JP7336196B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー収容容器内のトナーを現像器に補給する画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式や静電記録方式などの画像形成装置において、トナー容器内のトナーを、収容部(ホッパと称する)を介して現像器に補給する画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置は一般に、現像器内のトナー濃度を検出するセンサを用い、現像器内のトナー濃度が所定値以下になった場合、異常メッセージを報知すると共に画像形成動作を終了させている。現像器内のトナー濃度が低下したと判定される原因は多岐に亘る。例えば、トナー濃度を検出するセンサの異常、画像形成動作に伴う異常なトナー掃出しのほか、ホッパから現像器へのトナー供給不良等もある。特に、現像器へのトナー供給不良の場合、現像器に異常がないため、現像器の交換を促すのではなく真の異常箇所を正しく特定することが望まれる。
特許文献1の画像形成装置は、現像器へトナーを供給するホッパ(トナー供給部)での搬送異常を検出する手法を提案している。この装置は、現像器のトナー濃度異常が発生した場合、異常箇所を検出するために、ホッパから現像器へのトナー補給を所定時間実施する。ホッパでの搬送異常がない場合、現像器へのトナー補給動作によりホッパ内のトナーはやがて無くなり、且つ、現像器のトナー濃度は上昇する。そこで、特許文献1は、現像器へのトナー補給を所定時間実施した際に、ホッパ内部のトナー有無センサがトナー有りを検出したままで、且つ現像器のトナー濃度上昇が無い場合は、ホッパでのトナー搬送異常が発生したと判定している。これにより、現像器内のトナー濃度異常の原因がホッパにあるケースにおいて、異常箇所を正しく特定することができる。
特開2006-220960号公報
特許文献1は、ホッパでの搬送異常を判定するために、現像器のトナー濃度の検出結果を用いている。しかし、プリントジョブの実行時には断続的に現像器内のトナーが消費されるため、画像形成に伴うトナー消費と、判定動作に伴うトナー補給とが相殺される。そのため、ホッパから現像器へトナーが搬送されていない可能性があるか否かの判定等、異常判定を正しく行うことができないおそれがある。また、このような誤判定を回避するために、仮に、プリントジョブを一時的に停止させて、異常判定動作を実行するという制御も考えられる。しかしこのような制御では、プリント動作のダウンタイムが増加してしまう。
さらには、ホッパから現像器へのトナー搬送路がトナーで目詰まりを起こし、トナーが少量ずつしか搬送されない場合がある。このような場合においては、トナー補給動作により現像器のトナー濃度が少しは上昇するため、ホッパから現像器へトナーが搬送されていない可能性があるか否か等の異常判定を正しく行うことができないおそれがある。
本発明は、印刷ジョブの実行中であっても、現像手段へトナーが搬送されていない可能性があるか否かを正確に判定することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、感光体と、静電潜像を形成するために前記感光体を露光する露光手段と、前記感光体上の前記静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段と、トナーを収容するトナー収容容器が装着される装着部と、前記装着部に装着されたトナー収容容器のトナーを一時的に収容するホッパと、前記ホッパ内のトナーを検知する第1の検知手段と、前記ホッパ内のトナーを前記現像手段へ補給するために回転する回転部材と、を含み、前記装着部に装着されたトナー収容容器から前記現像手段へトナーを補給する補給手段と、前記回転部材の回転回数を計測する計測手段と、前記現像手段内のトナーの濃度を検知する第2の検知手段と、前記トナー収容容器から前記ホッパへのトナーの補給を、前記第1の検知手段の検知結果に基づき制御する補給制御手段と、前記回転部材を前記第2の検知手段の検知結果に基づき回転させることで、前記ホッパから前記現像手段へのトナーの補給を制御する回転制御手段と、前記第1の検知手段の検知結果がトナー有を示す第1状態で前記回転部材が回転している間に前記計測手段により計測された前記回転回数が所定回数に達した場合、前記補給手段の異常を判定する判定手段と、を有し、前記判定手段は、前記回転回数が前記所定回数に達する前に前記第1の検知手段の検知結果が前記第1状態からトナー無を示す第2状態へ変化した場合、前記計測手段の前記回転回数を0にリセットすることを特徴とする。
本発明によれば、印刷ジョブの実行中であっても、現像手段へトナーが搬送されていない可能性があるか否かを正確に判定することができる。
