JP7302419B2 - ワークの位置決め機構 - Google Patents

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本発明は、ワークの位置決め機構に関する。
従来、順送金型を備えたプレス装置がある(例えば特許文献1参照)。順送金型は、被プレス部材であるワークを上下から挟み込む上プレス金型と下プレス金型とを備えている。上プレス金型には、ワークの順送方向に沿って複数のパンチが設けられている。下プレス金型には、上記複数のパンチに対応する複数のダイを固定するダイプレートが設けられている。上プレス金型には、ダイプレートに対してワークを押さえ付けるストリッパプレートが設けられている。ストリッパプレートには、パイロットピンが設けられている。上プレス金型とともにストリッパプレートが下プレス金型に向けて下降する際、ワークに形成されたパイロット孔にパイロットピンが嵌合することで、金型に対してワークが位置決めされる。
特開2010-179330号公報
ところで、特許文献1に記載のプレス装置では、ワークを送る際にパイロット孔の位置がパイロットピンの位置からずれることがある。この場合、ストリッパプレートが下降する際に、パイロットピンの先端部がパイロット孔の周縁部分を押圧する。このとき、ワークの板厚が大きい場合には、パイロットピンによってワークが押圧されることでパイロット孔がパイロットピンに嵌合する位置までワークが移動する。しかしながら、ワークの板厚が小さい場合には、パイロットピンによって押圧されることでワークが変形するおそれがある。
本発明の目的は、ワークの変形を抑制することのできるワークの位置決め機構を提供することにある。
上記目的を達成するためのワークの位置決め機構は、固定型と可動型とによってこれら型の間に送られるワークをプレス成形するプレス装置に適用され、前記固定型及び前記可動型のいずれか一方の型に設けられ、他方の型に向かって突出するとともに、型締め動作に連動して前記ワークの孔に挿通されることで前記ワークの位置決めを行うピンを備える位置決め機構において、前記ピンの軸方向における前記他方の型側及び反対側を先端側及び基端側とするとき、前記一方の型には、前記ピンを収容する収容部が設けられており、前記収容部内には、前記ピンを先端側に向けて付勢する付勢部材が設けられており、前記ピンは、小径部と、前記小径部の先端側に設けられ、前記小径部よりも外径の大きい大径部と、先細状の先端部と、を有しており、前記収容部には、前記ピンが、最も先端側に位置する先端位置と、前記他方の型により前記ピンが押圧されて基端側に向かって移動している途中の中間位置との間にあるときには、前記ピンの外周面との間の隙間を利用して前記収容部に対する前記ピンの傾動を許容する一方、前記ピンが、前記中間位置と、最も基端側に位置する基端位置との間にあるときには、前記大径部の外周面に干渉することで前記ピンの傾動を規制する規制部が設けられている。
ピンは、一方の型の収容部に収容されるとともに、付勢部材によって先端側に向けて付勢されることで、他方の型に向かって突出している。
型締め動作に連動してワークがピンに向かって相対変位すると、ワークの孔にピンが挿通されることでワークの位置決めが行われる。
ここで、上記構成によれば、ピンが先端位置と中間位置との間にあるときには、収容部に設けられた規制部とピンの外周面との間の隙間を利用して収容部に対するピンの傾動が許容されている。このため、ワークの孔の位置がピンの位置からずれている場合には、ピンの先細状の先端部が孔の縁部によって押されて傾動することでワークの孔にピンが挿通されるようになる。これにより、ワークの板厚が小さい場合であっても、ワークの変形を抑制できる。
一方、ピンが中間位置と基端位置との間にあるときには、規制部が大径部の外周面に干渉することでピンの傾動が規制される。これにより、ワークの孔が、傾動の規制された状態のピンの位置まで移動するようになる。
ワークの位置決め機構の一実施形態について、プレス装置の固定型を中心とした断面図。 (a)~(e)は、同実施形態の位置決め機構の動作を説明する断面図。 (a)、(b)は、変更例のプレス装置を示す断面図。 (a)、(b)は、別の変更例のプレス装置を示す断面図。
以下、図1及び図2を参照して、ワークの位置決め機構の一実施形態について説明する。なお、本実施形態の位置決め機構が適用されるプレス装置は、例えば板厚が0.1mm程度の金属板材であるワークをプレス成形するものであり、燃料電池スタックの単セルを構成するセパレータの基材のプレス成形に用いられる。
図1及び図2に示すように、プレス装置10は、固定型11と、固定型11の上方に配置され、固定型11に対して近接及び離間可能に設けられた可動型12とを備えている。固定型11及び可動型12の間には、送り装置(図示略)によって金属板材からなるワークWが間欠的に送られる。
