JP2016053760A - 情報処理装置およびその制御方法、印刷システム、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、印刷システム、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷する用紙によっては、バーコードリーダによるバーコードの読み取り時の認識率が悪いことがあった。
【解決手段】情報処理装置であって、用紙の属性情報に応じて当該用紙とバーコードのフォントとが対応付けられた用紙情報を取得する手段と、用紙に印刷されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダの能力情報を取得する手段と、前記用紙情報と前記能力情報とに基づいて、印刷装置にて用いられる用紙に印刷されるバーコードのフォントを決定する決定手段と、前記印刷装置に対し、前記決定手段にて決定されたフォントを用いて、前記バーコードを前記用紙に印刷させる制御手段とを有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、情報処理装置およびその制御方法、印刷システム、並びにプログラムに関し、特にバーコードを使用して後処理を行う印刷システムにおいて、適切なバーコードフォントを選択する技術に関する。
従来、プリントオンデマンド(POD)と呼ばれる市場がある。POD市場では、多様な印刷物の出力結果を得るために、複数の処理工程(例えば、印刷前処理工程、印刷処理工程、印刷後処理工程)からなるワークフローを構成し、各処理工程に従って処理を進めることで、効率的に発注者が所望する印刷物を得ている。
このようなワークフローの各処理工程の作業指示を行う技術として、バーコードがある。印刷前工程において、印刷される画像の所望の位置にバーコードを配置し、印刷工程において画像を印刷する。印刷後処理工程において印刷物上のバーコードを後処理装置に接続されたバーコードリーダで読み取る処理を行う。バーコードリーダで読み取られた情報は、後処理装置内で読み取られた印刷物に対する処理の指示情報として扱われる。
バーコードの種類は、様々なものがあり、それぞれ異なる特徴を持つ。例えば、CODE39は、1文字を表現する際に使用するバーやスペースが多いが、他のバーコードフォントと比較してバーコードリーダによる誤読性が低い。また、CODE39は、同じ文字を表すために、他のバーコードフォントと比較して大きな印刷領域を必要とする。また、CODE128は、4段階のサイズのバーとスペースとを用いるため、他のバーコード本と比較して小さい領域で表現できる。しかしながら、CODE128によるバーコードを印刷する場合、印刷装置はより高い印刷能力を求められる。
実際に印刷されるバーコードのサイズはバーコードリーダの読み取り能力に依存し、また印刷物上のレイアウトによっても制約を受ける。そのため、バーコードの印刷時のサイズを無制限に大きくすることはできない。このように制限された領域にバーコードを印刷するために、バーコードを小型化する技術として、特別なバーコードフォントを使用せずに、一般的なバーコードリーダで読み取り可能なミニバーコードを作成する技術が提供されている(特許文献1等参照)。
特開2000−105794号公報
特許文献1では、バーコードを小型化したミニバーコードを生成することで、既存のバーコードリーダで読み取り可能で、かつ小さな領域にバーコードを印刷可能とする。しかしながら、特許文献1ではバーコードが印刷される用紙の種類によって、バーコードリーダがバーコードを読み取る際の認識率が低下してしまうという課題がある。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、情報処理装置であって、用紙の属性情報に応じて当該用紙とバーコードのフォントとが対応付けられた用紙情報を取得する手段と、用紙に印刷されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダの能力情報を取得する手段と、前記用紙情報と前記能力情報とに基づいて、印刷装置にて用いられる用紙に印刷されるバーコードのフォントを決定する決定手段と、前記印刷装置に対し、前記決定手段にて決定されたフォントを用いて、前記バーコードを前記用紙に印刷させる制御手段とを有する。
本願発明により、印刷に用いられる用紙とバーコードリーダの能力とに応じた適切なバーコードフォントの選択を行うことができ、バーコードの読み取り精度を向上できる。
