JP7338023B2 - 減衰ダンパー - Google Patents
減衰ダンパー Download PDFInfo
- Publication number
- JP7338023B2 JP7338023B2 JP2022164378A JP2022164378A JP7338023B2 JP 7338023 B2 JP7338023 B2 JP 7338023B2 JP 2022164378 A JP2022164378 A JP 2022164378A JP 2022164378 A JP2022164378 A JP 2022164378A JP 7338023 B2 JP7338023 B2 JP 7338023B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- damping
- seismic isolation
- stopper
- stoppers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Description
また、本発明による減衰ダンパーの一態様は、第1外部構造体に固定可能な下部プレートと、複数のストッパーを有する上部プレートと、下部プレートと上部プレートとを繋ぐ減衰部材と、を有し、上部プレートの上方に配置される第2外部構造体には、側面に少なくとも4つの角部と辺部とを含む凸部が設けられており、複数のストッパーは、辺部にそれぞれ対応し、且つ、角部に当接せず、複数のストッパーが第2外部構造体との間に水平隙間及び鉛直隙間を有するように配置され、凸部がストッパーに対して相対変位する際に、凸部の前記辺部と前記ストッパーの側面とが当接する。
前記凸部は、上方もしくは下方に延出する第2鉛直部と、該第2鉛直部の先端において側方に張り出して前記鍵部に対して鉛直隙間及び水平隙間をもって遊嵌するフランジとを有していることを特徴とする。
n個の前記U型のダンパーロッドが、相互に360/n度ずれた方向に延出していることを特徴とする。
はじめに、図1及び図2を用いて、実施形態に係る免震構造を備える免震構造建物の一例の全体構成を説明する。図1は、実施形態に係る免震構造を備えた免震構造建物の一例の架構の側面図であり、図2は、図1のII-II矢視図であって、免震構造建物の床梁の伏図である。図1に示すように、免震構造建物100を構成する架構は、下部構造体20である基礎と、上部構造体10と、から形成され、上部構造体10は、床梁11と、複数の柱13と、途中階の梁14と、屋根の梁15とから形成されている。架構の構成要素としては、図示例の部材以外に、縦方向および水平方向の斜材等がある。図示例の免震構造建物100は、図2に示すように柱13を建物の周縁にのみ備え、空間内に柱を具備しない、体育館や工場、物流倉庫などの大空間建物である。図示する架構に対して、耐震壁を含む壁、窓や開閉扉等の開口などが取り付けられることにより、免震構造建物100が構成される。
次に、図3を用いて、免震構造を形成する免震支承の一例を説明する。図示する免震支承30は、鋼製の上部プレート31及び下部プレート32と、ゴムと鋼板を交互に積層し、加硫接着した積層ゴム体33とから形成される。積層ゴム体33は、上部プレート31及び下部プレート32と溶接接合されている。
次に、図4乃至図7を参照して、第1の実施形態に係る減衰ダンパーについて説明する。図4は、実施形態に係る免震構造を形成する減衰ダンパーの第1の実施形態の斜視図である。図5は、第1の実施形態に係る減衰ダンパーが台座と床梁の間に配設されている状態を示す斜視図である。図6は、図5のVI-VI矢視図であり、図7は、図5のVII-VII矢視図である。
また、図7に示すように、上部プレート41と凸部12の鉛直方向の位置関係は、長さt2の鉛直隙間G2を有して離間している。すなわち、上部構造体10に取り付けられている凸部12と減衰ダンパー40は、水平隙間G1及び鉛直隙間G2を介して完全に縁切りされている。尚、凸部12は、上部構造体10の構成部材として床梁11から下方に突設するように予め設けられている部材であってもよいし、床梁11に対して新規に設置される部材であってもよい。
次に、図8を用いて、第1の実施形態の減衰ダンパーの第1の変形例について説明する。図8は、第1の実施形態に係る減衰ダンパーの第1の変形例の斜視図である。
次に、図9を用いて、参考形態の減衰ダンパーについて説明する。図9は、参考形態に係る減衰ダンパーの斜視図である。
次に、図10乃至図13を用いて、第2の実施形態に係る減衰ダンパーについて説明する。図10は、実施形態に係る免震構造を形成する減衰ダンパーの第2の実施形態の斜視図である。図11は、第2の実施形態に係る減衰ダンパーが台座と床梁の間に配設されている状態を示す斜視図である。図12は、図10のXII-XII矢視図であり、図13は、図10のXIII矢視図である。
11 :床梁
12、12A :凸部
12a :第2鉛直部
12b :フランジ
20 :下部構造体(基礎)
21、22 :台座
30 :免震支承
40、40A,40B :減衰ダンパー
41 :上部プレート
42,42A :下部プレート
44 :金属減衰部材(U型ダンパーロッド)
46,46A,46B :ストッパー
46a :第1鉛直部
46b :鍵部
50 :免震構造
60 :減衰ダンパー
100 :免震構造建物
G1 :水平隙間
G2 :鉛直隙間
Claims (3)
- 第1外部構造体に固定可能な下部プレートと、
側面に少なくとも4つの角部と辺部とを含む凸部を有する上部プレートと、
前記下部プレートと前記上部プレートを繋ぐ減衰部材と、を有し、
前記上部プレートの上方に配置される第2外部構造体には、前記角部に当接しない複数のストッパーが設けられており、
前記凸部の前記辺部のそれぞれは、前記複数のストッパーにそれぞれ対応し、
前記凸部が前記複数のストッパーとの間に水平隙間を有し、且つ、前記第2外部構造体との間に鉛直隙間を有するように配置され、
前記凸部が前記ストッパーに対して相対変位する際に、前記凸部の前記辺部と前記ストッパーの側面とが当接する、減衰ダンパー。 - 第1外部構造体に固定可能な下部プレートと、
複数のストッパーを有する上部プレートと、
前記下部プレートと前記上部プレートとを繋ぐ減衰部材と、を有し、
前記上部プレートの上方に配置される第2外部構造体には、側面に少なくとも4つの角部と辺部とを含む凸部が設けられており、
前記複数のストッパーは、前記辺部にそれぞれ対応し、且つ、前記角部に当接せず、
前記複数のストッパーが前記凸部との間に水平隙間を有するように配置され、
前記上部プレートが前記凸部との間に鉛直隙間を有するように配置され、
前記凸部が前記ストッパーに対して相対変位する際に、前記凸部の前記辺部と前記ストッパーの側面とが当接する、減衰ダンパー。 - 前記減衰部材はU型のダンパーロッドである請求項1又は2に記載の減衰ダンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022164378A JP7338023B2 (ja) | 2018-07-12 | 2022-10-13 | 減衰ダンパー |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018132320A JP7160587B2 (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | 免震構造 |
