JP7304003B2 - 回転装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、回転部材の軸部を、軸方向に対して直交する軸直交方向に変位可能、かつ、該軸直交方向へ着脱可能に支持する支持手段を備えた回転装置が知られている。
例えば、特許文献1には、上下方向(軸直交方向)に変位可能な加熱ローラ(回転部材)の軸部を、当該上下方向へ着脱可能に側壁で支持する定着装置(回転装置)の例が開示されている。この定着装置において、側壁(支持基材)には、加熱ローラの軸部を当該上下方向へ着脱可能とする着脱通路が形成されている。着脱通路の下端には加圧ローラの軸部が位置決めされ、この加圧ローラの上に加熱ローラが載せられるように加熱ローラの軸部が着脱通路内へ挿入される。その後、加熱ローラの軸部の上に付勢機構のアームを位置させて、付勢機構により加熱ローラの軸部を下方へ付勢することで、加熱ローラが加圧ローラへ押し付けられる。加熱ローラを取り外す際には、付勢機構のアームを着脱通路から離脱させてから、加熱ローラを上方へ取り外す。
ところが、従来の回転装置の中には、軸直交方向へ変位する回転部材の外部に配置されて該回転部材と一体的に変位する一体変位部材を備える場合がある。この場合、回転部材を軸直交方向に着脱可能とすることについては、未だ改善の余地が残されている。
上述した課題を解決するために、本発明は、回転部材の軸部を、軸方向に対して直交する軸直交方向に変位可能、かつ、該軸直交方向へ着脱可能に支持する支持手段を備えた回転装置であって、前記支持手段は、前記軸部を前記軸直交方向へ着脱可能とする着脱通路を備えた支持基材と、前記軸部を挟持する複数の挟持部材と、該複数の挟持部材を挟持状態と挟持解除状態とに切り替える切替部材とを有し、前記複数の挟持部材は、前記挟持状態で、前記軸部が前記着脱通路に沿って前記変位の方向へ移動可能なように、前記支持基材上に支持されており、前記複数の挟持部材のうち、前記軸部に対して前記着脱通路の出入口側に位置する出入口側挟持部材は、前記着脱通路を通る前記軸部に干渉しない位置へ離脱可能に構成され、前記複数の挟持部材のうちの他の挟持部材は、前記回転部材の外部に配置されて該回転部材と一体的に変位する一体変位部材を支持していることを特徴とする。
本発明によれば、軸直交方向へ変位する回転部材の外部に配置されて該回転部材と一体的に変位する一体変位部材を備える場合でも、当該回転部材を軸直交方向に容易に着脱することができる。
実施形態に係る画像形成装置の一例の概略構成図。 同画像形成装置のタンデム型画像形成部の構成例を示す説明図。 同画像形成装置における定着装置の構成を示す説明図。 同定着装置の定着ローラ、加熱ローラ、加圧ローラ等を支持する支持機構の構成を説明するための側面図。 同定着ローラ及び同加熱ローラの軸部を支持する定着フレーム並びにこれに取り付けられる第二定着フレーム及びサブ面板を示す上面図。 同定着ローラ及び同加熱ローラの軸部を支持する定着フレームを示す側面図。 (a)は、定着フレームと加圧フレームとが閉じた状態を示す側面図。(b)は、定着フレームが加圧フレームから開いた状態を示す側面図。 同定着装置における加熱ローラの軸部を支持する支持手段を説明するための側面図。 第一板金を定着フレーム上の回動軸回りに回動させて、第一板金と第二板金とによる加熱ローラの軸部の挟持状態を解除した挟持解除状態を示す側面図。 第一板金と第二板金とによる加熱ローラの軸部の挟持状態のときに当該軸部に当接する第一板金及び第二板金の箇所を示す説明図。 同定着装置における加熱ローラの軸部を支持する支持手段を説明するための斜視図。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一例の概略構成図である。
図1を参照すると、本実施形態の画像形成装置1は、装置本体(プリンタ部)100と、その装置本体が載せられた記録材供給部である給紙テーブル200と、装置本体100上に取り付けられた画像読取装置としてのスキャナ300とを備える。更に、本実施形態の画像形成装置1は、スキャナ300の上に取り付けられた原稿自動搬送装置(ADF)400を備える。
装置本体100は、その中央に、像担持体である無端状ベルトからなる中間転写体としての中間転写ベルト10が設けられている。中間転写ベルト10は、3つの支持回転部材としての支持ローラ14,15,16に掛け渡されており、図中時計回り方向に回転移動する。これら3つの支持ローラのうち、第二支持ローラ15の図中左側には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置17が設けられている。また、3つの支持ローラのうち、第一支持ローラ14と第二支持ローラ15との間に張り渡したベルト部分には、画像形成手段であるタンデム画像形成部20が対向配置されている。
タンデム画像形成部20は、図1に示すように、前記ベルト部分のベルト移動方向に沿ってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成部18Y,18M,18C,18Kを並べて配置した構成になっている。本実施形態においては、第三支持ローラ16を駆動ローラとしている。また、タンデム画像形成部20の上方には、露光手段としての露光装置21が設けられている。
