JP7335103B2 - 産業用ロボットおよび産業用ロボットの制御方法 - Google Patents

産業用ロボットおよび産業用ロボットの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7335103B2
JP7335103B2 JP2019127586A JP2019127586A JP7335103B2 JP 7335103 B2 JP7335103 B2 JP 7335103B2 JP 2019127586 A JP2019127586 A JP 2019127586A JP 2019127586 A JP2019127586 A JP 2019127586A JP 7335103 B2 JP7335103 B2 JP 7335103B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
encoder
arm
hand
motors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019127586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021010997A (ja
Inventor
隆之 矢澤
智樹 田辺
淳 尾辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIDEC INSTRUMENTS CORPORATION
Original Assignee
NIDEC INSTRUMENTS CORPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIDEC INSTRUMENTS CORPORATION filed Critical NIDEC INSTRUMENTS CORPORATION
Priority to JP2019127586A priority Critical patent/JP7335103B2/ja
Priority to KR1020200079792A priority patent/KR102324997B1/ko
Priority to CN202010645313.8A priority patent/CN112207814B/zh
Publication of JP2021010997A publication Critical patent/JP2021010997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7335103B2 publication Critical patent/JP7335103B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/06Safety devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1656Programme controls characterised by programming, planning systems for manipulators
    • B25J9/1664Programme controls characterised by programming, planning systems for manipulators characterised by motion, path, trajectory planning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J18/00Arms
    • B25J18/02Arms extensible
    • B25J18/025Arms extensible telescopic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0004Braking devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/02Sensing devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/02Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type
    • B25J9/04Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type by rotating at least one arm, excluding the head movement itself, e.g. cylindrical coordinate type or polar coordinate type
    • B25J9/041Cylindrical coordinate type
    • B25J9/042Cylindrical coordinate type comprising an articulated arm
    • B25J9/043Cylindrical coordinate type comprising an articulated arm double selective compliance articulated robot arms [SCARA]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1602Programme controls characterised by the control system, structure, architecture
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1628Programme controls characterised by the control loop
    • B25J9/1633Programme controls characterised by the control loop compliant, force, torque control, e.g. combined with position control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1694Programme controls characterised by use of sensors other than normal servo-feedback from position, speed or acceleration sensors, perception control, multi-sensor controlled systems, sensor fusion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は、水平多関節型の産業用ロボットに関する。また、本発明は、水平多関節型の産業用ロボットの制御方法に関する。
従来、真空中で、液晶ディスプレイ用のガラス基板を搬送する産業用ロボットが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の産業用ロボットは、ガラス基板が搭載される2個のハンドと、2個のハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、アームの基端側が回動可能に連結される本体部とを備えている。アームは、2個のハンドのそれぞれが先端側に回動可能に連結される2個のアーム部と、2個のアーム部の基端側が回動可能に連結されるとともに本体部に回動可能に連結される共通アーム部とから構成されている。また、この産業用ロボットは、本体部に対して共通アーム部を回動させるための共通アーム部駆動モータを有する回動機構と、アーム部に対してハンドを回動させるとともに共通アーム部に対してアーム部を回動させるためのアーム部駆動モータを有する駆動機構とを備えている。
特許文献1に記載の産業用ロボットでは、アームが伸縮して、ガラス基板の製造装置等に対してガラス基板を搬送する際に、共通アーム部駆動モータと、一方のアーム部を回動させるためのアーム部駆動モータとが駆動している。このときには、他方のアーム部を回動させるためのアーム部駆動モータは停止している。また、このときには、一方のアーム部に連結されるハンドが一定方向を向いた状態で直線的に移動するように、共通アーム部駆動モータと、一方のアーム部を回動させるためのアーム部駆動モータとが制御されている。具体的には、共通アーム部駆動モータおよびアーム部駆動モータは、モータの回転位置を検知するためのエンコーダを備えており、一方のアーム部に連結されるハンドが一定方向を向いた状態で直線的に移動するように、エンコーダの検知結果に基づいて共通アーム部駆動モータおよびアーム部駆動モータが制御されている。
特開2018-15839号公報
特許文献1に記載の産業用ロボットでは、アームの伸縮動作時に、エンコーダの検知結果に基づく共通アーム部駆動モータおよびアーム部駆動モータの制御が可能な状態で所定のエラーが発生して産業用ロボットを非常停止させる場合(すなわち、共通アーム部駆動モータおよびアーム部駆動モータを非常停止させる場合)には、一般に、エンコーダの検知結果に基づいて共通アーム部駆動モータおよびアーム部駆動モータを制御しながら非常停止させる。そのため、この場合には、アームが停止するまでの間、ハンドを設計上の軌跡に沿って移動させた後(すなわち、ハンドを直線的に移動させた後)、ハンドを停止させることが可能になる。
一方で、たとえば、エンコーダの検知結果に基づく共通アーム部駆動モータの制御は可能であるが、エンコーダの検知結果に基づくアーム部駆動モータの制御が不能となるエンコーダエラーがアームの伸縮動作時に発生して産業用ロボットを非常停止させる場合(すなわち、共通アーム部駆動モータおよびアーム部駆動モータを非常停止させる場合)には、エンコーダの検知結果に基づいてアーム部駆動モータを制御しながら非常停止させることはできない。そのため、本願発明者は、アームの伸縮動作中に上記のエンコーダエラーが発生したときに、エンコーダの検知結果に基づいて共通アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させ、ダイナミックブレーキをかけることでアーム部駆動モータを非常停止させることを試みた。
しかしながら、ダイナミックブレーキは、モータが低速になるとほとんど効かなくなるため、この場合には、アームが停止するまでの間に移動するハンドの軌跡が設計上の軌跡(すなわち、直線状の軌跡)から大きくずれて、ハンドの停止位置が設計上の軌跡から大きくずれることが明らかになった。そこで、本願発明者は、アームの伸縮動作中に上記のエンコーダエラーが発生したときに、ダイナミックブレーキをかけることで共通アーム部駆動モータおよびアーム部駆動モータを非常停止させることを試みた。この場合、アームが停止するまでの間に移動するハンドの軌跡の、設計上の軌跡からのずれが小さくなって、ハンドの停止位置の、設計上の軌跡からのずれは小さくなるものの、許容範囲を超えるハンドの軌跡のずれが発生することが明らかになった。
そこで、本発明の課題は、ハンドと、ハンドが回動可能に連結されるアームとを備える水平多関節型の産業用ロボットにおいて、アームの伸縮動作中に駆動している複数のモータのうちのいくつかのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっているエンコーダエラーがアームの伸縮動作中に発生して複数のモータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動するハンドの軌跡の、設計上の軌跡からのずれを抑制することが可能な産業用ロボットを提供することにある。
また、本発明の課題は、ハンドと、ハンドが回動可能に連結されるアームとを備える水平多関節型の産業用ロボットにおいて、アームの伸縮動作中に駆動している複数のモータのうちのいくつかのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっているエンコーダエラーがアームの伸縮動作中に発生して複数のモータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動するハンドの軌跡の、設計上の軌跡からのずれを抑制することが可能となる産業用ロボットの制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の産業用ロボットは、水平多関節型の産業用ロボットにおいて、ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともにハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、本体部に対してアームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構と、産業用ロボットを制御する制御部とを備えるとともにハンドとして、第1ハンドおよび第2ハンドを備え、アームは、アーム部として、第1ハンドが先端側に回動可能に連結される第1先端側アーム部と、第2ハンドが先端側に回動可能に連結される第2先端側アーム部と、第1先端側アーム部の基端側および第2先端側アーム部の基端側が回動可能に連結されるとともに本体部に回動可能に連結される共通アーム部とを備え、アーム駆動機構は、アームを伸縮させるための複数のモータと、複数のモータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備えるとともにモータとして、本体部に対して共通アーム部を回動させるための共通アーム部駆動モータと、共通アーム部に対して第1先端側アーム部を回動させるための第1先端側アーム部駆動モータと、共通アーム部に対して第2先端側アーム部を回動させるための第2先端側アーム部駆動モータとを備え、アームの伸縮動作時には、第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で第1先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータが駆動するか、あるいは、第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で第2先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータが駆動し、複数のエンコーダのそれぞれは、複数のモータのそれぞれに取り付けられ、アームの伸縮動作中に駆動している複数のモータのうちのいくつかのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中のモータを第1モータとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中のモータを第2モータとし、第1モータに取り付けられているエンコーダを第1エンコーダとし、第2モータに取り付けられているエンコーダを第2エンコーダとすると、制御部は、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータを非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させるとともに、第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明の産業用ロボットの制御方法は、ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともにハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、本体部に対してアームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構とを備えるとともにハンドとして、第1ハンドおよび第2ハンドを備え、アームは、アーム部として、第1ハンドが先端側に回動可能に連結される第1先端側アーム部と、第2ハンドが先端側に回動可能に連結される第2先端側アーム部と、第1先端側アーム部の基端側および第2先端側アーム部の基端側が回動可能に連結されるとともに本体部に回動可能に連結される共通アーム部とを備え、アーム駆動機構は、アームを伸縮させるための複数のモータと、複数のモータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備えるとともにモータとして、本体部に対して共通アーム部を回動させるための共通アーム部駆動モータと、共通アーム部に対して第1先端側アーム部を回動させるための第1先端側アーム部駆動モータと、共通アーム部に対して第2先端側アーム部を回動させるための第2先端側アーム部駆動モータとを備え、アームの伸縮動作時には、第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で第1先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータが駆動するか、あるいは、第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で第2先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータが駆動し、複数のエンコーダのそれぞれは、複数のモータのそれぞれに取り付けられている水平多関節型の産業用ロボットの制御方法であって、アームの伸縮動作中に駆動している複数のモータのうちのいくつかのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中のモータを第1モータとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中のモータを第2モータとし、第1モータに取り付けられているエンコーダを第1エンコーダとし、第2モータに取り付けられているエンコーダを第2エンコーダとすると、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータを非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させるとともに、第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする。
本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータを非常停止させるときに、エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させるとともに、エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている第2モータを第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて制御しながら非常停止させている。すなわち、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータを非常停止させるときに、第2モータを、第2モータに取り付けられている第2エンコーダの出力信号のみならず第1モータに取り付けられている第1エンコーダの出力信号にも基づいて制御しながら非常停止させている。
そのため、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータを非常停止させるときに、ダイナミックブレーキがかかって減速して停止する第1モータの減速度に応じた減速度で第2モータを減速させて停止させることが可能になる。したがって、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して複数のモータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動するハンドの軌跡の、設計上の軌跡(直線状の軌跡)からのずれを抑制することが可能になる。
本発明において、たとえば、第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で第1先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータが駆動してアームの伸縮動作を行っているときに、第1先端側アーム部駆動モータが第1モータとなり、かつ、共通アーム部駆動モータが第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、制御部は、第1先端側アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて第1先端側アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、第1先端側アーム部駆動モータに取り付けられる第1エンコーダの出力信号と共通アーム部駆動モータに取り付けられる第2エンコーダの出力信号とに基づいて共通アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させ、第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で第1先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータが駆動してアームの伸縮動作を行っているときに、共通アーム部駆動モータが第1モータとなり、かつ、第1先端側アーム部駆動モータが第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、制御部は、共通アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて共通アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、共通アーム部駆動モータに取り付けられる第1エンコーダの出力信号と第1先端側アーム部駆動モータに取り付けられる第2エンコーダの出力信号とに基づいて第1先端側アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させ、第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で第2先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータが駆動してアームの伸縮動作を行っているときに、第2先端側アーム部駆動モータが第1モータとなり、かつ、共通アーム部駆動モータが第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、制御部は、第2先端側アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて第2先端側アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、第2先端側アーム部駆動モータに取り付けられる第1エンコーダの出力信号と共通アーム部駆動モータに取り付けられる第2エンコーダの出力信号とに基づいて共通アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させ、第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で第2先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータが駆動してアームの伸縮動作を行っているときに、共通アーム部駆動モータが第1モータとなり、かつ、第2先端側アーム部駆動モータが第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、制御部は、共通アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて共通アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、共通アーム部駆動モータに取り付けられる第1エンコーダの出力信号と第2先端側アーム部駆動モータに取り付けられる第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2先端側アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させる。
この場合には、第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で第1先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータが駆動しているアームの伸縮動作中に、第1先端側アーム部駆動モータが第1モータとなり、かつ、共通アーム部駆動モータが第2モータとなるエンコーダエラー、または、共通アーム部駆動モータが第1モータとなり、かつ、第1先端側アーム部駆動モータが第2モータとなるエンコーダエラーが発生して第1先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動する第1ハンドの軌跡の、設計上の軌跡からのずれを抑制することが可能になる。
また、この場合には、第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で第2先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータが駆動しているアームの伸縮動作中に、第2先端側アーム部駆動モータが第1モータとなり、かつ、共通アーム部駆動モータが第2モータとなるエンコーダエラー、または、共通アーム部駆動モータが第1モータとなり、かつ、第2先端側アーム部駆動モータが第2モータとなるエンコーダエラーが発生して第2先端側アーム部駆動モータおよび共通アーム部駆動モータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動する第2ハンドの軌跡の、設計上の軌跡からのずれを抑制することが可能になる。