画像形成装置の概略断面図である。 画像形成装置の制御ブロック図である。 トナーボトルの外観図である。 トナー補給部の構成を示す模式図である。 トナー搬送路内及び現像器内のトナーを検知する様子を示す概念図、センサ出力値とトナー量との関係を示す図である。 トナーボトルからホッパへのトナー補給シーケンス、ホッパから現像器へのトナー補給シーケンスの各タイミングチャートである。 ホッパ正常時、ホッパ異常時の現像器内濃度および各動作のタイミングチャートである。 ボトル駆動処理のフローチャートである。 現像器補給処理のフローチャートである。 ホッパ異常監視処理のフローチャートである。 異常を報知する表示例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図である。この画像形成装置100は、シートへの画像形成を行うプリンタユニット101と、原稿の画像の読み取りを行うリーダユニット102と、読み取り対象となる原稿の搬送を行うADFユニット103とを有する。なお、シートは、記録紙、記録材、記録媒体、用紙、転写材、転写紙等と称されてもよい。
プリンタユニット101において、給紙カセット110に収納された記録紙Pは、ピックアップローラ111、給紙ローラ112及びリタードローラ113によって、1枚ずつ搬送路に給紙される。給紙カセット110から給紙された記録紙Pは、給紙部搬送ローラ114によって搬送路を搬送される。記録紙Pは、レジストレーションローラ対115の位置に達すると、停止しているレジストレーションローラ対115によって斜行補正が行われる。その後、レジストレーションローラ対115の回転が開始されることで、記録紙Pは、感光ドラム(感光体)131と転写ローラ133との間の転写ニップ部へ搬送される。
プリンタユニット101において、レーザスキャナユニット120、感光ドラム131、帯電ローラ132、転写ローラ133及び現像器140は、記録紙Pへ画像を形成する画像形成部を構成する。画像形成部では、回転駆動される感光ドラム131の外周面が、帯電ローラ132の作用によって所定の極性の電位に一様に帯電される。レーザスキャナユニット120は、帯電された感光ドラム131を光ビーム(レーザ光)によって露光する露光手段である。具体的には、レーザスキャナユニット120は、画像情報(時系列のデジタル画素信号)に応じて変調されたレーザ光Lを出力し、帯電された感光ドラム131をレーザ光Lで走査することで、感光ドラム131上に静電潜像を形成する。レーザスキャナユニット120は、リーダユニット102によって原稿の画像を読み取って得られた画像データ(画像情報)、またはパーソナルコンピュータ等の外部装置からネットワークを介して受信した画像データに基づいてレーザ光Lを出力する。
現像器140は、現像ローラ141を含み、トナー補給部150から供給(補給)されるトナーを用いて感光ドラム131上の静電潜像を現像してトナー画像を形成する。そのため、画像データに応じたトナーが現像器140から排出される。感光ドラム131上に形成されたトナー画像は、感光ドラム131の回転に伴って、転写ニップ部へ移動する。感光ドラム131と逆極性の転写バイアスが転写ローラ133に印加されることで、感光ドラム131上のトナー画像は転写ニップ部において記録紙Pの表面に転写される。
画像形成部においてトナー画像が転写された記録紙Pは、定着器160内へ搬送される。定着器160は、定着ヒータ及び加圧ローラによって熱及び圧力を記録紙Pに加えることで、記録紙P上のトナー画像を記録紙Pに定着させる。このようにして画像が形成された記録紙Pは、定着器160の通過後、排紙ローラ170によって装置外部の排紙トレイ171へ排出される。
また、記録紙Pへ両面印刷が行われる場合には、第1面に対する画像形成が終了した記録紙Pは、反転フラッパ181の位置を通過後、排紙ローラ170によって逆方向に搬送され、反転フラッパ181によって反転搬送路180へ導かれる。反転搬送路180に導かれた記録紙Pは、反転部搬送ローラ182,183によって、再びレジストレーションローラ対115の位置へ搬送される。その際、記録紙Pは、第1面に対する画像形成時に対して、第1面及び第2面が反転した状態となっている。その後、記録紙Pは、第1面に対する上述の画像形成と同様に、第2面に対する画像形成が行われた後、排紙トレイ171へ排出される。トナー補給部150はトナーボトルTを備える。
図2は、画像形成装置100の制御ブロック図である。画像形成装置100は、CPU400、ROM401、RAM402、タイマ291、UI(ユーザインターフェイス)403、操作部300を備えている。
ROM401には、画像形成装置100全体を制御するための制御プログラムが格納されている。RAM402は、CPU400の作業領域として使用されるとともに、画像データ等の種々のデータを一時的に格納するために使用される揮発性の記憶デバイス(メモリ)である。CPU400は、ROM401に格納された制御プログラムをRAM402に読み出して実行することによって、画像形成装置100全体を制御する。CPU400は、ボトルモータ201及び搬送路モータ211の動作を制御することで、トナー補給部150の動作を制御する。トナー補給部150内には、ホッパ内トナーセンサ217、搬送路内回転センサ213、および、現像器140内トナーセンサ221が設けられる。CPU400には、これらのセンサ217、213、221からそれぞれ出力される信号が入力される。
