JP7330218B2 - 加振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を加振する加振装置に関する。
従来、加振装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この加振装置は、車両を加振するものであり、タイヤが載置される載置台を備え、載置台は、互いに独立した態様で変位可能な複数の区画に分割されており、該複数の区画それぞれに対して独立して荷重を伝達する荷重伝達機構を備えている。
特開2005-300312号公報
引用文献1に記載の加振装置では、載置台を、互いに独立した態様で変位可能な複数の区画に分割することで、実路面走行状態の再現精度を向上させているが、構造が複雑になるという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、簡単な構造で車両走行中の加振状態を適切に再現することができる加振装置を提供することを目的とする。
[1]上記目的を達成するために、本発明の加振装置は、複数の車輪を有する検査車両を加振する加振装置であって、
前記複数の車輪それぞれに対応して設けられ、前記車輪の前方向から前記車輪に当接することにより、前記車輪の前方向への移動を規制するように配置される前バーと、前記車輪の後方向から前記車輪に当接することにより、前記前バーとの間に前記車輪の下側部を挟持可能である後バーと、前記前バーを前後方向に移動させることで前記車輪を加振するアクチュエータとを有し、前記複数の車輪をそれぞれ支持して加振する複数の加振部と、
前記複数のアクチュエータそれぞれの動作を制御して、前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の位相及び振幅を制御することで、前記検査車両を、ヨー軸、ピッチ軸、ロール軸のうち少なくとも1つの軸で回動させる制御部と、
前記検査車両のサスペンションの上端部に設けられ、前記サスペンションのバネ上の加速度を検出する3軸加速度センサと、
を備え、
前記アクチュエータの動作から前記サスペンションのバネ下の動きをモニタし、前記3軸加速度センサでの検出加速度から前記サスペンションの前記バネ上の動きをモニタすることを特徴とする。
本発明の加振装置によれば、制御部は、複数のアクチュエータそれぞれの動作を制御して、複数のアクチュエータそれぞれの動作の位相及び振幅を制御することで、検査車両を、ヨー軸、ピッチ軸、ロール軸のうち少なくとも1つの軸で回動させるので、前バーの前から後方向への一方向の加振により、車両走行中の加振状態を適切に再現することができる。
[2]前記制御部は、前記複数のアクチュエータそれぞれの動作が略同位相となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させて、前記検査車両をピッチ軸で回動させることが好ましい。
複数のアクチュエータそれぞれの動作の波形を加算した加振波形は、同位相の場合に振幅が大きくなる。上記構成によれば、複数のアクチュエータそれぞれの動作が略同位相となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させるので、複数のアクチュエータのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に検査車両をピッチ軸で回動させることができる。
[3]前記制御部は、前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の振幅差が所定範囲内となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させて、前記検査車両をピッチ軸で回動させることが好ましい。
複数のアクチュエータそれぞれの動作の波形を加算した加振波形は、同振幅の場合に振幅が大きくなる。上記構成によれば、複数のアクチュエータそれぞれの動作の振幅差が所定範囲内となるように複数のアクチュエータそれぞれを動作させるので、複数のアクチュエータのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に検査車両をピッチ軸で回動させることができる。
[4]前記複数の車輪は、左右方向に並んで配置され、
前記制御部は、前記検査車両を少なくともヨー軸で回動させるように、前記左右方向に並んだ車輪に対応した前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の位相差が生じるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることが好ましい。
複数のアクチュエータそれぞれの動作の波形を加算した加振波形は、それぞれの動作の位相差が生じた場合に振幅が大きくなる。上記構成によれば、複数のアクチュエータそれぞれの動作の位相差が生じるように複数のアクチュエータのそれぞれを動作させるので、複数のアクチュエータのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に検査車両をヨー軸で回動させることができる。
