JP2019168980A - 進捗率算出装置、進捗率算出方法および進捗率算出プログラム - Google Patents

進捗率算出装置、進捗率算出方法および進捗率算出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】工期に含まれる複数の期間の終了時点それぞれにおける予定上の進捗率および実績上の進捗率を算出できる進捗率算出装置、進捗率算出方法および進捗率算出プログラムの提供を課題とする。【解決手段】本実施形態では、(1)工期に含まれるある月終了時点での各月予定額の累計額と予定合計額とに基づいて前記ある月終了時点での予定上の進捗率を算出する処理を、工期に含まれる最初の月の終了時点での予定上の進捗率から工期に含まれる最後の月の終了時点での予定上の進捗率を算出するまで行い、(2)工期に含まれるある月終了時点での各月実績額の累計額と実績合計額とに基づいて前記ある月終了時点での実績上の進捗率を算出する処理を、工期に含まれる最初の月の終了時点での実績上の進捗率から工期に含まれる最後の月の終了時点での実績上の進捗率を算出するまで行う。【選択図】図11

Description

本発明は、進捗率算出装置、進捗率算出方法および進捗率算出プログラムに関する。
特許文献1には、工事内容に沿ったより精度の高い工事計画を迅速に作成することができるプラントの工事計画支援装置及び方法が開示されている(特許文献1の段落0008参照)。
特開2011−170496号公報
このように、例えば、工事計画を管理する分野等においては、予定した作業量(作業予定量)と実際に行われた作業量(作業実績量)との乖離を正確に把握することが、作業遅れの分析等を行うために重要となる。
ここで、従来においては、工期終了時点において、作業予定量と作業実績量との比較を行うことはできても、工期に含まれる複数の期間の終了時点それぞれにおける作業予定量と作業実績量との比較を行うことは出来なかった。例えば、工期に4月度〜7月度が含まれる場合、4月度終了時点における予定上の進捗率および実績上の進捗率、5月度終了時点における予定上の進捗率および実績上の進捗率、6月度終了時点における予定上の進捗率および実績上の進捗率ならびに7月度終了時点における予定上の進捗率および実績上の進捗率をそれぞれ算出することにより、各月終了時点における作業予定量と作業実績量との比較を行うということは従来できなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、工期に含まれる複数の期間の終了時点それぞれにおける予定上の進捗率および実績上の進捗率を算出できる進捗率算出装置、進捗率算出方法および進捗率算出プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る進捗率算出装置は、制御部および記憶部を備える進捗率算出装置であって、前記記憶部には、工期に含まれる複数の期間毎に工事業者に対して払われる予定の額である期間毎予定額と、前記工期内での前記期間毎予定額の合計額である予定合計額と、前記複数の期間毎の工事の作業実績に応じて前記工事業者に対して支払われる額である期間毎実績額と、前記工期内での前記期間毎実績額の合計額である実績合計額と、が紐付けて格納されており、前記制御部は、前記工期に含まれるある期間の終了時点での前記期間毎予定額の累計額と前記予定合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での予定上の進捗率を算出する処理を、前記工期に含まれる最初の期間の終了時点での前記予定上の進捗率から前記工期に含まれる最後の期間の終了時点での前記予定上の進捗率を算出するまで行う第一進捗率算出手段と、前記ある期間の終了時点での前記期間毎実績額の累計額と前記実績合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での実績上の進捗率を算出する処理を、前記最初の期間の終了時点での前記実績上の進捗率から前記最後の期間の終了時点での前記実績上の進捗率を算出するまで行う第二進捗率算出手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る進捗率算出方法は、制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される進捗率算出方法であって、前記記憶部には、工期に含まれる複数の期間毎に工事業者に対して払われる予定の額である期間毎予定額と、前記工期内での前記期間毎予定額の合計額である予定合計額と、前記複数の期間毎の工事の作業実績に応じて前記工事業者に対して支払われる額である期間毎実績額と、前記工期内での前記期間毎実績額の合計額である実績合計額と、が紐付けて格納されており、前記制御部で実行される、前記工期に含まれるある期間の終了時点での前記期間毎予定額の累計額と前記予定合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での予定上の進捗率を算出する処理を、前記工期に含まれる最初の期間の終了時点での前記予定上の進捗率から前記工期に含まれる最後の期間の終了時点での前記予定上の進捗率を算出するまで行う第一進捗率算出ステップと、前記ある期間の終了時点での前記期間毎実績額の累計額と前記実績合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での実