図3は、トナーボトルTの外観図である。トナーボトルTは、図4で説明するように、トナー補給部150の装着部220に装着されて使用される。トナーボトルTは、装着部220に対して着脱可能であり、ユーザやサービスマンによって交換される。トナーボトルTは、現像器140で現像に用いられるトナーを収容するトナー容器である。図3に示すように、トナーボトルTは、キャップ部203、トナーを収容するボトル内収容部207、ボトルモータ201からの回転駆動力が伝達される駆動伝達部206、トナーを排出する排出口(不図示)を備える。
図4は、トナー補給部150の構成を示す模式図である。トナー補給部150は、装着部220、トナーボトルT、ボトルモータ201、ホッパ216、トナー搬送路210、スクリュー212および搬送路モータ211を備える。トナー補給部150の装着部220には、トナーが予め充填されたトナーボトルTがユーザ等によって装着可能である。収容部としてのホッパ216は、トナーボトルTから排出されたトナーを一時的に蓄積することでバッファ部の役割を果たす。トナー搬送路210内には搬送手段としてのスクリュー212が設けられる。トナー搬送路210は、ホッパ216と現像器140との間に設けられ、回転することで、ホッパ216に蓄積されたトナーを現像器140へ搬送する。
ホッパ216内には、ホッパ216内のトナーの有無を検知するホッパ内トナーセンサ217が設けられる。CPU400は、ホッパ216内において、ホッパ内トナーセンサ217が設置された界面までトナーを蓄積するようにトナーボトルTを制御する。ホッパ内トナーセンサ217によるトナー有無の検知方法の詳細については図5で後述する。トナーボトルTの駆動伝達部206(図3)は、駆動ギア列214を介してボトルモータ201と接続されており、ボトルモータ201から回転駆動力を与えられる。ボトルモータ201が駆動伝達部206を回転駆動することで、トナーボトルTは図4の矢印A方向に回転する。トナーボトルTが回転することで、トナーボトルTの内部からトナーが排出されてホッパ216内へ流入する。ホッパ216に蓄積されたトナーはトナー搬送路210へ流入する。
トナー搬送路210内のスクリュー212の回転軸は、駆動ギア列(不図示)を介して搬送路モータ211と接続されている。搬送路モータ211から駆動ギア列を介してスクリュー212に回転駆動力が与えられる。スクリュー212は回転することで、トナー搬送路210内に流入したトナーを一方向(図4において左から右)へ搬送する。トナー搬送路210を通じて搬送されたトナーは、トナー搬送路210の端部において現像器140へ補給される。また、トナー搬送路210内にはスクリュー212の回転動作を検知する搬送路内回転センサ213が設けられている。搬送路内回転センサ213の出力から、CPU400は、スクリュー212が正常に回転しているかどうかを判定する。現像器140の内部には、現像器140内のトナーの有無を検知するための現像器内トナーセンサ221が備えられている。
図5(a)~(c)は、トナー搬送路210内及び現像器140内のトナーを、ホッパ内トナーセンサ217及び現像器内トナーセンサ221が検知する様子を示す概念図である。図5(d)は、各センサに所定の電圧を印加した場合のセンサ出力値とトナー量との関係を示す図である。
ホッパ内トナーセンサ217及び現像器内トナーセンサ221はいずれも透磁率センサである。図5(a)、(b)、(c)はそれぞれ、磁性体を含むトナーの量が少ない状態、普通の状態、多い状態を模式的に示している。ホッパ内トナーセンサ217及び現像器内トナーセンサ221に対し、所定の電圧を印加すると、図5(d)に示すように、トナー量の増加に比例して各センサ出力値が増加する。
また、CPU400は、トナーセンサ217、221のそれぞれの用途に応じて、センサ出力値を用いた制御パラメータを変えている。例えば、現像器140内のトナー濃度は一定に保つ必要があるため、CPU400は現像器内トナーセンサ221のセンサ出力値をそのまま制御パラメータとして使用している。一方、ホッパ216の内部に第1の所定量のトナーを蓄積するためにはトナー有無のみ判断できれば良い。そこでCPU400は、ホッパ内トナーセンサ217の出力を二値化閾値と比較し、出力値が二値化閾値以上の場合は、トナー有りを示す信号(ON)を検知結果として取得する。一方、CPU400は、ホッパ内トナーセンサ217の出力が二値化閾値を下回る場合は、トナー無しを示す信号(OFF)を検知結果として取得する。言い換えると、トナーセンサ217の出力は、ホッパ216内のトナー量が第1の所定量以上であるとONとなり、ホッパ216内のトナー量が第1の所定量未満になるとOFFとなる。第1の所定量は、トナーセンサ217の設置位置(界面)に対応する。CPU400は、トナーセンサ217の検知結果を制御パラメータとして使用する。
CPU400は、ホッパ内トナーセンサ217及び現像器内トナーセンサ221からの出力信号を例えば100msec間隔でモニタリングすることで、ホッパ216内のトナー有無、現像器140内のトナー濃度を取得する。なお、上記したトナー有無の判定手法は一例であり、ピエゾセンサを使ってトナーの有無を検知する構成を採用してもよい。なお、ホッパ内トナーセンサ217は、ホッパ216内のトナーの有無を検知できる構成に限定されず、トナーの量に応じた値を出力する構成であってもよい。
