JP7245630B2 - 鞍乗型車両及びメータバイザ - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両及びメータバイザに関する。
従来から、メータを覆う部材を備える鞍乗型車両が知られている。特許文献1から6は、この種の鞍乗型車両を開示する。
特許文献1の鞍乗型車両は、メータユニットと、メータカバーと、を備える。メータカバーは、メータユニットの前方に配置され、メータユニットとメータカバーとは、車両正面視で重なっている。メータカバーの下部は、メータカバーの上部よりも前方に位置しており、メータカバーは、上下方向に傾斜している。そして、メータカバーの上端部は、メータユニットよりも上方に位置する。メータバイザの上縁部であって、メータバイザの車幅方向両端側は、上方に膨出している。
特許文献2の自動二輪車は、メータユニットと、メーターバイザーと、を備える。メーターバイザーの中央部には、図示しないメータユニットの取付孔が形成されている。メーターバイザーの上縁部であって、メータバイザの車幅方向両端側は、上方に膨出している。
特許文献3の自動二輪車は、ロービーム専用灯(前照灯)と、ハイビーム専用灯(前照灯)と、メータと、メータバイザーと、を備える。ロービーム専用灯は、ロービームを照射することができる。ハイビーム専用灯は、ハイビームを照射することができる。メータの前方は、メータバイザーによって覆われている。メータバイザーは、ロービーム専用灯及びハイビーム専用灯の上方に設けられる。そして、メータバイザーにおける前照灯の上方に対応する部分には、他の部分よりも運転者側へ延ばされた延出部が形成されている。即ち、メータバイザには、ロービーム専用灯側に、ハイビーム専用灯側よりも後方に突出する延出部が形成されている。この延出部は、ロービーム専用灯の大きさを際立たせる効果を有している。
特許文献4のスクータ型車両は、ハンドルバーの前側を覆う前部カバー部材と、ハンドルバーの後側を覆う後部カバー部材と、これらのカバー部材に跨る形で設けられている一体型電装ユニットと、を備える。図2に示すように、一体型電装ユニットと前部カバー部材及び後部カバー部材は、左右方向に延びる稜線を有する山型断面のボックス状に構成されている。そして、稜線より前方の面は段差のない滑らかな曲面に整えられており、この曲面の中央に前照灯が配置され、その左右両側に方向指示灯が配置されている。また、稜線の後方の面も滑らかな平面に形成され、この平面の中央に計器盤が配置されている。
特許文献5の自動二輪車は、メータ装置と、フロントカウルと、を備える。メータ装置は、その上面に液晶にて表示される液晶表示部を有している。液晶表示部は、メータケースに嵌められている。そして、メータケースには、液晶表示部以外で液晶表示部の車幅方向左右外方に複数のインジケータが設けられている。
特許文献6の自動二輪車は、メータ本体と、ハンドルカバーと、メータバイザと、を備える。ハンドルカバーの中央部には、開口が形成されている囲枠状の枠部が設けられている。メータバイザは、枠部の開口に嵌装止着されており、メータバイザと周辺の面は、面一になっている。また、ハンドルカバーは、左右に長い両端部でハンドルに支持され、メータ本体は、リヤカバーを介してハンドル側に取付支持される。
特開2016-155543号公報 特開2004-276721号公報 特開2010-12805号公報 特開平7-291165号公報 特開2012-13452号公報 実開昭61-200791号公報
しかし、上記特許文献1から6の構成では、メータを覆う部材に当たる走行風を効率良く逃がすことができず、これにより、走行時におけるライダーへの走行風の影響を効果的に軽減させることができないと考えられ、この点で改善の余地があった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、走行風を効率良く逃がすことができ、走行風のライダーへの影響を一層抑制することができるメータバイザ、及び、当該メータバイザを備える鞍乗型車両を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の鞍乗型車両が提供される。即ち、この鞍乗型車両は、フロントカウルと、メータと、メータバイザと、を備える。メータバイザは、メータの前方に配置され、前方から後方に向かうに従って上方に延びる。前記メータバイザは、前記フロントカウルの上方に配置される、前記フロントカウルとは異なる部材である。前記メータバイザは、後下方に近づくように凹む凹部を上下方向中間部に形成するように屈曲している。凹部より前側の部分を第1部分とし、凹部より後側の部分を第2部分とするときに、第1部分及び第2部分は、何れも後方へ近づくに従って上方となるように傾斜しており、側面視にて、第2部分と水平面とがなす角度が、第1部分と水平面とがなす角度よりも大きくなっている。前記凹部と、前記第2部分の後端部と、の間を結ぶ仮想直線と直交する向きで前記メータバイザを見たときに、前記メータバイザの上縁部には、上方に凸となる凸部が車幅方向両側に形成されている。
