JP7324036B2 - 電子機器および製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器および製造方法に関する。
例えば、下記特許文献1には、基板上に実装された電気部品の吸湿による絶縁劣化、振動による負荷の軽減等を目的として、基板上における絶縁枠体で囲まれた領域に充填剤を充填することにより、当該領域内の電気部品を封止する技術が開示されている。
特開平11-163490号公報
ところで、本発明の発明者らは、比較的小型のケースの収容空間の内部に回路基板を実装した後、所定の高さ位置まで封止剤を充填することによって、回路基板を封止した際に、封止剤が表面張力によって、ケースの内壁を伝って所定の高さ位置よりも上方にせり上がるといった事象を見出した。このような事象が生じた場合、封止剤によって収容空間の上部領域が狭められてしまい、上部領域に収容されることが予定されていた電子部品を、上部領域に収容することができなくなる虞がある。
一実施形態の電子機器は、収容空間を有するケースと、収容空間の内部に配置される回路部と、収容空間の内部に充填され、回路部を封止する封止剤と、収容空間の内部において、封止剤の上面に載置されたシート部材とを備える。
一実施形態によれば、ケースの内部に充填された封止剤がケースの内壁を伝って上方にせり上がることを抑制できる。
一実施形態に係る電子機器の外観斜視図 図1に示す電子機器のA-A断面図 一実施形態に係る電子機器の製造方法の手順を示すフローチャート 一実施形態に係る電子機器の製造方法における回路部配置工程を示す図 一実施形態に係る電子機器の製造方法における封止工程を示す図 一実施形態に係る電子機器の製造方法におけるシート部材載置工程を示す図 一実施形態に係る電子機器の製造方法におけるバッテリ収容工程を示す図 一実施形態に係る電子機器の製造方法における閉塞工程を示す図 比較例として用いた従来の電子機器の製造方法を示す図
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。なお、以降の説明では、一例として、Z軸方向を上下方向とし、X軸方向およびY軸方向を水平方向とする。
(電子機器100の概要)
図1は、一実施形態に係る電子機器100の外観斜視図である。図1に示す電子機器100は、利用目的に応じて各種機能(例えば、センサ機能、演算機能、通信機能等)を備えた、比較的小型の電子機器である。図1に示すように、電子機器100は、直方体形状の外形状をなす、ケース110を備える。例えば、電子機器100の寸法は、高さ(Z軸方向),横幅(X軸方向),奥行き(Y軸方向)のいずれにおいても、10mm~15mm程度である。電子機器100は、小型であるゆえ、例えば、ユーザの所持物に装着されて、ユーザの行動や身体に関する情報を取得するといった利用も可能である。ケース110は、内部に収容空間112を有する。収容空間112の内部には、上記各種機能を実現するための、回路部120、バッテリ150等が設けられている。
(電子機器100の構成)
図2は、図1に示す電子機器100のA-A断面図である。なお、図2では、ケース110のみ、断面を表すハッチングを示している。図2に示すように、電子機器100は、ケース110、回路部120、封止剤130、シート部材140、バッテリ150、およびFPC160を備える。
ケース110は、直方体形状の外形状をなす、箱状の部材である。ケース110は、直方体形状の収容空間112を有する。ケース110は、下側ケース114および上側ケース116が互いに組み合わされて構成されている。下側ケース114は、収容空間112を有し、且つ、収容空間112の上部に開口部114Aを有する、容器状の部材である。上側ケース116は、下側ケース114の上部に取り付けられることにより、下側ケース114の開口部114Aを閉塞する平板状の部材である。例えば、ケース110は、樹脂素材が用いられて形成される。
回路部120は、回路基板122および複数の電子部品124を備える。回路基板122は、比較的硬質な平板状の部材である。回路基板122としては、例えば、PWB(Printed Wiring Board)が用いられる。回路部120は、回路基板122に実装された複数の電子部品124により、電子機器100の各機能を実現する。なお、本実施形態では、回路基板122の上面および下面の各々に、複数の電子部品124が実装されている。電子部品124としては、例えば、IC(Integrated Circuit)、各種センサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ等)、通信モジュール等が挙げられる。回路部120は、収容空間112の下部領域112A内に、回路基板122が水平となる姿勢で配置される。
封止剤130は、収容空間112の下部領域112Aに充填されて硬化することにより、下部領域112A内に配置された回路部120を封止する。これにより、封止剤130は、回路部120の防水性を高めることができる。また、封止剤130は、下部領域112Aの内部で回路部120を固定することができる。本実施形態では、封止剤130として、紫外線硬化樹脂を用いている。但し、これに限らず、封止剤130として、その他の液状封止剤(例えば、熱硬化性樹脂等)を用いてもよい。なお、封止剤130は、少なくとも回路部120の下側の隙間に流れ込んで当該隙間を封止することが可能な粘度を有するものであることが好ましい。
シート部材140は、収容空間112の内部において、封止剤130が硬化する前に下部領域112A内に充填された封止剤130の上面に載置される。シート部材140は、収容空間112の下部領域112Aに充填された封止剤130を自身に吸着する。これにより、シート部材140は、封止剤130が下側ケース114の内壁面を伝って上部領域112Bへせり上がってしまうことを抑制することができる。シート部材140には、例えば、紫外線透過性を有する樹脂フィルム(例えば、PET(Polyethylene Terephthalate)フィルム等)が用いられる。
バッテリ150は、「電子部品」の一例である。バッテリ150は、収容空間112の上部領域112B内に収容される。バッテリ150は、外部から供給される電力によって充電されることにより電力を蓄える。例えば、バッテリ150は、ケース110の底面から露出して設けられた接続端子(図示省略)により、外部から電力が供給される。または、バッテリ150は、非接触充電方式によって充電されてもよい。そして、バッテリ150は、FPC160を介して、回路基板122へ電力を供給する。バッテリ150としては、例えば、各種二次電池(例えば、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池、ニッケル水素二次電池等)が用いられる。
FPC160は、バッテリ150と回路基板122とを電気的に接続する、可撓性を有するフィルム状の配線部材である。FPC160は、バッテリ150から供給された電力を、回路基板122へ送電する。図2に示すように、FPC160は、シート部材140の縁部と、下側ケース114の内壁面との間に設けられた僅かな隙間を通って、下部領域112Aと上部領域112Bとの間で延在するように、配置されている。
(電子機器100の製造方法の手順)
次に、図3~図9を参照して、電子機器100の製造方法の手順について説明する。図3は、一実施形態に係る電子機器100の製造方法の手順を示すフローチャートである。
<回路部配置工程>
図4は、一実施形態に係る電子機器100の製造方法における回路部配置工程を示す図である。まず、図4に示すように、下側ケース114の収容空間112の下部領域112A内に、回路部120を配置する(ステップS301:回路部配置工程)。この際、図4に示すように、回路基板122が水平となる姿勢で、回路部120を配置する。なお、電子機器100は、下部領域112A内で回路部120の高さ位置や姿勢を規制する規制手段や、下部領域112A内で回路部120を固定する固定手段等を有してもよい。
<封止工程>
図5は、一実施形態に係る電子機器100の製造方法における封止工程を示す図である。次に、図5に示すように、任意の充填装置10によって、下側ケース114の収容空間112の下部領域112Aに、封止剤130を充填することにより、回路部120を封止する(ステップS302:封止工程)。この際、図5に示すように、回路部120が封止剤130に埋没するように、封止剤130を所定の高さ位置(すなわち、下部領域112Aと上部領域112Bとの境界となる高さ位置)まで充填する。
<シート部材載置工程>
図6は、一実施形態に係る電子機器100の製造方法におけるシート部材載置工程を示す図である。図6(a)は、シート部材載置工程における下側ケース114の断面図である。図6(b)は、シート部材載置工程における下側ケース114の平面図である。次に、図6に示すように、下部領域112Aに充填された封止剤130の上面に、封止剤130が硬化する前にシート部材140を載置する(ステップS303:シート部材載置工程)。この際、図6に示すように、少なくとも、シート部材140の縁部と下側ケース114の内壁面との間に、FPC160を通過させることが可能な隙間を形成する。シート部材140が載置された封止剤130は、シート部材140に吸引されるようになる。このため、封止剤130の下側ケース114の内壁面を伝うことによるせり上がりは抑制される。
ここで、図6(b)に示すように、シート部材140は、上方からの平面視において、収容空間112の外周形状に沿った形状である矩形状を有している。また、図6(b)に示すように、シート部材140の外周縁部は、下側ケース114の内壁面から離間している。すなわち、シート部材140の外周縁部と、下側ケース114の内壁面との間には、隙間Dを有する。それにも関わらず、本実施形態の電子機器100は、封止剤130がシート部材140に吸着されるため、隙間Dから封止剤130がせり上がらないようになっている。特に、本実施形態の電子機器100は、隙間Dを有することで、隙間Dを有しない場合に比べて、封止剤130がよりシート部材140に吸着し易くなっている。
また、図6(b)に示すように、シート部材140は、四つの角部142の各々が、丸められた形状を有している。これにより、本実施形態の電子機器100は、封止剤130のせり上がりが生じ易い角部142において、部分的に隙間Dを大きくすることができる。したがって、本実施形態の電子機器100によれば、封止剤130のせり上がりをさらに抑制することができる。
なお、シート部材140は、封止剤130の表面張力によって容易に変形しない程度の強度を有することが好ましい。例えば、本実施形態では、シート部材140の一例として、0.1mmの厚さを有するPETフィルムを用いている。これにより、本実施形態では、シート部材140を封止剤130の上面に載置した際に、シート部材140が封止剤130の表面張力によって容易に変形しないようになっている。すなわち、シート部材140の平面状態を維持することができ、よって、下部領域112Aの上面(上部領域112Bの底面)を平滑な平面とすることができる。
<硬化工程>
その後、封止剤130を硬化させる(ステップS304:硬化工程)。ここで、本実施形態では、封止剤130として紫外線硬化樹脂を用いており、且つ、シート部材140が紫外線透過性を有する。このため、封止剤130は、シート部材140を透過した紫外線が照射されることによって硬化する。
<バッテリ収容工程>
図7は、一実施形態に係る電子機器100の製造方法におけるバッテリ収容工程を示す図である。図7(a)は、バッテリ収容工程における下側ケース114の断面図である。図7(b)は、バッテリ収容工程における下側ケース114の平面図である。次に、図7に示すように、下側ケース114の収容空間112の上部領域112Bに、バッテリ150を収容する(ステップS305:バッテリ収容工程)。ここで、図7(b)に示すように、上方からの平面視において、バッテリ150は、収容空間112の外周形状と同形状の矩形状であり、且つ、収容空間112よりも僅かに小さい矩形状を有している。このため、図7(b)に示すように、下側ケース114の内壁面に対するバッテリ150の周囲のクリアランスは極めて小さい。但し、本実施形態の電子機器100は、図7に示すように、封止剤130の上面にシート部材140を設けたことにより、上部領域112Bへの封止剤130のせり上がりが生じていない。このため、本実施形態の電子機器100は、バッテリ150が封止剤130と干渉することなく、バッテリ150を上部領域112Bに収容可能である。
<閉塞工程>
図8は、一実施形態に係る電子機器100の製造方法における閉塞工程を示す図である。そして、図8に示すように、下側ケース114の上部に、上側ケース116を取り付けることにより、下側ケース114の開口部114Aを閉塞する(ステップS306:閉塞工程)。これにより、図2に示す構成の電子機器100が完成する。
(比較例)
図9は、比較例として用いた従来の電子機器900の製造方法を示す図である。ここでは、従来の電子機器900として、本実施形態の電子機器100からシート部材140を取り除いたものを用いている。
図9に示すように、従来の電子機器900は、封止剤130の上面にシート部材140が載置されていない。このため、従来の電子機器900は、封止剤130が下側ケース114の内壁面を伝って、所定の高さ位置Hよりも上方へせり上がっている。この封止剤130のせり上がりは、平面視において矩形状を有する収容空間112の、4つの角部において特に顕著である。このため、従来の電子機器900では、上部領域112Bが封止剤130によって狭められてしまい、上部領域112Bでバッテリ150が封止剤130に干渉し、上部領域112Bにバッテリ150を収容することができない。
