JPH018553Y2 - - Google Patents

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JPH018553Y2
JPH018553Y2 JP1983171763U JP17176383U JPH018553Y2 JP H018553 Y2 JPH018553 Y2 JP H018553Y2 JP 1983171763 U JP1983171763 U JP 1983171763U JP 17176383 U JP17176383 U JP 17176383U JP H018553 Y2 JPH018553 Y2 JP H018553Y2
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circular cover
protrusion
manhole
lock lever
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、マンホールカバーのロツク装置に関
し、詳しくは合成樹脂製の埋設タンク類に使用さ
れる合成樹脂製のマンホールカバーのロツク装置
に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来、マンホールカバーは、JIS規格により大
別して車道は鋳鉄製、歩道は鉄筋コンクリート製
が用いられている。ところが最近、会所ますに合
成樹脂製のものが広く用いられているように、マ
ンホールカバーにも、例えば宅地内で用いられる
場合には合成樹脂製のものが用いられるようにな
つた。例えば、上下表面にガラスマツトを1枚ず
つ補強材として用い、その中間にポリエステル等
の合成樹脂材料に珪砂、炭酸カルシウム等の石質
骨材を混入した成形材料の用い、これらを圧縮成
形機に供給してマンホールカバーを製造している
(例えば実公昭52−34214号参照)。
一方、一般にマンホールカバーはマンホールに
内圧がかかる場合もあり、また、このカバーの上
を人が歩行する毎に揺動させないために、更に
は、このカバーを子供などがみだりに開けること
を防ぐために、密閉を要するとともに、ロツクす
る必要がある。
ところが従来のマンホールカバーのロツク装置
は、この種のカバーが鋳鉄製であり、しかもその
設置場所が車道であるため、更には盗難防止等の
ためにきわめて複雑な機構となつており、その結
果、コストアツプになつている。
また一方、外周端に下向きのリング状係合脚を
設けた円形カバー体と、この係合脚が嵌合する上
向きの嵌合溝を設けたリング状マンホール枠と、
からなるマンホールカバーにおいて、前記円形カ
バー体の裏面にL字状の係止片を下向きに突設す
るとともに、前記マンホール枠の内周に、この係
止片が案内されて摺動する上下方向にテーパを下
側縁にもつ円弧状のバヨネツト突条を設け、この
円形カバー体を回動させることにより、円形カバ
ー体をマンホール枠に固定して密封するマンホー
ルカバーが知られている(実公昭44−11349号公
報)。
しかしながら、この従来のマンホールカバーで
は、L字状の係止片がバヨネツト突条の下面を案
内されて摺動して摩擦力のみで固定していること
から、円形カバー体上に水平方向の力(歩行者の
脚力など)が加わると、円形カバー体が徐々に開
方向に回動し、ついには開くことになる。
したがつて、この従来のマンホールカバーで
は、依然として別個のロツク装置を必要としてい
る。
しかも、円形カバー体の回動の終点が明確でな
いので、円形カバー体を締めすぎて開蓋のとき困
難となるおそれもある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、これらの従来技術の問題点を
解決するために案出されたもので、その要旨とす
るところは、外周端に下向きのリング状係合脚8
を設けた円形カバー体1と、該係合脚8が嵌合す
る上向きの嵌合溝10を設けたリング状マンホー
ル枠2と、からなる合成樹脂製マンホールカバー
において、前記円形カバー体1の裏面に、下向き
に隆起した1対のランド部15,15を設け、該
ランド部15に可撓性をもつ合成樹脂製のロツク
レバー17の基部を取付けて該ロツクレバー17
を半径方向に片持状で突設し、該ロツクレバー1
7の先端上面に係止用突起18を設けるととも
