JP7331752B2 - タンク - Google Patents
タンク Download PDFInfo
- Publication number
- JP7331752B2 JP7331752B2 JP2020056214A JP2020056214A JP7331752B2 JP 7331752 B2 JP7331752 B2 JP 7331752B2 JP 2020056214 A JP2020056214 A JP 2020056214A JP 2020056214 A JP2020056214 A JP 2020056214A JP 7331752 B2 JP7331752 B2 JP 7331752B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- fuel
- lower half
- tank
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
また、燃料タンクでは、燃料が外部からの比較的長周期な振動によって揺動して偏る現象、所謂、スロッシングが発生することが知られている。
燃料タンクにおいては、スロッシングが発生する際でも、エアを介在させることなく、確実に燃料を供給パイプに供給することが望まれている。
しかしながら、特許文献1に示すように、供給パイプの先端を囲む周壁が燃料タンク底面によりも上方に位置する構成では、燃料の液面が燃料タンク底面近傍にあるときに供給パイプに安定して供給できない。また、スロッシングが発生する場合、リザーブ容器の容量では供給パイプに燃料を連続して供給できないという問題がある。
液体を収容可能な内部空間に前記液体を吸引するパイプが垂下して設けられ、前記パイプの先端の開口端部が底部近傍に配置され、前記底部に前記開口端部に対応する開口部が形成された、タンク本体と、
前記開口部に配置され、前記液体を貯留可能な貯留部と、
を有し、
前記貯留部は、
有底の筒状体であり、前記開口部に下方から着脱可能に取り付けられ、内部に、前記開口端部が配置される下半部と、
上下方向に貫通する筒状体であり、前記下半部に上方から接続されて、前記下半部とともに前記開口部から外れるように前記下半部に固定される上半部と、
を有し、
前記タンク本体には、前記開口部を囲むように、内周面に雌ねじ部を有する筒状の被嵌合部が設けられ、
前記上半部は、内部に挿入される前記パイプを位置決めする位置決め部と、前記開口部よりも上方の位置に設けられ前記上半部の前記筒状体の内側と外側とを連通する貫通孔とを有し、
前記下半部の底部は、前記開口部から下方に突出して設けられ、
前記下半部の上部は、外周に雄ねじ部を有し、前記開口部内に挿入されて、前記被嵌合部の前記雌ねじ部に着脱可能に螺合して前記開口部を閉塞し、前記下半部はドレイン蓋として機能する。
本開示の実施の形態に係るタンクは、一例として、トラック等の車両に搭載される燃料タンク1として説明するが、これに限らず、貯留する液体を供給パイプ等の供給部材により吸い上げて外部に供給するものであれば、どのようなタンクであってもよい。
この底部22には開口部223(図2参照)が設けられ、この開口部223には、燃料を貯留可能な貯留部4が配置されている。
供給パイプ3の開口端部3a(図2参照)は、タンク本体2の内部空間に配置されており、開口部223に対応する位置に配置されている。供給パイプ3の開口端部3a(図2参照)は、例えば、底部22の近傍で、且つ、開口部223に対応する位置に配置されている。底部22の近傍とは、開口端部3aを介して底部22上の残燃料(底部22上に残る燃料(液体))を吸入できる位置であり、底部22に近接、或いは隣接するような位置であってもよい。供給パイプ3の開口端部3aは、貯留部4内に配置され、下半部6内で、下半部6に囲まれるように配置されている。供給パイプ3は、開口端部3a周囲の燃料を吸入する。
貯留部4について説明する。
図2は、本開示の実施の形態に係るタンクの貯留部4を模式的に示す概略縦断面図である。
貯留部4は、タンク本体2の底部22よりも低い底面を有する有底筒状体である。
また、貯留部4は、底部22の中央部の貯留部取付面部221に、底部を下方に突出させて、貯留部取付面部221から立ち上がるように着脱自在に設けられている。
貯留部4は、上半部8と、下半部6とを有する。なお、本実施の形態では、貯留部4は、止着部材7を用いてタンク本体2の貯留部取付面部221に取り付けられている。
止着部材7は、貯留部取付面部221上で開口部223の周囲を囲むように配置される筒状の被嵌合部71と、貯留部取付面部221上で被嵌合部71の基端部側外周面から放射状に突出する底面フランジ73とを有する。
本実施の形態では、被嵌合部71は、内周面に雌ねじ部71aが設けられ、挿入部61に形成される雄ねじ部61aと螺合する。
底面フランジ73は、タンク本体2の内側で最下端の底面を構成する。
下半部6は、開口部223を介して、タンク本体2の内側に配置される止着部材7とで貯留部取付面部221を挟むように嵌合して固定されている。
下半部6は、挿入部61と突状底部65とで有底筒状に形成され、外周面に放射方向に突出するフランジ部63が取り付けられている。
