JP7318371B2 - 車両のミラー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のミラー装置に関する。
自動二輪車においては、ハンドルの前方に後方確認用のバックミラーが配置されることがある。例えば、以下に示す特許文献1では、運転者の上部前方を覆うようにスクリーンが配置されており、スクリーンの両側方には一対のバックミラーが配置されている。特許文献1のようにサーキット走行等に用いられるスポーツタイプの自動二輪車にあっては、車体の外表面を流れる走行の空気抵抗を低減すべく、バックミラーの後端部分を上側よりも下側が後方に延びるように形成している。
特開2009-61890号公報
ところで、バックミラーの外面形状を規定するハウジングは、一般的に樹脂成型品であり、角度調整など運転者が直接手を触れる部品である。このため、ハウジングを成形するにあたって、その厚さを大きくすることが望ましい。しかしながら、ハウジングの厚さを大きくする場合、成形後のハウジング表面に部分的な窪み、いわゆる「ヒケ」が発生し易くなる。特に運転者が頻繁に視線を向けるミラーにおいては、外観上好ましくない。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、空力特性を向上しつつも、ヒケの発生を抑制して外観に影響を与えることがない車両のミラー装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の車両のミラー装置は、車両後方に鏡面が向けられたミラー本体と、前記ミラー本体の前方及び周囲を覆うミラーハウジングと、を備え、前記ミラーハウジングの後端部が前記ミラー本体よりも後方に突出しており、前記後端部には、前記ミラーハウジングの厚み方向にくぼむ凹部が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、車両のミラー装置において、空力特性を向上しつつも、ヒケの発生を抑制して外観に影響を与えることがない。
本実施の形態に係る自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。 本実施の形態に係るミラー装置の後面図である。 本実施の形態に係るミラー装置の右側面図である。 本実施の形態に係るミラー装置の平面図である。 図4のA-A線に沿って切断した断面図である。 図4のB-B線に沿って切断した断面図である。 変形例に係るミラー装置の後端部における平面図である。 図7のC-C線に沿って切断した断面図である。 他の変形例に係るミラー装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明をスポーツタイプの二輪車(車両)に適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明を他のタイプの二輪車や、バギータイプの三輪車、四輪車等に適用してもよい。また、方向について、車両前方を矢印FR、車両後方を矢印RE、車両上方を矢印UP、車両下方を矢印LO、車両左方を矢印L、車両右方を矢印Rでそれぞれ示す。また、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、パワーユニット、電装系等の各部を搭載する鋼製又はアルミ合金製のツインスパー型の車体フレーム10に車体外装としての各種カバーを装着して構成されている。車体フレーム10は、前頭部から後方に向かって左右二股に分岐して延在し、後端側で下方に向かって湾曲している。車体フレーム10の前端側には、エンジン11の前方部が懸架され、車体フレーム10の後端側には、エンジン11の後方部が懸架されている。
車体フレーム10の上部には、燃料タンク12が配置される。燃料タンク12の後方には、運転者シート13及び同乗者シート14がリヤカウル15と共に配置されている。車体前半部は、フロントカウル16によって覆われている。また、フロントカウル16の前面には、ヘッドランプ17が設けられており、ヘッドランプ17の上方には、風除け用のウィンドスクリーン18が設けられている。
ウィンドスクリーン18の左右両端には、後方確認用のミラー装置として、バックミラー4が設けられている。バックミラー4は、後述するハンドルバー20の前方上方に配置されている。バックミラー4は、車体側(ウィンドスクリーン18)に設けられた取付部18a(図2参照)に取り付けられる。バックミラー4の詳細構成については後述する。
