JP7312047B2 - 区画貫通処理構造及び区画貫通処理構造の施工方法 - Google Patents
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[1]仕切り部に形成され、かつ内部に長尺の挿通体が挿通される区画貫通部に、スプレーによる吐出充填法によって施工した区画貫通処理構造であって、前記区画貫通部に配置し、通気性を有し、かつ、前記挿通体の軸方向における充填材を受け止める受け部を有する充填材受け具と、前記スプレーから吐出された前記充填材が前記充填材受け具に受け止められて形成される充填構造とを備える区画貫通処理構造。
[2]前記受け部は、メッシュ構造、不織布及び孔が設けられた構造の少なくともいずれかである[1]に記載の区画貫通処理構造。
[3]前記充填材受け具は、前記受け部に立設される側面を有する[1]又は[2]に記載の区画貫通処理構造。
[4]前記充填材受け具は、分割可能であり、又はスリットを有する[1]~[3]のいずれかに記載の区画貫通処理構造。
[5]前記受け部は、前記挿通体の軸方向に対して点対称又は線対称である[1]~[4]のいずれかに記載の区画貫通処理構造。
[6]前記受け部の前記挿通体の軸方向に貫通している空隙による空隙率は、10%以上90%以下である[1]~[5]のいずれかに記載の区画貫通処理構造。
[7]前記充填材は、樹脂成分と熱膨張性材料とを含む熱膨張性樹脂組成物から形成される[1]~[6]のいずれかに記載の区画貫通処理構造。
[8]スリーブ状に前記区画貫通部に挿入され、かつスリーブ内部に挿通体が通される挿入部材を備える[1]~[7]のいずれかに記載の区画貫通処理構造。
[9]前記挿入部材は、耐火材及び不燃材料の少なくともいずれかである[8]に記載の区画貫通処理構造。
[10]前記挿入部材は、樹脂成分と熱膨張性材料とを含む熱膨張性樹脂組成物から形成される[8]又は[9]に記載の区画貫通処理構造。
[11]仕切り部に形成され、かつ内部に長尺の挿通体が挿通される区画貫通部に、スプレーによる吐出充填法によって施工した区画貫通処理構造の施工方法であって、通気性を有し、かつ、前記挿通体の軸方向における充填材を受け止めるための受け部を有する充填材受け具を前記区画貫通部に配置する工程と、前記充填材受け具が前記スプレーから吐出された前記充填材を受け止め、充填構造を形成する工程とを含む区画貫通処理構造の施工方法。
[12]前記受け部は、メッシュ構造、不織布及び孔が設けられた構造の少なくともいずれかである[11]に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
[13]前記充填材受け具は、前記受け部に立設される側面を有する[11]又は[12]に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
[14]前記充填材受け具は、分割可能であり、又はスリットを有する[11]~[13]のいずれかに記載の区画貫通処理構造の施工方法。
[15]前記受け部は、前記挿通体の軸方向に対して点対称又は線対称である[11]~[14]のいずれかに記載の区画貫通処理構造の施工方法。
[16]前記受け部の前記挿通体の軸方向に貫通している空隙による空隙率は、10%以上90%以下である[11]~[15]のいずれかに記載の区画貫通処理構造の施工方法。
[17]前記充填材は、樹脂成分と熱膨張性材料とを含む熱膨張性樹脂組成物から形成される[11]~[16]のいずれかに記載の区画貫通処理構造の施工方法。
[18]スリーブ状に前記区画貫通部に挿入され、かつスリーブ内部に挿通体が通される挿入部材を備える[11]~[17]のいずれかに記載の区画貫通処理構造の施工方法。
[19]前記挿入部材は、耐火材及び不燃材料の少なくともいずれかである[18]に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
[20]前記挿入部材は、樹脂成分と熱膨張性材料とを含む熱膨張性樹脂組成物から形成される[18]又は[19]に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
[区画貫通処理構造]
本発明の第1の実施形態に係る区画貫通処理構造10Aは、図1に示すように、仕切り部11に形成され、かつ内部に長尺の挿通体21が挿通される区画貫通部15に、スプレー2による吐出充填法によって施工した区画貫通処理構造である。
第1の実施形態に係る区画貫通処理構造10Aの施工方法で施工する仕切り部11は、建築物の壁面において区画間(第1の区画Aと、第2の区画B)を仕切る部材であり、仕切り部11の一方の外面11A側から他方の外面11B側に貫通する区画貫通部15を有する。本実施形態における仕切り部11は、中空壁であり、間隔(中空部13)を介して配置される2枚の壁材(仕切り材)12A,12Bから構成される。そのため、区画貫通部15は、一方の壁材12Aに形成された貫通孔13Aと、他方の壁材12Bに形成された貫通孔13Bと、これらの間にある中空部13によって構成される。そして、一方の壁材12Aの外面が仕切り部11の外面11Aを構成し、他方の壁材12Bの外面が仕切り部11の外面11Bを構成する。
挿通体21は、ケーブル類、配管類などであるが、図2ではケーブル21Aと配管21Bの両方が挿通される態様を示す。