本願発明に係る印刷システムの構成例を示す図。 本願発明に係るシステムの処理の概略を示す図。 本願発明に係る情報処理装置の構成例を示す図。 本願発明に係る印刷制御プログラムの構造例を示す図。 第一の実施形態に係るフローチャート。 第一の実施形態に係る用紙情報格納部の構成例を示す図。 バーコードリーダの能力情報の例を示す図。 バーコードリーダ能力情報格納部の構成例を示す図。 第二の実施形態に係るフローチャート。 第二の実施形態に係る用紙情報格納部の構成例を示す図。 第二の実施形態に係るフォントサイズの決定処理のフローチャート。 バーコード印刷領域と各フォントサイズのバーコードとの比較を説明するための図。 バーコード印刷領域の拡大確認を行うメッセージUIの図。 第二の実施形態に係る用紙色情報格納部の構成例を示す図。
<第一の実施形態>
以下、本発明を実施するための一実施形態について図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷成果物を作成するための印刷システムの構成例を示す図である。本印刷システムは、情報処理装置101、印刷装置102、印刷装置103、後加工装置104、および後加工装置104上で動作するバーコードリーダ装置105を含み、各装置はネットワーク106を介して通信可能に接続される。ここでは、複数の印刷装置として2台の印刷装置102、103が接続されている例を示す。本願発明の印刷システムにおいては、ネットワーク106を介して、情報処理装置101から、印刷装置102に対して画像データを印刷ジョブとして送信することで、印刷装置102での画像の印刷処理を行うことが可能である。
図2は、図1に示す印刷システム(即ち、情報処理装置101、印刷装置102、後加工装置104、およびバーコードリーダ装置105)における本実施形態の全体フローの概略を示す。図2において、作業者による印刷成果物に関するジョブ開始指示に基づき、情報処理装置101は、印刷装置102に対して、印刷指示の送信を行う(S201)。この場合に、印刷指示に基づいて印刷装置102から出力された印刷物210の紙面上にはバーコード211が印刷される。
印刷データに基づいて印刷装置102で出力された印刷物210は、作業者により後加工装置104の付近に運ばれる(S202)。作業者は、後加工装置104に接続されたバーコードリーダ装置105を用いて、印刷物210に印刷されたバーコード211を読み取る(S203)。読み取られたバーコードデータは後加工装置104に送信される(S204)。後加工装置104が受信したバーコードデータには後加工処理に必要な情報が含まれており、この情報に基づき、後加工装置104は断裁、製本処理等の後処理作業の設定を行う(S204)。バーコード211の読み取りが完了した印刷物210は、作業者によって後加工処理を行うため、後加工装置104内の所定の位置(例えば給紙口)に置かれる(S205)。後加工装置104は、受信したバーコードデータに含まれる情報に基づき、印刷物210に対して後加工処理を行う(S206)。図2にて印刷物の運搬の動作(S202、S205)やバーコードの読み取り動作(S203)は作業者が介入した例を示しているが、必ずしも作業者が行う必要があるわけではなく、例えば、運搬機器によって所定の経路を搬送されるように構成しても構わない。
図3は、本願発明に係る情報処理装置101のハードウェアの構成例を示す図である。情報処理装置101はCPU301、I/Oインタフェース302、メモリ303、CD−ROMドライブ304、ビデオインタフェース305、ネットワークインタフェース306、および記憶装置307を備える。各構成要素は、内部バス308を介して接続されている。情報処理装置101は、I/Oインタフェース302を介してキーボード312や、マウス313のようなポインティングデバイスなどの入力装置を接続する。また、情報処理装置101は、ビデオインタフェース305を介してディスプレイ装置310を接続する。ネットワークインタフェース306は、ネットワーク106と接続し、情報処理装置101を他のコンピュータ装置に接続する。ネットワーク106の例としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)や、ワイドエリアネットワーク(WAN)が挙げられる。
記憶装置307は、ハードディスクドライブやディスクドライブなどが挙げられる。CD−ROMドライブ304は不揮発性のデータソースとして提供される。本願発明に係るフローチャートで示された手順を実現するための制御プログラムは例えば記憶装置307を含む記憶部に格納される。また、それらの制御プログラムは、CPU301によって記憶部からロードされ、実行される。