下半部6内には、係止部87と係合する被係止部652が設けられている。
すなわち、下半部6は、図3に示すように、開口部223から取り外すことにより、タンク本体2の貯留部取付面部221における開口部223は外部に露出する。このとき、下半部6とともに上半部8も取り外すことができる。
これにより、タンク本体2内から残燃料を抜いてタンク本体2内の掃除などタンク本体のメンテナンスを行うことができる。
突状底部65は、タンク本体2に取り付けられることでタンク本体2の底面(貯留部取付面部221上の底面フランジ73に相当)よりも下方に突出して配置される最下面を有する。突状底部65は、タンク本体2内において燃料の液面が低下し底部22に至る場合でも燃料を確保できる。
貫通孔85は、本実施の形態では、貯留部4において、被嵌合部71と挿入部61の嵌合部分の上端部に隣接する位置で、タンク本体2の底部22の近傍に位置している。これにより、タンク本体2の底部22近くまで液面が下がっても上半部8内に燃料が流入する。
液体溜め壁部Rは、貫通孔85の上方(本実施の形態では先端部8bにおいて開口が形成される位置までの間)において、供給パイプ3を囲むように配置されている。液体溜め壁部Rは、上半部8内部と外部とを仕切り、貯留部4内からタンク本体2へ燃料が流出しないように設けられている。
なお、位置決め部89が配置された先端部8bにおける上半部8の内外空間は連通している。
図4及び図5を用いて、本開示の実施の形態に係るタンクにおける貯留部の作用を説明する。図4は、本開示の実施の形態に係るタンクでの燃料の貯留の一例を模式的に示す概略断面図であり、図5は、本開示の実施の形態に係るタンクにおいてスロッシングが生じた場合の燃料の貯留の一例を模式的に示す概略断面図である。なお、図4及び図5において、挿入部61と被嵌合部71は、便宜上、嵌合部分Kで示す。
また、本実施形態によれば、タンク本体2における燃料の液面が、貫通孔85から低くなる場合でも、貯留部4は、下半部6の内部(突状底部65、挿入部61)、つまり、突状底部65の底面から貫通孔85の下端までの間の領域で、燃料を貯留できる。
液体を貯留するタンク本体2が、燃料を貯留して車両に設けられている場合等では、外部からの荷重により、タンク本体2内の燃料が揺動し偏る場合(スロッシングの発生)がある。この場合でも、貯留部4は、突状底部65の底面から貫通孔85の下端までの間の領域に加えて、液体溜め壁部Rを有するので、液体溜め壁部Rにより、燃料が貯留部4外に流出することを確実に防止できる。これにより、スロッシングが発生しても、供給パイプ3に対して確実に液体を吸入させ、安定した燃料供給を行うことができる。
2 タンク本体
3 供給パイプ
3a 開口端部
4 貯留部
6 下半部
7 止着部材
8 上半部
8a 基端部
8b 先端部
12 パイプ支持部
14 固定板
17 リターンパイプ
22 底部
24 上面部
61 挿入部
61a 雄ねじ部
63 フランジ部
65 突状底部
71 被嵌合部
71a 雌ねじ部
73 底面フランジ
85 貫通孔
87 係止部
89 位置決め部
221 貯留部取付面部
223 開口部
652 被係止部
K 嵌合部分
R 壁部
Claims (2)
- 液体を収容可能な内部空間に前記液体を吸引するパイプが垂下して設けられ、前記パイプの先端の開口端部が底部近傍に配置され、前記底部に前記開口端部に対応する開口部が形成された、タンク本体と、
前記開口部に配置され、前記液体を貯留可能な貯留部と、
を有し、
前記貯留部は、
有底の筒状体であり、前記開口部に下方から着脱可能に取り付けられ、内部に、前記開口端部が配置される下半部と、
上下方向に貫通する筒状体であり、前記下半部に上方から接続されて、前記下半部とともに前記開口部から外れるように前記下半部に固定される上半部と、
を有し、
前記タンク本体には、前記開口部を囲むように、内周面に雌ねじ部を有する筒状の被嵌合部が設けられ、
前記上半部は、内部に挿入される前記パイプを位置決めする位置決め部と、前記開口部よりも上方の位置に設けられ前記上半部の前記筒状体の内側と外側とを連通する貫通孔とを有し、
前記下半部の底部は、前記開口部から下方に突出して設けられ、
前記下半部の上部は、外周に雄ねじ部を有し、前記開口部内に挿入されて、前記被嵌合部の前記雌ねじ部に着脱可能に螺合して前記開口部を閉塞し、前記下半部はドレイン蓋として機能する、
タンク。 - 前記上半部は、前記貫通孔よりも上方に前記筒状体の一部を有する、
請求項1に記載のタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020056214A JP7331752B2 (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020056214A JP7331752B2 (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021155065A JP2021155065A (ja) | 2021-10-07 |
JP7331752B2 true JP7331752B2 (ja) | 2023-08-23 |