固定型11は、下側から順に、ダイセット21、バッキングプレート22、及びダイプレート23を備えている。
ダイプレート23には、可動型12に設けられた複数のパンチに対応する複数のダイ(共に図示略)が固定されている。
可動型12は、ダイプレート23に対してワークWを押さえ付けるストリッパプレート12aを備えている。
図1に示すように、ダイセット21、バッキングプレート22、及びダイプレート23には、第1孔31、第2孔32、及び第3孔33がそれぞれ形成されている。第2孔32及び第3孔33は、バッキングプレート22及びダイプレート23を上下方向に貫通している。これら孔31,32,33は、いずれも円孔であり、同一軸線上に位置している。
第2孔32の内径は、第1孔31の内径及び第3孔33の内径よりも小さい。
第3孔33の上端部には、同上端部よりも下側の部分である一般部33aよりも内径が拡大された拡大部33bが形成されている。
第1孔31、第2孔32、及び第3孔33によって構成される収容部30には、上下方向に沿って延在するピン40が収容されている。
次に、ピン40の構成について詳細に説明する。なお、以降において、ピン40の軸方向における可動型12側(同図の上側)を先端側とし、先端側とは反対側(同図の下側)を基端側として説明する。
図1に示すように、ピン40は、ボルト41と、ボルト41の先端側に連結され、ダイプレート23よりも先端側に突出するパイロットピン45とを有している。
ボルト41は、円柱状の軸部42と、軸部42の基端側に設けられた円環状の座43と、軸部42の先端部に設けられた雄ねじ部44とを有している。軸部42の外径は、第2孔32の内径よりも小さく、軸方向全体にわたって同一である。座43の外径は、第1孔31の内径よりも小さく、且つ第2孔32の内径よりも大きい。雄ねじ部44の外径は、軸部42の外径よりも小さい。
パイロットピン45は、その基端から先端側に向かって延在する円柱状の本体部46と先端部47とを有している。本体部46の外径は、軸部42の外径よりも大きく、軸方向全体にわたって同一である。先端部47の基端の外径は本体部46の外径と同一であり、先端側ほど先細状である。本体部46には、パイロットピン45の基端面に開口するとともに上記雄ねじ部44が螺入される雌ねじ部48が形成されている。これにより、本体部46とボルト41の軸部42とが連結されている。
ボルト41の軸部42が本発明に係る小径部に相当し、パイロットピン45の本体部46が本発明に係る大径部に相当する。
ピン40は、ダイセット21側から収容部30に挿通して収容されている。
第1孔31の底面とボルト41の座43との間には、ピン40を先端側に向けて付勢する第1付勢部材51が設けられている。第1付勢部材51としては、例えば圧縮コイルばねが好ましい。
第3孔33の一般部33aには、円筒状のブッシュ60が内嵌されている。ブッシュ60の内径Bは、ピン40の軸部42の外径よりも大きい。ブッシュ60の内周面が、本発明に係る縮径部34に相当する。
ブッシュ60の軸線方向における長さは、一般部33aの軸線方向の長さよりも短い。ブッシュ60の基端面は、バッキングプレート22の上面に当接されている。したがって、一般部33aにおけるブッシュ60の先端側、すなわち縮径部34の先端側には、縮径部34よりも内径の大きい拡径部35が形成されている。
ブッシュ60内には、ボールリテーナ70が収容されている。
ボールリテーナ70は、ブッシュ60内に収容される円筒状の筒体71と、筒体71の周壁71aに形成された複数の支持孔71bによって転動自在に支持された複数のボール72とを有している。
筒体71の外径は、ブッシュ60の内径よりも小さい。筒体71の内径は、パイロットピン45の本体部46の外径よりも僅かに大きい。ボール72の直径Rは、筒体71の板厚よりも大きい。また、ブッシュ60の内径Bと本体部46の外径Pとの差分は、ボール72の直径Rの2倍以下である(B-P≦2R)。
ボールリテーナ70は、複数のボール72を介してパイロットピン45の本体部46を保持している。
ボールリテーナ70、筒体71、及びボール72が、本発明に係る保持部材、筒体、及び転動体にそれぞれ相当する。
筒体71の基端面とバッキングプレート22の上面との間には、ボールリテーナ70を先端側に向けて付勢する第2付勢部材52が設けられている。第2付勢部材52としては、例えば圧縮コイルばねが好ましい。
第3孔33の拡大部33bには、円環状のストッパプレート61が嵌入されている。
ストッパプレート61の内径は、ボールリテーナ70の筒体71の外径よりも小さい。
ストッパプレート61がボールリテーナ70の筒体71の先端面に当接することで、ボールリテーナ70の先端側への移動が阻止されている。ストッパプレート61が本発明に係る阻止部に相当する。
