JP7329191B2 - エンジンの燃料制御装置 - Google Patents
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Description
多数の気筒を有するエンジン本体と、
各気筒に対してそれぞれ設けられた燃料噴射弁と、
前記各燃料噴射弁が接続され、高圧の燃料を貯溜する燃料貯溜部と、
エンジンと連動され、前記燃料貯溜部に対して高圧の燃料を間欠的に圧送する高圧燃料ポンプと、
前記燃料貯溜部内の燃圧を検出する燃圧センサと、
前記高圧燃料ポンプおよび前記燃料噴射弁を制御する制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、あらかじめ設定された所定の学習条件が成立したときに、前記高圧燃料ポンプによる燃料加圧を停止させた状態で、燃料噴射した際に前記燃圧センサでの検出信号により得られる燃圧降下量に基づいて、気筒間での燃料噴射量のばらつきを補正する学習補正を行うようにされ、
前記制御ユニットは、前記燃料加圧の停止期間を全気筒について燃料噴射を行うのに必要な期間よりも短くすると共に該燃料加圧の停止期間の変更を行うことにより、全ての気筒について該燃料加圧の停止期間中に燃料噴射が行われた際の燃圧降下量を取得して、取得された全ての気筒における燃圧降下量に基づいて気筒間での燃料噴射量のばらつきを補正するようにされ、
前記制御ユニットは、前記燃料加圧を停止させる期間の間に、前記学習補正を休止させる休止期間を設定する、
ようにしてある(請求項1対応)。
前記制御ユニットは、前記燃料加圧の停止期間を1つの気筒群について燃料噴射を行うのに必要な期間として設定すると共に、該燃料加圧の停止期間を順次別の気筒群について燃料噴射を行うのに必要な期間に変更することにより、全ての気筒について該燃料加圧の停止期間中に燃料噴射が行われた際の燃圧降下量を取得する、
ようにすることができる(請求項2対応)。この場合、あらかじめ区分けされた複数の気筒群に対応させて、燃料加圧の停止期間を容易に設定することができる。
前記制御ユニットは、
前記第1気筒群を構成する気筒について燃料噴射を行うのに必要な期間において、前記燃料加圧の停止を行うと共に、該第1気筒群を構成する気筒について燃圧降下量を取得する第1燃圧降下量取得手段と、
前記第2気筒群について燃料噴射を行うのに必要な期間において、前記燃料加圧の停止を行うと共に、該第2気筒群を構成する気筒について燃圧降下量を取得する第2燃圧降下量取得手段と、
前記第1燃圧降下量取得手段および前記第2燃圧降下量取得手段で取得された全ての気筒についての燃圧降下量に基づいて、全気筒間の燃料噴射量のばらつきを補正する補正手段と、
を有している、
ようにすることができる(請求項3対応)。この場合、気筒群を最小限の2つとして、燃料加圧の停止期間を容易に設定できるようにしつつ、制御を極力簡単化することができる。
前記第1気筒群が3気筒によって構成されると共に、前記第2気筒群が3気筒によって構成されている、
ようにすることができる(請求項4対応)。この場合、6気筒エンジンでは、1サイクル(全ての気筒について1回づつ燃料噴射が行われるサイクル)あたりの燃料噴射回数が多くなる一方、この1サイクルの期間に渡って燃料加圧を長く停止しておくことは、学習補正する機会の低減や、燃料貯溜部の燃圧が大きく低下されてしまって燃圧降下量を精度よく取得するのが難しくなるという問題を生じやすくなるが、このような問題を解消することができる。また、気筒群を最小限の2つとして、燃料加圧の停止期間を容易に設定できるようにしつつ、制御を極力簡単化することができる。特に、6気筒エンジンを搭載した車両は数多く市販されていることから、6気筒エンジンにおいて極めて好ましいものを提供できる。
燃料が導入される吸入口と前記燃料貯溜部へ向けて燃料を吐出する吐出口とを有する加圧室と、
前記加圧室の容積を変更する往復動式のプランジャと、
前記加圧室の容積を拡大して前記吸入口から該加圧室へ燃料が吸入可能となる吸入行程と、該加圧室の容積を縮小させて該加圧室内の燃料が昇圧可能となる加圧行程とが連続して実施されるようにエンジンと連動して前記プランジャを駆動するプランジャ駆動部と、
前記吸入口を開閉する電磁式の開閉弁と、
前記吐出口に設けられ、前記燃料貯溜部から前記加圧室への燃料の流れを阻止する逆止弁と、
を有しており、
前記制御ユニットは、前記開閉弁を開弁状態に維持することによって前記高圧燃料ポンプでの燃料加圧を停止させる、
ようにすることができる(請求項7対応)。この場合、高圧燃料ポンプとして一般的なものを利用することができる。特に、通常は加圧燃料の吐出量調整(燃料貯溜部の燃圧調整)に用いる電磁式の開閉弁を有効に利用して、燃料加圧の停止期間を容易かつ応答よく設定することができる。