これにより、メータバイザの前面のうち凹部より前方の部分で、前方からの走行風を円滑に後方へ流すことができる。また、凹部より後方の部分で、走行風が、上方への勢いをより強めるように案内される。その結果、乗車するライダーの上方を越えるように走行風を案内できるので、ライダーの上半身への走行風の影響を低減することができる。
本発明の第の観点によれば、以下の構成のメータバイザが提供される。即ち、このメータバイザは、フロントカウルを備える鞍乗型車両のメータの前方かつ前記フロントカウルの上方に配置され、前方から後方に向かうに従って上方に延びる。そして、メータバイザは、後下方に近づくように凹む凹部を上下方向中間部に形成するように屈曲している。凹部より前側の部分を第1部分とし、凹部より後側の部分を第2部分とするときに、第1部分及び第2部分は、何れも後方へ近づくに従って上方となるように傾斜している。側面視にて、第2部分と水平面とがなす角度が、第1部分と水平面とがなす角度よりも大きくなっている。前記凹部と、前記第2部分の後端部と、の間を結ぶ仮想直線と直交する向きで前記メータバイザを見たときに、前記メータバイザの上縁部には、上方に凸となる凸部が車幅方向両側に形成されている。前記メータバイザは、前記フロントカウルとは異なる部材である。
本発明によれば、走行風を効率良く逃がすことができ、走行風のライダーへの影響を一層抑制することができるメータバイザ、及び、当該メータバイザを備える鞍乗型車両を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の全体的な構成を示す右側面図。 メータバイザの周辺の構成を拡大して示す平面図。 メータバイザの斜視図。 メータバイザの側面図。 メータバイザを図4の白抜き矢印の方向で見た斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の全体的な構成を示す右側面図である。図2は、メータバイザ81の周辺の構成を拡大して示す平面図である。
以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、及び「下」というときは、自動二輪車1に跨るライダーを基準とした前、後、左、右、上、及び下を意味する。
図1に示す自動二輪車(鞍乗型車両)1は、エンジン11と、車体フレーム5と、メータ71と、メータバイザ81と、を備える。
エンジン11は、自動二輪車1の駆動源である。エンジン11は、シリンダブロックと、シリンダヘッドと、を備える。シリンダブロックの上方には、シリンダヘッドが配置されている。シリンダブロックは、ピストンを収容するシリンダと、クランクシャフトや変速ギア等を収容するクランクケースと、を備える。ピストンが往復運動することによって発生する駆動力は、変速ギアによって変速され、ドライブチェーンを介して後輪3に伝達される。
エンジン11の上方には、燃料を貯留する燃料タンク6が配置されている。燃料タンク6の後方には、ライダーが跨るシート90が配置されている。燃料タンク6及びシート90は、車両の上部に配置されている。
車体フレーム5は、自動二輪車1の骨格となる部材である。車体フレーム5は、複数の金属パイプを組み合わせて形成されている。車体フレーム5は、図1及び図2に示すように、ヘッドパイプ21と、メインフレーム22と、ダウンフレーム23と、シートフレーム24と、サブシートフレーム25と、を備える。メインフレーム22、ダウンフレーム23、シートフレーム24及びサブシートフレーム25は、それぞれ左右1対で設けられている。
ヘッドパイプ21は、パイプ形状を有しており、車体の前部に配置されている。ヘッドパイプ21の上端は、上方に向かって開放されており、ヘッドパイプ21の下端は、下方に向かって開放されている。ヘッドパイプ21には、図示しないステアリングシャフトが差し込まれて回転可能に支持されている。