車体フレーム10の前頭部には、左右一対のフロントフォーク19がハンドルバー20と共に操舵可能に支持されている。フロントフォーク19の下部には前輪21が回転可能に支持されており、前輪21の上方はフロントフェンダ22によって覆われている。
また、車体フレーム10の後部は、ボディフレーム10aになっており、ピボット軸23を介してスイングアーム30が上下方向に揺動可能に連結されている。車体フレーム10とスイングアーム30との間には後輪懸架装置24が取り付けられている。スイングアーム30は、例えば、アルミニウム系の鋳造材で形成される。なお、スイングアームの材質はこれに限定されず、マグネシウム等の他の金属材料で形成されてもよい。スイングアーム30の後端部には、車軸25を介して後輪26が回転可能に支持されている。後輪26の左側には、ドリブンスプロケット27が設けられており、ドライブチェーン28によってエンジン11の動力が後輪26に伝達されるよう構成されている。後輪26の上方は、リヤカウル15の後部に設けられたリヤフェンダ29により覆われる。
ところで、スポーツタイプの自動二輪車に適用される後方確認用のミラー装置にあっては、空力特性を向上すべく、ミラー装置の後端部分を上側よりも下側が後方に延びるように形成したものが存在する。
また、ミラー装置の外面形状を規定するハウジングは、一般的に樹脂成型品であり、角度調整など運転者が直接手を触れる部品である。このため、ハウジングを成形するにあたって、その厚さを大きくすることが望ましい。特に自動二輪車のミラー装置の外面形状においては国際規格が定められており、ハウジングの設計に関して寸法上の制約が存在する。
より具体的には、ハウジングの突出端部のR形状は、所定半径(例えばR2.5)以上を確保することが求められる。このため、ハウジングの端部の厚さを大きくする必要がある。この結果、成形後のハウジング表面には、成型時の熱収縮に起因した部分的な窪み、いわゆる「ヒケ」が発生し易くなる。特に運転者が頻繁に視線を向けるミラーにおいては、外観上好ましくない。
そこで、本件発明者は、ミラー装置のハウジング端部の形状に着目し、本発明に想到した。具体的に本実施の形態において、バックミラー4は、車両後方に鏡面が向けられたミラー本体5と、ミラー本体5の前方及び周囲を覆うミラーハウジング6と、を備えている。ミラーハウジング6の後端部61は、ミラー本体5よりも後方に突出している。また、ミラーハウジング6の後端部61には、ミラーハウジング6の内側又は外側に向かって突出する凸部67が形成されている。
この構成によれば、ミラーハウジング6の後端部61がミラー本体5に対して後方に突出することで、ミラーハウジング6の外面を流れる空気の流れを整流することができ、空力特性の向上が見込まれる。また、ミラーハウジング6の後端部61に局所的に厚く形成された凸部67が設けられることで、ミラーハウジング6の厚さを確保しながら、ミラーハウジング6の厚さを一様に厚くした場合に比べてヒケの発生を抑制することが可能である。このため、外観に影響を与えることがない。すなわち、空力特性を向上しつつも、ヒケの発生を抑制して外観に影響を与えることがない。
次に、図2から図6を参照して、本実施の形態に係るミラー装置の詳細構成について説明する。図2は、本実施の形態に係るミラー装置の後面図である。図3は、本実施の形態に係るミラー装置の右側面図である。図4は、本実施の形態に係るミラー装置の平面図である。図5は、図4のA-A線に沿って切断した断面図である。図6は、図4のB-B線に沿って切断した断面図である。なお、以下においては、車両右側に設けられたミラー装置を例にして説明する。
図2から図6に示すように、バックミラー4は、ウィンドスクリーン18の左右の両端部に設けられた取付部18aに取り付けられる。具体的にバックミラー4は、図2及び図3に示すように、鏡面が車両後方に向けられたミラー本体5と、ミラー本体5の前方及び周囲を覆うミラーハウジング6と、ミラーハウジング6から取付部18aに向かって延びるアーム部7と、によって構成される。
ミラー本体5は、いわゆる後方確認用のミラーであり、前後方向に厚さを有する板状体で形成される。ミラー本体5は、後面視で概略四角形状を有し、上方で且つ車両内側に位置する一角部が鋭角となっている。
ミラーハウジング6は、プラスチック等の合成樹脂によって成形される。図2に示すように、ミラーハウジング6は、ミラー本体5の鏡面を露出しつつもミラー本体5の外周縁を覆うようにミラー本体5の外形に対応した後面視四角形状を有している。また、ミラーハウジング6は、ミラー本体5の前方を覆うようにミラー本体5から前方に向かって膨出した形状を有している。
