JP7335103B2 - 産業用ロボットおよび産業用ロボットの制御方法 - Google Patents
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Description
さらに、上記の課題を解決するため、本発明の産業用ロボットの制御方法は、ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともにハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、本体部に対してアームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構と、アームに対してハンドを回動させるためのハンド回動用モータと、ハンド回動用モータの回転位置を検知するためのハンド用エンコーダとを備え、アーム駆動機構は、アームを伸縮させるための複数のモータと、複数のモータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備え、複数のエンコーダのそれぞれは、複数のモータのそれぞれに取り付けられている水平多関節型の産業用ロボットの制御方法であって、アームの伸縮動作中に駆動している複数のモータのうちのいくつかのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、アームの伸縮動作中にハンド用エンコーダの検知結果に基づくハンド回動用モータの制御が不能となる場合を第2エンコーダエラーとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中のモータを第1モータとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中のモータを第2モータとし、第1モータに取り付けられているエンコーダを第1エンコーダとし、第2モータに取り付けられているエンコーダを第2エンコーダとすると、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させ、第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2モータを制御しながら非常停止させるとともに、第1エンコーダの出力信号とハンド用エンコーダの出力信号とに基づいてハンド回動用モータを制御しながら非常停止させ、アームの伸縮動作中に第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけてハンド回動用モータを非常停止させるとともに、ハンド用エンコーダの出力信号とエンコーダの出力信号とに基づいて駆動中の複数のモータを非常停止させ、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーおよび第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させ、ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけてハンド回動用モータを非常停止させるとともに、ハンド用エンコーダの出力信号と第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする。
そのため、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータを非常停止させるときに、ダイナミックブレーキがかかって減速して停止する第1モータの減速度に応じた減速度で第2モータを減速させて停止させることが可能になる。したがって、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して複数のモータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動するハンドの軌跡の、設計上の軌跡(直線状の軌跡)からのずれを抑制することが可能になる。
また、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、ダイナミックブレーキがかかって減速して停止する第1モータの減速度に応じた減速度でハンド回動用モータを減速させて停止させることが可能になる。したがって、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動するハンドの向きの、設計上の向きからのずれを抑制することが可能になる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる産業用ロボット1の平面図である。図2は、図1に示す産業用ロボット1の側面図である。図3は、図1に示すロボット1の構成を説明するためのブロック図である。
図4は、図2のE部の構成を説明するための断面図である。
アーム6の伸縮動作中に駆動している複数のモータ34~36のうちのいくつかのモータ34~36においてエンコーダ37~39の検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りのモータ34~36においてエンコーダ37~39の検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダ37~39の検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中のモータ34~36を第1モータとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダ37~39の検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中のモータ34~36を第2モータとし、第1モータに取り付けられているエンコーダ37~39を第1エンコーダとし、第2モータに取り付けられているエンコーダ37~39を第2エンコーダとすると、制御部8は、アーム6の伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータ34~36を非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させるとともに、第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2モータを制御しながら非常停止させる。
以上説明したように、本形態では、モータ35が停止している状態でモータ34、36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っているときに、モータ34が第1モータとなり、かつ、モータ36が第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部61は、モータ34にダイナミックブレーキをかけてモータ34を非常停止させるとともに、モータ制御部63は、エンコーダ37、39の出力信号に基づいてモータ36を制御しながら非常停止させる。また、本形態では、モータ制御部63は、アーム6が停止するまでの間、エンコーダ37、39の出力信号に基づいて、本体部7に対する共通アーム部12の回動量が共通アーム部12に対する先端側アーム部10の回動量の1/2倍となるようにモータ36を制御している。そのため、本形態では、アーム6の伸縮動作中にこのようなエンコーダエラーが発生してモータ34、36を非常停止させるときに、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の軌跡の、設計上の軌跡(直線状の軌跡)からのずれを抑制することが可能になる。
図5(A)は、本発明の他の実施の形態にかかるロボット1の平面図であり、図5(B)は、図5(A)に示すロボット1の側面図である。図6は、図5に示すロボット1の構成を説明するためのブロック図である。
図5、図6に示す変形例において、アーム6の伸縮動作中に、たとえば、モータ78が第1モータとなり、かつ、モータ79が第2モータとなるエンコーダエラーと、第2エンコーダエラーとが発生する可能性もある。このようなエンコーダエラーおよび第2エンコーダエラーが発生してモータ78~80を非常停止させるときには、制御部8は、モータ78にダイナミックブレーキをかけてモータ78を非常停止させ、モータ80にダイナミックブレーキをかけてモータ80を非常停止させるとともに、エンコーダ83の出力信号とエンコーダ81の出力信号とエンコーダ82の出力信号とに基づいてモータ79を制御しながら非常停止させる。
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
4 ハンド(第1ハンド)
5 ハンド(第2ハンド)
6 アーム
7 本体部
8 制御部
9 アーム駆動機構
10 先端側アーム部(アーム部、第1先端側アーム部)
11 先端側アーム部(アーム部、第2先端側アーム部)
12 共通アーム部(アーム部)
34 モータ(第1先端側アーム部駆動モータ)