次に、図6を用いて、トナーボトルTからホッパ216へのトナー補給、ホッパ216から現像器140へのトナー補給に関する各シーケンスについて説明する。図6(a)は、トナーボトルTからホッパ216へのトナー補給シーケンスのタイミングチャートである。
画像形成動作中には、画像データに応じたトナーが現像器140から排出される。それにより現像器140内のトナー濃度が薄くなってくると、トナー搬送路210(図4)を介してホッパ216から現像器140へとトナーが補給される。ホッパ216から現像器140へのトナー補給が繰り返されると、やがて、ホッパ216内のホッパ内トナーセンサ217により、ホッパ216内にトナーが無いと判定される。ホッパ216内にトナーが無いと判定されると、CPU400は、ボトルモータ201を制御してトナーボトルTを回転させる。これによって、トナーボトルTからホッパ216へトナーが補給される。そして、やがてホッパ内トナーセンサ217により、ホッパ216内にトナーが有ると判定される。従って、CPU400は、現像器140内のトナー濃度が一定に保たれるようにすると共に、ホッパ216内のトナーが一定量保たれるように制御する。
ところで、トナーボトルT内の(トナー容器内の)トナーの量が第2の所定量未満となると、トナーボトルTを回転させてもホッパ216内にトナーが補給されない。そのため、図6(a)に示すように、トナーボトルTを一定の時間、回転させてもホッパ内トナーセンサ217がトナー有りを検知(トナー有りを示す検知結果を出力)しないため、CPU400は、トナーボトルTが空(トナー無し)となった判定する。トナーボトルTが空となったとは、トナーボトルT内のトナーの量が第2の所定量未満となったことを意味する。なお、トナーボトルTが空であると判定されても、ホッパ216内のトナーが残っていれば、画像形成動作は継続可能である。
図6(b)は、ホッパ216から現像器140へのトナー補給シーケンスのタイミングチャートである。通常、現像器140内のトナー濃度は、CPU400によって、図6(b)に示したように一定の目標濃度になるように制御される。画像形成動作中に画像データに応じたトナーが現像器140から排出されると、トナー濃度が低下していく。現像器140内のトナー濃度を目標濃度に一定に保つために、CPU400は、現像器内トナーセンサ221の出力値を監視する。そしてCPU400は、トナー濃度が補給閾値を下回った場合(位置A、C)に、搬送路モータ211を制御してスクリュー212を回転させる。その後、トナー濃度が目標濃度に到達すると(位置B)、CPU400は、搬送路モータ211を制御してスクリュー212の回転を停止させる。以降、CPU400は、この動作を繰り返すことで、トナー濃度を目標濃度付近に保つことができる。なお、CPU400は、現像器内トナーセンサ221の出力値のみを使用するのではなく、画像形成される画像情報(例えば、画素情報)等も使用して、補給動作を制御しても良い。
次に、図7を用いて、ホッパ216から現像器140へトナーを適切に補給できているホッパ正常状態と、ホッパ216から現像器140へトナーを適切に補給できていないホッパ異常状態とについて説明する。図7(a)、(b)はそれぞれ、ホッパ正常時、ホッパ異常時の現像器内濃度および各動作のタイミングチャートである。なお、以降、現像器内トナーセンサ221により検知される現像器140のトナー濃度を「現像器内濃度」と称することもある。
ホッパ正常時においては、図7(a)に示すように、現像器140内のトナー濃度が低下し、現像器内濃度が補給閾値を下回ると(位置A)、ホッパ216から現像器140へのトナー補給が開始される。トナー補給が開始されると、トナー搬送路210内のスクリュー212が回転を開始するので、搬送路内回転センサ213の出力がONとOFFとに変化する。ここで、スクリュー212は正常に回転しているので、ホッパ216内に蓄積されているトナーはトナー搬送路210を経由して現像器140へ補給される。これにより、ホッパ216内のトナー量が減少すると、ホッパ216内のホッパ内トナーセンサ217の出力がON(トナー有り)からOFF(トナー無し)に変化する。さらに、ホッパ内トナーセンサ217の出力に応じてボトルモータ201の駆動が制御される。
このように、ホッパ216から現像器140へとトナーを正常に搬送できている場合は、搬送路モータ211の駆動により搬送路内回転センサ213が反応し、且つホッパ内トナーセンサ217も反応する。
図7(b)に示すホッパ異常状態には、ホッパ内トナーセンサ217が故障してON(トナー有り)を出力し続ける場合のほか、トナー搬送路210内の故障、あるいはトナー搬送路210のトナー詰まりが発生した場合等が考えられる。ホッパ異常時においては、図7(b)に示すように、現像器内濃度が補給閾値を下回ると(位置B)、ホッパ216から現像器140へのトナー補給が開始される。トナー補給が開始されると、トナー搬送路210内のスクリュー212が回転を開始するので、搬送路内回転センサ213の出力がONとOFFとに変化する。