績上の進捗率を算出する処理を、前記最初の期間の終了時点での前記実績上の進捗率から前記最後の期間の終了時点での前記実績上の進捗率を算出するまで行う第二進捗率算出ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る進捗率算出プログラムは、制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための進捗率算出プログラムであって、前記記憶部には、工期に含まれる複数の期間毎に工事業者に対して払われる予定の額である期間毎予定額と、前記工期内での前記期間毎予定額の合計額である予定合計額と、前記複数の期間毎の工事の作業実績に応じて前記工事業者に対して支払われる額である期間毎実績額と、前記工期内での前記期間毎実績額の合計額である実績合計額と、が紐付けて格納されており、前記制御部に実行させるための、前記工期に含まれるある期間の終了時点での前記期間毎予定額の累計額と前記予定合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での予定上の進捗率を算出する処理を、前記工期に含まれる最初の期間の終了時点での前記予定上の進捗率から前記工期に含まれる最後の期間の終了時点での前記予定上の進捗率を算出するまで行う第一進捗率算出ステップと、前記ある期間の終了時点での前記期間毎実績額の累計額と前記実績合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での実績上の進捗率を算出する処理を、前記最初の期間の終了時点での前記実績上の進捗率から前記最後の期間の終了時点での前記実績上の進捗率を算出するまで行う第二進捗率算出ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、工期に含まれる複数の期間の終了時点それぞれにおける予定上の進捗率および実績上の進捗率を算出できるという効果を奏する。
図1は、進捗率算出装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、発注データ、プロジェクト基本情報データ、仕入先マスタ、支払先マスタ、プロジェクト種別マスタおよび原価分類マスタにおける具体的内容の一例を示す図である。 図3は、4月度の出来高検収入力画面ならびに4月度の仕入データおよび出来高検収データにおける具体的内容の一例を示す図である。 図4は、4月度の出来高検収確認書の一例を示す図である。 図5は、5月度の出来高検収入力画面ならびに5月度の仕入データおよび出来高検収データにおける具体的内容の一例を示す図である。 図6は、5月度の出来高検収確認書の一例を示す図である。 図7は、6月度の出来高検収入力画面ならびに6月度の仕入データおよび出来高検収データにおける具体的内容の一例を示す図である。 図8は、6月度の出来高検収確認書の一例を示す図である。 図9は、7月度の出来高検収入力画面ならびに7月度の仕入データおよび出来高検収データにおける具体的内容の一例を示す図である。 図10は、7月度の出来高検収確認書の一例を示す図である。 図11は、各月終了時点における予定上の進捗率および実績上の進捗率の算出の一例を示す図である。 図12は、支払予定表の一例を示す図である。
以下に、進捗率算出装置、進捗率算出方法および進捗率算出プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。以下、具体的な構成および動作について説明する。
[1.構成]
本実施形態に係る進捗率算出装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、進捗率算出装置100の構成の一例を示すブロック図である。以下、具体的な構成および動作について説明する。
進捗率算出装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、進捗率算出装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
進捗率算出装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。進捗率算出装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、進捗率算出装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、進捗率算出装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、例えば、発注データ106aと、プロジェクト基本情報データ106bと、仕入先マスタ106cと、支払先マスタ106dと、プロジェクト種別マスタ106eと、原価分類マスタ106fと、仕入データ106gと、出来高検収データ106hと、を備えている。
発注データ106aは、図2に示すように、例えば、工事の発注を識別するための発注識別データ(発注番号)、工事の仕入先を識別するための仕入先識別データ(仕入先および仕入先名)、各工事を識別するための工事識別データ(プロジェクト番号およびプロジェクト名)、工事の種別を識別するための工事種別識別データ(プロジェクト種別)、工事の発注額の種類を識別するための発注額種類識別データ(原価分類)および工事の発注額(発注額)等を含む。
