JP7314083B2 - ダストフィルタ - Google Patents

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Description

本明細書に開示の技術は、車両用蒸発燃料処理装置に大気を導入するための大気通路中に設けられるダストフィルタに関する。
上記ダストフィルタは、ケース内に濾材を固定することにより、ケース内で、濾材により隔てられた一側にクリーンサイドとなる第1室を形成し、他側にダーティーサイドとなる第2室を形成している。第1室は、蒸発燃料処理装置のキャニスタに連通され、第2室の大気導入口は、大気導入路に連通されている。ケース内には、大気中の水分が凝縮して水が溜まることがあり、この水を排水するために第2室には排水口が設けられている(特許文献1参照)。
蒸発燃料処理装置を正常に機能させるためには、蒸発燃料処理装置の各部の気密状態を確認する必要がある。そのため、蒸発燃料処理装置に対しては気密性能確認試験が各国により義務付けられている。気密性能確認試験の一つでは、ダストフィルタ及び大気通路に大気圧より高圧の空気を供給して蒸発燃料処理装置の空気漏れの有無をチェックしている。そのとき、排水口から空気漏れが起きて誤検出とならないように手作業にて排水口を塞ぐ必要がある。
特開2009-216068号公報
しかし、排水口を塞ぐ作業は煩雑である。
本明細書が開示する技術の課題は、ダストフィルタのケースにおける大気導入口と排水口を共通化することにより、気密性能確認試験時に排水口から空気漏れが起きないように塞ぐ作業を不要とすることにある。
上記課題を解決するために本明細書に開示のダストフィルタは、次の手段をとる。
第1の手段は、車両用蒸発燃料処理装置に大気を導入する大気通路中に設けられるダストフィルタであって、大気中の塵等の混入物を濾過する濾材と、該濾材を内部に固定し、前記濾材により隔てられた一側にクリーンサイドとなる第1室を形成し、他側にダーティーサイドとなる第2室を形成したケースとを備え、前記ケースは、前記第1室を前記大気通路に連通する連通孔である第1ポートと、前記第2室を大気に開放する連通孔である第2ポートとを備え、前記第2ポートは、前記ケースが車両に搭載された状態で、前記ケース内に溜まった水が重力により前記ケース外へ排出可能となる形態で設けられている。
上記第1の手段において、第2ポートは、ケースの外部に突出した円筒や角筒形状とされてもよく、ケースの壁面に開口された孔だけを形成するものとされてもよい。また、第2ポートのケース上の位置は、ケースが車両に搭載された状態で、ケースにおける高さ位置の低い位置とされることが望ましい。この場合、ケースにおける高さ位置が最低位置とされれば、ケース内に排水されない水が残ることがなく望ましいが、その位置に限定されるものではない。
上記第1の手段によれば、第2ポートは、ケース内に大気を導入する大気導入口として機能すると共に、ケース内に溜まった水を外部へ排出する排水口としても機能する。そのため、ケースに第1ポート、第2ポート以外の開口はなく、蒸発燃料処理装置の気密性能確認試験を行うに際し、専用の排水口等の余分な開口からの空気漏れを防ぐ処置が不要となり、試験時の作業性を改善することができる。しかも、大気導入口と排水口が一つの第2ポートにより形成されているため、ケースの構成を簡素化することができる。
第2の手段は、上述した第1の手段において、前記第2ポートは、両端部に出入口を持った連通路を前記連通孔とする筒体を備え、該筒体は、前記ケース外部に突出して設けられており、前記第2ポートは、前記ケースが車両に搭載された状態で、前記筒体のケース側端部より突出側端部の高さ位置が低くなる状態とされている。
上記第2の手段によれば、第2ポートがケース外部に突出する筒体とされているため、蒸発燃料処理装置の気密性能確認試験を行う際に大気圧より高圧の空気を第2室内に供給するためのコネクタの第2ポートへの接続作業を容易にすることができる。
第3の手段は、上述した第1の手段又は第2の手段において、前記第2ポートには、前記連通孔を横切って配置され、格子状に複数の小孔を備えたメッシュ体が設けられている。
上記第3の手段によれば、第2ポートの連通路を横切ってメッシュ体が設けられているため、メッシュ体の小孔より大きな塵等の異物が第2ポートを介してケース内に混入するのを抑制することができる。
第4の手段は、上述した第3の手段において、前記メッシュ体の小孔は、各小孔の開口面積が前記ケースの内側から外側に向けて漸次小さくなるように傾斜した壁面で形成されている。
上記第4の手段によれば、メッシュ体の小孔は、ケースの外側では内側に比べて開口面積が小さいため、ケース外側からの水等の浸入が抑制される。一方、メッシュ体の小孔は、ケースの内側では外側に比べて開口面積が大きいため、ケース内に溜まった水は排出され易い。