中間転写ベルト10を間にしてタンデム画像形成部20の反対側には、第二の転写手段としての二次転写装置22が設けられている。二次転写装置22においては、2つのローラ231,232間に転写シート搬送部材としての無端状ベルトである二次転写ベルト24が掛け渡されている。二次転写ベルト24は、中間転写ベルト10を介して第三支持ローラ16に押し当てられるように設けられている。この二次転写装置22により、中間転写ベルト10上のトナー像が記録材としての転写シートSに転写される。なお、図1に示すように、二次転写ベルト24の外周面をクリーニングするクリーニング装置170を設けてもよい。
二次転写装置22の図中左方には、転写シートS上に転写されたトナー像を定着する定着装置25が設けられている。定着装置25は、加熱される無端状ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられた構成となっている。
また、二次転写装置22には、トナー像を中間転写ベルト10から転写シートSに転写した後の転写シートSを定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備わっている。また、二次転写装置22及び定着装置25の下には、タンデム画像形成部20と平行に、転写シートSの両面に画像を記録すべく転写シートSを反転するシート反転装置28が設けられている。
前記構成の画像形成装置1を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。その後、操作パネルのスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動する。
一方、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300が駆動され、第一走行体33及び第二走行体34を走行させる。そして、第一走行体33で光源から光を発射するとともに、原稿面からの反射光をさらに反射して第二走行体34に向け、第二走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して画像読取センサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
前記原稿読み取りと並行して、駆動源である駆動モータで駆動ローラ16を回転駆動させる。これにより、中間転写ベルト10が図中時計回り方向に移動するとともに、この移動に伴って残り2つの支持ローラ(従動ローラ)14,15が連れ回り回転する。
また、前記原稿読み取り及び中間転写ベルト10の移動と同時に、個々の画像形成部18において像担持体としてのドラム状の感光体40Y,40M,40C,40Kを回転させる。そして、各感光体40Y,40M,40C,40K上に、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の色別情報を用いてそれぞれ露光現像し、単色のトナー像(顕像)を形成する。
前記中間転写ベルト10の支持ローラ14,15間のベルト部分を挟んで各感光体40Y,40M,40C,40Kに対向する位置には、一次転写手段としての一次転写ローラからなる一次転写装置62Y,62M,62C,62Kが設けられている。この一次転写装置62Y,62M,62C,62Kにより、各感光体40Y,40M,40C,40K上のトナー画像を中間転写ベルト10上に互いに重なり合うように順次転写して、中間転写ベルト10上に合成カラートナー像を形成する。
前記画像形成動作に並行して、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから転写シートSを繰り出す。そして、繰り出した転写シートSを、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して装置本体100内の給紙路に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上の転写シートSを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
次に、中間転写ベルト10上の合成カラートナー像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転させ、中間転写ベルト10と二次転写装置22との間に転写シートSを送り込み、二次転写装置22で転写して転写シートS上にカラートナー像を転写する。
トナー像転写後の転写シートSは、二次転写ベルト24で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で定着ベルト26と加圧ローラ27とによって熱と圧力とを加えて転写トナー像を定着する。この定着の後、切換爪55で切り替えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り替えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録した後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
なお、トナー像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、トナー像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。ここで、レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。