プロジェクト基本情報データ106bは、図2に示すように、例えば、前記工事識別データ(プロジェクト番号およびプロジェクト名)等を含む。
仕入先マスタ106cは、図2に示すように、例えば、前記仕入先識別データ(仕入先および仕入先名)等を含む。
支払先マスタ106dは、図2に示すように、例えば、前記工事の発注額の支払先を識別するための支払先識別データ(支払先および支払先名)等を含む。
プロジェクト種別マスタ106eは、図2に示すように、例えば、前記工事種別識別データ(プロジェクト種別コードおよびプロジェクト種別名)等を含む。
原価分類マスタ106fは、図2に示すように、例えば、前記発注額種類識別データ(原価分類コードおよび原価分類名)等を含む。
仕入データ106gは、図9に示すように、例えば、仕入を識別するための仕入識別データ(仕入番号)、前記発注識別データ(発注番号)、前記仕入先識別データ(仕入先および仕入先名)、前記工事識別データ(プロジェクト番号およびプロジェクト名)、前記工事種別識別データ(プロジェクト種別)、前記発注額種類識別データ(原価分類)、工期に含まれる複数の期間毎の工事の作業実績に応じて工事業者に対して支払われる額である期間毎実績額(2018/4の仕入額800,000円、2018/5の仕入額1,100,000円、2018/6の仕入額1,000,000円および2018/7の仕入額1,100,000円)、前記工期内での前記期間毎実績額の合計額である実績合計額(800,000円と1,100,000円と1,000,000円と1,100,000円との合計額である4,000,000円)ならびに前記期間毎実績額についての消費税等を含む。
出来高検収データ106hは、図9に示すように、例えば、前記発注識別データ(発注番号)、発注年月(年月)、前記仕入識別データ(仕入番号)、前記複数の期間それぞれの開始日(開始日)、前記複数の期間それぞれの終了日(終了日)、前記複数の期間毎に前記工事業者に対して支払われる予定の額である期間毎予定額(2018/4の予定額1,000,000円、2018/5の予定額900,000円、2018/6の予定額1,050,000円および2018/7の予定額1,050,000円)、前記工期内での前記期間毎予定額の合計額である予定合計額(1,000,000円と900,000円と1,050,000円と1,050,000円との合計額である4,000,000円)、前記期間毎実績額(2018/4の仕入額800,000円、2018/5の仕入額1,100,000円、2018/6の仕入額1,000,000円および2018/7の仕入額1,100,000円)、前記実績合計額(800,000円と1,100,000円と1,000,000円と1,100,000円との合計額である4,000,000円)ならびに前記期間毎実績額についての消費税等を含む。
前々段落および前段落で説明した内容から、次のことがいえる。すなわち、出来高検収データ106hには、前記期間毎予定額および前記予定合計額等が含まれ、一方で、仕入データ106gには、前記期間毎実績額および前記実績合計額等が含まれる。そして、出来高検収データ106hに含まれる情報と仕入データ106gに含まれる情報とは、前記発注識別データ(発注番号)を通して紐付いている。このため、記憶部106には、前記期間毎予定額と前記予定合計額と前記期間毎実績額と前記実績合計額とが紐付けて格納されているといえる。
制御部102は、進捗率算出装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、例えば、(1)前記工期に含まれるある期間の終了時点での前記期間毎予定額の累計額と前記予定合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での予定上の進捗率を算出する処理を、前記工期に含まれる最初の期間の終了時点での前記予定上の進捗率から前記工期に含まれる最後の期間の終了時点での前記予定上の進捗率を算出するまで行う第一進捗率算出手段としての第一進捗率算出部102aと、(2)前記ある期間の終了時点での前記期間毎実績額の累計額と前記実績合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での実績上の進捗率を算出する処理を、前記最初の期間の終了時点での前記実績上の進捗率から前記最後の期間の終了時点での前記実績上の進捗率を算出するまで行う第二進捗率算出手段としての第二進捗率算出部102bと、を備えている。なお、各部が実行する処理の詳細については、以下の[2.処理の具体例]で説明する。
[2.処理の具体例]
以下、本実施形態に係る処理の具体例について、図2〜図12を用いて詳細に説明する。本項目においては、工事業者である○○道路に対して工期2018/04/11〜2018/08/10の工事を外注した際に、2018/04/11〜2018/05/10の期間(4月度)の終了時点での予定上の進捗率および実績上の進捗率、2018/05/11〜2018/06/10の期間(5月度)の終了時点での予定上の進捗率および実績上の進捗率、2018/06/11〜2018/07/10の期間(6月度)の終了時点での予定上の進捗率および実績上の進捗率ならびに2018/07/11〜2018/08/10の期間(7月度)の終了時点での予定上の進捗率および実績上の進捗率を算出するという場面を想定して説明をする。