また、上記の課題を解決するため、本発明の産業用ロボットは、水平多関節型の産業用ロボットにおいて、ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともにハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、本体部に対してアームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構と、産業用ロボットを制御する制御部と、アームに対してハンドを回動させるためのハンド回動用モータと、ハンド回動用モータの回転位置を検知するためのハンド用エンコーダとを備え、アーム駆動機構は、アームを伸縮させるための複数のモータと、複数のモータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備え、複数のエンコーダのそれぞれは、複数のモータのそれぞれに取り付けられ、アームの伸縮動作中に駆動している複数のモータのうちのいくつかのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、アームの伸縮動作中にハンド用エンコーダの検知結果に基づくハンド回動用モータの制御が不能となる場合を第2エンコーダエラーとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中のモータを第1モータとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中のモータを第2モータとし、第1モータに取り付けられているエンコーダを第1エンコーダとし、第2モータに取り付けられているエンコーダを第2エンコーダとすると、制御部は、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させ、第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2モータを制御しながら非常停止させるとともに、第1エンコーダの出力信号とハンド用エンコーダの出力信号とに基づいてハンド回動用モータを制御しながら非常停止させ、アームの伸縮動作中に第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけてハンド回動用モータを非常停止させるとともに、ハンド用エンコーダの出力信号とエンコーダの出力信号とに基づいて駆動中の複数のモータを非常停止させ、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーおよび第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させ、ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけてハンド回動用モータを非常停止させるとともに、ハンド用エンコーダの出力信号と第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする
さらに、上記の課題を解決するため、本発明の産業用ロボットの制御方法は、ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともにハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、本体部に対してアームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構と、アームに対してハンドを回動させるためのハンド回動用モータと、ハンド回動用モータの回転位置を検知するためのハンド用エンコーダとを備え、アーム駆動機構は、アームを伸縮させるための複数のモータと、複数のモータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備え、複数のエンコーダのそれぞれは、複数のモータのそれぞれに取り付けられている水平多関節型の産業用ロボットの制御方法であって、アームの伸縮動作中に駆動している複数のモータのうちのいくつかのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、アームの伸縮動作中にハンド用エンコーダの検知結果に基づくハンド回動用モータの制御が不能となる場合を第2エンコーダエラーとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中のモータを第1モータとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中のモータを第2モータとし、第1モータに取り付けられているエンコーダを第1エンコーダとし、第2モータに取り付けられているエンコーダを第2エンコーダとすると、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させ、第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2モータを制御しながら非常停止させるとともに、第1エンコーダの出力信号とハンド用エンコーダの出力信号とに基づいてハンド回動用モータを制御しながら非常停止させ、アームの伸縮動作中に第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけてハンド回動用モータを非常停止させるとともに、ハンド用エンコーダの出力信号とエンコーダの出力信号とに基づいて駆動中の複数のモータを非常停止させ、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーおよび第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させ、ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけてハンド回動用モータを非常停止させるとともに、ハンド用エンコーダの出力信号と第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする。
本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータを非常停止させるときに、エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させるとともに、エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている第2モータを第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて制御しながら非常停止させている。すなわち、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータを非常停止させるときに、第2モータを、第2モータに取り付けられている第2エンコーダの出力信号のみならず第1モータに取り付けられている第1エンコーダの出力信号にも基づいて制御しながら非常停止させている。
そのため、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータを非常停止させるときに、ダイナミックブレーキがかかって減速して停止する第1モータの減速度に応じた減速度で第2モータを減速させて停止させることが可能になる。したがって、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して複数のモータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動するハンドの軌跡の、設計上の軌跡(直線状の軌跡)からのずれを抑制することが可能になる。
また、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、ダイナミックブレーキがかかって減速して停止する第1モータの減速度に応じた減速度でハンド回動用モータを減速させて停止させることが可能になる。したがって、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動するハンドの向きの、設計上の向きからのずれを抑制することが可能になる。
また、本発明では、アームの伸縮動作中に第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、ダイナミックブレーキがかかって減速して停止するハンド回動用モータの減速度に応じた減速度で駆動中の複数のモータを減速させて停止させることが可能になる。したがって、アームの伸縮動作中に第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動するハンドの向きの、設計上の向きからのずれを抑制することが可能になる。
さらに、本発明では、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーおよび第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、ダイナミックブレーキがかかって減速して停止する第1モータの減速度およびハンド回動用モータの減速度に応じた減速度で第2モータを減速させて停止させることが可能になる。したがって、アームの伸縮動作中にエンコーダエラーおよび第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータおよびハンド回動用モータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動するハンドの向きの、設計上の向きからのずれを抑制することが可能になる。
以上のように、本発明では、ハンドと、ハンドが回動可能に連結されるアームとを備える水平多関節型の産業用ロボットにおいて、アームの伸縮動作中に駆動している複数のモータのうちのいくつかのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りのモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっているエンコーダエラーがアームの伸縮動作中に発生して複数のモータを非常停止させるときに、アームが停止するまでの間に移動するハンドの軌跡の、設計上の軌跡からのずれを抑制することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる産業用ロボットの平面図である。 図1に示す産業用ロボットの側面図である。 図1に示す産業用ロボットの構成を説明するためのブロック図である。 図2のE部の構成を説明するための断面図である。 (A)は、本発明の他の実施の形態にかかる産業用ロボットの平面図であり、(B)は、(A)に示す産業用ロボットの側面図である。 図5に示す産業用ロボットの構成を説明するためのブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(産業用ロボットの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる産業用ロボット1の平面図である。図2は、図1に示す産業用ロボット1の側面図である。図3は、図1に示すロボット1の構成を説明するためのブロック図である。
本形態の産業用ロボット1(以下、「ロボット1」とする。)は、液晶ディスプレイ用のガラス基板2(以下、「基板2」とする。)を搬送するための水平多関節型のロボットである。ロボット1は、真空中で基板2を搬送する。ロボット1は、基板2が搭載される2個のハンド4、5と、ハンド4、5が先端側に回動可能に連結されるアーム6と、アーム6の基端側が回動可能に連結される本体部7と、ロボット1を制御する制御部8とを備えている。また、ロボット1は、本体部7に対してアーム6を水平方向に伸縮させるアーム駆動機構9と、本体部7に対してハンド4、5およびアーム6を昇降させる昇降機構(図示省略)とを備えている。
アーム6は、2個のハンド4、5のそれぞれが先端側に回動可能に連結される2個の先端側アーム部10、11と、2個の先端側アーム部10、11が回動可能に連結される共通アーム部12とを備えている。すなわち、アーム6は、相対回動可能に連結される3個のアーム部10~12(先端側アーム部10、先端側アーム部11および共通アーム部12)を備えている。本形態のアーム6は、2個の先端側アーム部10、11と共通アーム部12とによって構成されている。
ハンド4は、先端側アーム部10の先端側に回動可能に連結されている。ハンド5は、先端側アーム部11の先端側に回動可能に連結されている。共通アーム部12は、本体部7に回動可能に連結されている。本形態のハンド4は、第1ハンドであり、ハンド5は、第2ハンドである。また、先端側アーム部10は、第1先端側アーム部であり、先端側アーム部11は、第2先端側アーム部である。
ハンド4は、ハンド5よりも上側に配置されている。先端側アーム部10は、ハンド4よりも上側に配置されている。先端側アーム部11は、ハンド5よりも下側に配置されている。共通アーム部12は、先端側アーム部11よりも下側に配置されている。すなわち、先端側アーム部10、11は、共通アーム部12よりも上側に配置されている。また、共通アーム部12は、本体部7よりも上側に配置されている。
本体部7は、アーム6を昇降させる昇降機構および後述のモータ36等が収容される有底円筒状のケース体16と、ケース体16の上端の開口を覆う蓋体17とを備えている。蓋体17には、ケース体16の径方向の外側に広がる鍔部17aが形成されている。上述のように、ロボット1は、真空中で基板2を搬送する。図2に示すように、ロボット1の、鍔部17aの下面よりも上側の部分は、真空チャンバー18の中に配置されている。すなわち、ロボット1の、鍔部17aの下面よりも上側の部分は、真空領域VRの中(真空中)に配置されている。一方、ロボット1の、鍔部17aの下面よりも下側の部分は、大気領域ARの中(大気中)に配置されている。