また、装置本体100は、中間転写ベルト10の外周面に形成されたトナー像の濃度を検知する画像濃度検知手段として、光学センサなどで構成された光学センサユニットであるトナー付着量センサ310を備えている。トナー付着量センサ310は、中間転写ベルト10上のトナー付着量を検知して画像の濃度ムラを検出するために中間転写ベルト10上のトナー像の濃度を検出する画像濃度検出手段として機能し、トナー像検知センサやトナー付着量検知センサとも呼ばれる。トナー付着量センサ310により、画像濃度ムラの補正制御に用いるために中間転写ベルト10の表面に形成される後述の補正制御用のテストパターンのトナー像の濃度を検知する。なお、中間転写ベルト10を間にしてトナー付着量センサ310に対向する位置には、図1に示すように対向ローラ311を設けてもよい。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置1のタンデム型画像形成部の構成例を示す説明図である。
なお、ここでは、K(黒)の画像形成部18Kについて説明するが、Y(イエロー)、M(マゼンタ)及びC(シアン)の各画像形成部18Y,18M,18Cも同様の構成をしている。
画像形成部18Kは、例えば、図2に示すように、ドラム状の感光体40Kの周りに、帯電手段としての帯電装置60K、電位センサ70K、現像手段としての現像装置61K、感光体クリーニング装置63K、除電装置などを備えている。
画像形成動作時には、感光体40Kは、像担持体回転駆動手段としての駆動モータによって矢印A方向に回転駆動される。そして、感光体40Kは、その表面が帯電装置60Kによって一様帯電された後、前述のスキャナ300からの原稿等の画像信号に基づいて制御された露光装置21からの書込露光Lによって露光され、静電潜像が形成される。スキャナ300からの画像データに基づくカラー画像信号は、画像処理部で色変換処理などの画像処理が施され、K、Y、M、Cの各色の画像信号として露光装置21へ出力される。露光装置21は、画像処理部からのKの画像信号を光信号に変換し、この光信号に基づいて一様に帯電された感光体40Kの表面を走査して露光することで静電潜像を形成する。
現像装置61Kの現像剤担持体としての現像ローラ61Kaには現像バイアスが印加されており、感光体40K上の静電潜像と、現像ローラ61Kaとの間に電位差である現像ポテンシャルが形成されている。この現像ポテンシャルにより現像ローラ61Ka上のトナーが現像ローラ61Kaから感光体40Kの静電潜像に転移することで、静電潜像が現像されてトナー像が形成される。また、現像装置61K内の現像剤搬送スクリュー61Kbが配設されている現像剤搬送部の底面部には、現像剤中のトナー濃度を検知することができるトナー濃度センサ312Kが設けられている。
感光体40K上に形成されたKトナー像は、一次転写装置62Kによって中間転写ベルト10上に一次転写される。感光体40Kは、トナー像転写後に感光体クリーニング装置63Kによって残留トナーがクリーニングされ、除電装置により除電されて次の画像形成に備えられる。同様にして、画像形成部18Y,18M,18Cは、ドラム状の感光体40Y,40M,40Cの周りに、帯電装置、電位センサ、現像装置、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。そして、感光体40Y,40M,40CにY、M、Cのトナー像を形成し、これらは中間転写ベルト10上に重ね合わせて一次転写される。
前記構成の画像形成装置1において、露光装置21及び帯電装置60Y,60M,60C,60Kは、感光体40Y,40M,40C,40Kの表面に静電潜像を形成する潜像形成手段として機能する。また、露光装置21、帯電装置60Y,60M,60C,60K及び現像装置61Y,61M,61C,61Kは、感光体40Y,40M,40C,40Kの表面にトナー像を形成するトナー像形成手段として機能する。
また、本実施形態の画像形成装置1は、感光体40Kの回転位置を検知できる回転位置検知手段としてのフォトインタラプタ71Kと、現像ローラ61Kaの回転位置を検出できる回転位置検出手段としてのフォトインタラプタ72Kとを備えている。フォトインタラプタ71K及びフォトインタラプタ72Kはそれぞれ、回転部材である感光体40K及び現像ローラ61Kaの回転位置を光学的に検出するものである。このフォトインタラプタは、例えば、発光素子と受光素子とが互いに対向して配置されており、その間を、回転部材の回転移動部に設けられた回転位置検出フィラーなどの被検出部が通過し光をさえぎることにより、回転部材の回転位置を検出するものである。例えば、感光体40Kと一体で回転する回転位置検出フィラーの周囲に1か所の切れ込みを形成しておけば、感光体40Kが回転すると1周に1回ずつ光が受光部に届くため、感光体40Kの回転位置を検出することができる。なお、回転部材である感光体40K及び現像ローラ61Kaの回転位置を検出する回転位置検出手段は、フォトインタラプタ以外のものを用いてもよい。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置1における回転装置としての定着装置25の構成を示す説明図である。
本実施形態の定着装置25は、駆動回転部材である定着ローラ26Aと従動回転部材である加熱ローラ26Bとに掛け渡された定着ベルト26に、加圧ローラ27が押し当てられた構成となっている。また、本実施形態の定着装置25は、誘導加熱方式(IH方式)による非接触加熱方式で回転部材である加熱ローラ26Bを加熱する一体変位部材としての誘導加熱装置26Cを備えている。誘導加熱装置26Cは、加熱ローラ26Bの発熱層を誘導発熱させるための交流磁界を発生させる励磁コイルを備えている。