第5の手段は、上述した第4の手段において、前記メッシュ体の小孔は、前記ケースが車両に搭載された状態で、前記メッシュ体の各小孔を形成する環状の壁面のうち、高さ位置の低い側の壁面が、高い側の壁面に比べて、前記小孔の中心線に対する相対角度を小さくされている。
上記第5の手段によれば、ケースが車両に搭載された状態で、メッシュ体の各小孔を形成する環状の壁面のうち、高さ位置の低い側の壁面が、高い側の壁面に比べて、小孔の中心線に対する相対角度が小さくされている。そのため、高さ位置の低い側の壁面におけるケース内に溜まった水の排水性が良くなる。
第6の手段は、上述した第3の手段~第5の手段のいずれかの手段において、前記メッシュ体の小孔には逆流防止手段を備え、該逆流防止手段は、前記ケース内の排水は可能とし、前記ケース外側からの水等の異物の浸入は抑制する構成とされている。
上記第6の手段において、逆流防止手段は、公知の逆止弁等により構成することができる。
上記第6の手段によれば、逆流防止手段によりケース内に溜まった水の小孔からの排水は可能とするが、小孔を介してケース外から水等が浸入することは抑制することができる。
第7の手段は、上述した第2手段~第6手段のいずれかの手段において、前記第2ポートの前記筒体内には、前記ケースが車両に搭載された状態で、前記連通路を横切る横断面中の高さ位置の低い下部を除いて高さ位置の高い上部を閉塞し、前記ケース外側からの水等の異物の浸入を抑制する遮蔽体を備える。
上記第7の手段において、遮蔽体は、連通路を横切るように筒内壁面に固定された板により構成することができる。また、遮蔽体は、筒を構成する壁面を、連通路を狭める側に変形させることにより構成することもできる。更に、遮蔽体の連通路内での位置は、メッシュ体に対し第2室側でも反対側でもよい。
上記第7の手段によれば、第2ポートの筒体内に遮蔽体を備えるため、第2ポートを介してケース外から水等が浸入することを抑制することができる。また、遮蔽体は、連通路の上部を閉塞するが、下部は開放しているため、ケース内に溜まった水の第2ポートからの排水を遮蔽体が阻害することがない。
第8の手段は、上述した第2手段~第7手段のいずれかの手段において、前記第2ポートの前記筒体は、車両用蒸発燃料処理装置の気密性能確認試験を行う際に、大気圧より高圧の空気を前記第2室に供給するためのコネクタに直接接続可能な形状とされている。
上記第8の手段によれば、第2ポートは、蒸発燃料処理装置の気密性能確認試験を行う際にコネクタに直接接続可能な形状とされている。そのため、気密性能確認試験を行う際、コネクタの第2ポートへの接続作業が容易となり、試験の作業性を改善することができる。
第1実施形態に係るダストフィルタを含む車両用蒸発燃料処理装置のシステム構成図である。 上記ダストフィルタの模式図である。 上記ダストフィルタの外観斜視図である。 上記ダストフィルタの平面図である。 図4のVI-VI断面矢視図であり、上記ダストフィルタを車両に搭載した状態を示す。 上記ダストフィルタの第2ポートの突出側端部の縦断面拡大図である。 第2実施形態に係るダストフィルタの図6と同様の断面図である。 第3実施形態に係るダストフィルタの図6と同様の断面図である。 第4実施形態に係るダストフィルタの第2ポートの縦断面図である。
<蒸発燃料処理装置の概要>
図1は、第1実施形態に係るダストフィルタを含む車両用蒸発燃料処理装置20のシステム概要を示す。ここに示す車両用蒸発燃料処理装置20は、燃料タンク31内で発生した蒸発燃料をキャニスタ21で吸着し、キャニスタ21に吸着した蒸発燃料をエンジン41で燃焼させるように構成されている。そのため、燃料タンク31内の空間にはエバポ通路23が連通され、エバポ通路23はキャニスタ21に連通されている。一方、キャニスタ21は、パージ通路24により吸気通路43に連通されている。吸気通路43は、エアクリーナ42にて取り入れた大気をエンジン41に供給する。パージ通路24の途中にはパージ制御弁25が設けられていて、キャニスタ21から吸気通路43に供給される蒸発燃料量を制御している。キャニスタ21に吸着された蒸発燃料をエンジン41に供給するためには、大気が必要であり、その大気はダストフィルタ10を通じて取り込まれ、大気通路22を介してキャニスタ21に供給される。ダストフィルタ10は、燃料タンク31に燃料を供給するインレットパイプ32の外周に固定されている。
<第1実施形態(ダストフィルタ)の構成>
