JP2003025271A - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JP2003025271A
JP2003025271A JP2001215321A JP2001215321A JP2003025271A JP 2003025271 A JP2003025271 A JP 2003025271A JP 2001215321 A JP2001215321 A JP 2001215321A JP 2001215321 A JP2001215321 A JP 2001215321A JP 2003025271 A JP2003025271 A JP 2003025271A
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emergency stop
arm
servo
side pulley
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Takayuki Yazawa
隆之 矢澤
Chikahiro Tanaka
慎浩 田中
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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    • B25J19/0004Braking devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/06Programme-controlled manipulators characterised by multi-articulated arms
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    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボットに過度の負荷を与えることなく確実
に非常停止させる。 【解決手段】 非常停止要請時にロボットをサーボ制御
することにより制動するサーボ系非常停止制御手段と、
ロボットの動作を妨げる方向へ負荷を与える機械系非常
停止手段とを有し、サーボ系非常停止制御手段によりロ
ボットを必要制動距離を確保しうる安全速度Vsまで落
とした後にこのサーボ系非常停止制御手段を停止し、そ
の後は機械系非常停止手段により負荷を作用させてロボ
ットを必要制動距離内で非常停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボット制御装置
に関する。さらに詳述すると、本発明は、アーム型等の
ロボットにおける動作、特に非常停止要請時におけるロ
ボットの非常停止動作を制御する装置として適用される
ロボット制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】非常停止要請時にアーム型などのロボッ
トを非常停止させるロボット制御装置として、従来、瞬
時に一次電源を遮断しサーボモータの回生電流によるブ
レーキと機械抵抗、更にはメカブレーキにより停止させ
るようにした装置が用いられている。また、近年では、
アーム型ロボットの大型化と高速化に伴い、ロボットを
サーボ制御することにより短時間かつ短制動距離でスム
ーズに停止させる方法も採用されるようになってきてい
る。
【0003】従来のサーボ制御は、例えば図8に示すよ
うに行われる。すなわち、アーム型ロボットの動作中に
緊急停止事態など非常停止要請が生じた場合はその時点
でサーボ電源(一次電源)を切り(図8(C))、残留
電荷を利用してモータをサーボ制御し続けてロボットを
制動する(図8(D))。この間、ロボットは一定の加
速度で減速し、その後停止する(図8(A))。これと
同時に速度指令を止め(図8(B))、サーボ制御を終
えるとともに(図8(D))、メカブレーキを作用させ
てロボットの停止状態を保つ(図8(E))。
【0004】このようなサーボ制御を行う従来のロボッ
ト制御装置によれば、非常停止要請時から停止終了時ま
で制動力を積極的に作用させ、ロボットを図8(A)に
示すように短時間で非常停止させることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今後ロ
ボットの大型化と高速化が更に進んだ場合に、従来と同
様サーボ制御のみによりロボットを制御することには問