本実施形態の定着装置25において、加熱ローラ26Bは、テンションローラとしても機能しており、図3中矢印F1の方向へ付勢されている。本実施形態の定着装置25は、誘導加熱装置26Cにより加熱された加熱ローラ26Bの熱により定着ベルト26が加熱され、加熱状態の定着ベルト26と加圧ローラ27との定着ニップを通過する転写シートS上のトナー像を熱と圧力とにより転写シートSへ定着させる。
本実施形態の定着装置25は、画像形成装置1の本体に対して着脱可能なユニット構成となっている。定着ローラ26Aを駆動する駆動力は、画像形成装置1の本体側に設けられた駆動源から駆動力伝達機構によって伝達される。
図4は、定着装置25の定着ローラ26A、加熱ローラ26B、加圧ローラ27等を支持する支持機構の構成を説明するための側面図である。
図5は、定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bの軸部を支持する定着フレーム81並びにこれに取り付けられる第二定着フレーム86及びサブ面板87を示す上面図である。
本実施形態の定着装置25は、定着ローラ26A、加熱ローラ26B及び加圧ローラ27の軸方向両側に、定着装置25の側板として、定着フレーム81及び加圧フレーム82を備えている。支持基材としての定着フレーム81は、定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bの軸部83,84を支持し、加圧フレーム82は、加圧ローラ27の軸部85を支持する。定着ローラ26A、加熱ローラ26B及び加圧ローラ27の各軸部83,84,85は、いずれも玉軸受によって構成されている。
加圧フレーム82には、加圧レバー27Aがレバー回動軸27Bを中心に回動可能に取り付けられている。使用状態において、加圧レバー27Aは加圧ローラ27の軸部85を定着ローラ26A側へと押圧し、これにより加圧ローラ27が定着ローラ26Aに巻きついている定着ベルト26の部分に加圧力F2で押圧される。
図6は、定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bの軸部83,84を支持する定着フレーム81を示す側面図である。
定着フレーム81は、定着ベルト26が巻き付いた状態の定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bを、そのローラ軸の軸方向に対して直交する軸直交方向へ着脱可能とするために、定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bの各軸部83,84を軸直交方向へ移動可能(着脱可能)とする着脱通路81aを備えている。定着ベルト26が巻き付いた状態の定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bをこのように着脱できることで、定着ローラ26A又は加熱ローラ26Bを軸方向に引き抜いてから定着ベルト26を取り出すというような従来の作業と比較して、作業手順が少なく、作業が容易になる。
定着フレーム81の着脱通路81aは、定着フレーム81の切り欠きによって形成されており、その着脱通路81aの末端部81bの付近に加熱ローラ26Bの軸部83が位置し、その着脱通路81aの途中にある窪み部81cに定着ローラ26Aの軸部84が位置する。定着ベルト26が巻き付いた状態の定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bを取り外す際、定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bの軸部83,84を着脱通路81aの出入口から矢印Bの方向へ引き出す必要がある。しかしながら、図7(a)に示すような使用状態においては、着脱通路81aの出入口が加圧フレーム82及びこれに支持されている加圧ローラ27等によって塞がった出入口閉塞状態となっているため、定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bを取り外すことができない。
そのため、本実施形態においては、定着フレーム81の軸支持部81dが加圧フレーム82の回動軸82aに取り付けられており、このような回動機構により定着フレーム81が加圧フレーム82に対して回動軸82aの回りで回動可能になっている。これにより、定着フレーム81を回動させて、図7(b)に示すように、定着フレーム81の着脱通路81aの出入口を上方に向くようにして、着脱通路81aの出入口が塞がれないような姿勢(出入口開放状態)とすることができる。
このような出入口開放状態とすることで、定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bの軸部83,84を着脱通路81aの出入口から矢印Bの方向へ引き出すことができ、定着ベルト26が巻き付いた状態の定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bを軸直交方向(図7中の上側)へ取り外すことができる。
