JP3763922B2 - ドレイン本体の固定装置における回り止め装置 - Google Patents

ドレイン本体の固定装置における回り止め装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルーフドレイン等のドレイン本体を、コンクリートの打設前にコンクリート型枠に固定するための固定装置における、ドレイン本体の回り止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドレイン本体の固定装置としては、図12に示すように、コンクリート型枠aの所定位置に固定した円形の位置決め板bに筒状スペーサcの下端を嵌合し、該筒状スペーサc上にドレイン本体の受皿部dを載置することにより、排水管部eを下方突成したドレイン本体の受皿部dの下底面と、コンクリート型枠aとの間に、前記排水管部eを囲むようにして筒状スペーサcを介装させて、該筒状スペーサcによってドレイン本体をコンクリート型枠aに対して所要間隔で支持させる一方、前記受皿部dの内底面f上に挟圧板gを乗載し、前記位置決め板bの中央部に立設した螺子杆hを該挟圧板gの中心透孔iに挿通させ、その挟圧板g上に突出する螺子杆hの上端部に螺着した蝶ナットjの緊締作用により、挟圧板gをコンクリート型枠a側に圧接して、該挟圧板gと筒状スペーサcとで受皿部dを挟持する挟持手段によって、ドレイン本体を固定するようにしたものがある。
【0003】
また、このように固定されたドレイン本体には、コンクリートの流入を防止する養生蓋kが受皿部dを覆うように被着される。該養生蓋kは、その中央の透孔mに挿通した前記螺子杆hの突出端にバネクリップn等を止着することにより固定されている。
【0004】
そして、この状態で型枠a内にコンクリートpを流し込むようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この種の固定装置にあっては、蝶ナットjの緊締作用のみで挟圧板gをコンクリート型枠a側に圧接してドレイン本体を固定しているだけであるため、その固定が必ずしも充分ではなく、型枠aにコンクリートpを流し込むとその流圧でドレイン本体が回転し、その向きがずれてしまうことがある。
【0006】
この場合、ドレイン本体の受皿部dが円形であればさほど問題はないのであるが、該受皿部dが矩形状等の方向性を有する形状のものであると、該受皿部dの所定の向きがずれるためその仕上りが非常に見苦しくなるという問題がある。また、コンクリートpの上面に同時に形成される排水溝の向きとも一致しなくなり、排水効率が低下するという問題がある。
【0007】
本発明は、かかる従来構成の問題を解消することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コンクリート型枠に固定された位置決め板と、
該位置決め板に下端が嵌合され、矩形状受皿部と該受皿部から下方に延成した排水管部とからなるドレイン本体の、その受皿部下底面とコンクリート型枠との間に介装されて、ドレイン本体を前記コンクリート型枠上に所要間隔で支持する筒状スペーサと、
前記ドレイン本体の受皿部内底面、もしくは受皿部の周壁上面に乗載した挟圧板をコンクリート型枠側に圧接して、前記筒状スペーサとで受皿部を挟持する挟持手段と
を備えたドレイン本体の固定装置において、
前記挟圧板を、矩形状受皿部に対して回動不能に係止する係止手段を設ける一方、
前記位置決め板と挟圧板との間に回り止め管を介装し、該回り止め管の下端と位置決め板、及び回り止め管の上端と挟圧板とを夫々回り止め手段を介して相対的に回動不能に連係したことを特徴とするものである。
【0009】
この構成にあって、回り止め管の下端と位置決め板、及び/又は回り止め管の上端と挟圧板とに夫々適用されて、夫々を相対的に回動不能に連係する前記回り止め手段を、
回り止め管の端部に形成された、上下方向にのみ嵌合可能で嵌合状態で回動不能となるような断面形状の係合端と、該係合端の断面形状に一致させて位置決め板及び/又は挟圧板に形成された、該係合端に内嵌される突起、もしくは該係合端に外嵌される凹部あるいは嵌挿孔とによって構成したものが好適な実施態様として提案され得る。
【0010】
また、同様に、回り止め管の下端と位置決め板、及び/又は回り止め管の上端と挟圧板とに夫々適用されて、夫々を相対的に回動不能に連係する前記回り止め手段を、
一方に形成された上下方向の突起と、他方に形成された、前記突起が上下方向に嵌入される凹溝とによって構成したものが好適な実施態様として提案され得る。
【0011】
さらに、前記構成にあって、挟圧板と、矩形状受皿部に適用される係止手段を、