図4は、情報処理装置101のソフトウェアの構成例を示す図である。情報処理装置101が備える印刷制御プログラム400は各モジュールから構成される。
注文データ格納部401は、印刷制御プログラム400に対して送信された注文データを格納する。制御部402は、印刷制御プログラム400の処理全体を制御する。レイアウト部403は、注文データにて指定された印刷データに対して本実施形態に係るバーコード等の描画オブジェクトの配置や面付けなどのレイアウトを行う。通信部404は、ネットワーク106を介して、他装置と通信を行う。ジョブ設定生成部405は、印刷データに対して本実施形態に係る部数設定、両面印刷、カラー設定等の印刷設定を生成する。
印刷部406は、印刷データを印刷装置102に送信する。表示部407は、ユーザに対してディスプレイ装置310により表示を行い、また印刷制御プログラム400に対する操作を受け付ける。用紙情報格納部408は、印刷データで指定される印刷用紙情報を格納する。用紙色情報格納部409は、印刷データで指定される印刷用紙の色情報を格納する。バーコードリーダ能力情報格納部410は、後加工装置104に接続されたバーコードリーダ装置105の情報を格納する。各種格納部に格納される情報の詳細はフローチャートの説明と併せて後述する。
[処理フロー]
図5は、本実施形態に係る印刷制御プログラム400のフローチャートを示す。本処理は、情報処理装置101のCPU301が印刷制御プログラム400を記憶部から読み出して実行することで実現される。まず、印刷制御プログラム400の制御部402は、注文データを受信すると、その内容に基づきレイアウト部403およびジョブ設定生成部405により印刷ジョブを生成する。
S501にて、制御部402は、印刷ジョブで指定されている用紙の属性情報を含む、用紙情報を取得する。用紙の属性情報には、例えば、用紙の名称や用紙種別、サイズ、重さ、表面性、色、形状などの情報が設定可能であるものとする。
S502にて、制御部402は、S501で取得した用紙情報に、用紙の表面性情報が設定されているか否かを判定する。表面性情報の詳細については図6を用いて後述する。印刷ジョブの用紙情報に表面性情報が設定されていない場合は(S502にてNO)S503に進み、設定されている場合は(S502にてYES)S504へ進む。
S503にて、制御部402は、印刷ジョブの用紙情報に含まれる用紙種別と、用紙情報格納部408に定義された各用紙種別とを比較し、一致するものを検索する。一致するものがあった場合(S503にてYES)、制御部402は、用紙情報格納部408から印刷ジョブの用紙種別に対応した表面性情報を取得する。そして、S504へ進む。一致するものが無い場合は、S508へ進む。
図6は、印刷制御プログラム400の用紙情報格納部408の構成例を示す図である。用紙情報格納部408は、用紙種別601、用紙の表面性情報602、およびバーコードフォント情報603を含んで構成される。表面性情報602は、用紙の性質、質感を表し、印刷物の品質に影響する用紙の表面上の特性を示す。表面性情報602の例としては、上質紙や再生紙、コート紙等がある。バーコードフォント情報603は、用紙種別601と表面性情報602が示す用紙の特性に対して、印刷するバーコードの適切なフォント(種類)を示す。ここでの表面性情報602とバーコードフォント情報603との組み合わせは図6に示すものに限定するものではなく、他のものを用いても構わない。また、本実施形態では、バーコードフォントの種類としてCODE39とCODE128を例に挙げて説明しているがこれに限定するものではない。用紙の属性情報やフォントの認識率等に応じて他の種類のバーコードフォントを用いても構わない。
S504にて、制御部402は、S503で取得した印刷ジョブが指定する用紙の表面性情報と、用紙情報格納部408に定義された表面性情報とを比較し、印刷ジョブの表面性情報に対応したバーコードフォントを選択する。印刷ジョブにて用紙の表面性情報が設定されている場合は(S502にてYES)、制御部402はその設定された表面性情報に基づいて、バーコードフォントを選択する。なお、同じ表面性情報に対して複数のバーコードフォントを選択可能である場合には、各バーコードフォントに優先度を設けておき、その優先度に応じて選択するようにしてもよい。