ここで、仮にホッパ異常が生じていなければ、ホッパ内トナーセンサ217がONからOFFへと変化する。しかし、図7(b)の例では、ホッパ異常が生じているので、ホッパ内トナーセンサ217の出力はON(トナー有り)を示したままである。特に、ホッパ内トナーセンサ217が故障してON(トナー有り)を出力し続けた場合、ホッパ216内のトナーが不足したと判定されないことから、ボトルモータ201は回転を開始しない。そのため、実際にはホッパ216内のトナーが不足していたとしても、トナーボトルTからホッパ216へはトナーが供給されない状態となる。
従って、実際にはホッパ216内にトナーが蓄積されていない状態となり、ホッパ216から現像器140へはトナーが補給されず、現像器140内のトナー濃度が低下していってしまう。しかもこの状態が長く続くと、更にトナー濃度が低下し、現像器内濃度が異常閾値を下回り、異常判定となり交換を促す状態に至ってしまうことがある(位置C)。ホッパ異常状態が上記したいずれの原因であっても、現像器内濃度の低下の真の原因は現像器140にはなく、ホッパ216からトナーが正常に排出・搬送できていないことである。現像器140の不要な交換を防ぐためにも、異常箇所を正しく特定する必要がある。
次に、図8を用いて、トナーボトルTからホッパ216へのトナー補給シーケンスと異常診断シーケンスを含む処理を説明する。図8は、ボトル駆動処理のフローチャートである。このボトル駆動処理は、CPU400が、ROM401に格納された制御プログラムをRAM402に展開して実行することにより実現される。この処理は、画像形成装置100の電源がオンにされた場合や、エラー状態から復帰した場合に開始され、プリント動作の実施中か否かに拘わらず実行される。
ステップS801では、CPU400は、ホッパ内トナーセンサ217の出力から、ホッパ216内のトナーが無しと判別されるまで待機する。そして、ホッパ内トナーセンサ217の出力がOFFとなることで、ホッパ216内のトナーが無しになったと判別されると、CPU400は、処理をステップS802に進める。
ステップS802では、CPU400は、ボトル内トナー無しタイマTxを0に初期化する。ここで、ボトル内トナー無しタイマTxは、トナーボトルT内のトナーの量が第2の所定量未満となったこと(これを「ボトル内トナー無し」と称する)を判定するためのタイマである。タイマTxがカウントアップされた値は、時間に換算されて用いられる。
ステップS803では、CPU400は、ボトルモータ201の回転駆動を開始する。これにより、トナーボトルTが回転する。ステップS804では、CPU400は、ボトル内トナー無しタイマTxがタイムアウトしているかを判定する。すなわち、CPU400は、タイマTxが時間timeX(例えば、40sec)を超えたか否かを判別する。時間timeXはRAM402に記録されている。CPU400は、Tx>timeXとなることで、タイマTxがタイムアウトしたと判定した場合は、トナーボトルT内のトナーの量が第2の所定量未満となった(ボトル内トナー無し)と判断されるので、処理をステップS809へ進める。一方、タイマTxがタイムアウトしていないと判別した場合は、CPU400は、処理をステップS805に進める。ステップS805では、CPU400は、タイマ291を用いてタイマTxをカウントアップする。
ステップS806では、CPU400は、ホッパ内トナーセンサ217の出力から、ホッパ216内のトナーが有りになったか否かを判別する。そして、CPU400は、ホッパ内トナーセンサ217の出力がOFFのままで、ホッパ216内のトナーが無しであると判別されると、処理をステップS804に戻す。一方、ホッパ内トナーセンサ217の出力がONとなることで、ホッパ216内のトナーが有りになったと判別されると、CPU400は、処理をステップS807に進める。
ステップS807では、CPU400は、ボトル内トナー無しタイマTxを0に初期化する。CPU400は、ステップS808で、ボトルモータ201の駆動を停止してから、処理をステップS801に戻す。
ステップS809では、CPU400は、ボトル内トナー無しタイマTxを0に初期化する。CPU400は、ステップS810で、ボトルモータ201の駆動を停止し、ステップS811で、トナーボトルT内のトナーが無くなったと判定すると共に、その旨をRAM402へ記録してから、図8の処理を終了する。
以降、トナーボトルTが交換されるまでは、本処理は実行されない。本処理により、ホッパ内トナーセンサ217の出力値を監視しながら、トナーボトルTからホッパ216へトナーを供給でき、第1の所定量を目標としてトナーをホッパ216に蓄積することができる。
次に、図9を用いて、ホッパ216から現像器140へのトナー補給シーケンス(現像器補給処理)を説明する。図9は、現像器補給処理のフローチャートである。この処理は、CPU400が、ROM401に格納された制御プログラムをRAM402に展開して実行することにより実現される。この処理は、画像形成装置100の電源がオンにされると開始される。図11(a)、(b)は、異常を報知する表示例を示す図である。
まず、ステップS901では、CPU400は、プリント指示が入力されるまで待機する。プリント指示は、例えば、外部装置(コンピュータ、サーバ、スキャナ)から、プリントジョブ(印刷ジョブ)が投入されることで入力される。そして、プリント指示が入力されると、CPU400は、ステップS902で、現在の現像器内トナーセンサ221の検出結果を現像器内濃度TdとしてRAM402上に保存する。
