JP7305697B2 - ルーフドレーン - Google Patents
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Description
本実施形態に係るルーフドレーン100は、例えば、ビル、マンション等の建築物の屋根の排水に適用できる。
ルーフドレーン100は、図1に示すように、ルーフスラブSの抜孔Saに設けられている。ルーフドレーン100の下端部には、建築物の内部を通って下方に延びるドレーン管Eが接続されている。ルーフドレーン100は、適宜、ベースプレートに設けられたアンカー14をルーフスラブSに埋設した状態で固定することにより、ルーフスラブSと一体に設けられている。
ベースプレート10は、ドレーン管Eに連結可能な連結管11cを含む落とし口部11と、落とし口部11の周囲から円錐状に拡がる傾斜部12と、バッフル支持柱13と、を有している。ベースプレート10は、適宜、ルーフスラブSに埋設されるアンカー14を有している。アンカー14は、ベースプレート10の底面から下方に突出して設けられている。
連結管11cは、開口Dを有する環状体である。連結管11cは、ドレーン管Eに設けられた雄ねじに螺合可能な雌ねじを有している。連結管11cの上端には、遷移部11tが接合されている。
遷移部11tの下端又は内縁端は、連結管11cの上端に接合されており、上端又は外縁端は、傾斜部の下端又は内縁端に接続されている。遷移部11tと傾斜部12とは、一体に形成されている。
クランプリング20は、ベースプレート10の上方に設置されている。クランプリング20は、ベースプレート10の上面の形状に沿った形状の下面を有している。これにより、ベースプレート10に対するクランプリング20の位置決めをし易くできる。
クランプリング20は、円環状で板状のクランプベース21と、クランプベース21の外周縁21eの全周から上方に延びるリップ22を有している。クランプリング20は、クランプベース21の外周縁21eの全周から上方に延びるリップ22を有しているので、剛性を高めることができる。
次に、ベースプレート10の変形例1について説明する。
図4は、実施形態に係る変形例1のベースプレート10の断面図である。
図4に示すように、変形例1のベースプレート10は、上述のベースプレート10と同様に、落とし口部11と、傾斜部12と、バッフル支持柱13と、適宜のアンカー(不図示)を有している。
ここで、変形例1のベースプレート10の落とし口部11における遷移部11tは、連結管11cに下端を接続される内側部11taと、内側部11taと傾斜部12との間の外側部11tbと、を含んでいる。内側部11taは、管軸Yを通る断面視において、内側に向けて凸に円弧状に湾曲している。外側部11tbは、下方から上方に行くに連れて内径が拡がるテーパ状になっている。これにより、落とし口部11の上方の水の流れを円滑にし、傾斜部12より上方に集まる水の流量が低くても、重力により加速させて落とし口部11に到達させ、高い流速でドレーン管Eに流すことができる。
次に、ベースプレート10の変形例2について説明する。
図5は、実施形態に係る変形例2のベースプレート10の断面図である。
図5に示すように、変形例2のベースプレート10は、上述のベースプレート10と同様に、落とし口部11と、傾斜部12と、バッフル支持柱13と、適宜のアンカー(不図示)を有している。
ここで、変形例2のベースプレート10の落とし口部11における遷移部11tは、連結管11cに下端を接続される内側部11taと、内側部11taと傾斜部12との間の外側部11tbと、を含んでいる。内側部11taは、管軸Yを通る断面視において、下方から上方に行くに連れて直線状に傾斜している。外側部11tbは、水平面に沿って平坦になっている。これにより、落とし口部11の上方の水の流れを円滑にし、傾斜部12より上方に集まる水の流量が低くても、重力により加速させて落とし口部11に到達させ、高い流速でドレーン管Eに流すことができる。
次に、ベースプレート10の変形例3について説明する。
図6は、実施形態に係る変形例3のベースプレート10の断面図である。
図6に示すように、変形例3のベースプレート10は、上述のベースプレート10と同様に、落とし口部11と、傾斜部12と、バッフル支持柱13と、適宜のアンカー(不図示)を有している。
ここで、変形例3のベースプレート10の落とし口部11における遷移部11tは、連結管11cに下端を接続される内側部11taと、内側部11taと傾斜部12との間の外側部11tbと、を含んでいる。内側部11taは、管軸Yを通る断面視において、下方から上方に行くに連れて直線状に傾斜している。外側部11tbは、管軸Yを通る断面視において、下方から上方に行くに連れて直線状に傾斜している。このように、落とし口部11における遷移部11tは、段階的に傾斜していてよい。これにより、落とし口部11の上方の水の流れを円滑にし、傾斜部12より上方に集まる水の流量が低くても、重力により加速させて落とし口部11に到達させ、高い流速でドレーン管Eに流すことができる。
次に、ルーフドレーン施工治具200について説明する。
図7は、実施形態に係るルーフドレーン施工治具200をベースプレート10に適用する際の組立図である。図8は、実施形態に係るルーフドレーン施工治具200をベースプレート10に適用する際の分解図である。
ボルト230は、少なくとも、ガイドパイプ210の高さより長い長さを有している。ボルト230には、上蓋240を押さえるためにボルト230に設けられた雄ねじに螺合可能なナット231を有している。
ここで、上蓋240は、ベースプレート10に設けられたバッフル支持柱13が貫通するバッフル支持柱用貫通孔241を有している。バッフル支持柱用貫通孔241は、ベースプレート10においてバッフル支持柱13が配置されている位置に対応する位置に設けられている。なお、デッキプレートDPは、後に上方に打設されるコンクリート等と一体化されてルーフスラブSを構成する部材である。
このように、上蓋240は、ベースプレート10に設けられたバッフル支持柱13が貫通するバッフル支持柱用貫通孔241を有しているので、受台220に対するベースプレート10の位置決めを確実にできる。