説明の順序としては、まず、進捗率を算出するために必要となるデータ(図9に示す仕入データ106gおよび図9に示す出来高検収データ106h)の作成について説明し、次に、進捗率の算出について説明し、最後に、支払予定表の作成について説明する。
[2−1.仕入データ106gおよび出来高検収データ106hの作成]
図9に示す仕入データ106gおよび図9に示す出来高検収データ106hは、4月度〜7月度の処理を通して作成される。以下、各月度の処理を説明する。
(1)4月度の処理
まず、発注データ106a、プロジェクト基本情報データ106b、仕入先マスタ106c、支払先マスタ106d、プロジェクト種別マスタ106eおよび原価分類マスタ106fの内容が、図2に示すように登録される。
次に、図3の<出来高検収入力画面>において、発注番号が入力されると、発注データ106aから、当該発注データと紐付く情報(プロジェクト番号、仕入先、仕入日、担当者および工期)が、図3の<出来高検収入力画面>に表示される。
そして、工期に含まれる期間の数をいくつとするかという事前設定情報に基づいて、年月、開始日および終了日が自動セットされて出来高検収入力画面に表示される。例えば、工期に含まれる期間の数が「4」である場合には、工期「2018/04/11〜2018/08/10」が4分割されて、図3の<出来高検収入力画面>の表示領域MA1に示すように、最初の期間として「年月2018/4 開始日2018/04/11 終了日2018/05/10」が表示され、次の期間として「年月2018/5 開始日2018/05/11 終了日2018/06/10」が表示され、更に次の期間として「年月2018/6 開始日2018/06/11 終了日2018/07/10」が表示され、最後の期間として「年月2018/7 開始日2018/07/11 終了日2018/08/10」が表示されている。
予定額としては、発注額「4,000,000円」を4分割した値が、出来高検収入力画面に初期表示される。すなわち、図3の<出来高検収入力画面>の表示領域MA1に示すように、各月度について1,000,000円という予定額が表示される。当該予定額は、訂正することが可能である。
実績額は、オペレータにより入力される。図3の<出来高検収入力画面>においては、表示領域MA1に示すように、4月度の実績額として「800,000円」が入力されている。
出来高検収入力画面において必要な情報の入力が済んだら、オペレータが当該画面において登録を実行することにより、仕入データ106gおよび出来高検収データ106hを作成することができる。なお、予定額の合計額が発注額と一致しないと、登録を実行することができない。
作成された仕入データ106gおよび出来高検収データ106hを図3に示す。図3の仕入データ106gにおける仕入額「800,000円」および図3の出来高検収データ106hにおける仕入額「800,000円」は、図3の<出来高検収入力画面>で入力された実績額「800,000円」に基づく情報である。また、図3の出来高検収データ106hにおける各月度の予定額は、図3の<出来高検収入力画面>に表示された各月度の予定額に基づく情報である。
最後に、作成された出来高検収データ106h等に基づいて、出来高検収確認書(金額を確定するまでに至る工事内容等を証明する書面であって、外注先と毎月計上額の確認を交わすためのもの)が作成される。作成された4月度の出来高検収確認書を図4に示す。図4の出来高検収確認書における今回検収金額「800,000円」は、図3の出来高検収データ106hにおける4月度の仕入額「800,000円」に基づく情報である。また、図4の出来高検収確認書における累計金額「800,000円」は、図3の出来高検収データ106hにおける4月度の仕入額「800,000円」の累計額である。
(2)5月度の処理
まず、図5の<出来高検収入力画面>において、発注番号が入力されると、(1)で登録された発注データ106aおよび(1)で作成された作成された出来高検収データ106hの内容が、図5の<出来高検収入力画面>に表示される。
<出来高検収入力画面>に表示された予定額は、必要に応じて、オペレータが適宜変更することができる。ただし、確定月度である4月度の予定額「1,000,000円」については、変更することはできない。図5の<出来高検収入力画面>の表示領域MB1では、5月度の予定額が「1,000,000円」から「900,000円」に変更され、6月度の予定額が「1,000,000円」から「1,050,000円」に変更され、7月度の予定額が「1,000,000円」から「1,050,000円」に変更されている。
実績額は、オペレータにより入力される。図5の<出来高検収入力画面>においては、表示領域MB1に示すように、5月度の実績額として「1,100,000円」が入力されている。
出来高検収入力画面において必要な情報の入力が済んだら、(1)と同様の方法により、図5に示す仕入データ106gおよび図5に示す出来高検収データ106hが作成され、更に、図6に示す出来高検収確認書が作成される。図6に示す出来高検収確認書における累計金額「1,900,000円」は、図5の出来高検収データ106hにおける4月度の仕入額「800,000円」と5月度の仕入額「1,100,000円」との累計額である。
(3)6月度の処理
まず、図7の<出来高検収入力画面>において、発注番号が入力されると、(1)で登録された発注データ106aおよび(2)で作成された作成された出来高検収データ106hの内容が、図7の<出来高検収入力画面>に表示される。
実績額は、オペレータにより入力される。図7の<出来高検収入力画面>においては、表示領域MC1に示すように、6月度の実績額として「1,000,000円」が入力されている。
出来高検収入力画面において必要な情報の入力が済んだら、(1)と同様の方法により、図7に示す仕入データ106gおよび図7に示す出来高検収データ106hが作成され、更に、図8に示す出来高検収確認書が作成される。図8に示す出来高検収確認書における累計金額「2,900,000円」は、図7の出来高検収データ106hにおける4月度の仕入額「800,000円」と5月度の仕入額「1,100,000円」と6月度の仕入額「1,000,000円」との累計額である。
(4)7月度の処理
まず、図9の<出来高検収入力画面>において、発注番号が入力されると、(1)で登録された発注データ106aおよび(3)で作成された作成された出来高検収データ106hの内容が、図9の<出来高検収入力画面>に表示される。
実績額は、オペレータにより入力される。図9の<出来高検収入力画面>においては、表示領域MD1に示すように、7月度の実績額として「1,100,000円」が入力されている。
出来高検収入力画面において必要な情報の入力が済んだら、オペレータが当該画面において登録を実行することにより、仕入データ106gおよび出来高検収データ106hを作成することができる。なお、最終月度である7月度には、実績額の合計額が発注額と一致しないと、登録を実行することはできない。
最後に、作成された出来高検収データ106h等に基づいて、出来高検収確認書が作成される。作成された7月度の出来高検収確認書を図10に示す。図10に示す出来高検収確認書における累計金額「4,000,000円」は、図9の出来高検収データ106hにおける4月度の仕入額「800,000円」と5月度の仕入額「1,100,000円」と6月度の仕入額「1,000,000円」と7月度の仕入額「1,100,000円」との累計額である。
以上、(1)〜(4)で説明した手順により、図9に示す仕入データ106gおよび図9に示す出来高検収データ106hを作成することができ、当該作成したデータを用いて、以下で説明する進捗率の算出を行うことができる。
[2−2.進捗率の算出]
本項目では、まず、予定上の進捗率の算出について説明し、次に、実績上の進捗率の算出について説明する。なお、予定上の進捗率とは、全予定に対して工期に含まれるある期間の終了時点でどれだけ工事が進む予定かを示す進捗率のことであり、実績上の進捗率とは、全実績に対して工期に含まれるある期間の終了時点でどれだけ工事が進んだかを示す進捗率のことである。
[2−2−1.予定上の進捗率の算出]
第一進捗率算出部102aは、工期に含まれるある期間の終了時点での期間毎予定額の累計額と予定合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での予定上の進捗率を算出する処理を、前記工期に含まれる最初の期間の終了時点での前記予定上の進捗率から前記工期に含まれる最後の期間の終了時点での前記予定上の進捗率を算出するまで行う。
具体的には、工期は、4月度〜7月度の4つの期間に分かれるため、第一進捗率算出部102aは、4月度終了時点での予定上の進捗率、5月度終了時点での予定上の進捗率、6月度終了時点での予定上の進捗率および7月度終了時点での予定上の進捗率を以下のようにして算出する。
(1)4月度終了時点での予定上の進捗率
4月度についての予定額は、図9の出来高検収データ106hに示すとおり、1,000,000円である。このため、4月度終了時点での予定額の累計額は、1,000,000円となる。また、4月度から7月度までの予定額の合計額は、図9の出来高検収データ106hから読み取れるように、1,000,000円+900,000円+1,050,000円+1,050,000円=4,000,000円となる。このため、第一進捗率算出部102aは、4月度終了時点での予定上の進捗率を、(4月度終了時点での予定額の累計額÷4月度から7月度までの予定額の合計額×100)=1,000,000円÷4,000,000円×100=25%と算出する。当該算出結果を図11の(A)に示す。
(2)5月度終了時点での予定上の進捗率
5月度についての予定額は、図9の出来高検収データ106hに示すとおり、900,000円である。このため、5月度終了時点での予定額の累計額は、4月度についての予定額1,000,000円と5月度についての予定額900,000円とを足して1,900,000円となる。また、4月度から7月度までの予定額の合計額は、(1)で説明したように、4,000,000円である。このため、第一進捗率算出部102aは、5月度終了時点での予定上の進捗率を、(5月度終了時点での予定額の累計額÷4月度から7月度までの予定額の合計額×100)=1,900,000円÷4,000,000円×100=47%(小数点以下切り捨て)と算出する。当該算出結果を図11の(B)に示す。
(3)6月度終了時点での予定上の進捗率
6月度についての予定額は、図9の出来高検収データ106hに示すとおり、1,050,000円である。このため、6月度終了時点での予定額の累計額は、4月度についての予定額1,000,000円と5月度についての予定額900,000円と6月度についての予定額1,050,000円とを足して2,950,000円である。また、4月度から7月度までの予定額の合計額は、(1)で説明したように、4,000,000円である。このため、第一進捗率算出部102aは、6月度終了時点での予定上の進捗率を、(6月度終了時点での予定額の累計額÷4月度から7月度までの予定額の合計額×100)=2,950,000円÷4,000,000円×100=73%(小数点以下切り捨て)と算出する。当該算出結果を図11の(C)に示す。
(4)7月度終了時点での予定上の進捗率
7月度についての予定額は、図9の出来高検収データ106hに示すとおり、1,050,000円である。このため、7月度終了時点での予定額の累計額は、4月度についての予定額1,000,000円と5月度についての予定額900,000円と6月度についての予定額1,050,000円と7月度についての予定額1,050,000円とを足して4,000,000円である。また、4月度から7月度までの予定額の合計額は、(1)で説明したように、4,000,000円である。このため、第一進捗率算出部102aは、7月度終了時点での予定上の進捗率を、(7月度終了時点での予定額の累計額÷4月度から7月度までの予定額の合計額×100)=4,000,000円÷4,000,000円×100=100%と算出する。当該算出結果を図11の(D)に示す。
[2−2−2.実績上の進捗率の算出]
第二進捗率算出部102bは、工期に含まれるある期間の終了時点での期間毎実績額の累計額と実績合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での実績上の進捗率を算出する処理を、前記工期に含まれる最初の期間の終了時点での前記実績上の進捗率から前記工期に含まれる最後の期間の終了時点での前記実績上の進捗率を算出するまで行う。
具体的には、工期は、4月度〜7月度の4つの期間に分かれるため、第二進捗率算出部102bは、4月度終了時点での実績上の進捗率、5月度終了時点での実績上の進捗率、6月度終了時点での実績上の進捗率および7月度終了時点での実績上の進捗率を以下のようにして算出する。
(1)4月度終了時点での実績上の進捗率
4月度についての実績額は、図9の仕入データ106gに示すとおり、仕入額800,000円である。このため、4月度終了時点での実績額の累計額は、800,000円となる。また、4月度から7月度までの実績額の合計額は、図9の仕入データ106gから読み取れるように、800,000円+1,100,000円+1,000,000円+1,100,000円=4,000,000円となる。このため、第二進捗率算出部102bは、4月度終了時点での実績上の進捗率を、(4月度終了時点での実績額の累計額÷4月度から7月度までの実績額の合計額×100)=800,000円÷4,000,000円×100=20%と算出する。当該算出結果を図11の(E)に示す。
(2)5月度終了時点での実績上の進捗率
5月度についての実績額は、図9の仕入データ106gに示すとおり、仕入額1,100,000円である。このため、5月度終了時点での実績額の累計額は、4月度についての実績額800,000円と5月度についての実績額1,100,000円とを足して1,900,000円である。また、4月度から7月度までの実績額の合計額は、(1)で説明したように、4,000,000円である。このため、第二進捗率算出部102bは、5月度終了時点での実績上の進捗率を、(5月度終了時点での実績額の累計額÷4月度から7月度までの実績額の合計額×100)=1,900,000円÷4,000,000円×100=47%(小数点以下切り捨て)と算出する。当該算出結果を図11の(F)に示す。
(3)6月度終了時点での実績上の進捗率
6月度についての実績額は、図9の仕入データ106gに示すとおり、仕入額1,000,000円である。このため、6月度終了時点での実績額の累計額は、4月度についての実績額800,000円と5月度についての実績額1,100,000円と6月度についての実績額1,000,000円とを足して2,900,000円である。また、4月度から7月度までの実績額の合計額は、(1)で説明したように、4,000,000円である。このため、第二進捗率算出部102bは、6月度終了時点での実績上の進捗率を、(6月度終了時点での実績額の累計額÷4月度から7月度までの実績額の合計額×100)=2,900,000円÷4,000,000円×100=72%(小数点以下切り捨て)と算出する。当該算出結果を図11の(G)に示す。
(4)7月度終了時点での実績上の進捗率
7月度についての実績額は、図9の仕入データ106gに示すとおり、仕入額1,100,000円である。このため、7月度終了時点での実績額の累計額は、4月度についての実績額800,000円と5月度についての実績額1,100,000円と6月度についての実績額1,000,000円と7月度についての実績額1,100,000円とを足して4,000,000円である。また、4月度から7月度までの実績額の合計額は、(1)で説明したように、4,000,000円である。このため、第二進捗率算出部102bは、7月度終了時点での実績上の進捗率を、(7月度終了時点での実績額の累計額÷4月度から7月度までの実績額の合計額×100)=4,000,000円÷4,000,000円×100=100%と算出する。当該算出結果を図11の(H)に示す。
[2−2−3.まとめ]