図2は、第1実施形態に係るダストフィルタ10の構成を周辺の関連部分も含めて模式的に示す。ダストフィルタ10は、一つの閉空間を備えたケース12を持って構成されている。ケース12の空間内には、その中央部に濾材11が固定され、濾材11に隔てられた両側に閉空間としてクリーンサイドとなる第1室123及びダーティーサイドとなる第2室124が形成されている。第1室123を形成する第1ケース121には、第1ポート13が設けられ、第2室124を形成する第2ケース122には、第2ポート14が設けられている。第1ポート13及び第2ポート14は、共に筒形状であり、筒形状内には、筒形状の両端部を出入口とした連通路が形成されている。第1ポート13は、第1室123を大気通路22によりキャニスタ21に連通させる連通孔を成している。また、第2ポート14は、第2室124を大気中に開放する連通孔を成している。従って、キャニスタ21へ供給される大気は、第2ポート14から第2室124に導入された大気が、濾材11で混入物が濾過され清浄化されて、第1室123を経て第2ポート14から供給される。
図3~6は、第1実施形態に係るダストフィルタ10を示す。ダストフィルタ10のケース12は、濾材11を挟んで第1ケース121及び第2ケース122を結合することにより構成されている。第1ケース121と第2ケース122は、当接部分で溶着、スナップフィット等の結合手段により結合されている。第1ケース121は、インレットパイプ32の外周に取り付けられるように、インレットパイプ32の外周に対向する面がインレットパイプ32の外周面に沿った湾曲形状とされている。そのため、第1室123も湾曲形状とされており、それに応じて濾材11及び第2ケース122も全体として湾曲形状とされている。濾材11は、枠状の濾材ケース111にフィルタエレメント112が嵌め込まれて構成されている。フィルタエレメント112は、公知のもので、濾紙により構成されている。
図3~5のように、第1ケース121には、上部に第1ファスナ151が一体に形成されている。第1ファスナ151は、概ね対称形状の第2ファスナ152と共にファスナ15を構成している。ファスナ15は、第1ファスナ151と第2ファスナ152が組み合わされることにより円筒形状を成し、インレットパイプ32の外周に巻き付くように構成されている。第1ファスナ151と第2ファスナ152は、両者の当接部の複数箇所に設けられ雄雌係合する構造の結合具により互いに結合されている。
第1ケース121、第2ケース122、濾材ケース111及びファスナ15は、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂により形成されている。
図3にて第1ケース121の下方には、第1ポート13が一体に形成されている。また、図3にて第2ケース122の側方には、第2ポート14が一体に形成されている。第1ポート13及び第2ポート14は、共に中空の筒体により構成されている。第1ポート13は、その連通路の連通方向が図3にて上下方向となるように配置されている。また、第2ポート14は、その連通路の連通方向が図3にて側方を向くように配置されている。
第2ポート14の筒体141の突出側端部の開口部には、メッシュ体142が一体に形成されている。メッシュ体142は、別体のものが何らかの結合手段により結合されたものとされてもよい。メッシュ体142には、図6のように格子状に多数の小孔143が形成されている。これらの小孔143を通じて第2ポート14は、第2室124内に大気を導入可能とされている。各小孔143は、各孔の中心線143Aが筒体141の連通路の連通方向(筒体141の中心線141Aの方向)と一致するように穿設されている。そして、各小孔143は、第2室124内側の内径が大きく外側ほど内径が小さくなる円錐形状とされている。従って、各小孔143の壁面は、中心線141Aに対して傾斜されている。このようにメッシュ体142に小孔143を形成することにより第2室124内からの排水は容易で、第2室124内への塵等の異物の混入は抑制することができる。
図5は、ダストフィルタ10がインレットパイプ32の外周に取り付けられた状態を示す。図5のように、第2ポート14の筒体141は、筒体141の中心線141Aが斜め下方を向くように取り付けられる。即ち、筒体141のケース側端部141Cより突出側端部141Bの高さ位置が低くなるようにされている。そのため、第2室124内に導入された大気中の水分が第2室124の壁面に凝集して付着したとき、その水分は、重力により筒体141内壁を伝わって筒体141外に滴下される。また、第2室124内に侵入した塵、埃等も車両振動により筒体141から排出され易い。
<蒸発燃料処理装置の気密性能確認試験>
