JP7324184B2 - 製造指示・発注予定作成装置、製造指示・発注予定作成方法および製造指示・発注予定作成プログラム - Google Patents

製造指示・発注予定作成装置、製造指示・発注予定作成方法および製造指示・発注予定作成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、製造指示・発注予定作成装置、製造指示・発注予定作成方法および製造指示・発注予定作成プログラムに関する。
特許文献1には、「量産系製品の部品調達においては、部品の必要量や時期が変更となった場合は、在庫や発注量を調整することで必要量の部品確保が可能である。」こと(特許文献1の0007段落参照)、「一方、特殊仕様部品が多い個別受注設計品の部品調達においては、部品在庫を置くことは極力避けることが必要である。」こと(特許文献1の0008段落参照)、および、「そこで本発明は、取引先の供給能力と発注量、および予約注文の可否などの発注条件に基づいて、発注時期や発注方式を動的に切替可能とする部品発注制御装置および部品発注制御方法を提供する。」こと(特許文献1の0009段落参照)等が開示されている。
特開2017-102527号公報
ここで、量産製造については、従来から、使用する中間品や部品の所要量をマスタ設定に基づいて自動計算できていたが、個別受注による製造については、受注する製品ごとに使用する中間品や部品が異なるという事情もあり、使用する中間品や部品の所要量をマスタ設定に基づいて自動計算することは困難であった。
しかしながら、近年においては、上記特許文献1に記載のように、個別受注による製造と量産製造の両方を手掛ける企業が増えてきており、個別受注による製造と量産製造とで使用する中間品や部品が共通することがあるため、量産製造で使用するマスタを個別受注による製造の際にも利用することで、個別受注による製造における所要量計算を効率化できないかが模索されていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、個別受注による製造の場合においても、量産製造の場合においても、自動で製造指示数および発注予定数を計算し、製造指示予定データおよび発注予定データを作成することができる製造指示・発注予定作成装置、製造指示・発注予定作成方法および製造指示・発注予定作成プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る製造指示・発注予定作成装置は、制御部を備え、最終製品を構成する品である構成品についての製造指示数を含む製造指示データおよび前記構成品についての発注予定数を含む発注予定データを作成する製造指示・発注予定作成装置であって、前記制御部が、前記構成品が製造品である場合の手配区分および前記構成品が購買品である場合の手配区分のどちらかの手配区分と前記構成品を識別するための構成品識別データと前記構成品の必要数量とを含み、個別受注により製造される前記最終製品についての前記構成品と量産製造される前記最終製品についての前記構成品とを一括して管理する個別・量産一括管理データと、前記構成品識別データと前記構成品の現在庫数とを含む現在庫データと、前記構成品識別データと前記構成品の受入予定数とを含む受入予定データと、前記構成品識別データと前記構成品の払出予定数とを含む払出予定データと、を参照して、前記構成品識別データが同じものに関して、前記必要数量、前記現在庫数、前記受入予定数および前記払出予定数に基づいて、所定の時点での予定在庫数を算出する予定在庫数算出手段と、前記予定在庫数算出手段で算出した前記予定在庫数が、前記構成品識別データと発注点と安全在庫数とを含む発注点マスタ中において前記予定在庫数の算出の対象となった前記構成品である算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく発注点を下回るか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記製造品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記製造指示数として含む前記製造指示データを作成する製造指示作成手段と、前記判定手段で前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記購買品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記発注予定数として含む前記発注予定データを作成する発注予定作成手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る製造指示・発注予定作成装置は、前記最終製品が、大型機械であること、を特徴とする。
