JP7322408B2 - 炭化珪素多結晶基板、炭化珪素多結晶膜の製造方法および炭化珪素多結晶基板の製造方法 - Google Patents
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本発明の炭化珪素多結晶基板は、例えば以下に説明する支持基板上に炭化珪素多結晶膜が形成された積層体から、支持基板が除去されたものである。即ち、支持基板上に形成されたものを「炭化珪素多結晶膜」と呼び、支持基板が除去されて膜単体となったものを「炭化珪素多結晶基板」と呼ぶ。
支持基板としては、カーボン基板が例示されるが、シリコン基板であってもよい。支持基板がカーボン製であれば、燃焼によってSiC多結晶膜を容易に分離することができ、支持基板がシリコン製であれば、酸を用いた溶解によってSiC多結晶膜を容易に分離することができる。
炭化珪素多結晶膜は、支持基板上に成膜されるものであって、厚さ方向に順に積層された第1層と第2層と第3層とを有する。例えば、後述する炭化珪素多結晶基板の製造方法により、支持基板への化学蒸着によってSiC多結晶膜を成膜することができる。なお、炭化珪素多結晶膜の平面の大きさは、直径4インチまたは6インチのいずれでもよい。例えば、後述する炭化珪素多結晶基板の製造方法において、直径4インチまたは6インチのカーボン基板への化学蒸着によって炭化珪素多結晶基板を成膜することにより、このような炭化珪素多結晶基板を得ることができる。
第1層は、支持基板の上に形成された膜であって、例えば窒素原子濃度が1019~1020個/cm3であり、厚みが200~300μmのものである。第1層の窒素原子濃度が低すぎると、SiC多結晶膜全体の導電率が低くなってしまうおそれがあり、第1層の窒素原子濃度が高すぎると、SiC多結晶膜全体の反りが大きくなってしまうおそれがある。また、第1層の厚みが薄すぎると、SiC多結晶膜全体の導電率が低くなってしまうおそれがあり、第1層の厚みが厚すぎると、SiC多結晶膜全体の反りが大きくなってしまうおそれがある。
第2層は、第1層の上に形成された膜であって、例えば窒素原子濃度が1015~1018個/cm3であり、厚みが8~35μmのものである。第2層の窒素原子濃度が低すぎると、SiC多結晶膜全体の導電率が低くなってしまうおそれがあり、第2層の窒素原子濃度が高すぎると、反りの抑制作用が低下してSiC多結晶膜全体の反りが大きくなってしまうおそれがある。また、第2層の厚みが薄すぎると、反りの抑制作用が低下してSiC多結晶膜全体の反りが大きくなってしまうおそれがあり、第2層の厚みが厚すぎると、SiC多結晶膜全体の導電率が低くなってしまうおそれがある。
第3層は、第2層の上に形成された膜であって、例えば窒素原子濃度が1019~1020個/cm3であり、厚みが200~300μmのものである。第3層の窒素原子濃度が低すぎると、SiC多結晶膜全体の導電率が低くなってしまうおそれがあり、第3層の窒素原子濃度が高すぎると、SiC多結晶膜全体の反りが大きくなってしまうおそれがある。また、第3層の厚みが薄すぎると、SiC多結晶膜全体の導電率が低くなってしまうおそれがあり、第3層の厚みが厚すぎると、SiC多結晶膜全体の反りが大きくなってしまうおそれがある。
第1層および第3層のいずれもが、第2層に対し、10~105倍の窒素原子濃度を有し、且つ、6~35倍の厚さを有している。尚、第1層と第2層とは、窒素原子濃度や厚さが互いに等しくてもよいし異なっていてもよく、いずれも上記の数値の範囲に含まれていればよい。第1層および第3層の窒素原子濃度が第2層の窒素原子濃度に対して低すぎると、SiC多結晶膜全体の導電率が低くなってしまうおそれがある。第1層および第3層の窒素原子濃度が第2層の窒素原子濃度に対して高すぎると、SiC多結晶膜全体の導電率が低くなってしまうおそれがある。第1層および第3層の厚さが第2層の厚さに対して薄すぎると、SiC多結晶膜全体の導電率が低くなってしまうおそれがある。第1層および第3層の厚さが第2層の厚さに対して厚すぎると、SiC多結晶膜全体の反りが大きくなってしまうおそれがある。
次に、上記した本発明の炭化珪素多結晶膜について、その製造方法の一態様を説明する。かかる製造方法は、以下に説明する第1成膜工程と、第2成膜工程と、第3成膜工程と、を含む。第1成膜工程、第2成膜工程および第3成膜工程は、いずれも炭化珪素多結晶膜を形成する工程であり、まず共通条件について説明し、その後、第1成膜工程、第2成膜工程および第3成膜工程の個別の条件について説明する。
炭化珪素多結晶膜は、CVD法により化学蒸着させることで成膜される。例えば、支持基板を成膜装置の反応炉内に固定し、減圧状態でAr等の不活性ガスを流しながら炉内を反応温度まで昇温させる。反応温度に達したら、不活性ガスを止め、原料ガスおよびキャリアガス等を流すことで、カーボン基板に成膜されたSiC多結晶膜を得ることができる。
原料ガスとしては、SiC多結晶膜を成膜することができれば、特に限定されず、一般的に使用されるSi系原料ガスやC系原料ガスを用いることができる。Si系原料ガスとしては、例えば、シラン(SiH4)を用いることができるほか、モノクロロシラン(SiH3Cl)、ジクロロシラン(SiH2Cl2)、トリクロロシラン(SiHCl3)、テトラクロロシラン(SiCl4)などのエッチング作用があるClを含む、塩素系Si原料含有ガス(クロライド系原料)を用いることもできる。また、C系原料ガスとしては、例えば、メタン(CH4)やプロパン(C3H8)アセチレン(C2H2)等の炭化水素ガスを用いることができる。また、上記のほか、トリクロロメチルシラン(CH3Cl3Si)、トリクロロフェニルシラン(C6H5Cl3Si)、ジクロロメチルシラン(CH4Cl2Si)、ジクロロジメチルシラン((CH3)2SiCl2)、クロロトリメチルシラン((CH3)3SiCl)等のSiとCとを両方含むガスも、原料ガスとして用いることができる。
また、ドーピングガスとしては、SiC多結晶膜中に不純物としての窒素を導入することができるようなガスであれば特に限定されず、例えば窒素(N2)等のN系ガスを用いることができる。
キャリアガスとしては、成膜を阻害することなく、原料ガスを基板へ展開することができれば、一般的に使用されるキャリアガスを用いることができる。例えば、熱伝導率に優れ、SiCに対してエッチング作用がある水素(H2)を用いることができる。
また、これらの原料ガスおよびキャリアガスと同時に、第3のガスとして、例えば、エッチングガスとしてHClガスを用いることができる。SiC多結晶膜を成膜する際に、原料ガスやキャリアガスの種類と比率が適当でないと、Si粒が一部生成し、単一なSiC多結晶膜とならない場合があるため、Si粒が生成しないようエッチングガスを原料ガス、キャリアガスと同時に好適な比率で供給することができる。
第1成膜工程においては、原料ガスおよびドーピングガスに含まれるケイ素原子と炭素原子と窒素原子との比率が1:1:10~1:1:40となるようにガス流量比を設定する。例えば、原料ガスとしてSiCl4ガスおよびCH4ガスを用い、ドーピングガスとしてN2ガスを用いる場合には、SiCl4ガスとCH4ガスとN2ガスとのガス流量比を1:1:5~1:1:20とすればよい。また、第1成膜工程においては、成膜時間を8~12時間とする。このような第1成膜工程によって、上記のような窒素原子濃度および厚みを有する第1層を形成することができる。
第2成膜工程においては、原料ガスおよびドーピングガスに含まれるケイ素原子と炭素原子と窒素原子との比率が1:1:0.1~1:1:4となるようにガス流量比を設定する。例えば、原料ガスとしてSiCl4ガスおよびCH4ガスを用い、ドーピングガスとしてN2ガスを用いる場合には、SiCl4ガスとCH4ガスとN2ガスとのガス流量比を1:1:0.05~1:1:2とすればよい。また、第2成膜工程においては、成膜時間を0.4~1.5時間とする。尚、第1成膜工程から第2成膜工程への切り換え時には、ドーピングガスの流量のみを低下させればよい。このような第2成膜工程によって、上記のような窒素原子濃度および厚みを有する第2層を形成することができる。
第3成膜工程においては、原料ガスおよびドーピングガスに含まれるケイ素原子と炭素原子と窒素原子との比率が1:1:10~1:1:40となるようにガス流量比を設定する。例えば、原料ガスとしてSiCl4ガスおよびCH4ガスを用い、ドーピングガスとしてN2ガスを用いる場合には、SiCl4ガスとCH4ガスとN2ガスとのガス流量比を1:1:5~1:1:20とすればよい。また、第3成膜工程においては、成膜時間を8~12時間とする。尚、第2成膜工程から第3成膜工程への切り換え時には、ドーピングガスの流量のみを増加させればよい。このような第3成膜工程によって、上記のような窒素原子濃度および厚みを有する第3層を形成することができる。
第1成膜工程および第3成膜工程における原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率は、第2成膜工程における原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率に対し、5~200倍とする。また、第1成膜工程および前記第3成膜工程における成膜時間は、第2成膜工程における成膜時間の6~35倍とする。尚、第1成膜工程と第3成膜工程とにおいて、原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率が互いに等しくてもよいし、異なっていてもよい。また、第1成膜工程と第3成膜工程とにおいて、成膜時間が互いに等しくてもよいし、異なっていてもよい。
本発明の炭化珪素多結晶基板の製造方法は、上記した工程以外にも、他の工程を含むことができる。例えば、成膜装置内の基板ホルダーにカーボン基板を複数枚セットする工程や、セットしたカーボン基板を加熱する工程、化学蒸着前のカーボン基板に、成膜を阻害するような何らかの反応が生じないよう、基板を不活性雰囲気下とするべく、アルゴン等の不活性ガスを流通させる工程等が挙げられる。
次に、本発明の炭化珪素多結晶基板の製造方法について、その一態様を説明する。かかる製造方法は、以下に説明する除去工程を含む。
上記の炭化珪素多結晶膜の製造方法により、支持基板上に炭化珪素多結晶膜が形成され、即ち支持基板と炭化珪素多結晶膜との積層体が製造される。本工程は、この積層体における支持基板を除去する工程である。これにより、支持基板が消滅して炭化珪素多結晶膜が残り、これが炭化珪素多結晶基板となる。
本発明の炭化珪素多結晶基板の製造方法は、支持基板の除去後、炭化珪素多結晶基板の表面を研磨する研磨工程を含んでもよい。炭化珪素多結晶基板は、例えば半導体の製造に用いられる基板とするのであれば、半導体製造プロセスで使用できる面精度が必要となる。そこで、本工程により、炭化珪素多結晶基板の表面を平滑化することが好ましい。
本発明の炭化珪素多結晶基板の製造方法は、上記の工程以外にも、他の工程を含むことができる。例えば、炭化珪素多結晶膜によって完全に被覆されたカーボン基板を燃焼除去させるため、除去工程の前に炭化珪素多結晶膜の一部を除去してカーボン基板を露出させる露出工程や、研磨工程後の炭化珪素多結晶基板を洗浄する洗浄工程、炭化珪素多結晶膜に残留した歪を緩和するため、露出工程の前後において、例えば不活性ガス雰囲気下で2000℃程度での焼鈍処理を行うアニール工程等が挙げられる。
熱CVD装置の反応管内に、支持基板として直径6インチ、厚み500μmのシリコン製基板(支持基板110)を1枚ずつ固定し、炉内へArガスを流入させながら排気ポンプにより炉内を減圧化した後、1350℃まで加熱し、その後、Arガスを停止させた。次いで、原料ガスとして、SiCl4、CH4、ドーピングガスとしてN2、キャリアガスとしてH2を混合した混合ガスを反応管内に流入させた。化学蒸着により、支持基板110のおもて面とうら面との両方に対して、まずSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:10:10の条件で10時間の成膜を実施した(第1成膜工程)。混合ガスにおけるケイ素原子と炭素原子と窒素原子との比率を1:1:20とした。このとき、炉内圧力を30kPaとした。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:0.5:10とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。即ち、混合ガスにおけるケイ素原子と炭素原子と窒素原子との比率を1:1:1とした。また、第1成膜工程および第3成膜工程における原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率(=10)は、第2成膜工程における原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率(=0.5)に対して20倍である。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:1:10とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。即ち、混合ガスにおけるケイ素原子と炭素原子と窒素原子との比率を1:1:2とした。また、第1成膜工程および第3成膜工程における原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率(=10)は、第2成膜工程における原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率(=1)に対して10倍である。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:5:10とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。即ち、混合ガスにおけるケイ素原子と炭素原子と窒素原子との比率を1:1:10とした。また、第1成膜工程および第3成膜工程における原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率(=10)は、第2成膜工程における原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率(=5)に対して2倍である。
第2成膜工程において、成膜時間を30分間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。即ち、第1成膜工程および第3成膜工程における成膜時間は、第2成膜工程における成膜時間の20倍である。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:0.5:10とするとともに成膜時間を30分間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:1:10とするとともに成膜時間を30分間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:5:10とするとともに成膜時間を30分間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。