一方、図2に示すように、本実施形態の電子機器100は、封止剤130の上面にシート部材140が載置されている。このため、本実施形態の電子機器100は、封止剤130をシート部材140に吸着させることができ、よって、封止剤130が下側ケース114の内壁面を伝って、所定の高さ位置Hよりも上方へせり上がることを抑制することができる。したがって、本実施形態の電子機器100は、上部領域112Bが封止剤130によって狭められてしまうことがなく、上部領域112Bにバッテリ150を確実に収容することができる。
また、本実施形態の電子機器100は、封止剤130の上面にシート部材140を載置したことにより、下部領域112Aの上面を平滑な平面とすることができ、さらに、下部領域112Aの上面の高さ位置を、比較的高精度に位置合わせすることができる。
以上説明したように、一実施形態に係る電子機器100は、収容空間112を有するケース110と、収容空間112の内部に配置される回路部120と、収容空間112の内部に充填され、回路部120を封止する封止剤130と、収容空間112の内部において、封止剤130の上面に載置されたシート部材140とを備える。
これにより、一実施形態に係る電子機器100は、収容空間112の内部に充填された封止剤130を、シート部材140に吸着させることができる。したがって、一実施形態に係る電子機器100によれば、収容空間112の内部に充填された封止剤130が硬化するまでの間、封止剤130が収容空間112の内壁面を伝って上方へせり上がることを抑制することができる。
また、一実施形態に係る電子機器100において、封止剤130は、紫外線硬化性樹脂であり、シート部材140は、紫外線透過性を有する。
これにより、一実施形態に係る電子機器100は、紫外線がシート部材140によって遮られることなく、封止剤130を紫外線によって硬化させることができる。
また、一実施形態に係る電子機器100において、シート部材140は、平面視において、収容空間112におけるケース110の内壁面に沿った形状を有する。
これにより、一実施形態に係る電子機器100は、シート部材140によって封止剤130が覆われる面積を比較的大きくすることができ、よって、シート部材140による封止剤130の吸着力を高めることができる。
また、一実施形態に係る電子機器100は、シート部材140の外周縁部と、収容空間112におけるケース110の内壁面との間に、隙間Dを有する。
これにより、一実施形態に係る電子機器100は、封止剤130をよりシート部材140に吸着し易くすることができる。
また、一実施形態に係る電子機器100において、収容空間112およびシート部材140は、平面視において矩形状(「複数の角部を備える形状」の一例)を有し、シート部材140は、矩形状が備える4つの角部142の各々が、丸められた形状を有する。
これにより、一実施形態に係る電子機器100は、封止剤130のせり上がりが生じ易い角部142において、部分的に隙間Dを大きくすることができる。したがって、一実施形態に係る電子機器100によれば、封止剤130のせり上がりをさらに抑制することができる。
また、一実施形態に係る電子機器100は、収容空間112においてシート部材140よりも上側の上部領域112Bに収容されるバッテリ150を備える。
これにより、本実施形態の電子機器100は、ワイヤレスで動作可能な小型且つ防水性の高い電子機器100を実現することができ、さらに、上部領域112Bに封止剤130がせり上がらないため、上部領域112Bにバッテリ150を確実に収容することができる。
また、一実施形態に係る電子機器100において、バッテリ150は、平面視において、収容空間112におけるケース110の内壁面に沿った形状を有する。
これにより、一実施形態に係る電子機器100は、バッテリ150とケース110とのクリアランスを小さくすることができ、よって、ケース110を小型化することができる。さらに、一実施形態に係る電子機器100は、上部領域112Bに封止剤130がせり上がらないため、上部領域112Bを拡大することなく、上部領域112Bにバッテリ150を確実に収容することができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、シート部材140の形状を、平面視において矩形状とすることで、収容空間112の内壁面に沿った形状としているが、これに限らない。例えば、収容空間112の内壁面に沿った形状がその他の形状(例えば、多角形状、円形状、楕円形状等)である場合、シート部材140の形状を、これに合わせて同形状とすることで、収容空間112の内壁面に沿った形状としてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、収容空間112の上部領域112Bにバッテリ150を収容する構成を採用しているが、これに限らない。例えば、収容空間112の上部領域112Bに、バッテリ150以外の電子部品を収容する構成を採用してもよい。