より具体的にミラーハウジング6は、ミラー本体5の前方を覆うように膨出した膨出部60と、膨出部60の周縁に連なってミラー本体5の鏡面から後方に突出する後端部61とによって構成される。膨出部60は、先端に向かうに従って先細りとなって側面視で先端が鋭角の略三角形状に形成される。膨出部60の上面側は、先端から後方に向かうに従って上方に傾斜した外面形状を有している。膨出部60の下面側は、先端から後方に向かうに従って下方に傾斜した外面形状を有している。また、上記したように膨出部60は、ミラー本体5の外周縁を覆うようにミラー本体5の外形に対応した後面視四角形状を有している。
後端部61は、車幅方向に延びる上縁部62及び下縁部63と、上縁部62及び下縁部63の両端を繋ぐ一対の側縁部64、65と、を有している。後端部61は、上縁部62、下縁部63、一対の側縁部64、65によってミラー本体5の外周縁を囲う枠状に形成される。上縁部62及び下縁部63は、上下方向で対向し、車幅方向で略平行に延びている。上縁部62は、下縁部63よりも上方に位置し、下縁部63よりも車幅方向内側に延びている。車幅方向外側に位置する側縁部64は、後面視において略鉛直方向に延びている。車幅方向内側の側縁部65は、後面視において上縁部62から下縁部63に向かうに従って車幅方向外側に傾斜して延びている。すなわち、側縁部65は、上縁部62との間で鋭角を成すように傾斜している。
また、図3から図5に示すように、後端部61は、上側よりも下側がより方向に突出している。具体的には、上縁部62よりも下縁部63がより後方に突出している。すなわち、一対の側縁部64、65は、側面視において後方に向かうに従って上縁部62から下縁部63へ下方に傾斜している。
また、図5に示すように、ミラーハウジング6は、後端部61を除く前方の膨出部60が一様な厚さを有している。一方、後端部61(上縁部62及び下縁部63)においては、局所的に厚さが膨出部60よりも大きくなっている。なお、膨出部60の厚さは、成形都合上、ヒケが発生しない程度の厚さに設定されることが好ましい。
また、図2、図4及び図6に示すように、ミラーハウジング6の下側の後端部61である下縁部63の上面には、厚み方向に僅かに凹んだ4つの凹部66が形成されている。4つの凹部66は、ミラー本体5の周方向である下縁部63の延在方向(車幅方向)に沿って並んで形成されている。凹部66は、前後方向に延びるように平面視で矩形状を有し、下縁部63の後端が抉られるように形成される。凹部66の深さは、例えば凹部66の底面から下縁部63の下面までの厚さが膨出部60の厚さと同等もしくはそれより小さくなる深さであることが好ましい。
4つの凹部66が形成されることにより、下縁部63の上面には、ミラーハウジング6の内側である上方に向かって相対的に突出する3つの凸部67が形成される。すなわち、下縁部63の上面には、凹部66と凸部67が交互に並んで形成されている。下縁部63の上面の凹凸形状により、下縁部63の上下方向の厚みは、断続的に変化している。凸部67は、凹部66と同様に前後方向に延びるように形成されている。また、凸部67の各角部には、所定半径のフィレット部68が形成されている。詳細は後述するが、フィレット部68の所定半径は、例えば2.5mm以上であることが好ましい。
アーム部7は、膨出部60の車幅方向内側の外面から車幅方向内側の取付部18aに向かって延びている。アーム部7の先端は、取付部18aに支持される。アーム部7は、先端部分を軸に前後方向で回動可能に取付部18aへ支持される。
このように構成されるバックミラー4においては、上縁部62よりも下縁部63を後方に延長したことで、走行中にミラーハウジング6の外面に沿って流れる空気の流速を上側よりも下側で速めることが可能である。この結果、ミラーハウジング6の下面側が負圧となり、より大きなダウンフォースを発生させることができ、前輪21(図1参照)が浮き上がる、いわゆるフロントリフトを防止することが可能である。このように、走行風の整流効果を高めて車両の走行安定性を確保することが可能である。
また、下縁部63を厚く形成しつつ、局所的に凹部66を設けることで、ミラーハウジング6の厚さを確保しつつも、成型時のヒケを抑制して外観を保つことが可能である。特に、複数の凹部66を並べて配置することで形成される凸部67により、下縁部63の剛性を高く保つことが可能である。剛性が保たれることで、下縁部63を長く延長することができ、走行風の整流効果を向上することができる。
また、下縁部63の厚さは、膨出部60の厚さよりも大きい。更に、凹部66の深さは、下縁部63の厚さが膨出部60の厚さと同等もしくはそれより小さくなる深さである。この構成によれば、下縁部63の剛性を高く保ちつつも、断続的に薄肉部を設けることができ、膨出部60と同様に下縁部63の外面におけるヒケを効果的に防止することが可能である。
