JP7335847B2 - グロメットインナ及びグロメット - Google Patents
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Description
前記挿通方向は、前記挿通孔に前記グロメットインナを正確に固定できるように挿入する方向をさす。すなわち、前記挿通孔が設けられた前記パネルに対して直交する方向さす。
詳述すると、グロメットインナの他端側端面から挿通方向の他端側に向けて延伸している延伸片は、グロメット本体よりも剛性が高く、且つ、インナー本体の前記挿通方向の長さよりも長く構成されているため、延伸片に電線を固定した際に、延伸片が湾曲することを防止できる。
上述の前記挿通方向と直交する幅方向とは、例えば、インナー本体が挿通方向から視て長円状に構成されている場合には、インナー本体の長軸又は短軸に沿った方向をさす。すなわち、上述の前記挿通方向と直交する幅方向は、挿通方向から視てオーバル形状であるインナー本体の最長軸又は最短軸に沿った方向をさす。
この発明により、挿通孔に延伸片を挿通させることでインナー本体を挿通孔に確実に案内することができる。また、挿通孔にインナー本体を挿通させる際に、前記延伸片が挿通孔と干渉することを確実に防止できるため、パネルに対するインナー本体の装着を確実に行うことができる。
この発明により、前記インナー本体の径内側を挿通させる電線がインナー本体と延伸片との間で角当たりすることがないため、電線の損傷を防止できる。
この発明によると、内側溝部はインナー本体の他端側端面で行き詰まりとなるように構成されている。すなわち、インナー本体に内側溝部が設けられていない。このため、インナー本体を挿通する電線の一部(例えば、径の細い枝線など)が内側溝部に嵌まり込むことを防止でき、電線に過度な負荷が生じて電線の損傷することを防止できる。
この発明によると、挿通方向から視て延伸片が凹凸形状となるため、延伸片の剛性をより向上させることができる。これにより、電線を固定したとしても自重で湾曲することをより確実に防止でき、より確実に挿通孔にインナー本体を案内することができる。
この発明により、延伸片の基端側を補強することで、延伸片の剛性をより向上させることができるため、延伸片に電線を固定したとしても延伸片が電線の自重で湾曲することをより確実に防止できる。したがって、より確実に挿通孔にインナー本体を案内することができる。
この発明により、延伸片によって挿通孔に案内されたインナー本体を、補強リブを介して挿通孔に案内することができる。これにより、より確実に挿通孔にインナー本体を挿通させることができる。
この発明により、延伸片によって挿通孔に案内されたインナー本体を、補強リブを用いて挿通孔により確実に案内することができる。これにより、インナー本体を挿通孔に挿通させることができ、より確実にグロメットをパネルに固定することができる。
図1は車両本体Bに固定させた状態でのグロメット1の概略斜視図を示し、図2はグロメット1の概略斜視図を示し、図3はグロメット1の分解斜視図を示す。図4及び図5はグロメット本体10の先端部分に設けられたボディ側取付部12の説明図を示す。
なお、図2中における上方を上方側とし、下方を下方側とし、以下図3~11においても同様とする。
図10はボディ側取付部12にグロメットインナ20を装着させた状態の断面図を示し、図11はボディパネルBPに固定されたグロメット1の断面図を示す。なお、図10及び図11に示す断面図は、図9に対応する断面図である。
バックドア側取付部15は、円筒部11の長手方向に沿って延びる中空状の柱体であり、内部には図示しないグロメットインナが装着されている。このグロメットインナとバックドア側取付部15によりグロメット本体10の他端側をバックドアパネルDPに設けられた挿通孔Hにグロメット1の他端側を固定することができる。
第1係止爪部233は、外面が第1弾性変形部232の先端から下方に向かうに伴い径方向の外側に向けて広がるように形成されるとともに、内面が下方に向かうに伴い緩やかに径方向の外側に向けて広がっている。また、第1係止爪部233の下面は下方に向かうに伴い径方向の内側に向けて傾斜するように形成されている。
直線側溝部28に設けられた第2係止部24は、第1係止部23と構成が同じであるため、説明を省略する。すなわち、第2係止部24は、第1支持部231に対応する第2支持部241と、第1弾性変形部232に対応する第2弾性変形部242と、第1係止爪部233に対応する及び第2係止爪部243とで構成されている。なお、第2係止部24は、第1係止爪部233に対応する第2係止爪部243がインナー本体21の外周面よりも径方向の外側にわずかに突出している。
