JP7317608B2 - 積載物支持枠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、左右一対のアシストグリップ装着部分だけで取り付けることができ、自動車の車内に持ち込まれたさまざまな積載物、特に長尺物を車内に固定することのできる積載物支持枠装置に関する。
近年、ライフスタイルの変化から自動車もセダンからワンボックスカーのように収納スペースの大きい車へ人気が移ってきている。このような収納スペースの大きい車の購入者は、自分の好みに合わせて、例えば釣り竿、キャンプ用のテントやサイクリング自転車などアウトドア・レジャー用具を購入し、これらをワンボックスカーの収納スペースに積み込み、郊外に出かけ、野外レジャーを楽しんでいる。その時、自動車の走行中、これら積載物を車内に固定しておく必要がある。
その固定手段の一つとして、車窓の上方に設けられた左右のアシストグリップ間に架設された積載物支持装置を利用することが一般的に行われている。
積載物には、スキー板や釣竿のような長尺物がある。このような長尺物の支持には前後のアシストグリップ間に前後2セットの積載物支持装置をそれぞれ架設し、この前後の積載物支持装置間に長尺物を掛け渡すことになる(特許文献1)。
特開平11-78705号公報
引用文献1に記載の積載物支持装置は、長尺物固定のためには上記のように前後2セット必要となりコストが掛かるし、取り付け作業も2倍となり面倒である。しかもアシストグリップに装置の金具を取り付けることになるので、アシストグリップそのものを使用できなくなる。
古い自動車ではアシストグリップを取り付けるために天井部分に溶接ナットが取り付けられ、この溶接ナットにアシストグリップがねじ留めされるようになっていた。処が、最近の自動車ではアシストグリップ取付用の溶接ナットが省略されており、アシストグリップを外すとアシストグリップ装着部分には一対の角孔だけが存在するようになっている。 そのような自動車においては、積載物支持装置自体の設置も出来なくなる。
本発明の課題は、左右一対のアシストグリップ装着部分を使用するだけで長尺物の積載が可能な積載物支持枠装置を提供することにある。
請求項1に記載した積載物支持枠装置Aは、
左右一対のアシストグリップ50間に架設された1本の主支持バー部材Bと、
前記主支持バー部材Bに交差し、前記主支持バー部材Bの前後方向に伸びるように固定された前後方向支持バー部材Cと、
前記前後方向支持バー部材Cの間に架設された副支持バー部材Dとで構成され、
前記主支持バー部材Bの前後において、前後方向支持バー部材C又は副支持バー部材Dに自動車Pの天井面Qに当接する当接支持部Eが設けられていることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載した積載物支持枠装置Aにおいて、
主支持バー部材Bと副支持バー部材Dには積載物取付具Fを取り付けるための主レール溝21及び副レール溝29がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
本発明は、主支持バー部材Bの前後において、前後方向支持バー部材C又は副支持バー部材Dに自動車Pの天井面Qに当接する当接支持部Eが設けられているので、積載物支持枠装置Aに積載物Gを取り付けた状態で走行した時、この積載物支持枠装置Aがその間に振動や衝撃を受けたとしても主支持バー部材Bにはねじり方向の力が掛らず、主支持バー部材B単独の支持構造であるにも拘わらず破損することがない。
本発明の積載物支持枠装置の取り付け状態を示す後部からの内部構造図である。 図1の積載物支持枠装置の取り付け状態を示す背面方向からの図である。 図1の斜め下からの斜視図である。 アシストグリップ取付部分の分解斜視図である。 アシストグリップ取付部分の拡大斜視図である。 アシストグリップ取付部分の縦断面図である。 (a)本発明の前側当接支持部の側面方向からの拡大断面図、(b)後方向からの差込突起部分の拡大断面図である。 本発明の積載物支持枠装置の後側当接支持部の拡大断面図である。 (a)主支持バー部材と前後方向支持バーとの接続部分の断面図、(b)その接続部分の上からの斜視図である。 主支持バーの断面図である。 積載物取付具の一例の正面図である。 積載物取付具の他例の斜視図である。