また、本発明に係る製造指示・発注予定作成方法は、制御部を備える情報処理装置で実行される、最終製品を構成する品である構成品についての製造指示数を含む製造指示データおよび前記構成品についての発注予定数を含む発注予定データを作成する製造指示・発注予定作成方法であって、前記制御部で実行される、前記構成品が製造品である場合の手配区分および前記構成品が購買品である場合の手配区分のどちらかの手配区分と前記構成品を識別するための構成品識別データと前記構成品の必要数量とを含み、個別受注により製造される前記最終製品についての前記構成品と量産製造される前記最終製品についての前記構成品とを一括して管理する個別・量産一括管理データと、前記構成品識別データと前記構成品の現在庫数とを含む現在庫データと、前記構成品識別データと前記構成品の受入予定数とを含む受入予定データと、前記構成品識別データと前記構成品の払出予定数とを含む払出予定データと、を参照して、前記構成品識別データが同じものに関して、前記必要数量、前記現在庫数、前記受入予定数および前記払出予定数に基づいて、所定の時点での予定在庫数を算出する予定在庫数算出ステップと、前記予定在庫数算出ステップで算出した前記予定在庫数が、前記構成品識別データと発注点と安全在庫数とを含む発注点マスタ中において前記予定在庫数の算出の対象となった前記構成品である算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく発注点を下回るか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記製造品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記製造指示数として含む前記製造指示データを作成する製造指示作成ステップと、前記判定ステップで前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記購買品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記発注予定数として含む前記発注予定データを作成する発注予定作成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る製造指示・発注予定作成プログラムは、制御部を備える情報処理装置に実行させるための、最終製品を構成する品である構成品についての製造指示数を含む製造指示データおよび前記構成品についての発注予定数を含む発注予定データを作成する製造指示・発注予定作成プログラムであって、前記制御部に実行させるための、前記構成品が製造品である場合の手配区分および前記構成品が購買品である場合の手配区分のどちらかの手配区分と前記構成品を識別するための構成品識別データと前記構成品の必要数量とを含み、個別受注により製造される前記最終製品についての前記構成品と量産製造される前記最終製品についての前記構成品とを一括して管理する個別・量産一括管理データと、前記構成品識別データと前記構成品の現在庫数とを含む現在庫データと、前記構成品識別データと前記構成品の受入予定数とを含む受入予定データと、前記構成品識別データと前記構成品の払出予定数とを含む払出予定データと、を参照して、前記構成品識別データが同じものに関して、前記必要数量、前記現在庫数、前記受入予定数および前記払出予定数に基づいて、所定の時点での予定在庫数を算出する予定在庫数算出ステップと、前記予定在庫数算出ステップで算出した前記予定在庫数が、前記構成品識別データと発注点と安全在庫数とを含む発注点マスタ中において前記予定在庫数の算出の対象となった前記構成品である算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく発注点を下回るか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記製造品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記製造指示数として含む前記製造指示データを作成する製造指示作成ステップと、前記判定ステップで前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記購買品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記発注予定数として含む前記発注予定データを作成する発注予定作成ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、個別受注による製造の場合においても、量産製造の場合においても、自動で製造指示数および発注予定数を計算し、製造指示予定データおよび発注予定データを作成することができるという効果を奏する。
図1は、製造指示・発注予定作成装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態に係る処理のフローチャートの一例を示す図である。 図3は、個別受注製品Aおよび量産品Bの構成のツリー構造の一例を示す図である。 図4は、製造指示データの作成の一例を示す図である。 図5は、発注予定データの作成の一例を示す図である。 図6は、仕入データおよび仕訳の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る製造指示・発注予定作成装置、製造指示・発注予定作成方法および製造指示・発注予定作成プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
[1.概要]
