JP7325019B2 - 戸枠、この戸枠の施工方法及びこの戸枠を備えた引戸装置 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1には、左右一対の縦枠と上下一対の横枠とを備えた引戸枠が開示されている。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係る戸枠及びこれを備えた引戸装置を施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る戸枠2は、図2に示すように、戸幅方向にスライドされる戸パネル10が建て付けられる。この戸枠2は、少なくとも施工された状態で露出する表面が塗装可能な塗装下地面22aとされた縦枠としての戸先側縦枠22を備えている。このような構成とすれば、塗装下地面22aに塗装を施すことで種々の色調にすることができる。これにより、施工後に、例えば、壁紙や他の内装部位等との調和性等を見ながら好みの色調に塗装するようなことも可能となる。
本実施形態に係る引戸装置1は、この戸枠2と、この戸枠2に建て付けられ、表面が塗装可能な塗装下地面11a,12a,13a,14a,15a,17aとされた戸パネル10と、を備えている。このような構成とすれば、戸枠2及び戸パネル10の両方に塗装を施すことで種々の色調にすることができる。
また、本実施形態では、この戸枠2に、片引き状に配される一枚の戸パネル10を建て付けた例を示している。なお、出入口5の開口幅方向両側に袖壁4を設け、これらのそれぞれに納められる戸パネル10を両引き(引き分け)状に設けた構成としてもよい。また、戸枠2としては、戸パネル10が袖壁納めで建て付けられる態様とされたものに限られず、引違状や戸袋納め、アウトセット納めで建て付けられる態様とされたものでもよい。また、戸枠2の詳細については、後述する。
この戸パネル10は、図2及び図3に示すように、一方向(上下方向)に長尺な略矩形平板状とされている。この戸パネル10の戸高寸法(長さ寸法)は、当該戸パネル10によって開閉される出入口5の開口高に応じた寸法であればよく、標準的な戸高寸法、例えば、1700mm~2100mm程度でもよい。また、戸パネル10は、戸高寸法が天井高と略同高さ、例えば、2300mm~3000mm程度とされたハイドアを構成するものでもよい。また、戸パネル10の戸幅寸法は、出入口5の開口幅に応じて適宜の寸法としてもよく、例えば、500mm~1500mm程度でもよい。また、戸パネル10の戸厚寸法は、20mm~40mm程度でもよい。
本実施形態では、これら上端横框部11、下端横框部12及び中間横桟部15並びに戸先側縦框部13及び戸尻側縦框部14の表面を、塗装可能な塗装下地面11a,12a,13a,14a,15aとしている。これら上端横框部11、下端横框部12及び中間横桟部15並びに戸先側縦框部13及び戸尻側縦框部14は、少なくとも戸厚方向両面が塗装下地面11a,12a,13a,14a,15aとされている。また、これら上端横框部11、下端横框部12及び中間横桟部15並びに戸先側縦框部13及び戸尻側縦框部14は、上側鏡板部16及び下側鏡板部17側に向く側面が塗装下地面11a,12a,13a,14a,15aとされている。また、戸先側縦框部13及び戸尻側縦框部14は、戸幅方向外側に向く戸先側端面及び戸尻側端面が塗装下地面13a,14aとされている。なお、上端横框部11及び下端横框部12の戸高方向外側に向く面も塗装下地面とされていてもよい。
なお、この上側鏡板部16は、略無色透明とされたものに限られず、有色透明とされたものや半透明とされたものでもよい。また、上側鏡板部16の戸厚方向両面または一方面に、格子状部材が設けられたものでもよい。また、上側鏡板部16としては、透光性を有したものに限られず、不透光な構成とされたものであってもよい。
この下側鏡板部17や上記した上端横框部11、下端横框部12及び中間横桟部15並びに戸先側縦框部13及び戸尻側縦框部14は、適宜の木質系材料や金属系材料、合成樹脂系材料等から形成されたパネル芯材に、後記する戸先側縦枠22と同様の表面材が貼着された構成とされている。なお、これら下側鏡板部17や上記した上端横框部11、下端横框部12及び中間横桟部15並びに戸先側縦框部13及び戸尻側縦框部14は、いわゆるフラッシュパネル状とされたものであってもよい。
この上枠20の少なくとも施工された状態で露出する表面は、塗装可能な塗装下地面20aとされている。この上枠20は、下方側に向く見込面及び戸厚方向外側に向く両側の見付面が塗装下地面20aとされている。また、この上枠20の上方側に向く見込面の施工された状態で露出する戸厚方向両側端部も塗装下地面20aとされている。この上枠20は、適宜の木質系材料や金属系材料、合成樹脂系材料等から形成された枠基材に、後記する戸先側縦枠22と同様の表面材が貼着された構成とされている。なお、戸パネル10が戸袋納めで建て付けられる構成とされた戸枠2の場合には、上枠20における戸袋側部位の表面を塗装下地面20aとしていない態様としてもよい。