以下、本発明を図面に従って説明する。積載物支持枠装置Aは、主支持バー部材B、前後方向支持バー部材C、副支持バー部材D、当接支持部E及びその付属品にて構成されている。付属品としてはアシストグリップ回りの固定具Kや積載物取付具F等である。
自動車Pの窓の直上の内壁にはアシストグリップ50の装着部分が設けられ、アシストグリップ50を収納することができるように、アシストグリップ50に合わせた形状の浅い凹部70が形成されている。そして、該凹部70の前後両端にアシストグリップ50を取り付けるための2個の角孔77が穿設されている。
主支持バー部材Bの装着前には、アシストグリップに元から装備され、この角孔77に車内側から押し込んで固定される取付金具(図示せず)と、この取付金具をサポートする脱落防止カバー(図示せず)とが装着されている。本発明の積載物支持枠装置Aの取り付けにあたっては、この取り付け金具と、脱落防止カバーとが取り除かれ、別に用意したナット部材55や締め付けボルト57で構成される固定具K、及びカバー部材52とが装着される。
主支持バー部材Bの支持金具30は、アシストグリップ50の装着部分にアシストグリップ50と共締めにより装着される部材である。支持金具30は、アシストグリップ50の装着部分に装着される金具本体31と、この金具本体31の一方の長辺の中央から自動車の天井部分に沿って延びた延出部分35とで構成された略T形の金具である。
延出部分35は、アシストグリップ装着部分である浅い凹部70から自動車Pの天井面Qに沿って延びているため、天井面Qの形状に合わせて屈曲されている。
前記金具本体31の両端部分には、前記角孔77に合わせて共締め孔32が穿設されている。共締め孔32は前述の角孔77と同じ大きさの角孔である。また、延出部分35の先端部分には、延出部分35の長手方向に伸びた長孔36が複数個所(本実施例では、3個)穿設されている。
主支持バー20は図10に示すように、断面長円形の長尺アルミサッシで構成され、その表裏の平面部分に長手方向の主レール溝21が2条、全長にわたって形成されている。主レール溝21の開口縁には開口幅を狭めるように形成された内鍔23がその全長にわたって形成されている。
バー取付部材1は、バー取付筒部5、上側被覆部10、及び下側被覆部15とで形成されている。これら構成部材は硬質の樹脂(熱可塑性又は熱硬化性)の成形品である。
バー取付筒部5は、主支持バー20の端部が挿入される開口面側からの正面視長円形の挿入穴6が設けられた筒部本体5a、該筒部本体5aの底面から筒部本体5aの側面に沿ってその両側に立設された一対のアーム部7とで構成されている。
アーム部7は、筒部本体5aから横方向に伸びたアーム基部7aと、アーム基部7aから上方に伸びたアーム本体7bとで構成されている。そしてアーム部7の上端外面には係止突起8が突設されている。係止突起8の下面が係止部8aとなっており、下面から上端に至るその外面は、外方にカーブした凸曲面となり、縦断面略直角三角形状を呈している。そして、両アーム部7のアーム基部7aには筒部本体5aの側面とアーム本体7bとの間に開口するアーム開口部7cが穿設されている。挿入穴6の奥には主支持バー20の挿入代を限定する奥壁7dが設けられている。挿入穴6の形状は主支持バー20の外面形状に一致している。
上側被覆部10は、バー取付筒部5の上半分を覆う被覆上部11と、この被覆上部11から後方、即ち、支持金具30方向に伸びた取付片部12とで構成されている。取付片部12には支持金具30の長孔36に合わせて六角ナット13がインサートされている。勿論、素材の樹脂の強度が十分であれば、取付片部12に直接ねじ孔13(図5)を螺設してもよい。
被覆上部11の下面は、バー取付筒部5の上半分を収納することができる上空洞部11aとなっており、更に被覆上部11の両側面には係止窓14が設けられている。この係止窓14は上空洞部11aに開口しており、該係止窓14の開口横幅はアーム本体7bの横幅と等しい。
そして両係止窓14の下縁14bの内のり間の離間幅は、アーム本体7bの係止突起8の外面間の離間幅より小さく、バー取付筒部5を上空洞部11aに下から嵌め込んだ時、アーム本体7bは係止窓14の下の係止壁部14aに押されて撓み、該係止壁部14aを通り抜けるとその弾発力で係止突起8の係止部8aが係止窓14の下縁14bに係止する。
下側被覆部15は、バー取付筒部5の下半分を覆う部分で、その上面は、バー取付筒部5の下半分を収納することができる下空洞部15aとなっており、更にアーム部7のアーム開口部7cに合わせて下空洞部15aから左右一対の倒れ防止突起16が突設されている。