に、前記マンホール枠2の内周に、前記係止用突
起18が案内されて摺動する上下方向にテーパを
下側縁に備えた円弧状のバヨネツト突条20を設
け、該バヨネツト突条20のテーパ終端に前記係
止用突起18が係脱自在に嵌合する凹部22を設
けたマンホールカバーのロツク装置にある。
〔作用〕
円形カバー体を密閉するには、円形カバー体の
係合脚を、マンホール枠の上向きの嵌合溝に嵌合
させて載置し、次いで円形カバー体を回動する。
そのとき、円形カバー体のランド部に取付けられ
た片持ち状のロツクレバーはマンホール枠の内周
に設けたバヨネツト突条に案内されて摺動するの
で、円形カバー体は徐々に密閉されていく。
ここで、その回動は、ロツクレバーに樹脂弾性
をもたせてあるので、円形カバー体の回動は円滑
に行われる。そして、円形カバー体を更に回動さ
せると、ロツクレバーの係止用突起がバヨネツト
突条の凹部に嵌合するので、樹脂弾性により突起
が凹部に嵌合し、しかも円形カバー体の回動は阻
止され、円形カバー体はロツクされる。
また円形カバー体を開く場合には、円形カバー
体を前述と逆方向に若干力を加えて回動させれ
ば、ロツクカバーの係止用突起が樹脂弾性に抗し
て浮上し、この係止用突起は凹部より抜け出て回
動する。
〔実施例〕
以下、本考案の構成を添付図面に示す実施例に
より詳細に説明する。1は円形カバー体で、前掲
の従来例のような合成樹脂で圧縮成形したもの
で、2はリング状のマンホール枠で軟質性を有す
るポリプロピレン樹脂で射出成形したものであ
る。これらの円形カバー体1およびマンホール枠
2は、いずれも大略普通の形状になつている。
すなわち、円形カバー体1の上面には滑り止模
様3が施されているとともに、左右1対の手掛用
凹部4が凹設されており、下面には補強用の十字
状リブ6が突設されている。また、下面は全体が
緩い傾斜の弯状部7となつており、その外周端に
はリング状係合脚8が下向きに突設されている。
マンホール枠2は、本実施例が簡易水洗便槽の
蓋に使用するため、リング状の枠体になつてお
り、その外周には下向きの嵌合溝9と上向きの嵌
合溝10とが設けられ、また外周端に放射状リブ
片11が複数個設けられたツバ部12が延設され
ている。この下向きの嵌合溝9は前記簡易水洗便
槽の開口縁13に嵌合させ、また、上向きの嵌合
溝10には前記係合脚8が嵌合している。更に、
このツバ部12は厚さ10cm程度のコンクリート1
4に埋設されている。
ここにおいて本実施例では、円形カバー体1の
下面、すなわち裏面に設けられた前記十字状のリ
ブ6の1対の端部に、手掛用凹部4の裏側に該当
する下向きに隆起したランド部15,15を設
け、このランド部15に断面鳩尾状の溝16(第
4図参照)を半径方向に設けている。この溝16
は第4図から明らかなようにアンダーカツトを構
成しており、また、円形カバー体1が前記のよう
な合成樹脂製であり、しかも圧縮成形であるた
め、この溝16に挿入するロツク板17と同形の
中子を予め配設し、円形カバー体1を圧縮成形し
た後、この中子を半径外方に抜き取ることによ
り、この溝16を成形している。
前記ロツク板17(棒体も含む)は、第5図に
示すように、断面鳩尾状の板体(レバー)で、上
面一側には、カマボコ状の係止用突起18を設
け、その直下の下面には、厚肉部19を設けてい
る。このロツク板17も、マンホール枠2と同
様、ポリプロピレン樹脂であるため、またプレー
ト形状であるため可撓性を有している。
更に、このロツク板17を前記円形カバー体1
の溝16にカチ込みにより挿入する。このように
して組込まれたロツク板17を備えた円形カバー
体1をマンホール枠2に載置するが、その係合脚
8を上向きの嵌合溝10に嵌合し載置する。ま
た、マンホール枠2の内周には1対のバヨネツト
突条20,20が突設され、このバヨネツト突条
20の下側縁21をロツク板17の係止用突起1
8が案内されて摺動するようになつている。この
バヨネツト突条20の下側縁21は、第3図に示
すように、上下方向にテーパを設け、そのテーパ
終端に半円状の凹部22およびストツパー23を
設けている。勿論、このテーパはロツク板17が
回動する方向に山となつている。
本実施例は以上のような構成になつているので
その作用を述べる。
ロツク板17,17がバヨネツト突条20,2
