JP7326697B2 - ソフトウェアキーボード表示処理装置、自動取引装置、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ソフトウェアキーボード表示処理装置、自動取引装置、情報処理方法、及び、プログラムに関する。
昨今、金融機関のATM(Automated Teller Machine)に代表される自動取引装置は、営業店舗、駅構内及びコンビニエンスストア等、多様な場所に設置されている。顧客は自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金、振込及び残高照会等の取引を行うことができる。
例えば、自動取引装置に対して情報の入力を行うにあたり、顧客は、表示画面に表示されたソフトウェアキーボードを利用して入力操作を行うことができる。具体的は、下記特許文献1においては、識別情報とパスワードとの入力欄を備えたソフトウェアキーボードが、下記特許文献2においては、入力対象となる情報の項目名の表示領域と、入力情報の表示領域とを有するソフトウェアキーボードが開示されている。さらに、特許文献3においては、入力情報の表示領域を有するソフトウェアキーボードが画面の全面に表示されることが開示されている。
特開2016-51229号公報 特開2011-197924号公報 特開平11-134097号公報
ところで、上述のような顧客の情報入力操作にあたり、入力の方式によっては、既に装置が取得した情報を参照しながらでないと、顧客の情報入力操作が難しくなる場合がある。
そこで、本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、情報入力操作を容易にし、顧客への利便性を高めることが可能な、新規且つ改良されたソフトウェアキーボード表示処理装置、自動取引装置、情報処理方法、及び、プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、データの入力画面を覆うように表示されるキーボード画面の表示処理を行うソフトウェアキーボード表示処理装置であって、一の住所の途中までのデータであり操作者の操作により前記入力画面で入力済みとなっているデータである第1の住所データを確認可能かつ修正できない状態で表示する第1の住所データ表示領域と、情報入力操作を受け付けるためのキー表示領域と、前記第1の住所データの続きのデータとして前記情報入力操作によって入力された第2の住所データを表示する第2の住所データ表示領域と、を有する前記キーボード画面を表示部に表示する表示処理部と、前記第2の住所データの前記情報入力操作が確定した場合には、前記第2の住所データを前記第1の住所データと合わせて一の住所の確定入力データとして前記入力画面で入力済みとなるよう処理する入力処理部と、を備える、ソフトウェアキーボード表示処理装置が提供される。
前記表示処理部は、前記第2の住所データ表示領域に表示されるデータが前記第1の住所データの続きのデータである旨をさらに含んだ前記キーボード画面を表示してもよい。
前記キーボード画面は、前記入力画面に表示された前記第1の住所データを隠すように表示されてもよい。
前記入力処理部は、前記確定入力データに対する確認操作が完了した場合には、前記確定入力データとして処理された前記第2の住所データを前記第1の住所データに反映させて、確認済入力データを生成してもよい。
前記入力処理部は、前記第1の住所データの後に、前記確定入力データとして処理された前記第2の住所データを付加することにより、前記確認済入力データを生成してもよい。
前記第1及び第2の住所データはそれぞれ住所情報の一部であってもよい。
前記第1の住所データは、前記情報入力操作によって入力される第3の住所データに基づいて検索を行うことにより取得されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、前記ソフトウェアキーボード表示処理装置を搭載した、自動取引装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、データの入力画面を覆うように表示されるキーボード画面の表示処理を行う情報処理方法であって、一の住所の途中までのデータであり操作者の操作により前記入力画面で入力済みとなっているデータである第1の住所データを確認可能かつ修正できない状態で表示する第1の住所データ表示領域と、情報入力操作を受け付けるためのキー表示領域と、前記第1の住所データの続きのデータとして前記情報入力操作によって入力された第2の住所データを表示する第2の住所データ表示領域と、を有する前記キーボード画面を表示することと、前記第2の住所データの前記情報入力操作が確定した場合には、前記第2の住所データを前記第1の住所データと合わせて一の住所の確定入力データとして前記入力画面で入力済みとなるよう処理することと、を含む、情報処理方法が提供される。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の更なる別の観点によれば、コンピュータを、データの入力画面を覆うように表示されるキーボード画面の表示処理を行うソフトウェアキーボード表示処理装置であって、一の住所の途中までのデータであり操作者の操作により前記入力画面で入力済みとなっているデータである第1の住所データを確認可能かつ修正できない状態で表示する第1の住所データ表示領域と、情報入力操作を受け付けるためのキー表示領域と、前記第1の住所データの続きのデータとして前記情報入力操作によって入力された第2の住所データを表示する第2の住所データ表示領域と、を有する前記キーボード画面を表示する表示処理部と、前記第2の住所データの前記情報入力操作が確定した場合には、前記第2の住所データを前記第1の住所データと合わせて一の住所の確定入力データとして前記入力画面で入力済みとなるよう処理する入力処理部と、を有するソフトウェアキーボード表示処理装置として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、ソフトウェアキーボード表示処理装置を利用した情報入力操作を容易にし、顧客への利便性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る自動取引装置20の外観を示す説明図である。 本実施形態に係る自動取引装置20の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートである。 同実施形態に係る検索画面600の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る入力確認画面700の一例を示す説明図である。 同実施形態に係るキーボード画面800の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る入力確認画面720の一例を示す説明図である。 同実施形態に係るキーボード画面810の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る入力確認画面730の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る最終確認画面900の一例を示す説明図である。 同実施形態の変形例に係るキーボード画面850の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一または類似の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する場合がある。ただし、実質的に同一または類似の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合がある。ただし、類似する構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<自動取引装置20の基本構成>
本発明の実施形態は、例えば、自動取引装置等における情報入力に適用することができる。そこで、本発明の実施形態の詳細を説明する前に、自動取引装置20の基本構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る自動取引装置20の外観を示す説明図であり、図2は、本実施形態に係る自動取引装置20の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る自動取引装置20は、顧客による操作に基づいて多様な取引を実行する顧客操作型端末である。当該自動取引装置20は、金融機関の営業店舗、コンビニエンスストア、駅構内、ホテル、病院、アミューズメントパーク、飲食店、オフィスビルディング等の多様な施設に設置される。
自動取引装置20は、図1の外観に示すように、表示入力部(表示部)22、通帳挿入口24、カード挿入排出口26、明細排出口27及び接客口28を有する。以下に、自動取引装置20のこれら要素について説明する。
(表示入力部22)
表示入力部22は、顧客による操作の誘導画面を表示する表示部、及び顧客が操作入力を行うための入力部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置等の表示装置により実現される。また、入力部としての機能は、例えば表示装置に重ねて設けられたタッチパネルにより実現される。なお、図1においては、表示部及び入力部の機能が自動取引装置20において一体的に構成される例を示しているが、本発明の実施形態においては、表示部及び入力部の機能は分離して構成されてもよく、特に限定されるものではない。
(通帳挿入口24)
通帳挿入口24は、顧客の通帳を挿入および排出するための開口部である。
(カード挿入排出口26)
カード挿入排出口26は、顧客の磁気カード(キャッシュカード)を挿入及び排出するための開口部である。
(明細排出口27)
明細排出口27は、取引情報が印字された明細票(レシート)を排出するための開口部である。
(接客口28)
接客口28は、顧客による現金の入金口、及び顧客への現金の出金口としての機能を有する。なお、上記現金は、紙幣であってもよいし、硬貨であってもよい。
さらに、図2のブロック図に示すように、当該自動取引装置20は、表示入力部22と、通信部210と、カード読取部220と、紙幣入出金部230と、硬貨入出金部240と、通帳記帳部250と、明細印字部260と、記憶部270と、制御部280と、を主に有する。以下に、自動取引装置20のこれら各機能部について説明する。
(表示入力部22)
表示入力部22は、図1を参照して説明したように、顧客による操作の誘導画面を表示する表示部、及び顧客が操作入力を行うための入力部としての機能を包含する。例えば、表示入力部22は、後述するキーボード画面800(図6 参照)を表示し、顧客は表示入力部22に表示された当該キーボード画面800に対して入力操作を行うことにより、情報を自動取引装置20へ入力することができる。そして、表示入力部22を介して顧客により入力された情報は、後述する制御部280へ出力される。
(通信部210)
通信部210は、ホストコンピュータ(図示省略)等との間で多様な情報を送受信する。例えば、通信部210は、顧客の磁気カード(キャッシュカード)等から読み取られた口座番号を示す情報を上記ホストコンピュータに送信し、当該口座番号に対応する顧客の情報を上記ホストコンピュータから受信する。また、通信部210は、顧客が取引を実行するための情報(取引種別、取引金額など)を上記ホストコンピュータとの間で送受信することもできる。
(カード読取部220)
カード読取部220は、上述のカード挿入排出口26から挿入された顧客の磁気カード(キャッシュカード)に記録された磁気情報を読み取ることができる。磁気情報は、例えば、口座番号及び口座種別等を示す情報を含んでもよい。すなわち、カード読取部220は、顧客の顧客識別情報(例えば、口座番号等)を取得する顧客識別情報取得部の一例といえる。
(紙幣入出金部230)
紙幣入出金部230は、紙幣の搬送路(図示省略)、紙幣カセット(図示省略)及び紙幣の正当性を鑑別する紙幣鑑別部(図示省略)等を有する。例えば、入金時に接客口28に投入された紙幣は、搬送路を介して紙幣鑑別部へ搬送され、紙幣鑑別部により正常な鑑別結果が得られた場合、金種に応じた紙幣カセットに搬送される。また、出金時には、紙幣カセットから紙幣が分離され、紙幣鑑別部が分離された紙幣を鑑別し、正常な鑑別結果が得られた場合に接客口28に紙幣が搬送される。
(硬貨入出金部240)
硬貨入出金部240は、硬貨の搬送路(図示省略)、硬貨カセット(図示省略)及び硬貨の正当性を鑑別する硬貨鑑別部(図示省略)等を有する。例えば、入金時に接客口28に投入された硬貨は、搬送路を介して硬貨鑑別部へ搬送され、硬貨鑑別部により正常な鑑別結果が得られた場合、金種に応じた硬貨カセットに搬送される。また、出金時には、硬貨カセットから硬貨が繰り出され、硬貨鑑別部が硬貨カセットから繰り出された硬貨を鑑別し、正常な鑑別結果が得られた場合に接客口28に硬貨が搬送される。なお、上記では、硬貨と紙幣とが同一の接客口28を介して入出金される例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されるものではなく、硬貨と紙幣とは異なる接客口を介して入出金されてもよい。
(通帳記帳部250)
通帳記帳部250は、磁気ヘッド(図示省略)、ページ送り部(図示省略)及び印字部(図示省略)等を含み、通帳挿入口24から挿入された通帳に記帳を行う。例えば、通帳挿入口24から通帳が挿入されると、通帳のカバー紙に形成された磁気ストライプから磁気ヘッドが磁気情報を読み出す。また、ページ送り部が通帳の記入ページを開き、印字部が開かれた記入ページに取引情報を印字する。
(明細印字部260)
明細印字部260は、紙ロール(図示省略)、サーマルヘッド(図示省略)及びカッタ(図示省略)等を含み、取引の明細情報が印字された明細票を作成する。例えば、顧客の指定した取引が実行されると、紙ロールから分離された連続紙にサーマルヘッドが取引の明細情報を印字し、明細情報が印字された領域をカッタが連続紙から切り離すことにより、明細票が作成される。
(記憶部270)
記憶部270は、自動取引装置20の動作のために用いられる各種情報を記憶する記憶媒体である。例えば、記憶部270は、制御部280が表示入力部22、通信部210、カード読取部220、紙幣入出金部230、硬貨入出金部240、通帳記帳部250、及び明細印字部260等を制御するためのプログラムを格納する。また、記憶部270は、上述した表示入力部22に表示させるための各種画面600(図4 参照)等のデータを格納する。さらに、記憶部270は、HDD(Hard Disk Drive)装置等のデータ格納用記憶装置によって実現されることができる。
(制御部280)
制御部280は、自動取引装置20の動作全般を制御する。例えば、制御部280は、通信部210、カード読取部220、紙幣入出金部230、硬貨入出金部240、通帳記帳部250、及び明細印字部260の各々の動作を制御する。例えば、本実施形態による制御部280は、表示入力部22に各種画面を表示させる表示処理機能や、表示入力部22に対する入力操作により入力された情報を処理する入力処理機能等を包含する。
また、制御部280は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、当該CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、当該CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)等によって実現される。なお、本発明の実施形態に係る制御部280の詳細については後述する。
<本発明の実施形態をなすに至った経緯>
次に、本発明の実施形態の説明に先立ち、本発明者が本発明の実施形態をなすに至った経緯について説明する。
先に説明したように、自動取引装置20は、顧客との間で入金、出金、振込及び残高照会等の各種取引を行うことができる。しかしながら、自動取引装置20においては、住所情報、電話番号等の変更処理機能が搭載されていないため、住所情報等の登録変更処理を行うことができなかった。
さらに、近年、営業店舗に来店して登録変更を行うことを顧客に求めることが難しく、顧客へのサービス向上の観点からも、このような来店を求めることは好ましいものではない。さらに、金融機関等において人手不足となっていることもあり、このような観点からも、営業店舗の窓口における登録変更処理を減らすことが好ましい。そこで、このような状況を鑑みて、本発明者は、住所情報等の登録変更処理を行う機能を搭載した自動取引装置20を着想した。
この場合、自動取引装置20において、例えば漢字変換等を伴う日本語入力(例えば、住所情報の入力)を行うにあたり、顧客は、自動取引装置20に搭載されたソフトウェアキーボード表示処理装置を利用して入力を行うことが想定される。詳細には、顧客は、自動取引装置20の表示入力部22に表示されたキーボード画面に対して入力操作を行うことにより、自動取引装置20に住所情報等の情報を入力する。
さらに、本発明者は、住所情報の入力操作に係る負担をいくらかでも軽減するために、顧客に郵便番号情報を入力してもらい、当該郵便番号情報に基づいて検索(以下、郵便番号検索と呼ぶ)を行い、候補となる住所情報の一部を表示するような機能を自動取引装置20へ搭載することとした。このような機能を用いた場合、顧客は、郵便番号検索によって得られた住所情報の一部に続く残りの住所情報を、上記ソフトウェアキーボード表示処理装置を利用して入力すればよく、その結果、住所情報の全部を入力する場合に比べて顧客の負担を減らすことができる。
しかしながら、本発明者が上述したようなソフトウェアキーボード表示処理装置を利用した顧客による情報入力操作を独自に検討したところ、顧客は、事前に郵便番号検索によって得られた住所情報の一部を参照しながらでないと、当該住所情報の一部に続く残りの住所情報の入力操作が難しくなることがわかった。
そこで、このような状況を鑑みて、本発明者は、本発明の実施形態を創作するに至った。本発明者が創作した本発明の実施形態においては、ソフトウェアキーボード表示処理装置を利用した住所の情報入力を容易にし、顧客への利便性を高めることができる。以下、このような本発明の実施形態を順次詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、ソフトウェアキーボード表示処理装置とは、キーボードによって行う入力処理を、ソフトウェアによって、表示画面に表示されたキーボード画面による入力処理に置き換えた装置のことを意味する。
<本発明の実施形態に係る制御部280の詳細構成>
まずは、本発明の実施形態に係る自動取引装置20の制御部280の詳細について、図2を参照して説明する。図2に示すように、制御部280は、表示処理部282と、入力処理部284とを主に有する。以下に、制御部280のこれら処理部の詳細について説明する。
(表示処理部282)
表示処理部282は、表示入力部22に各種画面を表示させることができる。具体的には、表示処理部282は、上述した記憶部270に格納された各種画面のデータを用いて、表示入力部22に対して各種画面(例えば、図6に示すようなキーボード画面800)を表示するように制御することができる。
(入力処理部284)
入力処理部284は、表示入力部22に対する入力操作(情報入力操作)により入力された情報を処理することができる。具体的には、入力処理部284は、顧客が表示入力部22に表示された画面(例えば、図6に示すようなキーボード画面800)に対して入力操作を行うことによって入力された情報(第2のデータ)を、既に自動取引装置20が取得した情報(第1のデータ)ともに確定入力データとして処理する。さらに、入力処理部284は、上記確定入力データに対する顧客の確認が完了した場合(確認操作が完了した場合)には、画面に対して入力操作を行うことにより入力された情報を既に自動取引装置20が取得した情報に反映させることにより確認済入力データを生成する処理を行うことができる。そして、このように生成された確認済入力データは、上述した記憶部270に格納されたり、上述した通信部210を介してホストコンピュータ(図示省略)に送信されたりすることができる。
すなわち、本実施形態に係るソフトウェアキーボード表示処理装置は、上述した表示処理部282及び入力処理部284が協働することにより実現されることができる。
<本発明の実施形態に係る情報処理方法>
以上、本発明の実施形態に係る自動取引装置20の制御部280の詳細について説明した。続いて、図3から図10を参照して、本発明の実施形態に係る情報処理方法を説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートである。図4は、本実施形態に係る検索画面600の一例を示す説明図である。図5、図7、及び図9は、本実施形態に係る入力確認画面700、720、730の一例を示す説明図である。図6及び図8は、本実施形態に係るキーボード画面800、810の一例を示す説明図である。さらに、図10は、本実施形態に係る最終確認画面900の一例を示す説明図である。
図3に示すように、本実施形態に係る情報処理方法は、顧客が住所情報変更を行う際に、自動取引装置20において行われる情報処理方法であり、ステップS100からステップS500までの複数のステップを含むことができる。以下に、本実施形態に係る情報処理方法の各ステップの詳細を説明する。なお、本実施形態に係る情報処理方法においては、顧客の情報入力操作の負担を軽減するために、郵便番号検索を用いて候補となる住所情報の一部を選択する機能を利用して、住所情報を入力する。
まずは、顧客が、自動取引装置20のカード挿入排出口26にキャッシュカードを挿入し、表示入力部22に暗証番号を入力し、住所情報変更をメニュー画面から選択することにより、本実施形態に係る情報処理方法が開始される。なお、金融機関等から顧客に書類等を郵送し、当該書類等が宛先不明であるとして上記金融機関等に返却された等の記録がある場合には、自動取引装置20は、上記記録を参照して、該当する顧客に向けて、住所情報変更を促す画面を自動的に表示してもよい。
(ステップS100)
自動取引装置20は、郵便番号に基づく住所検索のための検索画面600を表示入力部22に表示する。例えば、検索画面600は、図4に示されるように、郵便番号表示欄602と、複数のキーボタン604と、複数の候補住所表示欄606と、スクロールボタン608と、各種入力ボタン610とを含む。
詳細には、郵便番号表示欄602は、顧客が複数のキーボタン604を入力操作することにより入力された郵便番号情報(第3のデータ)を表示する。複数のキーボタン604は、0から9の各数字に対応するキーボタン604と、訂正を行うためのキーボタン604と、検索を開始するためのキーボタン604とを含む。具体的には、顧客が、数字に対応するキーボタン604に対して入力操作を行い、所望の郵便番号を郵便番号表示欄602に表示させた後、検索を開始するためのキーボタン604に対して操作を行うことにより、自動取引装置20は、入力された郵便番号に対応する住所の検索を行うこととなる。
検索により抽出された住所の候補は、図4に示されるように、複数の候補住所表示欄606に表示される。なお、住所の候補は、顧客の住所情報の前部分に対応し、基本的は、都道府県名、市名、区名、町名及び何丁目等の情報を含み、番地及び住宅名(マンション名、アパート名、ビル名等)等は含まない。すなわち、候補住所表示欄606に表示される住所の候補(第1のデータ)は、顧客の住所情報としては完全な情報ではない可能性が高く、その後顧客によって入力された住所情報の一部(第2のデータ)が当該住所の候補に付加されることにより、顧客の住所情報として完全な情報となることができる。
なお、当該ステップS100で入力された郵便番号の桁数に応じて、表示される住所候補の数は変化する傾向があり、例えば、入力された郵便番号の桁数が少ないほど表示される住所候補の数は多くなり、入力された郵便番号の桁数が多いほど表示される住所候補の数は少なくなる。郵便番号検索により抽出された住所候補の数が多い場合には、検索画面600に一度に表示できる数に制限があるため、顧客は、スクロールボタン608に対して操作を行うことにより、複数の住所候補(詳細には、候補住所表示欄606)を順次表示させることができる。
そして、顧客が表示された1つ又は複数の候補住所表示欄606から該当する住所情報を表示する候補住所表示欄606に対して選択操作を行うことにより、自動取引装置20は、顧客の住所情報の前部分の情報(第1のデータ)を一時的な確定入力データとして取得することができる。
すなわち、当該ステップS100においては、顧客は、検索画面600に対して入力操作を行うことにより郵便番号情報を入力し、入力された郵便番号情報に基づいて表示された住所候補の中から該当する住所候補を選択する。その結果、自動取引装置20は、顧客の住所情報の前部分の情報(第1のデータ)を取得し、次のステップS200へ進むこととなる。
なお、上記検索画面600は、図4に示すように、メニュー画面の表示に戻すための「戻り」入力ボタン610や、郵便番号が不明である場合に直接住所情報を入力するための入力画面を表示させるための「郵便番号なし」入力ボタン610等を含んでもよく、さらに図示しない各種入力ボタンを含んでいてもよい。
(ステップS200)
次に、自動取引装置20は、上述したステップS100における郵便番号検索によって取得された住所情報の前部分(第1のデータ)に続く残りの住所情報を顧客が入力、確認するための入力確認画面700を表示入力部22に表示する。例えば、当該入力確認画面700は、図5に示されるように、住所表示欄702と、住所表示欄706と、各種入力ボタン708、710とを含む。
詳細には、住所表示欄702には、上述したステップS100における郵便番号検索によって取得された住所情報の一部(第1のデータ)が表示される。また、住所表示欄704には、この後のステップにおいて顧客が入力した住所情報の後部分が表示される。より具体的には、住所表示欄704は、2つの住所表示欄704a、704bを有しており、上段の住所表示欄704aには、この後のステップにおいて顧客が入力した、漢字、ひらがな、カタカナ、数字等で表記される住所情報の後部分が表示され、下段の住所表示欄704bには、この後のステップにおいて顧客が入力した住所情報の後部分の振り仮名(詳細は、カタカナ等で表記された振り仮名)が表示される。
さらに、これら住所表示欄704a、704bは、これらに該当する住所情報の後部分を入力するためのキーボード画面800(図6 参照)を表示させるための「キーボード」入力ボタン706a、706bをそれぞれ含んでいる。従って、顧客は、「キーボード」入力ボタン706a、706bに対して操作を行うことにより、住所情報の後部分を入力するためのキーボード画面800を表示入力部22に表示させることができる。
すなわち、当該ステップS200においては、顧客は、入力確認画面700において、郵便番号検索によって取得された住所情報の前部分を確認しつつ、「キーボード」入力ボタン706a、706bに対して操作を行う。その結果、自動取引装置20は、次のステップS300へ進むこととなる。
なお、上記入力確認画面700は、図5に示すように、表示された情報を顧客が確認したことを入力するための「確認」入力ボタン708や、検索画面600に戻すための「戻り」入力ボタン710等を含んでもよく、さらに図示しない各種入力ボタンを含んでいてもよい。
(ステップS300)
次に、自動取引装置20は、郵便番号検索によって取得された住所情報の前部分(第1のデータ)に続く住所情報の後部分(第2のデータ)を顧客が入力するためのキーボード画面800を表示入力部22に表示する。キーボード画面800の表示により、それまで表示されていた入力確認画面700の全体又は一部が覆い隠された状態となる。本実施形態においては、入力確認画面700の全体が覆い隠された状態であるものとする。例えば、当該キーボード画面800は、図6に示されるように、住所表示欄802と、住所表示欄804と、複数のキーボタン806とを主に含む。
詳細には、住所表示欄802(第1のデータ表示領域)には、上述したステップS100における郵便番号検索によって取得された住所情報の前部分(第1のデータ)が表示される。また、住所表示欄804(第2のデータ表示領域)には、顧客が複数のキーボタン806に対して入力操作を行うことにより入力される情報、すなわち、住所表示欄802に表示された住所情報の前部分に続く残りの住所情報(住所情報の後部分)(第2のデータ)が表示される。また、複数のキーボタン806(キー表示領域)は、各ひらがなに対応する複数のキーボタン806と、表示させる文字種を変更するキーボタン806と、入力したひらがなを漢字に変換するためのキーボタン806と、入力を訂正するためのキーボタン806と、入力を確定するためのキーボタン806等を含む。
図6は、住所情報の後部分のひらがな及び漢字の表記を入力する際に用いられるキーボード画面800を示している。例えば、カタカナ、数字、記号、アルファベット等を入力したい場合や、ローマ字入力による漢字変換等を用いたい場合には、顧客は、表示させる文字種を変更するキーボタン806(詳細には、図6中の「カナ」ボタン、「英数」ボタン等)に対して操作を行うことによって、他の文字種によるキーボード画面(図示省略)を表示することができる。なお、いずれのキーボード画面であっても、本実施形態においては、住所情報の前部分を表示する住所表示欄802と、住所情報の後部分を表示する住所表示欄804とが含まれる。
従って、図6に示されるキーボード画面800によれば、顧客は、それまで表示されていた入力確認画面700の住所表示欄702が隠れてしまっているにもかかわらず、住所表示欄802に表示された住所情報の前部分を参照しながら、キーボタン806に対して入力操作を行うことにより住所情報の後部分の入力を行うことができる。その結果、キーボード画面800によれば、顧客による住所情報の入力操作を容易にし、顧客への利便性を高めることができる。
そして、住所情報の後半分の入力操作が終了(確定)した場合には、顧客は、「完了」キーボタン806に対して操作を行う。その結果、自動取引装置20は、住所情報の前部分と後部分とを確認するための入力確認画面720を表示入力部22に表示する。図7に示すように、当該入力確認画面720は、図5に示す入力確認画面700と同様に、住所表示欄702と、住所表示欄704a、704bと、各種入力ボタン708、710とを含む。しかしながら、当該入力確認画面720は入力確認画面700と異なり、住所表示欄704bには、顧客によってキーボード画面800を介して入力された住所情報の後部分が表示されている。
顧客は、当該入力確認画面720で、住所情報の前部分と後部分とを確認した後、住所情報の後部分の振り仮名を入力することとなる。具体的には、顧客が図7の入力確認画面720の「キーボード」入力ボタン706bに対して操作を行うと、自動取引装置20は、住所情報の後部分の振り仮名の入力を行うためのキーボード画面810を表示入力部22に表示する。当該キーボード画面810は、図8に示されるように、カタカナを入力するための複数のキーボタン806が含まれている。当該キーボード画面810においても、住所情報の前部分を表示する住所表示欄802と、顧客が複数のキーボタン806に対して入力操作を行うことにより入力される住所情報の後部分の振り仮名を表示する住所表示欄804とが含まれている。
従って、図8に示されるキーボード画面810によれば、顧客は、住所表示欄802に表示された住所情報の前部分を参照しながら、キーボタン806に対して入力操作を行うことにより住所情報の後部分の振り仮名の入力を行うことができる。その結果、キーボード画面810によれば、キーボード画面800と同様に、顧客による住所情報の入力操作を容易にし、顧客への利便性を高めることができる。
そして、住所情報の後半分の振り仮名の入力操作が終了(確定)した場合には、顧客は、「完了」キーボタン806に対して操作を行う。その結果、自動取引装置20は、次のステップS400へ進む。
なお、自動取引装置20は、振り仮名入力の際には、漢字、ひらがな、カタカナ、数字等で表記される住所情報の後部分を入力する際に取得した情報に基づいて、予め自動的に振り仮名を表示させてもよい。このようにすることで、顧客が、表示された振り仮名を確認し、必要に応じて表示された振り仮名の訂正を行えばよいことから、住所情報の入力操作に係る負担を軽減することができる。また、キーボード画面810には、入力確認画面720における住所表示欄704aの情報を併せて表示してもよい。そのようにすれば、顧客は自らが入力した住所の情報を参照して、対応する振り仮名を入力することができる。
(ステップS400)
自動取引装置20は、住所情報の前部分と後部分とを確認するための入力確認画面730を表示入力部22に表示する。図9に示すように、当該入力確認画面730は、住所表示欄702と、住所表示欄704a、704bと、各種入力ボタン708、710とを含み、住所表示欄704bには、顧客によってキーボード画面810を介して入力された住所情報の後部分の振り仮名が表示されている。
さらに、顧客は、当該入力確認画面730で、住所情報の前部分と、住所情報の後部分及びその振り仮名とを確認した後、「確認」入力ボタン708に対して操作(確認操作)を行う。その結果、自動取引装置20は、次のステップS500へ進む。
(ステップS500)
自動取引装置20は、入力した住所情報を確認するための最終確認画面900を表示入力部22に表示する。例えば、最終確認画面900は、図10に示されるように、郵便番号表示欄902と、住所表示欄904と、住所表示欄906と、各種入力ボタン910、912とを含む。
詳細には、郵便番号表示欄602は、顧客により入力された郵便番号情報を表示する。住所表示欄904は、漢字、ひらがな、カタカナ、数字等で表記される住所情報を表示し、住所表示欄906は、上記住所情報の振り仮名を表示する。図10に示されているように、表示されたこれら住所情報は、上述したステップS100における郵便番号検索によって取得された住所情報の前部分(第1のデータ)の後に、顧客が複数のキーボタン806に対して入力操作を行うことにより入力された情報、すなわち、住所情報の後部分(第2のデータ)を反映(付加)させることによって生成された1つの住所情報(確認済入力データ)となっている。
さらに、顧客は、最終確認画面900に表示された住所情報を確認し、詳細には、郵便番号検索によって取得された住所情報の前部分に、顧客が入力した住所情報の後部分が正しく反映されているかを確認する。そして、顧客が、最終確認画面900の「確認」入力ボタン910に対して操作を行うことにより、住所情報変更(登録変更)が完了する。
なお、最終確認画面900に表示された住所情報に誤りである場合には、住所表示欄904、906に設けられた「訂正」入力ボタン908に対して操作を行うことにより、顧客は住所情報の訂正を行うことができる。さらに、顧客は、最終確認画面900の「取消」入力ボタン912に対して操作を行うことにより、住所情報変更を取り消すことができる。
以上のように、本実施形態においては、住所情報の入力の際に、住所表示欄802に表示された、郵便番号検索によって取得された住所情報の前部分を参照しながら、キーボタン806に対して入力操作を行うことにより住所情報の後部分の入力を行うことができる。その結果、本実施形態に係るソフトウェアキーボード表示処理装置によれば、顧客による住所情報の入力操作を容易にし、顧客への利便性を高めることができる。
さらに、本実施形態によれば、自動取引装置20における住所情報の入力操作が容易になったことから、顧客は、金融機関等の営業店舗に来店することなく、所望の時間や場所において住所情報変更を行うことができる。その結果、本実施形態によれば、顧客への利便性を高めることができる。また、本実施形態によれば、顧客自身が自動取引装置20を用いて住所情報変更を行うことができることから、顧客の営業店舗等の来店を減らし、営業店舗等の窓口の負担を軽減することができる。その結果、本実施形態によれば、人手不足を解消することができる。
なお、上述の説明においては住所情報変更を例に説明したが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、住所情報以外の情報を入力したり、変更したりする際にも適用することができる。このような場合、顧客が入力したい情報の前部分が自動取引装置20により予め取得されており、前部分に続く情報の後部分を顧客によって入力することに限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、顧客が入力したい情報の一部分が自動取引装置20により予め取得されており、顧客が入力したい情報の残りの部分を顧客によって入力するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、住所情報の前部分は郵便番号検索によって取得されることに限定されるものではなく、顧客によって入力された他の情報に基づいて取得されてもよく(例えば、顧客が「とう」と入力したことに基づいて、自動取引装置20が「東京都」を住所候補として抽出する等)、特に限定されるものではない。また、例えば、本実施形態においては、住所情報の前部分は、他の方法に用いて、自動取引装置20により取得されてもよい(例えば、自動取引装置20が「東京都新宿区」内に設置されていれば、自動取引装置20は「東京都新宿区」を住所候補として抽出する、もしくは、自動取引装置20は、顧客がこれまで金融機関等に登録していた住所情報の前部分を住所候補として自動的に抽出する等)。
さらに、上述の説明においては自動取引装置20への適用を例に説明したが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、金融機関、保険会社、その他のサービス産業における営業店舗等又は顧客宅等を訪問する担当者が使用する、タブレット端末、スマートフォン等のタッチパネルを用いた入力を行うことができる携帯端末等へも適用することもできる。また、自動取引装置20についても図1及び図2に示されるような態様の自動取引装置20に限定されるものではなく、本実施形態は、図1及び図2に示される自動取引装置20にテレビ電話システム等を内蔵した拡張ユニット等を付加した自動取引装置にも適用することができる。
<本発明の実施形態に係る変形例>
上述した本発明の実施形態においては、キーボード画面800、810は、図6及び図8に示すように、表示入力部22の全面を占めるように表示されていた。言い換えると、キーボード画面800、810は、入力確認画面700等の全体を覆うように表示されていた。しかしながら、本実施形態においては、キーボード画面800、810は、このような態様に限定されるものではなく、他の態様であってもよい。以下に、本実施形態の変形例として、キーボード画面の他の態様について説明する。
詳細には、図11を参照して、本実施形態の変形例に係るキーボード画面850を説明する。図11は、本実施形態の変形例に係るキーボード画面850の一例を示す説明図である。図11に示すように、自動取引装置20は、住所情報の後部分を顧客が入力するためのキーボード画面850を、入力確認画面700の一部に重ねるように(入力確認画面700の一部を覆うように)表示してもよい。当該キーボード画面850自体は、上述したキーボード画面800、810と同様の形態を持つため、ここではその詳細を説明することを省略する。このように、本変形例においては、キーボード画面850を、入力確認画面700の一部を覆うように表示することで、顧客は、住所情報の入力における一連の流れを意識して入力を行うことができる。
<補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上述した本発明の実施形態の情報処理方法における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。さらに、各ステップの処理方法についても、必ずしも記載された方法に沿って処理されなくてもよく、例えば、他の機能部によって他の方法によって処理されていてもよい。