挟圧板の側縁を矩形状受皿部の周壁内面に当接させて回動不能に設けるか、もしくは挟圧板を矩形状受皿部を覆うように該受皿部の周壁上面に乗載し、その下面に突成した係止縁を該受皿部の周壁内面に当接させて回動不能に設けることにより構成したしたものが好適な実施態様として提案され得る。
【0012】
かかる構成にあって、コンクリート型枠に固定された位置決め板と、回り止め管の下端とが回動不能に連係され、該回り止め管の上端と、挟圧板とが回動不能に連係され、さらに、挟圧板が矩形状受皿部に回動不能に係止されていることにより、コンクリート型枠に対して矩形状受皿部が回動不能となる。これにより、型枠へのコンクリートの流し込み時にドレイン本体が回転せず、その向きがずれることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を例示の図面について説明する。
【0014】
図1,図2は、本発明の第1の実施例を示す。まず初めに本発明の要部である回り止め装置が適用されるドレイン本体の固定装置について説明する。1はコンクリート型枠2の上面の所定位置に固定された円形の位置決め板であって、該位置決め板1に下端を外嵌した筒状スペーサ3上にドレイン本体4が載置されている。該ドレイン本体4は矩形状受皿部5と該受皿部5から下方突成された排水管部6とからなり、該排水管部6を囲うようにして前記筒状スペーサ3を受皿部5の下底面とコンクリート型枠2との間に介装させて、ドレイン本体をコンクリート型枠2上に所要間隔で支持するようにしている。
【0015】
前記位置決め板1の中心部にはナットを固着してなる雌螺子部7が設けられ、該雌螺子部7に下端を螺合することにより螺子杆8が立設されている。また、前記受皿部5の内底面9上には挟圧板10が乗載されており、該挟圧板10の中央に形成した透孔11に前記螺子杆8を挿通させ、該挟圧板10上に突出する螺子杆8に上方から蝶ナット12を螺着して、その緊締作用により、挟圧板10をコンクリート型枠2側に圧接させて、該挟圧板10と前記筒状スペーサ3とで受皿部5を挟持することにより、ドレイン本体4を固定するようにしている。そして、この螺子杆8及び蝶ナット12を、挟圧板10をコンクリート型枠2側に圧接して、筒状スペーサ3とで受皿部5を挟持させる挟持手段としている。また、ドレイン本体4には、中央に形成した透孔13に螺子杆8を挿通させて、養生蓋14が受皿部5を覆うように被着される。そして該養生蓋14によって、型枠2へのコンクリートの打設時に、該コンクリートの受皿部5内への流入を防止するようにしている。これにより、ドレイン本体4の固定装置が構成されている。
【0016】
次に、本発明の要部である回り止め装置について説明する。前記位置決め板1と挟圧板10の間には、回り止め装置を構成する回り止め管15が介装されている。該回り止め管15は、少なくともその上下両端に、上下方向にのみ嵌合可能で嵌合状態で回動不能となるような断面形状の係合端16a,16bが形成されている。該係合端16a,16bの断面形状としては、真円以外の形状であればよく、三角形や多角形、あるいは楕円や円形の一部に直線辺部を備えた形状のもの等が挙げられる。図2には、断面四角の角パイプで構成された回り止め管15を図示してあるが、このように回り止め管15を同一断面のパイプ材で構成してその上下両端を係合端16a,16bとすることもできる。
【0017】
一方、前記位置決め板1の中央には、回り止め管15の下端の係合端16aに内嵌される突起17aが形成されている。該突起17aは係合端16aの断面形状に一致する形状となっており、該突起17aを係合端16aに上下方向に内嵌することにより、位置決め板1と回り止め管15の下端とを相対的に回動不能に連係するようにしている。そしてこの突起17aと係合端16aとにより、回り止め管15の下端と位置決め板1の回り止め手段が構成されている。
【0018】
前記挟圧板10は矩形状に形成され、該挟圧板10の中央には、回り止め管15の上端の係合端16bに外嵌される凹部18aが形成されている。該凹部18aは係合端16bの断面形状に一致する形状となっており、該凹部18aを係合端16bに上下方向に外嵌することにより、挟圧板10と回り止め管15の上端とを相対的に回動不能に連係するようにしている。そしてこの凹部18aと係合端16bとにより、回り止め管15の上端と挟圧板10の回り止め手段が構成されている。
【0019】
また、矩形状の挟圧板10は、その前後幅が、前記矩形状受皿部5の狭幅側の周壁5a,5aの間隔と略同一に形成されており、その対向する二側縁10a,10aを前記周壁5a,5aに当接させて受皿部5内に装入するようにしている。これにより、挟圧板10を、矩形状受皿部5に対して回動不能に係止する係止手段としている。さらに、挟圧板10の他の二側縁10b,10bを、受皿部5の内底面9に配設されたストレーナ受用の突起19,19に係合させるようにしてもよい。
