JP7319847B2 - 改ざん防止機能付き包装用箱 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋部が不正に開封されるのを防止する構造を備えた改ざん防止機能付き包装用箱に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、筒体を形成する4つの側面板の中の、互いに対向する2つの側面板の端辺に内側蓋フラップと外側蓋フラップとが一対に延設され、外側蓋フラップの先端縁に舌片状の差し込み片が延設され、差し込み片の根元には、内向きに延びる2つの切り込み部がほぼ同一線上に設けられ、さらに、内側蓋フラップの根元に、折り畳み線を跨ぐように(ほぼ重なるように)スリットが設けられた包装用箱があった。この包装用箱は、組み立て状態で、差し込み片がスリットに差し込まれ、各切り込み部がスリットの両端部に係合して抜け止めされる。
また、特許文献2には、特許文献1の包装用箱と類似した構造の包装用箱が開示されており、この包装用箱は、差し込み片及びスリットが左右非対称な形状で、差し込み片をスリットに差し込む時、外側蓋フラップを捩じり変形させて差し込む操作を行うという特徴がある。
実用新案登録第3102811号公報 特開2014-5046号公報
特許文献1,2の包装用箱が有する蓋部の構造の場合、スリットに入れられた差し込み片が確実に抜け止めされるようにするため、差し込み片の根元の切り込み部を一定以上に深くする必要がある。しかしながら、例えば、外側蓋フラップの幅が20mm以下しかないような小形の包装用箱は、差し込み片の根元に深い切り込み部を設けると、差し込み片の、外側蓋フラップに連続する繋ぎ部の幅が非常に狭くなってしまう。そうすると、差し込み片の強度が弱くなり、包装用箱を組み立てる時や市場に流通する時、繋ぎ部が不意に破断してしまうという問題は発生しやすくなる。したがって、特許文献1,2に記載された蓋部の構造は、小形の包装用箱に適用することは難しい。
本発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、蓋片の幅が狭い小形の包装用箱にも適用することができ、優れた改ざん防止効果が得られる改ざん防止機能付き包装用箱を提供することを目的とする。
本発明は、筒体を形成する複数の側面板と、前記複数の側面板の中の1つである第一の側面板が有する第一端辺に延設された蓋片と、前記蓋片の先端縁に延設された舌片状の部分であって、舌片状の両側端部を各々内向きに切り欠くことによって互いに反対方向に突出する第一及び第二係合部が設けられた差し込み片とを備え、前記第一の側面板と対向する第二の側面板の内側に、前記第一端辺と同じ側の端辺である第二端辺に近い領域に差し込み部が形成され、前記差し込み部は前記第二端辺に対向し頂点の部分が前記第二端辺と交差するように設けられた切り込みであり、前記差し込み部の両端部である第一及び第二端部が前記第二端辺から離れるように斜めに伸びた位置にあり
前記第二係合部と前記蓋片の先端縁との離間距離は、前記第一係合部と前記蓋片の先端縁との離間距離よりも長く、前記第二端部と前記第二端辺との離間距離は、前記第一端部と前記第二端辺との離間距離よりも長く、
組み立て状態で、前記蓋片は、前記第一の側面板から倒れて前記筒体の一端部を塞ぎ、前記差し込み片は、前記差し込み部に差し込まれ、前記第一係合部が前記第一端部に係合し、前記第二係合部が前記第二端部に係合することによって抜け止めされる改ざん防止機能付き包装用箱である。
前記差し込み部は、所定の開口幅を有した細長い穴により設けられている。前記第二の側面板の前記第二端辺に、前記蓋片の内側に収まる大きさの補助蓋片が延設され、前記差し込み部は、中央部が前記第二端辺に重なっている、又は前記第二端辺を超えて前記補助蓋片の内側に達している構成にしてもよい。
また、前記蓋片又は前記差し込み片に、前記第一及び第二係合部を他の部分から分離させるための開封用破断線が設けられている構成にしてもよい。又は、前記第二の側面板に、前記差し込み部の前記第一及び第二端部を他の部分から分離させて、前記第一及び第二係合部を前記第二の側面板から分離させる開封用破断線が設けられている構成にしてもよい。
本発明の改ざん防止機能付き包装用箱は、蓋部を閉鎖した組み立て状態で、独特な形状の差し込み片が差し込み部に差し込まれ、差し込み片の第一及び第二係合部が差し込み部の第一及び第二端部に各々係合し、差し込み片が強く抜け止めされる。したがって、蓋片を無理に引き上げて不正に開封すると、差し込み片や差し込み部に顕著な痕跡(キズや変形)が確実に残り、開封後、これを綺麗な元の状態に戻すことは困難なので、一見して不正開封されたことに気付くことができる。
また、差し込み片の第一係合部と第二係合部は、蓋片の先端縁に対する離間距離が互いに異なる値になるように配置されているので、差し込み片の、蓋片に連続する繋ぎ部の幅を従来よりも広くでき、従来よりも差し込み片の強度を強くすることができる。したがって、蓋片の幅が狭い小形の包装用箱に適用した場合でも、包装用箱を組み立てる時や市場に流通する時、繋ぎ部が不意に破断してしまう不具合を防止することができる。
本発明の改ざん防止機能付き包装用箱の一実施形態の組み立て状態を示す斜視図であって、全体の外観を示す図(a)、蓋部及びその周辺部分を拡大した図(b)である。 この実施形態の改ざん防止機能付き包装用箱を形成する箱体形成片を表面側から見た展開図である。 図2の中の差し込み片及びその周辺部分を拡大した平面図(a)、差し込み部及びその周辺部分を拡大した平面図(b)である。 組み立て時に蓋部を閉鎖する動作を順に示す斜視図(a)、(b)、(c)である。 組み立て時に蓋部を閉鎖する動作を順に示す正面図(a)、(b)、(c)である。
以下、本発明の改ざん防止機能付き包装用箱の一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態の改ざん防止機能付き包装用箱10は、図1(a)に示すように、細長い略直方体の箱体であり、四角形の筒体12を有し、その両端部が天蓋部14(1)と底蓋部14(2)で各々閉鎖されている。外形寸法は、例えば筒体12の断面が約20mm角、筒体12の長さが約80mmの小形のものである。この改ざん防止機能付き包装用箱10は、図2に示す一枚の箱体形成片16を組み立てることによって形成される。箱体形成片16の基材は、例えば厚紙や合成樹脂シート等である。
箱体形成片16は、互いに平行に連接された4つの側面板18,20,22,24を有し、各々折罫線26,28,30で区切られている。側面板18,20,22,24は、ほぼ同じ大きさの長方形で、連接方向と直角な幅方向の長さが相対的に長く(例えば約80mm)、連接方向の長さが相対的に短い(例えば約20mm)。さらに、側面板24の連接方向の端部には、糊付け片32が延設され、折罫線34で側面板24と区切られている。糊付片32は、4つの側面板18,20,22,24で筒体12を形成するため、側面板18の端部に糊付けされる部分である。
以下、4つの側面板18,20,22,24の、図2における上側を天蓋側、下側を底蓋側と称する。また、側面板20を第一の側面板20、側面板24を第二の側面板24と称する。
側面板18の天蓋側の端辺には、台形状のサイドフラップ36が延設され、折罫線38で側面板18と区切られている。側面板18の底蓋側の端辺にも同様のサイドフラップ40が延設され、折罫線42で側面板18と区切られている。
第一の側面板20の天蓋側の端辺(第一端辺)には、略正方形に形成された天蓋片44が延設され、折罫線46で第一の側面板20と区切られている。天蓋片44の延出長さは、側面板18の短辺の長さとほぼ同じである。
天蓋片44の先端縁44aには、基端側が先端側よりも幅広で先端部が丸く面取りされた舌片状の差し込み片48が延設され、開封用破断線50で天蓋片44と区切られている。差し込み片48には、舌片状の両側端部を各々内向きに切り欠くことによって、互いに反対方向に突出する第一及び第二係合部52,54が設けられている。図3(a)に示すように、第二係合部54と天蓋片44の先端縁44aとの離間距離A2は、第一係合部52と天蓋片44の先端縁44aとの離間距離A1よりも長い。第一係合部52の、切り欠きを挟んで反対側の部分は、先端縁44aの、フラップ36側の端部から約1/3の位置に達している。第二係合部54の、切り欠きを挟んで反対側の部分は、先端縁44aの、フラップ36と反対側の端部に向かって斜めに伸びている。
第一の側面板20の底蓋側の端辺(第一端辺)には、天蓋片44と同様の底蓋片56が延設され、折罫線58で第一の側面板20と区切られている。そして、底蓋片56の先端縁56aには、差し込み片60が延設され、折罫線62で底蓋片56と区切られている。差し込み片60は、第一の側面板20を軸にして差し込み片48とほぼ線対称な形状で、差し込み片48の第一係合部52に対応する第一係合部64と、第二係合部54に対応する第二係合部66とが各々設けられている。
側面板22の天蓋側の端辺には、台形状のサイドフラップ68が延設され、折罫線70で側面板22と区切られている。側面板22の底蓋側の端辺にも同様のサイドフラップ72が延設され、折罫線74で側面板22と区切られている。
第二の側面板24の天蓋側の端辺(第二端辺)には、天蓋片44より少し小さい台形状の補助天蓋片76が延設され、折罫線78で第二の側面板24と区切られている。第二の側面板24の底蓋側の端辺(第二端辺)にも、底蓋片56より少し小さい台形状の補助底蓋片80が延設され、折罫線82で第二の側面板24と区切られている。
第二の側面板24の内側の天蓋側の領域には、天蓋側の端辺(第二端辺)に対向するように、略V字形の切り込みである差し込み部84が設けられている。差し込み部84は、略V字状形の中央部が、天蓋側の端辺(第二端辺)の、フラップ68と反対側に偏って配置され、略V字形の頂点の部分がこの端辺を僅かに超えて補助天蓋片76の内側に達している。フラップ68と反対側の端部である第一端部84aは、天蓋側の端辺(第二端辺)から離れるように斜めに短く伸び、フラップ68側の端部である第二端部84bは、天蓋側の端辺(第二端辺)から離れるように斜めに長く伸びている。また、中央部には、略V字形状の頂点から補助天蓋片76の延出方向に延びる短い切り込み84cが設けられている。
ここで、図3(a)、(b)に基づいて、差し込み部84の寸法を、差し込み片48の寸法と対比する。差し込み部84の第一端部84aの先端と第二の側面板24の天蓋側の端辺(折罫線78)との離間距離B1は、差し込み片48の第一係合部52と天蓋片44の先端縁44aとの離間距離A1より僅かに短い。また、第二端部84bの先端と天蓋側の端辺(折罫線78)との離間距離B2は、上記の離間距離B1より長く、差し込み片48の第二係合部54と天蓋片44の先端縁44aとの離間距離A2より僅かに短い。また、差し込み部84の第一及び第二端部84a,84bの先端同士の間隔B3は、差し込み片48の第一及び第二係合部52,54の先端同士の間隔A3より僅かに短い。
図2に示すように、第二の側面板24の内側の底蓋側の領域には、底蓋側の端辺(第二端辺)に対向するように、略V字形の差し込み部86が設けられている。差し込み部86は、第二の側面板24を軸にして差し込み部84とほぼ線対称な形状で、差し込み部84の第一端部84aに対応する第一端部86aと、第二端部84bに対応する第二端部86bと、切り込み84cに対応する切り込み86cとが各々設けられている。差し込み部86及び差し込み片60の各部寸法の関係は、上記の差し込み部84及び差し込み片48の関係と同じである。
次に、改ざん防止機能付き包装用箱10の組み立て方法の一例を説明する。なお、図2は箱体形成片16を表面側から見たものであり、以下、箱体形成片16の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称して説明する。
まず、折罫線30を正折りして第二の側面板24及び糊付け片32を側面板22及び第一の側面板20の裏面に重ね、糊付け片32の表面に糊を塗布する。そして、折罫線26を正折りして側面板18を糊付け片32の表面に重ね、側面板18の端部の裏面を糊付け片32の表面に糊付けする。箱体形成片16は、この折り畳まれた状態で出荷される。
次に、商品等を包装する工場等において立体的に組み立てる。まず、折罫線26,28,30,34を各々90度に正折りし、4つの側面板18,20,22,24で四角形の筒体12を形成する。これで、第一及び第二の側面板20,24が互いに対向し、筒体12の天蓋側の端部が図4(a)に示す状態になる。底蓋側の端部も同様に、図4(a)とほぼ対称な状態になる。
その後、商品等を入れることができるようにするため、筒体12のどちらか一方の端部を閉鎖する操作を行う。例えば、天蓋側の端部を閉鎖する場合は、まず、折罫線38,70でサイドフラップ36,68を90度に正折りし、折罫線78で補助天蓋片76を90度に正折りし、図4(b)に示す状態にする。この状態で、差し込み部84に囲まれた略V字状形の頂点の部分(折罫線78を超えて補助天蓋片76の内側に達している部分)が、補助天蓋片76から離れて立ち上がり、立ち上がった跡に小さい開口部が形成される。
そして、図4(c)に示すように、開封用破断線50を90度に正折りして差し込み片48を90度に正折りし、折罫線46を正折りして天蓋片44を補助天蓋片76の上方に倒し、差し込み片48の先端部を、上記の小さい開口部の中に案内する。
差し込み片48は、先端部が丸く面取りされているので、小さい開口部の中に容易に案内することができる。また、差し込み片48の先端部が開口部に当たると、切り込み84cが開いて開口部が大きくなるので、差し込み片48の先端部は、開口部の中にスムーズに入ることができる。そして、天蓋片44の先端縁44aの中央部を押し下げると、図5(a)に示すように、差し込み片48は、第二の側面板24の内面に重なるように真っすぐ進行する。
そして、差し込み片48の先端部が丸く面取りされているので、図5(b)に示すように、天蓋片44が僅かに傾いて、第二係合部54が差し込み部84の第二端部84bの中に入る。この後、差し込み片48を奥まで差し込むと、図5(c)に示す状態になる。これで、筒体12の天蓋側の端部を閉鎖する天蓋部14(1)が形成され、差し込み片48は、第一及び第二係合部52,54が差し込み部84の第一及び第二端部84a,84bに係合し、強く抜け止めされる。
その後、筒体12の底蓋側の端部から商品等を入れると、底蓋側の端部を閉鎖する操作を行う。底蓋側の端部を閉鎖する操作は、天蓋側の端部を閉鎖する操作と同じであり、底蓋片56、差し込み片60、サイドフラップ40,72補助底蓋片80及び差し込み部86に対して、図4、図5に示す操作と同様の操作を順に行う。すると、筒体12の底蓋側の端部を閉鎖する底蓋部14(2)を形成することができ、差し込み片60は、第一及び第二係合部64,66が差し込み部86の第一及び第二端部86a,86bに係合し、強く抜け止めされる。
これで、筒体12の両端部が天蓋部14(1)及び底蓋部14(2)により閉鎖され、図1(a)に示す組み立て状態になる。
改ざん防止機能付き包装用箱10を正規に開封する時は、天蓋片44と差し込み片48とを区切る開封用破断線50を破断させ、差し込み片48を天蓋片44から分離させる。これで、天蓋片44の、差し込み片48側の端部の固定が解除されるので、天蓋片44、補助天蓋片76及びサイドフラップ36,68を順に引き起こして天蓋部14(1)を開放すれば、内部の商品等を取り出すことができる。
以上説明したように、改ざん防止機能付き包装用箱10は、天蓋部14(1)を閉鎖した状態で、独特な形状の差し込み片48が差し込み部84に差し込まれ、差し込み片48の第一及び第二係合部52,54が差し込み部84の第一及び第二端部84a,84bに各々係合し、差し込み片48が強く抜け止めされる。したがって、天蓋片44を無理に引き上げて不正に開封すると、差し込み片48や差し込み部84に顕著な痕跡(キズや変形)が確実に残り、開封後、これを綺麗な元の状態に戻すことは困難なので、一見して不正開封されたことに気付くことができる。底蓋部14(2)についても同様である。
また、天蓋部14(1)を構成する差し込み片48の第一係合部52と第二係合部54は、天蓋片44の先端縁に対する離間距離A1,A2が互いに異なる値になるように配置されているので、差し込み片48の、天蓋片44に連続する繋ぎ部の幅W(最も狭い部分の幅。図3(a)を参照。)を従来よりも広くでき、差し込み片48の強度を強くすることができる。したがって、天蓋片44の幅が20mm程度の小形の包装用箱に適用した場合でも、包装用箱を組み立てる時や市場に流通する時、繋ぎ部が不意に破断してしまう不具合を防止することができる。底蓋部14(2)についても同様である。
なお、本発明の改ざん防止機能付き包装用箱は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記改ざん防止機能付き包装用箱10は、本発明の特徴的な改ざん防止の構造を天蓋部と底蓋部の両方に設けているが、天蓋側だけ、或いは底蓋側だけに設けてもよい。