S505にて、制御部402は、通信部404を介して、後加工装置104と通信を行い、後加工装置104に接続されたバーコードリーダ装置105の能力情報を取得する。ここでの能力情報の詳細は図7を用いて後述する。
S506にて、制御部402は、S505で取得したバーコードリーダ装置105の能力情報に、S504で選択されたバーコードフォントが含まれているか否かを判定する。含まれている場合は(S506にてYES)、選択されたバーコードフォントがバーコードリーダ装置105にサポートされているものとしてS507へ進み、含まれていない場合は(S506にてNO)S508へ進む。
図7は、バーコードリーダ装置105の能力情報を、XML(Extensible Markup Language)フォーマットにて記述した例を示す図である。能力情報700は、印刷制御プログラム400がバーコードリーダ装置105から取得した情報である。能力情報700において、バーコードリーダ装置105が読み取るバーコードフォントの種別情報を、DeviceCap要素の配下の、EnumerationState要素のName属性701の属性値「EncodingDetails」で表す。バーコードリーダ装置105の種類によっては、複数種類のバーコードフォントをサポートするものもある。バーコードリーダ装置105がサポートするバーコードフォントは、AllowedValueList属性702で指定される。図7の例の場合、バーコードリーダ装置105は、CODE39、CODE128、およびEAN_13の3つをサポートしていることを示す。DefaultValue属性703は、バーコードリーダ装置105のデフォルトのバーコードフォントを表す。図7の例の場合、デフォルトのバーコードフォントはCODE128となる。
なお、印刷制御プログラム400は、通信部404を介して能力情報を取得せずに、予め能力情報をデータベースとして保持していてもよい。また、複数のバーコードリーダ装置が用いられる場合には、バーコードリーダ装置ごとに機能情報を扱えるようにしてもよい。
図8は、印刷制御プログラム400のバーコードリーダ能力情報格納部410の構成例を示す図である。バーコードリーダ能力情報格納部410は、各バーコードリーダ装置の識別情報801と、各バーコードリーダ装置がサポートするバーコードフォント情報802とが対応付けて構成される。
S507にて、制御部402は、S504にて選択したバーコードフォントを印刷ジョブで使用するバーコードフォントとして決定する。
S508にて、制御部402は、能力情報700に含まれるDefaultValue属性703の値に基づいて、システムの既定(デフォルト)のバーコードフォントを選択する。例えば、用紙種別情報が無い場合や、選択したフォントがバーコードリーダ装置105にてサポートされていない場合などにデフォルトのバーコードフォントが決定されることとなる。
S509にて、制御部402は、決定したフォントを印刷用の画像データ上に配置する。そして、本処理フローを終了する。
以上、本実施形態により、用紙情報及び、後加工装置で読み取りに用いられるバーコードリーダの能力に基づいて適切なバーコードフォントが選択され、印刷物に印刷されたバーコードの認識率を向上させることが可能となる。
<第二の実施形態>
第一の実施形態では、後加工装置でのバーコードの認識率を上げるために、印刷制御プログラムが印刷ジョブで使用される用紙の表面性情報とバーコードリーダ装置の能力情報に基づいてバーコードフォントを選択する手段について説明した。しかしながら、印刷制御プログラムが用紙情報に基づいて選択したバーコードの種類であっても、バーコードの設定、例えばフォントのサイズによって認識率が変わる。また、バーコードが印刷される用紙の用紙色が似ている場合、例えば、青色の用紙上に黒色でバーコードを印刷する場合に、認識率が低下することがある。以下、上記の課題を解決する第二の実施形態について説明する。
[処理フロー]
図9は、本実施形態に係る印刷制御プログラム400のフローチャートを示す。本処理は、情報処理装置101のCPU301が印刷制御プログラム400を記憶部から読み出して実行することで実現される。
S901にて、印刷制御プログラム400の制御部402は、印刷ジョブ生成時に印刷ジョブで指定される印刷用紙の用紙情報を取得する。