題がある。
【0006】すなわち、サーボ制御により制動するとロ
ボットに大きな負荷がかかるにもかかわらず、大型化・
高速化したロボットの非常停止時間を維持しあるいは更
に短くしようとすれば、その分だけサーボ制御時間を長
くするか制動力を増やす必要が生じ、過度の負荷や衝撃
を与え、場合によってはロボット本体に破壊を来すおそ
れがある。したがって、大型化・高速化したロボットに
対し、従来のサーボ制御を行い減速時間を短縮するには
限度がある。さらには、サーボ系において一次電流を遮
断した場合には、それほど長く制御できない問題もあ
る。
【0007】一方、これとは逆にサーボ制御を全く行わ
ないとすれば長い制動時間を要し、非常停止が十分に達
せられなくなって危険度が増す問題が生じるので、サー
ボ制御を一切行わないことは現状では難しい。
【0008】そこで、本発明は、ロボットに過度の負荷
を与えることなく確実に非常停止させることができるロ
ボット制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは種々検討
を行い、その結果、大型化・高速化したロボットにおい
て、サーボ制御時のロボットへの負荷・衝撃を緩和し、
かつ非常停止に必要な制動力を確保するという相反する
課題を同時に達成しうる制御装置を知見するに至った。
【0010】本願発明はかかる知見に基づくものであ
り、請求項1記載の発明は、ロボットを制御するロボッ
ト制御装置において、非常停止要請時にロボットをサー
ボ制御することにより制動するサーボ系非常停止制御手
段と、ロボットの動作を妨げる方向へ負荷を与える機械
系非常停止手段とを有し、サーボ系非常停止制御手段に
よりロボットを必要制動距離を確保しうる安全速度まで
落とした後にこのサーボ系非常停止制御手段を停止し、
その後は機械系非常停止手段により負荷を作用させてロ
ボットを必要制動距離内で非常停止させるようにしてい
る。
【0011】このロボット制御装置では、非常停止要請
時、図1(C)に示すように非常停止信号と同時にサー
ボモータのサーボ電源(一次電源)を切り、その後は残
留電荷を利用してロボットをサーボ制御し制動をかける
(図1(D))。この間、ロボットは一定の制動負荷を
受けて減速する(図1(A))。
【0012】ただし、ロボットの速度が安全速度Vsに
達した時点で以上のサーボ制御を終了させ(図1
(A))、速度指令を解除してロボットに対する積極的
な制動処理を止め(図1(B))、代わりに機械系非常
停止手段によるメカブレーキを作用させる(図1
(E))。ここで、安全速度Vsとは、その時点でサー
ボ制御を終了してもその後の機械系非常停止手段による
負荷作用のみをもって必要制動距離内でロボットを停止
させうる範囲内の速度をいう。また、機械系非常停止手
段とは、機械抵抗、コイルとソレノイドからなる電磁ブ
レーキ、ロボットを駆動するサーボモータの回生電流に
よるブレーキのいずれかまたはこれらの組み合わせであ
り、部品間の摩擦抵抗、潤滑剤等の粘性抵抗等も含みう
る。
【0013】サーボ制御終了以降、ロボットは、制動主
体がサーボ系非常停止制御手段から機械系非常停止手段
に代わった分だけ減速が緩やかになり、その後はメカニ
カルなブレーキ作用のみを受けて一定割合で減速する
(図1(A))。この結果、本来の速度指令終了時点
(図1(B))でロボットは未だ停止せず、それから停
止するまでに更にTsの時間を要するが(図1(A)、
(B))、緊急停止事態発止から完全停止するまでに要
する制動距離は必要制動距離内に収まる。しかも、ロボ
ット制御装置による減速カーブは図1(A)のように滑
らかであり、かつロボット停止時の速度は従来よりも緩
やかであることから、ロボットはスムーズに減速しかつ
停止する。停止後、ロボットはメカブレーキの作用によ
り停止位置に保持される(図1(E))。
【0014】以上のように、本願発明のロボット制御装
置による場合、非常停止信号が発生した時点からサーボ
制御による制動が開始されるが安全速度Vsに落ちた時
点でサーボ制御は終わり、ロボットが完全停止するまで
は行われないことから、サーボ制御を行う時間が短くな
る。このため、ロボットに対して過度の負荷や衝撃を与
えることがなく、サーボ制御時間も短いためロボット動
作における安全性が確保される。
【0015】また、ロボット制御装置による制御は、一