ハンド4、5は、基板2が搭載される複数のフォーク部19を備えている。先端側アーム部10、11は、上下方向から見たときの形状が細長い長円形状となるとともに上下方向の厚さが薄いブロック状に形成されている。先端側アーム部10の長さと先端側アーム部11の長さとは等しくなっている。先端側アーム部10、11は、中空状に形成されている。中空状に形成される先端側アーム部10、11の内部は真空となっている。
共通アーム部12は、略V形状に形成されている。また、共通アーム部12は、中空状に形成されている。共通アーム部12の内部は、大気圧となっている。略V形状に形成される共通アーム部12の中心部分は、本体部7に回動可能に連結されている。また、略V形状に形成される共通アーム部12の一方の先端側に先端側アーム部10の基端側が回動可能に連結され、共通アーム部12の他方の先端側に先端側アーム部11の基端側が回動可能に連結されている。先端側アーム部10と共通アーム部12との連結部は、関節部20となっている。先端側アーム部11と共通アーム部12との連結部は、関節部21となっている。
共通アーム部12は、本体部7に連結される基端部22と、先端側アーム部10、11の基端側のそれぞれが連結される2個の先端部23、24と、2個の先端部23、24のそれぞれと基端部22とを繋ぐ細長い円筒状の2個の連結部25、26とによって構成されている。先端部23には、先端側アーム部10の基端側が連結され、先端部24には、先端側アーム部11の基端側が連結されている。連結部25は、基端部22と先端部23とを繋ぎ、連結部26は、基端部22と先端部24とを繋いでいる。
(アーム駆動機構および制御部の構成)
図4は、図2のE部の構成を説明するための断面図である。
アーム駆動機構9は、共通アーム部12に対して先端側アーム部10を回動させるとともに先端側アーム部10に対してハンド4を回動させる先端側アーム部駆動機構30と、共通アーム部12に対して先端側アーム部11を回動させるとともに先端側アーム部11に対してハンド5を回動させる先端側アーム部駆動機構31と、本体部7に対して共通アーム部12を回動させる共通アーム部駆動機構32とから構成されている。
先端側アーム部駆動機構30は、モータ34と、モータ34の回転位置を検知するためのエンコーダ37とを備えている。エンコーダ37は、モータ34に取り付けられている。先端側アーム部駆動機構31は、モータ35と、モータ35の回転位置を検知するためのエンコーダ38とを備えている。エンコーダ38は、モータ35に取り付けられている。共通アーム部駆動機構32は、モータ36と、モータ36の回転位置を検知するためのエンコーダ39とを備えている。エンコーダ39は、モータ36に取り付けられている。
すなわち、アーム駆動機構9は、アーム6を伸縮させるための複数のモータ34~36と、複数のモータ34~36の回転位置を検知するための複数のエンコーダ37~39とを備えている。具体的には、アーム駆動機構9は、3個のモータ34~36と、3個のエンコーダ37~39とを備えている。また、3個のエンコーダ37~39のそれぞれは、3個のモータ34~36のそれぞれに取り付けられている。本形態のモータ36は、本体部7に対して共通アーム部12を回動させるための共通アーム部駆動モータであり、モータ34は、共通アーム部12に対して先端側アーム部10を回動させるための第1先端側アーム部駆動モータであり、モータ35は、共通アーム部12に対して先端側アーム部11を回動させるための第2先端側アーム部駆動モータである。
モータ34~36およびエンコーダ37~39は、制御部8に電気的に接続されている。エンコーダ37~39は、ロータリーエンコーダである。エンコーダ37~39は、たとえば、モータ34~36の出力軸に固定されるスリット板と、透過型の光学式センサとを備えている。光学式センサは、スリット板を挟んだ状態で対向配置される発光素子と受光素子とを備えている。
先端側アーム部駆動機構30は、モータ34およびエンコーダ37に加えて、モータ34に連結される減速機44を備えている。減速機44は、中空波動歯車装置であり、関節部20に配置されている。減速機44は、減速機44の出力軸となる回動軸45、回動軸45を回動可能に支持する軸受および回動軸45の外周側に配置される磁性流体シール等を備えている。減速機44のケース体は、先端部23に固定されている。
また、先端側アーム部駆動機構30は、減速機44の入力軸46に固定されるプーリ48と、先端側アーム部10の基端側の内部に配置されるプーリ49と、先端側アーム部10の先端側の内部に配置されるプーリ50とを備えている。本形態では、ハンド4が一定方向を向いた状態で直線的に移動するように、プーリ49のピッチ円径とプーリ50のピッチ円径との比が1:2に設定されている。
回動軸45は、中空状に形成されている。回動軸45は、中空状に形成される回動軸52を介して先端側アーム部10の基端側の下面部に固定されている。モータ34は、先端部23に固定されている。また、モータ34は、先端部23の内部に配置されている。モータ34の出力軸には、プーリ53が固定されている。プーリ48とプーリ53とにベルト54が架け渡されている。プーリ48、53およびベルト54は、先端部23の内部に配置されている。
先端側アーム部10の基端側の内部には、プーリ49を回動可能に支持する支持軸55が固定されている。支持軸55の軸心は、回動軸45の軸心と一致している。プーリ49は、軸受を介して支持軸55に回動可能に支持されている。また、プーリ49は、固定部材56を介して先端部23に固定されている。固定部材56は、関節部20の外部に配置されている。先端側アーム部10の先端側の内部には、プーリ50を回動可能に支持する支持軸部10bが形成されている。プーリ50は、軸受を介して支持軸部10bに回動可能に支持されている。また、プーリ50の下端には、ハンド4の基端側が固定されている。プーリ49とプーリ50とには、ベルト57が架け渡されている。
先端側アーム部駆動機構31は、先端側アーム部駆動機構30とほぼ同様に構成されている。そのため、以下では、先端側アーム部駆動機構30との相違点を中心に、先端側アーム部駆動機構31の構成を説明する。先端側アーム部駆動機構31は、モータ35およびエンコーダ38に加えて、先端側アーム部駆動機構30と同様に、モータ35に連結される減速機44を備えている。先端側アーム部駆動機構31の減速機44は、関節部21に配置されている。先端側アーム部駆動機構31の減速機44のケース体は、先端部24に固定されている。
また、先端側アーム部駆動機構31は、先端側アーム部駆動機構30と同様に、先端側アーム部駆動機構31の減速機44の入力軸46に固定されるプーリ48と、先端側アーム部11の基端側の内部に配置されるプーリ49と、先端側アーム部11の先端側の内部に配置されるプーリ50とを備えている。先端側アーム部駆動機構31の減速機44の回動軸45は、先端側アーム部11の基端側の下面部に固定されている。モータ35は、先端部24に固定されている。また、モータ35は、先端部24の内部に配置されている。モータ35の出力軸には、プーリ53が固定されている。
先端側アーム部11の基端側の内部には、プーリ49を回動可能に支持する支持軸55が固定されている。プーリ49は、固定部材56を介して先端部24に固定されている。先端側アーム部11の先端側の内部には、プーリ50を回動可能に支持する支持軸が形成されている。プーリ50は、軸受を介して支持軸に回動可能に支持されている。また、プーリ50の上端には、ハンド5の基端側が固定されている。
共通アーム部駆動機構32は、モータ36およびエンコーダ39に加えて、モータ36に連結される減速機を備えている。この減速機、モータ36およびエンコーダ39は、ケース体16の内部に配置されている。減速機のケース体は、ケース体16に固定されている。減速機の出力軸となる回動軸は、中空状に形成される所定の回動軸を介して共通アーム部12の下面(具体的には、基端部22の下面)に固定されている。減速機の入力軸に固定されるプーリと、モータ36の出力軸に固定されるプーリとには、ベルトが掛け渡されている。
上述のように、モータ34~36およびエンコーダ37~39は、制御部8に電気的に接続されている。制御部8は、エンコーダ37の検知結果に基づいてモータ34を制御するモータ制御部61と、エンコーダ38の検知結果に基づいてモータ35を制御するモータ制御部62と、エンコーダ39の検知結果に基づいてモータ36を制御するモータ制御部63とを備えている。モータ制御部61には、エンコーダ37の出力信号が入力可能となっている。モータ制御部62には、エンコーダ38の出力信号が入力可能となっている。モータ制御部63には、エンコーダ39の出力信号が入力可能となっている。
また、モータ制御部61には、エンコーダ39の出力信号が、モータ制御部63を介してあるいは直接、入力可能となっている。モータ制御部62には、エンコーダ39の出力信号が、モータ制御部63を介してあるいは直接、入力可能となっている。モータ制御部63には、エンコーダ37の出力信号が、モータ制御部61を介してあるいは直接、入力可能となっているとともに、エンコーダ38の出力信号が、モータ制御部62を介してあるいは直接、入力可能となっている。
モータ制御部61は、モータ34にダイナミックブレーキを作動させるダイナミックブレーキ制御回路を備えている。モータ制御部62は、モータ35にダイナミックブレーキを作動させるダイナミックブレーキ制御回路を備えている。モータ制御部63は、モータ36にダイナミックブレーキを作動させるダイナミックブレーキ制御回路を備えている。
制御部8は、アーム6の伸縮動作時に、2個のモータ34、35のうちのいずれか1個のモータ34、35と、モータ36とを駆動する。すなわち、アーム6の伸縮動作時には、モータ35が停止している状態でモータ34およびモータ36が駆動するか、あるいは、モータ34が停止している状態でモータ35およびモータ36が駆動する。また、アーム駆動機構9は、ハンド4またはハンド5が一定方向を向いた状態で直線的に移動するように水平方向にアーム6を伸縮させる。
すなわち、本体部7に対する共通アーム部12の回動方向と、共通アーム部12に対する先端側アーム部10、11の回動方向とが逆方向になるように、かつ、本体部7に対する共通アーム部12の回動量と、共通アーム部12に対する先端側アーム部10、11の回動量との比が1:2となるように、モータ34またはモータ35と、モータ36とが駆動して水平方向にアーム6を伸縮させる。
(産業用ロボットの制御方法)
アーム6の伸縮動作中に駆動している複数のモータ34~36のうちのいくつかのモータ34~36においてエンコーダ37~39の検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りのモータ34~36においてエンコーダ37~39の検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダ37~39の検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中のモータ34~36を第1モータとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダ37~39の検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中のモータ34~36を第2モータとし、第1モータに取り付けられているエンコーダ37~39を第1エンコーダとし、第2モータに取り付けられているエンコーダ37~39を第2エンコーダとすると、制御部8は、アーム6の伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して駆動中の複数のモータ34~36を非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させるとともに、第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2モータを制御しながら非常停止させる。
すなわち、たとえば、モータ35が停止している状態でモータ34およびモータ36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っているときに、モータ34が第1モータとなり(すなわち、エンコーダ37の検知結果に基づくモータ34の制御が不能となり)、かつ、モータ36が第2モータとなる(すなわち、エンコーダ39の検知結果に基づくモータ36の制御は可能となっている)エンコーダエラーが発生すると、制御部8は、モータ34にダイナミックブレーキをかけてモータ34を非常停止させるとともに、モータ34に取り付けられる第1エンコーダ(すなわち、エンコーダ37)の出力信号とモータ36に取り付けられる第2エンコーダ(すなわち、エンコーダ39)の出力信号とに基づいてモータ36を制御しながら非常停止させる。
具体的には、このようなエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部61が、モータ34にダイナミックブレーキをかけてモータ34を非常停止させるとともに、モータ制御部63が、エンコーダ37の出力信号とエンコーダ39の出力信号とに基づいて、モータ34の減速度に応じた減速度でモータ36を減速させて非常停止させる。また、モータ制御部63は、エンコーダ37の出力信号とエンコーダ39の出力信号とに基づいて、アーム6が停止するまでの間、本体部7に対する共通アーム部12の回動量が共通アーム部12に対する先端側アーム部10の回動量の1/2倍となるようにモータ36を制御する。