0に当接しない位置で、円形カバー体1の係合脚
8をマンホール枠2の上向きの嵌合溝10に合せ
て載置する。そこで円形カバー体1を約45゜回動
させると、ロツク板17,17がバヨネツト突条
20,20の下側縁21,21にそれぞれ案内さ
れながら摺動する。この際、下側縁21,21は
テーパになつているので、ロツク板17,17は
樹脂弾性により撓みながら摺動するとともに、係
合脚8は上向きの嵌合溝10に徐々に密着されて
いく。ロツク板17がストツパー23に当接し
て、係止用突起18が凹設22に嵌入し、円形カ
バー体1はマンホール枠2に完全に密閉される。
なお、本実施例は、簡易水洗便槽に関するマン
ホールカバーで説明したが、本考案はこれに限ら
ず、会所ます用のマンホールカバーでもよく、水
槽などにも使用できることはいう迄もない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、次の優れた諸効果が期待でき
る。
片持状で可撓性のあるロツクレバーはテーパ
をもつバヨネツト突条に案内されて摺動するの
で、円形カバー体はマンホール枠に対し円滑に
回動することができる。
ロツクレバーの先端に係止用突起を設けると
ともに、バヨネツト突条のテーパ終端に凹部を
設けたので、これらが合致すればロツクレバー
の樹脂弾性により係止用突起が凹部に落ち込
み、円形カバー体の回動の終端が感知できる。
したがつて円形カバー体には締めすぎが生じな
い。
しかも凹部と係止用突起とで、円形カバー体
のロツク装置を構成したので、構造簡単となつ
て合成樹脂製マンホールカバーに好適とするこ
とができる。
バヨネツト突条の凹部と片持状の可撓性ロツ
クレバーの係止用突起とで、円形カバー体を閉
塞するので、構造簡単でありながら、その密閉
固定には摩擦力は勿論、樹脂弾性および凹凸嵌
合がそれぞれ作用し、したがつて、円形カバー
体はみだりに開くことがない。
円形カバー体、マンホール枠およびロツクレ
バーを合成樹脂製としたので、特にロツクレバ
ーに板バネなどを使用しないので、腐食せず耐
久性に富み、しかも、樹脂弾性によつてマンホ
ールカバーの密封性も向上させることができ
る。その上、下水道等に合成樹脂製部品が多用
される現在、本考案のロツク装置付のマンホー
ルカバーの提供で、これらの設備の材質が統一
されて工事、メンテナンスなどにきわめて至便
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部断面側面図、第2図は第1図のA
方向平面図、第3図は部分図は第2図のC方向斜
視図、第4図は第1図B〜B断面図、第5図はロ
ツク板の斜視図を示す。 1……円形カバー体、2……マンホール枠、1
7……ロツク板、20……バヨネツト突条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周端に下向きのリング状係合脚8を設けた円
    形カバー体1と、該係合脚8が嵌合する上向きの
    嵌合溝10を設けたリング状マンホール枠2と、
    からなる合成樹脂製マンホールカバーにおいて、 前記円形カバー体1の裏面に、下向きに隆起し
    た1対のランド部15,15を設け、該ランド部
    15に可撓性をもつ合成樹脂製のロツクレバー1
    7の基部を取付けて該ロツクレバー17を半径方
    向に片持状で突設し、該ロツクレバー17の先端
    上面に係止用突起18を設けるとともに、 前記マンホール枠2の内周に、前記係止用突起
    18が案内されて摺動する上下方向にテーパを下
    側縁に備えた円弧状のバヨネツト突条20を設
    け、該バヨネツト突条20のテーパ終端に前記係
    止用突起18が係脱自在に嵌合する凹部22を設
    けたマンホールカバーのロツク装置。
JP17176383U 1983-11-04 1983-11-04 マンホ−ルカバ−のロツク装置 Granted JPS6078794U (ja)

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JPS4411349Y1 (ja) * 1965-09-02 1969-05-10

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