次電源遮断時においても同じように行うことが可能であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に示す一例に基づいて詳細に説明する。
【0017】図2〜図6に本発明のロボット制御装置の
適用が可能なアーム型ロボット1を示す。このアーム型
ロボット1は、関節部2,3,4により回転可能に連結
されたアーム5,6を複数連結すると共に、回転駆動源
であるモータ7による回転力をアーム5,6に伝達して
所望の動作をさせるものである。本実施形態では、この
アーム型ロボット1を例えば半導体のウェハ等の大型の
ワーク8をカセットや膜付装置等のプロセス装置の間で
移動させる多関節ロボットとしている。
【0018】このアーム型ロボット1は、図2及び図3
に示すように互いに回転可能に連結された基台9と第1
アーム5と第2アーム6とハンド10とを有している。
そして、このアーム型ロボット1は、ワーク8を載置す
るハンド10を常時一定方向に向けながら直線上を移動
させるものとしている。
【0019】第1アーム5と第2アーム6は同じ長さで
あり、それぞれの両端部にタイミングプーリ11,1
2,13,14が設けられている。第1アーム5の基台
側プーリ11とハンド側プーリ12との径(歯数)の比
は2:1としている。また、第2アーム6の基台側プー
リ13とハンド側プーリ14との径(歯数)の比は1:
2としている。
【0020】図2及び図4に示すように、第1アーム5
の2つのタイミングプーリ11,12間には、これらを
回転連結するために2つのタイミングプーリ11,12
に形成した共通の歯部(図示せず)に噛み合わせて軸方
向に並列して掛けられる2つのタイミングベルト15,
16が張力を掛けて設けられている。このため、各タイ
ミングベルト15,16のベルト幅を狭くできるので、
タイミングプーリ11,12が図4に示すように中心軸
11a,12aを平行よりも例えば上側を広げるように
傾斜した場合でも、タイミングベルト15,16の幅方
向の張力分布を図7に示すように均一化することができ
る。
【0021】また、2つのタイミングベルト15,16
は1本のタイミングベルトを軸方向に分割したものであ
るようにしている。このため、2つのタイミングベルト
15,16を同一のベルト長さにできると共に形状及び
大きさとピッチが同一である歯部を備えるようにするこ
とができる。さらに、これら2つのタイミングベルト1
5,16は、分割前に同一であった歯をずらしてタイミ
ングプーリ11,12に掛け渡すようにしている。これ
により、2つのタイミングベルト15,16は歯部のピ
ッチをずらして2つのタイミングプーリ11,12に掛
け渡されたものとすることができる。
【0022】さらに、図5に示すように、基台9と第1
アーム5との関節部2では第1アーム5の基台側プーリ
11が連結筒17により基台9に固定されている。ま
た、この連結筒17の内部には第1アーム5に固着され
た駆動軸18が回転可能に設けられている。そして、基
台9に対して第1アーム5が回転可能に支持されてい
る。駆動軸18は基台9に内蔵されるモータ7にタイミ
ングプーリ19,20及びタイミングベルト21により
連結されている。このため、モータ7の駆動により駆動
軸18が回転して、基台9に対して第1アーム5が回転
する。
【0023】また、図6に示すように、第1アーム5と
第2アーム6との関節部3では、第1アーム5のハンド
側プーリ12が第2アーム6に連結筒22により固定し
て連結されている。さらに、第1アーム5が第2アーム
6の基台側プーリ13に連結軸23により固定して連結
されている。そして、連結筒22の内部に連結軸23が
回転可能に収容されている。このため、第1アーム5の
ハンド側プーリ12が回転すると第1アーム5に対して
第2アーム6が回転する。
【0024】ここで、第1アーム5の基台側プーリ11
とハンド側プーリ12との径(歯数)の比は2:1であ
ると共に第2アーム6の基台側プーリ13とハンド側プ
ーリ14との径(歯数)の比は1:2であるので、第1
アーム5の基台側プーリ11とハンド側プーリ12(即
ち、第2アーム6の基台側プーリ13)と第2アーム6
のハンド側プーリ14との回転角度比は1:2:1とな
る。
【0025】また、図2に示すように第2アーム6の基
台側プーリ13とハンド側プーリ14とにはタイミング
ベルト24が掛け渡されている。さらに、第2アーム6
のハンド側プーリ14にはハンド10が取り付けられて
いる。ハンド10の構造は特に限られず、例えば平行な
2本の平行な支持フレーム10aを備えてワーク8を支