[5]前記制御部は、前記左右方向に並んだ車輪に対応した前記複数のアクチュエータそれぞれの動作が略逆位相となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることが好ましい。
複数のアクチュエータそれぞれの動作の波形を加算した加振波形は、それぞれの動作が逆位相となった場合に振幅が最も大きくなる。上記構成によれば、複数のアクチュエータそれぞれの動作が略逆位相となるように複数のアクチュエータのそれぞれを動作させるので、複数のアクチュエータのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に検査車両をヨー軸で回動させることができる。
[6]前記制御部は、前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の振幅差が所定範囲内となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることが好ましい。
複数のアクチュエータそれぞれの動作の波形を加算した加振波形は、同振幅の場合に振幅が大きくなる。上記構成によれば、所定範囲を0に近い値で設定し、複数のアクチュエータそれぞれの動作の振幅差を、所定範囲内となるように複数のアクチュエータそれぞれを動作させることで、複数のアクチュエータのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に検査車両をヨー軸で回動させることができる。
[7]前記複数の車輪は、左右方向に並んで配置され、
前記制御部は、前記検査車両を少なくともロール軸で回動させるように、前記左右方向に並んだ車輪に対応した前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の位相差が生じるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることが好ましい。
複数のアクチュエータそれぞれの動作の波形を加算した加振波形は、それぞれの動作の位相差が生じた場合に振幅が大きくなる。上記構成によれば、複数のアクチュエータそれぞれの動作の位相差が生じるように複数のアクチュエータのそれぞれを動作させるので、複数のアクチュエータのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に検査車両をロール軸で回動させることができる。
[8]前記制御部は、前記左右方向に並んだ車輪に対応した前記複数のアクチュエータそれぞれの動作が略逆位相となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることが好ましい。
複数のアクチュエータそれぞれの動作の波形を加算した加振波形は、それぞれの動作が逆位相となった場合に振幅が最も大きくなる。上記構成によれば、複数のアクチュエータそれぞれの動作が略逆位相となるように複数のアクチュエータのそれぞれを動作させるので、複数のアクチュエータのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に検査車両をロール軸で回動させることができる。
[9]前記制御部は、前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の振幅差が所定範囲内となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることが好ましい。
複数のアクチュエータそれぞれの動作の波形を加算した加振波形は、同振幅の場合に振幅が大きくなる。上記構成によれば、所定範囲を0に近い値で設定し、複数のアクチュエータそれぞれの動作の振幅差を、所定範囲内となるように複数のアクチュエータそれぞれを動作させることで、複数のアクチュエータのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に検査車両をロール軸で回動させることができる。
本発明の一実施形態に係る加振装置の外観を示す斜視図である。 前載置板部及び加振機の構成を示す斜視図である。 加振機の構成を示す斜視図である。 加振機の構成を示す平面図である。 図4のC-C線に沿った断面などを示す図である。 加振装置において車両が加振可能に載置された状態を示す図である。 駆動輪の回転状態を示す図である。 加振時に車輪に作用する押圧力及びその分力成分を示す説明図である。 ピッチ軸回動制御を行う場合の4つの加振用アクチュエータの動作波形図である。 ヨー軸回動を示す車両の上面図である。 ヨー軸回動制御を行う場合の4つの加振用アクチュエータの動作波形図である。 ロール軸回動を示す車両の正面図である。 ロール軸回動制御を行う場合の4つの加振用アクチュエータの動作波形図である。 サスペンションアームの先端部で検出された加速度を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る加振装置1について説明する。本実施形態の図1に示す加振装置1は、車両を検査するために、車輪を介して車両を加振するものであり、この加振装置1には、4つの加振機10(図3に1つのみ図示)が設けられている。