蒸発燃料処理装置20の気密性能確認試験として、ダストフィルタ10と第1ポート13に接続された大気通路22の気密性能確認試験が行われることがある。そのため、図2のように、第2ポート14に気密性能確認試験機50のコネクタ51を接続して、大気通路22の先端等の開口部から空気が漏れないように閉鎖した状態で、第2室124に大気圧より高圧の空気を送る。その後、ダストフィルタ10内部及び大気通路22における空気漏れの有無を空気圧の変化により検査することが行われる。このとき、第2ポート14の筒体141は、コネクタ51が直接接続可能な形状及び寸法とされている。そのため、気密性能確認試験を行う際、コネクタ51の第2ポート14への接続作業が容易となり、試験の作業性を改善することができる。
<第1実施形態(ダストフィルタ)の作用、効果>
以上のとおり、第2ポート14は、第2ケース122内に大気を導入する大気導入口として機能すると共に、第2ケース122の第2室124の壁面で凝集した水分を外部へ排出する排水口としても機能する。そのため、ケース12には、第1ポート13、第2ポート14以外の開口は必要なく、蒸発燃料処理装置20の気密性能確認試験を行うに際し、排水口等の余分な開口からの空気漏れを防ぐ処置が不要となり、試験の作業性を改善することができる。しかも、大気導入口と排水口が一つの第2ポート14により構成されているため、ケース12の構成を簡素化することができる。
<第2実施形態>
図7は第2実施形態を示す。第2実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、メッシュ体142に穿設された小孔を、第1実施形態の小孔143から第2実施形態では小孔144に変更した点である。その他の構成は第2実施形態においても第1実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
第2実施形態(図7)の小孔144では、第1実施形態(図6参照)の小孔143に対して円錐形が変形されている。即ち、小孔144では、小孔144の一つを形成する環状の内壁のうち、高さ位置の低い側の壁面144Lが、高い側の壁面144Uに比べて、小孔144の中心線144Aに対する相対角度が小さくされている。そのため、図5のように、ダストフィルタ10を車両に搭載した状態で、高さ位置の低い側の壁面144Lにおけるケース内に溜まった水の排水性を良くすることができる。
高さ位置の低い側の壁面144Lの中心線144Aに対する傾斜方向を、高さ位置の高い側の壁面144Uの中心線144Aに対する傾斜方向と同方向とすることもできる(図7に仮想線で示す)。その場合、高さ位置の低い側の壁面144Lにおけるケース内に溜まった水の排水性を更に良くすることができる。
<第3実施形態>
図8は第3実施形態を示す。第3実施形態が第2実施形態(図7参照)に対して特徴とする点は、メッシュ体142に逆流防止手段としての逆止弁146を設けた点である。その他の構成は第3実施形態においても第2実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図8のように、メッシュ体142には、小孔144と共に小孔145が穿設されている。小孔145は、図5のように、ダストフィルタ10を車両に搭載した状態で、メッシュ体142の中で高さ位置の低い位置に穿設されている。小孔145は、全体として円柱形状とされており、第2室124内側部分のみ部分的に孔径が小さくされている。小孔145内にはボール146Bが挿入されており、ボール146Bはスプリング146Sにより第2室124内側に付勢されている。従って、ボール146Bに他に力が加えられていない状態では、スプリング146Sの付勢によりボール146Bは小孔145を閉塞している。小孔145、ボール146B及びスプリング146Sにより逆止弁146が構成されている。図8では、逆止弁146を一つのみ記載しているが、複数個設けることを妨げない。
第3実施形態では、第2ケース122の第2室124の壁面で凝集した水分が第2ポート14の筒体141内に溜まると、その水圧により逆止弁146のボール146Bがスプリング146Sの付勢力に抗して第2室124の外側に移動する。その結果、水分は小孔145から筒体141の外部に放出される。一方、小孔145から筒体141の内部に塵等の異物が混入しようとすると、逆止弁146のボール146Bは第2室124内側に移動する。その結果、小孔145は閉じられて、異物の混入は阻止される。
<第4実施形態>
図9は第4実施形態を示す。第4実施形態が第2実施形態(図7参照)に対して特徴とする点は、第2ポート14の筒体141内に遮蔽体147を設けた点である。その他の構成は第4実施形態においても第2実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図9のように、第2ポート14の筒体141内で、メッシュ体142よりも第2室124内側には、遮蔽体147が設けられている。遮蔽体147は、ケース12が車両に搭載された状態で、筒体141内の連通路を横切る横断面中の高さ位置の低い下部を除いて高さ位置の高い上部を閉塞して設けられている。そのため、筒体141内で高さ位置の低い側には、遮蔽体147がなく、筒体141内の連通路は連通されている。