また、たとえば、モータ35が停止している状態でモータ34およびモータ36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っているときに、モータ36が第1モータとなり(すなわち、エンコーダ39の検知結果に基づくモータ36の制御が不能となり)、かつ、モータ34が第2モータとなる(すなわち、エンコーダ37の検知結果に基づくモータ34の制御は可能となっている)エンコーダエラーが発生すると、制御部8は、モータ36にダイナミックブレーキをかけてモータ36を非常停止させるとともに、モータ36に取り付けられる第1エンコーダ(すなわち、エンコーダ39)の出力信号とモータ34に取り付けられる第2エンコーダ(すなわち、エンコーダ37)の出力信号とに基づいてモータ34を制御しながら非常停止させる。
具体的には、このようなエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部63が、モータ36にダイナミックブレーキをかけてモータ36を非常停止させるとともに、モータ制御部61が、エンコーダ37の出力信号とエンコーダ39の出力信号とに基づいて、モータ36の減速度に応じた減速度でモータ34を減速させて非常停止させる。また、モータ制御部61は、エンコーダ37の出力信号とエンコーダ39の出力信号とに基づいて、アーム6が停止するまでの間、共通アーム部12に対する先端側アーム部10の回動量が本体部7に対する共通アーム部12の回動量の2倍となるようにモータ34を制御する。
さらに、たとえば、モータ34が停止している状態でモータ35およびモータ36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っているときに、モータ35が第1モータとなり(すなわち、エンコーダ38の検知結果に基づくモータ35の制御が不能となり)、かつ、モータ36が第2モータとなる(すなわち、エンコーダ39の検知結果に基づくモータ36の制御は可能となっている)エンコーダエラーが発生すると、制御部8は、モータ35にダイナミックブレーキをかけてモータ35を非常停止させるとともに、モータ35に取り付けられる第1エンコーダ(すなわち、エンコーダ38)の出力信号とモータ36に取り付けられる第2エンコーダ(すなわち、エンコーダ39)の出力信号とに基づいてモータ36を制御しながら非常停止させる。
具体的には、このようなエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部62が、モータ35にダイナミックブレーキをかけてモータ35を非常停止させるとともに、モータ制御部63が、エンコーダ38の出力信号とエンコーダ39の出力信号とに基づいて、モータ35の減速度に応じた減速度でモータ36を減速させて非常停止させる。また、モータ制御部63は、エンコーダ38の出力信号とエンコーダ39の出力信号とに基づいて、アーム6が停止するまでの間、本体部7に対する共通アーム部12の回動量が共通アーム部12に対する先端側アーム部11の回動量の1/2倍となるようにモータ36を制御する。
また、たとえば、モータ34が停止している状態でモータ35およびモータ36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っているときに、モータ36が第1モータとなり(すなわち、エンコーダ39の検知結果に基づくモータ36の制御が不能となり)、かつ、モータ35が第2モータとなる(すなわち、エンコーダ38の検知結果に基づくモータ35の制御は可能となっている)エンコーダエラーが発生すると、制御部8は、モータ36にダイナミックブレーキをかけてモータ36を非常停止させるとともに、モータ36に取り付けられる第1エンコーダ(すなわち、エンコーダ39)の出力信号とモータ35に取り付けられる第2エンコーダ(すなわち、エンコーダ38)の出力信号とに基づいてモータ35を制御しながら非常停止させる。
具体的には、このようなエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部63が、モータ36にダイナミックブレーキをかけてモータ36を非常停止させるとともに、モータ制御部62が、エンコーダ38の出力信号とエンコーダ39の出力信号とに基づいて、モータ36の減速度に応じた減速度でモータ35を減速させて非常停止させる。また、モータ制御部62は、エンコーダ38の出力信号とエンコーダ39の出力信号とに基づいて、アーム6が停止するまでの間、共通アーム部12に対する先端側アーム部11の回動量が本体部7に対する共通アーム部12の回動量の2倍となるようにモータ35を制御する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、モータ35が停止している状態でモータ34、36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っているときに、モータ34が第1モータとなり、かつ、モータ36が第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部61は、モータ34にダイナミックブレーキをかけてモータ34を非常停止させるとともに、モータ制御部63は、エンコーダ37、39の出力信号に基づいてモータ36を制御しながら非常停止させる。また、本形態では、モータ制御部63は、アーム6が停止するまでの間、エンコーダ37、39の出力信号に基づいて、本体部7に対する共通アーム部12の回動量が共通アーム部12に対する先端側アーム部10の回動量の1/2倍となるようにモータ36を制御している。そのため、本形態では、アーム6の伸縮動作中にこのようなエンコーダエラーが発生してモータ34、36を非常停止させるときに、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の軌跡の、設計上の軌跡(直線状の軌跡)からのずれを抑制することが可能になる。
また、本形態では、モータ35が停止している状態でモータ34、36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っているときに、モータ36が第1モータとなり、かつ、モータ34が第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部63は、モータ36にダイナミックブレーキをかけてモータ36を非常停止させるとともに、モータ制御部61は、エンコーダ37、39の出力信号に基づいて、アーム6が停止するまでの間、共通アーム部12に対する先端側アーム部10の回動量が本体部7に対する共通アーム部12の回動量の2倍となるようにモータ34を制御しながら非常停止させている。そのため、本形態では、アーム6の伸縮動作中にこのようなエンコーダエラーが発生してモータ34、36を非常停止させるときに、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の軌跡の、設計上の軌跡からのずれを抑制することが可能になる。
さらに、本形態では、モータ34が停止している状態でモータ35、36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っているときに、モータ35が第1モータとなり、かつ、モータ36が第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部62は、モータ35にダイナミックブレーキをかけてモータ35を非常停止させるとともに、モータ制御部63は、エンコーダ38、39の出力信号に基づいて、アーム6が停止するまでの間、本体部7に対する共通アーム部12の回動量が共通アーム部12に対する先端側アーム部11の回動量の1/2倍となるようにモータ36を制御しながら非常停止させている。そのため、本形態では、アーム6の伸縮動作中にこのようなエンコーダエラーが発生してモータ35、36を非常停止させるときに、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド5の軌跡の、設計上の軌跡からのずれを抑制することが可能になる。
また、本形態では、モータ34が停止している状態でモータ35、36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っているときに、モータ36が第1モータとなり、かつ、モータ35が第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部63は、モータ36にダイナミックブレーキをかけてモータ36を非常停止させるとともに、モータ制御部62は、エンコーダ38、39の出力信号に基づいて、アーム6が停止するまでの間、共通アーム部12に対する先端側アーム部11の回動量が本体部7に対する共通アーム部12の回動量の2倍となるようにモータ35を制御しながら非常停止させている。そのため、本形態では、アーム6の伸縮動作中にこのようなエンコーダエラーが発生してモータ35、36を非常停止させるときに、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド5の軌跡の、設計上の軌跡からのずれを抑制することが可能になる。
なお、たとえば、モータ35が停止している状態でモータ34、36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っている所定のタイミングで、モータ34にダイナミックブレーキをかけてモータ34を非常停止させるとともに、エンコーダ37、39の出力信号に基づいてモータ36を制御しながら非常停止させる実験を本願発明者が行った結果、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の軌跡は、設計上の軌跡(直線状の軌跡)からほとんどずれず、停止したハンド4は、上側から見たときに、設計上の軌跡からほとんどずれなかった。
一方、比較実験1として、モータ35が停止している状態でモータ34、36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っている所定のタイミングで、モータ34にダイナミックブレーキをかけてモータ34を非常停止させるとともに、エンコーダ39のみの出力信号に基づいてモータ36を制御しながら非常停止させる実験を本願発明者が行った結果、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の軌跡は、設計上の軌跡から大きくずれて、停止したハンド4は、上側から見たときに、設計上の軌跡から大きくずれた。具体的には、比較実験1の実験結果では、ハンド4が停止した後の状態を上側から見たときに、本体部7に対する共通アーム部12の回動中心と先端側アーム部10に対するハンド4の回動中心とを結んだ仮想線と、設計上の軌跡(直線状の軌跡)とがなす角度は12°程度となった。
また、比較実験2として、モータ35が停止している状態でモータ34、36が駆動してアーム6の伸縮動作を行っている所定のタイミングで、モータ34にダイナミックブレーキをかけてモータ34を非常停止させるとともに、モータ36にダイナミックブレーキをかけてモータ36を非常停止させる実験を本願発明者が行った結果、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の軌跡の、設計上の軌跡からのずれは、比較実験1の実験結果よりは小さくなるものの、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の軌跡の、設計上の軌跡からのずれが発生して、停止したハンド4は、上側から見たときに、設計上の軌跡からずれた。具体的には、比較実験2の実験結果では、ハンド4が停止した後の状態を上側から見たときに、本体部7に対する共通アーム部12の回動中心と先端側アーム部10に対するハンド4の回動中心とを結ぶ仮想線と、設計上の軌跡(直線状の軌跡)とがなす角度は4.5°程度となった。
(産業用ロボットの変形例1)
図5(A)は、本発明の他の実施の形態にかかるロボット1の平面図であり、図5(B)は、図5(A)に示すロボット1の側面図である。図6は、図5に示すロボット1の構成を説明するためのブロック図である。
図5に示すように、ロボット1は、基板2が搭載される1個のハンド4と、ハンド4が先端側に回動可能に連結されるアーム6と、アーム6の基端側が回動可能に連結される本体部7とを備えていても良い。この場合には、アーム6は、ハンド4が先端側に回動可能に連結されるアーム部71と、アーム部71の基端側が先端側に回動可能に連結されるアーム部72とから構成されている。アーム部72の基端側は、本体部7に回動可能に連結されている。なお、図5、図6では、上述した形態と同様の構成には、同一の符号を付している。
また、この場合には、ロボット1は、たとえば、本体部7に対してアーム6を水平方向に伸縮させるアーム駆動機構9と、アーム6に対してハンド4を回動させるハンド駆動機構73とを備えている。アーム駆動機構9は、アーム部72に対してアーム部71を回動させる第1アーム部駆動機構75と、本体部7に対してアーム部72を回動させる第2アーム部駆動機構76とを備えている。
第1アーム部駆動機構75は、モータ78と、モータ78の回転位置を検知するためのエンコーダ81とを備えている。エンコーダ81は、モータ78に取り付けられている。第2アーム部駆動機構76は、モータ79と、モータ79の回転位置を検知するためのエンコーダ82とを備えている。エンコーダ82は、モータ79に取り付けられている。ハンド駆動機構73は、モータ80と、モータ80の回転位置を検知するためのエンコーダ83とを備えている。エンコーダ83は、モータ80に取り付けられている。この変形例では、モータ80は、アーム6に対してハンド4を回動させるためのハンド回動用モータである。また、エンコーダ83は、ハンド用エンコーダである。