そして上側被覆部10の主支持バー20側の端部両サイドに通孔11bが穿設され、この通孔11bに合わせて下側被覆部15の主支持バー20側の端部両サイドに取付ねじ孔15bが設けられている。
本実施例のアシストグリップ50はU形の握り部材53と、その基部50aに起倒可能に取り付けられた枠部材51とで構成される。握り部材53の基部50aには枠部材51を収納する凹み部が形成され、この凹み部に枠部材51が起倒可能に嵌め込まれている。
枠部材51は四角形で、その両サイドには側壁51bが設けられており、軸にて基部50aに枢着され、軸に取り付けられたつる巻きばね59にて握り部材53に対して枠部材51が弾性を持って折り畳み方向に起倒する。つる巻きばね59は握り部材53の両基部50aに設けてもよいが、一方だけでも良い。
四角形の枠部材51には、側壁51b間に四角形の枠孔51aが穿設され、更に枠孔51aの裏面側の孔縁に突リブ51cが2条、平行に突設されている。この一対の突リブ51cは、共締め孔32の孔縁に、又は共締め孔32から角孔77に至る孔縁に隙間なく嵌まり込む大きさに形成されている。そして、側壁51b間にて四角形の枠孔51aの上部は、座金収容部となっている。
両側壁51bの外面には、爪係止穴51dが凹設されている。
固定具Kは、ナット部材55、座金56及び締め付けボルト57とで構成される。
ナット部材55はナット本体55hと薄板取手部58の2部材で構成されている。ナット本体55hは四角形ブロック状部材で、具体的には直方体または立方体状あるいは分厚い四角形板材からなる金属ブロックで、その中央に貫通するねじ孔55aが螺設されている。ナット本体55hは角孔77を車室側から角孔77の裏面に潜り抜けられるように、そのねじ孔形成面における左右の側面間の幅が角孔77の左右の開口幅より小さく、且つその前後の側面間の幅が角孔77の前後の開口幅より大きく形成されている。通常は角孔77が正方形で、ナット本体55hのねじ孔形成面は長方形である。
薄板取手部58は、ナット本体55hの一方のねじ孔形成面に設けられ、その一端がねじ孔形成面に溶接または接着にて固着され、残りのフリー部分58aはねじ孔形成面から離れている。
座金56は、本実施例では枠部材51の側壁51b間に嵌まり込んで枠孔51aから締め付けボルト57の頭部57aが抜けないようにするためのもので、枠孔51aの孔縁に係合する。座金56は、上記のように締め付けボルト57の頭部57aが枠部材51の枠孔51aから抜けないようにするためのもので、その中央或いはその近傍に貫通孔が穿設されている。
カバー部材52は枠部材51に嵌め込まれ、締め付けボルト57の頭部57aやつる巻きばね59など内部構造を隠す部材である。カバー部材52の開口縁内面には内向きの爪部52aが突設されている。
前後方向支持バー部材Cは、前後方向支持バー25、及び当接支持部Eとで構成され、連結部材39で主支持バー20に交差(直交)して連結されるようになっている。
前後方向支持バー25は図3、図9に示すように長尺アルミサッシ材で、断面C形の本体部分25aの両端辺からL形の内鍔25bが内側に設けられ、両内鍔25bの間が下面側に全長に亙って設けられた前後方向レール溝26となっている。
後述する副支持バー28は、この前後方向支持バー25と同じアルミサッシ材が使用されている。
当接支持部Eは、本実施例では前後方向支持バー25の両端に取り付けられ、前側を前側当接支持部Ef、後側を後側当接支持部Ebとする。当接支持部Eは積載物支持枠装置Aを後述するように天井面Qに設置した際、前後方向支持バー25の両端が天井面Qに当接すれば足り、必ずしも別体の当接支持部Eを上記両端に設ける必要がないが、ここでは当接支持部Eを用いるものとする。なお、当接支持部Eは、図示しないが前後のいずれか一方だけに設けてもよい。
前側当接支持部Efは、図3、図7に示すように、支持部本体40と、支持部本体40の下端背面から背方に向けて突設された差込突起41と、支持部本体40の下端前面から内側に向けて突設された取付筒部43と、支持部本体40の上端部に取り付けられた前側当接パッド44とで構成される。
支持部本体40は上端面には前側当接パッド44の底部を収納する前側取付凹部40aが設けられており、頭部を露出させた状態で前側当接パッド44が嵌め込まれている。前側当接パッド44と前側取付凹部40aの底との間に介在物(図示せず)を挿入することで前側当接パッド44の突出代を調整することができる。