また、凸部67の角部には所定半径のフィレット部68が形成されており、所定半径は、2.5mm以上であることが好ましい。上記したように、車両のミラー装置においては、国際規格により、ハウジングの突出端部のR形状は、所定半径(例えばR2.5)以上を確保することが求められる。より具体的にはφ100mmの球体S(図7及び図8参照)が接触可能な凸部67の角部は、R2.5以上のR形状が必要である。フィレット部68の所定半径をR2.5mm以上にすることで、上記の国際規格を順守することが可能である。
特に、R2.5以上のフィレット部68を確保するためには、下縁部63の最低厚さが大きくならざるを得ない。この場合、肉厚部分にヒケが発生し易くなってしまう。しかしながら、本実施の形態では、下縁部63に凸部67と凹部66で断続的に肉厚部と薄肉部を交互に形成したことで、肉厚部を設けつつも下縁部63にヒケが発生することを抑制している。このように、国際規格を順守しつつも、ヒケの発生を効果的に防止することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ミラー本体5から後方に突出する下縁部63に凹凸形状を設けたことで、空力特性を向上しつつも、ヒケの発生を抑制して外観に影響を与えることを防止することが可能である。
次に、図7から図9を参照して変形例に係るミラー装置について説明する。図7は、変形例に係るミラー装置の後端部における平面図である。図8は、図7のC-C線に沿って切断した断面図である。図9は、他の変形例に係るミラー装置の断面図である。
図7及び図8では、下縁部63の後端形状が上記実施の形態と僅かに相違するだけであるため、共通する構成は同一の名称及び符号で示し、説明は適宜省略する。
図7に示すように、凸部67の後端には、所定半径が2.5mm以上の球面形状のフィレット部68が形成されている。また、図8に示す断面視において、凸部67の上面にも所定半径が2.5mm以上の球面形状のフィレット部68が形成されている。このように、フィレット部68の所定半径を2.5mm以上にすることで、上記の国際規格を順守することが可能である。
また、図7及び図8に示す変形例では、複数の凹部66の後端(凹部66の直下に位置する下縁部63の後端)が、凹部66の間に設けられる凸部67の後端よりも前方に位置している。より具体的に凹部66の後端は、前方に向かって凹むように平面視円弧形状に形成されている。すなわち、薄肉部である凹部66の一部が前方に向かって窪んでいて、肉厚部である凸部67が後方に突出してその先端(後端)が球面形状になっている。これにより、運転者がバックミラー4を触れる際に凸部67が優先的に手に触れることになる。このため、接触時の感触を和らげることが可能である。
また、図7に示すように、隣接する2つの凸部67の各フィレット部68に後方からφ100mmの球体Sを接触させた場合、凹部66の後端に球体Sが接触することがない。このため、凹部66の後端においては、国際規格を考慮することなく、2.5mmより小さい所定半径のフィレットを形成することが可能である。よって薄肉部をより薄く形成することが可能である。
また、図8に示すように、隣接する2つの凸部67の各フィレット部68に上方からφ100mmの球体Sを接触させた場合、凹部66の底面及び側面に球体Sが接触することがない。このため、凹部66の内面においても、国際規格を考慮することなく、2.5mmより小さい所定半径のフィレットを形成することが可能である。よって薄肉部をより確保し易くすることが可能である。
また、上記実施の形態では、凹部66がミラーハウジング6の外側に向かってくぼむ場合について説明したが、この構成に限定されない。凹部66は、図9に示すように、ミラーハウジング6の外側、すなわち、下縁部63の下面に、ミラーハウジング6の内側に向かってくぼむように形成されてもよい。この場合においても、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態では、車両として自動二輪車1を例にして説明したが、この構成に限定されない。例えば、四輪車や三輪車等の他のタイプの車両であってもよい。
また、上記実施の形態では、バックミラー4がウィンドスクリーン18の左右両端に設けられる場合について説明したが、この構成に限定されない。バックミラー4は、左右一方側にのみ設けられてもよい。