【0020】
かかる構成にあって、コンクリート型枠2に固定された位置決め板1と、回り止め管15の下端、及び該回り止め管15の上端と、挟圧板10とが夫々回り止め手段を介して回動不能に連係され、さらに、挟圧板10が矩形状受皿部5に回動不能に係止されていることにより、コンクリート型枠2に対して矩形状受皿部5が回動不能となる。これにより、型枠2へのコンクリート20の流し込み時にドレイン本体4が回転せず、その向きがずれることがない。
【0021】
図3,図4は、本発明の第2の実施例を示す。この実施例が前記第1実施例と異なる構成について説明すると、前記挟圧板10が、別体形成された矩形の平板21と断面コ字形の押え板22とからなり、該平板21の中央に前記回り止め管15の係合端16bに外嵌される嵌挿孔23が形成されている。該嵌挿孔23は係合端16bの断面形状に一致する形状となっており、該嵌挿孔23に係合端16bを上下方向に嵌入することにより、挟圧板10の平板21と回り止め管15の上端とを相対的に回動不能に連係するようにしている。そしてこの嵌挿孔23と係合端16bとにより、回り止め管15の上端と挟圧板10の回り止め手段が構成されている。また、前記押え板22は、回り止め管15の上端を跨いで平板21上に載置され、その中央に形成した透孔11に前記螺子杆8を挿通させて、該螺子杆8に上方から蝶ナット12を螺着することにより、その緊締作用によって挟圧板10の平板21をコンクリート型枠2側に圧接してドレイン本体4を固定し得るようにしている。
【0022】
図5は、本発明の第3の実施例を示す。この実施例は、ドレイン本体4の矩形状受皿部5を覆う養生蓋14で前記挟圧板10を兼用させるようにしたものであって、この実施例が前記第1実施例と異なる構成について説明すると、挟圧板10としての養生蓋14には、その周縁下面に、矩形状受皿部5の周壁内面と当接する複数の係止縁24,24が突成されており、養生蓋14を矩形状受皿部5に上方から被着して、前記係止縁24,24を矩形状受皿部5の周壁内面に当接させることにより養生蓋14が回動不能となる。これにより、養生蓋14を、矩形状受皿部5に対して回動不能に係止する係止手段としている。
【0023】
また、養生蓋14の中央には、前記回り止め管15の上端の係合端16bに外嵌される凹部18aが形成されている。該凹部18aは係合端16bの断面形状に一致する形状となっており、該凹部18aを係合端16bに上下方向に外嵌することにより、養生蓋14と回り止め管15の上端とを相対的に回動不能に連係するようにしている。そしてこの凹部18aと係合端16bとにより、回り止め管15の上端と養生蓋14の回り止め手段が構成されている。
【0024】
養生蓋14の凹部18aに形成した透孔13には前記螺子杆8が挿通され、該螺子杆8に上方から蝶ナット12を螺着することにより、その緊締作用によって養生蓋14をコンクリート型枠2側に圧接してドレイン本体4を固定し得るようにしている。これにより養生蓋14を挟圧板10として機能させるようにしている。
【0025】
図6は、本発明の第4の実施例を示す。この実施例が前記第1実施例と異なる構成について説明すると、前記第1実施例においては、位置決め板1の中央に、回り止め管15の下端の係合端16aに内嵌される突起17aが形成されていたのに対して、この実施例では、位置決め板1の中央に、回り止め管15の下端の係合端16aに外嵌される凹部17bを形成することにより、同部の回り止め手段が構成されており、また、第1実施例においては、挟圧板10の中央に、回り止め管15の上端の係合端16bに外嵌される凹部18aが形成されていたのに対して、この実施例では、挟圧板10の中央に、回り止め管15の上端の係合端16bに内嵌される突起18bを形成することにより、同部の回り止め手段が構成されている。尚、前記凹部17b及び突起18bは、前記第1実施例の構成に対して、その何れか一方のみをこのように形状変更することも可能である。
【0026】
図7は、本発明の第5の実施例を示す。この実施例は、図5に示した前記第3実施例の変形実施例であって、該第3実施例と異なる構成について説明すると、第3実施例においては、挟圧板10としての養生蓋14の中央に、回り止め管15の上端の係合端16bに外嵌される凹部18aが形成されていたのに対して、この実施例では、挟圧板10としての養生蓋14の中央に、回り止め管15の上端の係合端16bに内嵌される突起18bを形成することにより、同部の回り止め手段が構成されている。