差込突起41は後述する前後方向支持バー25の断面内面形状に合わせた断面を有し、前後方向支持バー25の空洞部に差し込まれる。即ち、図7(b)に示すように、差込突起41は、突起本体41aから下に伸びた脚部41bが前後方向支持バー25の前後方向レール溝26に嵌め込まれる。そして突起本体41aの上面にはねじ穴41cが穿設されている。
取付筒部43は、前側支持部本体40を介して差込突起41に対して水平面上で直角方向に伸び、内側の端面に開口する有底の挿入穴43aが形成されている。この挿入穴43aは副支持バー28の外形に一致するように形成されている。
後側当接支持部Ebは、図3、図8に示すように、後側支持部本体45と、後側支持部本体45の前端から前方に向けて突設された後側差込突起46と、後側支持部本体45の上端部に取り付けられた後側当接パッド48とで構成される。
後側支持部本体45は上端面には後側当接パッド48の底部を収納する後側取付凹部45aが設けられており、頭部を露出させた状態で後側当接パッド48が嵌め込まれている。後側当接パッド48と後側取付凹部45aの底との間に介在物(図示せず)を挿入することで後側当接パッド48の突出代を調整することができる。なお、後側当接パッド48は後方にのびた細長い直方体状の部材である。
連結部材39は、前後方向支持バー25の外形に合わせた保持溝39bを有する本体部分39aと、本体部分39aの下端から外側方に伸びた取付片39cとで構成されている。取付片39cには通孔が形成されている。
なお、副支持バー部材Dは、前述のように前後方向支持バー25と同一の形状のアルミサッシ材を使用している。それ故、副支持バー部材Dのレール溝を副レール溝29とする。
積載物取付具Fは、積載物Gの形状に応じて用意されるが、ここでは釣竿を積載物として説明する。釣竿用の積載物取付具Fは握り柄側取付部60と、穂先側取付部65の2部材に分かれ、何れも握り柄側取付部60、穂先側取付部65の本体部分から突設されたT字形の積載側スライド脚部61、66を有する。この積載側スライド脚部61、66が主支持バー20と副支持バー28の主・副レール溝21・29にスライド自在に嵌め込まれている。握り柄側取付部60、及び穂先側取付部65の本体部分は主支持バー20及び副支持バー28からぶら下げられた状態で取り付けられることになる。以下、積載物Gを釣竿のような長尺物として説明する。
次に、積載物支持枠装置Aの組み立てについて説明するが、組み立てについては様々な手順がある。ここではその一例を説明する。
まず、アシストグリップ設置位置から左右一対のアシストグリップ50を取り外す。アシストグリップ設置位置には一対の角孔77が車内に露出する。
ナット部材55の薄板取手部58を指で摘んで、ナット本体55hを角孔77に潜らせ、ナット本体55hの2辺を角孔77の背面の孔縁に係止する。薄板取手部58のフリー部分58aはねじ孔形成面に近接しており、このフリー部分58aとねじ孔形成面とで角孔77及び天井面Qの縁を挟み付け、角孔77の縁にナット部材55を仮固定する。
次に、主支持バー部材Bの部材である支持金具30とその周辺部材のアシストグリップ設置位置への取り付けを行う。まず、上側被覆部10の取付片部12に支持金具30の延出部分35を沿わせ、長孔36を利用して延出部分35を取付片部12にねじ固定する。上記のねじ固定を左右一対の上側被覆部10と支持金具30において行う。
次に、この上側被覆部10がねじ固定された支持金具30の金具本体31をアシストグリップ装着部分に沿わせ、角孔77に仮止めしたナット部材55のねじ孔55aと共締め孔32とを一致させる。続いて、アシストグリップ50の握り部材53の基部50aから枠部材51を引き起こす。上記のように枠部材51は、つる巻きばね59にて折り畳まれる方向に付勢されているので、冶具を利用してを引き起こし、枠部材51が基部50aから引き起こされた状態を保つようにする。
この状態で枠孔51aと共締め孔32とを一致させ、枠部材51の突リブ51cを共締め孔32に嵌め込む。これにより枠部材51は金具本体31の取付面に対して平行方向にずれない。
この状態で、座金56に挿通した締め付けボルト57を枠孔51a、共締め孔32に挿入し、ナット部材55のねじ孔55aにねじ込む。これにより支持金具30はアシストグリップ50と共にナット部材55にてアシストグリップ装着部分に共締め固定される。この操作を左右のアシストグリップ装着部分において行う。これにより支持金具30だけがアシストグリップを装着部位から天井面Qに沿うような状態で取り付けられる。