ピン40が最も先端側に位置する先端位置(図1及び図2(a)の位置)において、ボルト41の座43の上面は、バッキングプレート22の下面に押し付けられている。このとき、ピン40は、第1付勢部材51によって先端側に向けて付勢されることで、可動型12に向かって突出している。パイロットピン45の基端は、ブッシュ60の先端、すなわち縮径部34の先端よりも先端側に位置している。また、ボールリテーナ70の筒体71の先端面は、ストッパプレート61の下面に当接している。
次に、本実施形態の位置決め機構の動作について説明する。
図2(a)~図2(e)に実線にて示すように、可動型12が下降する型締め動作に連動してストリッパプレート12aにより押圧されることにより、ワークWがピン40に向かって変位すると、ワークWの孔Waにピン40が挿通されることでワークWの位置決めが行われる。
ここで、図2(a)~図2(c)に示すように、ピン40が先端位置と、可動型12によりピン40が押圧されて基端側に向かって移動している途中の中間位置との間にあるときには、パイロットピン45の基端が、収容部30の縮径部34の先端よりも先端側に位置する。
このとき、ボールリテーナ70の各ボール72のうちパイロットピン45の外周側に位置するボール72の外周側には、収容部30の拡径部35が存在する。これにより、図2(a)に二点鎖線にて示すように、ボール72の外周側への変位を伴ってピン40の傾動が許容されている。このため、ワークWの孔Waの位置がピン40の位置からずれている場合には、ピン40の先細状の先端部47が孔Waの縁部によって押されて傾動することでワークWの孔Waにピン40が挿通されるようになる。
なお、同図では、ピン40が傾動している状態を二点鎖線にて誇張して表現している。すなわち、同図では、パイロットピン45のみが傾動している状態を示しているが、実際には、ピン40全体が傾動する。
一方、図2(d)及び図2(e)に示すように、ピン40が中間位置と、最も基端側に位置する基端位置との間にあるときには、パイロットピン45の基端が、縮径部34の先端よりも基端側に位置する。このとき、ボールリテーナ70の各ボール72のうちパイロットピン45の外周側に位置するボール72は、パイロットピン45の外周面とブッシュ60の内周面(縮径部34)とによって挟まれる。このため、各ボール72の外周側への変位が規制されることでピン40の傾動が規制される。これにより、ワークWの孔Waが傾動の規制された状態のピン40の位置まで移動するようになる。
なお、縮径部34、ボールリテーナ70(保持部材)、及び第2付勢部材52によって、本発明に係る規制部80が構成されている。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
(1)ピン40は、軸部42と、軸部42の先端側に設けられ、軸部42よりも外径の大きい本体部46と、先細状の先端部47とを有している。収容部30には、ピン40が、先端位置と中間位置との間にあるときには、ピン40の外周面との間の隙間を利用して収容部30に対するピン40の傾動を許容する一方、ピン40が、中間位置と基端位置との間にあるときには、本体部46の外周面に干渉することでピン40の傾動を規制する規制部80が設けられている。
こうした構成によれば、ピン40が先端位置と中間位置との間にあるときには、収容部30に設けられた規制部80とピン40の外周面との間の隙間を利用して収容部30に対するピン40の傾動が許容されている。このため、ワークWの孔Waの位置がピン40の位置からずれている場合には、ピン40の先細状の先端部47が孔Waの縁部によって押されて傾動することでワークWの孔Waにピン40が挿通されるようになる。これにより、ワークWの板厚が小さい場合であっても、ワークWの変形を抑制できる。
一方、ピン40が中間位置と基端位置との間にあるときには、規制部80がパイロットピン45の本体部46の外周面に干渉することでピン40の傾動が規制される。これにより、ワークWの孔Waが、傾動の規制された状態のピン40の位置まで移動するようになる。
(2)収容部30は、縮径部34と、縮径部34の先端側に設けられ、縮径部34よりも内径の大きい拡径部35とを有している。規制部80は、縮径部34と、縮径部34内に収容されるボールリテーナ70と、ボールリテーナ70を先端側に向けて付勢する第2付勢部材52とを有している。ピン40が先端位置と中間位置との間にあるときには、パイロットピン45の基端が、縮径部34の先端よりも先端側に位置することでボール72の外周側への変位を伴ってピン40の傾動が許容される。一方、ピン40が中間位置と基端位置との間にあるときには、パイロットピン45の基端が、縮径部34の先端よりも基端側に位置することでボール72が縮径部34とパイロットピン45とによって挟まれてピン40の傾動が規制される。