図1に示すように、ステアリングシャフトの上端部には、ライダーが操舵するための操向ハンドル31が取り付けられている。ステアリングシャフトの下端側には、フロントフォーク32が設けられている。
フロントフォーク32は、図略の適宜の部材を介してステアリングシャフトに連結されている。フロントフォーク32の下端部には、前輪2が回転可能に支持されている。また、フロントフォーク32の下部には、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー33が設けられている。
メインフレーム22は、エンジン11の上方に配置されている。メインフレーム22の前端部は、ヘッドパイプ21の後部に溶接により固定されている。
ダウンフレーム23は、メインフレーム22の下方に配置されている。ダウンフレーム23の前端部は、ヘッドパイプ21の後部に溶接により固定されている。
左右それぞれのメインフレーム22の後端部、及び、左右それぞれのダウンフレーム23の後端部は、エンジン11に対してボルトによって固定される。これにより、エンジン11が車体フレーム5によって支持される。
シートフレーム24は、シート90を支持する。シートフレーム24は、左右それぞれのメインフレーム22の後端部からそれぞれ後方に延びている。シートフレーム24は、後部が上方となるように少し傾斜して配置されている。シートフレーム24の前端部は、メインフレーム22の後端部に対して、溶接により固定されている。
サブシートフレーム25は、シートフレーム24の下方に配置されている。それぞれのサブシートフレーム25は、後部が上方となるように傾斜して配置され、車体の後端部においてシートフレーム24と接続している。シートフレーム24の前端部とサブシートフレーム25の前端部は、補強フレーム26によって連結されている。
車体フレーム5等には、機器の機械的保護、意匠性の向上等を目的として、車体の外側を覆う各種のカバー部材が設けられている。カバー部材としては、例えば、フロントカウル65、シュラウド67、及びサイドカバー68を挙げることができる。以下、それぞれについて説明する。
フロントカウル65は、フロントフェンダー33の上方に配置されている。フロントカウル65は、車体の前方に向けられたヘッドライト7を露出させた状態で、車体の前端部を覆っている。
シュラウド67は、メインフレーム22の略前端部から略中央までの部分、ダウンフレーム23の前端部から略中央までの部分、及び燃料タンク6等を、車幅方向外側から覆う。
サイドカバー68は、車体の左右両側に取り付けられる。サイドカバー68は、車幅方向外側から、シートフレーム24や補強フレーム26等を覆う。
メータ71は、ライダーが各種情報を確認するための情報表示装置として機能する。メータ71は、図1に示すように、操向ハンドル31の前方に配置されている。
メータ71は、図略のブラケット部材を介して適宜の部材(例えば、上述のステアリングシャフト)に固定されている。従って、メータ71は、操向ハンドル31の操作に応じて、当該操向ハンドル31と一体的に回転する。
メータ71は、その表示面を上方後側に向けて配置されている。従って、ライダーは、シート90に座った状態で当該メータ71の表示内容を視認することができる。図2に示すように、メータ71は、メインパネル72と、サブパネル73と、を備える。
メインパネル72は、自動二輪車1の走行速度等に関する情報を表示することができる。表示は、アナログ形式であってもデジタル形式であっても良い。また、メインパネル72は、燃料タンク6内の燃料の残量に関する情報等を表示しても良い。
サブパネル73には、インジケータが配置されている。インジケータは図略のランプを備え、ランプが点灯することによって、自動二輪車1の状況や自動二輪車1の使用状態を表示することができる。本実施形態では、サブパネル73は、メインパネル72の車幅方向両端に左右1対で配置されている。しかしながら、サブパネル73は、メインパネル72の車幅方向一端だけに配置されても良い。
メータバイザ81は、板状の部材であり、図1に示すようにフロントカウル65の上方に配置されている。メータバイザ81は、メータ71の前方を覆うように、固定ブラケット8を介して車体に取り付けられている。メータバイザ81は、メータ71の周辺の構成を保護する。