【0027】
図8,図9は、本発明の第6の実施例を示す。この実施例が前記第1実施例と異なる構成について説明すると、回り止め管15は、少なくともその上下両端が円形断面に形成され、該上下両端には、その円周の180°異なる位置に上下方向に沿って凹溝25a,25aが夫々形成されている。図9には、円形断面の丸パイプで構成された回り止め管15を図示してあるが、このように回り止め管15を同一断面のパイプ材で構成することもできる。
【0028】
一方、位置決め板1の中央には、前記回り止め管15の下端に内嵌される突状部26が形成され、該突状部26の外周面に前記回り止め管15の下端の凹溝25a,25aに上下方向で嵌入する突起27a,27aが形成されている。そして該突起27a,27aを前記凹溝25a,25aに嵌合させることにより、位置決め板1と回り止め管15の下端とを相対的に回動不能に連係するようにしている。そしてこの突起27a,27aと凹溝25a,25aとにより、回り止め管15の下端と位置決め板1の回り止め手段が構成されている。
【0029】
また、挟圧板10の中央には、回り止め管15の上端に外嵌される凹状部28が形成され、該凹状部28の内周面に前記回り止め管15の上端の凹溝25a,25aに上下方向で嵌入する突起29a,29aが形成されている。そして該突起29a,29aを前記凹溝25a,25aに嵌合させることにより、挟圧板10と回り止め管15の上端とを相対的に回動不能に連係するようにしている。そしてこの突起29a,29aと凹溝25a,25aとにより、回り止め管15の上端と挟圧板10の回り止め手段が構成されている。尚、回り止め管15の上下両端に夫々形成される凹溝25a,25a及び位置決め板1の突状部26に形成される突起27a,27a並びに挟圧板10の凹状部28に形成される突起29a,29aの数は、図示したように夫々二個に限定されるものではなく、一個もしくは三個以上であってもよい。
【0030】
図10,図11は、本発明の第7の実施例を示す。この実施例は、図8,図9に示した前記第6実施例の変形実施例であって、該第6実施例と異なる構成について説明すると、回り止め管15の上下両端には、その円周の180°異なる位置に上下方向に沿って突起25b,25bが夫々形成されている。また、位置決め板1の中央には、該回り止め管15の下端が乗載される突状部26が形成され、該突状部26の上面に、前記回り止め管15の下端の突起25b,25bが上下方向で嵌入する凹溝27b,27bが形成されている。そして該凹溝27b,27bに前記突起25b,25bを嵌合させることにより、位置決め板1と回り止め管15の下端とを相対的に回動不能に連係するようにしている。そしてこの凹溝27b,27bと突起25b,25bとにより、回り止め管15の下端と位置決め板1の回り止め手段が構成されている。
【0031】
また、挟圧板10には、前記回り止め管15の上端の突起25b,25bが上下方向で嵌入する凹溝29b,29bが形成されており、該凹溝29b,29bに前記突起25b,25bを嵌合させることにより、挟圧板10と回り止め管15の上端とを相対的に回動不能に連係するようにしている。そしてこの凹溝29b,29bと突起25b,25bとにより、回り止め管15の上端と挟圧板10の回り止め手段が構成されている。尚、回り止め管15の上下両端に夫々形成される突起25b,25b及び位置決め板1の突状部26に形成される凹溝27b,27b並びに挟圧板10に形成される凹溝29b,29bの数は、図示したように夫々二個に限定されるものではなく、一個もしくは三個以上であってもよい。
【0032】
また、図示省略してあるが、ドレイン本体4の矩形状受皿部5を覆う養生蓋14で前記挟圧板10を兼用させる場合にあっても、挟圧板10としての養生蓋14に、上記第6,第7の両実施例で説明した回り止め管15の上端と挟圧板10の回り止め手段を適用することができる。
【0033】
上記第2〜7の各実施例のものにあっても、コンクリート型枠2に固定された位置決め板1と、回り止め管15の下端、及び該回り止め管15の上端と、挟圧板10もしくは挟圧板10としての養生蓋14とが夫々回り止め手段を介して回動不能に連係され、さらに、挟圧板10もしくは挟圧板10としての養生蓋14が矩形状受皿部5に回動不能に係止されていることにより、前記第1実施例と同様に、コンクリート型枠2に対して矩形状受皿部5が回動不能となる。これにより、型枠2へのコンクリート20の流し込み時にドレイン本体4が回転せず、その向きがずれることがない。
【0034】
