JP7309319B2 - パウチ - Google Patents

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Description

本発明は、内容物を収容する収容部と、第1側部シール部によって収容部から隔離された第1非シール部と、を備えるパウチに関する。
従来、調理済あるいは半調理済の液体、粘体あるいは液体と固体とが混在する内容物を、プラスチック製の積層体から構成されたパウチに充填密封したものが多く市場に出回っている。パウチにおいては、積層体同士が接合されていない非シール部が、内容物が収容される収容部を構成している。また、積層体同士が接合されているシール部が、収容部を密封している。内容物は、例えば、カレー、シチュー、スープ等の調理済食品である。内容物は、パウチに収容された状態で、電子レンジなどによって加熱される。
ところで、密封された状態のパウチに収容された内容物を、電子レンジを利用して加熱すると、加熱に伴って内容物に含まれる水分が蒸発して収容部の圧力が高まっていく。パウチの収容部の圧力が高まると、パウチが破裂して内容物が飛散し電子レンジ内を汚してしまうおそれがある。このような課題を考慮し、例えば特許文献1は、収容部の圧力が高まると収容部と外部とを自動的に連通させて収容部内の蒸気を外部に逃がす蒸気抜き機構をパウチに設けることを提案している。特許文献1において、蒸気抜き機構は、内容物を収容する収容部に向かって膨出した膨出部と、膨出部によって収容部から隔離されるとともに、パウチの側縁に達するように広がる非シール部と、を有する。
特開平10-101154号公報
特許文献1において、膨出部及び非シール部は、パウチの上下方向における中央部に位置している。この場合、パウチの収容部の中心点から膨出部及び非シール部までの距離が短いので、パウチを加熱する時に生じる圧力を膨出部に効果的に加えることができる。一方、特許文献1のパウチにおいては、膨出部がパウチの上下方向における中央部に位置している。膨出部の位置にまで内容物を収容することはできないので、特許文献1のパウチにおいては、内容物の量が少なくなってしまう。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得るパウチを提供することを目的とする。
本発明は、内容物を収容する収容部が表面フィルムと裏面フィルムとの間に画成されたパウチであって、前記パウチの第1側部に位置し、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面とを接合する第1側部シール部と、前記パウチの前記第1側部に対向する第2側部に位置し、前記第1側部シール部との間に前記収容部を画成する第2側部シール部と、前記第1側部シール部及び前記第2側部シール部に連設された下部シール部と、前記パウチの上部寄りに位置し、前記第1側部シール部によって前記収容部から隔離された第1非シール部であって、前記パウチの前記第1側部の第1側縁に達するよう広がる第1非シール部と、を備え、前記第1側部シール部は、前記第1非シール部から前記パウチの上部へ向かって前記第1側部に沿って延びる上側シール部分と、前記第1非シール部から前記パウチの下部へ向かって前記第1側部に沿って延びる下側シール部分と、一端が前記上側シール部分に連設され、他端が前記下側シール部分に連設され、前記収容部と前記第1非シール部との間に位置する中間シール部分と、を有し、前記中間シール部分は、前記下側シール部分寄りに位置する第1連設部において連設された第1部分及び第2部分であって、互いに異なる方向に延びる第1部分及び第2部分を少なくとも含み、前記第1部分は、前記第1連設部から前記パウチの前記第1側縁に向かうにつれて前記パウチの下部側へ変位するように延びており、前記第2部分は、前記第1連設部から前記パウチの上部に向かって延びており、又は、前記第1連設部から前記パウチの上部に向かうにつれて前記第2側部側へ変位するように延びており、前記第1非シール部は、前記中間シール部分の前記第1部分に沿って延びる第1縁部と、前記中間シール部分の前記第2部分に沿って延びる第2縁部と、を含む、パウチである。
本発明は、内容物を収容する収容部が表面フィルムと裏面フィルムとの間に画成されたパウチであって、前記パウチの第1側部に位置し、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面とを接合する第1側部シール部と、前記パウチの前記第1側部に対向する第2側部に位置し、前記第1側部シール部との間に前記収容部を画成する第2側部シール部と、前記第1側部シール部及び前記第2側部シール部に連設された下部シール部と、前記パウチの上部寄りに位置し、前記第1側部シール部によって前記収容部から隔離された第1非シール部であって、前記パウチの前記第1側部の第1側縁に達するよう広がる第1非シールと、を備え、前記第1側部シール部は、前記第1非シール部から前記パウチの上部へ向かって前記第1側部に沿って延びる上側シール部分と、前記第1非シール部から前記パウチの下部へ向かって前記第1側部に沿って延びる下側シール部分と、一端が前記上側シール部分に連設され、他端が前記下側シール部分に連設され、前記収容部と前記第1非シール部との間に位置する中間シール部分と、を備え、前記中間シール部分は、前記下側シール部分寄りに位置する第1連設部において鈍角を成すよう連設された第1部分及び第2部分を少なくとも含み、前記第1非シール部は、前記中間シール部分の前記第1部分に沿って延びる第1縁部と、前記中間シール部分の前記第2部分に沿って延びる第2縁部と、を含む、パウチである。