100 電子機器
110 ケース
112 収容空間
112A 下部領域
112B 上部領域
114 下側ケース
114A 開口部
116 上側ケース
120 回路部
130 封止剤
140 シート部材
142 角部
150 バッテリ(電子部品)
160 FPC

Claims (10)

  1. 収容空間を有するケースと、
    前記収容空間の内部に配置される回路部と、
    前記収容空間の内部に充填され、前記回路部を封止する封止剤と、
    前記収容空間の内部において、前記封止剤の上面に載置されたシート部材と
    を備え
    前記シート部材は、
    平面視において、前記収容空間における前記ケースの内壁面に沿った形状を有する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記封止剤は、紫外線硬化性樹脂であり、
    前記シート部材は、紫外線透過性を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記シート部材の外周縁部と、前記収容空間における前記ケースの内壁面との間に、隙間を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記収容空間および前記シート部材は、
    平面視において複数の角部を備える形状を有し、
    前記シート部材は、
    前記複数の角部の各々が、丸められた形状を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  5. 収容空間を有するケースと、
    前記収容空間の内部に配置される回路部と、
    前記収容空間の内部に充填され、前記回路部を封止する封止剤と、
    前記収容空間の内部において、前記封止剤の上面に載置されたシート部材と
    を備え、
    前記収容空間において前記シート部材よりも上側の領域に収容される電子部品を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 前記電子部品は、
    平面視において、前記収容空間における前記ケースの内壁面に沿った形状を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  7. 前記電子部品は、前記回路部へ電力を供給するバッテリである
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  8. 前記シート部材は、
    前記封止剤の上面に載置された際に、前記封止剤の表面張力によって変形しない強度を有する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 電子機器の製造方法であって、
    収容空間を有するケースに対し、前記収容空間の内部に回路部を配置する回路部配置工程と、
    前記収容空間の内部に封止剤を充填することにより、前記回路部を封止する封止工程と、
    前記収容空間の内部において、前記封止剤の上面にシート部材を載置するシート部材載置工程と
    を含み
    前記シート部材は、
    平面視において、前記収容空間における前記ケースの内壁面に沿った形状を有する
    ことを特徴とする製造方法。
  10. 電子機器の製造方法であって、
    収容空間を有するケースに対し、前記収容空間の内部に回路部を配置する回路部配置工程と、
    前記収容空間の内部に封止剤を充填することにより、前記回路部を封止する封止工程と、
    前記収容空間の内部において、前記封止剤の上面にシート部材を載置するシート部材載置工程と、
    前記収容空間において前記シート部材よりも上側の領域に電子部品を収容する電子部品収容工程と
    を含むことを特徴とする製造方法。
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