大型機械等の個別受注製造を行う企業においては、受注案件毎(=製番毎)に製造構成(中間品、部品)が異なるため、製番毎に管理をしているが、近年、個別受注製造と量産製造の両方を手掛ける企業が増えてきている。
個別受注製造の場合、製造構成が受注製品毎に異なるため、製造に必要な中間品や部品をマスタにより管理することは困難であり、中間品や部品については個別手配していた。しかしながら、量産製造を併用しており(=量産製造も手掛ており)、かつ、個別受注製造と共通の中間品や部品があるという状況にも関わらず、前述のように、個別受注製造の中間品や部品については個別手配するというのは、非効率的であった。このため、量産製造で使用する部品の在庫品を、個別受注製造にも共用したいという要求があった。
そこで、本実施形態においては、例えば、個別受注製造と量産製造を併用する企業において、両製造形態で共通の中間品や部品を含めた予定在庫を元に、所要量計算を実施できるようにした。具体的には、個別受注製品の製番手配データを用いて、中間品および部品の所要量を計算し、製造指示データおよび発注予定データを自動作成できるようにした。部品の在庫があれば在庫品から製番に払出を行うが、在庫品がない場合は、中間品であれば製造指示、部品であれば発注を行う。
このように、本実施形態においては、個別受注製造と量産製造でまとめて共通部品の手配を行えるようにすることで、手配業務の効率化を実現した。以下、具体的な構成および動作について説明する。
[2.構成]
本実施形態に係る製造指示・発注予定作成装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、製造指示・発注予定作成装置100の構成の一例を示すブロック図である。
製造指示・発注予定作成装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、製造指示・発注予定作成装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
製造指示・発注予定作成装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。製造指示・発注予定作成装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、製造指示・発注予定作成装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、製造指示・発注予定作成装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、例えば、個別・量産一括管理データとしての製番手配データ106aと、現在庫データ106bと、受入予定データとしての入荷予定データ106cと、払出予定データとしての出荷予定データ106dと、予定在庫データ106eと、発注点マスタとしての製造工程指示マスタ106fおよび発注条件マスタ106gと、製造指示データ106hと、発注予定データ106iと、を備えている。
本実施形態に係る製造指示・発注予定作成装置100によれば、最終製品を構成する品である構成品についての製造指示数を含む製造指示データ106hおよび前記構成品についての発注予定数を含む発注予定データ106iを作成することができる。前記最終製品は、例えば、大型機械である。本実施形態に係る製造指示・発注予定作成装置100を使用する者は、例えば、前記大型機械の製造業者である。前記構成品とは、中間品であってもよいし、部品であってもよい。
製番手配データ106aは、個別受注により製造される前記最終製品についての前記構成品と量産製造される前記最終製品についての前記構成品とを一括して管理可能なデータである。製番手配データ106aは、図4および図5に示すように、例えば、前記最終製品が個別受注による製造の対象であるか量産製造の対象であるかを識別するための製造種類識別データ(種類)と、前記構成品を識別するための構成品識別データ(品名)と、前記構成品の手配の仕方に関する区分である手配区分(手配区分)と、納期と、前記構成品の必要数量と、等を含む。
前記製造種類識別データ(種類)としては、図4および図5に示すように、前記最終製品が個別受注であることを意味するもの(個別受注製造)および前記最終製品が量産製造であることを意味するもの(量産製造)が挙げられる。
前記手配区分としては、図4および図5に示すように、前記構成品が製造品である場合の前記手配区分(製造指示)ならびに前記構成品が購買品である場合の前記手配区分(在庫出および発注)が挙げられる。
図3の<個別受注製造>は、図4および図5に示す製番手配データ106a中の「種類:個別受注製造」のレコードに含まれる前記構成品の関係をツリー構造で表した図である。「A」は、前記最終製品に相当する。「基盤」および「ソケット」は、「A」を構成する中間品に相当する。「コンデンサ」、「ゲート抵抗器」、「コイル」および「電飾棒」は、「基盤」を構成する部品に相当する。
図3の<量産製造>は、図4および図5に示す製番手配データ106a中の「種類:量産製造」のレコードに含まれる前記構成品の関係をツリー構造で表した図である。「B」は、前記最終製品に相当する。「セメント抵抗」および「ソケット」は、「B」を構成する中間品に相当する。2つの「ゲート抵抗器」、「ヒューズ」および「電圧計」は、「セメント抵抗」を構成する部品に相当する。