本発明によるパウチにおいて、前記第1非シール部の前記第1縁部及び前記第2縁部が、直線状に延びていてもよい。
本発明によるパウチにおいて、前記中間シール部分の前記第1部分及び前記第2部分が、直線状に延びていてもよい。
本発明によるパウチにおいて、上下方向における前記第1非シール部の寸法が、前記第1非シール部のうち前記パウチの前記第1側部の前記第1側縁に重なっている部分において最大になってもよい。
本発明によれば、収容部から非シール部を隔離するシール部に効果的に力を加えることができる。
本発明の実施の形態におけるパウチを示す正面図である。 図1に示すパウチをII-II線に沿って見た場合を示す断面図である。 パウチの第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部を拡大して示す正面図である。 パウチの第2側部シール部の中間シール部分及び第2非シール部を拡大して示す正面図である。 パウチを構成する積層体の層構成の一例を示す断面図である。 パウチを加熱した場合の様子を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部が剥離して収容部が第1非シール部に連通する様子を示す図である。 第1側部シール部の中間シール部の剥離が更に進行する様子を示す図である。 収容部から第1非シール部へ蒸気が排出される様子を示す図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 第1側部シール部の中間シール部分及び第1非シール部の一変形例を示す正面図である。 パウチの一変形例を示す正面図である。
図1乃至図9を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
パウチ
図1は、本実施の形態によるパウチ10を表面側から見た場合を示す正面図である。本実施の形態において、パウチ10は、自立可能に構成された底ガセット式のパウチである。パウチ10は、上部11、下部12、第1側部13及び第2側部14を含み、正面図において略矩形状の輪郭を有する。なお、「上部」、「下部」及び「側部」などの名称、並びに、「上方」、「下方」などの用語は、ガセット部を下にしてパウチ10が自立している状態を基準としてパウチ10やその構成要素の位置や方向を相対的に表したものに過ぎない。パウチ10の輸送時や使用時の姿勢などは、本明細書における名称や用語によっては限定されない。
なお、図1においては、内容物が収容されていない状態のパウチ10が示されている。本実施の形態によるパウチ10は、電子レンジによって内容物が加熱される電子レンジ用パウチとして好適に使用することができるよう構成されている。電子レンジによって加熱され得る限りにおいて、パウチ10に収容される内容物は特には限られない。例えば、パウチ10に収容される内容物として、カレー、シチュー、スープ、煮物、ハンバーグ等の調理済食品を挙げることができる。
図1に示すように、パウチ10は、表面を構成する表面フィルム15、裏面を構成する裏面フィルム16、及び、下部12を構成する下部フィルム17を備える。表面フィルム15と裏面フィルム16との間に、内容物を収容する収容部18が画成される。下部フィルム17は、折り返し部17fで折り返された状態で、表面フィルム15と裏面フィルム16との間に配置されている。なお、図1においては、裏面フィルム16などの、パウチ10を表面側から見た場合には視認されない構成要素が点線で表されている。
なお、上述の「表面フィルム」、「裏面フィルム」及び「下部フィルム」という用語は、位置関係に応じて各フィルムを区画したものに過ぎず、パウチ10を製造する際のフィルムの提供方法が、上述の用語によって限定されることはない。例えば、パウチ10は、表面フィルム15と裏面フィルム16と下部フィルム17が連設された1枚のフィルムを用いて製造されてもよく、表面フィルム15と下部フィルム17が連設された1枚のフィルムと1枚の裏面フィルム16の計2枚のフィルムを用いて製造されてもよく、1枚の表面フィルム15と1枚の裏面フィルム16と1枚の下部フィルム17の計3枚のフィルムを用いて製造されてもよい。
表面フィルム15、裏面フィルム16及び下部フィルム17は、内面同士がシール部によって接合されている。図1などのパウチ10の平面図においは、シール部にハッチングが施されている。なお、対向するフィルム同士を接合することができる限りにおいて、シール部を形成するための方法が特に限られることはない。例えば、加熱などによってフィルムの内面を溶融させ、内面同士を溶着させることによって、すなわちヒートシールによって、シール部を形成してもよい。若しくは、接着剤などを用いて対向するフィルムの内面同士を接着することによって、シール部を形成してもよい。
