JP7318384B2 - 送液装置及び液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送液装置及び液体吐出装置に関する。
従来より、液体吐出装置の一例であるインクジェットプリンタは、インクを貯留するメインタンクと、インクを吐出する記録ヘッドと、メインタンクに貯留されたインクを記録ヘッド内のサブタンクに送液する送液ポンプとを備える構成が一般的である。
また、インクジェットプリンタに搭載される送液ポンプには、可撓性を有するチューブをカムで扱いて、チューブ内のインクを送液する所謂「チュービングポンプ」が用いられる(例えば、特許文献1、2を参照)。
上記構成のチュービングポンプは、送液するうちにカムで潰されたチューブが復元し難くなって、送液量が低下する。そして、送液量が不足したチュービングポンプは交換しなければならないので、液体吐出装置のダウンタイム及びコストが大きくなるという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、交換時期を延伸した送液装置、及びこのような送液装置を搭載した液体吐出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、可撓性を有するチューブと、前記チューブの一部を壁面に沿わせて収容するケースと、前記チューブを挟んで前記壁面と反対側で回転自在に支持された回転体と、前記回転体を回転させる回転体駆動部と、前記チューブに固定された固定状態、及び前記チューブの延設方向に移動可能な解除状態に切り換え可能なストッパとを備え、前記ケース及び前記回転体は、挟持している前記チューブを前記回転体の回転に応じて当該チューブの延設方向への移動を規制して当該チューブ内の液体の送液を可能にする第1位置と、挟持している前記チューブを前記回転体の回転に応じて当該チューブの延設方向への移動を可能にする第2位置と、に相対移動可能に構成され、前記チューブは、予め定められた移動量だけ前記チューブを延設方向に移動させたときに、前記ケースの基準位置に接する場所を示すマークを有し、前記マークの位置で前記固定状態となる前記ストッパは、前記マークが前記基準位置に到達したときに、前記ケースに当接して前記チューブの移動を規制することを特徴とする。
本発明によれば、送液装置の交換時期を延伸することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図。 画像形成装置の要部平面説明図。 画像形成装置に搭載されるインク供給装置の模式図。 画像形成装置のハードウェア構成図。 第1実施形態に係るインク供給装置の模式図。 第2実施形態に係るインク供給装置の模式図。 ストッパの斜視図。 第3実施形態に係るインク供給装置の模式図。 第4実施形態に係るインク供給装置の模式図。 第5実施形態に係るインク供給装置の模式図。 第6実施形態に係るインク供給装置の模式図。 インク供給装置のチューブを移動させる前後の状態を示す図。 チューブ移動処理のフローチャート。 第7実施形態に係るインク供給装置の模式図。
[第1実施形態]
以下、図1~図4を参照して、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置(液体吐出装置)100を説明する。図1は、第1実施形態に係る画像形成装置100の全体構成を説明する側面説明図である。図2は、画像形成装置100の要部平面説明図である。図3は、画像形成装置100に搭載されるインク供給装置130の模式図である。図4は、画像形成装置100のハードウェア構成図である。
画像形成装置100は、用紙Mに向けてインクを吐出することによって、当該用紙Mに画像を形成するインクジェット方式を採用している。画像形成装置100は、用紙Mを搬送する搬送部110と、搬送部110によって搬送された用紙Mに画像を形成する画像形成部(吐出部)120とを主に備える。
搬送部110は、給紙トレイ2に積載された用紙Mを後述するキャリッジ123に対面する位置まで搬送すると共に、画像形成部120によって画像が形成された用紙Mを排紙トレイ3に排出する。搬送部110は、給紙コロ111と、搬送ベルト114と、排紙ローラ118とを主に備える。
給紙コロ111は、給紙トレイ2に積載された用紙Mを1枚ずつ分離給紙する半月形の回転体である。給紙コロ111は、給紙トレイ2上の用紙Mに当接した状態で、モータの駆動力が伝達されて回転する。給紙コロ111が回転すると、給紙トレイ2上の用紙Mが引き出され、分離パッド112によって1枚ずつ分離される。そして、1枚ずつに分離された用紙Mは、ガイド部材113に沿って搬送ベルト114へ向けて搬送される。
搬送ベルト114は、搬送ローラ115及びテンションローラ116に掛け渡された無端環状のベルトである、モータの駆動力が伝達されて回転する搬送ローラ115によって、搬送ベルト114が回転する。また、搬送ベルト114に当接するカウンタローラ117は、搬送ベルト114の回転に伴って従動する。そして、搬送ベルト114及びカウンタローラ117は、ガイド部材113に沿って搬送される用紙Mを挟持して回転することによって、当該用紙Mをキャリッジ123に対面する位置まで搬送する。