JP2022164378A JP7338023B2 (ja) | 2018-07-12 | 2022-10-13 | 減衰ダンパー |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018132320A Division JP7160587B2 (ja) | 2018-07-12 | 2018-07-12 | 免震構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022186790A JP2022186790A (ja) | 2022-12-15 |
JP7338023B2 true JP7338023B2 (ja) | 2023-09-04 |
Family
ID=87882017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022164378A Active JP7338023B2 (ja) | 2018-07-12 | 2022-10-13 | 減衰ダンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7338023B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN201695326U (zh) | 2010-06-10 | 2011-01-05 | 柳州东方工程橡胶制品有限公司 | 一种滑动铅芯橡胶支座组件 |
JP2014114837A (ja) | 2012-12-06 | 2014-06-26 | Takenaka Komuten Co Ltd | 免震構造物 |
JP2015055293A (ja) | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 制震装置 |
CN105178463A (zh) | 2015-06-30 | 2015-12-23 | 北京建筑大学 | 一种叠层u型钢板双向限位机构 |
JP2016017574A (ja) | 2014-07-08 | 2016-02-01 | 昭和電線デバイステクノロジー株式会社 | 変位抑制免震装置及び免震システム |
JP2016205413A (ja) | 2015-04-15 | 2016-12-08 | 株式会社大林組 | 免震構造 |
CN106988207A (zh) | 2017-06-06 | 2017-07-28 | 广州大学 | 一种适用于超烈度地震作用的软碰撞防护装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0619926Y2 (ja) * | 1988-07-06 | 1994-05-25 | 石川島播磨重工業株式会社 | 火力発電所用ボイラの耐震バンパー |
-
2022
- 2022-10-13 JP JP2022164378A patent/JP7338023B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN201695326U (zh) | 2010-06-10 | 2011-01-05 | 柳州东方工程橡胶制品有限公司 | 一种滑动铅芯橡胶支座组件 |
JP2014114837A (ja) | 2012-12-06 | 2014-06-26 | Takenaka Komuten Co Ltd | 免震構造物 |
JP2015055293A (ja) | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 制震装置 |
JP2016017574A (ja) | 2014-07-08 | 2016-02-01 | 昭和電線デバイステクノロジー株式会社 | 変位抑制免震装置及び免震システム |
JP2016205413A (ja) | 2015-04-15 | 2016-12-08 | 株式会社大林組 | 免震構造 |
CN105178463A (zh) | 2015-06-30 | 2015-12-23 | 北京建筑大学 | 一种叠层u型钢板双向限位机构 |
CN106988207A (zh) | 2017-06-06 | 2017-07-28 | 广州大学 | 一种适用于超烈度地震作用的软碰撞防护装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022186790A (ja) | 2022-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7160587B2 (ja) | 免震構造 | |
EP1948878B1 (en) | Structure with increased damping by means of fork configuration dampers | |
CN106320560B (zh) | 一种装配式结构的阻尼器 | |
JP2010037868A (ja) | 波形鋼板耐震壁 | |
JP2014194116A (ja) | 建物の制振構造 | |
JP7338023B2 (ja) | 減衰ダンパー | |
JP2009052251A (ja) | 制振建物、建物の制振方法、鉄筋コンクリート造の建物、鉄筋コンクリート造の建物の長周期化方法 | |
JP4812463B2 (ja) | 免震床構造 | |
JP3931944B2 (ja) | 制震ダンパーおよびその設置構造 | |
JPH10220062A (ja) | 建築構造物の制振構造 | |
JP2520038B2 (ja) | 免震鉄骨梁 | |
JP7154328B2 (ja) | 制振建物 | |
JP2008002658A (ja) | 部材保持装置及び部材保持方法 | |
JP4049120B2 (ja) | 建物の制震構造 | |
JP5706952B1 (ja) | 橋梁構造及び既存橋梁の補強方法 | |
KR101921864B1 (ko) | 건축물의 내진 보강 조립체 | |
JP7228401B2 (ja) | 免震装置 | |
JPH10280727A (ja) | 複合型ダンパーによる制振架構及び制振方法 | |
JP5429538B2 (ja) | 境界梁型粘弾性ダンパー | |
JPH02194233A (ja) | 免震装置 | |
JP7351732B2 (ja) | 建物の制振機構 | |
JPH01102182A (ja) | 耐震壁 | |
JP7293557B2 (ja) | 建物 | |
JP7217144B2 (ja) | 建物の制振機構 | |
JP5053554B2 (ja) | 制振装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221013 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230516 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230801 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7338023 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |