JP7325344B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用型田植機や乗用型直播機等の作業機に関する。
作業機の一例である乗用型田植機では、特許文献1に開示されているように、機体から上側に延出された支持フレームに、合成樹脂製の屋根が支持されて、屋根により運転座席を含む機体の上方を覆うように構成されたものがある。
特開2014-150749号公報
特許文献1のように、屋根により運転座席を含む機体の上方を覆うように構成すると、屋根が比較的大きなものになる。これによって、例えば強風が屋根の下側に吹き込んだ場合、屋根が持ち上げられるような状態となるので、屋根の破損防止の面で改善の余地がある。
本発明は、運転座席を含む機体の上方を覆う屋根が備えられた作業機において、強風が屋根の下側に吹き込んだ場合の屋根の破損防止を図ることを目的としている。
本発明の作業機は、機体に支持された運転座席と、前記機体から上側に延出された支持フレームと、前記運転座席を含む前記機体の上方を覆うように、前記支持フレームに支持された屋根とが備えられ、前記屋根に、前記屋根の上面に沿った方向に向いた開口部と、前記屋根に対して下側の領域と前記開口部とを連通させる連通路とが設けられている。
本発明によると、例えば強風が屋根の下側に吹き込んだ場合、強風の一部が屋根の連通路を通り開口部から屋根の上側に抜け出る状態を得ることができる。これにより、屋根が持ち上げられるような状態が弱められるのであり、屋根の破損防止の面で有利である。
本発明によると、屋根の開口部が、屋根の上面に沿った方向に向いており、上に向いていない。これにより、雨天において、雨水が屋根の開口部に入り込む可能性は小さく、雨水が屋根の開口部から連通路を通って機体に落ちるようなことは少ない。
本発明において、側面視で、前記屋根の前部が前記屋根の後部よりも低くなる前傾姿勢となるように、前記屋根が前記支持フレームに支持され、前記開口部が前方向に向いていると好適である。
本発明によると、例えば強風が前側から機体に向けて吹いた場合、屋根が前傾姿勢であることによって、屋根が下側に押し付けられるような状態となる点、及び、強風の一部が屋根の開口部から連通路を通り屋根の下側に抜け出る状態を得ることができる点により、屋根の破損防止の面で有利である。
例えば強風が後側から機体に向けて吹いた場合、屋根が前傾姿勢であることにより、強風が屋根の下側に吹き込む状態となる。しかしながら、強風の一部が屋根の連通路を通り開口部から屋根の上側に抜け出る状態を得ることができるので、屋根が持ち上げられるような状態が弱められ、屋根の破損防止の面で有利である。
この場合、屋根の開口部が屋根の上面に沿った方向である前方向に向いていることにより、前述のように強風が後側から機体に向けて吹いた場合、強風の一部が屋根の開口部から前方向に円滑に抜け出るようになるので、屋根の破損防止の面で有利である。
本発明において、分割された複数個の屋根部分が、前後方向に沿って並んで配置されるように、前記屋根に設けられ、前後方向で隣接する前記屋根部分において、前の前記屋根部分の後部が、後の前記屋根部分の前部に対して下側に位置するように、前の前記屋根部分の後部と後の前記屋根部分の前部とが重ねて配置され、前の前記屋根部分の後部と後の前記屋根部分の前部とが重なる部分において、前の前記屋根部分の後部と後の前記屋根部分の前部とが上下方向に沿って離れる部分が設けられて、前記開口部と前記連通路とが設けられていると好適である。
本発明によると、複数個の分割された屋根部分が設けられており、1個の屋根部分は比較的小さいものとなるので、屋根部分は、取り扱いが容易なものとなり、生産も容易なものとなる。これにより、複数個の屋根部分に分割されていない大きな屋根を取り扱う構成に比べて、生産性の向上の面で有利である。
本発明によると、前述のように複数個の分割された屋根部分が設けられた場合に、前後方向で隣接する屋根部分において、前の屋根部分の後部と後の屋根部分の前部とが重ねられ、前の屋根部分の後部と後の屋根部分の前部とが上下方向に沿って離れる部分が設けられて、屋根の開口部及び連通路が設けられている。
この場合、前の屋根部分の後部が後の屋根部分の前部の下側に位置するように重ねられるので、前方向に向く屋根の開口部が容易に構成される。
前述のように、前の屋根部分の後部が後の屋根部分の前部の下側に位置するように重ねられた場合、本発明によると、屋根が前傾状態に支持されているので、前の屋根部分の後部と後の屋根部分の前部との間に、雨水が入っても、雨水が前の屋根部分の後端部に達して機体に落ちるようなことは少ない。
本発明において、前の前記屋根部分の後部と後の前記屋根部分の前部との間に、緩衝材が設けられていると好適である。
本発明によると、走行時の機体の振動等により、前の屋根部分や後の屋根部分が振動しても、前の屋根部分の後部と後の屋根部分の前部との衝突が、緩衝材により抑えられるので、前の屋根部分の後部と後の屋根部分の前部との衝突音が抑えられる。
本発明において、前記屋根の前部及び後部の一方を支持する第1の前記支持フレームと、前記屋根の前部及び後部の他方を支持する第2の前記支持フレームとが設けられ、航法衛星の測位信号に基づいて前記機体の位置を示す測位データを出力する測位ユニットが、側面視で前記屋根の前部及び後部の一方と同じ高さに位置するように、第1の前記支持フレームに支持されていると好適である。
作業機では、航法衛星の測位信号に基づいて機体の位置を示す測位データを出力する測位ユニットを装備して、機体の位置をディスプレイに表示したり、測位データに基づいて機体の自動運転が行われるように構成することがある。
本発明によると、屋根の前部及び後部の一方及び他方を支持する第1及び第2の支持フレームにおいて、測位ユニットが第1の支持フレームに支持されるので、第1の支持フレームが屋根の支持用と測位ユニットの支持用に兼用されて、構造の簡素化の面で有利になる。
本発明によると、測位ユニットが側面視で屋根の前部及び後部の一方と同じ高さに位置するように支持されるので、測位ユニットが屋根の前部及び後部の一方から上側や下側に大きく突出することがなく、測位ユニットと屋根とがコンパクトに支持される。
本発明において、平面視で前記測位ユニットが入り込み可能な凹部が、前記屋根の前部及び後部の一方に設けられていると好適である。
本発明によると、測位ユニットが屋根の前部から前側に大きく突出することがないので(測位ユニットが屋根の後部から後側に大きく突出することがないので)、測位ユニットと屋根とがコンパクトに支持される。
本発明において、前記凹部の左右幅が、前記測位ユニットの左右幅よりも大きなものに設定されていると好適である。
作業機では、測位ユニットを装備することに加えて、通信用等の別の機器を装備することがある。
本発明によると、屋根の凹部の左右幅が測位ユニットの左右幅よりも大きなものに設定されているので、測位ユニットに加えて別の機器を、屋根の凹部に入り込むように支持フレームに支持させることが容易に行える。
本発明において、第1の前記支持フレームと前記屋根とを連結及び解除可能な連結機構と、第1の前記支持フレームと前記屋根とが前記連結機構により連結可能になる作業位置、並びに、前記連結機構の解除状態で前記測位ユニットから前後方向に沿って離れた非作業位置に亘って、前記屋根を位置変更可能に第2の前記支持フレームに支持可能な支持機構と、前記屋根が前記作業位置に位置した状態で、第1の前記支持フレームと前記屋根とが前記連結機構により連結可能な第1作業高さ、並びに、前記第1作業高さよりも低い第1非作業高さに亘って、第1の前記支持フレームを高さ変更可能な第1高さ変更機構と、前記屋根が前記作業位置に位置した状態で、第1の前記支持フレームと前記屋根とが前記連結機構により連結可能な第2作業高さ、並びに、前記第2作業高さよりも低い第2非作業高さに亘って、第2の前記支持フレームを高さ変更可能な第2高さ変更機構とが備えられていると好適である。
本発明によると、例えば作業機をトラックの荷台に載せて運搬する場合や、作業機を倉庫等に保管する場合、以下の説明のような操作を行うことにより、第1及び第2の支持フレーム、測位ユニットや屋根の高さを低くすることができる。
作業機により通常の作業を行う場合、第1及び第2の支持フレームは第1作業高さ及び第2作業高さに設定され、屋根は、作業位置に設定されて、連結機構により屋根が第1の支持フレームに連結されている。
前述の状態において、連結機構を解除状態に操作して、屋根を第1の支持フレームから外す。第1の支持フレームの高さを、第1高さ変更機構により第1作業高さから、第1作業高さよりも低い第1非作業高さに変更するのであり、第1の支持フレームに支持された測位ユニットも、第1の支持フレームと一緒に低い位置に設定される。
第2の支持フレームの高さを、第2高さ変更機構により第2作業高さから、第2作業高さよりも低い第2非作業高さに変更するのであり、第2の支持フレームに支持された屋根も、第2の支持フレームと一緒に低い位置に設定される。
この場合、屋根を支持機構により非作業位置に設定しておくことにより、屋根が第1の支持フレームから離れる。
以上のように、第1及び第2の支持フレーム、測位ユニットや屋根の高さを低くすることができるのであり、例えば作業機をトラックの荷台に載せての運搬や、作業機の倉庫等での保管が、無理なく行える。
本発明において、断面凹状の右の前後排水路が、前記屋根の上面の右部に前後方向に沿って設けられ、断面凹状の左の前後排水路が、前記屋根の上面の左部に前後方向に沿って設けられ、断面凹状の複数の左右排水路が、前記屋根の上面に左右方向に沿って設けられて、前記前後排水路に接続され、雨水が右及び左の前記前後排水路から排水されると好適である。
本発明によると、屋根の上面に前後排水路及び左右排水路が設けられており、雨水は主に前後排水路から排水される。
この場合、断面凹状の前後排水路及び断面凹状の左右排水路が、互いに交差するように屋根の上面に配置されるので、前後排水路及び左右排水路が屋根の補強部として機能することになり、屋根の剛性を向上させることができる。
本発明において、作業装置が前記機体の後部に支持され、雨水が右及び左の前記前後排水路の前部から排水されると好適である。
乗用型田植機や乗用型直播機等の作業機では、苗植付装置や播種装置、施肥装置等の作業装置が機体に後部に支持されることが多い。
本発明によると、雨水が屋根の右及び左の前後排水路の前部から排水されるので、前後排水路からの雨水が作業装置に掛かることは少ない。
雨水が屋根の右及び左の前後排水路の前部から排水されることにより、屋根の前部の左右中央部から落ちる雨水が少なくなるので、運転座席の作業者の前方視界の確保の面で有利である。
乗用型田植機の左側面図である。 乗用型田植機の平面図である。 乗用型田植機の正面図である。 機体の前部における予備苗のせ台フレーム及び支持フレーム、測位ユニット等の分解斜視図である。 機体の後部における支持フレーム及び屋根の枠状部分等の分解斜視図である。 第2高さ変更機構の横断平面図である。 支持機構の横断平面図である。 屋根の斜視図である。 屋根の縦断左側図である。 屋根の分解斜視図である。 機体の前部の予備苗のせ台フレーム及び支持フレームが第1作業高さに設定され、機体の後部の支持フレームが第2作業高さに設定され、屋根が作業位置に設定された状態の左側面図である。 機体の前部の予備苗のせ台フレーム及び支持フレームが第1非作業高さに設定され、機体の後部の支持フレームが第2非作業高さに設定され、屋根が取り外された状態の左側面図である。 機体の前部の予備苗のせ台フレーム及び支持フレームが第1非作業高さに設定され、機体の後部の支持フレームが第2非作業高さに設定され、屋根が非作業位置に設定された状態の左側面図である。
図1~図13に、作業機の一例である乗用型田植機が示されている。図1~図13において、Fは前方向を示し、Bは後方向を示し、Uは上方向を示し、Dは下方向を示し、Rは右方向を示し、Lは左方向を示している。
(乗用型田植機の全体構成)
図1及び図2に示すように、乗用型田植機は、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を備えた機体11の後部に、リンク機構3及びリンク機構3を昇降操作する油圧シリンダ4が備えられ、リンク機構3の後部に苗植付装置5(作業装置に相当)が支持されて、苗植付装置5が機体11の後部に支持されている。
苗植付装置5に、左右方向に所定間隔を置いて配置された植付伝動ケース6、植付伝動ケース6の右部及び左部に回転可能に支持された回転ケース7、回転ケース7の両端に支持された植付アーム8、フロート9、苗のせ台10等が設けられている。
機体11の後部及び苗植付装置5に亘って、施肥装置12(作業装置に相当)が支持されており、施肥装置12に、ホッパー13、繰り出し部14、ブロア15、作溝器16及びホース17等が設けられている。
運転座席18が、機体11の後部に支持されている。施肥装置12において、機体11における運転座席18の後側の部分に、肥料を貯留するホッパー13及び繰り出し部14が設けられており、繰り出し部14の左の横外側にブロア15が設けられている。フロート9に作溝器16が取り付けられており、繰り出し部14と作溝器16とに亘ってホース17が接続されている。
苗植付装置5において、苗のせ台10が往復横送り駆動されながら、植付アーム8(回転ケース7)が回転駆動されるのであり、植付アーム8が苗のせ台10の下部から苗を取り出して田面に植え付ける。
施肥装置12において、ホッパー13の肥料が繰り出し部14により繰り出されて、ブロア15の搬送風によりホース17を通って作溝器16に供給されるのであり、作溝器16により田面に溝が形成されながら、作溝器16から田面の溝に肥料が供給される。
(機体の前部の構成)
図1,2,3に示すように、機体11の前部に、エンジン(図示せず)が支持され、エンジンを覆うボンネット19が設けられており、前輪1を操向操作する操縦ハンドル20がボンネット19の後部に設けられている。ボンネット19の右側及び左側に、乗降用の右及び左のステップ21が設けられている。
右及び左の予備苗のせ台フレーム22(第1の支持フレームに相当)が、機体11の前部の下部に連結されて横外側に延出され、右及び左のステップ21の横外側を上側に延出されている。予備苗のせ台フレーム22は、側面視でアーチ状(二股状)に構成されており、3個の予備苗のせ台23が予備苗のせ台フレーム22に支持されている。
3個の予備苗のせ台23のうち、中央の予備苗のせ台23が予備苗のせ台フレーム22に支持されており、前の予備苗のせ台23が中央の予備苗のせ台23の前部に前後方向に揺動可能に支持され、後の予備苗のせ台23が中央の予備苗のせ台23の後部に前後方向に揺動可能に支持されている。
図1,2,3に示す状態は、中央の予備苗のせ台23に対して、前の予備苗のせ台23が後側に操作され、後の予備苗のせ台23が前側に操作されて、中央の予備苗のせ台23の上部に前及び後の予備苗のせ台23が積み重ねられた状態である。
図1,2,3に示す状態から、中央の予備苗のせ台23に対して、前の予備苗のせ台23が前側に操作され、後の予備苗のせ台23が後側に操作されることにより、3個の予備苗のせ台23が一列状に展開された状態に設定することができる。
(機体の前部の第1の支持フレームの構成)
図1~図4に示すように、正面視でアーチ状の支持フレーム24(第1の支持フレームに相当)が設けられている。支持フレーム24は、丸パイプが折り曲げられて構成されており、左右方向に沿った横向き部24a、右及び左の縦向き部24b、右及び左の前後向き部24cが設けられている。
右及び左の予備苗のせ台フレーム22の上部に、チャンネル状のブラケット22aが連結されており、支持フレーム24の前後向き部24cの端部が、左右方向に沿った軸芯P1周りに揺動可能に、予備苗のせ台フレーム22のブラケット22aに支持されている。
図1,2,3,11に示す状態は、予備苗のせ台フレーム22のブラケット22aに対して、支持フレーム24(縦向き部24b)が上側に向いた状態であり、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24が第1作業高さH11に設定された状態である。予備苗のせ台フレーム22のブラケット22aと支持フレーム24の前後向き部24cとに亘って、固定部材(図示せず)を取り付けることにより、支持フレーム24を第1作業高さH11で固定することができる。
固定部材を取り外して、支持フレーム24を軸芯P1周りに後側に揺動させることによって、図12及び図13に示すように、支持フレーム24の縦向き部24bが下側に向けて、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24を、第1作業高さH11よりも低い第1非作業高さH12に設定することができる。
第1非作業高さH12において、支持フレーム24の縦向き部24bが予備苗のせ台フレーム22の後部に当たるので、支持フレーム24は図12及び図13に示す状態から前側に揺動することはできない。取り外した固定部材を、予備苗のせ台フレーム22のブラケット22aと支持フレーム24の前後向き部24cとに亘って取り付けることにより、支持フレーム24を第1非作業高さH12で固定することができる。
以上のように、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24を、第1作業高さH11及び第1非作業高さH12に亘って高さ変更可能な第1高さ変更機構31が設けられている。第1高さ変更機構31に、予備苗のせ台フレーム22のブラケット22a、支持フレーム24の前後向き部24c及び固定部材等が設けられている。
(測位ユニットの構成)
図1~図4に示すように、支持フレーム24の横向き部24aの左右中央部に、測位ユニット25が取り付けられている。前述の(機体の前部の第1の支持フレームの構成)に記載のように、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24が第1作業高さH11及び第1非作業高さH12に亘って高さ変更されると、測位ユニット25は支持フレーム24と一体で移動する。
測位ユニット25に、衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置(図示せず)と、機体11の傾き(ピッチ角、ロール角)を検出する慣性計測装置(図示せず)とが設けられており、測位ユニット25は機体11の位置を示す測位データを出力する。
前述の衛星測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)には、代表的なものとしてGPS(Global Positioning System)がある。GPSは、地球の上空を周回する複数のGPS衛星や、GPS衛星の追跡と管制を行う管制局や、測位を行う対象(機体11)が備える受信装置を使用して、受信装置の位置を計測するものである。
(機体の後部の第2の支持フレームの構成)
図1,3,5に示すように、右及び左の支持フレーム26(第2の支持フレームに相当)が、機体11の後部の下部に連結されて横外側に延出され、ホッパー13の横外側を上側に延出されている。右及び左の接続部29が、支持フレーム26の上部に連結されている。
右及び左の支持フレーム27(第2の支持フレームに相当)が、接続部29に接続されて上側に延出されている。補強フレーム28が、機体11の後部の下部と支持フレーム26とに亘って連結されている。
図5及び図6に示すように、接続部29は、板材が折り曲げられて構成されており、切り欠き部29a及び接続孔29bが設けられ、接続孔29bよりも大径の開口部29cが設けられている。接続部29の開口部29cに対向する部分に、ブラケット30が連結されており、丸パイプ状の案内部材33がブラケット30に連結されている。
丸棒材がチャンネル状に折り曲げられた固定部材34が設けられ、固定部材34が案内部材33の前後方向に沿った軸芯P2周りに揺動可能、及び軸芯P2に沿ってスライド可能に、案内部材33に支持されている。
バネ35が、接続部29の開口部29cに通されながら、固定部材34に固定されたバネ受け部34bとブラケット30とに亘って取り付けられている。固定部材34の端部34aが接続部29の接続孔29bに入る側に、固定部材34がバネ35により付勢されている。
図5に示すように、支持フレーム27の下部に、接続ピン27a及び接続孔27bが設けられており、支持フレーム27の上下中間部に、接続ピン27c及び接続孔27dが設けられている。
図1,3,5,6,11に示す状態は、支持フレーム26,27が第2作業高さH21に設定された状態である。
支持フレーム27の接続ピン27aが、接続部29の切り欠き部29aに上側から挿入され、支持フレーム27が接続部29の内部に入れられ、固定部材34の端部34aが支持フレーム27及び接続部29の接続孔27b,29bに亘って挿入されることにより、支持フレーム27が接続部29に接続されるのであり、支持フレーム26,27が第2作業高さH21に設定される。
図12及び図13に示す状態は、支持フレーム26,27が第2作業高さH21よりも低い第2非作業高さH22に設定された状態である。
支持フレーム27の接続ピン27cが、接続部29の切り欠き部29aに上側から挿入され、支持フレーム27が接続部29の内部に入れられ、固定部材34の端部34aが支持フレーム27及び接続部29の接続孔27d,29bに亘って挿入されることにより、支持フレーム27が接続部29に接続されるのであり、支持フレーム26,27が第2非作業高さH22に設定される。
以上のように、支持フレーム26,27を、第2作業高さH21及び第2非作業高さH22に亘って高さ変更可能な第2高さ変更機構32が設けられている。第2高さ変更機構32に、支持フレーム27の接続ピン27a,27c及び接続孔27b,27d、接続部29、固定部材34及びバネ35等が設けられている。
(屋根の全体構成)
図1,2,3に示すように、屋根36が設けられており、屋根36が、運転座席18を含む機体11の上方を覆うように、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24、並びに、支持フレーム26,27に支持されている。
図8,9,10に示すように、屋根36に、金属製の丸パイプ状の部材及び細長い板材により構成された枠状部分37と、合成樹脂により構成された2個の屋根部分38,39とが設けられており、枠状部分37と屋根部分38,39とがボルトで連結されている。
(屋根における枠状部分の構成)
図9及び図10に示すように、枠状部分37において、丸パイプ状の前部分40と、丸パイプ状の右及び左の横部分41と、丸パイプ状の後部分42とが、連結されて枠状の部材が構成されている。丸パイプ状の中間部分43が、前部分40と後部分42とに亘って連結されている。細長い板材状の前及び後の左右部分44が、横部分41の前部及び中間部分43の前部に亘って連結され、横部分41の後部及び中間部分43の後部に亘って連結されている。
枠状部分37において、多数のブラケット45が、前部分40、横部分41、後部分42、中間部分43及び左右部分44に、上向きに連結されている。連結ブラケット47,48が、右及び左の横部分41の後部及び前後中間部に、下向きに連結されている。
連結ブラケット46が、前部分40の右部及び左部に、前向きに連結されている。前部分40における右及び左の連結ブラケット46の間の部分が後側に折り曲げられて、前側に開放された凹部40aが構成されている。
(屋根における屋根部分の構成)
図8,9,10に示すように、分割された2個の屋根部分38,39が、前後方向に沿って並んで配置されるように、屋根36に設けられている。
前の屋根部分38は、合成樹脂により一体的に構成されている。前側に開放された凹部38cが、屋根部分38(屋根36)の前部に設けられ、前の屋根部分38の後部38dが平面状に構成されている。
前の屋根部分38において、断面凹状の右の前後排水路38aが、前の屋根部分38(屋根36)の上面の右部に前後方向に沿って設けられており、断面凹状の左の前後排水路38aが、前の屋根部分38(屋根36)の上面の左部に前後方向に沿って設けられている。断面凹状の2個の左右排水路38bが、前の屋根部分38(屋根36)の上面に左右方向に沿って設けられて、右及び左の前後排水路38aに接続されている。
後の屋根部分39は、合成樹脂により一体的に構成されている。断面凹状の右の前後排水路39aが、後の屋根部分39(屋根36)の上面の右部に前後方向に沿って設けられており、断面凹状の左の前後排水路39aが、後の屋根部分39(屋根36)の上面の左部に前後方向に沿って設けられている。断面凹状の左右排水路39bが、後の屋根部分39(屋根36)の上面に左右方向に沿って設けられて、右及び左の前後排水路39aに接続されている。
前及び後の屋根部分38,39において、前の屋根部分38の後部38dが、後の屋根部分39の前部39cに対して下側に位置するように、前の屋根部分38の後部38dと後の屋根部分39の前部39cとが、接触して重ねて配置されている。この状態で、前の屋根部分38の右及び左の前後排水路38aと、後の屋根部分39の右及び左の前後排水路39aとが接続される。
前の屋根部分38の後部38dと後の屋根部分39の前部39cとが重なる部分において、後の屋根部分39の前部39cにおける右及び左の前後排水路39aの間の部分が、上側に盛り上げられており、前の屋根部分38の後部38dと後の屋根部分39の前部39cとが上下方向に沿って離れる部分が設けられている。
前の屋根部分38の後部38dと、後の屋根部分39の前部39cにおける右及び左の前後排水路39aの間の部分とにおいて、前の屋根部分38(屋根36)の上面に沿った方向である前方向に向いた開口部49が、前及び後の屋根部分38,39(屋根36)に設けられており、前及び後の屋根部分38,39(屋根36)に対して下側の領域と開口部49とを連通させる連通路50が、前及び後の屋根部分38,39(屋根36)に設けられている。
前述のように前及び後の屋根部分38,39が配置された状態で、枠状部分37のブラケット45に、前及び後の屋根部分38,39がボルトで連結されている。
前の屋根部分38の後部38dと、後の屋根部分39の前部39cにおける右及び左の前後排水路39aの間の部分との間に、ゴムや少し硬いスポンジ等の緩衝材51が、挟み込まれるようにして設けられている。
(屋根を第1の支持フレームに支持させる為の構成)
図1,3,4に示すように、支持フレーム24の横向き部24aの右部及び左部に、連結ブラケット24dが連結されている。
屋根36の連結ブラケット46が支持フレーム24の連結ブラケット24dに挿入された状態で、屋根36の連結ブラケット46と支持フレーム24の連結ブラケット24dとに亘って、固定部材(図示せず)が取り付けられることにより、屋根36の連結ブラケット46と支持フレーム24の連結ブラケット24dとが連結される。固定部材が取り外されることにより、屋根36の連結ブラケット46が支持フレーム24の連結ブラケット24dから取り外される。
以上のように、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24と、屋根36とを連結及び解除可能な連結機構53が設けられている。連結機構53に、屋根36の連結ブラケット46、支持フレーム24の連結ブラケット24d及び固定部材等が設けられている。
(屋根を第2の支持フレームに支持させる為の構成)
図5及び図7に示すように、板材が折り曲げられて構成された支持部54が、支持フレーム27の上部に連結されており、連結孔54aが支持部54に設けられている。丸棒材がチャンネル状に折り曲げられた固定部材55が設けられ、固定部材55が支持部54の左右方向に沿った軸芯P3周りに揺動可能、及び軸芯P3に沿ってスライド可能に、支持部54に支持されている。
バネ56が、固定部材55に固定されたバネ受け部55bと支持部54とに亘って取り付けられており、固定部材55の端部55aが支持部54の連結孔54aに入る側に、固定部材55がバネ56により付勢されている。屋根36において、連結ブラケット47,48に、左右方向に沿った連結孔47a,48aが設けられている。
屋根36の連結ブラケット47,48が支持部54に挿入された状態で、固定部材55の端部55aが支持部54の連結孔54aと、連結ブラケット47,48の連結孔47a,48aとに亘って挿入されることにより、屋根36(連結ブラケット47,48)が支持フレーム27(支持部54)に連結される。固定部材55が取り外されることにより、屋根36(連結ブラケット47,48)が支持フレーム27(支持部54)から取り外される。
図11に示すように、屋根36の連結ブラケット47が支持部54に連結された状態において、屋根36が作業位置A1に位置した状態となる。
屋根36が作業位置A1に位置した状態において、前述の(屋根を第1の支持フレームに支持させる為の構成)に記載のように、屋根36の連結ブラケット46と支持フレーム24の連結ブラケット24dとが、連結機構53により連結可能となる。
図13に示すように、連結機構53の解除状態で、屋根36の連結ブラケット48が支持部54に連結された状態において、屋根36が非作業位置A2に位置した状態となる。屋根36が非作業位置A2に位置した状態で、屋根36は、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24、測位ユニット25から前後方向に沿って後側に離れる。
以上のように、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24と屋根36とが連結機構53により連結可能になる作業位置A1、並びに、連結機構53の解除状態で、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24、測位ユニット25から前後方向に沿って離れた非作業位置A2に亘って、屋根36を位置変更可能に支持フレーム26,27に支持可能な支持機構57が設けられている。支持機構57に、支持部54、固定部材55及びバネ56、連結ブラケット47,48等が設けられている。
(屋根における第1及び第2の支持フレームでの支持状態)
図1,2,3,11に示す状態が、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24が第1作業高さH11に設定された状態であり、支持フレーム26,27が第2作業高さH21に設定された状態である。
図1,2,3,11に示す状態において、屋根36の連結ブラケット46と支持フレーム24の連結ブラケット24dとが、連結機構53により連結され、屋根36の連結ブラケット47が支持部54に連結されて、屋根36が作業位置A1に設定されている。
前述の状態において、側面視で、屋根36の前部が屋根36の後部よりも低くなる前傾姿勢となるように、屋根36の前部が、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24に支持され、屋根36の後部が、支持フレーム26,27に支持されている。
測位ユニット25が側面視で屋根36の前部と同じ高さに位置するように、屋根36の前部が、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24に支持されている。
平面視で、屋根36の前の屋根部分38の凹部38c及び前部分40の凹部40aに、測位ユニット25が入り込んでおり、平面視で測位ユニット25が入り込み可能な凹部38c,40aが、屋根36の前部に設けられた状態となっている。この場合、屋根36の前の屋根部分38の凹部38c及び前部分40の凹部40aの左右幅が、測位ユニット25の左右幅よりも大きなものに設定されている。
平面視で、屋根36と、運転座席18、ボンネット19の後部及び操縦ハンドル20、施肥装置12のホッパー13及び繰り出し部14とが重複しており、運転座席18、ボンネット19の後部及び操縦ハンドル20、施肥装置12のホッパー13及び繰り出し部14を含む機体11の領域の上方が、屋根36により覆われている。
図8,9,10に示すように、例えば強風が屋根36の下側に吹き込んだ場合に、強風の一部が屋根36の連通路50を通り開口部49から屋根36の上側に抜け出るようになる。
雨天時において、屋根36の上面に落ちた雨水は、屋根36の前後排水路38a,39aに流れ込んだり、屋根36の左右排水路38b,39bから前後排水路38a,39aに流れ込んだりして、屋根36の前後排水路38a,39aに主に集められる。
屋根36が前傾姿勢であることにより、屋根36の前後排水路38a,39aに集められた雨水は、屋根36の前後排水路38a,39aに沿って前側に流れ、屋根36の前後排水路38aの前部から排水されて、予備苗のせ台23に落ちる。
(例えば乗用型田植機をトラックの荷台に載せて運搬する場合や、乗用型田植機を倉庫等に保管する場合の状態)
前述の(屋根における第1及び第2の支持フレームでの支持状態)及び図 に示す状態から、以下の説明のような操作を行うことにより、屋根36等の高さを低くすることができる。
図11に示す状態において、連結機構53を解除状態に設定して、屋根36の連結ブラケット46を支持フレーム24の連結ブラケット24dから取り外す。支持機構57の固定部材55を取り外して、屋根36の連結ブラケット47を支持部54から取り外す。これにより、屋根36を、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24、並びに、支持フレーム26,27から取り外しておく。
次に、前述の(機体の前部の第1の支持フレームの構成)及び図12に示すように、第1高さ変更機構31により、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24、測位ユニット25を、第1非作業高さH12に設定する。
前述の(機体の後部の第2の支持フレームの構成)及び図12に示すように、第2高さ変更機構32により、支持フレーム26,27を、第2非作業高さH22に設定する。
次に図13に示すように、取り外していた屋根36において、屋根36の連結ブラケット48を、支持部54に連結して、屋根36を非作業位置A2に位置させる。屋根36が非作業位置A2に位置した状態において、屋根36は、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24、測位ユニット25から前後方向に沿って後側に離れるので、屋根36の前部が、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24や測位ユニット25に干渉することはない。
この場合、屋根36が前後に揺れないように、屋根36の前部と操縦ハンドル20とに亘って、ベルトやロッド等の固定部材(図示せず)を取り付けておくとよい。
(発明の実施の第1別形態)
屋根36の前及び後の屋根部分38,39において、前の屋根部分38の後部38dが後の屋根部分39の前部39cに対して上側に位置するように、前の屋根部分38の後部38dと後の屋根部分39の前部39cとが、接触して重ねて配置されてもよい。
この構成によると、前の屋根部分38の後部38dと後の屋根部分39の前部39cとが重なる部分において、前の屋根部分38の後部38dに、上側に盛り上がる部分が設けられて、後の屋根部分39(屋根36)の上面に沿った方向である後方向に向いた開口部49が、前及び後の屋根部分38,39(屋根36)に設けられる。
(発明の実施の第2別形態)
屋根36において、3個以上の屋根部分38,39を設けて、図8,9,10に示すように構成したり、前述の(発明の実施の第1別形態)のように構成してもよい。
この構成によると、屋根36の上面に沿った方向である前方向に向いた複数個の開口部49や、屋根36の上面に沿った方向である後方向に向いた複数個の開口部49が、屋根36に設けられる。
前方向に向いた開口部49と、後方向に向いた開口部49とが、屋根36に混在して設けられるように構成することもできる。
(発明の実施の第3別形態)
屋根36に分割された屋根部分38,39を設けるのではなく、1個の屋根36を一体的に構成してもよい。
この構成によると、1個又は複数個の開口部49を、屋根36の上面に沿った方向である前方向や後方向、右方向や左方向に向けて設けることができる。
(発明の実施の第4別形態)
前の屋根部分38の後部38dと後の屋根部分39の前部39cとが接触して重ねて配置された部分に、薄いシート状の緩衝材51が、挟み込まれるようにして設けられてもよい。
(発明の実施の第5別形態)
予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24(第1の支持フレーム)、測位ユニット25、第1高さ変更機構31の構成を、機体11の後部に設け、支持フレーム26,27(第2の支持フレーム)及び第2高さ変更機構32の構成を、機体11の前部に設けてもよい。
この構成によると、屋根36の後部が第1の支持フレームに支持され、屋根36の前部が第2の支持フレームに支持される。
測位ユニット25が、側面視で屋根36の後部と同じ高さに位置するように支持され、平面視で測位ユニット25が入り込み可能な凹部が、屋根36の後部に設けられる。
支持機構57において、屋根36が、作業位置A1と、予備苗のせ台フレーム22及び支持フレーム24、測位ユニット25から前後方向に沿って前側に離れた非作業位置A2とに亘って、位置変更可能に支持される。
(発明の実施の第6別形態)
支持機構57において、屋根36の横部分41が支持部54に前後方向に沿ってスライド可能に支持されることにより、屋根36が作業位置A1と非作業位置A2とに亘って位置変更可能に支持されるように構成されてもよい。
(発明の実施の第7別形態)
屋根36において、3個以上の前後排水路38a,39aが設けられてもよく、4個以上の左右排水路38b,39bが設けられてもよい。
本発明は、乗用型田植機ばかりではなく、播種装置(作業装置に相当)(図示せず)が機体11の後部に支持された乗用型直播機にも適用できる。
5 苗植付装置(作業装置)
11 機体
12 施肥装置(作業装置)
18 運転座席
22 予備苗のせ台フレーム(支持フレーム、第1の支持フレーム)
24 支持フレーム(第1の支持フレーム)
26 支持フレーム(第2の支持フレーム)
25 測位ユニット
27 支持フレーム(第2の支持フレーム)
31 第1高さ変更機構
32 第2高さ変更機構
36 屋根
38 屋根部分
38a 前後排水路
38b 左右排水路
38c 凹部
38d 後部
39 屋根部分
39a 前後排水路
39b 左右排水路
39c 前部
40a 凹部
49 開口部
50 連通路
51 緩衝材
53 連結機構
57 支持機構
A1 作業位置
A2 非作業位置
H11 第1作業高さ
H12 第1非作業高さ
H21 第2作業高さ
H22 第2非作業高さ

Claims (10)

  1. 機体に支持された運転座席と、前記機体から上側に延出された支持フレームと、
    前記運転座席を含む前記機体の上方を覆うように、前記支持フレームに支持された屋根とが備えられ、
    前記屋根に、前記屋根の上面に沿った方向に向いた開口部と、前記屋根に対して下側の領域と前記開口部とを連通させる連通路とが設けられている作業機。
  2. 側面視で、前記屋根の前部が前記屋根の後部よりも低くなる前傾姿勢となるように、前記屋根が前記支持フレームに支持され、
    前記開口部が前方向に向いている請求項1に記載の作業機。
  3. 分割された複数個の屋根部分が、前後方向に沿って並んで配置されるように、前記屋根に設けられ、
    前後方向で隣接する前記屋根部分において、前の前記屋根部分の後部が、後の前記屋根部分の前部に対して下側に位置するように、前の前記屋根部分の後部と後の前記屋根部分の前部とが重ねて配置され、
    前の前記屋根部分の後部と後の前記屋根部分の前部とが重なる部分において、前の前記屋根部分の後部と後の前記屋根部分の前部とが上下方向に沿って離れる部分が設けられて、前記開口部と前記連通路とが設けられている請求項2に記載の作業機。
  4. 前の前記屋根部分の後部と後の前記屋根部分の前部との間に、緩衝材が設けられている請求項3に記載の作業機。
  5. 前記屋根の前部及び後部の一方を支持する第1の前記支持フレームと、前記屋根の前部及び後部の他方を支持する第2の前記支持フレームとが設けられ、
    航法衛星の測位信号に基づいて前記機体の位置を示す測位データを出力する測位ユニットが、側面視で前記屋根の前部及び後部の一方と同じ高さに位置するように、第1の前記支持フレームに支持されている請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の作業機。
  6. 平面視で前記測位ユニットが入り込み可能な凹部が、前記屋根の前部及び後部の一方に設けられている請求項5に記載の作業機。
  7. 前記凹部の左右幅が、前記測位ユニットの左右幅よりも大きなものに設定されている請求項6に記載の作業機。
  8. 第1の前記支持フレームと前記屋根とを連結及び解除可能な連結機構と、
    第1の前記支持フレームと前記屋根とが前記連結機構により連結可能になる作業位置、並びに、前記連結機構の解除状態で前記測位ユニットから前後方向に沿って離れた非作業位置に亘って、前記屋根を位置変更可能に第2の前記支持フレームに支持可能な支持機構と、
    前記屋根が前記作業位置に位置した状態で、第1の前記支持フレームと前記屋根とが前記連結機構により連結可能な第1作業高さ、並びに、前記第1作業高さよりも低い第1非作業高さに亘って、第1の前記支持フレームを高さ変更可能な第1高さ変更機構と、
    前記屋根が前記作業位置に位置した状態で、第1の前記支持フレームと前記屋根とが前記連結機構により連結可能な第2作業高さ、並びに、前記第2作業高さよりも低い第2非作業高さに亘って、第2の前記支持フレームを高さ変更可能な第2高さ変更機構とが備えられている請求項5~7のうちのいずれか一項に記載の作業機。
  9. 断面凹状の右の前後排水路が、前記屋根の上面の右部に前後方向に沿って設けられ、
    断面凹状の左の前後排水路が、前記屋根の上面の左部に前後方向に沿って設けられ、
    断面凹状の複数の左右排水路が、前記屋根の上面に左右方向に沿って設けられて、前記前後排水路に接続され、
    雨水が右及び左の前記前後排水路から排水される請求項1~8のうちのいずれか一項に記載の作業機。
  10. 作業装置が前記機体の後部に支持され、
    雨水が右及び左の前記前後排水路の前部から排水される請求項9に記載の作業機。
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