この加振装置1では、後述するように、4つの加振機10によって、検査対象の車両Vにおける4つの車輪W(図5参照)がそれぞれ加振され、それにより、車両Vにおける異音・騒音などの発生の有無などが検査される。
本実施形態の車両Vは、左右の前輪Wを駆動輪Wとする自動変速機付きの前輪駆動車両タイプのものであり、自動変速機の構造(トルクコンバータ)に起因してクリープ現象が発生するように構成されている。なお、以下の説明では、クリープ現象の発生によって駆動輪Wが回転することを「クリープ回転」という。
また、以下の説明では、便宜上、図1の矢印A1-A2のA1側を「前」、A2側を「後」といい、矢印B1-B2のB1側を「右」、B2側を「左」といい、上側を「上」、下側を「下」という。
加振装置1は、検査時に車両Vを載置するための載置台2を備えており、この載置台2は、床F(図5参照)上に設置されている。この載置台2は、左半部と右半部が面対称に構成されているので、以下、左半部を例にとって説明する。
この載置台2の左半部は、前後方向に延びる載置部4と、この載置部4の前後に設けられた前後のスロープ部3,3とを備えている。前スロープ部3は、その表面が載置部4の前端に連続する平面部と、この平面部に連続して前方に斜め下がりに延びる傾斜面とになっている。
また、後スロープ部3は、その表面が載置部4の後端に連続する平面部と、この平面部に連続して後方に斜め下がりに延びる傾斜面とになっている。車両Vは、検査を開始する際、床面から後スロープ部3を介して載置部4上に移動するとともに、検査の終了後、載置部4から前スロープ部3を介して床面に移動する。
一方、載置部4は、上方から下方に向かって順に、前後の載置板部5,6、天板部7及びベース板部8などを備えている。ベース板部8は、前後方向に延びる平板状のものであり、その前後端部が前後のスロープ部3,3に一体に固定されている。ベース板部8は、床面上に載置され、図示しない固定具(例えばアンカーボルト)を介して、床Fに堅固に固定されている。
天板部7は、前後方向に延びており、ベース板部8と平行に配置されている。また、前載置板部5は、前後方向に延びており、その前端部は、前スロープ部3の平面部に載置されているとともに、その左右両端には、一対の長孔5a,5aが形成されている。前載置板部5の前端部は、この長孔5aの縁部において、油圧クランプ装置9を介して前スロープ部3に固定されている。
また、前スロープ部3には、左右方向に延びる長孔3aが形成されており、油圧クランプ装置9は、前載置板部5の長孔5aと前スロープ部3の長孔3aに嵌合した状態で、前載置板部5及び前スロープ部3を上下方向から挟持している。それにより、前載置板部5は、前スロープ部3に固定されている。
前載置板部5の中央部には、開口5cが設けられている。この開口5cは、平面視矩形に形成され、前載置板部5を上下方向に貫通している。この開口5cの下方には、加振機10(図3参照)が配置されており、この加振機10の詳細については後述する。
さらに、前載置板部5の後端部及び後載置板部6の前端部には、長孔5b,6bが形成されている。油圧クランプ装置9と同様の油圧クランプ装置9Aが、これらの長孔5b,6bに嵌合した状態で、前載置板部5及び後載置板部6を挟持しており、それにより、前載置板部5及び後載置板部6は油圧クランプ装置9Aによって互いに固定されている。
以上の構成により、前載置板部5及び前スロープ部3が油圧クランプ装置9による固定から解放された状態では、前載置板部5は、長孔3aの長さ分、左右方向に移動可能になることで、前載置板部5は、図1に示す最大幅位置と、図示しない最小幅位置との間で左右方向に移動可能に構成されている。
さらに、油圧クランプ装置9,9Aによる固定が解除されている状態では、前載置板部5は、長孔5a,5bの前後方向の長さ分だけ、前スロープ部3に対して相対的に前後方向に移動可能になっている。具体的には、前載置板部5は、図1に示す最大長さ位置と、図示しない最小長さ位置との間で前後方向に移動可能に構成されている。
一方、後載置板部6の後端部は、その上面が前述した前載置板部5の前端部の上面と同じ高さに配置され、前載置板部5の前端部と面対称に構成されている。すなわち、後載置板部6の後端部は、後スロープ部3の平面部に載置されており、その左右両端部には、一対の長孔6a,6aが形成されている。
また、後スロープ部3にも、左右方向に延びる長孔3aが形成されており、油圧クランプ装置9は、後載置板部6の長孔6aと、後スロープ部3の長孔3aに嵌合した状態で、後載置板部6及び後スロープ部3を上下方向から挟持している。それにより、後載置板部6は、後スロープ部3に固定されている。
さらに、後載置板部6の中央部には、開口6cが設けられている。この開口6cは、平面視矩形に形成され、後載置板部6を上下方向に貫通しているとともに、前載置板部5の前述した開口5cと同じサイズに構成されている。また、この開口6cの下方には、加振機10が配置されている。
以上の構成により、後載置板部6及び後スロープ部3が油圧クランプ装置9による固定から解放された状態では、後載置板部6は、長孔3aの長さ分、左右方向に移動可能になることで、後載置板部6は、図1に示す最大幅位置と、図示しない最小幅位置との間で左右方向に移動可能に構成されている。