現在庫データ106bは、図4および図5に示すように、例えば、前記構成品識別データ(品名)と、現在庫数(数量)と、等を含む。
入荷予定データ106cは、図4および図5に示すように、例えば、入荷予定識別データ(入荷予定No)と、前記構成品識別データ(品名)と、納期と、前記構成品の入荷予定数(数量)と、等を含む。なお、前記受入予定データは、入荷予定データ106cに限定されず、例えば、発注データ、移動指示(受入先倉庫)データおよび加工指示(製品)データ等であってもよい。
出荷指示データ106dは、図4および図5に示すように、例えば、出荷指示識別データ(出荷指示No)と、前記構成品識別データ(品名)と、納期と、前記構成品の出荷指示数(数量)と、等を含む。なお、前記払出予定データは、出荷指示データ106dに限定されず、例えば、受注データ、移動指示(払出元倉庫)データおよび加工指示(材料)データ等であってもよい。
予定在庫データ106eは、前記現在庫数に、指定期日(図4および図5の例では、3/9時点)までの有効な受払予定データ(受入・払出)、製番手配データ、製造指示データ(使用品)および製造指示データ(完成品)を集約して加味し、指定期日時点にて予定される在庫数を集計したデータである。予定在庫データ106eは、図4および図5に示すように、例えば、前記構成品識別データ(品名)と、予定在庫数と、前記現在庫数と、受入予定数と、払出予定数と、等を含む。
製造工程指示マスタ106fは、製造指示データ106hを作成する際に参照するマスタである。製造工程指示マスタ106fは、図4に示すように、例えば、前記構成品識別データ(品名)と、発注点と、安全在庫数と、等を含む。前記発注点とは、発注の水準となる前記現在庫数のことであり、発注のタイミングの目安とされる。安全在庫数とは、需要の変動による欠品を防ぐために必要とされる在庫量の水準である。前記発注点の数量を前記予定在庫数が下回った場合に、前記安全在庫数を満たす数量が製造指示されることとなる。
発注条件マスタ106gは、発注予定データ106iを作成する際に参照するマスタである。発注条件マスタ106gは、図5に示すように、例えば、前記構成品識別データ(品名)と、前記発注点と、前記安全在庫数と、等を含む。前記発注点の数量を前記予定在庫数が下回った場合に、前記安全在庫数を満たす数量が発注されることとなる。
製造指示データ106hは、図4に示すように、例えば、前記構成品識別データ(品名)と、納期と、前記製造指示数(数量)と、等を含む。
発注予定データ106iは、図5に示すように、例えば、前記構成品識別データ(品名)と、納期と、前記発注予定数(数量)と、等を含む。
制御部102は、製造指示・発注予定作成装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)前記構成品が製造品である場合の手配区分および前記構成品が購買品である場合の手配区分のどちらかの手配区分と前記構成品を識別するための構成品識別データと前記構成品の必要数量とを含み、個別受注により製造される前記最終製品についての前記構成品と量産製造される前記最終製品についての前記構成品とを一括して管理する個別・量産一括管理データと、前記構成品識別データと前記構成品の現在庫数とを含む現在庫データと、前記構成品識別データと前記構成品の受入予定数とを含む受入予定データと、前記構成品識別データと前記構成品の払出予定数とを含む払出予定データと、を参照して、前記構成品識別データが同じものに関して、前記必要数量、前記現在庫数、前記受入予定数および前記払出予定数に基づいて、所定の時点での予定在庫数を算出する予定在庫数算出手段としての予定在庫数算出部102aと、(2)前記予定在庫数算出手段で算出した前記予定在庫数が、前記構成品識別データと発注点と安全在庫数とを含む発注点マスタ中において前記予定在庫数の算出の対象となった前記構成品である算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく発注点を下回るか否かを判定する判定手段としての判定部102bと、(3)前記判定手段で前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記製造品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記製造指示数として含む前記製造指示データを作成する製造指示作成手段としての製造指示作成部102cと、(4)前記判定手段で前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記購買品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記発注予定数として含む前記発注予定データを作成する発注予定作成手段としての発注予定作成部102dと、を備えている。