排紙ローラ118は、キャリッジ123より用紙Mの搬送方向の下流側に配置されて、モータの駆動力が伝達されて回転する。また、排紙ローラ118に当接する拍車119は、排紙ローラ118の回転に伴って従動する。そして、排紙ローラ118及び拍車119は、画像が記録された用紙Mを挟持して回転することによって、当該用紙Mを排紙トレイ3に排出する。
画像形成部120は、搬送部110によって搬送された用紙Mに向けてインクを吐出することによって、当該用紙Mに画像を形成する。画像形成部120は、ガイドロッド121、122に沿って主走査方向に往復移動するキャリッジ123を備える。キャリッジ123は、モータの駆動力がタイミングベルトを通じて伝達されて、主走査方向に移動可能に構成されている。
キャリッジ123には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する記録ヘッド124が搭載されている。すなわち、この例では、4つの記録ヘッド124がキャリッジ123に搭載される。記録ヘッド124は、主走査方向に直交する副走査方向に配列された複数のノズルを通じて、インク滴を吐出する。
また、キャリッジ123には、記録ヘッド124に供給するインクを一時的に貯留するサブタンク125が設けられている。また、画像形成装置100は、各色のインクを貯留するインクカートリッジ(メインタンク)5y、5m、5c、5kが着脱されるカートリッジ装着部4を備える。そして、カートリッジ装着部4に装着されたインクカートリッジ5y、5m、5c、5k(以下、これらを総称して、「インクカートリッジ5」と表記する。)と、各色のサブタンク125とは、チューブ131によって接続される。
より詳細には、図3に示すように、画像形成装置100は、インクカートリッジ5とサブタンク125との間に配置されるインク供給装置(送液装置)130をさらに備える。インク供給装置130は、チューブ131を扱くことによって、インクカートリッジ5に貯留されたインクを、チューブ131を通じてサブタンク125に供給する。インク供給装置130の詳細は、後述する。
図4に示すように、画像形成装置100は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40、及びI/F50が共通バス90を介して接続されている構成を備える。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置100全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性の記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能であって記憶容量が大きい不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーションプログラムなどが格納される。
画像形成装置100は、ROM30に格納された制御用プログラム、HDD40などの記憶媒体からRAM20にロードされた情報処理プログラム(アプリケーションプログラム)などをCPU10が備える演算機能によって処理する。その処理によって、画像形成装置100の種々の機能モジュールを含むソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、画像形成装置100に搭載されるハードウェア資源との組み合わせによって、画像形成装置100の機能を実現する機能ブロックが構成される。すなわち、CPU10、RAM20、ROM30、及びHDD40は、画像形成装置100の動作を制御するコントローラ101を構成する。
I/F50は、LCD(報知装置)60と、操作部70と、搬送部110と、画像形成部120と、インク供給装置130と、回転量検出センサ134aとを、共通バス90に接続するインタフェースである。LCD60は、ユーザに情報を報知するための各種画面を表示させるディスプレイである。操作部70は、ユーザからの各種情報の入力を受け付ける入力インタフェースであって、LCD60に重畳されたタッチパネル、押ボタン等を含む。
コントローラ101は、搬送部110、画像形成部120、及びインク供給装置130を制御して、画像データで示される画像を用紙Mに形成する画像形成処理を実行する。画像データは、通信インタフェースを通じて外部装置(例えば、PC)から受信してもよいし、画像形成装置100が搭載するスキャナが原稿を読み取って生成したものでもよい。
図5は、第1実施形態に係るインク供給装置130の模式図である。インク供給装置130は、インクカートリッジ5とサブタンク125とを接続するチューブ131を扱いて、インクカートリッジ5に貯留されているインクをサブタンク125に供給する所謂チュービングポンプである。インク供給装置130は、チューブ131と、ケース132、133と、回転軸134と、カム(回転体)135と、カム回転モータ(回転体駆動部)136とを主に備える。
チューブ131は、内部空間を押し潰す向きに変形しても弾性復帰する可撓性を有する。チューブ131の延設方向に離間した複数の位置には、マーク131a、131b、131cが形成されている。マーク131a、131b、131cは、例えば、チューブ131の外面において、他の部分と視覚的に区別し得る(例えば、色が異なる)部分である。また、インクカートリッジ5からサブタンク125に至るまでを、単一のチューブ131で接続してもよいし、ジョイントで連結された複数のチューブで接続してもよい。
第1実施形態に係るケース132、133は、上下方向に隣接して配置されている。第1実施形態において、ケース132は画像形成装置100の筐体に固定され、ケース133は、上下方向に移動可能に画像形成装置100の筐体に支持されている。より詳細には、ケース133は、ケース132に当接する第1位置と、第1位置から下方に離間した第2位置との間を移動する。
ケース132は、各々が上下方向に直線的に延設され且つ互いに対面する一対の壁面132a、132bを備える。ケース133は、円弧形状の壁面133aを有する。ケース133が第1位置に配置されているとき、壁面132a、133a、132bは、連続する単一の壁面を構成する。より詳細には、壁面133aの円弧の一端に壁面132aが接続され、壁面133aの円弧の他端に壁面132bが接続される。
そして、ケース133が第1位置に配置されているとき(図5の左図)、チューブ131は、壁面132a、133a、132bに沿って、概ねU字形状に湾曲して配置される。一方、ケース133が第2位置に配置されているとき(図5の右図)、チューブ131は、壁面132a、132bに沿うと共に、湾曲部分が壁面133aから離間する。
回転軸134は、ケース132に回転自在に支持されている。カム135は、回転軸134に支持されている。カム回転モータ136は、回転軸134を回転させるための駆動力を発生させる。すなわち、カム135は、カム回転モータ136の駆動力が伝達された回転軸134と共に回転する。
カム135は、回転半径の大きい大径部と、回転半径が大径部より小さい小径部とが、周方向に交互に配置されている。カム135の具体的な形状は特に限定されないが、例えば、外周面が楕円形状であってもよいし、回転中心(回転軸134の位置)が円の中心から外れた偏心形状でもよい。
さらに、コントローラ101には、回転軸134(すなわち、カム135)の回転量(以下、「カム回転量」と表記する。)を検出し、検出結果を示す信号を出力する回転量検出センサ134aが接続されている。
ケース133が第1位置に配置されているとき、カム135の大径部はチューブ131を壁面133aに押圧する。これにより、チューブ131は、カム135の大径部に接する部分が押し潰されるように弾性変形する。この状態でカム135が回転すると、カム135により押し潰される部分がカム135の回転に応じてチューブ131の延設方向に移動する。チューブ131がカム135により押し潰されると、チューブ131の内部にあるインクが潰された部分によってカム135の回転方向に押し出される。このように、カム135によってチューブ131が扱かれることで、チューブ131内のインクが送液される。
換言すれば、ケース133が第1位置に配置されているとき、カム135の押圧により生ずるチューブ131の周面と壁面133aとの摩擦力が、カム135の周面とチューブ131の周面との摩擦力よりも大きい。この摩擦力の差によって、カム135の回転方向にチューブ131の周面が押されても、チューブ131は延伸方向への移動が規制されるので、カム135によってチューブ131を扱くことが可能となる。
但し、カム135による押し潰しがチューブ131の一部分で繰り返し行われると、そのチューブ131の一部分の形状が元の状態に弾性復帰し難くなる。つまり、チューブ131の同じ部分を繰り返して押し潰すことでチューブ131の内部のインクを送液する空間(空洞)が潰れた状態から復帰しなくなる。そうすると、インクの送液に支障が生ずる。そこで、画像形成装置100のオペレータに、所定のタイミングで下記の処理を実行させることにより、チューブ131の弾性復帰し難くなった部分をカム135との接触領域から外すのが望ましい。
なお、前述の「所定のタイミング」とは、例えば、下記の処理を直前に行ってからのカム回転量が閾値を超えたタイミングであってもよい。すなわち、コントローラ101は、回転量検出センサ134aによって検出されたカム回転量を積算して、RAM20に記憶させておく。
そして、コントローラ101は、RAM20に記憶させたカム回転量の積算値が閾値を超えた場合に、以下の処理を実行する(すなわち、チューブ131を延設方向に移動させる)ことを、LCD60を通じてオペレータに報知すればよい。さらに、コントローラ101は、前述の報知を行った場合に、RAM20に記憶されているカム回転量の積算値をリセット(初期化)すればよい。
LCD60を通じて報知されたオペレータは、ケース133を第1位置から第2位置へ移動させる。これにより、チューブ131が壁面133aから離間する。すなわち、ケース133が第2位置に移動させると、壁面133aとカム135とによるチューブ131への押圧力は、ケース133が第1位置のときより減少する。換言すれば、ケース133が第2位置であるときは、オペレータがチューブ131を延伸方向に引っ張ることで移動させることができる。
また、マーク131aは壁面132aの下端(第1基準位置)に接し、マーク131bは壁面132bの下端(第2基準位置)に接する位置に配置されている。そして、チューブ131のマーク131a、131bの間の部分が、壁面133a及びカム135によって繰り返し押し潰されていた部分である。換言すれば、チューブ131のマーク131a、131bの間の部分が、弾性復帰し難い部分である。
次に、オペレータは、チューブ131をサブタンク125側に引っ張る。これにより、チューブ131は、延設方向に移動する。より詳細には、マーク131bが第1基準位置に到達し、マーク131cが第2基準位置に到達するまで、チューブ131を引っ張る。そして、オペレータは、ケース133を第2位置から第1位置へ移動させる。その結果、チューブ131のマーク131a、131bの間の部分に代えて、マーク131b、131cの間の部分が壁面133aに当接する。
第1実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
第1実施形態によれば、ケース133を第2位置に移動させて、チューブ131を引っ張るだけで、弾性復帰し難くなった部分をカム135との接触領域から外すことができるので、インク供給装置130を交換するのと比較して、画像形成装置100のダウンタイム及びコストを削減することができる。
また、第1実施形態によれば、チューブ131内に残ったインクを廃棄せずに、インク供給装置130の寿命をリセットすることができる。さらに、第1実施形態によれば、カートリッジ装着部4及びサブタンク125からチューブ131を取り外す必要がないので、作業中のオペレータがインクで汚染されるのを防止できる。
また、第1実施形態によれば、予め定められた移動量だけチューブ131を延設方向に移動させたときに、ケース132の基準位置に接する場所にマーク131b、131cが形成されているので、チューブ131を引っ張る量をオペレータが正確に把握することができる。その結果、チューブ131の移動量が不足して弾性復帰し難くなった部分がカム135との接触領域に残ることや、チューブ131の移動量が多すぎてチューブ131がインクカートリッジ5から外れてしまうこと等を防止できる。
また、第1実施形態では、カム135を支持するケース132を固定し、ケース133側を移動させる例を説明した。これにより、インク供給装置130の構成をシンプルにすることができる。但し、ケース132がカム135と共に移動する構成であってもよいし、ケース132、133の両方が移動する構成であってもよい。すなわち、ケース133及びカム135が相対移動可能に構成されていればよい。
また、第1実施形態では、壁面132aの下端を第1基準位置とし、壁面132bの下端を第2基準位置とした例を説明した。しかしながら、基準位置の具体例はこれに限定されない。但し、基準位置は、チューブ131を引っ張る際にオペレータが視認し得る位置であるのが望ましい。
以下、本発明の第2~第7実施形態を説明する。なお、第1~第7実施形態は、任意の組み合わせで組み合わせることが可能である。
[第2実施形態]
次に、図6及び図7を参照して、第2実施形態に係るインク供給装置130Aを説明する。図6は、第2実施形態に係るインク供給装置130Aの模式図である。図7は、ストッパ137の斜視図である。なお、第1実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明するものとする。
第2実施形態に係るインク供給装置130Aは、ストッパ137を備える点、壁面132aの上端が第1基準位置である点、壁面132bの上端が第2基準位置である点において、第1実施形態と相違する。
ストッパ137は、チューブ131に取り付けられるリング部137aと、リング部137aを拡径させる一対の把持部137b、137cとを備える。すなわち、ストッパ137は、オペレータが一対の把持部137b、137cを近づける向きに操作すると、リング部137aの内径寸法が大きくなるように構成されている。ストッパ137は、例えば、針金を折り曲げて一体成形される。
チューブ131は、リング部137aに挿通される。自然状態(拡径前の状態)のリング部137aの内径寸法は、チューブ131の外形寸法と概ね一致する。すなわち、リング部137aが自然状態のとき、ストッパ137はチューブ131の延設方向に移動できず、チューブ131に固定された状態(固定状態)となる。
一方、一対の把持部137b、137cを操作してリング部137aを拡径させると、ストッパ137はチューブ131の延設方向に移動可能な状態(解除状態)になる。すなわち、ストッパ137は、一対の把持部137b、137cをオペレータが操作することによって、固定状態と解除状態とを切り換え可能に構成されている。
ケース133が第1位置に配置されているとき、ストッパ137は第2基準位置に接するマーク131bと重なる位置に配置されている。そして、オペレータは、チューブ131を引っ張る前に、ストッパ137をマーク131cに重なる位置に移動させる。チューブ131の引張り方向において、マーク131cはマーク131bの上流側に隣接する。
次に、オペレータは、チューブ131をサブタンク125側に引っ張る。このとき、マーク131cが第2基準位置に到達(すなわち、チューブ131が予め定められた移動量だけ移動)すると、ストッパ137がケース132に当接して、チューブ131がそれ以上移動するのを規制する。