本実施形態においては、上述したように加熱ローラ26Bがテンションローラとして機能するため、定着ローラ26Aには、定着ベルト26を介して図4中矢印F1’の向きの外力が作用する。また、定着ローラ26Aには、加圧ローラ27によって加圧されることで、図4中符号F2の向きの外力も作用する。そのため、これらの外力を受けても定着ローラ26Aの位置が変位しないように、定着ローラ26Aの軸部84をしっかりと位置決めすることが求められる。
しかしながら、本実施形態では、定着ベルト26が巻き付いた状態の定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bを軸直交方向へ取り外せるように、定着フレーム81に着脱通路81aを形成し、着脱通路81aの中間部で定着ローラ26Aの軸部84を位置決めする必要がある。このような構成のため、定着ローラ26Aの軸部84に当接して位置決めするための定着フレーム81の領域(窪み部81cの領域)が少なく、定着フレーム81だけで定着ローラ26Aの軸部84をしっかりと位置決めすることが困難である。
そのため、本実施形態では、図4及び図5に示すように、定着フレーム81とは別に、定着ローラ26Aの軸部84を位置決めするための第二定着フレーム86及びサブ面板87を設けている。第二定着フレーム86は、着脱通路81aの末端側(加熱ローラ26B側)から定着ローラ26Aの軸部84に当接して、定着ローラ26Aの軸部84を位置決めするものである。第二定着フレーム86は、サブ面板87にネジ止めされ、サブ面板87が定着フレーム81にネジ止めされることで、定着フレーム81に固定される。
これにより、加圧ローラ27から定着ローラ26Aの軸部84に入力される外力F2は、主に、定着ローラ26Aの軸部84に当接する定着フレーム81の窪み部81cで受け、定着ベルト26を介して定着ローラ26Aの軸部84に入力されるテンション力F1’は、主に、第二定着フレーム86で受けることができる。これにより、これらの外力を受けても定着ローラ26Aの位置が変位しないように、定着ローラ26Aの軸部84をしっかりと位置決めすることができる。
ここで、本実施形態の定着装置25は、誘導加熱方式(IH方式)を採用し、誘導加熱装置26Cにより加熱ローラ26Bを誘導発熱させる構成となっている。そのため、適切な誘導加熱を実現するためには、誘導加熱装置26Cと加熱ローラ26Bとの距離を一定に保つことが望ましい。一方、本実施形態の加熱ローラ26Bは、上述したように、テンションローラとして機能するため、軸直交方向への変位が可能な構成となっている。そのため、誘導加熱装置26Cは、加熱ローラ26Bの変位に追従するように加熱ローラ26Bと一体で変位できるように構成することが求められる。
このとき、加熱ローラ26Bに対して着脱不能な状態で誘導加熱装置26Cを取り付けるようにしてもよいが、この場合、定着ベルト26が巻き付いた状態の定着ローラ26A及び加熱ローラ26Bを取り外す際に、誘導加熱装置26Cも一体的に取り外すようになる。定着ベルト26の交換等の作業には、誘導加熱装置26Cを取り外すことは本来不要であるため、誘導加熱装置26Cも一体的に取り外す構成とすると、作業負荷が増えてしまう。
図8は、本実施形態における加熱ローラ26Bの軸部83を支持する支持手段を説明するための側面図である。
本実施形態においては、回転部材である加熱ローラ26Bの軸部83を2つの挟持部材である第一板金88Aと第二板金88Bとで挟持し、これらの第一板金88A及び第二板金88Bを加熱ローラ26Bの変位方向へ移動可能なように、支持基材としての定着フレーム81で支持する構成となっている。
詳しくは、第一板金88A及び第二板金88Bは、定着フレーム81上に設けられる同一の回動軸81eの回りで回動可能なように、定着フレーム81に取り付けられている。より詳しくは、第一板金88A及び第二板金88Bは、回動軸81eの軸方向へ互いにずれた位置で支持されている。そして、第一板金88A及び第二板金88Bによって加熱ローラ26Bの軸部83を挟持した挟持状態において、第一板金88A及び第二板金88Bは、軸方向から見たときに互いに部分的に重なるように構成されている。
第一板金88Aと第二板金88Bには、それぞれ、圧縮バネである挟持バネ88Cの各端部が取り付けられる取付ボス部88Aa,88Baが、加熱ローラ26Bの軸部83を挟んで回動軸81eの反対側に設けられている。これにより、第一板金88Aと第二板金88Bは、各取付ボス部88Aa,88Ba間に取り付けられた挟持バネ88Cの付勢力により、回動軸81eの回りを互いに逆向きへ回動する方向に付勢される。その結果、この付勢力により、第一板金88Aと第二板金88Bの間に加熱ローラ26Bの軸部83を挟み込むことができる。
加熱ローラ26Bの軸部83を挟み込んだ状態の第一板金88A及び第二板金88Bは、定着フレーム81上の回動軸81eの回りで回動可能であり、この回動に伴って加熱ローラ26Bの軸部83が着脱通路81aに沿って定着ローラ26Aに対して接離する方向へ移動可能となっている。2つの板金88A,88Bのうち、加熱ローラ26Bの軸部83に対して着脱通路81aの出入口側に位置する出入口側挟持部材である第一板金88Aには、圧縮バネであるテンションバネ88Dの一端を取り付けるバネ取付部88Abが設けられている。テンションバネ88Dの他端は、定着フレーム81に設けられるバネ取付部81fに取り付けられる。これにより、第一板金88Aは、定着フレーム81に対し、テンションバネ88Dの付勢力によって、回動軸81eの回りを図8中反時計回りに回動する方向に付勢される。その結果、この付勢力により、第一板金88Aを介して加熱ローラ26Bの軸部83が着脱通路81aに沿って定着ローラ26Aから離れる方向へ付勢される。