充填材受け具3の受け部31は、通気性を有する。本明細書において、受け部31が通気性を有するとは、スプレー2から生じる吐出風の通気が確保されていることを意味する。受け部31が吐出風に対して通気性を有することで、スプレーにより充填材を吐出する吐出充填法で施工する際に、吐出風の跳ね返りが抑制されるので充填材の跳ね返りが防止され、作業者が汚れることを防ぐことができる。
充填材受け具3は、金属、樹脂材料、ゴム材料などにより形成される。充填材受け具3は、例えば、図2に示すように、2つに分割されて一対の分割片30A,30Bからなり、分割片30A,30Bが突き合わされた状態で構成される。分割片30A,30Bは、例えば、互いの突き合わせ面それぞれに凸部、凹部などが設けられ、それらが嵌め合わされることなどで、互いに固定されてもよい。充填材受け具3は、分割可能である構成であることで、挿通体を内部に挿通させることができる。
充填材受け具3は、受け部(天面)31と、受け部31に立設されるスリーブ状の側面32とを有し、側面32は充填材を十分に受け止められるように一定の高さを有する。充填材受け具3は、側面32を有することで、容易に貫通孔13Aへ設置することができる。充填材受け具3(側面32)の内径は、貫通孔13Aの直径よりも小さくなる。また、天面31には、挿通体21が通されるための孔3Aが設けられる。
孔3Aは、円形でもよいが、挿通体21の形状に応じて円形以外のいかなる形状でもよい。孔3Aは、挿通体21のサイズより小さいものでもよい。また、孔3Aの代わりに切り込みであってもよい。孔3Aのサイズが挿通体21より小さくても、また、孔3Aの代わりに切り込みが設けられても、充填材受け具3がゴム、樹脂材料で形成される場合には、挿通体21が孔3A(又は切り込み)に挿入されると、受け部31が撓んで孔3A(又は切り込み)内部に挿通体21を挿入できる。
金属材料としては、例えば、アルミニウム、鉄、チタン、マグネシウム、ステンレス鋼及び銅等が挙げられ、これらの単体及びその合金を含む。
樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)系やポリプロピレン(PP)系等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS)樹脂、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン-ビニルエステル共重合体ケン化物、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、各種ナイロン(Ny)等のポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)等が挙げられる。
繊維材料としては、例えば、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙、リンター紙及び板紙等が挙げられる。
受け部31のメッシュ構造は、上記のうちの2種以上の部材を複合した複合部材であってもよい。
受け部31の不織布は、上記のうちの2種以上を複合した複合部材であってもよい。不織布は、開口を有しないが、微細な多孔質構造を有し、そのため、通気性を有する。
なお、受け部31がメッシュ構造である場合における受け部31における空隙とは、孔3A内部に挿通される挿通体21との間の隙間、及びメッシュ間の空隙の面積合計を意味する。また、受け部31が板状部材である受け部31に孔が設けられた構造における空隙とは、孔3A内部に挿通される挿通体21との間の隙間、及び挿通体21が連通されていない孔の面積合計を意味する。
充填構造5は、スプレー2から吐出された充填材が充填材受け具3に受け止められて形成される。充填材は、スプレーによる吐出充填法によって、区間挿通部15を充填して防火構造とすることが可能な材料であれば特に限定はなく、例えば、熱膨張性材料及び不燃発泡ウレタンが挙げられる。充填材としては、火災等により加熱されたときに、区間挿通部15内で膨張することにより、耐火性を向上させることができる熱膨張性材料を採用することが好ましい。
また、熱膨張性材料の膨張開始温度は、所定量(例えば、100mg)の熱膨張性材料を一定の昇温速度(例えば、10℃/分)で昇温させ、法線方向の力が立ち上がる温度を計測することにより測定可能である。測定装置としては測定温度制御が可能であり、かつ法線方向の応力を測定できるものであればよく、例えばレオメーターを使用すればよい。
熱膨張性部材の膨張倍率は3倍以上であることが好ましく、10倍以上が好ましい。膨張倍率の上限は、特に限定されないが、例えば50倍である。なお、膨張倍率は、熱膨張性部材を電気炉に供給し、600℃で30分間加熱した後、試験片の厚さを測定し、(加熱後の試験片の厚さ)/(加熱前の試験片の厚さ)により算出するとよい。
熱可塑性樹脂の例としては、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩素化ポリ塩化ビニル樹脂(CPVC)、フッ素樹脂、ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィド、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリレート、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリブタジエン、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリエチレン(PE)およびポリプロピレン(PP)、エチレン酢酸ビニル(EVA)等のポリオレフィン、エチレン-プロピレン-ジエン共重合体(EPDM)、クロロプレン(CR)、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン(PS)、ポリフェニレンサルファイド、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)、アクリロニトリル-スチレン-アクリロニトリル共重合体(ASA)、アクリロニトリル/エチレン-プロピレン-ジエン/スチレン共重合体(AES)等が挙げられる。