さらに、油圧クランプ装置9,9Aによる固定が解除されている状態では、後載置板部6は、長孔6a,6bの前後方向の長さ分だけ、後スロープ部3に対して相対的に前後方向に移動可能になっている。具体的には、後載置板部6は、図1に示す最大長さ位置と、図示しない最小長さ位置との間で前後方向に移動可能に構成されている。
次に、図2~図8を参照しながら、加振機10について説明する。なお、図2は、理解の容易化のために、天板部7を省略した構成を示している。本実施形態の加振装置1では、前載置板部5の開口5cの下方に配置された加振機10と、後載置板部6の開口6cの下方に配置された加振機10は同様に構成されているので、以下、前載置板部5の開口5cの下方に配置された加振機10を例にとって説明する。
加振機10は、平面視矩形の可動ベース板11上に設けられており、この可動ベース板11は、その底面がベース板部8の上面に面接触した状態で、図示しないマグネットクランプを介して、ベース板部8に固定されている。
また、ベース板部8の上面には、4つの位置変更装置30及び多数のフリーベアリング(図示せず)が設けられている。4つの位置変更装置30は、平面視矩形に配置されており、可動ベース板11は、これらの位置変更装置30に取り囲まれるように設けられている。
各位置変更装置30は、複数の歯付きプーリと、これらのプーリに巻き掛けられた歯付きベルトと、1つの歯付きプーリを駆動するモータ機構などを備えている(いずれも図示せず)。各位置変更装置30の歯付きベルトの両端部は、可動ベース板11の4つの所定部位に連結されている。また、多数のフリーベアリングは、可動ベース板11の下方の位置に配置されている。
以上の構成により、マグネットクランプによる固定が解除された状態では、可動ベース板11は、4つの位置変更装置30におけるプーリの回転動作に伴って、多数のフリーベアリングを転動させながら、ベース板部8上を移動する。すなわち、可動ベース板11は、ベース板部8に対する相対的な位置が変更可能に構成されている。そして、可動ベース板11は、そのように変更された位置において、マグネットクランプを介してベース板部8に固定される。
加振機10は、図3~5に示すように、加振用アクチュエータ12(アクチュエータ)、加振アーム13、一対の加振シャフト14,14、一対の静圧軸受15,15、第2バー16、第1バー17及び通路台18などを備えている。なお、図5などでは、理解の容易化のために、第2バー16及び第1バー17の断面部分のハッチングが省略されている。
加振用アクチュエータ12は、油圧シリンダ12a、ピストンロッド12b、ブラケット12c及び油圧制御回路機構12dなどを備えている。油圧シリンダ12aは、ブラケット12cを介して、可動ベース板11及び前載置板部5に固定され、支持されている。
この油圧シリンダ12aには、油圧制御回路機構12dが接続されている。この油圧制御回路機構12dからの油圧が供給されることにより、油圧シリンダ12aは、ピストンロッド12bを前後方向に駆動する。
この油圧制御回路機構12dは、電磁スプール弁機構及び油圧回路などを組み合わせたものであり、後述するコントローラ40(図4参照)に電気的に接続されている。油圧制御回路機構12dでは、コントローラ40によって電磁スプール弁機構が制御されることにより、油圧シリンダ12aに供給する油圧が制御される。それにより、ピストンロッド12bの移動状態及び往復動状態が制御されることで、第2バー16の動作状態が制御される。
このコントローラ40は、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェース(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されており、加振制御処理を実行する。
コントローラ40は、4つの加振用アクチュエータ12を制御することによって、4つの車輪Wを介して、車両Vを加振する加振制御処理を実行する。
コントローラ40には、加振用アクチュエータ12を動作させるための各種動作制御データが記憶されたメモリ42が接続されており、コントローラ40は、メモリ42に記憶された各種動作制御データを読み込んで加振用アクチュエータ12を動作させる
メモリ42には、動作制御データとして、車両Vをピッチ軸(左右方向に延びる軸)で回動させるピッチ軸回動動作制御データ、車両Vをヨー軸(上下方向に延びる軸)で回動させるヨー軸回動動作制御データ、及び、車両Vをロール軸(前後方向に延びる軸)で回動させるロール軸回動動作制御データ等が記憶されている。
各動作制御データは、4つの加振用アクチュエータ12それぞれの動作(4つのピストンロッド12bの動作)の位相及び振幅を制御するためのデータである。例えば、詳しくは後述するように、4つのピストンロッド12bの動作を同位相及び同振幅となるデータである。
加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bの先端部には、加振アーム13が連結されており、それにより、加振アーム13は、ピストンロッド12bを介して前後方向に駆動/加振されるように構成されている。