予定在庫数算出部102aは、前記手配区分と前記構成品識別データと前記必要数量とを含む製番手配データ106aと、前記構成品識別データと前記現在庫数とを含む現在庫データ106bと、前記構成品識別データと前記受入予定数とを含む前記受入予定データと、前記構成品識別データと前記払出予定数とを含む前記払出予定データと、を参照して、前記構成品識別データが同じものに関して、前記必要数量、前記現在庫数、前記受入予定数および前記払出予定数に基づいて、所定の時点での予定在庫数を算出する。具体的には、前記現在庫数+前記受入予定数-前記必要数量-前記払出予定数という計算式により、前記予定在庫数を算出することができる。
判定部102bは、予定在庫数算出部102aで算出した前記予定在庫数が、前記構成品識別データと発注点と安全在庫数とを含む前記発注点マスタ(製造工程指示マスタ106fまたは発注条件マスタ106g)中において前記予定在庫数の算出の対象となった前記構成品である算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく発注点を下回るか否かを判定する。
製造指示作成部102cは、判定部102bで前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく製番手配データ106a中の前記手配区分が前記製造品である場合の前記手配区分(手配区分:製造指示)である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ(製造工程指示マスタ106f)中の前記安全在庫数を満たす数量を前記製造指示数として含む製造指示データ106hを作成する。
発注予定作成部102dは、判定部102bで前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく製番手配データ106a中の前記手配区分が前記購買品である場合の前記手配区分(手配区分:在庫出)である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ(発注条件マスタ106g)中の前記安全在庫数を満たす数量を前記発注予定数として含む発注予定データ106iを作成する。
[3.処理の流れ]
本項目では、本実施形態に係る処理のフローチャートを、図2を用いて説明する。手配区分が、「製造指示」の場合と「在庫出」の場合に分けて説明する。
[3-1.手配区分が「製造指示」の場合]
手配区分が「製造指示」の場合(図2の「手配区分=製造指示の場合」)、製造工程指示マスタ106fの発注点を基にして所要量が計算される(図2のステップS2)。
続いて、今後の在庫受払予定で、発注点を割るか否かが判定される(図2のステップS3)。割らない場合(図2のステップS3:No)、処理は終了する。
これに対して、割る場合(図2のステップS3:Yes)、製造指示データ106hが作成される(図2のステップS4)。これにより、処理は終了する。
[3-2.手配区分が「在庫出」の場合]
手配区分が「在庫出」の場合(図2の「手配区分=在庫出の場合」)、発注条件マスタ106gの発注点を基にして所要量が計算される(図2のステップS5)。
続いて、今後の在庫受払予定で、発注点を割るか否かが判定される(図2のステップS6)。割らない場合(図2のステップS6:No)、処理は終了する。
これに対して、割る場合(図2のステップS6:Yes)、発注予定データ106iが作成される(図2のステップS7)。これにより、処理は終了する。
[4.処理の具体例]
本項目では、本実施形態に係る処理の具体例を説明する。本項目における説明の前提として、製番手配データ106a、現在庫データ106b、入荷予定データ106c、出荷指示データ106d、製造工程指示マスタ106fおよび発注条件マスタ106gは、図4および図5に示すデータまたはマスタが処理開始時点において存在しているものとする。以下、製造指示データ106hの作成の例を[4-1]で、発注予定データ106iの作成の例を[4-2]で説明する。
[4-1:製造指示データ106hの作成]
本項目においては、図4の製番手配データ106aにおいてドット状のハッチングで示した「ソケット」および「セメント抵抗」についての製造指示データ106hが、どのように作成されるか説明する。
(1)予定在庫数算出処理
図4の現在庫データ106bを参照すると、現在庫数は、「ソケット」については1であり、「セメント抵抗」については0であるため、予定在庫数算出部102aは、図4の予定在庫データ106eの現在庫数として、「ソケット」については1を格納し、「セメント抵抗」については0を格納する。
図4の入荷予定データ106cを参照すると、入荷予定は「コンデンサ」のみであるため、予定在庫数算出部102aは、図4の予定在庫データ106eの受入予定数として、「ソケット」については0を格納し、「セメント抵抗」についても0を格納する。
図4の出荷指示データ106dを参照すると、出荷予定は「コイル」のみである。一方で、図4の製番手配データ106aを参照すると、必要数量は、「ソケット」については個別受注製造の1と量産製造の1であり、「セメント抵抗」については量産製造の1である。このため、予定在庫数算出部102aは、図4の予定在庫データ106eの払出予定数として、「ソケット」については2を格納し、「セメント抵抗」については1を格納する。