また、このガイド溝21aは、上枠20に設けられた凹溝に嵌め込まれるように取り付けられた上レール21によって区画されている。この上レール21は、ガイド溝21aの溝底を区画する薄板状の溝底片部と、ガイド溝21aの溝幅方向両側を区画する薄板状の両側片部と、を備えている。
この戸先側縦枠22には、図1(b)~(d)に示すように、当該戸先側縦枠22を縦枠下地3aに固定する固着具6の頭部7を受け入れる受入凹所24が見込面としての溝底面23aにおいて開口するように設けられている。本実施形態では、この戸先側縦枠22の見込面に、戸パネル10の戸先側端部を受け入れる受入溝(戸じゃくり溝)23を上下方向(戸高方向に沿う方向)に延びるように設けた構成としている。この受入溝23は、出入口5側に向けて開口するように設けられている。この受入溝23の戸厚方向に沿う溝幅寸法は、戸パネル10の戸先側端部の受入が可能なように、戸先側端部の戸厚寸法に応じて適宜の寸法とすればよい。また、この受入溝23の戸幅方向に沿う溝深さ寸法は、戸先側縦枠22と閉鎖状態の戸パネル10の戸先側端面との間における明かり漏れ等が生じ難くなるように適宜の寸法としてもよい。この受入溝23の溝深さ寸法は、例えば、1mm~10mm程度でもよい。
この戸先側縦枠22は、適宜の木質系材料や金属系材料、合成樹脂系材料等から形成された枠基材22bに、表面材22cが貼着された構成とされている。この表面材22cは、枠基材22bの受入溝を構成する部位の角部を含む角部に応じた位置となるように裏面側に設けられた折曲溝の部位において折り曲げられて枠基材22bに貼着されている。図例では、枠基材22bの反出入口側の戸厚方向両側端部に、表面材22cを受け入れる切欠状の凹段部を設けた例を示している。
また、この受入凹所24は、その内径が戸先側縦枠22を縦枠下地3aに固定するねじ等の固着具6の頭部7の外径よりも大径状とされている。図例では、この受入凹所24を、この受入凹所24の深さ方向(戸先側縦枠22の戸幅方向に沿う枠厚さ方向)に見て、略円形状とした例を示している。
また、この受入凹所24の深さ寸法は、固着具6の頭部7の収容や保持が可能なように、適宜の深さ寸法としてもよい。この受入凹所24の深さ寸法は、戸先側縦枠22の枠厚さ寸法の1/2~1/4程度の寸法であってもよく、例えば、5mm~15mm程度であってもよい。また、図例では、この受入凹所24の底側に、受入凹所24よりも小径状とされ、かつ固着具6の軸部が挿通される軸部挿通孔を貫通させるように設けた例を示しているが、このような態様に限られない。つまり、受入凹所24と軸部挿通孔とによって段付孔を構成している。なお、このような軸部挿通孔を設けずに、受入凹所24を有底穴状とした態様としてもよい。
埋込部材31の厚さ寸法及び受入凹所24の深さ寸法は、埋込部材31が受入凹所24に圧入された状態で溝底面23aから突出しないように、つまり、表面31aが溝底面23aと同一平面状または受入凹所24内に位置するように、互いの公差が設定されている。これらの公差は、埋込部材31の厚さ寸法が最大許容寸法であり、受入凹所24の深さ寸法が最小許容寸法である場合に受入凹所24に圧入された埋込部材31の表面31aと溝底面23aとが同一平面状となるように設定されていてもよい。また、これらの公差は、埋込部材31の厚さ寸法が最小許容寸法であり、受入凹所24の深さ寸法が最大許容寸法である場合に受入凹所24に圧入された埋込部材31の表面31aと溝底面23aとの段差寸法が3mm以下程度となるように設定されていてもよい。図例では、埋込部材31の厚さ寸法を、受入凹所24の深さ寸法よりも僅かに小とした例を示している。
なお、埋込部材31は、受入凹所24に圧入のみによって取り付けられるものでもよく、また、適宜の接着剤によって取り付けられるものでもよい。
また、埋込部材31としては、上記のようなゴム含有コルクから形成されたものに限られず、コルク粒をバインダー樹脂(接着剤)で一体化したいわゆる圧搾コルクでもよく、天然コルクから構成されたものでもよい。
このクッション部材32は、上記した受入凹所24が設けられていない箇所の塗装後の溝底面23aに取り付けられる。このクッション部材32は、図3に示すように、戸先側縦枠22の長手方向に間隔を空けて複数箇所に取り付けられる。
また、このクッション部材32の受入溝23の溝深さ方向(戸幅方向と同方向)に沿う厚さ寸法は、受入溝23の溝深さ寸法よりも小とされている。このクッション部材32の厚さ寸法は、受入溝23の溝深さ寸法の2/3以下でもよく、例えば、1mm~3mm程度であってもよい。また、このクッション部材32の厚さ寸法は、戸パネル10の戸先側端面にフック状のいわゆる鎌錠が設けられている場合には、該鎌錠が戸先側縦枠22側に設けられた受部に施錠可能な寸法としてもよく、1.5mm以下であってもよい。