次に、メータバイザ81の構造について詳しく説明する。図3は、メータバイザ81の斜視図である。図4は、メータバイザ81の側面図である。図5は、メータバイザ81を図4の白抜き矢印の方向で見た斜視図である。
メータバイザ81は、プラスチックよりなる板状の一体成型品である。図3等に示すように、メータバイザ81には、第1部分91と、第2部分92と、第3部分93と、第4部分94と、が一体的に形成されている。
メータバイザ81は、前方から後方に向かうに従って上方に延びている。メータバイザ81の上下方向中央部には、後下方に近づくように滑らかに凹む浅い凹部96が形成されている。この結果、メータバイザ81は、図4に示すように、側面視において上下方向中央部で屈曲した形状(つまり、2段傾斜形状)を有している。
メータバイザ81は、左右対称な形状となっている。第1部分91と第2部分92を合わせた形状は、正面視で逆3角形となっている。
第1部分91は、凹部96よりも前側の部分である。第1部分91の前面は、後方にいくにつれて上となる傾斜面となっている。第1部分91は、前方から当たる走行風を上方に案内することができる。
第1部分91の前面は、図2及び図3に示すように、左右方向一端部91aから左右方向他端部91bにかけて滑らかに湾曲している。これにより、第1部分91のうち左右方向の中央は、両端部よりも少しだけ前側に突出している。第1部分91の左右方向中央部91cは、図4のようにメータバイザ81を側面から見た場合における前面側の輪郭の一部を形成する。
第2部分92は、凹部96よりも後側の部分である。第2部分92の前面は、後方にいくにつれて上となる傾斜面となっている。第2部分92は、前方から当たる走行風を上方に案内することができる。
第2部分92の傾斜は、第1部分91の前面よりも少し急となっている。より詳細には、図4のようにメータバイザ81を側面から見たときに、第2部分92と水平面とがなす角度θ2が、第1部分91と水平面とがなす角度θ1よりも大きくなっている(θ2>θ1)。
第2部分92の前面は、図2及び図3に示すように、左右方向一端部92aから左右方向他端部92bにかけて滑らかに湾曲している。これにより、第2部分92のうち左右方向の中央は、両端部よりも前側に突出している。第2部分92の左右方向中央部92cは、図4のようにメータバイザ81を側面から見た場合における前面側の輪郭の一部を、第1部分91よりも上側で形成する。
図4には、メータバイザ81を車幅方向で2等分するように当該メータバイザ81を切断した断面の輪郭が破線で示されている。図4に示すように、当該断面の長手方向での第2部分92の長さは、第1部分91の長さよりも大きくなっている。言い換えれば、第1部分91の前端部と、凹部96と、の間の距離を第1距離D1と定め、第2部分92の後端部と、当該凹部96と、の間の距離を第2距離D2と定める場合、第2距離D2は第1距離D1よりも長い(D2>D1)。
このように、第2部分92の前面は第1部分91の前面よりも急な傾斜面であり、かつ、第2部分92の前面は第1部分91の前面よりも長く設定されるので、第2部分92は、第1部分91から案内される走行風を、上方へ勢い良く送り出すことができる。これにより、ライダーの上方を通過するように走行風を案内することができるので、ライダーの上半身に当たる走行風を弱めることができる。
第2部分92の上縁部における左右方向両側部は、当該上縁部の左右方向中央よりも後方に位置している。また、メータバイザ81の正面図は省略されているが、正面からメータバイザ81を見たときに、第2部分92の上縁部における左右方向両側部は、当該上縁部の左右方向中央よりも少しだけ上方に膨出している。
この結果、凹部96と、第2部分92の後端部と、の間を結ぶ仮想直線と直交する向き(図4の白抜き矢印)でメータバイザ81を見たときに、図5に示すように、メータバイザ81の上縁部には、上方に凸となる凸部97が左右方向両側に形成されている。当該凸部97は、メータバイザ81の車幅方向中央部からやや左右に離れた位置に当たる走行風を、上方への勢いがより強くなるように案内することができる。従って、ライダーの特に肩部周辺に当たる走行風を弱めることができる。
図2及び図3に示すように、第2部分92の左右方向一端部92a、及び、第2部分92の左右方向他端部92bそれぞれには、メータバイザ81の固定に利用するボルト孔が形成されている。