ステップS903では、CPU400は、ステップS902にて保存した現像器内濃度Tdと、予めRAM402上に記録されている異常閾値とを比較し、現像器内濃度異常となった(現像器内濃度Tdが異常閾値を下回った)か否かを判別する。そして、現像器内濃度Tdが異常閾値を下回った場合は、CPU400は、ステップS909で、現像器140に異常があった旨を報知する。この報知では、例えば、現像器140に異常が発生した旨のメッセージをUI403に表示する(図11(a))。これにより、現像器140の異常に関し、ユーザまたはサービスマンが故障個所を把握でき、適切な対処を行うことができる。この場合、継続してプリント動作を行うことが困難となるので、CPU400は、ステップS910でプリント動作を終了して、図9の処理を終了する。
一方、ステップS903で、現像器内濃度Tdが異常閾値を下回っていない場合は、プリント動作は引き続き行うことが可能であるので、CPU400は、処理をステップS904へ進める。ステップS904では、CPU400は、現像器内濃度Tdと、予めRAM402上に記録されている補給閾値とを比較し、現像器140へのトナー補給開始が必要となった(現像器内濃度Tdが補給閾値を下回った)か否かを判別する。そして、現像器内濃度Tdが補給閾値を下回った場合は、現像器140へのトナー補給開始が必要であるので、ステップS908で、CPU400は、搬送路モータ211の駆動を開始する。これにより、ホッパ216から現像器140へのトナー補給が開始される。その後、CPU400は、処理をステップS907へ進める。
一方、現像器内濃度Tdが補給閾値を下回っていない場合は、CPU400は、処理をステップS905へ進める。ステップS905では、CPU400は、現像器内濃度Tdと、予めRAM402上に記録されている目標濃度閾値とを比較し、現像器内濃度Tdが目標濃度閾値を上回ったか否かを判別する。そして、現像器内濃度Tdが目標濃度閾値を上回っていない場合は、CPU400は、継続してトナー補給が必要であるので、処理をステップS907へ進める。一方、現像器内濃度Tdが目標濃度閾値を上回った場合は、トナー補給が不要になったので、CPU400は、ステップS906で、搬送路モータ211の駆動を停止してから、処理をステップS907へ進める。
ステップS907では、CPU400は、指示されたプリントの処理が完了したか否かを判別する。そして、指示されたプリントの処理が完了していない場合は、CPU400は、処理をステップS902に戻す。一方、指示されたプリントの処理が完了した場合は、CPU400は、処理をステップS910に進める。なお、ステップS910の処理に際し、トナー補給動作を実施していた場合は、プリント動作に伴う全プロセスを終了するために、CPU400は搬送路モータ211の駆動も停止する。
本処理により、現像器内トナーセンサ221の出力値を監視しながら、ホッパ216から現像器140へトナーを供給でき、現像器140内のトナー濃度を所定範囲に保つことができる。
次に、図10は、ホッパ異常監視処理のフローチャートである。この処理は、CPU400が、ROM401に格納された制御プログラムをRAM402に展開して実行することにより実現される。この処理は、画像形成装置100の電源がオンにされると開始される。図10の処理において、CPU400は、本発明の判定手段に該当する。
ステップS1001では、CPU400は、ホッパ内トナーセンサ217の出力が、ホッパ216内のトナー有りを示す(ONとなる)まで待機する。ホッパ内トナーセンサ217の出力が、ホッパ216内のトナー有りを示すと、CPU400は、ステップS1002で、ホッパ216から現像器140へのトナーの補給中であるか否かを判別する。これは、例えば、CPU400が搬送路モータ211を駆動するよう制御しているか否かによって判別される。そして、CPU400は、ホッパ216から現像器140へのトナーの補給中でない場合は、スクリュー212が回転していないから、処理をステップS1008に進める。一方、ホッパ216から現像器140へのトナーの補給中である場合は、処理をステップS1003に進める。
ステップS1003~S1006は、搬送路内回転センサ213によるエッジ検知がされない状態が所定時間(例えば、1sec)を超えたかどうかを判定する処理である。まず、ステップS1003では、CPU400は、トナー搬送路210内のスクリュー212が正常に回転しているかを判定するためのセンサエッジタイマTzを0に初期化する。ステップS1004では、CPU400は、搬送路内回転センサ213によりエッジが検知されたか否かを判別する。ここで、スクリュー212の回転回数を取得できるようにするために、対象とするエッジは、搬送路内回転センサ213の出力がONからOFFとなる立ち下がりエッジとする。しかし、搬送路内回転センサ213の出力がOFFからONとなる立ち上がりエッジを対象としてもよい。