差し込み片及び差し込み部の形状は、上述したような手順で組み立て可能なものであれば、自由に変更することができる。例えば、上記差し込み片48,60は、基端側が先端側よりも幅広で先端部が丸く面取りされた形状であるが、基端側が先端側よりも幅広な略台形状等に変更にしてもよい。また、上記差し込み部84,86は略V字形であるが、差し込み片を略台形状にする場合は、差し込み部84,86の中央部に、第二の側面板の第二端辺(折罫線78,82)に対して略平行な部分を設けてもよい。また、差し込み部84,86は、切り込み線により設けているが、所定の開口幅を有した細長い穴により設けてもよい。
また、上記差し込み部84,86は、中央部が第二の側面板の第二端辺(折罫線78,82)を超えて補助蓋片(補助天蓋片76、補助底蓋片80)の内側に達しているが、各々が第二の側面板24の内側に収まるように設けてもよい。この場合、補助蓋片は、必要に応じて省略することができる。
開封用破断線は、上記開封用破断線50のように、1本の破断線が差し込み片と蓋片との境界部を横切る形態に限定されず、例えば、1本の破断線が蓋片の内側又は差し込み片の内側を横切る形態にしてもよいし、互いに平行な2本の破断線が蓋片の内側を横切る形態(蓋片に開封用ジッパーを設ける形態)にしてもよい。或いは、開封用破断線を第二の側面板の差し込み部の近傍に設け、前記差し込み部の前記第一及び第二端部を他の部分から分離させて、第二の側面板から前記第一及び第二係合部を分離させる形態にしてもよい。なお、開封用破断線は、必要なければ省略してもよい。
その他、筒体を形成する側面板の数、大きさ、形状等は自由に変更することができる。また、基材は、一般的な厚紙や樹脂シート等を使用してもよいし、これ以外の材料を使用してもよい。
10 改ざん防止機能付き包装用箱
12 筒体
14(1) 天蓋部(蓋部)
14(2) 底蓋部(蓋部)
16 箱体形成片
18,22 側面板
20 第一の側面板
24 第二の側面板
44 天蓋片(蓋片)
44a 先端縁
48,60 差し込み片
50 開封用破断線
52,64 第一係合部
54,66 第二係合部
56 底蓋片(蓋片)
56a 先端縁
76 補助天蓋片(補助蓋片)
80 補助底蓋片(補助蓋片)
84,86 差し込み部
84a,86a 第一端部
84b,86b 第二端部

Claims (5)

  1. 筒体を形成する複数の側面板と、前記複数の側面板の中の1つである第一の側面板が有する第一端辺に延設された蓋片と、前記蓋片の先端縁に延設された舌片状の部分であって、舌片状の両側端部を各々内向きに切り欠くことによって互いに反対方向に突出する第一及び第二係合部が設けられた差し込み片とを備え、
    前記第一の側面板と対向する第二の側面板の内側には、前記第一端辺と同じ側の端辺である第二端辺に近い領域に差し込み部が形成され、前記差し込み部は前記第二端辺に対向し頂点の部分が前記第二端辺と交差するように設けられた切り込みであり、前記差し込み部の両端部である第一及び第二端部が前記第二端辺から離れるように斜めに伸びた位置にあり
    前記第二係合部と前記蓋片の先端縁との離間距離は、前記第一係合部と前記蓋片の先端縁との離間距離よりも長く、前記第二端部と前記第二端辺との離間距離は、前記第一端部と前記第二端辺との離間距離よりも長く、
    組み立て状態で、前記蓋片は、前記第一の側面板から倒れて前記筒体の一端部を塞ぎ、前記差し込み片は、前記差し込み部に差し込まれ、前記第一係合部が前記第一端部に係合し、前記第二係合部が前記第二端部に係合することによって抜け止めされることを特徴とする改ざん防止機能付き包装用箱。
  2. 前記差し込み部は、所定の開口幅を有した細長い穴により設けられている請求項1記載の改ざん防止機能付き包装用箱。
  3. 前記第二の側面板の前記第二端辺に、前記蓋片の内側に収まる大きさの補助蓋片が延設され、前記差し込み部は、中央部が前記第二端辺に重なっている、又は前記第二端辺を超えて前記補助蓋片の内側に達している請求項1又は2記載の改ざん防止機能付き包装用箱。
  4. 前記蓋片若しくは前記差し込み片に、前記第一及び第二係合部を他の部分から分離させるための開封用破断線が設けられている請求項1乃至3のいずれか記載の改ざん防止機能付き包装用箱。
  5. 前記第二の側面板に、前記第一及び第二係合部を前記第二の側面板から分離させるための開封用破断線が設けられている請求項1乃至3のいずれか記載の改ざん防止機能付き包装用箱。
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