、編集プログラム29は、隣接テキストボックス147がテンプレート141内に収まるように、所定サイズ分だけ配列向き5Aに伸長したテンプレート141を示すラベル画像データを生成する(S515)。その後、編集プログラム29はS516を実行する。
S516で、編集プログラム29は、データ記憶領域12Bに記憶されている対象ボックス画像データと、ボックス画像データ及びラベル画像データ等とに基づいて、連番iを示す文字列、及び他の文字列がレイアウトされたラベル画像を示す画像形成用データを生成し、OS28及びドライバ210を通じて画像形成装置200に送信する。画像形成用データは、図4(C)に例示するプレビュー画像オブジェクト1415と同様のラベル画像を示す。
S517で、編集プログラム29は、対象テキストボックス147自体のサイズを変更せずに、画像データにおいて連番iを示す全文字が指定範囲内に収まるように、連番iを示す各文字のサイズを小さくする。S517は、サイズ変更処理の一部である。編集プログラム29は、S517で更に、指定範囲内の対象文字列がサイズ変更された連番iを示す文字列に置換された対象テキストボックス147を示す対象ボックス画像データを作成する。
次に、編集プログラム29は、データ記憶領域12Bに記憶されている対象ボックス画像データと、ボックス画像データ及びラベル画像データ等とに基づいて、連番iを示す文字列、及び他の文字列がレイアウトされたラベル画像を示す画像形成用データを生成する。編集プログラム29は、生成した画像形成用データを、OS28及びドライバ210を通じて画像形成装置200に送信する(S518)。画像形成用データは、図4(D)に例示するプレビュー画像オブジェクト1415と同様のラベル画像を示す。なお、S57、S516及びS518で生成される画像形成用データが示す画像は印刷画像の一例である。
S516、S518の実行後、編集プログラム29は、S53を再実行する。
図2において、S14、S16及びS17のいずれかの実行後、編集プログラム29は、ユーザI/F14を通じて終了ボタン(図示せず)が操作されたか否かを判断する(S18)。編集プログラム29は、終了ボタンが操作された場合、図2の処理を終了する。一方、編集プログラム29は、終了ボタンが操作されていない場合、S12を再実行する。なお、終了ボタンが操作されていない場合、編集プログラム29は、S3を再実行してもよい。
以下、上記実施形態の変形例について説明する。
なお、図5のS418では、編集プログラム29は、各隣接テキストボックス147がテンプレート141からはみ出るか否かを判断する。しかし、これに限らず、S418は、S415,S416の間で実行されてもよい。
また、編集プログラム29は、連番iが桁数jを超える場合に(図5のS48でYes)、テキストボックス147自体、及び、対象テキストボックス147に含まれる前記連番iを示す文字の一方のサイズを自動的に変更していた。しかし、これに限らず、テキスト追加処理では、例えば、図8(A)に示されるように、テキストボックス147A、147Bが幅方向6において互いに離れた位置に配置されることもある。この場合、編集プログラム29は、テキスト追加処理では、両テキストボックス147A、147Bがテンプレート141において整然とレイアウトされていたにもかかわらず、テキストボックス147Aを対象テキストボックス147としてサイズ変更を行うと、両テキストボックス147A、147Bの見栄えが変化することが考えられる。
そこで、編集プログラム29は、テンプレート141内で、対象テキストボックス147と、他のテキストボックス147とが幅方向6において離れてレイアウトされている場合、対象テキストボックス147の長さ方向5における中心位置と、他のテキストボックス147の長さ方向における中心位置とを互いに揃える。具体的には、サイズ変更後の対象テキストボックス147の長さ方向5におけるサイズが、他のテキストボックス147よりも短い場合には、図8(B)に示すように、編集プログラム29は、他のテキストボックス147の長さ方向5における中心位置に、サイズ変更後の対象テキストボックス147の中心位置が揃うように、対象テキストボックス147の位置を変更する。一方、サイズ変更後の対象テキストボックス147の長さ方向5におけるサイズが、他のテキストボックス147よりも長い場合には、図8(C)に示すように、編集プログラム29は、サイズ変更後の対象テキストボックス147の長さ方向5における中心位置に、他のテキストボックス147の中心位置が揃うように、他のテキストボックス147の位置を変更する。