Family
ID=77916710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020056214A Active JP7331752B2 (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7331752B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011132827A (ja) | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Honda Motor Co Ltd | 燃料供給装置 |
JP2017089680A (ja) | 2015-11-04 | 2017-05-25 | 本田技研工業株式会社 | 一方向弁及びこれを備えた燃料分離装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913336Y2 (ja) * | 1979-09-04 | 1984-04-20 | ゼノア株式会社 | 燃料タンクにおける燃料コックの固定装置 |
JPS63115823U (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-26 |
-
2020
- 2020-03-26 JP JP2020056214A patent/JP7331752B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011132827A (ja) | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Honda Motor Co Ltd | 燃料供給装置 |
JP2017089680A (ja) | 2015-11-04 | 2017-05-25 | 本田技研工業株式会社 | 一方向弁及びこれを備えた燃料分離装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021155065A (ja) | 2021-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR970069490A (ko) | 연료공급장치 | |
KR100279920B1 (ko) | 부식되지 않는 전기 커넥터 구조 | |
JP7331752B2 (ja) | タンク | |
JP2012163043A (ja) | 燃料供給装置 | |
US6773241B2 (en) | Pump unit | |
JP2005226524A (ja) | 燃料供給装置 | |
JP7264099B2 (ja) | タンク | |
JP2850172B2 (ja) | フューエルリザーバーを備えた燃料タンク | |
WO2015146335A1 (ja) | 燃料供給装置 | |
JP6016049B2 (ja) | 車両の燃料供給装置 | |
JP3147688B2 (ja) | 給油口用ストレーナ | |
JP3789160B2 (ja) | 燃料タンクのサブタンク構造 | |
JP6740195B2 (ja) | 燃料吸入口部材 | |
JP2017210012A (ja) | 車両用燃料タンク構造 | |
JP6382700B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
CN104691311A (zh) | 燃料箱系统 | |
CN217481415U (zh) | 一种链条室罩盖、发动机及车辆 | |
JPH0216128Y2 (ja) | ||
JP5285865B2 (ja) | 車両用燃料タンク | |
JP4664800B2 (ja) | 燃料ポンプユニット装置 | |
JP7378919B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
CN113339140B (zh) | 一种飞机油箱 | |
CN210422941U (zh) | 一种用于真空泵中的新型油箱 | |
JP2021134722A (ja) | 燃料タンク | |
JP2012036854A (ja) | 燃料供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220330 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230410 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230711 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230724 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7331752 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |