JP2015222042A - チューブポンプ及びチューブ交換時期報知方法 - Google Patents

チューブポンプ及びチューブ交換時期報知方法 Download PDF

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【課題】チューブのメンテナンス性を向上し得るチューブポンプ及びこのようなチューブポンプのチューブ交換時期報知方法を提供する。【解決手段】駆動部によって回転される回転体20に押圧部23を設け、該回転体の外周側に流体を送出するチューブ30を設けたチューブポンプ1であって、前記押圧部に押し潰される前記チューブの圧縮率に基づいて上限回転回数を設定し、前記回転体の積算回転回数が前記上限回転回数を超えれば、報知部に報知させる制御部を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、流体を送出するチューブポンプ及びチューブ交換時期報知方法に関する。
従来より、モーター等の駆動部によって回転される回転体(ローター)にチューブを押圧する加圧ローラー等の押圧部を設け、回転体を回転させて押圧部を移動させることで流体を送出(移送)する構成とされたチューブポンプが知られている(例えば、下記特許文献1及び下記特許文献2参照)。
特開平11−82324号公報 特許第3217518号公報
ところで、上記のようなチューブポンプにおいては、押圧部により押し潰されるチューブが経時的に劣化するため、交換する必要がある。例えば、定期的に検査や交換をすることも考えられるが、効率性の観点からは更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、チューブのメンテナンス性を向上し得るチューブポンプ及びこのようなチューブポンプのチューブ交換時期報知方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るチューブポンプは、駆動部によって回転される回転体に押圧部を設け、該回転体の外周側に流体を送出するチューブを設けたチューブポンプであって、前記押圧部に押し潰される前記チューブの圧縮率に基づいて上限回転回数を設定し、前記回転体の積算回転回数が前記上限回転回数を超えれば、報知部に報知させる制御部を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るチューブ交換時期報知方法は、駆動部によって回転される回転体に押圧部を設け、該回転体の外周側に流体を送出するチューブを設けたチューブポンプのチューブ交換時期報知方法であって、前記押圧部に押し潰される前記チューブの圧縮率に基づいて設定された上限回転回数を、前記回転体の積算回転回数が超えれば、報知することを特徴とする。
本発明に係るチューブポンプ及びこのようなチューブポンプのチューブ交換時期報知方法は、上述のような構成としたことで、チューブのメンテナンス性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るチューブポンプの一例を模式的に示す一部省略概略平面図である。 (a)は、同チューブポンプの一部破断概略平面図、(b)は、同チューブポンプを組み込んだ流体送出システムの一例を模式的に示す概略システム構成図である。 (a)は、同チューブポンプの一部省略概略平面図、(b)は、同チューブポンプの一部を省略した一部破断概略分解斜視図である。 同チューブポンプを用いて実行される本発明の一実施形態に係るチューブ交換時期報知方法の一例を模式的に示す概略フローチャートである。 (a)は、同チューブ交換時期報知方法の一例に用いられる回転時間と圧縮率との関係を模式的に示すグラフの一例、(b)は、同チューブ交換時期報知方法に用いられるチューブポンプの一変形例を模式的に示す概略斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
図1〜図5は、本実施形態に係るチューブポンプの一例及びこれを用いて実行される本実施形態に係るチューブ交換時期報知方法の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るチューブポンプ1は、図1に示すように、押圧部23が設けられた回転体20と、この回転体20の外周側に設けられ、流体を送出するチューブ30と、を備えている。回転体20は、駆動部26によって回転される(図2(b)参照)。また、チューブポンプ1は、これら回転体20及びチューブ30を収容するポンプ本体10を備えている。
このチューブポンプ1は、回転体20を送出側に回転(正回転)させて押圧部23を移動させることでチューブ30内の流体を送出(移送)する構成とされている。なお、図1では、時計廻りを回転体20の逆回転(反送出側への回転)、反時計廻りを回転体20の正回転としている。
ポンプ本体10は、本実施形態では、図1及び図2(a)に示すように、チューブ30の送出元側部位34の送出方向に沿う移動を抑止する元側保持部15を有する一方、チューブ30の送出先側部位35の送出方向先側への移動を許容する構造とされている。このような構成とすれば、ポンプ本体10からのチューブ30の脱落を抑止しながらも、チューブ30の劣化を抑制することができる。つまり、押圧部23の送出側及び反送出側への移動に伴いチューブ30が移動するような場合にも、チューブ30の送出元側部位34の送出方向に沿う移動を元側保持部15によって抑止することができる。従って、ポンプ本体10からのチューブ30の脱落を抑止することができる。また、押圧部23の送出側への移動に伴いチューブ30が移動するような場合にも、図2(a)に示すように、チューブ30の送出先側部位35を、送出方向先側に移動させることができる。これにより、送出側に移動する押圧部23の移動方向前方側においてチューブ30が圧縮されて屈曲するようなことを防止でき、チューブ30の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態では、ポンプ本体10におけるチューブ30の送出先側部位35のポンプ本体10外への引き出し部位に、チューブ30の送出先側部位35に設けられた当接部35aに当接し、この当接部35aの送出方向元側への移動を抑止するストッパー部17を設けている。このような構成とすれば、回転体20が逆回転されて押圧部23が反送出側に移動するような場合にも、チューブ30の送出先側部位35がポンプ本体10内に引き込まれるようなことを抑止することができる。
また、本実施形態では、チューブ30の送出先側部位35に、当接部を構成する第1フランジ部35aと第2フランジ部35bとを送出方向に間隔を空けて設けている。また、ポンプ本体10のストッパー部を、チューブ30の送出先側部位35を挟むように形成された両内側壁から互いに対向する方向に突出する一対の突部(ストッパー突部)17,17としている。また、これらストッパー突部17,17の送出方向に沿う寸法(突部幅寸法)W2を、第1フランジ部35aと第2フランジ部35bとの間の送出方向に沿う寸法(フランジ間寸法)W1よりも大としている。このような構成とすれば、チューブ30の第1フランジ部35aを、ポンプ本体10の一対のストッパー突部17,17によって受けることができるので、チューブ30の送出先側部位35のポンプ本体10内への引き込みを安定的に抑止することができる。また、ストッパー突部17,17の突部幅寸法W2を、フランジ間寸法W1よりも大きくしているので、チューブ30を組み付ける際に、誤ってフランジ部35a,35b間に一対のストッパー突部17,17を挿入してしまうようなことを防止することができる。つまり、チューブ30の送出先側部位35の送出方向先側への移動が阻害されるようなことを防止することができる。
また、本実施形態では、チューブ30の送出元側部位34を、送出先側部位35と同様、第1フランジ部34aと第2フランジ部34bとが設けられたものとし、これら送出元側部位34及び送出先側部位35を同一の継手部品からなるものとしている。このような構成とすれば、構造の簡略化を図ることができる。また、本実施形態では、ポンプ本体10の元側保持部を、チューブ30の送出元側部位34を挟むように形成された両内側壁から互いに対向する方向に突出する一対の保持突部15,15としている。また、これら一対の保持突部15,15が送出元側部位34のフランジ部34a,34b間に挿入されて送出元側部位34の送出方向に沿う移動を抑止する構成としている。このような構成とすれば、チューブ30の送出元側部位34の送出方向への移動を安定的に抑止することができる。
また、本実施形態では、回転体20に回転方向に間隔を空けて複数の押圧部23,23を設けている。また、ポンプ本体10に、回転体20の回転中心21,21Aを円心とする円弧状にチューブ30が沿わせられる内周壁面13を設けている(図3も参照)。また、ポンプ本体10に、回転体20の回転に伴い複数の押圧部23,23の全てがチューブ30を押圧する状態と複数の押圧部23,23のうちの一つがチューブ30の途切れ部に位置する状態とを変位するように内周壁面13を設けている。また、この内周壁面13の半径R1,R2,R3を、押圧部23,23によるチューブ30の圧縮率が内周壁面13の周方向の全体に亘って概ね一定となるように周方向で異ならせている。このような構成とすれば、押圧部23,23によるチューブ30の圧縮率のチューブ長手方向における均一化を図ることができる。つまり、複数の押圧部23,23の全てがチューブ30を押圧する状態、及び複数の押圧部23,23のうちの一つがチューブ30の途切れ部に位置する状態のいずれにおいても、押圧部23,23によるチューブ30の圧縮率を概ね一定にすることができる。つまりは、回転体20の回転中心となる軸部21(21A)とポンプ本体10の軸受部19(12)となどの部品間には、嵌め合いのための隙間や公差(寸法公差)等によって回転体径方向に沿う方向のクリアランス(隙間)が生じる。このようなクリアランスに起因する複数の押圧部23,23のうちの一つがチューブ30の途切れ部に位置する状態における途切れ部側への片寄りを、内周壁面13の径差によって吸収することができる。これにより、チューブ30への過負荷や圧縮不足による送出不良等の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、回転体20を、二つの押圧部23,23を回転方向に等間隔を空けて設けた構成としている。また、ポンプ本体10の内周壁面13を、半円よりも大きい円弧状で一連状にチューブ30が沿わせられる構成とし、内周壁面13におけるチューブ30の途切れ部の対向側部位13aの半径R1を、他の部位13b,13cよりも小さくしている。つまり、二つの押圧部23,23のうちの一方の押圧部23が途切れ部に位置すれば、他方の押圧部23が途切れ部の対向側部位13aに位置することとなり、この他方の押圧部23にチューブ30の復元力が作用し、回転体20が途切れ部側に片寄ることとなる。このような場合にも、途切れ部の対向側部位13aの半径R1を小さくしているので、当該部位13aにおけるチューブ30の圧縮率が他の部位13b,13cに比べて小さくなるようなことを抑制することができる。これにより、押圧部23,23によるチューブ30の圧縮率のチューブ長手方向における均一化を、簡易な構成で図ることができる。
また、本実施形態では、内周壁面13が一連状の凹湾曲面形状となるように、周方向に沿って徐々に半径R2を異ならせている。このような構成とすれば、周方向で半径を異ならせるべく内周壁面に段差や屈曲角部等を設けたものと比べて、回転体20の回転に伴う押圧部23,23の移動がスムーズになされ、チューブ30の劣化や損傷等を抑制することができる。
以下、本実施形態に係るチューブポンプ1の具体的構成の一例について説明する。
チューブポンプ1は、本実施形態では、ポンプ本体10に、単一の回転体20及び単一のチューブ30を収容させた構成とされている。
ポンプ本体10は、図3(b)に示すように、回転体20の軸(軸部21)方向の一方向に開口した収容凹所が設けられた本体ケース11と、この本体ケース11の開口側を覆うように設けられる蓋体18と、を備えている。
蓋体18には、回転体20の軸方向の一方向に突出するように設けられ回転体20の回転中心となる軸部21を受け入れる軸受部19が設けられている。本体ケース11には、回転体20の軸方向の他方向に凹むように設けられ回転体20の回転中心となる軸受部21Aに挿入される軸部12が設けられている。
チューブ30が湾曲状態で沿わせられる内周壁面13は、本体ケース11に設けられている。この内周壁面13は、蓋体18にも設けられていてもよい。つまりは、回転体20の軸方向に接合される本体ケース11と蓋体18とによって内周壁面13が形成される構成としてもよい。
図例では、この内周壁面13を、軸方向に見て、中心角が220度程度の円弧状としている。この内周壁面13の周方向中央部位に対向する側の部位が、図1に示すように、チューブ30のポンプ本体10外への引き出し側となり、チューブ30が沿わせられていないチューブ30の途切れ部となる。
本実施形態では、図3(a)に示すように、この内周壁面13におけるチューブ30の途切れ部の対向側部位となる奥側壁面13aの円心(軸部21)からの半径としての奥側半径R1を、他の部位13b,13cの半径R2,R3よりも小さくしている。この奥側壁面13aは、内周壁面13の周方向中央に、周方向中央を一致させた円弧状とされ、図例では、その中心角を90度程度としている。この奥側壁面13aの奥側半径R1は、奥側壁面13aの周方向の全体に亘って同径とされている。
また、この奥側壁面13aの周方向両側には、奥側壁面13aからチューブ30の途切れ部側に向かうに従い徐々にそれぞれの半径R2,R2が大きくなる漸増壁面13b,13bが連なるように設けられている。つまり、これら両側の漸増壁面13b,13bは、円心(軸部21)からの半径R2,R2が、内周壁面13の周方向中央から離れるに従い徐々に大きくなるように形成されている。
図例では、これら漸増壁面13b,13bを、奥側壁面13aの両側から内周壁面13の中心角が180度程度となる部位まで設けた例を示している。つまり、図例では、奥側壁面13aの両側に、それぞれに中心角が45度程度の円弧状とされた漸増壁面13b,13bを設けた例を示している。これら漸増壁面13b,13bの奥側壁面側部位及び奥側壁面13aに対向するようにいずれかの押圧部23が位置する状態が、複数の押圧部23,23のうちの一つがチューブ30の途切れ部に位置する状態となる。この状態では、回転体20に上記クリアランス等に起因する途切れ部側への片寄りが生じ易くなる状態となる。
また、これら両側の漸増壁面13b,13bの反奥側壁面側には、チューブ30の引き出し側の部位となる引出側壁面13c,13cがそれぞれに連なるように設けられている。
これら引出側壁面13c,13cは、図例では、それぞれに中心角が20度程度の円弧状とされている。また。これら引出側壁面13c,13cの円心(軸部21)からの半径としての引出側半径R3,R3は、これら引出側壁面13c,13cの周方向の全体に亘って同径とされている。これら引出側壁面13c,13c及び漸増壁面13b,13bの引き出し側部位に対向するように押圧部23,23が位置する状態が、複数の押圧部23,23の全てがチューブ30を押圧する状態となる。この状態では、各押圧部23,23にチューブ30の復元力が同様に作用するため、回転体20の径方向の片寄り等が生じ難い状態となる。
また、これら両側の引出側壁面13c,13c、両側の漸増壁面13b,13b及び奥側壁面13aは、互いに隣り合う壁面同士に段差や屈曲部が形成されないよう一連状の凹湾曲面形状とされている。
上記した引出側半径R3,R3と奥側半径R1との寸法差(径差)は、押圧部23,23によるチューブ30の圧縮率が内周壁面13の周方向の全体に亘って概ね一定となるように、適宜、設定するようにしてもよい。また、上記径差は、ポンプ本体10の軸受部19(軸部12)と回転体20の軸部21(軸受部21A)との径方向に沿う上記クリアランス等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。つまりは、上記径差は、上記クリアランス等に起因する回転体20の片寄りを加味して、内周壁面13と回転体20の押圧部23,23との径方向に沿う寸法が、周方向の全体に亘って概ね一定となるように、適宜、設定するようにしてもよい。
また、上記した奥側壁面13aの周方向に沿う寸法は、チューブ30の途切れ部の周方向に沿う寸法に概ね応じた寸法としてもよい。換言すれば、奥側壁面13aの周方向に沿う寸法を、回転体20の回転に伴い複数の押圧部23,23のうちの一つの押圧部23がチューブ30の途切れ部に位置してチューブ30からの復元力が作用し難くなる範囲を移動する寸法に応じた寸法としてもよい。また、両側の漸増壁面13b,13bの周方向に沿う寸法や径を徐変させる度合等も、回転体20の回転に伴い移動する押圧部23がチューブ30から受ける復元力の大小等を加味して適宜、設定するようにしてもよい。また、両側の引出側壁面13c,13cの周方向に沿う寸法は、回転体20の回転に伴い複数の押圧部23,23の全てがチューブ30を押圧する位置とされて各押圧部23,23にチューブ30からの復元力が同様に作用する範囲を移動する寸法に応じた寸法としてもよい。
また、ポンプ本体10(本体ケース11)には、この内周壁面13の周方向中央部位に対向する側の側部を貫通するように、チューブ30の送出元側部位34及び送出先側部位35がそれぞれに挿通される挿通部14,16が設けられている。これら挿通部14,16は、上記した内周壁面13の引出側壁面13c,13cの反奥側壁面側に連なるように設けられている。これら挿通部14,16は、チューブ30の送出元側部位34及び送出先側部位35をそれぞれに挟むように本体ケース11に形成された両内側壁と底壁と蓋体18とによって区画されている。
上記した一対の保持突部15,15及び一対のストッパー突部17,17は、これら挿通部14,16の両内側壁間寸法を狭めるように形成されている。なお、保持突部15やストッパー突部17を、本体ケース11の挿通部14,16の両内側壁に加えて、または代えて、本体ケース11の底壁や蓋体18に設けるようにしてもよい。つまりは、本体ケース11の底壁と蓋体18とを、ポンプ本体10におけるチューブ30の引き出し部位の両内側壁として把握するようにしてもよい。
送出元側の挿通部14に設けられた一対の保持突部15,15は、送出元側の挿通部14の外側開口縁部に設けられている。これら保持突部15,15の送出方向(チューブ長手方向)に沿う寸法(突部幅寸法)は、チューブ30の送出元側部位としての送出元側継手34の第1フランジ部34aと第2フランジ部34bとの間の送出方向に沿う寸法(フランジ間寸法)よりも小とされている。これら保持突部15,15の突部幅寸法は、送出元側継手34のフランジ部34a,34b間にこれら保持突部15,15を挿入可能なように適宜の寸法とすればよい。また、これら保持突部15,15の突出寸法、つまりは、これら保持突部15,15の突出方向先端面間の寸法は、これらの間に送出元側継手34のフランジ部34a,34b間の部位の挿入が可能なように適宜の寸法とすればよい。また、これら保持突部15,15の突出方向先端面間の寸法は、送出元側継手34の各フランジ部34a,34bの外径よりも小さい寸法とすればよい。
これら保持突部15,15がチューブ30の送出元側継手34のフランジ部34a,34b間に挿入され、送出元側継手34の送出方向に沿う移動が抑止される(図1参照)。
送出先側の挿通部16に設けられた一対のストッパー突部17,17は、送出先側の挿通部16の外側開口縁部よりも内側に位置するように設けられている。これらストッパー突部17,17は、これらストッパー突部17,17よりも挿通部16の外側開口縁部側に、少なくともチューブ30の送出先側部位としての送出先側継手35の第1フランジ部35aの受け入れが可能なように設けるようにしてもよい。図例では、これらストッパー突部17,17に送出先側継手35の第1フランジ部35aが当接した状態で、送出先側継手35と、一対の保持突部15,15に保持された送出元側継手34と、が送出方向で略一致した位置となる構成としている(図1参照)。
また、これらストッパー突部17,17の突部幅寸法W2は、送出先側継手35のフランジ部35a,35b間にこれらストッパー突部17,17の挿入が不能となるように適宜の寸法とすればよい。また、これらストッパー突部17,17の突出寸法、つまりは、これらストッパー突部17,17の突出方向先端面間の寸法は、これらの間に送出先側継手35が接続されたチューブ30の挿入が可能なように適宜の寸法とすればよい。また、これらストッパー突部17,17の突出方向先端面間の寸法は、送出先側継手35の第1フランジ部35aの外径よりも小さい寸法とすればよい。
これらストッパー突部17,17間に、チューブ30の送出先側継手35よりも送出元側部位を挿入させた状態では、チューブ30の送出先側継手35の送出方向先側への移動が可能な状態となる(図2(a)参照)。一方、チューブ30の送出先側継手35の送出方向元側への移動は、送出先側継手35の第1フランジ部35aがストッパー突部17,17に当接し、抑止される(図1参照)。
回転体20は、その回転中心となる軸部21の外周側に、互いに軸部21から等距離となるように複数の押圧部23,23を設けた構成とされている。つまり、これら押圧部23,23は、軸方向に見て、軸部21を円心とする同一円周上に位置するように回転体20に設けられている。また、これら押圧部23,23は、回転体20の軸部21廻りの回転方向に等間隔を空けて設けられている。
本実施形態では、回転体20の軸部21廻りに、上述のように、二つの押圧部23,23を設けた構成としている。つまり、回転体20に、互いの回転方向の間隔が180度となるように二つの押圧部23,23を設けた構成としている。図例では、これら押圧部23,23を、軸部21から径方向に突出するようにアーム状(スポーク状)に設けられた部位の先端部に設けている。
また、本実施形態では、これら押圧部23,23を、回転体20の軸部21に平行なローラー軸22,22廻りに回転自在とされた押圧ローラーとしている。なお、図3(b)では、ローラー軸22,22に挿通される押圧ローラーの図示を省略している。
これら押圧部23,23は、図1に示すように、ポンプ本体10の内周壁面13に対向するように配置され、内周壁面13とによってチューブ30を押し潰す構成とされている。図1に示す回転体20の停止位置(初期位置)では、二つの押圧部23,23のうちの一つの押圧部23と内周壁面13の周方向中央部位とによってチューブ30の被押圧部位31を押し潰した状態を例示している。このように回転体20が停止され、チューブ30を押し潰した状態では、チューブ30の被押圧部位31が閉塞し、流体の送出が不能(送出停止)となる。なお、回転体20の停止位置(初期位置)は一例であり、他の位置でもよい。
また、本実施形態では、回転体20は、このように二つの押圧部23,23のうちの一つの押圧部23がチューブ30を押し潰す状態と、これら二つの押圧部23,23の両方がチューブ30を押し潰す状態と、を変位する構成とされている。
また、本実施形態では、回転体20の押圧部23,23間のそれぞれに、チューブ30の位置ずれを抑制するチューブガイド24,24を設けている。このような構成とすれば、押圧部23,23の移動に伴いチューブ30が移動して内周壁面13から離れたり、屈曲したりするようなことを抑制することができる。
図例では、回転体20の軸部21から径方向に突出させるように、かつ隣り合う押圧部23,23から等距離となるようにチューブガイド24,24を設けた例を示している。また、これらチューブガイド24,24は、チューブ30の回転体軸方向への移動を抑制するように、チューブ30を回転体軸方向両側から挟むような形状とされ、チューブ30を受け入れる凹所が形成されるように径方向に開口した形状とされている。また、これらチューブガイド24,24の開口方向の底部25が内周壁面13に対向するように配置され、チューブ30の回転体軸心側への移動を抑制する構成とされている。なお、このようなチューブガイド24,24を設けないようにしてもよい。
チューブ30は、断面円形状とされ、図1に示すように、回転体軸方向に見て、略U字状となるように、上記した内周壁面13に沿わせられるようにポンプ本体10(本体ケース11)に収容される。
このチューブ30は、押圧部23,23によって押し潰された部位が復元し得る弾性を有したエラストマー系材料、例えば、EPDMやシリコン、ネオプレン等の合成樹脂系エラストマーや、天然ゴム等から形成されたものとしてもよい。このようなチューブ30の材質は、送出する流体の種類等に応じて、適宜のものを採用するようにしてもよい。また、チューブ30の内径や、内周壁面13に沿う長さ等は、送出する流体の所望する流量等に応じて適宜、設定するようにしてもよい。また、当該チューブポンプ1によって送出される流体としては、種々の液体でもよく、また、エマルション(ラテックス)状のものやスラリー状のものでもよく、気体でもよい。
また、このチューブ30のチューブ本体の送出元側端部32に接続された送出元側継手34及びチューブ本体の送出先側端部33に接続された送出先側継手35は、互いに同様の構成とされている。
これら送出元側継手34及び送出先側継手35には、チューブ本体の送出元側端部32及び送出先側端部33のそれぞれに圧入される第1接続部がそれぞれに設けられている。また、これら送出元側継手34及び送出先側継手35の第1接続部に隣接するように、上記した第1フランジ部34a,35aが設けられている。
また、これら送出元側継手34及び送出先側継手35には、第2接続部34c,35cがそれぞれに設けられている。
このチューブ30の送出元側継手34の第2接続部34cには、図1及び図2(b)に示すように、流体の送出元となる貯留部2に接続された送出元側管路3を接続するようにしてもよい。また、チューブ30の送出先側継手35の第2接続部35cには、流体の送出先5へ流体を送出する送出先側管路4を接続するようにしてもよい。また、このチューブ30の送出元側継手34よりも送出元側(上流側)に、流体の送出元2側への逆流を防止する逆止弁や開閉弁等を適宜、必要に応じて設けるようにしてもよい。
なお、チューブ30の送出元側部位及び送出先側部位としては、送出元側継手34及び送出先側継手35に限られない。例えば、チューブ30がポンプ本体10外にも延びるように一連状に長尺な構成とされたものでは、ポンプ本体10の挿通部14,16に挿通される部位としてもよい。この場合は、挿通部14,16に挿通される部位に、適宜、元側保持部15に保持される被保持部や、ストッパー部17に当接される当接部を設けるようにしてもよい。
回転体20を回転させる駆動部26は、回転体20を軸部21廻りに正回転及び逆回転させ得る構成とされている。このような駆動部26としては、軸部21に連結された種々の減速ギア等のギア機構を備えたいわゆるギアモーター等を採用するようにしてもよい。本実施形態では、後記するように、回転体20を適宜の回転位置(回転角)において停止させる必要があることから、駆動部26を、回転位置の制御が可能なブレーキ付きのモーターや、サーボモーター等としてもよい。また、適宜、回転体20の回転位置を検出する回転角センサー等の検出器を設けるようにしてもよい。また、本実施形態では、回転体20の回転角度及び回転回数の検出が可能なエンコーダ付モーターやステッピングモーターとしている。
この駆動部26は、図2(b)に示すように、制御部41を備えた制御盤40に接続されている。この駆動部26の駆動が制御部41によって制御されて回転体20が回転され、後述のように、流体の送出(吐出)等がなされる。
制御部41は、例えば、CPU等の制御回路によって構成されている。この制御部41の制御によって、後述する本実施形態に係るチューブ交換時期報知方法の実行がなされる。
なお、制御盤40には、制御部41に加え、メモリ等によって構成され各種動作プログラム等を記憶する記憶部42や、駆動部26に駆動電源を供給する電源部43、操作入力の受け付けや表示を行う表示操作部44等が適宜、設けられている。また、この制御盤40は、チューブポンプ1自体が備えるものとしてもよく、チューブポンプ1が組み込まれる各種装置やシステム(流体送出システム)が備えるものとしてもよい。
上記構成とされたチューブポンプ1においては、回転体20を停止位置から正回転させれば、押圧部23,23の移動に伴い、流体の自吸及び送出がなされる。つまり、押圧部23が送出側に移動すれば、チューブ30の押し潰されていた被押圧部位31が復元する。この被押圧部位31の復元に伴う負圧作用によってチューブ30の上流側部位に送出元2(送出元側管路3)側からの流体が流入する。また、押圧部23がチューブ30を順次、押し潰しながら送出側に移動し、上流側(押圧部23の送出側への移動方向後方側)において流体を吸込みながら、下流側(押圧部23の送出側への移動方向前方側)のチューブ30内の流体が送出先5(送出先側管路4)側に向けて送出される。
また、回転体20を適宜の回転位置において停止させれば、上述のように、流体の送出が停止される。
次に、本実施形態に係るチューブポンプを用いて実行される本実施形態に係るチューブ交換時期報知方法の一例について、図面を参照して説明する。
図4は、本実施形態に係るチューブ交換時期報知方法を模式的に示す図である。
このチューブ交換時期報知方法は、押圧部23に押し潰されるチューブ30の圧縮率に基づいて設定された上限回転回数を、回転体20の積算回転回数が超えれば、報知するようにしている。このような構成とすれば、チューブ30のメンテナンス性を向上させることができる。つまり、チューブ30の交換時期を報知によって使用者に認識させることができ、定期的に検査や交換する態様とした場合と比べて、メンテナンス性を向上させることができる。
また、例えば、単に回転回数のみを積算して交換時期を報知する態様とした場合と比べて、より効率的にチューブ30の交換時期を報知することができる。つまり、所望する送出量(流量)等に応じて適宜の内径、つまりは、肉厚(外径から内径を差し引いたチューブ30の厚さ)のチューブ30が選択される場合がある。この場合には、押圧部23によるチューブ30の圧縮率(押し潰し度合)が異なることとなり、圧縮率が異なれば、チューブ30の劣化し易さ(劣化し難さ)も異なることとなる。この圧縮率に基づいて上限回転回数を設定するようにしているので、チューブ30の厚さの相違に応じた好適な上限回転回数、つまりは、チューブ30に異常が生じ難い回転回数を設定することができる。
このチューブ交換時期報知方法は、上記した制御部41が、押圧部23に押し潰されるチューブ30の圧縮率に基づいて上限回転回数を設定し、回転体20の積算回転回数が上限回転回数を超えれば、報知部44に報知させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、回転体20が所定角度を回転する時間に基づいてチューブ30の圧縮率を設定するようにしている。チューブ30の圧縮率が大きくなるに従い、回転体20が所定角度を回転する時間が長くなる(回転速度が遅くなる)傾向があることから、圧縮率は、予め実験データ等に基づいて定められた一次関数の式によって、回転時間から算出することができる。これにより、例えば、チューブ30の圧縮率や厚さ等を手動入力する必要がある態様とした場合と比べて、メンテナンス性をより向上させることができる。
つまり、図5(a)に示すように、所定角度を回転する時間が、例えば、3秒であれば、圧縮率20%、所定角度を回転する時間が、例えば、3.5秒であれば、圧縮率35%というように、一次関数の式によって、例えば、制御部41において算出が可能となる。このような式データ等は、予め記憶部42等に格納させておくようにしてもよく、表示操作部44等から入力されたものでもよい。また、チューブ30の材質毎に、異なる一次関数の式に基づいてチューブ30の圧縮率が算出されるものとしてもよい。この場合は、例えば、チューブ30の種類が、事前設定項目等として表示操作部44を介して手動入力されたものとしてもよい。
なお、上記所定角度は、一送出毎の送出角度が一定である場合には、その送出角度としてもよく、予め設定された適宜の角度としてもよく、また、例えば、回転体20が半回転や一回転する角度等としてもよい。
また、チューブ30の圧縮率を、上記のように回転体20が所定角度を回転する時間に基づいて設定する態様に限られず、回転体20の回転速度に基づいて設定する態様としてもよい。また、回転体20が所定角度となるまで送出側に回転されたか否かの判別や回転速度の算出、回転回数の積算は、制御部41においてなされるものとしてもよい。例えば、これらを、回転体20の回転位置を検出する回転角センサー等の検出器や駆動部26からの信号を制御部41が受信することによって判別や算出、積算するようにしてもよい。
また、駆動部26自体を、回転体20の回転角度及び回転回数の検出が可能な態様とせずに、例えば、図5(b)に示すような態様としてもよい。図5(b)では、一変形例に係るチューブポンプ1Bを示している。本変形例では、ポンプ本体10Aの蓋体18Aに、回転体20の軸部21(図1等参照)に連結されて共に回転する棒状部材29が挿通される貫通孔19Aを設け、棒状部材29の通過(回転)を検出する検出器45を設けた構成としている。このような検出器45の検出に基づいて、回転体20が所定角度となるまで送出側に回転されたか否かの判別や回転速度の算出、回転回数の積算がなされるものとしてもよい。なお、このような検出器45としては、その他、種々の検出器の採用が可能である。
また、チューブ30の圧縮率を、事前設定項目等の手動入力に基づいて設定するようにしてもよい。例えば、外径から内径を差し引いたチューブ30の厚さ(肉厚)から押圧部23と内周壁面13との回転体径方向に沿う寸法を差し引いた値を、肉厚で除せば、チューブ30の圧縮率が得られる。そのため、チューブ30の肉厚または圧縮率自体が手動入力されて圧縮率が設定されるものとしてもよい。
上記したチューブ30の圧縮率に基づく上限回転回数は、例えば、チューブ30の疲労(破れなどの異常発生)回数試験等の実験データ等に基づいて予め定められたものとしてもよい。例えば、圧縮率が20〜25%であれば、上限回転回数が50万回、圧縮率が25〜30%であれば、上限回転回数が35万回、圧縮率が30〜35%であれば、上限回転回数が20万回というように、予め設定されたものとしてもよく、予め記憶部42等に格納させておくようにしてもよい。
なお、上限回転回数は、チューブ30の材質毎に、予め記憶部42等に格納させておくようにしてもよい。この場合は、例えば、チューブ30の種類が、事前設定項目等として表示操作部44を介して手動入力されたものとしてもよい。そして、このような圧縮率と上限回転回数との対応関係を表すデータ等に基づいて、制御部41において圧縮率に基づく上限回転回数の設定がなされるものとしてもよい。
また、回転体20の積算回転回数が上限回転回数を超えたか否かの判別は、制御部41においてなされるものとしてもよい。また、回転体20の積算回転回数が上限回転回数を超えた際の報知は、例えば、報知部としての表示操作部44による表示やランプ点灯等としてもよく、これに代えて、または加えて、報知部としてのスピーカ等の音出力部による鳴動等としてもよい。