35 モータ(第2先端側アーム部駆動モータ)
36 モータ(共通アーム部駆動モータ)
37~39、81、82 エンコーダ
71、72 アーム部
78、79 モータ
80 モータ(ハンド回動用モータ)
83 エンコーダ(ハンド用エンコーダ)
Claims (5)
- 水平多関節型の産業用ロボットにおいて、
ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともに前記ハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、前記アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、前記本体部に対して前記アームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構と、前記産業用ロボットを制御する制御部とを備えるとともに、前記ハンドとして、第1ハンドおよび第2ハンドを備え、
前記アームは、前記アーム部として、前記第1ハンドが先端側に回動可能に連結される第1先端側アーム部と、前記第2ハンドが先端側に回動可能に連結される第2先端側アーム部と、前記第1先端側アーム部の基端側および前記第2先端側アーム部の基端側が回動可能に連結されるとともに前記本体部に回動可能に連結される共通アーム部とを備え、
前記アーム駆動機構は、前記アームを伸縮させるための複数のモータと、複数の前記モータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備えるとともに、前記モータとして、前記本体部に対して前記共通アーム部を回動させるための共通アーム部駆動モータと、前記共通アーム部に対して前記第1先端側アーム部を回動させるための第1先端側アーム部駆動モータと、前記共通アーム部に対して前記第2先端側アーム部を回動させるための第2先端側アーム部駆動モータとを備え、
前記アームの伸縮動作時には、前記第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第1先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動するか、あるいは、前記第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第2先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動し、
複数の前記エンコーダのそれぞれは、複数の前記モータのそれぞれに取り付けられ、
前記アームの伸縮動作中に駆動している複数の前記モータのうちのいくつかの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中の前記モータを第1モータとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中の前記モータを第2モータとし、前記第1モータに取り付けられている前記エンコーダを第1エンコーダとし、前記第2モータに取り付けられている前記エンコーダを第2エンコーダとすると、
前記制御部は、前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させるとともに、前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする産業用ロボット。 - 前記第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第1先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動して前記アームの伸縮動作を行っているときに、前記第1先端側アーム部駆動モータが前記第1モータとなり、かつ、前記共通アーム部駆動モータが前記第2モータとなる前記エンコーダエラーが発生すると、前記制御部は、前記第1先端側アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1先端側アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、前記第1先端側アーム部駆動モータに取り付けられる前記第1エンコーダの出力信号と前記共通アーム部駆動モータに取り付けられる前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記共通アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させ、
前記第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第1先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動して前記アームの伸縮動作を行っているときに、前記共通アーム部駆動モータが前記第1モータとなり、かつ、前記第1先端側アーム部駆動モータが前記第2モータとなる前記エンコーダエラーが発生すると、前記制御部は、前記共通アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて前記共通アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、前記共通アーム部駆動モータに取り付けられる前記第1エンコーダの出力信号と前記第1先端側アーム部駆動モータに取り付けられる前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第1先端側アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させ、
前記第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第2先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動して前記アームの伸縮動作を行っているときに、前記第2先端側アーム部駆動モータが前記第1モータとなり、かつ、前記共通アーム部駆動モータが前記第2モータとなる前記エンコーダエラーが発生すると、前記制御部は、前記第2先端側アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて前記第2先端側アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、前記第2先端側アーム部駆動モータに取り付けられる前記第1エンコーダの出力信号と前記共通アーム部駆動モータに取り付けられる前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記共通アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させ、
前記第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第2先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動して前記アームの伸縮動作を行っているときに、前記共通アーム部駆動モータが前記第1モータとなり、かつ、前記第2先端側アーム部駆動モータが前記第2モータとなる前記エンコーダエラーが発生すると、前記制御部は、前記共通アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて前記共通アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、前記共通アーム部駆動モータに取り付けられる前記第1エンコーダの出力信号と前記第2先端側アーム部駆動モータに取り付けられる前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2先端側アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする請求項1記載の産業用ロボット。 - 水平多関節型の産業用ロボットにおいて、
ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともに前記ハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、前記アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、前記本体部に対して前記アームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構と、前記産業用ロボットを制御する制御部と、前記アームに対して前記ハンドを回動させるためのハンド回動用モータと、前記ハンド回動用モータの回転位置を検知するためのハンド用エンコーダとを備え、