S902にて、制御部402は、バーコードリーダ装置105の能力情報に基づき、バーコードリーダ装置105がサポートするバーコードフォントの情報を取得する。制御部402は、S901にて取得した用紙情報に用紙の表面性情報が含まれているか否かを判定する。用紙の表面性情報が含まれており、取得可能な場合、制御部402は、その表面性情報に基づき、図10に示す用紙情報格納部408を参照して用紙に適したバーコードフォントの種類を選択する。具体的には、表面性情報1002と加工情報1003の組み合わせからバーコードフォントの種類が選択される。つまり、用紙の表面において何らかの加工がなされた場合には、従来の用紙の表面の特性とは変化している可能性があるため、表面に対する加工処理を考慮に入れている。制御部402は更に、用紙情報格納部408に含まれる用紙情報(最小フォントサイズ1005)を参照して、選択されたバーコードフォントの最小サイズを取得する。なお、バーコードリーダ装置105の読み取り時の認識率は、用紙の表面性に依存する。小さいサイズで描画されたバーコードを読み取ろうとした場合、認識率が低下することがあるため、表面性に応じたフォントサイズの下限値を定義する。
図10は本実施形態における、用紙情報格納部408の構成例を示す図であり、第一の実施形態にて述べた図6の情報に代えて用いられる。用紙情報格納部408は、用紙種別1001、用紙の表面性情報1002、用紙の加工情報1003、バーコードフォント情報1004、バーコードフォントの最小フォントサイズ1005、および認識率1006を含んで構成される。加工情報1003は、用紙に対してバーコード印刷前に実施される加工の内容を示す。用紙に対しては様々な加工が為され、通常の用紙の生成プロセスでは実現出来ない効果が得られる。
S903にて、制御部402は、最小サイズ以上のフォントサイズで描画されるバーコード文字列と画像データ上の既定のバーコード印刷領域とを比較し、バーコード印刷領域に収まる最大のフォントサイズを計算してフォントサイズを決定する。図11は、S903による画像データのバーコード印刷領域に収まる最大フォントサイズを決定する処理を、より詳細に説明するためのフローチャートである。
S1101にて、制御部402は、フォントサイズを示す変数Sを、図9のS902で選択されたバーコードフォントの最小フォントサイズ1005に設定する。S1102にて、制御部402は、レイアウト部403により、Sに基づいて印刷されるバーコード全体のサイズを計算する。
S1103にて、制御部402は、画像データのバーコード印刷領域と、S1102にて取得されたバーコードのサイズとを比較し、いずれが大きいか判定する。ここでバーコード印刷領域のサイズの初期値は予め定義されているものとする。バーコード印刷領域がバーコードのサイズより大きい場合は(S1103にてYES)、S1104にて、制御部402は、Sに1加算してS1102へ戻り、バーコードのサイズの再計算、比較を繰り返す。バーコードのサイズがバーコード印刷領域以上になる場合は(S1103にてNO)、S1105にて、制御部402は、フォントサイズを現在のサイズから1減算して、そのサイズをフォントサイズとして決定する。これにより、バーコード印刷領域に収まる最大のフォントサイズが決定される。
図12は、印刷ジョブの画像データ上に定義されたバーコード印刷領域と、各フォントサイズのバーコードとを比較した際の様子を示す。図12の例によると、バーコード印刷領域1201に対して、CODE39では36ポイント(1203)、CODE128では48ポイント(1207)まで描画可能であることが分かる。例えば、印刷用紙が普通紙である場合、用紙情報に基づくとCODE128で18ポイントが最小フォントサイズであり、バーコード印刷領域1201上には、48ポイントまで拡大して描画することが可能である。
図9の説明に戻る。S904にて、制御部402は、S903の処理の結果、決定されたフォントサイズがS902にて得られたバーコードの最小フォントサイズ以上であるか否かを判定する。すなわち、最小フォントサイズにてバーコードを印刷した場合にバーコード印刷領域に収まるか否かを判定する。最小フォントサイズ以上である場合(S904にてYES)S907へ進み、最小フォントサイズよりも小さい場合(S904にてNO)S905へ進む。つまり、最小フォントサイズよりも小さいフォントサイズにてバーコードを印刷することでバーコード印刷領域に収まるようにした場合、バーコードリーダ装置105による認識率が低下する恐れがある。したがって、S905にて、制御部402は、表示部407にバーコード印刷領域を拡大するか否か確認するメッセージを表示させ、ユーザからの入力を待つ。図13は、S905にて表示部407が表示するメッセージUI1301の構成例である。