図1に示すように、パウチ10のシール部は、第1側部シール部30、第2側部シール部35及び下部シール部25を有する。第1側部シール部30は、パウチ10の第1側部13に位置する。第2側部シール部35は、パウチ10の第1側部13に対向する第2側部14に位置する。下部シール部25は、パウチ10の下部12に位置し、第1側部シール部30及び第2側部シール部35に連設されている。第1側部シール部30、第2側部シール部35及び下部シール部25によって囲われた非シール部が、内容物を収容する収容部18として機能する。
第1側部シール部30及び第2側部シール部35は、表面フィルム15の内面と裏面フィルム16の内面とを接合している。一方、下部シール部25は、表面フィルム15の内面と下部フィルム17の内面とを、又は、裏面フィルム16の内面と下部フィルム17の内面とを接合している。
また、パウチ10は、収容部18として機能する非シール部に加えて、図1に示すように、第1側部シール部30によって収容部18から隔離された第1非シール部40と、第2側部シール部35によって収容部18から隔離された第2非シール部45と、を更に備える。第1非シール部40及び第2非シール部45はいずれも、パウチ10の上部11寄りに位置している。「上部11寄り」とは、第1非シール部40及び第2非シール部45が、収容部18の中心点Cよりも上部11側に位置することを意味する。
図1に示すように、第1非シール部40は、パウチ10の第1側部13の第1側縁13aに達するよう広がっている。言い換えると、第1非シール部40は、第1側縁13aに重なり、外部に開口した開口縁部41を有する。また、第2非シール部45は、パウチ10の第2側部14の第2側縁14aに達するよう広がっている。言い換えると、第2非シール部45は、第2側縁14aに重なり、外部に開口した開口縁部46を有する。
第1側部シール部30及び第1非シール部40について更に説明する。
図1に示すように、第1側部シール部30は、上側シール部分31、下側シール部分32及び中間シール部分33を有する。上側シール部分31は、第1非シール部40からパウチ10の上部11へ向かって第1側部13に沿って延びている。下側シール部分32は、第1非シール部40からパウチ10の下部12へ向かって第1側部13に沿って延びている。中間シール部分33は、収容部18と第1非シール部40との間に位置している。中間シール部分33は、上側シール部分31に連設された一端と、下側シール部分32に連設された他端と、を含む。
図2は、図1に示すパウチ10をII-II線に沿って見た場合を示す断面図である。パウチ10を加熱し、収容部18に蒸気が発生して収容部18の圧力が高まると、中間シール部分33が部分的に剥離して収容部18と第1非シール部40とが連通する。収容部18から第1非シール部40に流入した蒸気は、開口縁部41から外部に排出される。このように、中間シール部分33及び第1非シール部40は、収容部18の蒸気を外部に排出する蒸気抜き機構として機能する。
図3は、パウチ10の第1側部シール部30の中間シール部分33及び第1非シール部40を拡大して示す正面図である。中間シール部分33は、第1部分331、第2部分332及び第3部分333含む。第1部分331及び第2部分332は、下側シール部分32寄りに位置する第1連設部334において連接されている。「下側シール部分32寄り」とは、第1連設部334が、上下方向D1における開口縁部41の中心よりも下側シール部分32側に位置することを意味する。また、第2部分332及び第3部分333は、上側シール部分31寄りに位置する第2連設部335において連接されている。「上側シール部分31寄り」とは、第2連設部335が、上下方向D1における開口縁部41の中心よりも上側シール部分31側に位置することを意味する。
第1部分331及び第2部分332は、互いに異なる方向に延びている。例えば、第1部分331は、第1連設部334から第1側縁13aに向かうにつれて下部12側へ変位するように直線状に延び、そして下側シール部分32に連接されている。一方、第2部分332は、第1連設部334から上部11に向かって上下方向D1に直線状に延びている。この場合、第1部分331と第2部分332とが第1連設部334において成す角度θ1は、鈍角である。角度θ1は、例えば90°より大きく且つ150°以下であり、好ましくは95°以上且つ140°以下であり、より好ましくは100°以上且つ130°以下である。なお、中間シール部分33の各部分の延びる方向や角度は、中間シール部分33の内縁(収容部18側の縁部)に基づいて定められる。
第2部分332及び第3部分333も、互いに異なる方向に延びている。例えば、第3部分333は、第2連設部335から第1側縁13aに向かって左右方向D2に直線状に延び、そして上側シール部分31に連設されている。
次に、第1非シール部40の外縁を画成する縁部について説明する。第1非シール部40の縁部は、図3に示すように、第1縁部431と、第1連設部434において第1縁部431に連設された第2縁部432と、第2連設部435において第2縁部432に連設された第3縁部433と、上述の開口縁部41と、を含む。