尚、前記第1〜7の各実施例に示した、回り止め管15の下端と位置決め板1の各回り止め手段と、回り止め管15の上端と挟圧板10もしくは挟圧板10としての養生蓋14の各回り止め手段とを適宜選択して組み合わせることも可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明は上述のように、挟圧板10を、矩形状受皿部5に対して回動不能に係止する係止手段を設ける一方、位置決め板1と挟圧板10との間に回り止め管15を介装し、該回り止め管15の下端と位置決め板1、及び回り止め管15の上端と挟圧板10とを夫々回り止め手段を介して相対的に回動不能に連係させるようにしたから、型枠2へのコンクリート20の流し込み時にドレイン本体4の向きがずれることがない。このため、矩形状等の方向性のある受皿部5を持つドレイン本体4を所定の向きで施工することが可能となり、施工後の美観を向上し得るとともに、コンクリートの上面に同時に形成される排水溝の向きに一致させることができ、排水効率を向上し得る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 施工状態の第1実施例の縦断側面図である。
【図2】 第1実施例の要部の分離斜視図である。
【図3】 施工状態の第2実施例の縦断側面図である。
【図4】 第2実施例の挟圧板の分離斜視図である。
【図5】 施工状態の第3実施例の縦断側面図である。
【図6】 施工状態の第4実施例の縦断側面図である。
【図7】 施工状態の第5実施例の縦断側面図である。
【図8】 施工状態の第6実施例の縦断側面図である。
【図9】 第6実施例の要部の分離斜視図である。
【図10】 施工状態の第7実施例の縦断側面図である。
【図11】 第7実施例のの要部の分離斜視図である。
【図12】 従来の固定装置の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 位置決め板
2 コンクリート型枠
3 筒状スペーサ
4 ドレイン本体
5 矩形状受皿部
5a 周壁
6 排水管部
9 受皿部内底面
10 挟圧板
15 回り止め管
16a,16b 係合端
17a,18b 突起
17b,18a 凹部
23 嵌挿孔
24 係止縁
25a,27b,29b 凹溝
25b,27a,29a 突起

Claims (4)

  1. コンクリート型枠に固定された位置決め板と、
    該位置決め板に下端が嵌合され、矩形状受皿部と該受皿部から下方に延成した排水管部とからなるドレイン本体の、その受皿部下底面とコンクリート型枠との間に介装されて、ドレイン本体を前記コンクリート型枠上に所要間隔で支持する筒状スペーサと、
    前記ドレイン本体の受皿部内底面、もしくは受皿部の周壁上面に乗載した挟圧板をコンクリート型枠側に圧接して、前記筒状スペーサとで受皿部を挟持する挟持手段と
    を備えたドレイン本体の固定装置において、
    前記挟圧板を、矩形状受皿部に対して回動不能に係止する係止手段を設ける一方、
    前記位置決め板と挟圧板との間に回り止め管を介装し、該回り止め管の下端と位置決め板、及び回り止め管の上端と挟圧板とを夫々回り止め手段を介して相対的に回動不能に連係したことを特徴とするドレイン本体の固定装置における回り止め装置。
  2. 回り止め管の下端と位置決め板、及び/又は回り止め管の上端と挟圧板とに夫々適用されて、夫々を相対的に回動不能に連係する前記回り止め手段を、
    回り止め管の端部に形成された、上下方向にのみ嵌合可能で嵌合状態で回動不能となるような断面形状の係合端と、該係合端の断面形状に一致させて位置決め板及び/又は挟圧板に形成された、該係合端に内嵌される突起、もしくは該係合端に外嵌される凹部あるいは嵌挿孔とによって構成したことを特徴とする請求項1に記載したドレイン本体の固定装置における回り止め装置。
  3. 回り止め管の下端と位置決め板、及び/又は回り止め管の上端と挟圧板とに夫々適用されて、夫々を相対的に回動不能に連係する前記回り止め手段を、
    一方に形成された上下方向の突起と、他方に形成された、前記突起が上下方向に嵌入する凹溝とによって構成したことを特徴とする請求項1に記載したドレイン本体の固定装置における回り止め装置。
  4. 挟圧板と、矩形状受皿部に適用される係止手段を、
    挟圧板の側縁を矩形状受皿部の周壁内面に当接させて回動不能に設けるか、もしくは挟圧板を、矩形状受皿部を覆うように該受皿部の周壁上面に乗載し、その下面に突成した係止縁を該受皿部の周壁内面に当接させて回動不能に設けることにより構成したことを特徴とする請求項1に記載したドレイン本体の固定装置における回り止め装置。
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