メッセージUI1301を介して変更可の入力を受けると(S905にてYES)、S906にて制御部402は、レイアウト部403により、画像データ内のバーコード印刷領域を、最小フォントサイズで描画したバーコード文字列が収まるように拡大させる。ここでのフォントサイズはS902にて取得した最小フォントサイズとする。そして、S907へ進む。表示部407が変更不可の入力を受けると(S905にてNO)、制御部402は、バーコード印刷領域を変更せずに、バーコード印刷領域に収まる最大のフォントサイズをバーコードのフォントサイズとして設定する。なお、本明細書において、図10に示す最小フォントサイズを「第一のサイズ」とも記載し、バーコード印刷領域を変更せずにそのバーコード印刷領域に収まるように決定されたフォントのサイズを「第二のサイズ」とも記載する。
S907にて、制御部402は、印刷ジョブの用紙情報に、用紙の色の情報が設定されているか否かを判定する。用紙色が設定されている場合は(S907にてYES)、S908にて制御部402は、用紙色情報格納部409を参照して、用紙色として定義されている文字列をRGB値に変換する。制御部402は、このRGB値に対して補色となる値を算出する。そして、制御部402は、算出した補色をバーコードの色として設定する。これにより、用紙色とは異なる色(補色)によりバーコードが印刷されるため、後加工処理装置のバーコードリーダによる認識率が向上する。図14は用紙色情報格納部409の構成例を示す。用紙色情報格納部409は、用紙色1401とそれに対応するRGB値1402が定義される。用紙色が設定されていない場合(S907にてNO)、制御部402は、バーコードの色を予め定義された初期値に設定する。
S909にて、制御部402は、通信部404もしくは表示部407を介して、後加工装置104に備えられたバーコードリーダ装置105によるバーコード読み取り時の認識率を取得できるか否かを判定する。取得できない場合(S909にてNO)、本処理フローを終了する。取得できる場合(S909にてYES)、S910にて制御部402は、認識率を取得する。
S910にて、制御部402は、取得した認識率と、用紙情報格納部408に保持された認識率1006との比較を行う。この比較、用紙に印刷されたバーコードが読み取りにくく、実際の認識率が用紙情報格納部408に保持された認識率1006を下回るか否かを判定する。保持された認識率を下回る場合、制御部402は、用紙情報格納部408に登録された当該用紙に対応するバーコードの種類を、より認識率の高いバーコードに変更することで対応関係を更新する。例えば、CODE39は、CODE128よりも一般的に認識率が高いため、CODE39へ変更するようにしてもよい。更に、制御部402は、最小フォントサイズを大きくするよう変更するようにしてもよい。これにより更新後の印刷ジョブにおけるバーコードの認識率を向上させる。その後、S902に戻り、処理を繰り返す。
以上、第一の実施形態の効果に加え、用紙の色や文字の色、およびバーコードの印刷領域に応じて印刷するバーコードの特性を切り替えることで、認識率を向上させることが可能となる。更に、印刷後の認識率をフィードバックしてデータベースを更新することで適切なバーコードのフォントを動的に制御することが可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101…情報処理装置、102…印刷装置、104…後加工装置、105…バーコードリーダ装置、408…用紙情報格納部、409…用紙色情報格納部、410…バーコードリーダ能力情報格納部

Claims (11)

  1. 情報処理装置であって、
    用紙の属性情報に応じて当該用紙とバーコードのフォントとが対応付けられた用紙情報を取得する手段と、
    用紙に印刷されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダの能力情報を取得する手段と、
    前記用紙情報と前記能力情報とに基づいて、印刷装置にて用いられる用紙に印刷されるバーコードのフォントを決定する決定手段と、
    前記印刷装置に対し、前記決定手段にて決定されたフォントを用いて、前記バーコードを前記用紙に印刷させる制御手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記用紙情報は、用紙の種別および用紙の表面の特性に応じて、当該用紙とバーコードのフォントとが対応付けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記能力情報は、前記バーコードリーダが読み取り可能なバーコードのフォントが定義されていることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記用紙情報は、用紙の表面に施す加工の種類に応じて、当該用紙とバーコードのフォントとが対応付けられ、