これらの格納した数値を用いて、予定在庫数算出部102aは、3/9時点での予定在庫数を算出する。具体的には、予定在庫数算出部102aは、「ソケット」については、現在庫数1+受入予定数0-払出予定数2=予定在庫数-1を算出し、「セメント抵抗」については、現在庫数0+受入予定数0-払出予定数1=予定在庫数-1を算出する。そして、予定在庫数算出部102aは、当該算出した結果を、図4の予定在庫データ106eの予定在庫数として格納する。
(2)判定処理
次に、判定部102bは、予定在庫数算出部102aが(1)で算出した予定在庫数が、発注点を下回るか否かを以下のようにして判定する。
「ソケット」については、(1)で算出した予定在庫数は-1であり、一方で、図4の製造工程指示マスタ106fにおいて「ソケット」についての発注点は0である。このため、判定部102bは、「ソケット」については、予定在庫数が発注点を下回ると判定する。
「セメント抵抗」については、(1)で算出した予定在庫数は-1であり、一方で、図4の製造工程指示マスタ106fにおいて「セメント抵抗」についての発注点は0である。このため、判定部102bは、「セメント抵抗」についても、予定在庫数が発注点を下回ると判定する。
(3)製造指示作成処理
製造指示作成部102cは、判定部102bで予定在庫数が発注点を下回ると判定したため、製造指示データ106hを以下のようにして作成する。
「ソケット」については、図4の製造工程指示マスタ106fに示すように、発注点0に対して安全在庫数0のため、予定在庫数-1から安全在庫数0に回復するまで製造指示を行う必要がある。このため、製造指示作成部102cは、図4の製造指示データ106hに示すように、品名「ソケット」と納期「3/9」と製造指示数「1」からなるレコードを製造指示データ106hに格納する。
「セメント抵抗」については、図4の製造工程指示マスタ106fに示すように、発注点0に対して安全在庫数5のため、予定在庫数-1から安全在庫数5に回復するまで製造指示を行う必要がある。このため、製造指示作成部102cは、図4の製造指示データ106hに示すように、品名「セメント抵抗」と納期「3/9」と製造指示数「6」からなるレコードを製造指示データ106hに格納する。
以上、本項目[4-1]で説明したように、本実施形態に係る製造指示・発注予定作成装置100によれば、個別受注により製造される前記最終製品についての前記構成品と量産製造される前記最終製品についての前記構成品とを一括して管理する製番手配データ106aに基づいて、所要量(製造指示数)の算出を行うことができる。言い換えると、個別受注による製造と量産製造という両製造形態を使用する際に、まとめて所要量(製造指示数)を算出することができる。
[4-2:発注予定データ106iの作成]
本項目においては、図5の製番手配データ106aにおいてドット状のハッチングで示した「ゲート抵抗器」についての発注予定データ106iが、どのように作成されるか説明する。
(1)予定在庫数算出処理
図5の現在庫データ106bを参照すると、「ゲート抵抗器」についての現在庫数は、1であるため、予定在庫数算出部102aは、図5の予定在庫データ106eの「ゲート抵抗器」についての現在庫数として、1を格納する。
図5の入荷予定データ106cを参照すると、入荷予定は「コンデンサ」のみであるため、予定在庫数算出部102aは、図5の予定在庫データ106eの「ゲート抵抗器」についての受入予定数として、0を格納する。
図5の出荷指示データ106dを参照すると、出荷予定は「コイル」のみである。一方で、図5の製番手配データ106aを参照すると、「ゲート抵抗器」についての必要数量は、個別受注製造の1と量産製造の2である。このため、予定在庫数算出部102aは、図4の予定在庫データ106eの「ゲート抵抗器」についての払出予定数として、3を格納する。
これらの格納した数値を用いて、予定在庫数算出部102aは、3/9時点での予定在庫数を算出する。具体的には、予定在庫数算出部102aは、「ゲート抵抗器」について、現在庫数1+受入予定数0-払出予定数3=予定在庫数-2を算出する。
(2)判定処理
次に、判定部102bは、予定在庫数算出部102aが(1)で算出した予定在庫数が、発注点を下回るか否かを以下のようにして判定する。
(1)で算出した予定在庫数は-2であり、一方で、図5の発注条件マスタ106gにおいて「ゲート抵抗器」についての発注点は0である。このため、判定部102bは、「ゲート抵抗器」について、予定在庫数が発注点を下回ると判定する。
(3)発注予定作成処理
発注予定作成部102dは、判定部102bで予定在庫数が発注点を下回ると判定したため、発注予定データ106iを以下のようにして作成する。
図5の発注条件マスタ106gに示すように、発注点0に対して安全在庫数0のため、予定在庫数-2から安全在庫数0に回復するまで発注を行う必要がある。このため、発注予定作成部102dは、図5の発注予定データ106iに示すように、品名「ゲート抵抗器」と納期「3/8」と発注予定数「2」からなるレコードを発注予定データ106iに格納する。
以上、本項目[4-2]で説明したように、本実施形態に係る製造指示・発注予定作成装置100によれば、個別受注により製造される前記最終製品についての前記構成品と量産製造される前記最終製品についての前記構成品とを一括して管理する製番手配データ106aに基づいて、所要量(発注予定数)の算出を行うことができる。言い換えると、個別受注による製造と量産製造という両製造形態を使用する際に、まとめて所要量(発注予定数)を算出することができる。