第1アーム部駆動機構75は、モータ78およびエンコーダ81に加えて、たとえば、モータ78に連結される減速機を備えている。この減速機のケース体は、アーム部72に固定されている。また、この減速機の出力軸となる回動軸は、アーム部71の基端側の下面に固定されている。また、この減速機の入力軸に固定されるプーリと、モータ78の出力軸に固定されるプーリとには、ベルトが掛け渡されている。
第2アーム部駆動機構76は、モータ79およびエンコーダ82に加えて、たとえば、モータ79に連結される減速機を備えている。この減速機のケース体は、ケース体16に固定されている。また、この減速機の出力軸となる回動軸は、アーム部72の基端側の下面に固定されている。また、この減速機の入力軸に固定されるプーリと、モータ79の出力軸に固定されるプーリとには、ベルトが掛け渡されている。
ハンド駆動機構73は、モータ80およびエンコーダ83に加えて、たとえば、モータ80に連結される減速機を備えている。この減速機のケース体は、アーム部71に固定されている。また、この減速機の出力軸となる回動軸は、ハンド4の下面に固定されている。また、この減速機の入力軸に固定されるプーリと、モータ80の出力軸に固定されるプーリとには、ベルトが掛け渡されている。
モータ78~80およびエンコーダ81~83は、制御部8に電気的に接続されている。エンコーダ81~83は、エンコーダ37~39と同様に構成されるロータリーエンコーダである。制御部8は、エンコーダ81の検知結果に基づいてモータ78を制御するモータ制御部91と、エンコーダ82の検知結果に基づいてモータ79を制御するモータ制御部92と、エンコーダ83の検知結果に基づいてモータ80を制御するモータ制御部93とを備えている。モータ制御部91には、エンコーダ81の出力信号が入力可能となっている。モータ制御部92には、エンコーダ82の出力信号が入力可能となっている。モータ制御部93には、エンコーダ83の出力信号が入力可能となっている。
また、モータ制御部91には、エンコーダ82の出力信号が、モータ制御部92を介してあるいは直接、入力可能となっているとともに、エンコーダ83の出力信号が、モータ制御部93を介してあるいは直接、入力可能となっている。モータ制御部92には、エンコーダ81の出力信号が、モータ制御部91を介してあるいは直接、入力可能となっているとともに、エンコーダ83の出力信号が、モータ制御部93を介してあるいは直接、入力可能となっている。モータ制御部93には、エンコーダ81の出力信号が、モータ制御部91を介してあるいは直接、入力可能となっているとともに、エンコーダ82の出力信号が、モータ制御部92を介してあるいは直接、入力可能となっている。
モータ制御部91は、モータ78にダイナミックブレーキを作動させるダイナミックブレーキ制御回路を備えている。モータ制御部92は、モータ79にダイナミックブレーキを作動させるダイナミックブレーキ制御回路を備えている。モータ制御部93は、モータ80にダイナミックブレーキを作動させるダイナミックブレーキ制御回路を備えている。
制御部8は、アーム6の伸縮動作時に、モータ78~80を駆動する。また、アーム駆動機構9およびハンド駆動機構73は、ハンド4が一定方向を向いた状態で直線的に移動するように水平方向にアーム6を伸縮させる。すなわち、本体部7に対するアーム部72の回動方向と、アーム部72に対するアーム部71の回動方向とが逆方向になり、かつ、アーム部72に対するアーム部71の回動方向と、アーム部71に対するハンド4の回動方向とが逆方向になるとともに、本体部7に対するアーム部72の回動量と、アーム部72に対するアーム部71の回動量と、アーム部71に対するハンド4の回動量との比が1:2:1となるように、モータ78~80が駆動して水平方向にアーム6を伸縮させる。
アーム6の伸縮動作中にモータ78およびモータ79のいずれか一方においてエンコーダ81、82の検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、モータ78およびモータ79のいずれか他方においてエンコーダ81、82の検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダ81、82の検知結果に基づく制御が不能となっているモータ78、79を第1モータとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダ81、82の検知結果に基づく制御が可能となっているモータ78、79を第2モータとし、第1モータに取り付けられているエンコーダ81、82を第1エンコーダとし、第2モータに取り付けられているエンコーダ81、82を第2エンコーダとし、アーム6の伸縮動作中にエンコーダ83の検知結果に基づくモータ80の制御が不能となる場合を第2エンコーダエラーとすると、制御部8は、アーム6の伸縮動作中にエンコーダエラーまたは第2エンコーダエラーが発生してモータ78~80を非常停止させるときに、以下のように、モータ78~80を非常停止させる。
たとえば、モータ78が第1モータとなり、かつ、モータ79が第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、制御部8は、モータ78にダイナミックブレーキをかけてモータ78を非常停止させ、かつ、第1エンコーダであるエンコーダ81の出力信号と第2エンコーダであるエンコーダ82の出力信号とに基づいてモータ79を制御しながら非常停止させるとともに、第1エンコーダであるエンコーダ81の出力信号とエンコーダ83の出力信号とに基づいてモータ80を制御しながら非常停止させる。
具体的には、このようなエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部91が、モータ78にダイナミックブレーキをかけてモータ78を非常停止させ、かつ、モータ制御部92が、エンコーダ81、82の出力信号に基づいて、モータ78の減速度に応じた減速度でモータ79を減速させて非常停止させるととともに、モータ制御部93が、エンコーダ81、83の出力信号に基づいて、モータ78の減速度に応じた減速度でモータ80を減速させて非常停止させる。また、モータ制御部92は、エンコーダ81、82の出力信号に基づいて、アーム6が停止するまでの間、本体部7に対するアーム部72の回動量がアーム部72に対するアーム部71の回動量の1/2倍となるようにモータ79を制御し、モータ制御部93は、エンコーダ81、83の出力信号に基づいて、アーム6が停止するまでの間、アーム部71に対するハンド4の回動量がアーム部72に対するアーム部71の回動量の1/2倍となるようにモータ80を制御する。
また、たとえば、モータ79が第1モータとなり、かつ、モータ78が第2モータとなるエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部92が、モータ79にダイナミックブレーキをかけてモータ79を非常停止させ、かつ、モータ制御部91が、エンコーダ81、82の出力信号に基づいて、モータ79の減速度に応じた減速度でモータ78を減速させて非常停止させるととともに、モータ制御部93が、エンコーダ82、83の出力信号に基づいて、モータ79の減速度に応じた減速度でモータ80を減速させて非常停止させる。また、モータ制御部91は、エンコーダ81、82の出力信号に基づいて、アーム6が停止するまでの間、アーム部72に対するアーム部71の回動量が本体部7に対するアーム部72の回動量の2倍となるようにモータ78を制御し、モータ制御部93は、エンコーダ82、83の出力信号に基づいて、アーム6が停止するまでの間、アーム部71に対するハンド4の回動量が本体部7に対するアーム部72の回動量と等しくなるようにモータ80を制御する。
また、たとえば、第2エンコーダエラーが発生すると、制御部8は、モータ80にダイナミックブレーキをかけてモータ80を非常停止させるとともに、エンコーダ83の出力信号とエンコーダ81の出力信号とに基づいてモータ78を制御しながら非常停止させ、かつ、エンコーダ82の出力信号とエンコーダ83の出力信号とに基づいてモータ79を制御しながら非常停止させる。
具体的には、このようなエンコーダエラーが発生すると、モータ制御部93が、モータ80にダイナミックブレーキをかけてモータ80を非常停止させるとともに、モータ制御部91が、エンコーダ81、83の出力信号に基づいて、モータ80の減速度に応じた減速度でモータ78を減速させて非常停止させ、かつ、モータ制御部92が、エンコーダ82、83の出力信号に基づいて、モータ80の減速度に応じた減速度でモータ79を減速させて非常停止させる。また、モータ制御部91は、エンコーダ81、83の出力信号に基づいて、アーム6が停止するまでの間、アーム部72に対するアーム部71の回動量がアーム部71に対するハンド4の回動量の2倍となるようにモータ78を制御し、モータ制御部92は、エンコーダ82、83の出力信号に基づいて、本体部7に対するアーム部72の回動量がアーム部71に対するハンド4の回動量と等しくなるようにモータ79を制御する。
この変形例では、アーム6の伸縮動作中にエンコーダエラーまたは第2エンコーダエラーが発生してモータ78~80を非常停止させるときに、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の軌跡の、設計上の軌跡(直線状の軌跡)からのずれを抑制することが可能になる。また、この変形例では、アーム6の伸縮動作中にエンコーダエラーまたは第2エンコーダエラーが発生してモータ78~80を非常停止させるときに、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の向きの、設計上の向きからのずれを抑制することが可能になる。
(産業用ロボットの変形例2)
図5、図6に示す変形例において、アーム6の伸縮動作中に、たとえば、モータ78が第1モータとなり、かつ、モータ79が第2モータとなるエンコーダエラーと、第2エンコーダエラーとが発生する可能性もある。このようなエンコーダエラーおよび第2エンコーダエラーが発生してモータ78~80を非常停止させるときには、制御部8は、モータ78にダイナミックブレーキをかけてモータ78を非常停止させ、モータ80にダイナミックブレーキをかけてモータ80を非常停止させるとともに、エンコーダ83の出力信号とエンコーダ81の出力信号とエンコーダ82の出力信号とに基づいてモータ79を制御しながら非常停止させる。
この場合には、アーム6の伸縮動作中にエンコーダエラーおよび第2エンコーダエラーが発生してモータ78~80を非常停止させるときに、ダイナミックブレーキがかかって減速して停止する第1モータ(たとえば、モータ78)の減速度およびモータ80の減速度に応じた減速度で第2モータ(たとえば、モータ79)を減速させて停止させることが可能になる。したがって、アーム6の伸縮動作中にエンコーダエラーおよび第2エンコーダエラーが発生してモータ78~80を非常停止させるときに、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の軌跡の、設計上の軌跡(直線状の軌跡)からのずれを抑制することが可能になるとともに、アーム6が停止するまでの間に移動するハンド4の向きの、設計上の向きからのずれを抑制することが可能になる。
また、図5、図6に示す変形例において、ロボット1は、ハンド駆動機構73を備えていなくても良い。この場合には、第1アーム部駆動機構75が、アーム部72に対してアーム部71を回動させるとともにアーム部71に対してハンド4を回動させる。また、この変形例において、ロボット1は、2個のハンド4と、2個のハンド4のそれぞれが先端側に回動可能に連結される2個のアーム6とを備えていても良い。すなわち、ロボット1は、ダブルアーム型のロボットであっても良い。
さらに、図5、図6に示す変形例において、アーム6は、互いに相対回動可能に連結される3個以上のアーム部によって構成されていても良い。この場合には、たとえば、アーム6は、本体部7に基端側が回動可能に連結される第1アーム部と、第1アーム部の先端側に基端側が回動可能に連結される第2アーム部と、第2アーム部の先端側に基端側が回動可能に連結されるとともにハンド4が先端側に回動可能に連結される第3アーム部とから構成されている。また、この場合には、たとえば、アーム駆動機構9は、本体部7に対して第1アーム部を回動させるためのモータと、第1アーム部に対して第2アーム部を回動させるためのモータと、第2アーム部に対して第3アーム部を回動させるとともに第3アーム部に対してハンド4を回動させるためのモータとを備えている。すなわち、アーム駆動機構9は、アーム6を伸縮させるための3個のモータを備えている。