第3部分93は、図2及び図3に示すように、第1部分91の左右方向一端側に位置する。第3部分93は、平面視で、第2部分92の左右方向一端部92aの前方に配置されている。
第4部分94は、図2及び図3に示すように、第1部分91を挟んで、第3部分93と反対側に位置する。第4部分94は、平面視で、第2部分92の左右方向他端部92bの前方に配置されている。
図4に示すように、第3部分93は、側面視で第1部分91よりも後方かつ下方となるように配置されている。なお、図4には第4部分94が示されていないが、第4部分94も同様である。第3部分93が第1部分91に接続する部分、及び、第4部分94が第1部分91に接続する部分には、図3に示すように緩やかな段差が形成されている。
第3部分93及び第4部分94には、メータバイザ81の固定に利用するボルト孔が形成されている。
次に、メータ71とメータバイザ81の位置関係等について説明する。
メータバイザ81は、図1及び図2に示すように、メータ71の前方に配置される。メータバイザ81は、操向ハンドル31の操作に応じて当該操向ハンドル31と一体的に回転するように、図1に示す固定ブラケット8を介して、適宜の部材(例えば、ステアリングシャフト)に固定される。
メータバイザ81が取り付けられた状態では、メータ71及び固定ブラケット8が、メータバイザ81によって覆われる。従って、メータ71及び固定ブラケット8等を機械的に保護することができる。
図2に示すように、メータバイザ81の上縁部に形成されている凸部97が、サブパネル73の略上方(つまり、メインパネル72の車幅方向両端側の略上方)に位置する。従って、凸部97は、サブパネル73の表示面に太陽光等が移り込むことを効果的に抑制する。この結果、インジケータの視認性を高めることができる。
図2に示すように、方向を指示するために左右1対で車体に取り付けられるウィンカ9は、メータ71の近傍に位置している。しかしながら、メータバイザ81が有する凸部97が、メータ71を見るライダーの視線の脇を覆うように位置する。従って、ウィンカ9が発光した時の光がメータ71に差し込むのを、メータバイザ81によって効果的に抑制することができる。
メータ71とメータバイザ81は、操向ハンドル31と一体的に回転する。従って、自動二輪車1の旋回時に車体を傾斜させる場合、メータ71が地面に近づくが、このとき、メータバイザ81の凸部97がメータ71の真上近傍に位置する。そのため、自動二輪車1の旋回時に、メータ71に差し込む太陽光等を凸部97によって良好に遮ることができる。
メータバイザ81は、上述のボルト孔を用いて、ボルトにより車体に取り付けられている。従って、ユーザ等は、適宜の工具を利用して、メータバイザ81を自由に着脱することができる。
メータバイザ81は、透明であっても着色されていても良い。また、メータバイザ81には、当該メータバイザ81を保護するための保護シールが付されていても良い。
以上に説明したように、本実施形態の自動二輪車1は、メータ71と、メータバイザ81と、を備える。メータバイザ81は、メータ71の前方に配置され、前方から後方に向かうに従って上方に延びる。メータバイザ81は、後下方に近づくように凹む凹部96を上下方向中間部に形成するように屈曲している。凹部96より前側の部分を第1部分91とし、凹部96より後側の部分を第2部分92とするときに、第1部分91及び第2部分92は、何れも後方へ近づくに従って上方となるように傾斜している。側面視にて、第2部分92と水平面とがなす角度θ2が、第1部分91と水平面とがなす角度θ2よりも大きくなっている。
これにより、メータバイザ81の前面のうち凹部96より前方の部分で、前方からの走行風を円滑に後方へ流すことができる。また、凹部96より後方の部分で、走行風が、上方への勢いをより強めるように案内される。その結果、乗車するライダーの上方を越えるように案内できるので、ライダーの上半身への走行風の影響を低減することができる。
また、本実施形態の自動二輪車1において、凹部96と、第1部分91の前端部と、の間の距離を第1距離D1とし、凹部96と、第2部分92の後端部と、の間の距離を第2距離D2とするときに、第2距離D2が第1距離D1よりも長い。
これにより、第2部分92で走行風を案内する効果を高めることができるので、ライダーの上半身への走行風の影響を低減することができる。
また、本実施形態の自動二輪車1において、凹部96と、第2部分92の後端部と、の間を結ぶ仮想直線と直交する向きでメータバイザ81を見たときに、メータバイザ81の上縁部には、上方に凸となる凸部97が車幅方向両側に形成されている。