そして、搬送路内回転センサ213によりエッジが検知されない場合は、CPU400は、ステップS1005で、センサエッジタイマTzがタイムアウトしたか否かを判別する。タイマTzの値は、時間に換算されて用いられる。ここで、センサエッジタイマTzのタイムアウト時間(所定時間)は1secであるとし、このタイムアウト時間はRAM402上に予め記憶されている。そして、センサエッジタイマTzがタイムアウトしていない場合は、CPU400は、ステップS1006で、センサエッジタイマTzをカウントアップ(Tz←Tz+1)し、処理をステップS1004に戻す。
一方、センサエッジタイマTzがタイムアウトしている場合は、スクリュー212が正常に回転していない可能性があると判断できる。そこでCPU400は、処理をステップS1011に進める。この場合、CPU400は、ホッパ異常が発生したと判定し、異常箇所に該当するユニットとしてホッパ216を示すメッセージをUI403に表示して(図11(b))、処理をステップS1012に進める。なお、ステップS1005からステップS1011に移行した場合、CPU400は、搬送路内回転センサ213の故障、または、スクリュー212の回転不良が発生した可能性があると判定する。ステップS1012では、CPU400は、プリント動作を終了して、図10の処理を終了する。
ステップS1004で、搬送路内回転センサ213によりエッジが検知された場合は、CPU400は、ステップS1007で、RAM402上に保存されている補給数カウンタCTをカウントアップする。補給数カウンタCTはスクリュー212の回転回数を取得するためのカウンタであり、補給数カウンタCTの初期値は0である。ステップS1004でYesと判定されたことを条件にステップS1007以降が実行されることで、スクリュー212の回転が正常に検知できていることを前提として、スクリュー212の回転回数を取得することができる。従って、ステップS1008における正確な判定を行うことができる。
次に、ステップS1008では、CPU400は、補給数カウンタCTの値が、RAM402上に予め保存されている異常判定閾値TH(所定回数)を超えたか(CT>TH)否かを判別する。なお、異常判定閾値THは10回とするが、この値は実験的に得られるものであり、例示に限定されない。ここで、現像器140のトナー濃度が異常閾値(図7)を下回る前にホッパ異常と判定することを可能にするために、異常判定閾値THは、次のような観点で設定されるのがよい。
まず、搬送路内回転センサ213がエッジを検知する回数が異常判定閾値THに達するのに要する時間を第1所要時間とする。また、現像器140において最大の消費ペースでトナーが消費されると仮定した場合に、トナー補給が必要になってから、現像器140内のトナー濃度が異常閾値を下回るまでの所要時間を第2の所要時間とする。言い換えると、第2の所要時間は、現像器140のトナー濃度が補給閾値を下回ってから異常閾値を下回るまでの最短の想定所要時間である。そして、第1所要時間が第2所要時間よりも短くなるように、異常判定閾値THは設定される。例えば、図7(b)に示すように、異常判定閾値THを10回と設定した場合、現像器140内のトナー濃度が異常閾値を下回る前(位置D)にホッパ異常と判定することができる。
ステップS1008での判別の結果、補給数カウンタCTの値が異常判定閾値THを超えない場合は、CPU400は、処理をステップS1009に進める。ステップS1009では、CPU400は、ホッパ内トナーセンサ217の出力が、ホッパ216内のトナー無しを示す(OFFとなった)か否かを判別する。ホッパ内トナーセンサ217の出力が、ホッパ216内のトナー無しを示さない場合は、トナーが有る状態が継続しているので、CPU400は、処理をステップS1002に戻す。一方、ホッパ内トナーセンサ217の出力が、ホッパ216内のトナー無しを示す場合は、ホッパ216から現像器140へトナーが搬送されているためにホッパ216内のトナーが減少したと判断できる。すなわち、CT>THとなる前に、ホッパ内トナーセンサ217の出力がOFFとなった場合は、ホッパ216から現像器140へトナーが正常に搬送されていると判断できる。そこでCPU400は、ステップS1010で、補給数カウンタCTを0にクリアして、処理をステップS1001へ戻す。
一方、ステップS1008での判別の結果、補給数カウンタCTの値が異常判定閾値THを超えた場合は、CPU400は、ホッパ216から現像器140へトナーが正常に搬送されていない可能性があると判断できるので、ステップS1011を実行する。この場合、CPU400は、異常箇所に該当するユニットとしてホッパ216を示すメッセージをUI403に表示する(図11(b))。
なお、ステップS1008からステップS1011に移行した場合、CPU400は、ホッパ内トナーセンサ217の故障、トナー搬送路210におけるトナー詰まり、または、トナー搬送路210内のその他の故障が発生した可能性があると判定する。なお、可能性のある故障や異常の箇所をより詳細に知らせるよう、ステップS1005からステップS1011に移行した場合と、ステップS1008からステップS1011に移行した場合とで、報知内容を異ならせてもよい。