第2成膜工程において、成膜時間を1.2時間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。即ち、第1成膜工程および第3成膜工程における成膜時間は、第2成膜工程における成膜時間の8.3倍である。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:0.5:10とするとともに成膜時間を1.2時間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:1:10とするとともに成膜時間を1.2時間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:5:10とするとともに成膜時間を1.2時間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。
第2成膜工程において、成膜時間を2時間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。即ち、第1成膜工程および第3成膜工程における成膜時間は、第2成膜工程における成膜時間の5倍である。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:0.5:10とするとともに成膜時間を2時間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:1:10とするとともに成膜時間を2時間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。
第2成膜工程において、ガス流量比をSiCl4:CH4:N2:H2=1:1:5:10とするとともに成膜時間を2時間とした以外は、比較例1-1と同様として成膜を実施した。
CVD法によって支持基板上にSiC多結晶膜を成膜する工程において、成長初期には第1成膜工程によって、厚さ200~300μm、窒素濃度1019~1020個/cm3の第1層を成膜し、第1成膜工程の後に第2成膜工程によって、厚さ10~30μm、窒素濃度1015~1018個/cm3の第2層を成膜し、第2成膜工程の後の成長後期には第3成膜工程によって、厚さ200~300μm、窒素濃度1019~1020個/cm3の第3層を成膜することにより、デバイス製造で一般的に要求される厚み400~600μm、導電率50S/cm以上、反り50μm以下のSiC多結晶基板を製造することが可能となる。
120 SiC多結晶膜
121 第1層
122 第2層
123 第3層
200 SiC多結晶基板
Claims (7)
- 厚さ方向に順に積層された第1層と第2層と第3層とを有し、
前記第1層および前記第3層のいずれもが、前記第2層に対し、10倍よりも大きく、且つ105倍以下の窒素原子濃度を有し、且つ、6~35倍の厚さを有しており、
前記第1層および前記第3層の厚さがいずれも200~300μmであり、
前記第2層の厚さが8~35μmであることを特徴とする炭化珪素多結晶基板。 - 前記第1層および前記第3層の窒素原子濃度がいずれも1019~1020個/cm3であり、
前記第2層の窒素原子濃度が1015~1018個/cm3であることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素多結晶基板。 - CVD法によって支持基板上に炭化珪素多結晶膜を形成する炭化珪素多結晶膜の製造方法であって、
前記支持基板に第1層を形成する第1成膜工程と、前記第1層に第2層を形成する第2成膜工程と、前記第2層に第3層を形成する第3成膜工程と、を順次実施し、
前記第1成膜工程および前記第3成膜工程における原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率を、前記第2成膜工程における原料ガス流量に対するドーピングガス流量の比率に対して5~200倍とし、
前記第1成膜工程および前記第3成膜工程における成膜時間を、前記第2成膜工程における成膜時間の6~35倍とすることを特徴とする炭化珪素多結晶膜の製造方法。 - 前記第1成膜工程および前記第3成膜工程において、原料ガスおよびドーピングガスに含まれるケイ素原子と炭素原子と窒素原子との比率が1:1:10~1:1:40となるようにガス流量比を設定し、
前記第2成膜工程において、原料ガスおよびドーピングガスに含まれるケイ素原子と炭素原子と窒素原子との比率が1:1:0.1~1:1:4となるようにガス流量比を設定することを特徴とする請求項3に記載の炭化珪素多結晶膜の製造方法。 - 前記第1~第3成膜工程において、反応管内の温度が1200~1700℃であり且つ圧力が25~35kPaである条件下で成膜し、
前記第1成膜工程および前記第3成膜工程において、成膜時間を8~12時間とし、
前記第2成膜工程において、成膜時間を0.4~1.5時間とすることを特徴とする請求項3又は4に記載の炭化珪素多結晶膜の製造方法。 - 請求項3~5のいずれか1項に記載された炭化珪素多結晶膜の製造方法によって得られた炭化珪素多結晶膜において、
前記支持基板を除去することで炭化珪素多結晶基板を得る除去工程を含むことを特徴とする炭化珪素多結晶基板の製造方法。 - 前記支持基板の除去後、前記炭化珪素多結晶基板の表面を研磨する研磨工程を含むことを特徴とする請求項6に記載の炭化珪素多結晶基板の製造方法。
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