前記アーム駆動機構は、前記アームを伸縮させるための複数のモータと、複数の前記モータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備え、
複数の前記エンコーダのそれぞれは、複数の前記モータのそれぞれに取り付けられ、
前記アームの伸縮動作中に駆動している複数の前記モータのうちのいくつかの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、前記アームの伸縮動作中に前記ハンド用エンコーダの検知結果に基づく前記ハンド回動用モータの制御が不能となる場合を第2エンコーダエラーとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中の前記モータを第1モータとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中の前記モータを第2モータとし、前記第1モータに取り付けられている前記エンコーダを第1エンコーダとし、前記第2モータに取り付けられている前記エンコーダを第2エンコーダとすると、
前記制御部は、
前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させ、前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させるとともに、前記第1エンコーダの出力信号と前記ハンド用エンコーダの出力信号とに基づいて前記ハンド回動用モータを制御しながら非常停止させ、
前記アームの伸縮動作中に前記第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけて前記ハンド回動用モータを非常停止させるとともに、前記ハンド用エンコーダの出力信号と前記エンコーダの出力信号とに基づいて駆動中の複数の前記モータを非常停止させ、
前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーおよび前記第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させ、前記ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけて前記ハンド回動用モータを非常停止させるとともに、前記ハンド用エンコーダの出力信号と前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする産業用ロボット。 - ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともに前記ハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、前記アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、前記本体部に対して前記アームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構とを備えるとともに、前記ハンドとして、第1ハンドおよび第2ハンドを備え、
前記アームは、前記アーム部として、前記第1ハンドが先端側に回動可能に連結される第1先端側アーム部と、前記第2ハンドが先端側に回動可能に連結される第2先端側アーム部と、前記第1先端側アーム部の基端側および前記第2先端側アーム部の基端側が回動可能に連結されるとともに前記本体部に回動可能に連結される共通アーム部とを備え、
前記アーム駆動機構は、前記アームを伸縮させるための複数のモータと、複数の前記モータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備えるとともに、前記モータとして、前記本体部に対して前記共通アーム部を回動させるための共通アーム部駆動モータと、前記共通アーム部に対して前記第1先端側アーム部を回動させるための第1先端側アーム部駆動モータと、前記共通アーム部に対して前記第2先端側アーム部を回動させるための第2先端側アーム部駆動モータとを備え、
前記アームの伸縮動作時には、前記第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第1先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動するか、あるいは、前記第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第2先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動し、
複数の前記エンコーダのそれぞれは、複数の前記モータのそれぞれに取り付けられている水平多関節型の産業用ロボットの制御方法であって、
前記アームの伸縮動作中に駆動している複数の前記モータのうちのいくつかの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中の前記モータを第1モータとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中の前記モータを第2モータとし、前記第1モータに取り付けられている前記エンコーダを第1エンコーダとし、前記第2モータに取り付けられている前記エンコーダを第2エンコーダとすると、
前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させるとともに、前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする産業用ロボットの制御方法。 - ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともに前記ハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、前記アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、前記本体部に対して前記アームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構と、前記アームに対して前記ハンドを回動させるためのハンド回動用モータと、前記ハンド回動用モータの回転位置を検知するためのハンド用エンコーダとを備え、
前記アーム駆動機構は、前記アームを伸縮させるための複数のモータと、複数の前記モータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備え、
複数の前記エンコーダのそれぞれは、複数の前記モータのそれぞれに取り付けられている水平多関節型の産業用ロボットの制御方法であって、
前記アームの伸縮動作中に駆動している複数の前記モータのうちのいくつかの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、前記アームの伸縮動作中に前記ハンド用エンコーダの検知結果に基づく前記ハンド回動用モータの制御が不能となる場合を第2エンコーダエラーとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中の前記モータを第1モータとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中の前記モータを第2モータとし、前記第1モータに取り付けられている前記エンコーダを第1エンコーダとし、前記第2モータに取り付けられている前記エンコーダを第2エンコーダとすると、
前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させ、前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させるとともに、前記第1エンコーダの出力信号と前記ハンド用エンコーダの出力信号とに基づいて前記ハンド回動用モータを制御しながら非常停止させ、
前記アームの伸縮動作中に前記第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけて前記ハンド回動用モータを非常停止させるとともに、前記ハンド用エンコーダの出力信号と前記エンコーダの出力信号とに基づいて駆動中の複数の前記モータを非常停止させ、
前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーおよび前記第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させ、前記ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけて前記ハンド回動用モータを非常停止させるとともに、前記ハンド用エンコーダの出力信号と前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする産業用ロボットの制御方法。
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