加振アーム13の左右両端部は、ボールジョイント14a,14aを介して、加振シャフト14,14の前端部にそれぞれ連結されている。これらの加振シャフト14,14は、左右方向に間隔を存して配置され、互いに平行に前後方向に所定長さで延びている。加振シャフト14,14は、断面円形の棒状の部材であり、静圧軸受15,15によって前後方向に摺動自在に支持されている。
各静圧軸受15の内周面には、リセス(図示せず)が所定間隔で前後方向に並べて配置されており、これらのリセスが発生する油圧によって、加振シャフト14は摺動自在に支持される。静圧軸受15は、その上面が前載置板部5に、下面が可動ベース板11にそれぞれ固定されている。
また、加振シャフト14,14は、それらの後端部が2つの軸取付部20,20にそれぞれなっており、これらの軸取付部20,20の間には、第2バー16が設けられている。さらに、第2バー16の後方には、一対の軸取付部21,21が設けられており、これらの軸取付部21,21の間には、第1バー17が設けられている。なお、本実施形態では、第1バー17が後バーに相当し、第2バー16が前バーに相当する。
また、加振機10の動作中、第2バー16は、加振用アクチュエータ12によって、加振位置(例えば、図5に示す位置)と押出位置(図示せず)との間で少なくも駆動されるようになっている。さらに、加振用アクチュエータ12が発生した前後方向の振動は、加振アーム13及び加振シャフト14,14を介して、第2バー16に入力される。
さらに、前述した通路台18は、可動ベース板11上の静圧軸受15,15の間に配置され、油圧アクチュエータ(図示せず)が内蔵されている。通路台18は、この油圧アクチュエータによって、待避位置(例えば、図5に示す位置)と、押出位置にある状態の第2バー16に当接する当接位置(図示せず)との間で少なくとも前後方向に駆動される。
通路台18が当接位置まで移動し、押出位置にある第2バー16に当接した場合、通路台18によって第2バー16が回転不能に保持される。これは、加振動作の終了後、車両Vの車輪Wが第2バー16を乗り越えながら前方に移動する際、第2バー16を回転停止状態に保持することで、車輪Wの駆動力が第2バー16に伝達され、車輪Wが前方に移動しやすくするためである。
以上のように、載置台2の左半部は構成されており、載置台2の右半部も同様に構成されている。
次に、以上のように構成された加振装置1において、車両Vを検査する際の動作について説明する。まず、油圧クランプ装置9,9A及びマグネットクランプを緩め、2枚の前載置板部5、2枚の後載置板部6及び4つの可動ベース板11を移動可能な状態に設定する。
次いで、4つの可動ベース板11を、4つの位置変更装置30によって検査対象の車両Vのホイールベース及びトレッドに対応する位置にそれぞれ移動させた後、マグネットクランプによってベース板部8に固定する。可動ベース板11の移動に伴い、可動ベース板11と同時に、2枚の前載置板部5及び2枚の後載置板部6がホイールベース及びトレッドに対応する位置に移動する。そして、その位置で、これらの前載置板部5及び後載置板部6を、油圧クランプ装置9Aを介して互いに固定すると同時に、油圧クランプ装置9,9を介して前後のスロープ部3,3に固定する。
次いで、各加振機10における加振用アクチュエータ12を駆動し、第1バー17及び第2バー16の間隔を、検査対象の車両Vの車輪Wのサイズに合わせた値に設定する。以上により、検査のための準備動作が終了する。
次いで、車両Vを後スロープ部3から載置台2に乗り上げるように移動させ、図6に示すように、4つの車輪Wが、前載置板部5の開口5c及び後載置板部6の開口6cに嵌まり込んで下方に移動し、第1バー17及び第2バー16によって前後方向から挟持された状態にする。
この状態で、コントローラ40によって加振制御処理が実行されることにより、図7の矢印Y1で示すように、加振用アクチュエータ12によって第2バー16が前後方向に加振され、それに伴って、車輪Wが加振される。この加振中、第2バー16の押圧力Foが車輪Wに作用した際、図8に示すように、押圧力Foの2つの分力成分Fx,Fyが車輪Wに作用することになる。すなわち、第2バー16を前後方向に加振することによって、車輪Wは、前後方向及び上下方向に同時に加振されることになる。
[ピッチ軸回動制御]
次に、車両Vをピッチ軸(左右方向に延びる軸)で回動させる場合の制御について説明する。本実施形態では、ピッチ軸は、例えば、車両の重心位置から左右方向に延びる軸である。
コントローラ40は、メモリ42から車両Vをピッチ軸で回動させるピッチ軸回動動作制御データを読み込む。このピッチ軸回動動作制御データは、4つの加振用アクチュエータ12それぞれのピストンロッド12bを、図9に示すような位相及び振幅で前後方向に移動させるように、複数の加振用アクチュエータ12を動作させるデータである。
具体的には、コントローラ40からの動作指令(信号)により、油圧制御回路機構12dから油圧が供給され、この油圧供給により、油圧シリンダ12aは、ピストンロッド12bを前後方向に移動させる。コントローラ40は、油圧制御回路機構12dから供給される油圧量を制御することで、ピストンロッド12bの位相及び振幅を制御する。