第2実施形態によれば、オペレータは、ストッパ137によってチューブ131の移動が規制されるまで、チューブ131をサブタンク125側に引っ張ればよい。これにより、チューブ131の移動量が不足したり多すぎたりすることを、さらに有効に防止することができる。すなわち、チューブ131の位置を容易な方法で確実に調整することができる。
[第3実施形態]
次に、図8を参照して、第3実施形態に係るインク供給装置130Bを説明する。図8は、第3実施形態に係るインク供給装置130Bの模式図である。なお、第1実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明するものとする。
第3実施形態に係るインク供給装置130Bは、ケース132、133が取付ねじ138、139で連結されている点、ケース132が第1位置及び第2位置の間を移動する点において、第1実施形態と相違する。
ケース132には、壁面132a、132bより外側において上下方向に貫通する貫通孔132c、132dが形成されている。また、ケース133には、壁面133aより外側において上下方向に貫通する貫通孔133c、133dが形成されている。そして、貫通孔132c、133c及び貫通孔132d、133dは、それぞれ直線的に連通する。
取付ねじ138、139は、先端に雄ねじが形成された第1ねじ138a、139aと、先端に雌ねじが形成された第2ねじ138b、139dとで構成されている。そして、第1ねじ138a、139aを貫通孔132c、133cに上方から挿通し、第2ねじ138b、139bを貫通孔132d、133dに下方から挿通し、雄ねじ及び雌ねじを螺合させることによって、ケース132、133が連結される。
なお、ケース132が第1位置に配置されているとき、ケース132の上面は第1ねじ138a、139aの頭部から離間している。すなわち、ケース132は、第1ねじ138a、139aの頭部と、ケース133の上面との間で移動可能に構成されている。そして、ケース132の上面が第1ねじ138a、139aの頭部に当接する第2位置まで、オペレータがケース132を引き上げると、チューブ131が延設方向に移動可能になる。
第3実施形態によれば、ケース132の水平方向移動が取付ねじ138、139によって規制されるので、ケース132を第2位置に移動させ、再び第1位置に戻したときに、ケース132、133及びカム135の相対位置が変化するのを防止できる。すなわち、インク供給装置130の構成要素の位置調整をする手間を軽減することができる。
[第4実施形態]
次に、図9を参照して、第4実施形態に係るインク供給装置130Cを説明する。図9は、第4実施形態に係るインク供給装置130Cの模式図である。なお、第1実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明するものとする。
第4実施形態に係るインク供給装置130Cは、ケース132、133が取付ねじ140で連結されている点、ケース133に対してケース132が水平方向に移動する点、ケース133が押圧面133f及び傾斜面133gを有する点において、第1実施形態と相違する。
取付ねじ140は、第3実施形態の取付ねじ138、139と同様の構成であって、第1ねじ140a及び第2ねじ140bで構成される。そして、取付ねじ140は、ケース132、133を水平方向に貫通する貫通孔132e、133eに挿通されて、ケース132、133を連結している。
ケース132が第1位置に配置されているとき(図9の上図)、チューブ131は、ケース133の押圧面133fとカム135とで挟まれている。一方、ケース132が第2位置に配置されているとき(図9の下図)、チューブ131は、ケース133の傾斜面133gとカム135とで挟まれている。
ここで、傾斜面133gは、押圧面133fよりカム135から遠ざかる向きに傾斜している。そのため、傾斜面133g及びカム135によるチューブ131への押圧力は、押圧面133f及びカム135によるチューブ131への押圧力より小さくなる。すなわち、第4実施形態に係るインク供給装置130Cにおいて、ケース132を第1位置から第2位置へ移動させると、チューブ131を延設方向に移動させることができる。
[第5実施形態]
次に、図10を参照して、第5実施形態に係るインク供給装置130Dを説明する。図10は、第5実施形態に係るインク供給装置130Dの模式図である。なお、第1実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明するものとする。
第5実施形態に係るインク供給装置130Dは、ケース132を省略して、取付ねじ141でカム135がケース133に連結されている点、ケース133に対してカム135が水平方向に移動する点、カム135が押圧面135a及び傾斜面135bを有する点において、第1実施形態と相違する。
取付ねじ141は、第3実施形態の取付ねじ138、139と同様の構成であって、第1ねじ141a及び第2ねじ141bで構成される。そして、取付ねじ141は、ケース133及びカム135を水平方向に貫通する貫通孔133h、135hに挿通されて、ケース133及びカム135を連結している。
カム135が第1位置に配置されているとき(図10の上図)、チューブ131は、ケース133の壁面133aとカム135の押圧面135aとで挟持される。一方、カム135が第2位置に配置されているとき(図10の下図)、チューブ131はカム135から離間する。
さらに、カム135を第2位置から第1位置に移動させるとき、カム135は、傾斜面135bに案内されてチューブ131に乗り上げる。これにより、オペレータは、取付ねじ141に沿ってカム135を移動させるだけで、第1位置及び第2位置への切り替えを行うことができる。
[第6実施形態]
次に、図11~図13を参照して、第6実施形態に係るインク供給装置130Eを説明する。図11は、第6実施形態に係るインク供給装置130Eの模式図である。図12は、インク供給装置113Eにおいてチューブ131を移動させる前後の状態を示す図である。図13は、チューブ移動処理のフローチャートである。なお、第1実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明するものとする。
第6実施形態に係るインク供給装置130Eは、第1位置及び第2位置の間でケース133を移動させるケース駆動部142と、ケース133の位置を検出するケース検出センサ143と、マーク131a~131cを検出するマーク検出センサ144とを備える点において、第1実施形態と相違する。
ケース駆動部142は、ケース133の側面に形成されたラック部142aと、ラック部142aに噛合するウォームギヤ142bと、ウォームギヤ142bを回転させるケース移動モータ143cとを備える。そして、ケース移動モータ143cが第1方向に回転すると、ケース133は第1位置から第2位置に移動する。また、ケース移動モータ143cが第1方向と逆向きの第2方向に回転すると、ケース133は第2位置から第1位置に移動する。
ケース検出センサ143は、ケース133と共に移動する被検出部143aと、被検出部143aを検出する検出部143bとを備える。検出部143bは、例えば、発光部と受光部とを備える光学センサである。そして、検出部143bは、発光部から出力された光が受光部で受光された場合に、コントローラ101に検出信号を出力する。一方、検出部143bは、発光部から出力された光が受光部で受光できない場合に、検出信号の出力を停止する。
被検出部143aは、ケース133が第1位置に配置されているときに(図11)、発光部及び受光部の間の光路を遮る。また、被検出部143aは、ケース133が第2位置に配置されているときに(図12)、発光部及び受光部の間の光路から外れる。すなわち、ケース検出センサ143は、ケース133が第1位置に配置されているときに検出信号の出力を停止し、ケース133が第2位置に配置されているときに検出信号を出力する。
マーク検出センサ144は、予め定められた検出位置にマーク131a~131cが到達したことを検出する。第6実施形態では、第2基準位置に接する位置を「検出位置」としている。マーク検出センサ144は、例えば、チューブ131に向けて光を出力する発光部と、チューブ131で反射した光を受光する受光部とを備える光学センサである。そして、マーク検出センサ144は、受光部で受光した反射光の強度に応じた検出信号を、コントローラ101に出力する。
ここで、チューブ131の外表面は、マーク131a~131cの位置と、それ以外の位置とで光の反射率が異なる。より詳細には、マーク131a~131cの位置の反射率が、その他の位置より低い。そこで、コントローラ101は、マーク検出センサ144で検出した反射光の強度が閾値未満の場合に、マーク131a~131cが検出位置に到達したと判定すればよい。
次に、図13を参照して、第6実施形態に係るコントローラ101が実行するチューブ移動処理を実行する。コントローラ101は、例えば、所定の時間間隔毎にチューブ移動処理を開始する。
まず、コントローラ101は、RAM20に記憶されているカム回転量の積算値と、予め定められた閾値とを比較する(S1301)。そして、コントローラ101は、カム回転量の積算値が閾値以下の場合に(S1301:No)、ステップS1302以降の処理を実行せずに、チューブ移動処理を終了する。
一方、コントローラ101は、カム回転量の積算値が閾値を超えている場合に(S1301:Yes)、ケース移動モータ143cを所定量だけ第1方向に回転させる(S1302)。所定量とは、ケース133が第1位置から第2位置に移動するのに必要な予め定められた量である。
次に、コントローラ101は、ケース検出センサ143から検出信号が出力されているか否か(すなわち、ケース133が第2位置に到達したか否か)を判断する(S1303)。そして、コントローラ101は、ケース133が第2位置に到達していないと判断した場合に(S1303:No)、LCD60を通じて異常を報知すると共に(S1309)、ステップS1304以降の処理を実行せずにチューブ移動処理を終了する。
一方、コントローラ101は、ケース133が第2位置に到達したと判断した場合に(S1303:Yes)、カム回転モータ136を駆動する(S1304)。ここで、第6実施形態では、図12に示すように、第2位置のケース133はチューブ131に接触(以下、「弱接触」と表記する。)している。換言すれば、第2位置のケース133とカム135とは、ケース133が第1位置のときより弱い押圧力でチューブ131を挟持している。
そのため、ケース133がチューブ131に弱接触した状態で、カム回転モータ136を駆動すると、カム135の回転に伴ってチューブ131がサブタンク125側に押し出される。すなわち、コントローラ101は、カム回転モータ136を駆動させることによって、チューブ131を延設方向に移動させることができる。
換言すれば、ケース133が第2位置に配置されているとき、カム135の押圧により生ずるチューブ131の周面と壁面133aとの摩擦力が、カム135の周面とチューブ131の周面との摩擦力よりも小さい。この摩擦力の差によって、カム135が回転したならば、その回転方向にチューブ131の周面が押されて、チューブ131は延伸方向への移動が可能となる。
次に、コントローラ101は、カム回転モータ136の駆動させた状態で、マーク検出センサ144の検出信号を監視する(S1305)。カム135の回転に伴ってチューブ131が延設方向に移動すると、図12の左図から右図のように、マーク131bが検出位置から外れ、その後にマーク131cが検出位置に到達する。そこで、コントローラ101は、マーク検出センサ144で検出した反射光の強度が、閾値未満から閾値以上に変化し、さらに閾値以上から閾値未満に変化するまで、カム回転モータ136の駆動を継続する。
そして、コントローラ101は、所定の時間が経過してもマーク131cが検出位置に到達しないと判断した場合に(S1305:No)、LCD60を通じて異常を報知すると共に(S1309)、ステップS1306以降の処理を実行せずにチューブ移動処理を終了する。一方、コントローラ101は、マーク131cが検出位置に到達したと判断した場合に(S1305:Yes)、カム回転モータ136を停止させる(S1306)。
次に、コントローラ101は、ケース移動モータ143cを所定量だけ第2方向に回転させる(S1307)。所定量とは、ケース133が第2位置から第1位置に移動するのに必要な予め定められた量である。次に、コントローラ101は、ケース検出センサ143の検出信号に基づいて、ケース133が第1位置に到達したか否かを判断する(S1308)。
そして、コントローラ101は、ケース133が第1位置に到達したと判断した場合に(S1308:Yes)、RAM20に記憶されているカム回転数の積算値をリセットして、チューブ移動処理を終了する。一方、コントローラ101は、ケース133が第1位置に到達していないと判断した場合に(S1308:No)、LCD60を通じて異常を報知すると共に(S1309)、チューブ移動処理を終了する。
第6実施形態によれば、ケース移動モータ143cを駆動してケース133を移動させ、カム回転モータ136を駆動してチューブ131を移動させるので、第1~第5実施例のようにオペレータが手動で作業する場合と比較して、オペレータの作業負担を軽減することができる。
また、第6実施形態によれば、ケース検出センサ143によってケース133の位置を検出し、マーク検出センサ144によってチューブ131の位置を検出するので、オペレータが目視で位置調整する場合と比較して、チューブ131及びケース133を正確に位置決めすることができる。
[第7実施形態]
次に、図14を参照して、第7実施形態に係るインク供給装置130Fを説明する。図14は、第7実施形態に係るインク供給装置130Fの模式図である。なお、第6実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明するものとする。
第7実施形態に係るインク供給装置130Fは、マーク検出センサ144に代えてストッパ137を用いる点において、第1実施形態と相違する。また、第7実施形態に係るチューブ移動処理は、下記の点において第6実施形態と相違する。なお、ストッパ137の構成は、第2実施形態と共通する。
まず、第7実施形態に係るコントローラ101は、図13のステップS1304に先立って、ストッパ137をマーク131bの位置からマーク131cの位置に移動させることを(図14の左図)、LCD60を通じてオペレータに報知する。
また、コントローラ101は、ステップS1304において、予め定められた回転数だけカム回転モータ136を駆動する。予め定められた回転量とは、マーク131cが第2基準位置に到達するのに十分な回転量である。一方、第7実施形態では、ステップS1305の処理が省略される。
第7実施形態によれば、マーク131cの位置に固定されたストッパ137がケース132に当接すると(図14の右図)、チューブ131の延設方向への移動が規制されて、カム135が空転する。これにより、マーク検出センサ144を省略しても、チューブ131の移動不足及び移動し過ぎを防止することができる。
[その他の実施形態]
第1~第7実施形態では、液体吐出装置の具体例として、画像形成装置100を説明した。しかしながら、液体吐出装置の具体例は画像形成装置100に限定されず、液体を吐出するあらゆる装置が該当する。同様に、送液装置の具体例として、画像形成装置100に搭載されるインク供給装置130を説明した。しかしながら、送液装置の具体例はインク供給装置130に限定されず、メインタンクからサブタンクに液体を送液するあらゆる装置が該当する。さらに、液体の具体例は、インクに限定されない。