    前記決定手段は、前記加工の種類に応じて前記バーコードのフォントを決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記決定手段は、前記用紙における前記バーコードを印刷する領域のサイズに応じて、前記バーコードのサイズを決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記用紙情報は、前記バーコードのフォントの前記バーコードリーダによる認識率に応じた第一のサイズが定義され、
    前記第一のサイズにて前記バーコードを印刷した際に前記領域に収まるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段にて前記領域に収まらないと判定された場合に、前記領域のサイズを拡大するか否かをユーザに確認する確認手段と
    を更に有し、
    前記決定手段は、
    前記確認手段にて拡大すると指示された場合、前記バーコードのフォントのサイズを前記第一のサイズとして決定し、当該第一のサイズのバーコードが収まる大きさに前記領域を拡大し、
    前記確認手段にて拡大しないと指示された場合、前記領域のサイズを変更せずに、前記バーコードのフォントのサイズを前記領域に収まる最大のサイズである第二のサイズに決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記用紙の色を示す色情報に基づいて、当該用紙の色の補色を算出する算出手段を更に有し、
    前記決定手段は、前記算出手段にて算出した補色を前記バーコードの色として決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記バーコードを印刷した後に、前記バーコードリーダにて読み取った際の認識率を取得する取得手段を更に有し、
    前記用紙情報は、前記バーコードのフォントの認識率が設定され、
    前記取得手段にて取得された認識率が、前記用紙情報の認識率よりも低い場合には、認識率がより高いバーコードのフォントと前記用紙とが対応付けられるように前記用紙情報における対応関係を更新することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置と、前記印刷装置と、前記バーコードリーダを備える後加工装置とを含む印刷システムであって、
    前記バーコードは、前記情報処理装置からの印刷指示に基づいて前記印刷装置にて印刷された印刷物を、前記後加工装置にて処理する際に用いられる情報が記述されることを特徴とする印刷システム。
  10. 情報処理装置の制御方法であって、
    用紙の属性情報に応じて当該用紙とバーコードのフォントとが対応付けられた用紙情報を取得する工程と、
    用紙に印刷されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダの能力情報を取得する工程と、
    前記用紙情報と前記能力情報とに基づいて、印刷装置にて用いられる用紙に印刷されるバーコードのフォントを決定する決定工程と、
    前記印刷装置に対し、前記決定工程にて決定されたフォントを用いて、前記バーコードを前記用紙に印刷させる制御工程と
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. コンピュータを、
    用紙の属性情報に応じて当該用紙とバーコードのフォントとが対応付けられた用紙情報を取得する手段、
    用紙に印刷されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダの能力情報を取得する手段、
    前記用紙情報と前記能力情報とに基づいて、印刷装置にて用いられる用紙に印刷されるバーコードのフォントを決定する決定手段、
    前記印刷装置に対し、前記決定手段にて決定されたフォントを用いて、前記バーコードを前記用紙に印刷させる制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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