JP7306150B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、原稿の画像情報を読み取る画像読取手段と、画像記憶部と、前記画像読取手段で読み取った読取画像を2値化し作業用画像を生成する2値化手段と、該作業用画像を走査して黒画素の連続数が閾値以下であれば、当該黒画素を白画素に変更するローパスフィルター手段と、該ローパスフィルター手段で処理された前記作業用画像内にある連続した一塊の画像領域の特徴量として、少なくとも該一塊の画像領域の面積及び周囲長を検出する特徴量検出手段と、該特徴量検出手段が検出した該一塊の画像領域の周囲長が第1の所定の上下限範囲内にあり、該一塊の画像領域の面積が第2の所定の上下限範囲内にあり、かつ該一塊の画像領域の周囲長と該一塊の画像領域の面積に基づき算出される円形度が円形度閾値以上であるとき、該一塊の画像領域を穴の画像であると判断する原稿穴検出手段と、前記ローパスフィルター手段で処理された前記作業用画像から前記原稿穴検出手段で検出された穴の画像以外を消去する穴画像作成手段と、該穴画像作成手段で作成された画像に基づいて、前記画像読取手段で読み取った画像の穴部分を消去する穴消去手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置が開示されている。
特許第4606203号
スキャンやコピーで、パンチ穴が開けられた文書の画像を読み取ると、パンチ穴の影やパンチ穴を通して映り込んだ文書の背面にある画像など、パンチ穴に起因する画像が、読取画像に含まれることになる。
従来、文書の読取画像から、パンチ穴に起因する画像を除去する場合には、パンチ穴に起因する画像が有する特徴量に対する閾値を決めて、特徴量が閾値以上である、パンチ穴に起因する画像を検知し、検知された画像を除去する画像処理が行われる。
本発明の目的は、パンチ穴確度が第1閾値以上の画像を除去する画像処理を行い、かつ、パンチ穴確度が第1閾値未満の画像に対し前記画像処理を行う場合に比較して、パンチ穴の画像であるにも拘わらずパンチ穴の画像でないと認識され、パンチ穴の画像に固有の処理である画像の除去が行われないとの未検知、及び、パンチ穴の画像でないにも拘わらず、パンチ穴の画像であると認識され、前記固有の処理である画像の除去が行われるとの誤検知の少なくとも一方を低減する情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することである。
第1態様に係る情報処理装置は、文書の読取画像を構成する複数の部分画像から、パンチ穴画像であるか否かのパンチ穴確度が第1閾値未満であり、かつ、前記第1閾値より小さい第2閾値以上であるパンチ穴候補部分画像を検知する検知部と、前記パンチ穴候補部分画像を表示し、かつ、当該パンチ穴候補部分画像に画像処理を施すか否かの指示をユーザから受け付ける受付部と、前記受付部が、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施すべき指示を受け付けたとき、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施す画像処理部と、を含む。
第2態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記検知部は、前記複数の部分画像から、前記パンチ穴確度が前記第1閾値以上であるパンチ穴部分画像を検知し、前記画像処理部は、前記パンチ穴部分画像について、当該パンチ穴部分画像に含まれる、前記パンチ穴画像を除去する第1の画像処理を施し、前記ユーザから前記指示を受けたパンチ穴候補部分画像である要処理部分画像について、当該要処理部分画像に含まれる、疑似パンチ穴画像を除去する第2の画像処理を施す。
第3態様に係る情報処理装置は、第2態様に係る情報処理装置において、前記画像処理部は、前記第1の画像処理として、前記パンチ穴画像を、前記パンチ穴部分画像を代表する色で塗り潰すことを行う。
第4態様に係る情報処理装置は、第2態様に係る情報処理装置において、前記画像処理部は、前記第2の画像処理として、前記要処理部分画像にエッジ検出を施し、検出されたエッジにより規定される前記疑似パンチ穴画像を、前記要処理部分画像を代表する色で塗り潰すことを行う。
第5態様に係る情報処理装置は、第1態様から第4態様までのいずれかの態様に係る情報処理装置において、前記受付部は、前記パンチ穴候補部分画像を、当該パンチ穴候補部分画像が有する特徴に基づき、グルーピングして表示する。
第6態様に係る情報処理装置は、第5態様に係る情報処理装置において、前記受付部は、前記特徴として、前記読取画像における第1の座標軸における第1の座標、前記第1の座標軸と交差する第2の座標軸における第2の座標、及び前記疑似パンチ穴画像の面積の少なくとも1つを用いる。
第7態様に係る情報処理装置は、第5態様または第6態様に係る情報処理装置において、前記受付部は、前記パンチ穴候補部分画像を縮小して表示する。