持可能なものとすることができる。
【0026】このアーム型ロボット1は、基台9がロボ
ット本体25に昇降及び回転可能に設置されることによ
り支持されている。これにより、アーム5,6の屈伸に
よりハンド10を直線運動させる高さや方向を変更する
ことができる。
【0027】また、本実施形態のアーム型ロボット1
は、非常停止要請時にアーム等をサーボ制御することに
より制動するサーボ系非常停止制御手段と、アーム型ロ
ボット1の動作を妨げる方向へ負荷を与える機械系非常
停止手段とからなるロボット制御装置を備えている。ま
た、サーボ系非常停止制御手段をサーボ制御する制御装
置と、機械系非常停止手段の全部または一部を駆動制御
する別の制御装置とが併せて設けられている。本実施形
態の場合、モータ7がサーボ系非常停止制御手段として
機能するが、例えばこのモータ7とは別のサーボモータ
をアーム駆動系に単独配置し、サーボ系非常停止制御手
段として機能させることもできる。
【0028】機械系非常停止手段は、特に詳しく図示し
ていないが、アーム駆動系における機械抵抗、コイルと
ソレノイドからなる電磁ブレーキ、アーム型ロボット1
を駆動するサーボモータ(モータ7)の回生電流による
ブレーキのいずれかまたはこれらの組み合わせである。
また、部品間の摩擦抵抗、潤滑剤等の粘性抵抗等をこの
機械系非常停止手段に含めるようにしてもよい。
【0029】以上のように、本実施形態におけるロボッ
ト制御装置はサーボモータや電磁ブレーキなどの公知の
部品とこれら部品の動作を制御する制御装置とで構成す
ることが可能だが、少なくとも、非常停止要請時におい
ては、サーボ制御時にアーム型ロボット1へ与えうる負
荷・衝撃を緩和しつつ必要制動距離内で非常停止させる
制御が可能となるように構成されている。
【0030】上述したアーム型ロボット1の動作を以下
に説明する。アーム5,6を屈伸させてハンド10を基
台9に対して移動させる際は、モータ7を駆動すること
により第1アーム5を基台9に対して回転させる。そし
て、基台9及び基台側プーリ11に対して第1アーム5
が回転するので、第1アーム5に対してハンド側プーリ
12が回転する。このハンド側プーリ12の第1アーム
5に対する回転により、第1アーム5に対して第2アー
ム6が回転すると共に第2アーム6に対して基台側プー
リ13が回転する。第2アーム6に対して基台側プーリ
13が回転することにより、第2アーム6に対してハン
ド側プーリ14が回転してハンド10が回転する。
【0031】そして、第1アーム5及び第2アーム6が
同じ長さであると共に第1アーム5の基台側プーリ11
とハンド側プーリ12(即ち、第2アーム6の基台側プ
ーリ13)と第2アーム6のハンド側プーリ14との回
転角度比は1:2:1であるので、第1アーム5を回転
させることにより、第1アーム5と第2アーム6との角
度が変化して、第1アーム5の基台側プーリ11の中心
と第2アーム6のハンド側プーリ14の中心とを結んだ
直線上をハンド10が向きを一定にしながら移動する。
【0032】ここで、本実施形態ではワーク8として大
型のウェハを使用しているので、アーム型ロボット1の
アーム5,6やハンド10を長大化したものとしてい
る。このため、第1アーム5の先端に下方への大きなト
ルクが加わって図4に示すように第1アーム5の各タイ
ミングプーリ11,12の各中心軸11a,12aが平
行よりも上側を広げて傾くことがある。しかも、アーム
5,6やハンド10の長大化により各関節部2,3,4
のベアリング等の抵抗やアーム5,6等の慣性力が大き
く成っているので、アーム5,6を駆動するための動力
が大きく成っている。
【0033】これに対し、このアーム型ロボット1では
2つのタイミングベルト15,16を各タイミングプー
リ11,12に軸方向に並列して掛けているので、1本
のタイミングベルトを使用する従来のアーム型ロボット
に比べて各タイミングベルト15,16のベルト幅を狭
くすることができ、タイミングプーリ11,12が傾斜
したときのベルトの幅方向の張力分布を図7に示すよう
に均一化することができる。
【0034】また、2つのタイミングベルト15,16
は同一のベルト長さで形状及び大きさとピッチが同一で
ある歯部を備えると共にピッチをずらしているので、各
タイミングベルト15,16の歯部のピッチの誤差を相
殺して各タイミングプーリ11,12でのバックラッシ
ュを吸収することができる。