このとき、加熱ローラ26Bとともに定着ベルト26を支持する定着ローラ26Aの軸部84は、定着フレーム81に対してサブ面板87を介して固定されている第二定着フレーム86によって位置決め固定されている。したがって、第一板金88Aを介して加熱ローラ26Bの軸部83に作用するテンションバネ88Dの付勢力により、定着ベルト26にはテンションが付与される。
定着ベルト26のテンション変動等によって、加熱ローラ26Bの軸部83は、着脱通路81aに沿って定着ローラ26Aとの接離方向へ変位することになる。本実施形態では、この加熱ローラ26Bの変位に追従して加熱ローラ26Bと一体で変位できるように、誘導加熱装置26Cが第二板金88Bに支持されている。すなわち、第二板金88Bは、挟持バネ88Cの付勢力によって第一板金88Aとの間に加熱ローラ26Bの軸部83を挟持し、その状態で、加熱ローラ26Bの軸部83及び第一板金88Aと一体的に、回動軸81eの回りを回動するように構成されている。そのため、定着ベルト26のテンション変動等によって加熱ローラ26Bの軸部83が着脱通路81aに沿って変位すると、第二板金88Bも一体で変位(回動)し、第二板金88Bに支持されている誘導加熱装置26Cも一体で変位する。
第一板金88Aは、上述した挟持バネ88C及びテンションバネ88Dを取り外すことで、図9に示すように、定着フレーム81上の回動軸81eの回りを矢印Cの方向へ回動させることができる。これにより、加熱ローラ26Bの軸部83が第一板金88A及び第二板金88Bによる挟持状態が解除された挟持解除状態となる。また、第一板金88Aは、図9に示すように、着脱通路81aを通る加熱ローラ26Bの軸部83に干渉しない位置へ離脱した状態になるため、加熱ローラ26Bの軸部83は、第一板金88A及び第二板金88Bを定着フレーム81側に残したまま、着脱通路81aに沿って取り出される。したがって、第二板金88Bに支持されている誘導加熱装置26Cも定着フレーム81側に残したまま、加熱ローラ26Bの軸部83を着脱通路81aに沿って取り出すことができる。
特に、本実施形態では、加熱ローラ26Bの軸部83を挟持する2つの板金88A,88Bにおける当該軸部83に当接する箇所La,Lbは、図10に示すように、それぞれ、当該軸部83の周面に沿った180°以下の円弧状の切り欠き部となっている。このような構成とすることで、加熱ローラ26Bの軸部83を挟持する際又は挟持を解除する際に、各板金88A,88Bが軸部83に引っ掛かるようなことがない。
このように、本実施形態においては、加熱ローラ26Bの軸部83を2つの板金88A,88Bによって挟持させる構成とし、これらの2つの板金88A,88Bのうちの第二板金88Bに誘導加熱装置26Cを支持させて、加熱ローラ26Bと誘導加熱装置26Cとの一体変位を実現する一方、第一板金88Aを、着脱通路81aを通る加熱ローラ26Bの軸部83に干渉しない位置へ離脱可能に構成して、加熱ローラ26Bの軸部83を着脱通路81aから取り出すことができるようにしたものである。したがって、本実施形態によれば、軸直交方向へ変位する加熱ローラ26Bと一体的に変位する誘導加熱装置26Cを備える構成において、当該加熱ローラ26Bを軸直交方向に着脱可能とすることができる。
なお、本実施形態においては、第一板金88Aが、挟持解除状態において、図11の矢印Dに示すように、回動軸81eの軸方向へ移動可能に構成されている。これにより、第一板金88Aは、加熱ローラ26Bの軸部83よりも軸方向外側へ移動することができるので、第一板金88Aが回動軸81eの回りのどの回転位置にあっても、加熱ローラ26Bの軸部83が着脱通路81aを通るときに、第一板金88Aが邪魔することがなくなる。このとき、回動軸81eの軸方向端部には、図11に示すように、第一板金88Aが回動軸81eから脱落するのを防止するストッパ81gを設けるようにするのが好ましい。
また、本実施形態のように、第一板金88Aを回動軸81eの軸方向へ移動可能に構成した場合、挟持状態のときに第一板金88Aが回動軸81eの軸方向へ移動してしまうと、第二板金88Bとの間に加熱ローラ26Bの軸部83を適切に挟持できないおそれがある。そのため、本実施形態では、挟持状態において第一板金88Aが回動軸81eの軸方向への移動を規制する規制部材を設けている。具体的には、図11に示すように、第二板金88Bに設けられたピン88Bcに第一板金88Aの引っ掛け部88Acを引っ掛けることで、第一板金88Aが回動軸81eの軸方向へ移動するのを規制している。
なお、本実施形態では、無端状ベルトである定着ベルト26を支持するテンションローラである加熱ローラ26Bを軸直交方向へ着脱する構成を例に挙げて説明したが、このような無端状ベルトを支持するローラに限らず、無端状ベルトを支持しないローラなどの回転部材にも、同様に適用することができる。
また、本実施形態では、画像形成装置1に設けられる定着装置を例に挙げて説明したが、画像形成装置1における他の回転装置や、画像形成装置以外の装置における回転装置にも適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[第1態様]