第4実施形態では、例えば、洗車水が勢いよくメッシュ体142に当たって、その水が小孔144を通過して筒体141内に浸入しても、その水は遮蔽体147に当たって跳ね返され、第2室124内まで水が浸入するのを抑制することができる。遮蔽体147は、筒体141内の高さ位置の低い側は蔽っていないため、第2ケース122の第2室124の壁面で凝集した水分は、遮蔽体147に影響されることなく筒体141から排水される。なお、遮蔽体147は、筒体141外から水等の異物が浸入してくる方向に応じて筒体141内で設ける位置を調整することが望ましい。その場合、筒体141内の高さ位置の低い側には、排水用の流路を確保するよう考慮する必要がある。
<その他の実施形態>
以上、本明細書に開示の技術を特定の実施形態について説明したが、その他各種の形態で実施可能なものである。例えば、上記実施形態では、ダストフィルタ10は、インレットパイプ32に固定する構成としたが、別の場所に固定される構成としてもよい。
10 ダストフィルタ
11 濾材
111 濾材ケース
112 フィルタエレメント
12 ケース
121 第1ケース
122 第2ケース
123 第1室
124 第2室
13 第1ポート
14 第2ポート
141 筒体
141B 突出側端部
141C ケース側端部
142 メッシュ体
143、144、145 小孔
141A、143A、144A 中心線
144L 高さ位置の低い側の壁面
144U 高さ位置の高い側の壁面
146 逆止弁(逆流防止手段)
146B ボール
146S スプリング
147 遮蔽体
15 ファスナ
151 第1ファスナ
152 第2ファスナ
20 車両用蒸発燃料処理装置
21 キャニスタ
22 大気通路
23 エバポ通路
24 パージ通路
25 パージ制御弁
31 燃料タンク
32 インレットパイプ
41 エンジン
42 エアクリーナ
43 吸気通路
50 気密性能確認試験機
51 コネクタ

Claims (6)

  1. 車両用蒸発燃料処理装置に大気を導入する大気通路中に設けられるダストフィルタであって、
    大気中の塵等の混入物を濾過する濾材と、
    該濾材を内部に固定し、前記濾材により隔てられた一側にクリーンサイドとなる第1室を形成し、他側にダーティーサイドとなる第2室を形成したケースとを備え、
    前記ケースは、前記第1室を前記大気通路に連通する連通孔である第1ポートと、前記第2室を大気に開放する連通孔である第2ポートとを備え、
    前記第2ポートは、前記ケースが車両に搭載された状態で、前記ケース内に溜まった水が重力により前記ケース外へ排出可能となる形態で設けられており、
    前記第2ポートには、前記連通孔を横切って配置され、格子状に複数の小孔を備えたメッシュ体が設けられているダストフィルタ。
  2. 請求項において、
    前記メッシュ体の小孔は、各小孔の開口面積が前記ケースの内側から外側に向けて漸次小さくなるように傾斜した壁面で形成されているダストフィルタ。
  3. 請求項において、
    前記メッシュ体の小孔は、前記ケースが車両に搭載された状態で、前記メッシュ体の各小孔を形成する環状の壁面のうち、高さ位置の低い側の壁面が、高い側の壁面に比べて、前記小孔の中心線に対する相対角度を小さくされているダストフィルタ。
  4. 請求項1~3のいずれかにおいて、
    前記メッシュ体の小孔には逆流防止手段を備え、
    該逆流防止手段は、前記ケース内の排水は可能とし、前記ケース外側からの水等の異物の浸入は抑制する構成とされているダストフィルタ。
  5. 請求項において、
    前記第2ポートは、両端部に出入口を持った連通路を前記連通孔とする筒体を備え、該筒体は、前記ケース外部に突出して設けられており、
    前記第2ポートは、前記ケースが車両に搭載された状態で、前記筒体のケース側端部より突出側端部の高さ位置が低くなる状態とされており、
    前記第2ポートの前記筒体内には、前記ケースが車両に搭載された状態で、前記連通路を横切る横断面中の高さ位置の低い下部を除いて高さ位置の高い上部を閉塞し、前記ケース外側からの水等の異物の浸入を抑制する遮蔽体を備えるダストフィルタ。
  6. 請求項において、
    前記第2ポートの前記筒体は、車両用蒸発燃料処理装置の気密性能確認試験を行う際に、大気圧より高圧の空気を前記第2室に供給するためのコネクタに直接接続可能な形状とされているダストフィルタ。
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