なお、図11に電線100はグロメット1の構成を明確にするため点線で示す。
挿通孔は、挿通孔Hに対応し、
電線は、電線100に対応し、
グロメットは、グロメット1に対応し、
リップは、リップ122に対応し、
グロメット本体は、グロメット本体10に対応し、
グロメットインナは、グロメットインナ20に対応し、
インナー本体は、インナー本体21に対応し、
フランジ部は、フランジ部22に対応し、
延伸片は、延伸片251に対応し、
内側溝部は、内側溝部254に対応し、
外側溝部は、外側溝部255に対応し、
補強リブは、中央側補強リブ252及び端部側補強リブ253に対応し、
両端側補強リブは、端部側補強リブ253に対応し、
ガイド片は、長軸側ガイド片261及び短軸側ガイド片262に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施形態を得ることができる。
10 グロメット本体
100 電線
122 リップ
20 グロメットインナ
21 インナー本体
22 フランジ部
25 延伸部
254 内側溝部
255 外側溝部
252 中央側補強リブ
253 端部側補強リブ
261 長軸側ガイド片
262 短軸側ガイド片
BP ボディパネル
H 挿通孔
Claims (12)
- パネルに設けた挿通孔を挿通する電線を保護するグロメットを、前記パネルに対して密着させるリップを備える筒状のグロメット本体とともに構成し、該グロメット本体の端部に装着されるとともに、前記挿通孔に固定されるグロメットインナであって、
前記挿通孔に挿通されるとともに、前記挿通孔に固定された状態において前記挿通孔への挿通方向から視てオーバル形状に形成された筒状のインナー本体と、
該インナー本体の前記挿通方向の一端側において、前記インナー本体の径方向の外側に向けて延伸するフランジ部とで構成され、
前記インナー本体の他端側端面に、前記挿通方向の他端側に向けて延伸する延伸片が設けられ、
前記延伸片は、前記グロメット本体よりも剛性が高く、且つ、前記インナー本体の前記挿通方向の長さよりも長く構成され、
前記延伸片の両端部分に、前記挿通方向に沿った内側溝部が設けられた
グロメットインナ。 - 前記挿通方向と直交する幅方向における前記延伸片の長さが、前記インナー本体の前記幅方向に対応する長さに比べて短く構成された
請求項1に記載のグロメットインナ。 - 前記延伸片は、
前記インナー本体の外周面よりも前記径方向の内側から延伸した
請求項1又は請求項2に記載のグロメットインナ。 - 前記延伸片は、
前記径方向の内側の端面と前記インナー本体の内周面とが面一となるように構成された
請求項1乃至請求項3のうちのいずれかに記載のグロメットインナ。 - 前記内側溝部は、前記インナー本体の内周面よりも径外側に設けられた
請求項1乃至請求項4のうちのいずれかに記載のグロメットインナ。 - 前記挿通方向から視て、前記延伸片の前記径方向の外側端面における中央部分に前記挿通方向に沿った外側溝部が設けられた
請求項1乃至請求項5のうちのいずれかに記載のグロメットインナ。 - 前記延伸片における前記挿通方向の一端に、前記挿通方向に沿った補強リブが前記インナー本体と前記延伸片とをまたぐように設けられた
請求項1乃至請求項6のうちのいずれかに記載のグロメットインナ。 - 前記補強リブは、
前記インナー本体の外周面と面一となるように構成された
請求項7に記載のグロメットインナ。 - 前記補強リブの前記挿通方向の他端は、前記挿通方向の他端側に向かうに伴い、前記径方向の内側に傾斜する
請求項7又は請求項8に記載のグロメットインナ。 - 前記補強リブは、前記挿通方向と直交する幅方向における前記延伸片の両端部分に設けられ両端側補強リブで構成され、
該両端側補強リブは、前記延伸片の端面とが面一に構成された
請求項7乃至請求項9のうちのいずれかに記載のグロメットインナ。 - 前記インナー本体の他端側端面のうち前記延伸片と対向する位置に、
前記挿通方向の他端側に向けて延伸するガイド片が、前記径方向に沿うとともに、前記径方向の外側の端面と前記インナー本体の外周面とが面一となるように構成され、
前記ガイド片は前記延伸片と比べて短い
請求項1乃至請求項10のうちのいずれかに記載のグロメットインナ。 - 請求項1乃至請求項11のうちのいずれかに記載のグロメットインナと、
内部に電線を挿通させる筒状のグロメット本体とで構成され、
前記グロメットインナが、前記グロメット本体の端部に装着された
グロメット。
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