また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
2 給紙トレイ
3 排紙トレイ
4 カートリッジ装着部
5y,5m,5c,5k インクカートリッジ(メインタンク)
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD(報知装置)
70 操作部
100 画像形成装置(液体吐出装置)
110 搬送部
111 給紙コロ
112 分離パッド
113 ガイド部材
114 搬送ベルト
115 搬送ローラ
116 テンションローラ
117 カウンタローラ
118 排紙ローラ
119 拍車
120 画像形成部(吐出部)
121,122 ガイドロッド
123 キャリッジ
124 記録ヘッド
125 サブタンク
130 インク供給装置(送液装置)
131 チューブ
131a,131b,131c マーク
132,133 ケース
132a,132b,133a 壁面
133f,135a 押圧面
133g,135b 傾斜面
134 回転軸
134a 回転量検出センサ
135 カム(回転体)
136 モータ(回転体駆動部)
137 ストッパ
138,139,140,141 取付ねじ
142 ケース駆動部
143 ケース検出センサ
144 マーク検出センサ
特許第5914985号公報 特許第5228885号公報

Claims (6)

  1. 可撓性を有するチューブと、
    前記チューブの一部を壁面に沿わせて収容するケースと、
    前記チューブを挟んで前記壁面と反対側で回転自在に支持された回転体と、
    前記回転体を回転させる回転体駆動部と
    前記チューブに固定された固定状態、及び前記チューブの延設方向に移動可能な解除状態に切り換え可能なストッパとを備え、
    前記ケース及び前記回転体は、挟持している前記チューブを前記回転体の回転に応じて当該チューブの延設方向への移動を規制して当該チューブ内の液体の送液を可能にする第1位置と、挟持している前記チューブを前記回転体の回転に応じて当該チューブの延設方向への移動を可能にする第2位置と、に相対移動可能に構成され
    前記チューブは、予め定められた移動量だけ前記チューブを延設方向に移動させたときに、前記ケースの基準位置に接する場所を示すマークを有し、
    前記マークの位置で前記固定状態となる前記ストッパは、前記マークが前記基準位置に到達したときに、前記ケースに当接して前記チューブの移動を規制することを特徴とする送液装置。
  2. 前記回転体の回転量を検出する回転量検出センサと、
    前記回転量検出センサによって検出された前記回転体の回転量が閾値を超えた場合に、前記チューブを延設方向に移動させることを報知する報知装置とを備えることを特徴とする請求項1に記載の送液装置。
  3. 可撓性を有するチューブと、
    前記チューブの一部を壁面に沿わせて収容するケースと、
    前記チューブを挟んで前記壁面と反対側で回転自在に支持された回転体と、
    前記回転体を回転させる回転体駆動部とを備え、
    前記ケース及び前記回転体は、挟持している前記チューブを前記回転体の回転に応じて当該チューブの延設方向への移動を規制して当該チューブ内の液体の送液を可能にする第1位置と、挟持している前記チューブを前記回転体の回転に応じて当該チューブの延設方向への移動を可能にする第2位置と、に相対移動可能に構成され
    前記第1位置及び前記第2位置の間で前記ケースを移動させるケース駆動部と、
    前記ケースの位置を検出するケース検出センサと、
    前記回転体駆動部及び前記ケース駆動部を制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、
    前記ケース駆動部に前記ケースを前記第1位置から前記第2位置へ移動させ、
    前記ケース検出センサによって前記ケースが前記第2位置に到達したことが検出された場合に、前記回転体駆動部を駆動して、前記チューブに当接した前記回転体を回転させることによって、前記チューブを延設方向に移動させることを特徴とする送液装置。
  4. 予め定められた移動量だけ前記チューブが延設方向に移動したときに、前記ケースに当接して前記チューブの移動を規制するストッパを備えることを特徴とする請求項に記載の送液装置。
  5. 前記チューブは、予め定められた移動量だけ前記チューブを延設方向に移動させたときに、検出位置に到達するマークを有し、
    前記検出位置に前記マークが到達したことを検出するマーク検出センサを備え、
    前記コントローラは、前記マーク検出センサによって前記マークが検出された場合に、前記回転体駆動部の駆動を停止することを特徴とする請求項に記載の送液装置。
  6. 液体を貯留するメインタンクと、
    液体を一時的に貯留するサブタンクを有し、前記サブタンクに貯留された液体を吐出する吐出部と、
    前記メインタンク及び前記サブタンクを前記チューブで接続し、前記メインタンクに貯留された液体を前記サブタンクに送液する請求項1または3に記載の送液装置とを備えることを特徴とする液体吐出装置。
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