これにより、特にライダーの両肩部に走行風が強く当たることを防止できる。
また、本実施形態の自動二輪車1において、メータ71において、車幅方向の少なくとも一側の端部(サブパネル73)にインジケータが配置される。
これにより、凸部97によって太陽光等が遮られるので、インジケータの視認性が向上する。
また、本実施形態の自動二輪車1は、メータ71の近傍に配置されるウィンカ9を備える。
これにより、ウィンカ9が点灯した場合でも、メータバイザ81の凸部97によって、メータ71に光が差し込むことを効果的に防止できる。
また、本実施形態の自動二輪車1は、操向ハンドル31を備える。メータ71及びメータバイザ81は、操向ハンドル31の操作に応じて操向ハンドル31と一体的に回転する。
この構成では、地面に対して車体を傾斜させながら旋回している状態では、メータバイザ81の凸部97がメータ71の真上近傍に位置する。従って、太陽光等を凸部97によって効果的に遮ることができ、メータ71の視認性が一層良好である。
また、本実施形態の自動二輪車1は、メータ71と、メータバイザ81と、を備える。メータバイザ81は、メータ71の前方に配置され、前方から後方に向かうに従って上方に延びる。メータバイザ81は、前端部と後端部の間で屈曲しており、2段傾斜形状を有している。
これにより、メータバイザ81に屈曲が形成されているので、メータバイザ81の後方に向かって走行風が効率良く案内される。その結果、走行時における走行風の影響を低減することができる。
また、本実施形態において、メータバイザ81は、自動二輪車1のメータ71の前方に配置され、前方から後方に向かうに従って上方に延びる。メータバイザ81は、後下方に近づくように凹む凹部96を上下方向中間部に形成するように屈曲している。凹部96より前側の部分を第1部分91とし、凹部96より後側の部分を第2部分92とするときに、第1部分91及び第2部分92は、何れも後方へ近づくに従って上方となるように傾斜している。側面視にて、第2部分92と水平面とがなす角度θ2が、第1部分91と水平面とがなす角度θ1よりも大きくなっている。
これにより、メータバイザ81の前面のうち凹部96より前方の部分で、前方からの走行風を円滑に後方へ流すことができる。また、凹部96より後方の部分で、走行風が、上方への勢いをより強めるように案内することができる。従って、走行時におけるライダーへの走行風の影響を低減することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
凹部96の形状は、適宜変更することができる。また、凹部96を、図4に示す位置よりも前方又は後方となるように変更しても良い。
上記の実施形態では、図4に示す第1部分91の角度θ1と第2部分92の角度θ2の差は小さい。しかし、第2部分92の傾斜を大きくする等して、この角度差を大きくするように変更しても良い。
第1距離D1が第2距離D2と等しくても良い。また、第1距離D1が第2距離D2よりも長くても良い。
メータバイザ81において凸部97が形成されなくても良い。
本発明は、自動二輪車1以外の鞍乗型車両(運転者が跨って乗る車両)に適用することができる。他の鞍乗型車両としては、例えば、主として非舗装地を走行するための全地形対応車、及び、水上オートバイを挙げることができる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
9 ウィンカ
31 操向ハンドル
71 メータ
81 メータバイザ
91 第1部分
92 第2部分
96 凹部
97 凸部
θ1 角度
θ2 角度
D1 第1距離
D2 第2距離

Claims (7)

  1. フロントカウルと、
    メータと、
    前記メータの前方に配置され、前方から後方に向かうに従って上方に延びるメータバイザと、
    を備え、
    前記メータバイザは、前記フロントカウルの上方に配置される、前記フロントカウルとは異なる部材であり、
    前記メータバイザは、後下方に近づくように凹む凹部を上下方向中間部に形成するように屈曲しており、
    前記凹部より前側の部分を第1部分とし、前記凹部より後側の部分を第2部分とするときに、前記第1部分及び前記第2部分は、何れも後方へ近づくに従って上方となるように傾斜しており、