本実施形態では、図9に示すように、コントローラ40は、4つのピストンロッド12bが同位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御する。すなわち、コントローラ40は、4つの加振用アクチュエータ12それぞれの動作(4つのピストンロッド12bの動作)の位相及び振幅を制御する。
また、ピッチ軸回動制御では、車両Vのピッチ軸回動の共振周波数(例えば、2Hz程度)の近傍の周波数で振動させるように制御する。
このような制御により、加振用アクチュエータ12が発生した前後方向の振動が、加振アーム13及び加振シャフト14,14を介して、第2バー16に入力され、第2バー16の振動により、4つの車輪Wに同位相及び同振幅の振動が加わり、車両Vがピッチ軸で回動される(図6参照)。
4つのピストンロッド12bの動作の波形を加算した加振波形は、同位相の場合に振幅が大きくなる。上記制御では、4つのピストンロッド12bが同位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御するので、4つのピストンロッド12bのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に車両Vをピッチ軸で回動させることができる。
[ヨー軸回動制御]
次に、図10に示すように、車両Vをヨー軸(上下方向に延びる軸)で回動させる場合の制御について説明する。本実施形態では、ピッチ軸は、例えば、車両の重心位置から上下方向に延びる軸である。
コントローラ40は、メモリ42から車両Vをヨー軸で回動させるヨー軸回動動作制御データを読み込む。このヨー軸回動動作制御データは、4つの加振用アクチュエータ12それぞれのピストンロッド12bを、図11に示すような位相及び振幅で前後方向に移動させるように、複数の加振用アクチュエータ12を動作させる。
本実施形態では、右前の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bと、左前の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bとが、逆位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御する。
また、ヨー軸回動制御では、車両Vのヨー軸回動の共振周波数(例えば、15Hz程度)の近傍の周波数で振動させるように制御する。このため、ヨー軸回動制御では、図11に示す4つの加振用アクチュエータ12それぞれのピストンロッド12bの動作の周波数は、ピッチ軸回動制御時の図9に示す4つのピストンロッド12bの動作よりも短い周期で動作する。
また、コントローラ40は、右後の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bが、右前の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bと同位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御し、左後の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bが、左前の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bと同位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御する。
このように、コントローラ40は、右後の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bと、左後の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bとが、逆位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御する。すなわち、コントローラ40は、4つの加振用アクチュエータ12それぞれの動作(4つのピストンロッド12bの動作)の位相及び振幅を制御する。
このような制御により、加振用アクチュエータ12が発生した前後方向の振動が、加振アーム13及び加振シャフト14,14を介して、第2バー16に入力され、第2バー16の振動により、右前の車輪W及び右後の車輪Wには、同位相及び同振幅の振動が加わり、左前の車輪W及び左後の車輪Wには、右前の車輪W及び右後の車輪Wと逆位相及び同振幅の振動が加わり、4つの車輪Wに同位相及び同振幅の振動が加わり、車両Vがヨー軸で回動される(図10参照)。
4つのピストンロッド12bの動作の波形を加算した加振波形は、左右で逆位相の場合に振幅が大きくなる。上記制御では、4つのピストンロッド12bが左右で逆位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御するので、4つのピストンロッド12bのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に車両Vをヨー軸で回動させることができる。
[ロール軸回動制御]
次に、図12に示すように、車両Vをロール軸(前後方向に延びる軸)で回動させる場合の制御について説明する。本実施形態では、ロール軸は、例えば、車両の重心位置から前後方向に延びる軸である。