また、図例では、このクッション部材32を、厚さ方向に見て円形状とした例を示しているが、方形状とされたものであってもよい。また、このクッション部材32の外径は、戸パネル10の戸先側端面との当接性や見栄え上の観点等から適宜の径としてもよい。図例では、このクッション部材32の外径を、受入凹所24の内径と概ね同径状とした例を示している。また、このクッション部材32の溝底面23a側となる取付面を平坦面状とし、出入口5側の反取付面を突湾曲面形状とした例を示しているが、このような態様に限られない。
塗装説明書33には、後述する本実施形態に係る戸枠の施工方法に含まれる塗装手順が記載されている。図例では、塗装説明書33に塗装手順を簡略化して記載した例を示している。
位置決めガイド34は、本実施形態では、厚さ方向に見て方形状とされた塗装説明書33の下辺34aの両角部に設けられている。これら位置決めガイド34,34は、下辺34aから所定の高さ位置にクッション部材32の取付位置の目印となる位置決め線34b,34cを設けた構成とされている。本実施形態では、戸パネル10の建付態様に応じて複数の位置決め線として第1位置決め線34bと第2位置決め線34cとを設けた構成としている。また、第1位置決め線34bを、下辺34aからの寸法が8cmとなる位置に設け、第2位置決め線34cを、下辺34aからの寸法が10cmとなる位置に設けた例を示しているが、このような態様に限られない。
この塗装説明書33を用いて上側のクッション部材32を取り付ける際には、図3において二点鎖線にて示すように、塗装説明書33の上下を反転させて、つまり、下辺34aを上側に向けて位置決めするようにしてもよい。図例では、塗装説明書33の下辺34a側を上レール21のガイド溝21a内に挿入し、下辺34aをガイド溝21aの溝底に当接させた状態で第2位置決め線34cにクッション部材32の中心を合わせるようにしてクッション部材32を取り付けた例を示している。また、塗装説明書33を用いて下側のクッション部材32を取り付ける際には、下辺34aを下側に向けて位置決めするようにしてもよい。図例では、この塗装説明書33の下辺34aを下レール29の表面に当接させた状態で第1位置決め線34bにクッション部材32の中心を合わせるようにしてクッション部材32を取り付けた例を示している。
この戸尻側縦枠25の見込面には、戸先側縦枠22と概ね同様、戸パネル10の戸尻側端部を受け入れる受入溝(戸じゃくり溝)26が上下方向(戸高方向に沿う方向)に延びるように設けられている。また、当該戸尻側縦枠25を縦枠下地3aに固定する固着具6の頭部7を受け入れる受入凹所27が見込面としての溝底面26aにおいて開口するように設けられている。
また、戸枠2は、塗装下地面25aに塗装が施された戸尻側縦枠25に取り付けられ、戸パネル10の戸幅方向他端面としての戸尻側端面が当接される上記同様のクッション部材32を備えている。このクッション部材32は、上記同様、塗装説明書33の位置決めガイド34を用いて取り付けるようにしてもよい。
また、この戸尻側縦枠25及び上記した戸先側縦枠22と上記した上枠20とは、適宜のねじ等の固着具やダボ等の接合部、接着剤等によって縦勝状に接合されるものでもよい。
この中間縦枠28の少なくとも施工された状態で露出する表面は、塗装可能な塗装下地面28aとされている。この中間縦枠28は、出入口5側に向く見込面及び戸厚方向外側に向く両側の見付面が塗装下地面28aとされている。また、この中間縦枠28の反出入口側に向く見込面の施工された状態で露出する戸厚方向両側端部も塗装下地面28aとされている。この中間縦枠28は、上記した戸先側縦枠22と同様、枠基材に表面材が貼着された構成とされている。
同施工方法は、戸先側縦枠22の受入凹所24を介して縦枠下地3aに固着具6を止着した後に、受入凹所24に、埋込部材31を圧入し、次いで、埋込部材31の表面31a及び塗装下地面22aに塗装を施す構成とされている。この戸先側縦枠22を含む戸枠2を施工する際には、上枠20の長手方向両端部に戸先側縦枠22及び戸尻側縦枠25を接合して三方枠状に枠組みした状態で開口部に設置し、上枠下地及び縦枠下地3aに固定するようにしてもよい。また、適宜、中間縦枠28を、その上端部を上枠20に固定し、下端部を床側に固定して設置するようにしてもよい。また、本実施形態では、戸尻側縦枠25も施工された状態で露出することとなるので、この戸尻側縦枠25の受入凹所27にも埋込部材31を圧入し、次いで、埋込部材31の表面31a及び塗装下地面25aに塗装を施すようにしてもよい。また、上枠20及び中間縦枠28の施工された状態で露出する表面となる塗装下地面20a,28aにも塗装を施すようにしてもよい。つまり、戸枠2は、少なくとも施工された状態で露出する表面が塗装下地面とされ、施工された状態でその塗装下地面に塗装が施される構成とされている。