また、上記実施の形態では、ミラー本体5が後面視四角形状を有する場合について説明したが、この構成に限定されない。ミラー本体5は、後面視三角形状や楕円形状を有してもよい。
また、上記実施の形態では、凹部66が下縁部63に形成される場合を例にして説明したが、この構成に限定されない。例えば凹部66は、上縁部62や側縁部64、65に形成されてもよい。凸部67も同様である。
また、上記実施の形態では、下縁部63が上縁部62よりも後方に突出する場合について説明したが、この構成に限定されない。例えば上縁部62が下縁部63よりも後方に突出したり、側縁部64、65が他の縁部よりも後方に突出したり、各縁部が同じ突出長さであってもよい。
また、上記実施の形態では、凹部66が4つ、凸部67が3つミラー本体5の外縁に沿って交互に並んで形成される場合について説明したが、この構成に限定されない。凹部66及び凸部67の個数は適宜変更が可能である。凹部66及び凸部67の形状も適宜変更が可能である。
また、上記実施の形態において、フィレット部68の所定半径は、規格を順守すれば、R2.5mmに限らず適宜変更が可能である。
また、本実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。更には、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
以上説明したように、本発明は、空力特性を向上しつつも、ヒケの発生を抑制して外観に影響を与えることがないという効果を有し、特に、自動二輪車のミラー装置に有用である。
1 :自動二輪車
4 :バックミラー(ミラー装置)
5 :ミラー本体
6 :ミラーハウジング
7 :アーム部
10 :車体フレーム
10a :ボディフレーム
11 :エンジン
12 :燃料タンク
13 :運転者シート
14 :同乗者シート
15 :リヤカウル
16 :フロントカウル
17 :ヘッドランプ
18 :ウィンドスクリーン
18a :取付部
19 :フロントフォーク
20 :ハンドルバー
21 :前輪
22 :フロントフェンダ
23 :ピボット軸
24 :後輪懸架装置
25 :車軸
26 :後輪
27 :ドリブンスプロケット
28 :ドライブチェーン
29 :リヤフェンダ
30 :スイングアーム
60 :膨出部
61 :後端部
62 :上縁部
63 :下縁部
64 :側縁部
65 :側縁部
66 :凹部
67 :凸部
68 :フィレット部
S :球体

Claims (9)

  1. 車両後方に鏡面が向けられたミラー本体と、
    前記ミラー本体の前方及び周囲を覆うミラーハウジングと、を備え、
    前記ミラーハウジングの後端部が前記ミラー本体よりも後方に突出しており、
    前記後端部には、前記ミラーハウジングの厚み方向にくぼむ凹部が形成されることを特徴とする車両のミラー装置。
  2. 前記後端部は、上側よりも下側がより後方に突出しており、
    前記凹部は、前記ミラーハウジングの下側の前記後端部に形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両のミラー装置。
  3. 前記凹部は、前記ミラーハウジングの下側の前記後端部の上面に、厚み方向にくぼむように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両のミラー装置。
  4. 前記凹部は、前後方向に延び、前記ミラー本体の周方向に沿って複数並んで形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両のミラー装置。
  5. 前記ミラーハウジングは、前記ミラー本体の前方を覆うように膨出した膨出部を有し、
    前記後端部の厚さは、前記膨出部の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項に記載の車両のミラー装置。
  6. 前記後端部には、隣接する少なくとも2つの前記凹部の間に凸部が形成され、
    前記凹部の深さは、前記後端部の厚さが前記膨出部の厚さと同等もしくはそれより小さくなる深さであることを特徴とする請求項に記載の車両のミラー装置。
  7. 前記凸部の角部には所定半径のフィレットが形成されていることを特徴とする請求項に記載の車両のミラー装置。
  8. 前記所定半径は、2.5mm以上であることを特徴とする請求項に記載の車両のミラー装置。
  9. 前記凹部の後端は、前記凸部の後端よりも前方に位置することを特徴とする請求項に記載の車両のミラー装置。
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