上記実施形態では、連番iは、数字であった。しかし、これに限らず、連番iは、文字であってもよい。連番iが文字の場合、連番iは、初期値としての文字「A」から、「B」、「C」、…「Z」と増分1ずつ増加し、「Z」の次が「AA」と桁上がりする。
上記実施形態では、画像形成用データは、OS28、ドライバ210を介して画像形成装置200に送信されていた。しかし、これに限らず、プログラム記憶領域12Aにドライバ210は記憶されず、編集プログラム29は、画像形成用データをOS28を介して画像形成装置200に送信してもよい。
次に、上記実施形態の効果について説明する。
上記編集プログラム29及び情報処理装置100によれば、連番iが指定範囲を超える場合に、対象テキストボックス147自体、及び、対象テキストボックス147に含まれる前記連番iを示す文字の一方のサイズが自動的に変更されるため(図7のS510、S517)、ユーザは、連番iの桁上がりを意識して文字列の範囲を指定する必要がない。
また、対象テキストボックス147自体のサイズを変更する場合には、連番iを示す文字のサイズは変更されない(図7のS510からS516を参照)。これにより、複数のラベル画像印刷画像における連番iの文字サイズを互いに揃えることが可能となる。
また、対象テキストボックス147は、長さ方向5に伸長されるため、複数の印刷画像内において、連番iが他の文字列等を重なることが抑制される。
また、対象テキストボックス147が長さ方向5に伸長され、その結果、テンプレート141からはみ出る場合や、隣接テキストボックス147がずらして配置された結果、テンプレート141からはみ出る場合には、テンプレート141が伸長される。これにより、画像形成装置200から排出されたシートにおいて、文字列等が部分的に画像形成されないという不具合が抑制される。
また、編集プログラム29は、対象テキストボックス147における連番iを示す各文字のサイズを小さくする(図7のS517)。これにより、連番iが他の文字列等と重なることが抑制される。
また、連番iを示す文字が小さくされる場合、対象テキストボックス147のサイズは変更されない。これにより、複数のラベル画像のサイズを互いに揃えることが可能となる。
対象テキストボックス147における連番iのサイズは指定範囲のサイズに合うように小さくされる。これにより、連番iが過剰に小さくされないため、印刷画像内における連番iをユーザが視認し易くなる。
また、ユーザ操作に応じて設定される長さ維持フラグ情報に基づき、S412又はS418が実行されるため,ユーザが所望するように連続番号がラベル画像においてレイアウトされる。
また、編集プログラム29は、プレビュー画像オブジェクト1415を含むプレビュー画面44をディスプレイ15に表示する(図5のS519)。これにより、ユーザは、画像形成装置200による画像形成前に複数のラベル画像を確認できる。
プレビュー画面44には、サイズ変更されたプレビュー画像オブジェクト1415と、サイズ変更されなかったプレビュー画像オブジェクト1415とが配列される。これにより、ユーザがプレビュー画像オブジェクト1415を比較し易くなる。
編集プログラム29は、複数のプレビュー画像オブジェクト1415を、連番iの昇順又は降順に幅方向6に沿って、長さ方向5におけるサイズ毎に配列する(図6(C)参照)。これにより、ユーザがプレビュー画像オブジェクト1415を更に比較し易くなる。
また、編集プログラム29は、プレビュー画面44の表示後、図5のS424からS42に戻ることで、再取得した連番iの最終値等に基づいて、プレビュー画面44に含まれるプレビュー画像オブジェクト1415を修正できる。そのため、ユーザが所望するラベル画像を生成できる。
また、編集プログラム29は、テンプレート141内で、対象テキストボックス147と、他のテキストボックス147とが幅方向6において離れてレイアウトされている場合、対象テキストボックス147の長さ方向5における中心位置と、他のテキストボックス147の長さ方向における中心位置とを互いに揃える(図8参照)。これにより、テンプレート141内に、対象テキストボックス147及び他のテキストボックス147が整然とレイアウトされる。