第1縁部431は、中間シール部分33の第1部分331に沿って延びている。すなわち、第1縁部431は、第1連設部434から第1側縁13aに向かうにつれて下部12側へ変位するように延びている。図3に示す例において、第1縁部431は、第1側縁13aに達するまで直線状に延びている。
第2縁部432は、中間シール部分33の第2部分332に沿って、第1連設部434から上部11に向かって上下方向D1に延びている。この場合、第1縁部431と第2縁部432とが第1連設部434において成す角度θ2は、上述の角度θ1と同様に鈍角である。角度θ2は、例えば90°より大きく且つ150°以下であり、好ましくは95°以上且つ140°以下であり、より好ましくは100°以上且つ130°以下である。図3に示す例において、第2縁部432は、第1連設部434から第2連設部435まで直線状に延びている。
第3縁部433は、中間シール部分33の第3部分333に沿って、第2連設部435から第1側縁13aに向かって左右方向D2に延びている。図3に示す例において、第3縁部433は、第1側縁13aに達するまで直線状に延びている。
次に、第1側部シール部30及び第1非シール部40の寸法について説明する。
図3において、符号W1、W2及びW3はそれぞれ、上側シール部分31の幅、下側シール部分32の幅及び中間シール部分33の幅を表す。中間シール部分33の幅W3は、好ましくは、上側シール部分31の幅W1及び下側シール部分32の幅W2よりも小さい。また、好ましくは、上側シール部分31の幅W1は、下側シール部分32の幅W2よりも大きい。例えば、上側シール部分31の幅W1は、7mm以上且つ15mm以下であり、下側シール部分32の幅W2は、4mm以上且つ10mm以下であり、中間シール部分33の幅W3は、2mm以上且つ6mm以下である。
図3において、符号L1は、上下方向D1における開口縁部41の寸法を表し、符号L2は、上下方向D1における第2縁部432の寸法を表す。好ましくは、第1非シール部40は、上下方向における第1非シール部40の寸法が、第1非シール部40のうちパウチ10の第1側部13の第1側縁13aに重なっている部分、すなわち開口縁部41において最大になるよう構成されている。例えば、開口縁部41の寸法L1は、第2縁部432の寸法L2よりも大きい。これにより、開口縁部41から外部へ蒸気をスムーズに排出することができる。
開口縁部41の寸法L1は、例えば4mm以上且つ30mm以下であり、第2縁部432の寸法L2は、例えば3mm以上且つ25mm以下である。また、開口縁部41の寸法L1と第2縁部432の寸法L2との差は、例えば1mm以上且つ25mm以下である。
次に、第2側部シール部35及び第2非シール部45について、図1及び図4を参照して詳細に説明する。図4は、第2側部シール部35の中間シール部分38及び第2非シール部45を拡大して示す正面図である。
図1及び図4に示すように、第2側部シール部35は、上側シール部分36、下側シール部分37及び中間シール部分38を有する。上側シール部分36は、第2非シール部45からパウチ10の上部11へ向かって第2側部14に沿って延びている。下側シール部分37は、第2非シール部45からパウチ10の下部12へ向かって第2側部14に沿って延びている。中間シール部分38は、収容部18と第2非シール部45との間に位置している。中間シール部分38は、上側シール部分36に連設された一端と、下側シール部分37に連設された他端と、を含む。
第2非シール部45の縁部は、図4に示すように、第1縁部481、第2縁部482、第3縁部483及び開口縁部46を含む。開口縁部46は、第2側部14の第2側縁14aに重なっている。第2縁部482は、第1縁部481に連設された下端と、第3縁部483に連設された上端と、を含み、上下方向D1に延びている。第2非シール部45の第1縁部481は、第1非シール部40の第1縁部431と同一の方向に延びている。また、第2非シール部45の第3縁部483は、第1非シール部40の第3縁部433と同一の方向に延びている。このような形状を有する第2非シール部45は、例えば特開2016-74457号公報に開示されているように、1つの非シール部を切断することにより第1非シール部40と同時に形成される。例えば、搬送方向に沿って延びる、互いに部分的に接合され表面フィルム15、裏面フィルム16及び下部フィルム17を、シール部及び非シール部に沿って切断して複数のパウチ10を製造する際、切断された非シール部の一方が第1非シール部40となり他方が第2非シール部45となる。
図4において、符号W4、W5及びW6はそれぞれ、上側シール部分36の幅、下側シール部分37の幅及び中間シール部分38の幅を表す。好ましくは、上側シール部分36の幅W4は、下側シール部分37の幅W5及び中間シール部分38の幅W6よりも大きい。また、第2側部シール部35の中間シール部分38の幅W6は、上述の第1側部シール部30の中間シール部分33の幅W3よりも大きい。例えば、上側シール部分36の幅W4は、7mm以上且つ15mm以下であり、下側シール部分37の幅W5は、4mm以上且つ10mm以下であり、中間シール部分38の幅W6は、2mm以上且つ14mm以下である。
次に、表面フィルム15及び裏面フィルム16を構成する積層体50の層構成について説明する。図5は、積層体50の層構成の一例を示す断面図である。
積層体50は、基材層51及びシーラント層52を少なくとも含む。図5に示す例においては、基材層51が積層体50の外面50yを構成し、シーラント層52が積層体50の内面50xを構成している。また、積層体50は、基材層51とシーラント層52とを接着する接着層53を更に含んでいてもよい。積層体50の厚みは、例えば60μm以上であり、より好ましくは70μm以上である。また、積層体50の厚みは、例えば110μm以下であり、より好ましくは100μm以下である。
基材層51を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルやナイロンなどのポリアミドや高密度ポリエチレンやポリプロピレンといったポリオレフィンなどのプラスチックを用いることができる。基材層51の厚みは、例えば10μm以上かつ30μm以下である。
シーラント層52を構成する材料としては、例えば、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMMA)や低密度ポリエチレン(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などのポリエチレンやポリプロピレンを用いることができる。シーラント層52の厚みは、例えば40μm以上であり、より好ましくは50μm以上である。また、シーラント層52の厚みは、例えば100μm以下であり、より好ましくは70μm以下である。
積層体50は、基材層51、シーラント層52及び接着層53以外の層を含んでいてもよい。例えば、積層体50は、基材層51とシーラント層52との間に位置する中間層を更に含んでいてもよい。中間層としては、水蒸気その他のガスバリア性、遮光性、各種の機械的強度など、必要とされる性能に応じて、適切なものが選択され得る。
次に、下部フィルム17の層構成について説明する。表面フィルム15の内面及び裏面フィルム16の内面と接合可能な内面を有する限りにおいて、下部フィルム17の層構成は任意である。例えば、表面フィルム15及び裏面フィルム16と同様に、下部フィルム17として上述の積層体50を用いてもよい。若しくは、内面がシーラント層によって構成され、且つ積層体50とは異なる構成のフィルムを、下部フィルム17として用いてもよい。
パウチの製造方法
次に、上述のパウチ10の製造方法について説明する。まず、積層体50からなる表面フィルム15及び裏面フィルム16を準備する。また、表面フィルム15と裏面フィルム16との間に、折り返した状態の下部フィルム17を挿入する。続いて、各フィルムの内面同士をヒートシールして、下部シール部25、第1側部シール部30、第2側部シール部35などのシール部を形成する。また、ヒートシールによって互いに接合されたフィルムを適切な形状に切断して、図1に示すパウチ10を得る。続いて、上部11の開口部を介して内容物をパウチ10に充填する。その後、上部11を上縁11aに沿ってヒートシールして上部シール部20を形成する。このようにして、図6に示すように、内容物が収容され封止されたパウチ10を得ることができる。
パウチの開封方法
次に、上述のパウチ10を開封する方法について説明する。まず、下部12を下にしてパウチ10を自立させた状態で、パウチ10を電子レンジの内部に載置する。次に、電子レンジを利用して内容物を加熱する。これによって、内容物の温度が高くなり、これに伴って、内容物に含まれる水分が蒸発して収容部18の圧力が高まる。
収容部18の圧力が高くなると、図6において符号18aが付された一点鎖線で示すように、パウチ10が収容部18の中心点Cを中心として、例えば円形状に膨らんでいく。このため、シール部の各位置には、中心点Cからシール部に向かう方向の力が加わる。シール部の各位置に加わる力は、中心点Cとの間の距離が小さいほど大きくなる。ここで本実施の形態においては、第1側部シール部30が、下側シール部分32の内縁32aよりも第2側部14側に位置する中間シール部分33を含む。従って、中間シール部分33に加わる力Fは、上側シール部分31及び下側シール部分32に加わる力よりも大きい。
なお、収容部18の中心点Cは、上部シール部20の内縁20aの中間点Y1と下部シール部25の内縁25aの中間点Y2とを結ぶ線分の中間点として定義される。図6において、符号H1は、上部シール部20の内縁20aの中間点Y1から下部シール部25の内縁25aの中間点Y2までの、上下方向D1における距離を表す。また、符号H2は、収容部18の中心点Cから中間シール部分33の第1連設部334までの、上下方向D1における距離を表す。距離H2は、例えば0.05×H1以上且つ0.5×H1以下である。
中間シール部分33に力Fが加わると、中間シール部分33の剥離が進行する。中間シール部分33の剥離は、まずは、例えば第1連設部334の近傍において第1部分331及び第2部分332において進行する。図7は、中間シール部分33の剥離が第1非シール部40の第1連設部434にまで達して連通口44が形成された様子を示す図である。
ところで、図7に示す状態においては、中間シール部分33のうち第1非シール部40の縁部にまで剥離が達した部分が少なく、このため、中間シール部分33の剥離部分を通って収容部18から第1非シール部40に抜けることができる蒸気の量も少ない。収容部18の内部で生じた蒸気をより早期に外部へ排出し、収容部18の内部の圧力を低下させるためには、中間シール部分33の剥離を更に進行させることが好ましい。
ここで本実施の形態においては、中間シール部分33の第1部分331が、第1連設部334から第1側縁13aに向かうにつれて下部12側へ変位するように延びている。このため、第1部分331が左右方向D2に延びている場合に比べて、収容部18の中心点Cから第1部分331に向かう力Fの方向と第1部分331の内縁が延びる方向とが成す角度θ3を90°に近づけることができる。これにより、第1部分331の全体に効果的に力Fを加えることができるので、図8に示すように、第1部分331の剥離の進行を促進することができる。このことにより、中間シール部分33の剥離によって収容部18と第1非シール部40との間に形成される連通口44の寸法を早期に大きく確保することができる。これにより、収容部18の内部が高圧且つ高温に保たれる時間を短くすることができるので、加熱中に表面フィルム15、裏面フィルム16、下部フィルム17などが損傷することを抑制することができる。角度θ3は、例えば0°以上且つ90°以下である。
また、本実施の形態においては、中間シール部分33の第2部分332が、第1連設部334から上部11に向かって上下方向D1に延びている。このため、第2部分332が第1側部13側へ傾斜するように延びている場合に比べて、収容部18の中心点Cから第2部分332に向かう力Fの方向と第2部分332の内縁が延びる方向とが成す角度θ4を90°に近づけることができる。これにより、第2部分332の全体に効果的に力Fを加えることができるので、第1部分331の場合と同様に、第2部分332の剥離の進行を促進することができる。角度θ4は、例えば0°以上且つ90°以下である。
図9は、収容部18と第1非シール部40との間に形成された連通口44を蒸気が通る様子を示す図である。符号T1は、図6及び図9に示すように、収容部18の中心点Cからシール部に向かって流れる蒸気を表す。また、符号T2は、収容部18内部での対流の後に上部11側から第1非シール部40に向かって流れる蒸気を表す。
本実施の形態によれば、連通口44の寸法を大きく確保することができるので、収容部18から第1非シール部40に流入する蒸気T1が受ける抵抗を低減することができる。また、第1非シール部40の第1縁部431が、第1連設部434から第1側縁13aに向かうにつれて下部12側へ変位するように延びている。このため、第1縁部431が左右方向D2に延びる場合に比べて、上下方向D1における開口縁部41の寸法L1を大きく確保することができる。このことにより、第1非シール部40から開口縁部41を通ってパウチ10の外部に排出される蒸気T1が受ける抵抗を低減することができる。これにより、第1非シール部40において蒸気が滞留して開口縁部41が閉塞してしまうことを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、第1非シール部40の第1縁部431が、第1連設部434から第1側縁13aに向かうにつれて下部12側へ変位するように延びている。このため、第1縁部431が左右方向D2に延びている場合に比べて、上部11側から第1非シール部40に流入した蒸気T2を、第1縁部431に沿ってスムーズに開口縁部41に導くことができる。これにより、第1非シール部40において蒸気が滞留して開口縁部41が閉塞してしまうことを抑制することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
第1の変形例
上述の実施の形態においては、中間シール部分33の第2部分332が、第1連設部334から上部11に向かって上下方向D1に延びている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば図10に示すように、中間シール部分33の第2部分332は、第1連設部334から上部11に向かうにつれて第2側部14側へ変位するように延びていてもよい。この場合も、第1部分331及び第2部分332が第1連設部334において成す角度θ1は、鈍角である。角度θ1は、上述の実施の形態の場合と同様に、例えば90°より大きく且つ150°以下であり、好ましくは95°以上且つ140°以下であり、より好ましくは100°以上且つ130°以下である。
本変形例においても、収容部18に蒸気が発生することにより生じる力を第2部分332の全体に効果的に加えることができるので、第2部分332の剥離の進行を促進することができる。このことにより、中間シール部分33の剥離によって収容部18と第1非シール部40との間に形成される連通口44の寸法を早期に大きく確保することができる。
第2の変形例
上述の実施の形態又は第1の変形例においては、中間シール部分33の第2部分332が、第1連設部334から上部11に向かって上下方向D1に延びるか、又は、第1連設部334から上部11に向かうにつれて第2側部14側へ変位するように延びる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば図11に示すように、中間シール部分33の第2部分332は、上下方向D1に延びる部分、及び、上部11に向かうにつれて第2側部14側へ変位するように延びる部分の両方を含んでいてもよい。図11に示す例において、第2部分332は、第1連設部334から上部11に向かうにつれて第2側部14側へ変位するように延びる部分と、当該部分から第2連設部335まで上下方向D1に延びる部分と、を含む。
第3の変形例
上述の実施の形態においては、中間シール部分33の第3部分333が、第2連設部335から第1側縁13aに向かって左右方向D2に延びている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば図12に示すように、中間シール部分33の第3部分333は、第2連設部335から第1側縁13aに向かうにつれて上部11側へ変位するように延びていてもよい。この場合、第1非シール部40の第3縁部433も同様に、第3部分333に沿って、第2連設部435から第1側縁13aに向かうにつれて上部11側へ変位するように延びていてもよい。
第4の変形例
上述の実施の形態においては、中間シール部分33が、上側シール部分31から収容部18側(第2側部14側)へ張り出した第3部分333を含む例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば図13に示すように、中間シール部分33が第3部分333を含んでいなくてもよい。例えば、第1連設部334から上部11に向かって延びる第2部分332が上側シール部分31に連接されていてもよい。
第5の変形例
上述の実施の形態においては、中間シール部分33の第1部分331が、第1連設部334から下側シール部分32まで直線状に延びる例を示した。しかしながら、第1部分331が第1連設部334から第1側縁13aに向かうにつれて下部12側へ変位する限りにおいて、第1部分331の形状は、図14に示すように曲線状であってもよい。
図14に示す例において、第1部分331は、第1非シール部40に向かって凸となるよう湾曲している。これにより、第1部分331全体が、パウチ10を加熱した時に生じる、収容部18の中心点Cから第1部分331に向かう力をより効果的に受けることができる。
図示はしないが、第1部分331は、収容部18の中心点Cに向かって凸となるよう湾曲していてもよい。これにより、中心点Cから第1部分331の湾曲部に向かう力を、第1部分331がより効果的に受けることができる。具体的には、まず、第1部分331の湾曲部の頂点に力が加わり、その後、第1部分331の湾曲部全体に力が伝わり、第1部分331の湾曲部の剥離が進行する、という順で、第1部分331の剥離を実現することができる。
第6の変形例
上述の実施の形態においては、中間シール部分33の第1部分331が、第1連設部334から第1側縁13aに向かって延び、そして下側シール部分32に連設されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば図15に示すように、中間シール部分33は、第1部分331と下側シール部分32との間に位置する第4部分336を更に含んでいてもよい。図15に示す例において、第4部分336は、第1部分331との連設部分から第1側縁13aに向かって左右方向D2に延び、そして下側シール部分32に連接されている。この場合、図15に示すように、第1非シール部40の内縁は、中間シール部分33の第4部分336に沿って左右方向D2に延びて第1側縁13aに達する第4縁部436を更に含んでいてもよい。
第7の変形例
上述の実施の形態においては、パウチ10が、表面フィルム15、裏面フィルム16及び下部フィルム17を備えるガセットタイプのパウチである例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図16に示すように、パウチ10が、表面フィルム15及び裏面フィルム16を備える、いわゆる平パウチであってもよい。この場合、中間シール部分33が収容部18の中心点Cよりも鉛直方向において上方に位置するようパウチ10の姿勢が維持された状態で、パウチ10が電子レンジにより加熱される。例えば、パウチ10が、図示しない紙製の箱に収容された状態で販売される場合、箱を用いてパウチ10を所定の姿勢に維持することができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 パウチ
11 上部
12 下部
13 第1側部
13a 第1側縁
14 第2側部
14a 第2側縁
15 表面フィルム
16 裏面フィルム
17 下部フィルム
18 収容部
20 上部シール部
25 下部シール部
30 第1側部シール部
31 上側シール部分
32 下側シール部分
33 中間シール部分
331 第1部分
332 第2部分