次いで、戸先側縦枠22及び戸尻側縦枠25の溝底面23a,26aに、上記したように塗装説明書33の位置決めガイド34を用いてクッション部材32を取り付けるようにしてもよい。また、戸パネル10にも塗装を施すようにしてもよい。なお、戸枠2及び戸パネル10の塗装は、戸パネル10を取り外した状態で行うようにしてもよく、戸パネル10を建て付けた状態で行うようにしてもよい。
なお、以下の実施形態では、上記した例との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。また、上記した例と同様の作用効果等についても説明を省略または簡略に説明する。
戸枠2Aの上枠20Aには、戸パネル10Aの上端側に設けられた被ガイド部材を構成するランナー19をガイドするガイド溝21bが長手方向に延びるように設けられ、戸パネル10Aを吊下支持する上レール21Aが設けられている。上枠20Aには、この上レール21Aの上側部位を受け入れる凹溝が設けられている。また、上レール21Aには、ガイド溝21bの溝底側となる上側を区画する天壁部、溝幅方向両側を区画する両側壁部及びこれら両側壁部の下端部から互いに向き合う方向に突出する案内片部が設けられている。戸パネル10Aのランナー19は、戸幅方向両側端部の上端部のそれぞれに設けられている。これらランナー19には、上レール21Aのガイド溝21bに挿入され、案内片部上を走行する転動体が設けられている。なお、戸パネル10Aの上端部に設けられる被ガイド部材及びこの被ガイド部材を案内支持する上レール21Aとしては、上記のような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものでもよい。
また、戸枠2Aは、上記同様の戸先側縦枠22や図示省略の戸尻側縦枠25、中間縦枠28を備えている。
この戸枠2Aにも上記同様にして塗装が施される。また、塗装後にクッション部材32を取り付ける際には、上記と概ね同様、図5において二点鎖線にて示すように塗装説明書33を用いて取り付けるようにしてもよい。図例では、上側のクッション部材32を取り付ける際には、塗装説明書33の下辺34aを上レール21Aの案内片部に当接させた状態で第1位置決め線34bにクッション部材32の中心を合わせるようにしてクッション部材32を取り付けた例を示している。また、下側のクッション部材32を取り付ける際には、塗装説明書33の下辺34aを床面に当接させた状態で第1位置決め線34bにクッション部材32の中心を合わせるようにしてクッション部材32を取り付けた例を示している。
2,2A 戸枠
10,10A 戸パネル
11a,12a,13a,14a,15a,17a 塗装下地面
22 戸先側縦枠(縦枠)
22a 塗装下地面
23a 溝底面(見込面)
24 受入凹所
31 埋込部材
31a 表面
32 クッション部材
33 塗装説明書
34 位置決めガイド
3a 縦枠下地
6 固着具
7 頭部
Claims (6)
- 戸幅方向にスライドされる戸パネルが建て付けられる戸枠であって、
少なくとも施工された状態で露出する表面が塗装可能な塗装下地面とされた縦枠を備え、該縦枠には、当該縦枠を縦枠下地に固定する固着具の頭部を受け入れる受入凹所が見込面において開口するように設けられており、
表面が塗装可能とされ、前記縦枠の見込面から突出しないように前記受入凹所に圧入されるコルクを含む埋込部材を備えていることを特徴とする戸枠。 - 請求項1において、
前記埋込部材は、コルク粒とゴムとを含有するゴム含有コルクから形成されていることを特徴とする戸枠。 - 請求項1または2において、
前記塗装下地面に塗装が施された前記縦枠に取り付けられ、前記戸パネルの戸幅方向一端面が当接されるクッション部材を備えていることを特徴とする戸枠。 - 請求項3において、
前記クッション部材の取付位置の位置決めガイドが印刷された塗装説明書を備えていることを特徴とする戸枠。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の戸枠の施工方法であって、
前記縦枠の受入凹所を介して前記縦枠下地に固着具を止着した後に、該受入凹所に、前記埋込部材を圧入し、次いで、該埋込部材の表面及び前記塗装下地面に塗装を施すことを特徴とする戸枠の施工方法。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の戸枠と、該戸枠に建て付けられ、表面が塗装可能な塗装下地面とされた戸パネルと、を備えていることを特徴とする引戸装置。
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