従来、ホッパ216の異常を特定しない場合、図7(b)の位置Cに示すように、現像器140内のトナー濃度が異常閾値を下回り、現像器140に異常があると判定されるおそれがあった。ところが、本実施の形態では、ホッパ216から現像器140へトナーが搬送されていない可能性があると判断できる場合は、現像器内濃度が異常閾値を下回る前(位置D)段階で、ホッパ216に異常があると判定・報知できる。これによりユーザやサービスマンによる現像器140の不要な交換を招くことなく、ホッパ216の交換を促すことができる。
なお、エラーを報知する態様は、図11(a)、(b)に示すエラー表示に限定されず、音声等による報知であってもよい。
本実施の形態によれば、ホッパ216内にトナーが有ることをホッパ内トナーセンサ217が検知している状態で、取得されたスクリュー212の回転回数に基づいて、ホッパ216から現像器140へトナーが搬送されていない可能性があるか否かが判定される。例えば、CPU400は、補給数カウンタCTの値(回転回数)が異常判定閾値TH(所定回数)を超えた場合に、ホッパ216から現像器140へトナーが搬送されていない可能性があると判定する。従って、ホッパ216から現像器140へトナーが搬送されていない可能性があるかの判定に、現像器140のトナー濃度を検知するセンサを用いる必要がない。よって、印刷ジョブの実行中であっても、収容部(ホッパ216)から現像手段(現像器140)へトナーが搬送されていない可能性があるか否かを正確に判定することができる。
特に、プリントジョブを一時的に停止させる必要がないので、上記判定処理のためにプリント動作のダウンタイムが増加することがない。
また、異常判定閾値THを上記のように適切に設定することで、現像器140内のトナー濃度異常と判定される前に、ホッパ216から現像器140へトナーが搬送されていない可能性があるか否かの判定を行うことができる。
また、スクリュー212の回転回数が異常判定閾値THを超えた場合に、ホッパ内トナーセンサ217の故障、トナー搬送路210におけるトナー詰まり、または、トナー搬送路210内のその他の故障が発生した可能性があると判定される。さらに、搬送路内回転センサ213によるエッジ検知がされない状態が所定時間(1sec)を超えると、搬送路内回転センサ213の故障、または、スクリュー212の回転不良が発生した可能性があると判定される。これにより、ホッパ異常のうち詳細な異常内容を判定することができる。また、ホッパ異常が発生した場合、その旨が報知されるので、適切な交換等の処置を促すことができる。
また、搬送路内回転センサ213によるエッジ検知がされない状態が所定時間(1sec)を超えると、CPU400は、回転回数に基づいて、ホッパ216から現像器140へトナーが搬送されていない可能性があるか否かの判定処理を実行しない。従って、誤判定を抑制することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
212 スクリュー
213 搬送路内回転センサ
216 ホッパ
217 ホッパ内トナーセンサ
400 CPU

Claims (4)

  1. 感光体と、
    静電潜像を形成するために前記感光体を露光する露光手段と、
    前記感光体上の前記静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段と、
    トナーを収容するトナー収容容器が装着される装着部と、
    前記装着部に装着されたトナー収容容器のトナーを一時的に収容するホッパと、前記ホッパ内のトナーを検知する第1の検知手段と、前記ホッパ内のトナーを前記現像手段へ補給するために回転する回転部材と、を含み、前記装着部に装着されたトナー収容容器から前記現像手段へトナーを補給する補給手段と、
    前記回転部材の回転回数を計測する計測手段と、
    前記現像手段内のトナーの濃度を検知する第2の検知手段と、
    前記トナー収容容器から前記ホッパへのトナーの補給を、前記第1の検知手段の検知結果に基づき制御する補給制御手段と、
    前記回転部材を前記第2の検知手段の検知結果に基づき回転させることで、前記ホッパから前記現像手段へのトナーの補給を制御する回転制御手段と、
    前記第1の検知手段の検知結果がトナー有を示す第1状態で前記回転部材が回転している間に前記計測手段により計測された前記回転回数が所定回数に達した場合、前記補給手段の異常を判定する判定手段と、を有し、
    前記判定手段は、前記回転回数が前記所定回数に達する前に前記第1の検知手段の検知結果が前記第1状態からトナー無を示す第2状態へ変化した場合、前記計測手段の前記回転回数を0にリセットすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補給手段の前記異常を報知する報知手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補給手段の前記異常は、前記ホッパのトナーの詰まりであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補給手段の前記異常は、前記第1の検知手段の故障であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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