333 第3部分
334 第1連設部
335 第2連設部
336 第4部分
35 第2側部シール部
36 上側シール部分
37 下側シール部分
38 中間シール部分
40 第1非シール部
41 開口縁部
431 第1縁部
432 第2縁部
433 第3縁部
434 第1連設部
435 第2連設部
436 第4縁部
45 第2非シール部
50 積層体
50x 内面
50y 外面
51 基材層
52 シーラント層
53 接着層

Claims (4)

  1. 内容物を収容する収容部が表面フィルムと裏面フィルムとの間に画成されたパウチであって、
    前記パウチの第1側部に位置し、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面とを接合する第1側部シール部と、
    前記パウチの前記第1側部に対向する第2側部に位置し、前記第1側部シール部との間に前記収容部を画成する第2側部シール部と、
    前記第1側部シール部及び前記第2側部シール部に連設された下部シール部と、
    前記パウチの上部寄りに位置し、前記第1側部シール部によって前記収容部から隔離された第1非シール部であって、前記パウチの前記第1側部の第1側縁に達するよう広がる第1非シール部と、を備え、
    前記第1側部シール部は、前記第1非シール部から前記パウチの上部へ向かって前記第1側部に沿って延びる上側シール部分と、前記第1非シール部から前記パウチの下部へ向かって前記第1側部に沿って延びる下側シール部分と、一端が前記上側シール部分に連設され、他端が前記下側シール部分に連設され、前記収容部と前記第1非シール部との間において前記パウチの上部寄りに1つだけ位置する中間シール部分と、を有し、
    前記上側シール部分の幅は、前記下側シール部分の幅よりも大きく、
    前記中間シール部分は、前記下側シール部分寄りに位置する第1連設部(334)において連設された第1部分及び第2部分であって、互いに異なる方向に延びる第1部分及び第2部分を少なくとも含み、
    前記第1部分は、前記第1連設部(334)から前記パウチの前記第1側縁に向かうにつれて前記パウチの下部側へ変位するように延びており、
    前記第2部分は、前記第1連設部(334)から前記パウチの上部に向かって延びており、又は、前記第1連設部(334)から前記パウチの上部に向かうにつれて前記第2側部側へ変位するように延びており、
    前記第1非シール部は、前記中間シール部分の前記第1部分に沿って延びる第1縁部と、前記中間シール部分の前記第2部分に沿って延び、第1連設部(434)において前記第1縁部に連設された第2縁部と、を含み、
    前記第2縁部は、前記第1連設部(434)において前記第1縁部との間で90°より大きく且つ150°以下の角度を成すよう直線状に延びている、パウチ。
  2. 内容物を収容する収容部が表面フィルムと裏面フィルムとの間に画成されたパウチであって、
    前記パウチの第1側部に位置し、前記表面フィルムの内面と前記裏面フィルムの内面とを接合する第1側部シール部と、
    前記パウチの前記第1側部に対向する第2側部に位置し、前記第1側部シール部との間に前記収容部を画成する第2側部シール部と、
    前記第1側部シール部及び前記第2側部シール部に連設された下部シール部と、
    前記パウチの上部寄りに位置し、前記第1側部シール部によって前記収容部から隔離された第1非シール部であって、前記パウチの前記第1側部の第1側縁に達するよう広がる第1非シールと、を備え、
    前記第1側部シール部は、前記第1非シール部から前記パウチの上部へ向かって前記第1側部に沿って延びる上側シール部分と、前記第1非シール部から前記パウチの下部へ向かって前記第1側部に沿って延びる下側シール部分と、一端が前記上側シール部分に連設され、他端が前記下側シール部分に連設され、前記収容部と前記第1非シール部との間において前記パウチの上部寄りに1つだけ位置する中間シール部分と、を有し
    前記上側シール部分の幅は、前記下側シール部分の幅よりも大きく、
    前記中間シール部分は、前記下側シール部分寄りに位置する第1連設部(334)において鈍角を成すよう連設された第1部分及び第2部分を少なくとも含み、
    前記第1非シール部は、前記中間シール部分の前記第1部分に沿って延びる第1縁部と、前記中間シール部分の前記第2部分に沿って延び、第1連設部(434)において前記第1縁部に連設された第2縁部と、を含み、
    前記第2縁部は、前記第1連設部(434)において前記第1縁部との間で90°より大きく且つ150°以下の角度を成すよう直線状に延びている、パウチ。
  3. 前記第1非シール部の前記第1縁部及び前記第2縁部が、直線状に延びている、請求項1又は2に記載のパウチ。
  4. 前記中間シール部分の前記第1部分及び前記第2部分が、直線状に延びている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のパウチ。
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