この場合、アーム6の伸縮動作中に駆動している3個のモータのうちの1個または2個のモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りの2個または1個のモータにおいてエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっているモータを第1モータとし、エンコーダエラーの発生時にエンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっているモータを第2モータとし、第1モータに取り付けられているエンコーダを第1エンコーダとし、第2モータに取り付けられているエンコーダを第2エンコーダとすると、制御部8は、アーム6の伸縮動作中にエンコーダエラーが発生して3個のモータを非常停止させるときに、第1モータにダイナミックブレーキをかけて第1モータを非常停止させるとともに、第1エンコーダの出力信号と第2エンコーダの出力信号とに基づいて第2モータを制御しながら非常停止させる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態において、ハンド4と共通アーム部12との間に、互いに相対回動可能に連結される2個以上の先端側アーム部が配置されていても良い。また、上述した形態において、ハンド5と共通アーム部12との間に、互いに相対回動可能に連結される2個以上の先端側アーム部が配置されていても良い。さらに、上述した形態において、共通アーム部12は、直線状に形成されていても良い。また、上述した形態において、ロボット1は、液晶ディスプレイ用のガラス基板2以外の搬送対象物を搬送しても良い。たとえば、ロボット1は、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ用のガラス基板を搬送しても良いし、半導体ウエハを搬送しても良い。
1 ロボット(産業用ロボット)
4 ハンド(第1ハンド)
5 ハンド(第2ハンド)
6 アーム
7 本体部
8 制御部
9 アーム駆動機構
10 先端側アーム部(アーム部、第1先端側アーム部)
11 先端側アーム部(アーム部、第2先端側アーム部)
12 共通アーム部(アーム部)
34 モータ(第1先端側アーム部駆動モータ)
35 モータ(第2先端側アーム部駆動モータ)
36 モータ(共通アーム部駆動モータ)
37~39、81、82 エンコーダ
71、72 アーム部
78、79 モータ
80 モータ(ハンド回動用モータ)
83 エンコーダ(ハンド用エンコーダ)

Claims (5)

  1. 水平多関節型の産業用ロボットにおいて、
    ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともに前記ハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、前記アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、前記本体部に対して前記アームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構と、前記産業用ロボットを制御する制御部とを備えるとともに前記ハンドとして、第1ハンドおよび第2ハンドを備え、
    前記アームは、前記アーム部として、前記第1ハンドが先端側に回動可能に連結される第1先端側アーム部と、前記第2ハンドが先端側に回動可能に連結される第2先端側アーム部と、前記第1先端側アーム部の基端側および前記第2先端側アーム部の基端側が回動可能に連結されるとともに前記本体部に回動可能に連結される共通アーム部とを備え、
    前記アーム駆動機構は、前記アームを伸縮させるための複数のモータと、複数の前記モータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備えるとともに前記モータとして、前記本体部に対して前記共通アーム部を回動させるための共通アーム部駆動モータと、前記共通アーム部に対して前記第1先端側アーム部を回動させるための第1先端側アーム部駆動モータと、前記共通アーム部に対して前記第2先端側アーム部を回動させるための第2先端側アーム部駆動モータとを備え、
    前記アームの伸縮動作時には、前記第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第1先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動するか、あるいは、前記第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第2先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動し、
    複数の前記エンコーダのそれぞれは、複数の前記モータのそれぞれに取り付けられ、
    前記アームの伸縮動作中に駆動している複数の前記モータのうちのいくつかの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中の前記モータを第1モータとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中の前記モータを第2モータとし、前記第1モータに取り付けられている前記エンコーダを第1エンコーダとし、前記第2モータに取り付けられている前記エンコーダを第2エンコーダとすると、
    前記制御部は、前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させるとともに、前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする産業用ロボット。
  2. 前記第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第1先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動して前記アームの伸縮動作を行っているときに、前記第1先端側アーム部駆動モータが前記第1モータとなり、かつ、前記共通アーム部駆動モータが前記第2モータとなる前記エンコーダエラーが発生すると、前記制御部は、前記第1先端側アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1先端側アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、前記第1先端側アーム部駆動モータに取り付けられる前記第1エンコーダの出力信号と前記共通アーム部駆動モータに取り付けられる前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記共通アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させ、
    前記第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第1先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動して前記アームの伸縮動作を行っているときに、前記共通アーム部駆動モータが前記第1モータとなり、かつ、前記第1先端側アーム部駆動モータが前記第2モータとなる前記エンコーダエラーが発生すると、前記制御部は、前記共通アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて前記共通アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、前記共通アーム部駆動モータに取り付けられる前記第1エンコーダの出力信号と前記第1先端側アーム部駆動モータに取り付けられる前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第1先端側アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させ、
    前記第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第2先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動して前記アームの伸縮動作を行っているときに、前記第2先端側アーム部駆動モータが前記第1モータとなり、かつ、前記共通アーム部駆動モータが前記第2モータとなる前記エンコーダエラーが発生すると、前記制御部は、前記第2先端側アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて前記第2先端側アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、前記第2先端側アーム部駆動モータに取り付けられる前記第1エンコーダの出力信号と前記共通アーム部駆動モータに取り付けられる前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記共通アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させ、
    前記第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第2先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動して前記アームの伸縮動作を行っているときに、前記共通アーム部駆動モータが前記第1モータとなり、かつ、前記第2先端側アーム部駆動モータが前記第2モータとなる前記エンコーダエラーが発生すると、前記制御部は、前記共通アーム部駆動モータにダイナミックブレーキをかけて前記共通アーム部駆動モータを非常停止させるとともに、前記共通アーム部駆動モータに取り付けられる前記第1エンコーダの出力信号と前記第2先端側アーム部駆動モータに取り付けられる前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2先端側アーム部駆動モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする請求項記載の産業用ロボット。
  3. 水平多関節型の産業用ロボットにおいて、
    ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともに前記ハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、前記アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、前記本体部に対して前記アームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構と、前記産業用ロボットを制御する制御部と、前記アームに対して前記ハンドを回動させるためのハンド回動用モータと、前記ハンド回動用モータの回転位置を検知するためのハンド用エンコーダとを備え、
    前記アーム駆動機構は、前記アームを伸縮させるための複数のモータと、複数の前記モータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備え、
    複数の前記エンコーダのそれぞれは、複数の前記モータのそれぞれに取り付けられ、
    前記アームの伸縮動作中に駆動している複数の前記モータのうちのいくつかの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、前記アームの伸縮動作中に前記ハンド用エンコーダの検知結果に基づく前記ハンド回動用モータの制御が不能となる場合を第2エンコーダエラーとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中の前記モータを第1モータとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中の前記モータを第2モータとし、前記第1モータに取り付けられている前記エンコーダを第1エンコーダとし、前記第2モータに取り付けられている前記エンコーダを第2エンコーダとすると、
    前記制御部は、
    前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させ、前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させるとともに、前記第1エンコーダの出力信号と前記ハンド用エンコーダの出力信号とに基づいて前記ハンド回動用モータを制御しながら非常停止させ、
    前記アームの伸縮動作中に前記第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけて前記ハンド回動用モータを非常停止させるとともに、前記ハンド用エンコーダの出力信号と前記エンコーダの出力信号とに基づいて駆動中の複数の前記モータを非常停止させ、
    前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーおよび前記第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させ、前記ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけて前記ハンド回動用モータを非常停止させるとともに、前記ハンド用エンコーダの出力信号と前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする産業用ロボット。
  4. ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともに前記ハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、前記アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、前記本体部に対して前記アームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構とを備えるとともに前記ハンドとして、第1ハンドおよび第2ハンドを備え、