燃圧降下量を2つの気筒群に分けて取得するのは、燃料貯溜部17の燃圧があらかじめ設定された所定値未満の場合である。すなわち、高圧燃料ポンプ17の燃圧が所定値未満の場合に、加圧停止期間中での燃料噴射回数が全気筒数に相当する6回というように多くなると、加圧停止期間後期での燃料貯溜部170の燃圧が小さくなり過ぎて、エンジンの燃焼性にも影響を与えるばかりでなく、燃圧降下量を精度よく検出するのが難しくなるからである。
全体平均値に比して個別平均値が大きい場合は、燃料噴射量が多すぎる状況であることから、噴射パルス幅が減少補正される(燃料噴射量が減少される方向の補正)。
2つの気筒群に分けることなく、全ての気筒2について一気に(連続して)燃圧降下量を取得するのは、燃料貯溜部17(内)の燃圧が前記所定値以上のときである。すなわち、燃料貯溜部17の燃圧が十分に高いときは、高圧燃料ポンプ80での加圧を停止した状態で全ての気筒2について燃料噴射を行っても、燃料貯溜部17の燃圧が十分に確保されるからである。
2:気筒
6:燃焼室
7:クランク軸
15:燃料噴射弁
17:燃料貯溜部
21:燃料タンク
80:高圧燃料ポンプ
81:ポンプカム(プランジャ駆動部)
72:本体部
82a:加圧室
82b:プランジャ摺動部
83:吸入口
84:吐出口
85:プランジャ
86:逆止弁
87:スピル弁(開閉弁)
89:チェーン
Claims (7)
- 多数の気筒を有するエンジン本体と、
各気筒に対してそれぞれ設けられた燃料噴射弁と、
前記各燃料噴射弁が接続され、高圧の燃料を貯溜する燃料貯溜部と、
エンジンと連動され、前記燃料貯溜部に対して高圧の燃料を間欠的に圧送する高圧燃料ポンプと、
前記燃料貯溜部内の燃圧を検出する燃圧センサと、
前記高圧燃料ポンプおよび前記燃料噴射弁を制御する制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、あらかじめ設定された所定の学習条件が成立したときに、前記高圧燃料ポンプによる燃料加圧を停止させた状態で、燃料噴射した際に前記燃圧センサでの検出信号により得られる燃圧降下量に基づいて、気筒間での燃料噴射量のばらつきを補正する学習補正を行うようにされ、
前記制御ユニットは、前記燃料加圧の停止期間を全気筒について燃料噴射を行うのに必要な期間よりも短くすると共に該燃料加圧の停止期間の変更を行うことにより、全ての気筒について該燃料加圧の停止期間中に燃料噴射が行われた際の燃圧降下量を取得して、取得された全ての気筒における燃圧降下量に基づいて気筒間での燃料噴射量のばらつきを補正するようにされ、
前記制御ユニットは、前記燃料加圧を停止させる期間の間に、前記学習補正を休止させる休止期間を設定する、
ことを特徴とするエンジンの燃料制御装置。 - 請求項1において、
全気筒が、それぞれ燃料噴射時期が隣り合う関係とされた複数の気筒によって構成された複数の気筒群に分けられており、
前記制御ユニットは、前記燃料加圧の停止期間を1つの気筒群について燃料噴射を行うのに必要な期間として設定すると共に、該燃料加圧の停止期間を順次別の気筒群について燃料噴射を行うのに必要な期間に変更することにより、全ての気筒について該燃料加圧の停止期間中に燃料噴射が行われた際の燃圧降下量を取得する、
ことを特徴とするエンジンの燃料制御装置。 - 請求項1において、
全気筒が、互いに燃料噴射時期が隣り合う第1気筒群と互いに燃料噴射時期が隣り合う第2気筒群の2つの気筒群に分けられており、
前記制御ユニットは、
前記第1気筒群を構成する気筒について燃料噴射を行うのに必要な期間において、前記燃料加圧の停止を行うと共に、該第1気筒群を構成する気筒について燃圧降下量を取得する第1燃圧降下量取得手段と、
前記第2気筒群について燃料噴射を行うのに必要な期間において、前記燃料加圧の停止を行うと共に、該第2気筒群を構成する気筒について燃圧降下量を取得する第2燃圧降下量取得手段と、
前記第1燃圧降下量取得手段および前記第2燃圧降下量取得手段で取得された全ての気筒についての燃圧降下量に基づいて、全気筒間の燃料噴射量のばらつきを補正する補正手段と、
を有している、
ことを特徴とするエンジンの燃料制御装置。 - 請求項3において、
エンジンが、6気筒エンジンとされ、
前記第1気筒群が3気筒によって構成されると共に、前記第2気筒群が3気筒によって構成されている、
ことを特徴とするエンジンの燃料制御装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記制御ユニットは、前記燃料加圧の停止を行う前にあらかじめ、前記高圧燃料ポンプから前記燃料貯溜部への供給燃料量を増量させる、ことを特徴とするエンジンの燃料制御装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