次に、ルーフドレーン100の施工方法について説明する。
図7は、実施形態に係るルーフドレーン施工治具200をベースプレート10に適用する際の組立図である。図8は、実施形態に係るルーフドレーン施工治具200をベースプレート10に適用する際の分解図である。
(1)まず、デッキプレートDPの上方に受台220を設置する(受台設置工程S1)。
(2)次に、受台220を取り囲んだ状態で、デッキプレートDPの上方にガイドパイプ210を設置する(ガイドパイプ設置工程S2)。
(3)次に、ガイドパイプ210の上方にベースプレート10を設置する(ベースプレート設置工程S3)。ここで、上蓋240に設けられたバッフル支持柱用貫通孔241に、ベースプレート10に設けられたバッフル支持柱13を通す。これにより、受台220の位置に対して、ベースプレート10を確実に位置決めできる。
(4)次に、ガイドパイプ210の上端部を塞ぐ上蓋240に通されたボルト230を、ベースプレート10とガイドパイプ210とに通して、受台220に接続する(上蓋設置工程S4)。
(5)ナット231を締めて、上蓋240をベースプレート10の上面に押し当てる。この後、適宜、上蓋240の上面からベースプレートの上面にかけて、養生シートBを敷く。
(6)この後、ルーフスラブSを構成するコンクリート等を、ガイドパイプ210の周囲のデッキプレートDPの上方に打設する。そして、打設されたコンクリート等に、ベースプレート10のアンカー14が埋設されて固定された状態になり、ガイドパイプ210によって形成されたルーフスラブSの抜孔に対して、ベースプレート10が確実に位置決めされて設置される。
(7)この後、ルーフドレーン100を構成するクランプリング20及びバッフル30を、バッフル支持柱13に、順次、挿入して取り付ける。
このようにして、ベースプレート10を確実に位置決めでき、ルーフドレーン100を簡単に施工できる。
次に、排水性能実験について説明する。
図9は、流入量に対するルーフドレーン100の排水性能を比較した実験の模式図である。図10は、流入点Pにおいて流入させる水の流量と位置aにおける水位との関係を示す図である。図11は、流入点Pにおいて流入させる水の流量と位置bにおける水位との関係を示す図である。図10及び図11において、横軸は、流入点Pにおいて流入させる水の流量(L/s)を示している。図10及び図11において、縦軸は、位置a又は位置bでの水位(mm)を示している。
また、図11に示すように、位置bにおいて、実施例に係るルーフドレーン100を設置した場合、比較例に係るルーフドレーンを設置した場合と比べて、特に低流量の際に、顕著に水位が低くなった。
このように、実施例に係るルーフドレーン100の低水量での高い排水性能を確認できた。
10u (ベースプレート)の上面
11 落とし口部
11c 連結管
11t 遷移部
11ta 内側部
11tb 外側部
12 傾斜部
13 バッフル支持柱
14 アンカー
20 クランプリング
20u (クランプリング)の上面
21 クランプベース
21a 開口部
21e 外周縁
21g 通孔
22 リップ
30 バッフル
31 蓋部
31g 通孔
32 縦リブ
32d 下端
100 ルーフドレーン
200 ルーフドレーン施工治具
210 ガイドパイプ
220 受台
221 ボルト支持部
222 本体部
230 ボルト
231 ナット
240 上蓋
241 バッフル支持柱用貫通孔
242 ボルト挿通孔
a,b 位置
B 養生シート
D 開口
DP デッキプレート
E ドレーン管
HL 面
P 流入点
Q 設置点
S ルーフスラブ
Sa 抜孔
Y 管軸
θ 傾斜角度
Claims (10)
- ドレーン管に連結可能な連結管を含む落とし口部と、前記落とし口部の周囲から円錐状に拡がる傾斜部と、を有するベースプレートと、
前記ベースプレートの上方に設置されるクランプリングと、
前記落とし口部の上方に配置される蓋部と、前記蓋部の周囲に設けられ、前記連結管の管軸から放射状に延びる板状の縦リブと、を有するバッフルと、を備え、
前記傾斜部の上面は、前記連結管の管軸と直交する面に対して、10°以上60°以下の範囲で傾斜する
ことを特徴とするルーフドレーン。 - 前記クランプリングは、前記傾斜部の上方に設置されるとともに下面が前記傾斜部の上面に沿う板状のクランプベースを備え、
前記縦リブの下端は、前記クランプベースの上面に沿う形状である
ことを特徴とする請求項1に記載のルーフドレーン。 - 前記クランプリングは、前記管軸と直交する面において、前記縦リブの下端よりも外側に設けられたリップを有する、
請求項1又は請求項2に記載のルーフドレーン。 - 前記落とし口部において、前記連結管から前記傾斜部に至る遷移部は、テーパ形状である
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のルーフドレーン。 - 前記蓋部に、バッフル支持柱が通る孔が設けられている
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のルーフドレーン。 - 前記落とし口部において、前記連結管から前記傾斜部に至る遷移部は、テーパ形状であり、
前記遷移部において、下方から上方に行くに連れて内径が拡がる部分に、前記バッフル支持柱が配置される、
請求項5に記載のルーフドレーン。 - 前記バッフル支持柱がボルトである
請求項5又は請求項6に記載のルーフドレーン。 - 前記蓋部が前記遷移部を覆うように配置される、
請求項4又は請求項6に記載のルーフドレーン。 - 前記ベースプレートの底面から下方に突出して設けられるアンカーを有する、
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のルーフドレーン。 - 前記傾斜部の上面は、前記連結管の管軸と直交する面に対して、12°以上30°以下の範囲で傾斜する
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のルーフドレーン。
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