    側面視にて、前記第2部分と水平面とがなす角度が、前記第1部分と水平面とがなす角度よりも大きくなっており、
    前記凹部と、前記第2部分の後端部と、の間を結ぶ仮想直線と直交する向きで前記メータバイザを見たときに、前記メータバイザの上縁部には、上方に凸となる凸部が車幅方向両側に形成されていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両であって、
    前記凹部と、前記第1部分の前端部と、の間の距離を第1距離とし、
    前記凹部と、前記第2部分の後端部と、の間の距離を第2距離とするときに、
    前記第2距離が前記第1距離よりも長いことを特徴とする鞍乗型車両。
  3. 請求項1に記載の鞍乗型車両であって、
    前記メータバイザは、前端部と後端部の間で屈曲しており、2段傾斜形状を有していることを特徴とする鞍乗型車両。
  4. フロントカウルを備える鞍乗型車両のメータの前方かつ前記フロントカウルの上方に配置され、前方から後方に向かうに従って上方に延びるメータバイザであって、
    後下方に近づくように凹む凹部を上下方向中間部に形成するように屈曲しており、
    前記凹部より前側の部分を第1部分とし、前記凹部より後側の部分を第2部分とするときに、前記第1部分及び前記第2部分は、何れも後方へ近づくに従って上方となるように傾斜しており、
    側面視にて、前記第2部分と水平面とがなす角度が、前記第1部分と水平面とがなす角度よりも大きくなっており、
    前記凹部と、前記第2部分の後端部と、の間を結ぶ仮想直線と直交する向きで前記メータバイザを見たときに、前記メータバイザの上縁部には、上方に凸となる凸部が車幅方向両側に形成されており、
    前記フロントカウルとは異なる部材であることを特徴とするメータバイザ。
  5. フロントカウルと、
    メータと、
    前記メータの前方に配置され、前方から後方に向かうに従って上方に延びるメータバイザと、
    を備え、
    前記メータバイザは、前記フロントカウルの上方に配置される、前記フロントカウルとは異なる部材であり、
    前記メータバイザは、後下方に近づくように凹む凹部を上下方向中間部に形成するように屈曲しており、
    前記凹部より前側の部分を第1部分とし、前記凹部より後側の部分を第2部分とするときに、前記第1部分及び前記第2部分は、何れも後方へ近づくに従って上方となるように傾斜しており、
    側面視にて、前記第2部分と水平面とがなす角度が、前記第1部分と水平面とがなす角度よりも大きくなっており、
    前記凹部と、前記第2部分の後端部と、の間を結ぶ仮想直線と直交する向きで前記メータバイザを見たときに、前記メータバイザの上縁部には、上方に凸となる凸部が車幅方向両側に形成されており、
    前記メータにおいて、前記車幅方向の少なくとも一側の端部にインジケータが配置されることを特徴とする鞍乗型車両。
  6. 請求項1又は5に記載の鞍乗型車両であって、
    前記メータの近傍に配置されるウィンカを備えることを特徴とする鞍乗型車両。
  7. フロントカウルと、
    メータと、
    前記メータの前方に配置され、前方から後方に向かうに従って上方に延びるメータバイザと、
    を備え、
    前記メータバイザは、前記フロントカウルの上方に配置される、前記フロントカウルとは異なる部材であり、
    前記メータバイザは、後下方に近づくように凹む凹部を上下方向中間部に形成するように屈曲しており、
    前記凹部より前側の部分を第1部分とし、前記凹部より後側の部分を第2部分とするときに、前記第1部分及び前記第2部分は、何れも後方へ近づくに従って上方となるように傾斜しており、
    側面視にて、前記第2部分と水平面とがなす角度が、前記第1部分と水平面とがなす角度よりも大きくなっており、
    前記凹部と、前記第2部分の後端部と、の間を結ぶ仮想直線と直交する向きで前記メータバイザを見たときに、前記メータバイザの上縁部には、上方に凸となる凸部が車幅方向両側に形成されており、
    操向ハンドルを備え、
    前記メータ及び前記メータバイザは、前記操向ハンドルの操作に応じて当該操向ハンドルと一体的に回転することを特徴とする鞍乗型車両。
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