[4-3:まとめ]
以上、[4-1]および[4-2]において(1)~(4)で説明した処理をまとめて、所要量計算と定義することができる。当該所要量計算は、オペレータからの手動指示を契機として実行されてもよいし、夜間等に自動実行されてもよい。
[4-4:補足(原価について)]
本項目では、補足情報として、原価について説明する。発注後、部品を仕入れた場合、個別発注では、製番に直接原価がチャージされる。作成される仕入データおよび仕訳の例を、図6に示す。
[5.本実施形態のまとめ]
以上説明してきたように、本実施形態に係る製造指示・発注予定作成装置100によれば、個別受注による製造の場合においても、量産製造の場合においても、自動で製造指示数および発注予定数を計算し、製造指示予定データおよび発注予定データを作成することができる。これにより、例えば、個別受注製造の際における手配業務を大幅に効率化することができ、また、中間品や部品の仕入コストも低減することができる。
[6.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、製造指示・発注予定作成装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、製造指示・発注予定作成装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて製造指示・発注予定作成装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、製造指示・発注予定作成装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、製造指示・発注予定作成装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、製造指示・発注予定作成装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、個別受注製造と量産製造の両方を手掛けうる製造分野において有用であり、特に、大型機械製造の分野においては極めて有用である。
100 製造指示・発注予定作成装置
102 制御部
102a 予定在庫数算出部
102b 判定部
102c 製造指示作成部
102d 発注予定作成部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 製番手配データ
106b 現在庫データ
106c 入荷予定データ
106d 出荷指示データ
106e 予定在庫データ
106f 製造工程指示マスタ
106g 発注条件マスタ
106h 製造指示データ
106i 発注予定データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (4)

  1. 制御部を備え、最終製品を構成する品である構成品についての製造指示数を含む製造指示データおよび前記構成品についての発注予定数を含む発注予定データを作成する製造指示・発注予定作成装置であって、
    前記制御部は、
    前記構成品が製造品である場合の手配区分および前記構成品が購買品である場合の手配区分のどちらかの手配区分と前記構成品を識別するための構成品識別データと前記構成品の必要数量とを含み、個別受注により製造される前記最終製品についての前記構成品と量産製造される前記最終製品についての前記構成品とを一括して管理する個別・量産一括管理データと、前記構成品識別データと前記構成品の現在庫数とを含む現在庫データと、前記構成品識別データと前記構成品の受入予定数とを含む受入予定データと、前記構成品識別データと前記構成品の払出予定数とを含む払出予定データと、を参照して、前記構成品識別データが同じものに関して、前記必要数量、前記現在庫数、前記受入予定数および前記払出予定数に基づいて、所定の時点での予定在庫数を算出する予定在庫数算出手段と、
    前記予定在庫数算出手段で算出した前記予定在庫数が、前記構成品識別データと発注点と安全在庫数とを含む発注点マスタ中において前記予定在庫数の算出の対象となった前記構成品である算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく発注点を下回るか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記製造品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記製造指示数として含む前記製造指示データを作成する製造指示作成手段と、
    前記判定手段で前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記購買品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記発注予定数として含む前記発注予定データを作成する発注予定作成手段と、
    を備えること、
    を特徴とする製造指示・発注予定作成装置。