【0035】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば本実施形態では半導体のウェハ等の大型の
ワーク8を移動させる多関節ロボットを説明し、このロ
ボットにロボット制御装置を適用した形態を示したが、
本願発明に係るロボット制御装置は、大きな重量物を高
速で移動させているロボットであってサーボ制御されて
いるものにはいずれのロボットにも適用することが可能
である。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載のロボット制御装置によると、大型化・高速化し
たロボットを非常停止させるための制動力は確保しつ
つ、サーボ制御による制動時間を極力短くすることによ
りロボットへの負荷・衝撃を緩和して、相反する問題を
同時に達成することができる。しかも、少なくともロボ
ット速度が安全速度Vsに落ちるまではサーボ制御する
ことにより必要制動距離が確保されているので、非常停
止要請時におけるロボットの安全性を確保できる。
【0037】また、ロボット制御装置による減速カーブ
は滑らかとなり、かつロボット停止時の速度は従来より
も緩やかであることから、ロボットはスムーズに減速し
かつ停止するようになる。
【0038】また、適切なトルクのブレーキを全軸に取
り付けた場合のような不利点、例えば停止後挟み込みで
フリーにならず危険が生じることから改造を要するなど
の不利な点がなく、ハードの改造が不要であるためロー
コストの従来機にも簡単に適用可能である。
【0039】さらに請求項2記載のロボット制御装置に
よると、機械抵抗、コイルとソレノイドからなる電磁ブ
レーキ、ロボットを駆動するサーボモータの回生電流に
よるブレーキのいずれかまたはこれらを組み合わせたも
ので機械系非常停止手段を構成できるため簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロボット制御装置の一実施形態を示す
図で、(A)実際の速度、(B)速度指令、(C)サー
ボ電源、(D)サーボ制御範囲、(E)メカブレーキ
(機械系非常停止手段)の各動作のタイミングを示す。
【図2】本発明の適用が可能なアーム型ロボットの一実
施形態を示す中央縦断面図である。
【図3】アーム型ロボットを示す斜視図である。
【図4】第1アームのタイミングプーリとタイミングベ
ルトとを示す側面図である。
【図5】アーム型ロボットの基台と第1アームの関節部
の詳細を示す中央縦断面図である。
【図6】アーム型ロボットの第1アームと第2アームの
関節部の詳細を示す中央縦断面図である。
【図7】第1アームのタイミングベルトにおけるベルト
幅と張力との関係を示す図である。
【図8】従来のロボット制御装置による制御動作の一例
を示す図で、(A)実際の速度、(B)速度指令、
(C)サーボ電源、(D)サーボ制御範囲、(E)メカ
ブレーキ(機械系非常停止手段)のタイミングを示す。
【符号の説明】
1 アーム型ロボット(ロボット)
フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 AS24 BS15 HS27 LU03 MS12 MS14 3J058 BA07 BA09 BA13 CC06 CC12 CC19 FA34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットを制御するロボット制御装置に
    おいて、非常停止要請時に上記ロボットをサーボ制御す
    ることにより制動するサーボ系非常停止制御手段と、上
    記ロボットの動作を妨げる方向へ負荷を与える機械系非
    常停止手段とを有し、上記サーボ系非常停止制御手段に
    より上記ロボットを必要制動距離を確保しうる安全速度
    まで落とした後にこのサーボ系非常停止制御手段を停止
    し、その後は上記機械系非常停止手段により負荷を作用
    させて上記ロボットを必要制動距離内で非常停止させる
    ことを特徴とするロボット制御装置。
  2. 【請求項2】 上記機械系非常停止手段は、機械抵抗、
    コイルとソレノイドからなる電磁ブレーキ、上記ロボッ
    トを駆動するサーボモータの回生電流によるブレーキの
    いずれかまたはこれらを組み合わせたものであることを
    特徴とする請求項1記載のロボット制御装置。
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