    前記アームは、前記アーム部として、前記第1ハンドが先端側に回動可能に連結される第1先端側アーム部と、前記第2ハンドが先端側に回動可能に連結される第2先端側アーム部と、前記第1先端側アーム部の基端側および前記第2先端側アーム部の基端側が回動可能に連結されるとともに前記本体部に回動可能に連結される共通アーム部とを備え、
    前記アーム駆動機構は、前記アームを伸縮させるための複数のモータと、複数の前記モータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備えるとともに前記モータとして、前記本体部に対して前記共通アーム部を回動させるための共通アーム部駆動モータと、前記共通アーム部に対して前記第1先端側アーム部を回動させるための第1先端側アーム部駆動モータと、前記共通アーム部に対して前記第2先端側アーム部を回動させるための第2先端側アーム部駆動モータとを備え、
    前記アームの伸縮動作時には、前記第2先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第1先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動するか、あるいは、前記第1先端側アーム部駆動モータが停止している状態で前記第2先端側アーム部駆動モータおよび前記共通アーム部駆動モータが駆動し、
    複数の前記エンコーダのそれぞれは、複数の前記モータのそれぞれに取り付けられている水平多関節型の産業用ロボットの制御方法であって、
    前記アームの伸縮動作中に駆動している複数の前記モータのうちのいくつかの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中の前記モータを第1モータとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中の前記モータを第2モータとし、前記第1モータに取り付けられている前記エンコーダを第1エンコーダとし、前記第2モータに取り付けられている前記エンコーダを第2エンコーダとすると、
    前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させるとともに、前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする産業用ロボットの制御方法。
  5. ハンドと、相対回動可能に連結される少なくとも2個のアーム部を有するとともに前記ハンドが先端側に回動可能に連結されるアームと、前記アームの基端側が回動可能に連結される本体部と、前記本体部に対して前記アームを水平方向に伸縮させるアーム駆動機構と、前記アームに対して前記ハンドを回動させるためのハンド回動用モータと、前記ハンド回動用モータの回転位置を検知するためのハンド用エンコーダとを備え、
    前記アーム駆動機構は、前記アームを伸縮させるための複数のモータと、複数の前記モータの回転位置を検知するための複数のエンコーダとを備え、
    複数の前記エンコーダのそれぞれは、複数の前記モータのそれぞれに取り付けられている水平多関節型の産業用ロボットの制御方法であって、
    前記アームの伸縮動作中に駆動している複数の前記モータのうちのいくつかの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となり、かつ、残りの前記モータにおいて前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている場合をエンコーダエラーとし、前記アームの伸縮動作中に前記ハンド用エンコーダの検知結果に基づく前記ハンド回動用モータの制御が不能となる場合を第2エンコーダエラーとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が不能となっている駆動中の前記モータを第1モータとし、前記エンコーダエラーの発生時に前記エンコーダの検知結果に基づく制御が可能となっている駆動中の前記モータを第2モータとし、前記第1モータに取り付けられている前記エンコーダを第1エンコーダとし、前記第2モータに取り付けられている前記エンコーダを第2エンコーダとすると、
    前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させ、前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させるとともに、前記第1エンコーダの出力信号と前記ハンド用エンコーダの出力信号とに基づいて前記ハンド回動用モータを制御しながら非常停止させ、
    前記アームの伸縮動作中に前記第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけて前記ハンド回動用モータを非常停止させるとともに、前記ハンド用エンコーダの出力信号と前記エンコーダの出力信号とに基づいて駆動中の複数の前記モータを非常停止させ、
    前記アームの伸縮動作中に前記エンコーダエラーおよび前記第2エンコーダエラーが発生して駆動中の複数の前記モータおよび前記ハンド回動用モータを非常停止させるときに、前記第1モータにダイナミックブレーキをかけて前記第1モータを非常停止させ、前記ハンド回動用モータにダイナミックブレーキをかけて前記ハンド回動用モータを非常停止させるとともに、前記ハンド用エンコーダの出力信号と前記第1エンコーダの出力信号と前記第2エンコーダの出力信号とに基づいて前記第2モータを制御しながら非常停止させることを特徴とする産業用ロボットの制御方法。
JP2019127586A 2019-07-09 2019-07-09 産業用ロボットおよび産業用ロボットの制御方法 Active JP7335103B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019127586A JP7335103B2 (ja) 2019-07-09 2019-07-09 産業用ロボットおよび産業用ロボットの制御方法
KR1020200079792A KR102324997B1 (ko) 2019-07-09 2020-06-30 산업용 로봇 및 산업용 로봇의 제어 방법
CN202010645313.8A CN112207814B (zh) 2019-07-09 2020-07-07 工业用机器人及工业用机器人的控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019127586A JP7335103B2 (ja) 2019-07-09 2019-07-09 産業用ロボットおよび産業用ロボットの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021010997A JP2021010997A (ja) 2021-02-04
JP7335103B2 true JP7335103B2 (ja) 2023-08-29

Family

ID=74059095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019127586A Active JP7335103B2 (ja) 2019-07-09 2019-07-09 産業用ロボットおよび産業用ロボットの制御方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7335103B2 (ja)
KR (1) KR102324997B1 (ja)
CN (1) CN112207814B (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011257909A (ja) 2010-06-08 2011-12-22 Yaskawa Electric Corp 複数軸駆動装置、複数軸駆動機械、及び複数軸駆動装置の駆動制御方法
WO2016103310A1 (ja) 2014-12-26 2016-06-30 川崎重工業株式会社 搬送装置の制御装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025271A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ロボット制御装置
JP3756095B2 (ja) * 2001-10-01 2006-03-15 日本サーボ株式会社 多関節型の産業用ロボット及び当該ロボットのアームユニット
JP4741691B2 (ja) * 2009-06-15 2011-08-03 ファナック株式会社 ロボットの異常監視機能を備えたロボットシステム
KR101457642B1 (ko) * 2010-11-01 2014-11-06 현대중공업 주식회사 산업용 로봇의 비상 정지방법
JP5447451B2 (ja) * 2011-08-08 2014-03-19 株式会社安川電機 ロボット
JP5447455B2 (ja) * 2011-08-19 2014-03-19 株式会社安川電機 ロボットおよびロボットシステム
JP6173677B2 (ja) * 2012-08-09 2017-08-02 日本電産サンキョー株式会社 産業用ロボットの原点位置復帰方法
JP6418782B2 (ja) * 2014-05-16 2018-11-07 キヤノン株式会社 ロボットシステムの制御方法、プログラム、記録媒体、ロボットシステム、及び診断装置
JP6512790B2 (ja) * 2014-10-24 2019-05-15 キヤノン株式会社 ロボット制御方法、ロボット装置、プログラム、記録媒体及び物品の製造方法
JP6709124B2 (ja) 2016-07-28 2020-06-10 日本電産サンキョー株式会社 産業用ロボット
WO2019031218A1 (ja) * 2017-08-08 2019-02-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 エンコーダの異常検出方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011257909A (ja) 2010-06-08 2011-12-22 Yaskawa Electric Corp 複数軸駆動装置、複数軸駆動機械、及び複数軸駆動装置の駆動制御方法
WO2016103310A1 (ja) 2014-12-26 2016-06-30 川崎重工業株式会社 搬送装置の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021010997A (ja) 2021-02-04
CN112207814A (zh) 2021-01-12
KR20210006850A (ko) 2021-01-19
CN112207814B (zh) 2024-01-30
KR102324997B1 (ko) 2021-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6499826B2 (ja) 産業用ロボット
JP4605560B2 (ja) 産業用ロボット
JP5304601B2 (ja) アーム機構およびそれを備えた真空ロボット
JP6110636B2 (ja) 産業用ロボット
JP6850725B2 (ja) 基板搬送ロボットおよび基板処理システム
US8701519B2 (en) Robot with belt-drive system
JP2008135630A (ja) 基板搬送装置
JP2002522238A (ja) 多自由度を有するロボット
WO2010041562A1 (ja) 基板搬送ロボットおよびシステム
JP2008302437A (ja) 産業用ロボット
KR102649832B1 (ko) 기판 반송로봇 및 기판 반송방법
JP2000190258A (ja) 円筒座標系ロボット
KR20100062926A (ko) 로봇장치 및 그 제어방법
WO2016189565A1 (ja) 水平多関節ロボット
JP7335103B2 (ja) 産業用ロボットおよび産業用ロボットの制御方法
JP5021397B2 (ja) 搬送装置
JP2009233788A (ja) 搬送用ロボットの制御方法
JP6557475B2 (ja) 産業用ロボット
JP7304226B2 (ja) 産業用ロボットおよび産業用ロボットの制御方法
JP2000237988A (ja) ロボット装置のアーム駆動機構
KR20090001050A (ko) 기판 반송 로봇
JP6880519B2 (ja) ロボットシステム、ロボットの制御方法、半導体製造システム
US20240213070A1 (en) Rotational indexers with wafer centering capability
KR20230048603A (ko) 산업용 로봇 및 제조 시스템
KR20230048598A (ko) 산업용 로봇

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7335103

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150