第1態様は、回転部材(例えば加熱ローラ26B)の軸部83を、軸方向に対して直交する軸直交方向に変位可能、かつ、該軸直交方向へ着脱可能に支持する支持手段を備えた回転装置(例えば定着装置25)であって、前記支持手段は、前記軸部83を前記軸直交方向へ着脱可能とする着脱通路81aを備えた支持基材(例えば定着フレーム81)と、前記軸部83を挟持する複数の挟持部材(例えば第一板金88Aと第二板金88B)と、該複数の挟持部材を挟持状態と挟持解除状態とに切り替える切替部材(例えば挟持バネ88C)とを有し、前記複数の挟持部材は、前記挟持状態で、前記軸部が前記着脱通路に沿って前記変位の方向へ移動可能なように、前記支持基材上に支持されており、前記複数の挟持部材のうち、前記軸部に対して前記着脱通路の出入口側に位置する出入口側挟持部材(例えば第一板金88A)は、前記着脱通路を通る前記軸部に干渉しない位置へ離脱可能に構成され、前記複数の挟持部材のうちの他の挟持部材(例えば第二板金88B)は、前記回転部材の外部に配置されて該回転部材と一体的に変位する一体変位部材(例えば誘導加熱装置26C)を支持していることを特徴とするものである。
本態様においては、回転部材の軸部を複数の挟持部材によって挟持させ、当該複数の挟持部材を回転部材の変位方向へ移動可能なように支持基材で支持することで、回転部材が軸直交方向に変位可能な構成となっている。そして、複数の挟持部材のうちの前記他の挟持部材に、回転部材の外部に配置されて該回転部材と一体的に変位する一体変位部材を支持させることで、回転部材と一体変位部材とが軸直交方向へ一体的に変位することができるようになっている。
ここで、一体変位部材を回転部材の軸部に直接支持させる構成を採用しても、一体変位部材を回転部材と一体的に変位させる構成を実現することはできる。しかしながら、この場合、回転部材を取り外す際に、取り外す必要の無い一体変位部材までも一緒に取り外さなければならなくなり、作業負担が増えてしまう。また、取り外す必要の無い一体変位部材を回転装置側に残すためには、回転部材の軸部から一体変位部材を取り外す必要が生じ、この場合も作業負担が増えてしまう。本態様のように、回転部材の軸部を挟持する複数の挟持部材のうちの前記他の挟持部材に一体変位部材を支持させることで、作業負担を増やすことなく、一体変位部材を残したまま回転部材を取り外すことができる。
また、本態様において、複数の挟持部材のうちの前記出入口側挟持部材は、支持基材の着脱通路を通る回転部材の軸部に干渉しない位置へ離脱可能に構成されている。そのため、回転部材を取り外す際、出入口側挟持部材を離脱させることで、回転部材の軸部を着脱通路に沿って出入口側へと移動させて、回転部材を取り外すことができる。
このように、本態様においては、回転部材の軸部を複数の挟持部材に挟持させる構成とし、当該複数の挟持部材のうちの前記他の挟持部材に一体変位部材を支持させて、一体変位部材を残しつつ回転部材を容易に取り出せるようにする一方、当該複数の挟持部材のうちの出入口側挟持部材を、着脱通路を通る回転部材の軸部に干渉しない位置へ離脱可能に構成して、回転部材を軸直交方向に着脱可能としたものである。したがって、軸直交方向へ変位する回転部材と一体的に変位する一体変位部材を備える場合でも、当該回転部材を軸直交方向に容易に着脱することができる。
[第2態様]
第2態様は、第1態様において、前記回転部材は、無端状ベルト(例えば定着ベルト26)を支持するテンションローラ(例えば加熱ローラ26B)であり、前記回転部材とともに前記無端状ベルトを支持する支持ローラ(例えば定着ローラ26A)の軸部84が、前記着脱通路における該回転部材よりも出入口側で、前記支持基材に支持されていることを特徴とするものである。
これによれば、無端状ベルトが巻き付いた状態の支持ローラを把持して支持ローラの軸部を着脱通路に沿って引き出すことで、回転部材の軸部も着脱通路に沿って引き出すことができ、無端状ベルト並びにこれを支持する支持ローラ及び回転部材の取り外し作業が容易になる。
[第3態様]
第3態様は、第1又は第2態様において、前記複数の挟持部材は、同一回動軸81eの回りで回動可能なように前記支持基材に支持されており、前記出入口側挟持部材は、前記挟持解除状態で、前記同一回動軸の回りを回動することにより、前記着脱通路を通る前記軸部に干渉しない位置へ離脱することを特徴とするものである。
これによれば、回転部材を着脱通路に沿って取り出す際に、出入口側挟持部材を、着脱通路を通る前記軸部に干渉しない位置へ容易に離脱させることができる。
[第4態様]
第4態様は、第3態様において、前記複数の挟持部材は、前記同一回動軸の軸方向へ互いにずれた位置で支持され、前記挟持状態で軸方向から見たときに互いに部分的に重なるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、高い精度を必要とすることなく、複数の挟持部材によって回転部材の軸部を挟持することができる。
[第5態様]
第5態様は、第3又は第4態様において、前記複数の挟持部材における前記軸部に当接する箇所La,Lbは、それぞれ、前記軸部の周面に沿った180°以下の円弧状の切り欠き部であることを特徴とするものである。
これによれば、回転部材の軸部を挟持する際又は挟持を解除する際に、複数の挟持部材が当該軸部に引っ掛かるようなことがない。
[第6態様]
第6態様は、第3乃至第5態様のいずれかにおいて、前記出入口側挟持部材は、前記挟持解除状態で、前記同一回動軸の軸方向へ移動可能に構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、回転部材を着脱通路に沿って取り出す際に、出入口側挟持部材を、着脱通路を通る前記軸部に干渉しない位置へ容易に離脱させることができる。