第8態様に係る情報処理装置は、第5態様から第7態様までのいずれかの態様に係る情報処理装置において、前記受付部は、前記パンチ穴候補部分画像について、前記グルーピングの解除である分割を行って表示する。
第9態様に係る情報処理装置は、第1態様から第8態様までのいずれかの態様に係る情報処理装置において、前記受付部は、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施すべき指示を与えないための非選択ボタンを表示する。
第10態様に係る情報処理装置は、第1態様から第9態様までのいずれかの態様に係る情報処理装置において、前記受付部は、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施すべき指示を与えるための選択ボタンを表示する。
第11態様に係る情報処理装置は、第5態様から第8態様までのいずれかの態様に係る情報処理装置において、前記受付部は、前記グルーピングされたパンチ穴候補部分画像に、前記画像処理を施すべき指示を一括して与えるための選択ボタン、及び、前記画像処理を施すべき指示を一括して与えないための非選択ボタンを表示する。
第12態様に係る情報処理装置は、第1態様から第11態様までのいずれかの態様に係る情報処理装置において、前記第1閾値及び前記第2閾値は、前記読取画像の種類に応じて異なる。
第13態様に係る情報処理装置は、第12態様に係る情報処理装置において、前記読取画像が、前記パンチ穴画像の位置が予め定められた定形文書以外の非定形文書であるときの前記第1閾値及び前記第2閾値は、前記読取画像が、前記定形文書であるときの前記第1閾値及び前記第2閾値より、それぞれ、小さい。
第14態様に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、文書の読取画像を構成する複数の部分画像から、パンチ穴画像であるか否かのパンチ穴確度が第1閾値未満であり、かつ、前記第1閾値より小さい第2閾値以上であるパンチ穴候補部分画像を検知する検知工程と、前記パンチ穴候補部分画像を表示し、かつ、当該パンチ穴候補部分画像に画像処理を施すか否かの指示をユーザから受け付ける表示工程と、前記ユーザから、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施すべき指示を受けたとき、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施す処理工程と、を実行させる。
第1態様に係る情報処理装置、及び、第14態様に係る情報処理プログラムによれば、パンチ穴の画像であるにも拘わらずパンチ穴の画像でないと認識し、パンチ穴の画像に固有の処理を施さないとの未検知、及び、パンチ穴の画像でないにも拘わらず、パンチ穴の画像であると認識し、前記固有の処理を施すとの誤検知の少なくとも一方を低減することができる。
第2態様に係る情報処理装置によれば、読取画像におけるパンチ穴画像及び疑似パンチ穴画像を視認し難くすることができる。
第3態様に係る情報処理装置によれば、パンチ穴画像を不特定の色で塗り潰すことと比較して、パンチ穴画像をより視認し難くすることができる。
第4態様に係る情報処理装置によれば、疑似パンチ穴画像を不特定の色で塗り潰すことと比較して、疑似パンチ穴画像をより視認し難くすることができる。
第5態様に係る情報処理装置によれば、パンチ穴候補部分画像毎に行うことと比較して、ユーザが、パンチ穴候補部分画像に画像処理を施すべき指示を容易に行うことができる。
第6態様に係る情報処理装置によれば、第1の座標軸、第2の座標軸、及び疑似パンチ穴画像の面積の少なくとも1つである特徴を用いたグルーピングがされないことと比較して、ユーザは、パンチ穴候補部分画像に画像処理を施すべきか否かを容易に判断することができる。
第7態様に係る情報処理装置によれば、パンチ穴部分画像が縮小して表示されないことと比較して、ユーザは、複数のパンチ穴候補部分画像の全部を容易に視認することができる。
第8態様に係る情報処理装置によれば、グルーピングして表示されることと比較して、ユーザは、グルーピングの下で画像処理を施すべきか否かの指示を行うことが煩雑であるとき、パンチ穴候補部分画像に画像処理を施すべきか否かの指示を容易に行うことができる。
第9態様に係る情報処理装置によれば、パンチ穴候補部分画像と併せて非選択ボタンが表示されないことと比較して、ユーザは、パンチ穴候補部分画像を選択しないことを容易に行うことができる。
第10態様に係る情報処理装置によれば、パンチ穴候補部分画像と併せて選択ボタンが表示されないことと比較して、ユーザは、パンチ穴候補部分画像を選択することを容易に行うことができる。
第11態様に係る情報処理装置によれば、パンチ穴候補部分画像と併せて選択ボタンが表示されないことと比較して、ユーザは、パンチ穴候補部分画像を一括して選択することを容易に行うことができ、また、パンチ穴候補部分画像と併せて選択ボタンが表示されないことと比較して、ユーザは、パンチ穴候補部分画像を一括して選択しないことを容易に行うことができる。