エンジンの1回転について、燃料噴射される気筒数と前記高圧燃料ポンプによる燃料加圧回数とが相違されている、ことを特徴とするエンジンの燃料制御装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記高圧燃料ポンプが、
燃料が導入される吸入口と前記燃料貯溜部へ向けて燃料を吐出する吐出口とを有する加圧室と、
前記加圧室の容積を変更する往復動式のプランジャと、
前記加圧室の容積を拡大して前記吸入口から該加圧室へ燃料が吸入可能となる吸入行程と、該加圧室の容積を縮小させて該加圧室内の燃料が昇圧可能となる加圧行程とが連続して実施されるようにエンジンと連動して前記プランジャを駆動するプランジャ駆動部と、
前記吸入口を開閉する電磁式の開閉弁と、
前記吐出口に設けられ、前記燃料貯溜部から前記加圧室への燃料の流れを阻止する逆止弁と、
を有しており、
前記制御ユニットは、前記開閉弁を開弁状態に維持することによって前記高圧燃料ポンプでの燃料加圧を停止させる、
ことを特徴とするエンジンの燃料制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019238389A JP7329191B2 (ja) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | エンジンの燃料制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019238389A JP7329191B2 (ja) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | エンジンの燃料制御装置 |
Publications (2)
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JP2021107693A JP2021107693A (ja) | 2021-07-29 |
JP7329191B2 true JP7329191B2 (ja) | 2023-08-18 |
Family
ID=76967810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019238389A Active JP7329191B2 (ja) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | エンジンの燃料制御装置 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001082228A (ja) | 1999-09-10 | 2001-03-27 | Denso Corp | 蓄圧式燃料噴射装置 |
JP2010043614A (ja) | 2008-08-14 | 2010-02-25 | Hitachi Ltd | エンジンの制御装置 |
JP2015075025A (ja) | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 株式会社デンソー | 内燃機関の制御装置 |
JP2015102033A (ja) | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 株式会社デンソー | 内燃機関の制御装置 |
JP2018105191A (ja) | 2016-12-26 | 2018-07-05 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
-
2019
- 2019-12-27 JP JP2019238389A patent/JP7329191B2/ja active Active
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JP2001082228A (ja) | 1999-09-10 | 2001-03-27 | Denso Corp | 蓄圧式燃料噴射装置 |
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JP2018105191A (ja) | 2016-12-26 | 2018-07-05 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
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