JP7341442B2 - 摺動開閉装置の充填材の充填構造及び鋳片の製造方法 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、上記の課題に着目してなされたものであり、ノズル使用回数の多い取鍋を用いる場合において、高い自然開孔率が得られる、摺動開閉装置の充填材の充填構造及び鋳片の製造方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、摺動開閉装置を有する製鋼用の取鍋を用いた鋳片の製造方法であって、上記の摺動開閉装置の充填剤の充填構造を有する上記取鍋に溶鋼を受鋼し、上記取鍋に収容された上記溶鋼に二次精錬処理を施し、連続鋳造設備にて上記摺動開閉装置を開いて、上記二次精錬処理を施された上記溶鋼を上記取鍋から上記連続鋳造設備に注入することで、鋳片を製造する、鋳片の製造方法が提供される。
充填材3のこのような構造は、摺動開閉装置2が閉位置の状態で、溶鋼流出口に、第3の充填材33、第2の充填材32及び第1の充填材31が順に投入され、充填されることで形成される。
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態とともに種々の変形例を含む本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲に記載された発明の実施形態には、本明細書に記載したこれらの変形例を単独または組み合わせて含む実施形態も網羅すると解すべきである。
(1)本発明の一態様に係る摺動開閉装置2の充填材3の充填構造は、製鋼用の取鍋1の摺動開閉装置2に用いられる充填材3の充填構造であって、上部層41と、中部層42と、下部層43とで構成される3層構造を有し、上部層41は、珪砂を主成分とする第1の充填材31からなり、中部層42は、クロマイトサンドと珪砂とを主成分とする第2の充填材32からなり、下部層43は、クロマイトサンドと珪砂とを主成分とする第3の充填材33からなり、第2の充填材32は、第3の充填材33よりも粒度が粗い粒子が少ない。
(3)上記(1)の構成において、第2の充填材を構成する粒子の99質量%以上が通過可能な篩目のうち最も細かい篩目である第1の篩目が、第3の充填材を構成する粒子の99質量%以上が通過可能な篩目のうち最も細かい篩目である第2の篩目よりも小さい。
上記(4)の構成によれば、粒子径を53μm以上とすることで、中部層42及び下部層43がより焼結しにくくなる。また、第2の充填材32の粒子径を600μm未満とすることで、溶融スラグの浸透がより抑制される。さらに、第3の充填材33の粒子径を850μm未満とすることで、クロマイトサンドと珪砂とをより均一に混合させることができる。
上記(5)の構成によれば、溶融スラグの浸透の抑制と、焼結層の厚みの抑制とを両立させることができ、自然開孔率をより向上させることができる。
上記(6)の構成によれば、上記(1)~(5)の構成と同様な効果が得られる。
(7)上記(6)の構成において、溶鋼を取鍋1に受鋼してから摺動開閉装置2を開くまでの時間を8時間以内とする。
上記(7)の構成によれば、自然開孔率をより高めることができる。
実施例では、上記実施形態と同様に、充填材3の構造を、上部層41と、中部層42と、下部層43とからなる3層構造とした。また、実施例では、上部層41には、第1の充填材31として、10kgの珪砂を用いた。中部層42には、第2の充填材32として、実質的な粒度が53μm以上600μm未満のクロマイトサンドと珪砂とを、質量比で75:25(クロマイトサンド:珪砂)で混合させた詰砂を10kg用いた。下部層43には、第3の充填材33として、実質的な粒度が53μm以上850μm未満のクロマイトサンドと珪砂とを、質量比で75:25(クロマイトサンド:珪砂)で混合させた詰砂を10kg用いた。
実施例及び比較例の結果を図3に示す。図3において、縦軸は、実施例の自然開孔率を100.0として指数化したものである。図3に示すように、充填材3の充填構造を上記実施形態と同様にすることで、自然開孔率が向上することが確認できた。
11 ノズル受けレンガ
2 摺動開閉装置
21 上ノズル
22 固定プレート
23 摺動プレート
24 下部ノズル
3 充填材
31 第1の充填材
32 第2の充填材
33 第3の充填材
41 上部層
42 中部層
43 下部層
Claims (7)
- 製鋼用の取鍋の摺動開閉装置に用いられる充填材の充填構造であって、
上部層と、中部層と、下部層とで構成される3層構造を有し、
前記上部層は、珪砂を主成分とする第1の充填材からなり、
前記中部層は、クロマイトサンドと珪砂とを主成分とする第2の充填材からなり、
前記下部層は、クロマイトサンドと珪砂とを主成分とする第3の充填材からなり、
前記第2の充填材は、前記第3の充填材よりも粒度が粗い粒子が少ない、摺動開閉装置の充填材の充填構造。 - 前記第2の充填材を構成する粒子のうち最も粒子径が大きい粒子の粒子径は、前記第3の充填材を構成する粒子のうち最も粒子径が大きい粒子の粒子径よりも小さい、請求項1に記載の摺動開閉装置の充填材の充填構造。
- 前記第2の充填材を構成する粒子の99質量%以上が通過可能な篩目のうち最も細かい篩目である第1の篩目が、前記第3の充填材を構成する粒子の99質量%以上が通過可能な篩目のうち最も細かい篩目である第2の篩目よりも小さい、請求項1に記載の摺動開閉装置の充填材の充填構造。
- 前記第2の充填材は、粒子径が53μm以上600μm未満の粒子を99質量%以上含み、
前記第3の充填材は、粒子径が53μm以上850μm未満の粒子を99質量%以上含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の摺動開閉装置の充填材の充填構造。 - 前記中部層に用いられる前記第2の充填材の質量と前記下部層に用いられる前記第3の充填材の質量との和に対する、前記中部層に用いられる前記第2の充填材の質量の比は、0.4以上0.6以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の摺動開閉装置の充填材の充填構造。
- 摺動開閉装置を有する製鋼用の取鍋を用いた鋳片の製造方法であって、
請求項1~5のいずれか1項に記載の摺動開閉装置の充填剤の充填構造を有する前記取鍋に溶鋼を受鋼し、
前記取鍋に収容された前記溶鋼に二次精錬処理を施し、
連続鋳造設備にて前記摺動開閉装置を開いて、前記二次精錬処理を施された前記溶鋼を前記取鍋から前記連続鋳造設備に注入することで、鋳片を製造する、鋳片の製造方法。 - 前記溶鋼を前記取鍋に受鋼してから前記摺動開閉装置を開くまでの時間を8時間以内とする、請求項6に記載の鋳片の製造方法。
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