以下、このチューブ交換時期報知方法の一例について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、送出ONとなり、上限回転回数未設定であれば、回転体20を正回転させ、圧縮率に基づいて上限回転回数を設定する(ステップ300〜303)。つまり、上限回転回数未設定であれば、上記のように、回転体20が所定角度を回転する時間に基づいてチューブ30の圧縮率を算出し、この圧縮率に基づいて上限回転回数を設定するようにしてもよい。一方、送出ONとなり、上限回転回数設定済みであれば、回転体20を正回転させる(ステップ300,301,304)。そして、回転体20の積算回転回数が、上限回転回数を超えれば、報知する(ステップ305,306)。そして、リセットボタン等の押下がなされてリセットされれば、回転回数をリセットし、また、報知を停止させる(ステップ307,308)。
上記送出ONの判別は、例えば、制御部41が送出ON信号を受信することによって判別するようにしてもよい。また、送出ON信号は、表示操作部44等における操作入力に基づいて出力されたものでもよく、送出先5側からの送出開始信号(要求信号)に基づくものや、当該チューブポンプ1が組み込まれる各種装置やシステムにおいて実行される他の動作信号に基づくものでもよい。
また、回転体20の正回転を停止させる態様としては、所定の送出角度となれば停止させる態様としてもよく、または、送出OFFとなれば、停止させる態様としてもよい。この送出OFFの判別は、例えば、制御部41が送出OFF信号を受信することによって判別するようにしてもよい。また、送出OFF信号は、表示操作部44等における操作入力に基づいて出力されたものでもよく、送出先5側からの送出停止信号(不要信号)に基づくものや、当該チューブポンプ1が組み込まれる各種装置やシステムにおいて実行される他の動作信号に基づくものでもよい。なお、このような態様に代えて、回転体20を、半回転や複数回転等の所定の送出角度となるまで回転させた後や、所定量の流体が送出されるまで回転させた後に、停止させるような制御態様としてもよい。
また、上記のようなリセットボタン等の押下によるリセットの判別に代えて、例えば、チューブ30が取り外されたこと(つまりは、チューブ30の交換がなされたこと)を検出する検出器等をポンプ本体10に設けた態様としてもよい。そして、この検出器の検出に基づいて、回転回数をリセットし、また、報知を停止させるような態様としてもよい。
なお、チューブポンプ1,1Bとしては、上記した例に限られない。例えば、回転体20に、3つ以上の押圧部23を設けるようにしてもよい。また、ポンプ本体10を、チューブ30の送出先側部位35の送出方向先側への移動を許容する構造としたものに限られず、送出元側と同様、送出先側部位35の送出方向に沿う移動を抑止する先側保持部を設けた構成としてもよい。また、ポンプ本体10の内周壁面13が上記のように周方向で異径状とされたものに限られず、全周に亘って同径とされたものとしてもよい。また、回転体20の外周側を回転方向に複数等分するように複数のチューブを設けた構成とされたものや、軸方向に並列的に複数の回転体を設け、それぞれの外周側に単一または複数のチューブを設けた構成とされたもの等としてもよい。その他、チューブポンプ1,1Bとしては、種々の構成とされたものとしてもよい。
また、本実施形態に係るチューブ交換時期報知方法は、上記したチューブポンプ1,1B以外の他のチューブポンプを用いても実行可能である。
1,1B チューブポンプ
20 回転体
23 押圧部
26 駆動部
30 チューブ
41 制御部
44 表示操作部(報知部)

Claims (4)

  1. 駆動部によって回転される回転体に押圧部を設け、該回転体の外周側に流体を送出するチューブを設けたチューブポンプであって、
    前記押圧部に押し潰される前記チューブの圧縮率に基づいて上限回転回数を設定し、前記回転体の積算回転回数が前記上限回転回数を超えれば、報知部に報知させる制御部を備えていることを特徴とするチューブポンプ。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、前記回転体が所定角度を回転する時間に基づいて前記チューブの圧縮率を設定することを特徴とするチューブポンプ。
  3. 駆動部によって回転される回転体に押圧部を設け、該回転体の外周側に流体を送出するチューブを設けたチューブポンプのチューブ交換時期報知方法であって、
    前記押圧部に押し潰される前記チューブの圧縮率に基づいて設定された上限回転回数を、前記回転体の積算回転回数が超えれば、報知することを特徴とするチューブ交換時期報知方法。
  4. 請求項3において、
    前記回転体が所定角度を回転する時間に基づいて前記チューブの圧縮率を設定することを特徴とするチューブ交換時期報知方法。
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