  2. 前記最終製品が、大型機械であること、
    を特徴とする請求項1に記載の製造指示・発注予定作成装置。
  3. 制御部を備える情報処理装置で実行される、最終製品を構成する品である構成品についての製造指示数を含む製造指示データおよび前記構成品についての発注予定数を含む発注予定データを作成する製造指示・発注予定作成方法であって、
    前記制御部で実行される、
    前記構成品が製造品である場合の手配区分および前記構成品が購買品である場合の手配区分のどちらかの手配区分と前記構成品を識別するための構成品識別データと前記構成品の必要数量とを含み、個別受注により製造される前記最終製品についての前記構成品と量産製造される前記最終製品についての前記構成品とを一括して管理する個別・量産一括管理データと、前記構成品識別データと前記構成品の現在庫数とを含む現在庫データと、前記構成品識別データと前記構成品の受入予定数とを含む受入予定データと、前記構成品識別データと前記構成品の払出予定数とを含む払出予定データと、を参照して、前記構成品識別データが同じものに関して、前記必要数量、前記現在庫数、前記受入予定数および前記払出予定数に基づいて、所定の時点での予定在庫数を算出する予定在庫数算出ステップと、
    前記予定在庫数算出ステップで算出した前記予定在庫数が、前記構成品識別データと発注点と安全在庫数とを含む発注点マスタ中において前記予定在庫数の算出の対象となった前記構成品である算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく発注点を下回るか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記製造品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記製造指示数として含む前記製造指示データを作成する製造指示作成ステップと、
    前記判定ステップで前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記購買品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記発注予定数として含む前記発注予定データを作成する発注予定作成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする製造指示・発注予定作成方法。
  4. 制御部を備える情報処理装置に実行させるための、最終製品を構成する品である構成品についての製造指示数を含む製造指示データおよび前記構成品についての発注予定数を含む発注予定データを作成する製造指示・発注予定作成プログラムであって、
    前記制御部に実行させるための、
    前記構成品が製造品である場合の手配区分および前記構成品が購買品である場合の手配区分のどちらかの手配区分と前記構成品を識別するための構成品識別データと前記構成品の必要数量とを含み、個別受注により製造される前記最終製品についての前記構成品と量産製造される前記最終製品についての前記構成品とを一括して管理する個別・量産一括管理データと、前記構成品識別データと前記構成品の現在庫数とを含む現在庫データと、前記構成品識別データと前記構成品の受入予定数とを含む受入予定データと、前記構成品識別データと前記構成品の払出予定数とを含む払出予定データと、を参照して、前記構成品識別データが同じものに関して、前記必要数量、前記現在庫数、前記受入予定数および前記払出予定数に基づいて、所定の時点での予定在庫数を算出する予定在庫数算出ステップと、
    前記予定在庫数算出ステップで算出した前記予定在庫数が、前記構成品識別データと発注点と安全在庫数とを含む発注点マスタ中において前記予定在庫数の算出の対象となった前記構成品である算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく発注点を下回るか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記製造品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記製造指示数として含む前記製造指示データを作成する製造指示作成ステップと、
    前記判定ステップで前記下回ると判定し、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記個別・量産一括管理データ中の前記手配区分が前記購買品である場合の前記手配区分である場合、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データを含み、かつ、前記算出対象構成品についての前記構成品識別データと紐づく前記発注点マスタ中の前記安全在庫数を満たす数量を前記発注予定数として含む前記発注予定データを作成する発注予定作成ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする製造指示・発注予定作成プログラム。
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