熱硬化性樹脂の例としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、熱硬化性ポリイミド等が挙げられる。
熱膨張性樹脂組成物の樹脂成分は、1種であってもよいし2種以上を組み合わせてもよい。
可塑剤は1種もしくは2種以上を使用することができる。
熱膨張性樹脂組成物が可塑剤を含有する場合、熱膨張性樹脂組成物における可塑剤の含有量は、樹脂成分100質量部に対して、例えば0.3質量部以上150質量部以下の範囲であり、好ましくは10質量部以上100質量部以下の範囲である。可塑剤は、これら下限値以上とすると、柔軟性が良好になりやすく、上限値以下となると、充填構造に適度な強度が付与される。
なお、樹脂成分と可塑剤の合計含有量とは、樹脂成分と可塑剤の両方が含有される場合には、これらの合計含有量を意味し、可塑剤を含有しない場合には樹脂成分単独の含有量を意味する。
本発明に使用される熱膨張性黒鉛は、酸処理して得られた熱膨張性黒鉛がアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和されたものなども使用することもできる。
脂肪族低級アミンとしては、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン等が挙げられる。
アルカリ金属化合物およびアルカリ土類金属化合物としては、例えば、カリウム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩等が挙げられる。
無機充填剤を含有する場合、熱膨張性樹脂組成物における無機充填材の含有量は、樹脂成分100質量部に対して、好ましく3質量部以上200質量部以下の範囲であり、より好ましくは10質量部以上150質量部以下の範囲である。
ポリイソシアネート化合物としては、例えば、芳香族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート等が挙げられる。
ポリオール化合物としては、例えばポリラクトンポリオール、ポリカーボネートポリオール、芳香族ポリオール、脂環族ポリオール、脂肪族ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール、ポリエーテルポリオール等が挙げられる。
ウレタン樹脂組成物に使用する発泡剤としては、例えば、水、低沸点の炭化水素、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)、エーテル化合物等の有機系物理発泡剤、窒素ガス、酸素ガス、アルゴンガス、二酸化炭素ガス等の無機系物理発泡剤等が挙げられる。
ウレタン樹脂組成物に使用する整泡剤としては、例えば、ポリオキシアルキレン整泡剤、シリコーン整泡剤等の界面活性剤等が挙げられる。
スプレー容器としては、取り扱い性の観点から、1つのスプレー容器内に2つの収納室が設けられることが好ましい。
本発明の第1の実施形態に係る区画貫通処理構造10Aの施工方法は、仕切り部11に形成され、かつ内部に長尺の挿通体21が挿通される区画貫通部15に、スプレー2による吐出充填法によって設置した区画貫通処理構造10Aの施工方法である。本発明の第1の実施形態に係る区画貫通処理構造10Aの施工方法は、通気性を有し、かつ、挿通体21の軸方向Dにおける充填材を受け止めるための受け部31を有する充填材受け具3を区画貫通部15に配置する工程と、充填材受け具3がスプレー2から吐出された充填材を受け止め、充填構造5を形成する工程とを含む。
第2の実施形態において第1の実施形態と相違する点は、図6に示すように、スリーブ状に区画貫通部15に挿入され、かつスリーブ内部に挿通体21が通される挿入部材4をさらに備える点である。以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を説明する。また、以下では、異なる実施形態の説明でも、同一の構成を有する部材には同一の符号を付す。
挿入部材4における不燃材料とは、建築基準法及び建築基準法施行令において定められるものである。挿入部材4における不燃材料としては、モルタル、鋼製スリーブなどの金属管、無機繊維やその成形体などが挙げられる。
第3の実施形態において第1の実施形態と相違する点は、図7に示すように、被覆機能部材50をさらに備える点である。以下、第3の実施形態について、第1の実施形態との相違点を説明する。また、以下では、異なる実施形態の説明でも、同一の構成を有する部材には同一の符号を付す。
被覆機能部材50は、キャップ状であり、天面51と、天面51に立設される側面52とを有する。被覆機能部材50(側面52)の内径は、貫通孔13Aの直径よりも大きくなる。また、天面51には、挿通体21が通されるための孔51Aが設けられる。
孔51Aは、円形でもよいが、挿通体21の形状に応じて円形以外のいかなる形状でもよい。孔51Aは、挿通体21のサイズより小さいものでもよい。また、孔51Aの代わりに切り込みであってもよい。孔51Aのサイズが挿通体21より小さくても、また、孔51Aの代わりに切り込みが設けられても、被覆機能部材50がゴム、樹脂材料で形成される場合には、挿通体21が孔51A(又は切り込み)に挿入されると、天面51が撓んで孔51A(又は切り込み)内部に挿通体21を挿入できる。