第12態様に係る情報処理装置によれば、検知部は、読取画像の種類が異なることに起因して部分画像をパンチ穴候補部分画像に検知することに失敗するという事態を回避することができる。
第13態様に係る情報処理装置によれば、非定形文書の第1閾値及び第2閾値が定形文書の第1閾値及び第2閾値と同一であるときと比較して、検知部は、非定形文書の読取画像中の部分画像をパンチ穴候補部分画像に検知することを精度高く行うことができる。
実施形態の情報処理装置の構成を示す。 実施形態の記憶媒体が記憶する対象を示す。 実施形態の情報処理装置の機能ブロック図である。 (A)は、実施形態のパンチ穴画像を示し、(B)~(E)は、実施形態の疑似パンチ穴画像を示す。 実施形態の情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態の部分画像の切り出しの動作を示す。 実施形態の部分画像の抽出の動作を示す。 実施形態のテンプレート・マッチングを示す。 (A)は、実施形態の抽出部分画像を示し、(B)は、実施形態のエッジ検出及び2値化を示し、(C)は、実施形態のハフ変換を示す。 実施形態の抽出部分画像の分類を示すサブルーチンである。 実施形態のパンチ穴部分画像、パンチ穴候補部分画像、及び、非パンチ穴部分画像を示す。 実施形態における、文書の種類と、第1閾値及び第2閾値との関係を示す。 実施形態の読取画像を示す。 実施形態のパンチ穴候補部分画像のプレビュー表示を示す。 実施形態のパンチ穴候補部分画像のプレビュー表示(グルーピング)を示す。 実施形態のパンチ穴候補部分画像のプレビュー表示(分割)を示す。 実施形態の他の読取画像を示す。 (A)は、実施形態のグルーピングされた一のグループのパンチ穴候補部分画像を示し、(B)は、実施形態のグルーピングされた他のグループのパンチ穴候補部分画像を示す。 実施形態の画像処理を示すサブルーチンである。 (A)は、実施形態のパンチ穴部分画像を示し、(B)は、実施形態のパンチ穴部分画像に施す第1の画像処理を示す。 (A)は、実施形態の要処理部分画像を示し、(B)は、実施形態の要処理部分画像のエッジ検出を示し、(C)は、実施形態の要処理部分画像に施す第2の画像処理を示す。
〈実施形態1〉
以下、本発明に係る情報処理装置の実施形態について説明する。
〈実施形態1の構成〉
図1は、実施形態の情報処理装置の構成を示す。以下、実施形態の情報処理装置について図1を参照して説明する。
実施形態の情報処理装置1は、まず、スキャナの機能により読み取られた、A4用紙及びB5用紙等に印刷された画像である「読取画像YG」(例えば、図4に図示。)から複数の「抽出部分画像TB」(例えば、図11に図示。)を得る。情報処理装置1は、次に、前記複数の「抽出部分画像TB」のうち、パンチ穴の画像である「パンチ穴画像PG」(例えば、図4(A)に図示。)を含む「パンチ穴部分画像PB」(例えば、図11に図示。)に第1の画像処理を行う。情報処理装置1は、また、パンチ穴に似た画像である「疑似パンチ穴画像GPG」(例えば、図4(B)~(E)に図示。)を含む「パンチ穴候補部分画像PKB」(例えば、図11に図示。)のうち選択されたものである「要処理部分画像YB」(例えば、図21に図示。)に第2の画像処理を行う。情報処理装置1は、また、パンチ穴でない画像である「非パンチ穴画像HPG」(例えば、図11に図示。)を含む「非パンチ穴部分画像HPB」(図11に図示。)に何らの処理を行わない。
情報処理装置1は、上記した動作を行うべく、図1に示されるように、入力部2と、CPU(Central Processing Unit)3と、出力部4と、記憶媒体5と、メモリ6と、を含む。入力部2は、例えば、キーボード、マウスから構成される。CPU3は、プロセッサの一例であり、ソフトウェアに従ってハードウェアを動作させる、よく知られたコンピュータの中核である。出力部4は、例えば、入力機能を備えたタッチパネル式の液晶モニターから構成される。記憶媒体5は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)、ROM(Read Only Memory)から構成される。メモリ6は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)から構成される。
図2は、実施形態の記憶媒体が記憶する対象を示す。記憶媒体5は、図2に示されるように、第1閾値TH1、第2閾値TH2、複数のパンチ穴部分画像PB、複数の要処理部分画像YB、及び、プログラムPRを記憶する。
第1閾値TH1及び第2閾値TH2は、上記した複数の抽出部分画像TBを、パンチ穴部分画像PB、パンチ穴候補部分画像PKB、及び、非パンチ穴部分画像HPBに分類(検知)するために用いられる。
記憶媒体5には、上記した分類を進める過程で、パンチ穴部分画像PB、要処理部分画像YBが順次、格納される。ここで、要処理部分画像YBは、パンチ穴候補部分画像PKBのうち、情報処理装置1のユーザにより、第2の画像処理を要するとして選択されたものをいう。
記憶媒体5に記憶されたプログラムPRには、CPU3が実行すべき処理の内容が予め規定されている。
図3は、実施形態の情報処理装置の機能ブロック図である。
情報処理装置1は、図3に示されるように、切出部10と、抽出部11と、算出部12と、分類部13と、表示部14と、選択部15と、塗潰部16と、制御部17と、記憶部18と、を含む。ここで、分類部13は、『検知部』の一例である。また、表示部14は、『受付部』の一例である。また、塗潰部16は、『画像処理部』の一例である。
情報処理装置1における、ハードウェアの構成と機能的構成との関係については、ハードウェア上で、CPU3が、記憶媒体5に記憶されたプログラムPRを、メモリ6を用いつつ実行すると共に、必要に応じて、入力部2及び出力部4の動作を制御することにより、切出部10、抽出部11、算出部12、分類部13、表示部14、選択部15、塗潰部16、及び制御部17の各部の機能を実現する。各部の機能については、後述する。
図4は、実施形態のパンチ穴画像、及び疑似パンチ穴画像を示す。
パンチ穴画像PGは、図4(A)に示されるように、A4用紙及びB5用紙等の読取画像YGにおける、2穴のパンチ穴、または、ルーズリーフのパンチ穴であることが明らかである画像である。
疑似パンチ穴画像GPGは、図4(B)に示されるように、読取画像YGにおける、本来、パンチ穴であると認識されるべきであるにも拘わらず、一部が切り欠けていることから、パンチ穴であることが明らかでない画像であり、また、図4(C)に示されるように、本来、パンチ穴であると認識されるべきであるにも拘わらず、2つの穴が部分的に重複して施されたことから、パンチ穴であることが明らかでない画像である。
疑似パンチ穴画像GPGは、また、図4(D)、(E)に示されるように、本来、パンチ穴でないと認識されるべきであるにも拘わらず、パンチ穴の大きさと同様の大きさの穴の輪郭を有する文字(例えば、アルファベットのa、数字の0)であることから、パンチ穴でないことが明らかでない画像である。
〈実施形態1の動作〉
図5は、実施形態の情報処理装置の動作を示すフローチャートである。以下、実施形態の情報処理装置の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1:CPU3は、切出部10として、図6に示されるように、読取画像YG中でテンプレートTP(あらかじめ定められた大きさの矩形)を移動させつつ、当該テンプレートTPに対応する部分の画像を切り出すことにより、即ち、取得することにより、複数の取得部分画像SBを生成する。
ステップS2:CPU3は、抽出部11として、複数の取得部分画像SBの中から、図7に示されるように、取得部分画像SBの中心点CEから予め定められた半径(例えば、パンチ穴の半径)で規定される円領域CR内に、パンチ穴の形状またはパンチ穴に似た形状を示す画素が集中している取得部分画像SBを抽出する。以下、抽出された取得部分画像を「抽出部分画像TB」という。
ステップS3:CPU3は、算出部12として、複数の抽出部分画像TBの各々に含まれる画像が、パンチ穴画像PGであるか、疑似パンチ穴画像GPGであるか、非パンチ穴画像HPGであるかを推定すべく、パンチ穴画像であるか否かを示す確度(以下、「パンチ穴確度AC」という。)を算出する。ここで、CPU3は、複数の抽出部分画像TBの各々のパンチ穴確度ACを、従来知られたテンプレート・マッチング、または、他の方法を用いて行う。テンプレート・マッチングは、例えば、SSD(Sum of Squared Difference)、SAD(Sum of Absolute Difference)、または、NCC(Normalized Cross-Correlation)である。他の方法は、例えば、エッジ検出、二値化、及びハフ変換の組み合わせである。
図8は、実施形態のテンプレート・マッチングを示す。CPU3は、図8に示されるように、パンチ穴の穴径の大きさを有するテンプレートTEを用いて、複数の抽出部分画像TBの各々に含まれ得る画像と一致する度合いを算出する。ここで、複数の抽出部分画像TBの各々に含まれ得る画像とは、パンチ穴画像PG、疑似パンチ穴画像GPG、非パンチ穴画像HPGのいずれかをいう。また、複数の抽出部分画像TBの各々に含まれ得る画像と一致する度合いとは、例えば、テンプレートTE及び抽出部分画像TB間での、全画素の累積二乗誤差をいうが、これに限られるものではない。
上記したような、図6に示されるテンプレートTP、及び、図8に示されるテンプレートTEという、2つの異なるテンプレートを用いることに代えて、テンプレートTPの機能及びテンプレートTEの機能を備える1つのテンプレート(図示せず。)を用いることにより、上記した切り出し及び上記した抽出を同時に行ってもよい。
図9(A)は、実施形態の抽出部分画像を示し、図9(B)は、実施形態のエッジ検出及び2値化示し、図9(C)は、実施形態のハフ変換を示す。CPU3は、図9(A)に示される抽出部分画像TBについて、図9(B)に示されるように、抽出部分画像TB中に含まれる内容(文字、図形等)のエッジを検出し、かつ、2値化する。次に、図9(C)に示されるように、ハフ変換を施すことにより、円形状ENを見つけ出した後、見つけ出された円形状EN内の画素数を計数する。
図5に戻り、情報処理装置の動作について、引き続き説明する。
ステップS4:CPU3は、分類部13として、複数の抽出部分画像TBを、複数の抽出部分画像TBのパンチ穴確度ACに基づき、(1)パンチ穴部分画像PB、(2)パンチ穴候補部分画像PKB、(3)非パンチ穴部分画像HPBに分類する。
図10は、実施形態の抽出部分画像の分類を示すサブルーチンである。図11は、実施形態のパンチ穴部分画像、パンチ穴候補部分画像、及び、非パンチ穴部分画像を示す。以下、抽出部分画像の分類について、図10及び図11を参照して説明する。なお、図10の処理は、複数の抽出部分画像TBの各々について実行される。
ステップS10:CPU3は、抽出部分画像TBのパンチ穴確度ACが、第1閾値TH1以上であるか否かを判断する。
ステップS11:CPU3は、ステップS10で「Y(はい)」のとき、抽出部分画像TBが、図11に示される、パンチ穴画像PGを含むパンチ穴部分画像PBであると認識する。
ステップS12:CPU3は、ステップS10で「N(いいえ)」のとき、抽出部分画像TBのパンチ穴確度ACが、第2閾値TH2以上であるか否かを判断する。
ステップS13:CPU3は、ステップS12で「Y(はい)」のとき、抽出部分画像TBが、図11に示される、疑似パンチ穴画像GPGを含むパンチ穴候補部分画像PKBであると認識する。
ステップS14:CPU3は、ステップS12で「N(いいえ)」のとき、抽出部分画像TBが、図11に示される、非パンチ穴画像HPGを含む非パンチ穴部分画像HPBであると認識する。
図12は、実施形態における、文書の種類と、第1閾値及び第2閾値との関係を示す。
一般的に、文書(書類)の形状、大きさ等という文書の種類の如何により、文書におけるパンチ穴が施される位置、個数、間隔等が異なる。従って、上記した抽出部分画像TBの分類に用いられる第1閾値TH1及び第2閾値TH2は、文書の種類に応じて異ならせることが望ましい。詳しくは、非定形文書におけるパンチ穴候補部分画像PKBを漏れなく認識すべき観点からは、非定形文書についての第1閾値TH1(例えば、75%)及び第2閾値TH2(例えば、40%)を、定形文書についての第1閾値TH1(例えば、90%)及び第2閾値TH2(例えば、48%)より、それぞれ、小さく設定することが望ましい。
図5に戻り、情報処理装置1の動作について、引き続き説明する。
図13は、実施形態の読取画像を示す。図14は、実施形態のパンチ穴候補部分画像のプレビュー表示を示す。
ステップS5:CPU3は、表示部14及び選択部15として、図13に示される読取画像YGから得られた複数のパンチ穴候補部分画像PKB1、PKB2、PKB3を、図14に示されるように、出力部4のプレビュー画面PREにプレビュー表示する。
CPU3は、パンチ穴候補部分画像PKB1、PKB2、PKB3をプレビュー表示するとき、ボタンBT1、BT2、BT3、BT4を併せて表示し、即ち、重畳的に表示する。より詳しくは、CPU3は、パンチ穴候補部分画像PKB1、PKB2、PKB3の各々を別々に「選択する」旨を示す「〇」印ボタンBT1を表示する。CPU3は、また、パンチ穴候補部分画像PKB1、PKB2、PKB3を「選択しない(非選択)」旨を示す「×」印ボタンBT2を表示する。CPU3は、また、上記した「選択する」旨又は「選択しない」旨を「実行する」ための「実行」印ボタンBT3を表示する。CPU3は、また、上記した「選択する」旨又は「選択しない」旨を「キャンセルする」ための「キャンセル」ボタンBT4を表示する。ここで、「〇」印ボタンBT1は、「選択ボタン」の一例である。また、「×」印ボタンBT2は、「非選択ボタン」の一例である。
ステップS6:複数のパンチ穴候補部分画像PKBがプレビュー表示されると、情報処理装置1のユーザは、複数のパンチ穴候補部分画像PKBの中から、ユーザが第2の画像処理を施すべきであると考える要処理部分画像YBを選択する。CPU3は、選択部15として、ユーザの選択を受け付ける。
情報処理装置1のユーザが、例えば、(1)パンチ穴候補部分画像PKB1を要処理部分画像YBとして「選択する」ことを希望し、(2)パンチ穴候補部分画像PKB2を要処理部分画像YBとして「選択しない」ことを希望し、(3)パンチ穴候補部分画像PKB3を要処理部分画像YBとして「選択しない」ことを希望することを想定する。このとき、ユーザは、(1)パンチ穴候補部分画像PKB1の「〇」印ボタンBT1をクリックし、(2)パンチ穴候補部分画像PKB2の「×」印ボタンBT2をクリックし、(3)パンチ穴候補部分画像PKB3の「×」印ボタンBT2をクリックした後に、「実行」ボタンB3をクリックする。当該クリックの動作に応答して、CPU3は、パンチ穴候補部分画像TB1のみを、要処理部分画像YBとして、記憶媒体5に保存する。
図15は、実施形態のパンチ穴候補部分画像のプレビュー表示(グルーピング)を示す。
CPU3は、パンチ穴候補部分画像PKBの数が多数であるときには、図14に示された、パンチ穴候補部分画像PKB1~PKB3を別個独立にプレビュー表示することに代えて、図15に示されるように、プレビュー画面PREに、複数のパンチ穴候補部分画像PKB11~PKB15を、パンチ穴候補部分画像PKB11~PKB15とは異なるパンチ穴候補部分画像PKB16とは分離して1つにグルーピングした上でプレビュー表示することが望ましい。これにより、上記した「選択する」こと及び「選択しない」ことの作業性が向上する。CPU3は、更に、グルーピングでのプレビュー表示を行うときに、複数のパンチ穴候補部分画像PKB11~PKB15を縮小した上で、例えば、図14に示されたパンチ穴候補部分画像PKB1~PKB3と比較してパンチ穴候補部分画像PKB11~PKB15を縮小した上で、プレビュー表示することが望ましい。これにより、プレビュー画面PREで、より数多くのパンチ穴候補部分画像PKBをプレビュー表示することができ、即ち、視認性が向上し、上記した「選択する」こと及び「選択しない」ことの作業性がより一層、向上する。
ここで、CPU3は、上記したグルーピングを、パンチ穴候補部分画像PKBの特徴、例えば、X座標軸におけるX座標(図13に図示。)、X座標軸と交差するY座標軸におけるY座標(図13に図示。)、疑似パンチ穴画像GPG(図11に図示。)の面積等の少なくとも1つに基づいて行う。また、CPU3は、上記したグルーピングでのプレビュー表示のとき、プレビュー画面PREの表示面積を有効に活用すべく、複数のパンチ穴候補部分画像PKB11~PKB15を1つのパンチ穴候補部分画像PKB16より小さく表示することが望ましい。
パンチ穴候補部分画像PKB11~PKB15が、グルーピングされた状態でプレビュー表示されているときに、情報処理装置1のユーザが、(1)パンチ穴候補部分画像PKB11~PKB15の全てを一括して「選択する」ことを希望し、(2)パンチ穴候補部分画像PKB16を「選択しない」ことを希望することを想定する。このとき、ユーザは、パンチ穴候補部分画像PKB11~PKB15の全てを一括して選択するための「〇」印ボタンBT11をクリックし、かつ、パンチ穴候補部分画像PK16を選択しないための「×」印ボタンBT16をクリックした後に、「実行」ボタンBT13をクリックする。ユーザの当該クリックの動作に応答して、CPU3は、パンチ穴候補部分画像PKB11~PKB15を、要処理部分画像YBとして、記憶媒体5に一括して格納する。図15で、「〇」印ボタンBT11は、一括して選択するための「選択ボタン」の一例であり、「×」印ボタンBT12は、一括して選択しないための「非選択ボタン」の一例である。
図16は、実施形態のパンチ穴候補部分画像のプレビュー表示(分割)を示す。
図15及び図16に示されるように、プレビュー画面PREには、「グルーピング」ボタンBT20、及び、「分割」ボタンBT21が設けられている。情報処理装置1のユーザは、仮に、図15に示された「グルーピング」でのプレビュー表示では、「選択する」こと及び「選択しない」ことの作業が煩わしいと感じるときには、「グルーピング」を解除すべく、「分割」ボタンBT21をクリックする。当該クリックの動作に応答して、CPU3は、図15に図示された、「グルーピング」によるプレビュー表示に代えて、図16に示されるように、パンチ穴候補部分画像PKB11~PKB15について、「分割」によるプレビュー表示を行う。ここで、「分割」とは、グルーピングが解除されていることをいう。
情報処理装置1のユーザが、例えば、(1)パンチ穴候補部分画像PKB11、PKB13、PKB14を「選択する」ことを希望し、(2)パンチ穴候補部分画像PKB12、PKB15を「選択しない」ことを希望することを想定する。このとき、ユーザは、パンチ穴候補部分画像PKB11、PKB13、PKB14の各々の「〇」印ボタンBT31をクリックし、かつ、パンチ穴候補部分画像PKB12、PKB15の各々の「×」印ボタンBT32をクリックした後に、「実行」ボタンBT33をクリックする。ユーザの当該動作に応答して、CPU3は、パンチ穴候補部分画像PKB11、PKB13、PKB14を、要処理部分画像YBとして、記憶媒体5に格納する。
情報処理装置1のユーザは、仮に、図16に表示された「分割」でのプレビュー表示では、「選択する」こと及び「選択しない」ことの作業が煩わしいと感じるときには、「分割」を解除すべく、「グルーピング」ボタンBT20をクリックする。当該クリック動作に応答して、CPU3は、パンチ穴候補部分画像PKB11~PKB16について、再び、図15に示される、「グルーピング」でのプレビュー表示を行う。
図17は、実施形態の他の読取画像を示す。図18(A)は、実施形態のグルーピングされた一のグループのパンチ穴候補部分画像を示し、図18(B)は、実施形態のグルーピングされた他のグループのパンチ穴候補部分画像を示す。
読取画像YGが、図17に示されるように、X座標を相互に同一にする、例えば、X=X1(図示せず。)である複数のパンチ穴画像PG(但し、疑似パンチ穴画像GPGであると認識され得る)を含み、かつ、X座標を相互に同一にする、例えば、X=X2(図示せず。)である複数の黒丸「●」(例えば、箇条書きで用いられる中黒)である黒丸画像KBを含むときには、CPU3は、上記した「グルーピング」を、パンチ穴画像PGを含むパンチ穴候補部分画像PKB21~PKB25(図18に図示。)、及び、黒丸画像KGを含むパンチ穴候補部分画像PKG31~PKG34(図18に図示。)を、パンチ穴候補部分画像PKB21~PKB25、PKB31~PKB34のX座標に基づいて行うことが望ましい。これにより、CPU3は、プレビュー画面PRE(例えば、図15に図示。)に、図18(A)、(B)に示されるように、パンチ穴である可能性が高い前者のパンチ穴候補部分画像PKB21~PKB25と、パンチ穴でない可能性が高い後者のパンチ穴候補部分画像PKB31~PKB34とを分離してプレビュー表示する。その結果、情報処理装置1のユーザによる、「選択する」こと及び「選択しない」ことの作業が、より軽減される。
図5に戻り、情報処理装置1の動作について、引き続き説明する。
ステップS7:CPU3は、塗潰部16として、記憶媒体5に記憶されている、複数のパンチ穴部分画像PB、及び、要処理部分画像YBに、画像処理を施す。
図19は、実施形態の画像処理を示すサブルーチンである。図20(A)は、実施形態のパンチ穴部分画像を示し、図20(B)は、実施形態のパンチ穴部分画像に施す第1の画像処理を示す。図21(A)は、実施形態の要処理部分画像を示し、図21(B)は、実施形態の要処理部分画像のエッジ検出を示し、図21(C)は、実施形態の要処理部分画像に施す第2の画像処理を示す。なお、図21の処理は、画像処理を施すべき画像である複数のパンチ穴部分画像PB及び複数の要処理部分画像YBの各々について実行される。
ステップS20:CPU3は、記憶媒体5に記憶された、画像処理を施すべき画像が、パンチ穴部分画像PBであるか否かを判断する。
ステップS21:CPU3は、ステップS20で、上記した画像がパンチ穴部分画像PBであると判断されると、前記画像に第1の画像処理を実施する。即ち、CPU3は、図20(A)に示される、パンチ穴部分画像PBについて、図20(B)に示されるように、パンチ穴画像PGの円形内の画素を、パンチ穴部分画像PBの全体を代表する色を用いて塗り潰し、即ち、パンチ穴画像PGを除去する。
ステップS22:CPU3は、ステップS20で、上記画像がパンチ穴部分画像PBでないと判断されると、前記画像が、要処理部分画像YBであるか否かを判断する。
ステップS23:CPU3は、ステップS22で、上記画像が要処理部分画像でYBあると判断されると、前記画像に、第2の画像処理を実施する。より詳細には、CPU3は、例えば、要処理部分画像YBに含まれる、図4(B)及び図21(A)に示される、切り欠いた疑似パンチ穴画像GPGを含む要処理部分画像YBについて、図21(B)に示されるように、画像の内容(文字、図形等)のエッジの検出を行い、さらに、図21(C)に示されるように、検出されたエッジにより特定される形状(鍵穴のような、通常のパンチ穴の形状よりも複雑な形状)を有する疑似パンチ穴画像GPG内の画素を、要処理部分画像YBの全体を代表し、または、象徴する色を用いて塗り潰し、即ち、疑似パンチ穴画像GPGを除去する。
上述したように、実施形態の情報処理装置1では、CPU3が、分類部13として、読取画像YGから得られた部分画像を、第1閾値TH1及び第2閾値TH2を用いて、パンチ穴部分画像PB、パンチ穴候補部分画像PKB、または、非パンチ穴部分画像HPBに分類する。CPU3は、また、表示部14として、プレビュー画面PREに、パンチ穴候補部分画像PKBをプレビュー表示する。CPU3は、引き続き、選択部15として、パンチ穴候補部分画像PKBのうち、ユーザが要処理部分画像YBであるとの選択を受け付ける。CPU3は、さらに、塗潰部16として、要処理部分画像YBに第2の処理を施す。これにより、要処理部分画像YBに含まれる、疑似パンチ穴画像GPGが除去される。
なお、上記実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
また、上記各実施形態では、情報処理のプログラムPRが記憶媒体5に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
1 情報処理装置
2 入力部
3 CPU
4 出力部
5 記憶媒体
6 メモリ
TH1 第1閾値
TH2 第2閾値
PB パンチ穴部分画像
YB 要処理部分画像
PR プログラム

Claims (13)

  1. 文書の読取画像を構成する複数の部分画像から、テンプレート・マッチングによって算出され、前記複数の部分画像に含まれる画像がパンチ穴画像であるか否かを判定するパンチ穴確度であって、前記複数の部分画像の各々に含まれる画像を、パンチ穴部分画像、パンチ穴候補部分画像、及び非パンチ穴部分画像のいずれかに分類するための前記パンチ穴確度が第1閾値未満であり、かつ、前記第1閾値より小さい第2閾値以上である場合にパンチ穴候補部分画像を検知する検知部と、
    前記パンチ穴候補部分画像を表示し、かつ、当該パンチ穴候補部分画像に画像処理を施すか否かの指示をユーザから受け付ける受付部と、
    前記受付部が、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施すべき指示を受け付けたとき、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施す画像処理部と、
    を含む情報処理装置。
  2. 前記検知部は、前記複数の部分画像から、前記パンチ穴確度が前記第1閾値以上である場合に前記パンチ穴部分画像を検知し、
    前記画像処理部は、前記パンチ穴部分画像について、当該パンチ穴部分画像に含まれる、前記パンチ穴画像を除去する第1の画像処理を施し、
    前記ユーザから前記指示を受けたパンチ穴候補部分画像である要処理部分画像について、当該要処理部分画像に含まれる、疑似パンチ穴画像を除去する第2の画像処理を施す
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記画像処理部は、前記第1の画像処理として、前記パンチ穴画像の円形内の画素を塗り潰すことを行う、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記画像処理部は、前記第2の画像処理として、前記要処理部分画像にエッジ検出を施し、検出されたエッジにより特定される形状を有する前記疑似パンチ穴画像内の画素を塗り潰すことを行う
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記受付部は、前記パンチ穴候補部分画像を、前記読取画像における第1の座標軸における第1の座標を相互に同一、又は前記第1の座標軸と交差する第2の座標軸における第2の座標を相互に同一になるようグルーピングして表示する
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記受付部は、前記パンチ穴候補部分画像を縮小して表示する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記受付部は、前記パンチ穴候補部分画像について、前記グルーピングの解除である分割を行って表示する
    請求項5又は請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記受付部は、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施すべき指示を与えないための非選択ボタンを表示する
    請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記受付部は、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施すべき指示を与えるための選択ボタンを表示する
    請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記受付部は、前記グルーピングされたパンチ穴候補部分画像に、前記画像処理を施すべき指示を一括して与えるための選択ボタン、及び、前記画像処理を施すべき指示を一括して与えないための非選択ボタンを表示する
    請求項5から請求項までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1閾値及び前記第2閾値は、前記文書の種類に応じて異なる
    請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記文書の種類が、前記パンチ穴画像の位置が予め定められた定形文書以外の非定形文書であるときの前記第1閾値及び前記第2閾値は、前記文書の種類が、前記定形文書であるときの前記第1閾値及び前記第2閾値より、それぞれ、小さい、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. コンピュータに、
    文書の読取画像を構成する複数の部分画像から、テンプレート・マッチングによって算出されるパンチ穴確度であって、前記複数の部分画像の各々に含まれる画像を、パンチ穴部分画像、パンチ穴候補部分画像、及び非パンチ穴部分画像のいずれかに分類する、前記パンチ穴確度が第1閾値未満であり、かつ、前記第1閾値より小さい第2閾値以上である場合に前記パンチ穴候補部分画像を検知する検知工程と、
    前記パンチ穴候補部分画像を表示し、かつ、当該パンチ穴候補部分画像に画像処理を施すか否かの指示をユーザから受け付ける表示工程と、
    前記ユーザから、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施すべき指示を受けたとき、前記パンチ穴候補部分画像に前記画像処理を施す処理工程と、
    を実行させるための情報処理プログラム。
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