[第7態様]
第7態様は、第6態様において、前記同一回動軸の軸方向端部には、前記出入口側挟持部材が該同一回動軸から脱落するのを防止するストッパ81gが設けられていることを特徴とするものである。
これによれば、出入口側挟持部材が回動軸から脱落するのを防止することができる。
[第8態様]
第8態様は、第6又は第7態様において、前記挟持状態で前記出入口側挟持部材が前記同一回動軸の軸方向への移動を規制する規制部材(例えばピン88Bc及び引っ掛け部88Ac)を有することを特徴とするものである。
これによれば、挟持状態のときに出入口側挟持部材が回動軸の軸方向へ移動してしまうのを防止でき、他の挟持部材との間に回転部材の軸部を適切に挟持できない事態を回避することができる。
[第9態様]
第9態様は、画像形成装置であって、第1乃至第8態様のいずれかの回転装置を備えることを特徴とするものである。
軸直交方向へ変位する回転部材と一体的に変位する一体変位部材を備える場合でも、当該回転部材を軸直交方向に着脱可能な画像形成装置を提供することができる。
1 :画像形成装置
10 :中間転写ベルト
18 :画像形成部
20 :タンデム画像形成部
21 :露光装置
22 :二次転写装置
25 :定着装置
26 :定着ベルト
26A :定着ローラ
26B :加熱ローラ
26C :誘導加熱装置
27 :加圧ローラ
27A :加圧レバー
27B :レバー回動軸
40 :感光体
60 :帯電装置
61 :現像装置
62 :一次転写装置
81 :定着フレーム
81a :着脱通路
81b :末端部
81c :窪み部
81d :軸支持部
81e :回動軸
81f :バネ取付部
81g :ストッパ
82 :加圧フレーム
82a :回動軸
83 :加熱ローラの軸部
84 :定着ローラの軸部
85 :加圧ローラの軸部
86 :第二定着フレーム
87 :サブ面板
88A :第一板金
88Aa:取付ボス部
88Ab:バネ取付部
88Ac:引っ掛け部
88B :第二板金
88Ba:取付ボス部
88Bc:ピン
88C :挟持バネ
88D :テンションバネ
特開2015-68907号公報

Claims (9)

  1. 回転部材の軸部を、軸方向に対して直交する軸直交方向に変位可能、かつ、該軸直交方向へ着脱可能に支持する支持手段を備えた回転装置であって、
    前記支持手段は、前記軸部を前記軸直交方向へ着脱可能とする着脱通路を備えた支持基材と、前記軸部を挟持する複数の挟持部材と、該複数の挟持部材を挟持状態と挟持解除状態とに切り替える切替部材とを有し、
    前記複数の挟持部材は、前記挟持状態で、前記軸部が前記着脱通路に沿って前記変位の方向へ移動可能なように、前記支持基材上に支持されており、
    前記複数の挟持部材のうち、前記軸部に対して前記着脱通路の出入口側に位置する出入口側挟持部材は、前記着脱通路を通る前記軸部に干渉しない位置へ離脱可能に構成され、
    前記複数の挟持部材のうちの他の挟持部材は、前記回転部材の外部に配置されて該回転部材と一体的に変位する一体変位部材を支持していることを特徴とする回転装置。
  2. 請求項1に記載の回転装置において、
    前記回転部材は、無端状ベルトを支持するテンションローラであり、
    前記回転部材とともに前記無端状ベルトを支持する支持ローラの軸部が、前記着脱通路における該回転部材よりも出入口側で、前記支持基材に支持されていることを特徴とする回転装置。
  3. 請求項1又は2に記載の回転装置において、
    前記複数の挟持部材は、同一回動軸の回りで回動可能なように前記支持基材に支持されており、
    前記出入口側挟持部材は、前記挟持解除状態で、前記同一回動軸の回りを回動することにより、前記着脱通路を通る前記軸部に干渉しない位置へ離脱することを特徴とする回転装置。
  4. 請求項3に記載の回転装置において、
    前記複数の挟持部材は、前記同一回動軸の軸方向へ互いにずれた位置で支持され、前記挟持状態で軸方向から見たときに互いに部分的に重なるように構成されていることを特徴とする回転装置。
  5. 請求項3又は4に記載の回転装置において、
    前記複数の挟持部材における前記軸部に当接する箇所は、それぞれ、前記軸部の周面に沿った180°以下の円弧状の切り欠き部であることを特徴とする回転装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の回転装置において、
    前記出入口側挟持部材は、前記挟持解除状態で、前記同一回動軸の軸方向へ移動可能に構成されていることを特徴とする回転装置。
  7. 請求項6に記載の回転装置において、
    前記同一回動軸の軸方向端部には、前記出入口側挟持部材が該同一回動軸から脱落するのを防止するストッパが設けられていることを特徴とする回転装置。
  8. 請求項6又は7に記載の回転装置において、
    前記挟持状態で前記出入口側挟持部材が前記同一回動軸の軸方向への移動を規制する規制部材を有することを特徴とする回転装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の回転装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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