コントローラ40は、メモリ42から車両Vをロール軸で回動させるロール軸回動動作制御データを読み込む。このロール軸回動動作制御データは、4つの加振用アクチュエータ12それぞれのピストンロッド12bを、図13に示すような位相及び振幅で前後方向に移動させるように、複数の加振用アクチュエータ12を動作させる。
本実施形態では、右前の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bと、左前の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bとが、逆位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御する。また、車両Vのロール軸回動の共振周波数(例えば、0.5Hz程度)の近傍の周波数で振動させるように制御する。
また、右後の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bが、右前の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bと同位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御し、左後の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bが、左前の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bと同位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御する。
このように、コントローラ40は、右後の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bと、左後の加振用アクチュエータ12のピストンロッド12bとが、逆位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御する。すなわち、コントローラ40は、4つの加振用アクチュエータ12それぞれの動作(4つのピストンロッド12bの動作)の位相及び振幅を制御する。
このような制御により、加振用アクチュエータ12が発生した前後方向の振動が、加振アーム13及び加振シャフト14,14を介して、第2バー16に入力され、第2バー16の振動により、右前の車輪W及び右後の車輪Wには、同位相及び同振幅の振動が加わり、左前の車輪W及び左後の車輪Wには、右前の車輪W及び右後の車輪Wと逆位相及び同振幅の振動が加わり、4つの車輪Wに同位相及び同振幅の振動が加わり、車両Vがロール軸で回動される(図12参照)。
4つのピストンロッド12bの動作の波形を加算した加振波形は、左右で逆位相の場合に振幅が大きくなる。上記制御では、4つのピストンロッド12bが左右で逆位相及び同振幅で前後方向に移動されるように制御するので、4つのピストンロッド12bのそれぞれの動作量を小さくしながらも、容易に車両Vをロール軸で回動させることができる。
また、コントローラ40は、上記ピッチ軸回動制御、ヨー軸回動制御、ロール軸回動制御を、位相及び振幅を変えて複数回行う。その際に、車両Vでの異音をチェックし、車両Vで異音が発生した場合、その制御内容(位相及び振幅)と、異音が発生した箇所(例えば、ダッシュボードの中央部)を記録する。
そして、同じ車種で別の車両Vの振動検査を行う場合には、ダッシュボードで異音が発生した場合の制御内容(位相及び振幅)で振動検査を行う。これにより、予め異音チェックしたい箇所で異音が発生したか否かを容易に確認することができる。
上記検査を行うときに、サスペンションアーム、バネ、ダンパを有し、車両Vの左右前側それぞれの車軸を支えるサスペンションの先端(上端)部(ダンパの先端(上端)部)にダンパ加速度センサを設け、さらに、左右それぞれのサスペンションアームの後方部にアーム加速度センサを設け、各加速度センサで検査時の加速度(X方向、Y方向、Z方向)を検出するようにしてもよい。図14に、上記加速度検出結果を示す。
これにより、サスペンションのバネ下の動き(4つのピストンロッド12bの動作)と、バネ上の動き(上記加速度センサで検出された検出加速度)とを同時にモニタすることで、各種路面振動の入力時の動きを3次元的にモニタすることができる。これにより、振動伝達経路による影響度、ダンパ特性、ブッシュ特性の減衰特性の設計に活用できる。
なお、上記実施形態では、ピッチ軸回動制御、ヨー軸回動制御及びロール軸回動制御を行う場合に、4つのピストンロッド12bを同振幅で動作させているが、同振幅でなくてもよく、動作の振幅差が所定範囲内となればよく、該所定範囲は0に近いことが好ましい。
また、上記実施形態では、ヨー軸回動制御及びロール軸回動制御を行う場合に、左右のピストンロッド12bを逆位相で動作させているが、逆位相でなくてもよく、左右のピストンロッド12bそれぞれの動作の位相差が生じるように左右のピストンロッド12bを動作させるようにすればよい。例えば、左右のピストンロッド12bそれぞれの動作の位相を例えば90°ずらすと、ピッチ軸回動とロール軸回動とが同時に発生する。