以上、[2−2−1]および[2−2−2]で説明したように、本実施形態によれば、例えば、予定上の進捗率と実績上の進捗率とを算出して、表示することで、オペレータは、予定と実績との乖離を把握することができ、作業遅れ等の分析を行うことができる。また、本実施形態によれば、例えば、図11に示すように、出来高検収データ106hから予定額を取得して表示し、仕入データ106gから実績額を取得して表示することにより、金額の入力漏れ等の確認を行うこともできる。
そして、本実施形態によれば、例えば、プロジェクト毎の予定額および実績額を表示することができる。例えば、プロジェクト番号「TYO001」のプロジェクトに○○道路と○○設備が携わっており、○○道路の2018/4の予定額が1,000,000円であり、○○設備の2018/4の予定額が800,000円である場合には、図11の(I)に示すように、前記プロジェクトについての2018/4の予定額を、1,000,000円+800,000円=1,800,000円と算出して表示することができる。また、○○道路の2018/4の実績額が800,000円であり、○○設備の2018/4の実績額が800,000円である場合には、図11の(J)に示すように、前記プロジェクトについての2018/4の実績額を、800,000円+800,000円=1,600,000円と算出して表示することができる。
[2−3.支払予定表の作成]
本項目では、[2−1]で作成した図9に示す仕入データ106gおよび図9に示す出来高検収データ106hを用いて作成できる支払予定表について説明する。
例えば、4月度(2018/04/11〜2018/05/10)終了時点を基準として考えた場合、5月度に支払う分は、当該4月度についての実績額800,000円(図9の仕入データ106gにおける4月度についての仕入額800,000円)となる。当該800,000円を、図12の支払予定表の○○道路の2018/5月度分の支払予定として示す。このように、支払いの対象となる該当月の仕入データが存在する場合には、仕入済として、図9の仕入データ106gから仕入額を出力する。
これに対して、例えば、同じく4月度(2018/04/11〜2018/05/10)終了時点を基準として考えた場合、6月度に支払う分である5月度(2018/05/11〜2018/06/10)の実績額は未だ存在しない。この場合は、6月度に支払う分は、当該5月度(2018/05/11〜2018/06/10)の当初予定額(図3の出来高検収データ106hにおける5月度についての予定額1,000,000円)となる。当該1,000,000円を、図12の支払予定表の○○道路の2018/6月度分の支払予定として示す。このように、支払予定の対象となる該当月の仕入データが存在しない場合には、仕入予定として、出来高検収データ106hから予定額を出力する。
なお、詳細な説明は省略するが、○○設備についての2018/5月度分の支払予定である800,000円および2018/6月度分の支払予定である1,100,000円も、図12の支払予定表に示す。
[2−4.まとめ]
以上、[2−1]〜[2−3]で説明したように、本実施形態に係る進捗率算出装置100によれば、工期に含まれる複数の期間の終了時点それぞれにおける予定上の進捗率および実績上の進捗率を算出できる。
また、本実施形態における要点をまとめると、例えば、以下のとおりとなる。建設工事業界等においては、外注工事の工事開始時点で工事総額が決定するが、基本的にこの金額に対して、工事進捗に合せて各月、業者への支払が行われる。そこで、本実施形態においては、例えば、工事総額に対して、月別の予定を立てて、仕入を計上できるようにすることにより、予定と実績の乖離ならびに予定上の進捗および実績上の進捗を見ることが出来るようになり、これにより、作業遅れ等の分析をすることが可能となった。また、進捗率を月別の支払予定表の作成にも活用できるようになったため、資金繰りをしやすくなった。そして、従来においては、工事総額に対しての累計仕入額のみ確認することが可能であったが、本実施形態においては、例えば、工事総額を発注データとして登録しておき、発注番号をキーとしたデータ中に月別に予定額および実績額を保持しておくことにより、月別の予定と実績を見れるようになった。
そして、本実施形態における機能の概要をまとめると、例えば、以下の(1)〜(6)のとおりである。
(1)発注入力にて、業者に発注する発注総額の登録を行う。登録データは、発注データに更新される。
(2)発注入力に登録した発注総額に対して、工期内の月毎に予定額を登録する。
(3)当月の実績額を入力することにより、当月分の仕入データを作成する。
(4)総仕入額が発注額を超えることはない。
(5)予定額の変更が必要な場合、修正を行うことができる。
(6)出来高検収確認書をもって、外注先と毎月計上額の確認を取り交わす。
[3.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、進捗率算出装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、進捗率算出装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて進捗率算出装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、進捗率算出装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、進捗率算出装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、進捗率算出装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば、建設工事業界等において有用である。