また、被覆機能部材50は、仕切り部11の外面11Aに粘着剤、接着剤、ビス、タッカーなどの公知の固定手段によって固定されてもよいし、外面11Aに凹部や凸部などが設けられ、被覆機能部材50は嵌合などにより外面11Aに固定されてもよい。
例えば、以上の説明では、仕切り部11は、内部に中空部13がある中空壁であったが、中空壁に限定されず、中空が設けられない壁であってもよく、例えば1枚の壁材からなるものでもよい。また、仕切り部11は、建築物の壁に限定されず、建築物の天井、床であってもよい。仕切り部は、天井、床の場合でも、2枚の仕切り材の間に中空部を有する構造であってもよいし、中空部がない構造であり、例えば1枚の仕切り材から構成されてもよい。
2…スプレー
3…充填材受け具
4…挿入部材
5…充填構造
10A,10B,10C…区画貫通処理構造
11…仕切り部
13…中空部
15…区画貫通部
21…挿通体
50,57…被覆機能部材
Claims (20)
- 仕切り部に形成され、かつ内部に長尺の挿通体が挿通される区画貫通部に、スプレーによる吐出充填法によって施工した区画貫通処理構造であって、
前記区画貫通部に配置し、通気性を有し、かつ、前記挿通体の軸方向における充填材を受け止める受け部を有する充填材受け具と、
前記スプレーから吐出された前記充填材が前記充填材受け具に受け止められて形成される充填構造
とを備える区画貫通処理構造。 - 前記受け部は、メッシュ構造、不織布及び孔が設けられた構造の少なくともいずれかである請求項1に記載の区画貫通処理構造。
- 前記充填材受け具は、前記受け部に立設される側面を有する請求項1又は2に記載の区画貫通処理構造。
- 前記充填材受け具は、分割可能であり、又はスリットを有する請求項1~3のいずれか1項に記載の区画貫通処理構造。
- 前記受け部は、前記挿通体の軸方向に対して点対称又は線対称である請求項1~4のいずれか1項に記載の区画貫通処理構造。
- 前記受け部の前記挿通体の軸方向に貫通している空隙による空隙率は、10%以上90%以下である請求項1~5のいずれか1項に記載の区画貫通処理構造。
- 前記充填材は、樹脂成分と熱膨張性材料とを含む熱膨張性樹脂組成物から形成される請求項1~6のいずれか1項に記載の区画貫通処理構造。
- スリーブ状に前記区画貫通部に挿入され、かつスリーブ内部に挿通体が通される挿入部材を備える請求項1~7のいずれか1項に記載の区画貫通処理構造。
- 前記挿入部材は、耐火材及び不燃材料の少なくともいずれかである請求項8に記載の区画貫通処理構造。
- 前記挿入部材は、樹脂成分と熱膨張性材料とを含む熱膨張性樹脂組成物から形成される請求項8又は9に記載の区画貫通処理構造。
- 仕切り部に形成され、かつ内部に長尺の挿通体が挿通される区画貫通部に、スプレーによる吐出充填法によって施工した区画貫通処理構造の施工方法であって、
通気性を有し、かつ、前記挿通体の軸方向における充填材を受け止めるための受け部を有する充填材受け具を前記区画貫通部に配置する工程と、
前記充填材受け具が前記スプレーから吐出された前記充填材を受け止め、充填構造を形成する工程
とを含む区画貫通処理構造の施工方法。 - 前記受け部は、メッシュ構造、不織布及び孔が設けられた構造の少なくともいずれかである請求項11に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
- 前記充填材受け具は、前記受け部に立設される側面を有する請求項11又は12に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
- 前記充填材受け具は、分割可能であり、又はスリットを有する請求項11~13のいずれか1項に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
- 前記受け部は、前記挿通体の軸方向に対して点対称又は線対称である請求項11~14のいずれか1項に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
- 前記受け部の前記挿通体の軸方向に貫通している空隙による空隙率は、10%以上90%以下である請求項11~15のいずれか1項に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
- 前記充填材は、樹脂成分と熱膨張性材料とを含む熱膨張性樹脂組成物から形成される請求項11~16のいずれか1項に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
- スリーブ状に前記区画貫通部に挿入され、かつスリーブ内部に挿通体が通される挿入部材を備える請求項11~17のいずれか1項に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
- 前記挿入部材は、耐火材及び不燃材料の少なくともいずれかである請求項18に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
- 前記挿入部材は、樹脂成分と熱膨張性材料とを含む熱膨張性樹脂組成物から形成される請求項18又は19に記載の区画貫通処理構造の施工方法。
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