上記実施形態では、4つのピストンロッド12bを同位相や逆位相で動作させているが、同位相でなくてもよく、略同位相や略逆位相となるよう位相差が生じるようにしてもよい。
上記実施形態では、車両Vとして、4輪車両タイプのものを用いたが、これに代えて、2~3輪車両又は6輪以上の車輪を有する車両を用いてもよい。
1…加振装置、10…加振機(加振部)、12…加振用アクチュエータ、16…第2バー(前バー)、17…第1バー(後バー)、40…コントローラ(制御部)

Claims (9)

  1. 複数の車輪を有する検査車両を加振する加振装置であって、
    前記複数の車輪それぞれに対応して設けられ、前記車輪の前方向から前記車輪に当接することにより、前記車輪の前方向への移動を規制するように配置される前バーと、前記車輪の後方向から前記車輪に当接することにより、前記前バーとの間に前記車輪の下側部を挟持可能である後バーと、前記前バーを前後方向に移動させることで前記車輪を加振するアクチュエータとを有し、前記複数の車輪をそれぞれ支持して加振する複数の加振部と、
    前記複数のアクチュエータそれぞれの動作を制御して、前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の位相及び振幅を制御することで、前記検査車両を、ヨー軸、ピッチ軸、ロール軸のうち少なくとも1つの軸で回動させる制御部と、
    前記検査車両のサスペンションの上端部に設けられ、前記サスペンションのバネ上の加速度を検出する3軸加速度センサと、
    を備え、
    前記アクチュエータの動作から前記サスペンションの前記バネ下の動きをモニタし、前記3軸加速度センサでの検出加速度から前記サスペンションの前記バネ上の動きをモニタすることを特徴とする加振装置。
  2. 請求項1に記載の加振装置において、
    前記制御部は、前記複数のアクチュエータそれぞれの動作が略同位相となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させて、前記検査車両をピッチ軸で回動させることを特徴とする加振装置。
  3. 請求項2に記載の加振装置において、
    前記制御部は、前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の振幅差が所定範囲内となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させて、前記検査車両をピッチ軸で回動させることを特徴とする加振装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の加振装置において、
    前記複数の車輪は、左右方向に並んで配置され、
    前記制御部は、前記検査車両を少なくともヨー軸で回動させるように、前記左右方向に並んだ車輪に対応した前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の位相差が生じるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることを特徴とする加振装置。
  5. 請求項4に記載の加振装置において、
    前記制御部は、前記左右方向に並んだ車輪に対応した前記複数のアクチュエータそれぞれの動作が略逆位相となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることを特徴とする加振装置。
  6. 請求項4又は5に記載の加振装置において、
    前記制御部は、前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の振幅差が所定範囲内となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることを特徴とする加振装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の加振装置において、
    前記複数の車輪は、左右方向に並んで配置され、
    前記制御部は、前記検査車両を少なくともロール軸で回動させるように、前記左右方向に並んだ車輪に対応した前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の位相差が生じるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることを特徴とする加振装置。
  8. 請求項7に記載の加振装置において、
    前記制御部は、前記左右方向に並んだ車輪に対応した前記複数のアクチュエータそれぞれの動作が略逆位相となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることを特徴とする加振装置。
  9. 請求項7又は8に記載の加振装置において、
    前記制御部は、前記複数のアクチュエータそれぞれの動作の振幅差が所定範囲内となるように前記複数のアクチュエータそれぞれを動作させることを特徴とする加振装置。
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