100 進捗率算出装置
102 制御部
102a 第一進捗率算出部
102b 第二進捗率算出部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 発注データ
106b プロジェクト基本情報データ
106c 仕入先マスタ
106d 支払先マスタ
106e プロジェクト種別マスタ
106f 原価分類マスタ
106g 仕入データ
106h 出来高検収データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (3)

  1. 制御部および記憶部を備える進捗率算出装置であって、
    前記記憶部には、
    工期に含まれる複数の期間毎に工事業者に対して払われる予定の額である期間毎予定額と、前記工期内での前記期間毎予定額の合計額である予定合計額と、前記複数の期間毎の工事の作業実績に応じて前記工事業者に対して支払われる額である期間毎実績額と、前記工期内での前記期間毎実績額の合計額である実績合計額と、
    が紐付けて格納されており、
    前記制御部は、
    前記工期に含まれるある期間の終了時点での前記期間毎予定額の累計額と前記予定合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での予定上の進捗率を算出する処理を、前記工期に含まれる最初の期間の終了時点での前記予定上の進捗率から前記工期に含まれる最後の期間の終了時点での前記予定上の進捗率を算出するまで行う第一進捗率算出手段と、
    前記ある期間の終了時点での前記期間毎実績額の累計額と前記実績合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での実績上の進捗率を算出する処理を、前記最初の期間の終了時点での前記実績上の進捗率から前記最後の期間の終了時点での前記実績上の進捗率を算出するまで行う第二進捗率算出手段と、
    を備えること、
    を特徴とする進捗率算出装置。
  2. 制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される進捗率算出方法であって、
    前記記憶部には、
    工期に含まれる複数の期間毎に工事業者に対して払われる予定の額である期間毎予定額と、前記工期内での前記期間毎予定額の合計額である予定合計額と、前記複数の期間毎の工事の作業実績に応じて前記工事業者に対して支払われる額である期間毎実績額と、前記工期内での前記期間毎実績額の合計額である実績合計額と、
    が紐付けて格納されており、
    前記制御部で実行される、
    前記工期に含まれるある期間の終了時点での前記期間毎予定額の累計額と前記予定合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での予定上の進捗率を算出する処理を、前記工期に含まれる最初の期間の終了時点での前記予定上の進捗率から前記工期に含まれる最後の期間の終了時点での前記予定上の進捗率を算出するまで行う第一進捗率算出ステップと、
    前記ある期間の終了時点での前記期間毎実績額の累計額と前記実績合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での実績上の進捗率を算出する処理を、前記最初の期間の終了時点での前記実績上の進捗率から前記最後の期間の終了時点での前記実績上の進捗率を算出するまで行う第二進捗率算出ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする進捗率算出方法。
  3. 制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための進捗率算出プログラムであって、
    前記記憶部には、
    工期に含まれる複数の期間毎に工事業者に対して払われる予定の額である期間毎予定額と、前記工期内での前記期間毎予定額の合計額である予定合計額と、前記複数の期間毎の工事の作業実績に応じて前記工事業者に対して支払われる額である期間毎実績額と、前記工期内での前記期間毎実績額の合計額である実績合計額と、
    が紐付けて格納されており、
    前記制御部に実行させるための、
    前記工期に含まれるある期間の終了時点での前記期間毎予定額の累計額と前記予定合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での予定上の進捗率を算出する処理を、前記工期に含まれる最初の期間の終了時点での前記予定上の進捗率から前記工期に含まれる最後の期間の終了時点での前記予定上の進捗率を算出するまで行う第一進捗率算出ステップと、
    前記ある期間の終了時点での前記期間毎実績額の累計額と前記実績合計額とに基づいて前記ある期間の終了時点での実績上の進捗率を算出する処理を、前記最初の期間の終了時点での前記実績上の進捗率から前記最後の期間の終了時点での前記実績上の進捗率を算出するまで行う第二進捗率算出ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする進捗率算出プログラム。
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