次に、フリーな状態の主支持バー20の両端をバー取付筒部5の挿入穴6に挿入し、主支持バー20の両端にバー取付筒部5を取り付ける。
続いて、左右の前後方向支持バー25の前端部分に前側当接支持部Efの差込突起41を差し込み、その後端部分に後側当接支持部Ebの後側差込突起46を差し込み、ねじ穴41c、46cを利用してネジ固定する。これにより前後方向支持バー部材Cが構成される。(図7、図8)。
そして取付筒部43の開口部を内側に向けてこの前後方向支持バー部材Cを主支持バー20に直角に配置し、その上から連結部材39を被せ、連結部材39の保持溝39bに前後方向支持バー25を嵌め込むと共に、その取付片39cを主支持バー20にねじ止めする。このねじ止め構造は図9に示す通りである。即ち、主支持バー20の主レール溝21内にはこの主レール溝21に沿って移動可能なナット部材Nが配置されており、このナット部材Nに上記取付片39cがねじ固定されるのである。このナット部材Nは、図9(b)に示すように逆台形状のナット本体68の上面から主レール溝21に嵌まり込むナット側脚部69が突設され、このナット側脚部69にねじ穴が形成され、このねじ穴に上記のように連結部材39に設けられた貫通孔を介して連結部材39をネジにて仮固定する。
前後方向支持バー25は1本(或いは3本以上)でもよいが、本実施例では左右2本の前後方向支持バー25が使用され、その両端は揃えられて固定されている。
なお、図示していないが、前後方向支持バーが1本の場合、この前後方向支持バーの前・後端に副支持バーが取り付けられ、この副支持バーに当接支持部Ef・Ebが設置される。
左右の前後方向支持バー25の前端部分には、上記のように前側当接支持部Efの差込突起41が差し込まれてネジ固定され、前後方向支持バー25の後端部分には、後側当接支持部Ebの後側差込突起46が差し込まれてネジ固定されている。
副支持バー28の長さより広く離間させて配置されている前側当接支持部Efの間隔を調整しながら左右の前後方向支持バー25の前端部分に装着されている取付筒部43に副支持バー28の端部をそれぞれ挿入し、副支持バー28の両端に設けられた通孔を介して取付筒部43に挿入された固定ナットN2を利用してネジを締め込み、両者をネジ固定する。
最後に、全体の形を整えてから連結部材39のねじを締め込んで仮止めを本締めとする。これにより積載物支持枠装置Aの主要部分が井桁状に組み立てられたことになる。
なお、積載物Gの形状に合わせた積載物取付具Fは、積載物支持枠装置Aの組み立てに先立って主・副支持バー20・25に取り付けられる。
続いて、この主要部分を下から持ち上げて主支持バー20の両端に取り付けられている左右のバー取付筒部5を左右の上側被覆部10の上空洞部11aに嵌め込む。バー取付筒部5の挿入に合わせて両側のアーム部7が上側被覆部10の係止壁部14aに接触して内側に撓められ、そのまま押し込まれてアーム部7の係止突起8が係止壁部14aを超えて係止窓14に入り込んだ所でその弾発力により係止突起8が係止窓14に嵌まり込み、その係止部8aが係止窓14の下縁14bに係合する。
そして、下側被覆部15をバー取付筒部5の下からこの下半分を覆うように上側被覆部10に嵌め込む。下側被覆部15の倒れ防止突起16はアーム部7のアーム開口部7cから内側に挿入され、アーム本体7bを係止窓14直下の係止壁部14aとで挟み込み、主支持バー20に下向きの力が加わった時に、アーム部7が内側に倒れ込んで係止突起8が係止窓14の下縁14bからの脱落を防止するようにしている。下側被覆部15の取り付け後、上側被覆部10の通孔11bに接続ボルト19を挿入し、下側被覆部15の取付ねじ孔15bにねじ込み、下側被覆部15を上側被覆部10に固定する。
主支持バー20のバー取付部材1への取付け状態については、支持金具30の長孔36の取付け位置を調整することによって最適位置にて固定する。
最後に、新たに用意されたカバー部材52を枠部材51に嵌め込んで締め付けボルト57の頭部57aを隠す。カバー部材52の枠部材51への取り付けは、従来と同様、枠部材51に設けられた爪係止穴51dにカバー部材52の内向きの爪部52aによって固定される。