さらに、上記の実施形態に係る情報処理方法の少なくとも一部は、コンピュータを機能させる情報処理プログラムとして、ソフトウェアで構成することが可能であり、ソフトウェアで構成する場合には、これらの方法の少なくとも一部を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の記録媒体に収納し、自動取引装置20等、もしくは、自動取引装置20等と接続された他の装置に読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。さらに、これらの方法の少なくとも一部を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
20 自動取引装置
22 表示入力部
24 通帳挿入口
26 カード挿入排出口
27 明細排出口
28 接客口
210 通信部
220 カード読取部
230 紙幣入出金部
240 硬貨入出金部
250 通帳記帳部
260 明細印字部
270 記憶部
280 制御部
282 表示処理部
284 入力処理部
600 検索画面
602、902 郵便番号表示欄
604、806 キーボタン
606 候補住所表示欄
608 スクロールボタン
610、706a、706b、708、710、808、908、910、912 入力ボタン
700、720、730 入力確認画面
702、704、704a、704b、802、804、904、906 住所表示欄
800、810、850 キーボード画面
900 最終確認画面

Claims (10)

  1. データの入力画面を覆うように表示されるキーボード画面の表示処理を行うソフトウェアキーボード表示処理装置であって、
    一の住所の途中までのデータであり操作者の操作により前記入力画面で入力済みとなっているデータである第1の住所データを確認可能かつ修正できない状態で表示する第1の住所データ表示領域と、
    情報入力操作を受け付けるためのキー表示領域と、
    前記第1の住所データの続きのデータとして前記情報入力操作によって入力された第2の住所データを表示する第2の住所データ表示領域と、
    を有する前記キーボード画面を表示部に表示する表示処理部と、
    前記第2の住所データの前記情報入力操作が確定した場合には、前記第2の住所データを前記第1の住所データと合わせて一の住所の確定入力データとして前記入力画面で入力済みとなるよう処理する入力処理部と、
    を備える、
    ソフトウェアキーボード表示処理装置。
  2. 前記表示処理部は、前記第2の住所データ表示領域に表示されるデータが前記第1の住所データの続きのデータである旨をさらに含んだ前記キーボード画面を表示する、
    請求項1に記載のソフトウェアキーボード表示処理装置。
  3. 前記キーボード画面は、前記入力画面に表示された前記第1の住所データを隠すように表示される、
    請求項1に記載のソフトウェアキーボード表示処理装置。
  4. 前記入力処理部は、前記確定入力データに対する確認操作が完了した場合には、前記確定入力データとして処理された前記第2の住所データを前記第1の住所データに反映させて、確認済入力データを生成する、請求項1~3のいずれか一項に記載のソフトウェアキーボード表示処理装置。
  5. 前記入力処理部は、前記第1の住所データの後に、前記確定入力データとして処理された前記第2の住所データを付加することにより、前記確認済入力データを生成する、請求項4に記載のソフトウェアキーボード表示処理装置。
  6. 前記第1及び第2の住所データはそれぞれ住所情報の一部である、請求項5に記載のソフトウェアキーボード表示処理装置。
  7. 前記第1の住所データは、前記情報入力操作によって入力される第3の住所データに基づいて検索を行うことにより取得される、請求項6に記載のソフトウェアキーボード表示処理装置。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載のソフトウェアキーボード表示処理装置を搭載した、自動取引装置。
  9. データの入力画面を覆うように表示されるキーボード画面の表示処理を行う情報処理方法であって、
    一の住所の途中までのデータであり操作者の操作により前記入力画面で入力済みとなっているデータである第1の住所データを確認可能かつ修正できない状態で表示する第1の住所データ表示領域と、
    情報入力操作を受け付けるためのキー表示領域と、
    前記第1の住所データの続きのデータとして前記情報入力操作によって入力された第2の住所データを表示する第2の住所データ表示領域と、
    を有する前記キーボード画面を表示することと、
    前記第2の住所データの前記情報入力操作が確定した場合には、前記第2の住所データを前記第1の住所データと合わせて一の住所の確定入力データとして前記入力画面で入力済みとなるよう処理することと、
    を含む、情報処理方法。
  10. コンピュータを、
    データの入力画面を覆うように表示されるキーボード画面の表示処理を行うソフトウェアキーボード表示処理装置であって、
    一の住所の途中までのデータであり操作者の操作により前記入力画面で入力済みとなっているデータである第1の住所データを確認可能かつ修正できない状態で表示する第1の住所データ表示領域と、
    情報入力操作を受け付けるためのキー表示領域と、
    前記第1の住所データの続きのデータとして前記情報入力操作によって入力された第2の住所データを表示する第2の住所データ表示領域と、
    を有する前記キーボード画面を表示する表示処理部と、
    前記第2の住所データの前記情報入力操作が確定した場合には、前記第2の住所データを前記第1の住所データと合わせて一の住所の確定入力データとして前記入力画面で入力済みとなるよう処理する入力処理部と、
    を有するソフトウェアキーボード表示処理装置として機能させるための、プログラム。
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