このように積載物支持枠装置Aが自動車Pの天井面Qに沿って設置されると、この積載物支持枠装置Aは支持金具30にて左右一対のアシストグリップ装着部位に堅固に固定されると共に、前・後側当接支持部Ef・Ebの前・後側パッド44・48が天井面Qに当接し、積載物支持枠装置Aは6箇所で支持されることになる。
そして、積載物支持具Fに積載物Gを取り付け、目的地に向かって出発する。
自動車Pが目的地に向かって走行している間、振動や衝撃が積載物支持枠装置Aに加わる。上記のように積載物支持枠装置Aは、自動車Pに対する固定部分は左右一対のアシストグリップ装着部位間に設置されている主支持バー部材Bだけである。従って、上記衝撃や振動は主支持バー部材Bに捻り方向の外力を発生させることになるが、本発明の積載物支持枠装置Aは、アシストグリップ装着部位間に設置されている主支持バー20の前後両側において、前・後側当接支持部Ef・Ebの前・後側パッド44・48が天井面Qに当接しているため、主・副支持バー20・25間に長尺の積載物Gが取り付けられていたとしても、主支持バー20に捻りが発生せず、これにより破損することがない。
加えて、アシストグリップ50間に取り付けた積載物支持枠装置Aの主支持バー20に、走行中に積載物による大きな下向きの力が加わったとしても、接続ボルト19によって上・下面被覆部10・15が一体的に固定されていること、倒れ防止突起16によるアーム部7の内側への倒れ防止による係止解除による脱落が回避され、安全な支持状態が保たれる。
なお、握り部材53は共締めによってアシストグリップ装着部分に設置されているので従来通り使用することができる。
A:積載物支持枠装置、B:主支持バー部材、C:前後方向支持バー部材、D:副支持バー部材、E:当接支持部、Eb:後側を後側当接支持部、Ef:前側当接支持部、F:積載物取付具、G:積載物、K:固定具、N:ナット部材、P:自動車、Q:天井面
1:バー取付部材、5:バー取付筒部、5a:筒部本体、6:挿入穴、7:アーム部、7a:アーム基部、7b:アーム本体、7c:アーム開口部、7d:奥壁、8:係止突起、8a:係止部、10:上側被覆部、11:被覆上部、11a:上空洞部、11b:通孔、12:取付片部、13:六角ナット(ねじ孔)、14:係止窓、14a:係止壁部、14b:下縁、15:下側被覆部、15a:下空洞部、15b:取付ねじ孔、16:倒れ防止突起、19:接続ボルト、20:主支持バー、21:主レール溝、23:内鍔、
25:前後方向支持バー、25a:本体部分、25b:内鍔、26:前後方向レール溝、28;副支持バー、29:副レール溝、30:支持金具、31:金具本体、32:共締め孔、35:延出部分、36:長孔、39:連結部材、39a:本体部分、39c:取付片、40:支持部本体、40a:前側取付凹部、41:差込突起、41a:突起本体、41b、脚部、43:取付筒部、43a:挿入穴、44:前側当接パッド、45:後側支持部本体、45a:後側取付凹部、46:後側差込突起、48:後側当接パッド、39b:保持溝、50:アシストグリップ、50a:基部、51:枠部材、51a:枠孔、51b:側壁、51c:突リブ、51d:爪係止穴、52:カバー部材、52a:爪部、53:握り部材、55:ナット部材、55a:ねじ孔、55h:ナット本体、56:座金、57:締め付けボルト、57a:頭部、58:薄板取手部、58a:フリー部分、59:つる巻きバネ、60:握り柄側取付部、61:積載側スライド脚部、65:穂先側取付部、66:積載側スライド脚部、68:ナット本体、69:ナット側脚部、70:凹部、77:角孔

Claims (2)

  1. 左右一対のアシストグリップ間に架設された1本の主支持バー部材と、
    前記主支持バー部材に交差し、前記主支持バー部材の前後方向に伸びるように固定された前後方向支持バー部材と、
    前記前後方向支持バー部材の間に架設された副支持バー部材とで構成され、
    前記主支持バー部材の前後において、前後方向支持バー部材又は副支持バー部材に自動車の天井面に当接する当接支持部が設けられていることを特徴とする積載物支持枠装置。
  2. 請求項1に記載した積載物支持枠装置において、
    主支持バー部材と副支持バー部材には積載物取付具を取り付けるための主レール溝及び副レール溝がそれぞれ設けられていることを特徴とする積載物支持枠装置。
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