こうした構成によれば、上述した実施形態の作用を奏することから、ピン40の傾動を的確に阻止することができ、ワークWの位置決めの精度を向上できる。
(3)収容部30内には、筒体71の先端に当接することでボールリテーナ70の先端側への移動を阻止するストッパプレート61が設けられている。
こうした構成によれば、収容部30内に設けられたストッパプレート61によって、ボールリテーナ70の先端側への移動が阻止されているため、ピン40の傾動規制が開始される中間位置にばらつきが生じることを好適に抑制できる。したがって、ワークWの位置決めの精度を更に向上できる。
<変更例>
上記実施形態は、例えば以下のように変更して実施することもできる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図3(a)及び(b)に示すように、ストッパプレート61を省略するとともに、拡大部33bを省略することもできる。この場合、パイロットピン45の本体部46に設けられたフランジ部46aとボールリテーナ70の筒体71との間には、ピン40に対して筒体71を基端側に向けて付勢する第3付勢部材53が設けられている。これにより、ボールリテーナ70の先端側への移動が規制されている。
こうした構成によれば、上記実施形態の効果(1)、(2)に準じた効果を奏することができる。
・ボールリテーナ70に代えて、ローラリテーナを保持部材として採用することもできる。この場合、ローラが本発明に係る転動体に相当する。
・ブッシュ60に代えて、第3孔33の下部を部分的に縮径することによって、すなわちダイプレート23によって縮径部を形成してもよい。
・本発明において、ボールリテーナ70やローラリテーナは必須の構成ではない。例えば、図4に示すように、ボールリテーナ70を省略するとともに、ブッシュ60、第2付勢部材52、拡大部33bを省略することもできる。この場合、パイロットピン45は、その基端側から順に、基端部49、本体部46及び先端部47を有している。基端部49の外径は、その基端において軸部42の外径と同一である。また、基端部49の外径は、先端側に向けて徐々に拡径されている。
第3孔33の上部に、円筒状のブッシュ62が嵌入されている。ブッシュ62の内径は、パイロットピン45の本体部46の外径よりも僅かに大きい。なお、ブッシュ62が本発明に係る規制部に相当する。
こうした構成によれば、図4(a)に示すように、ピン40が先端位置と中間位置(図示略)との間にあるときには、収容部30に設けられたブッシュ62とピン40の外周面との間の隙間を利用して収容部30に対するピン40の傾動が許容されている。
図4(b)に示すように、ピン40が中間位置と基端位置との間にあるときには、ブッシュ62がパイロットピン45の本体部46の外周面に干渉することでピン40の傾動が規制される。
・固定型に代えて可動型に収容部及びピンを設けるようにしてもよい。
W…ワーク、Wa…孔、10…プレス装置、11…固定型、12…可動型、12a…ストリッパプレート、21…ダイセット、22…バッキングプレート、23…ダイプレート、30…収容部、31…第1孔、32…第2孔、33…第3孔、33a…一般部、33b…拡大部、34…縮径部、35…拡径部、40…ピン、41…ボルト、42…軸部(小径部)、43…座、44…雄ねじ部、45…パイロットピン、46…本体部(大径部)、46a…フランジ部、47…先端部、48…雌ねじ部、49…基端部、51…第1付勢部材、52…第2付勢部材、53…第3付勢部材、60,62…ブッシュ、61…ストッパプレート(阻止部)、70…ボールリテーナ(保持部材)、71…筒体、71a…周壁、71b…支持孔、72…ボール(転動体)。

Claims (3)

  1. 固定型と可動型とによってこれら型の間に送られるワークをプレス成形するプレス装置に適用され、前記固定型及び前記可動型のいずれか一方の型に設けられ、他方の型に向かって突出するとともに、型締め動作に連動して前記ワークの孔に挿通されることで前記ワークの位置決めを行うピンを備える位置決め機構において、
    前記ピンの軸方向における前記他方の型側及び反対側を先端側及び基端側とするとき、
    前記一方の型には、前記ピンを収容する収容部が設けられており、
    前記収容部内には、前記ピンを先端側に向けて付勢する付勢部材が設けられており、
    前記ピンは、小径部と、前記小径部の先端側に設けられ、前記小径部よりも外径の大きい大径部と、先細状の先端部と、を有しており、
    前記収容部には、前記ピンを囲む筒体を含む規制部が設けられており、
    前記規制部は、前記ピンが、最も先端側に位置する先端位置と、前記他方の型により前記ピンが押圧されて基端側に向かって移動している途中の中間位置との間にあるときには、前記ピンの外周面との間の隙間を利用して前記収容部に対する前記ピンの傾動を許容する一方、前記ピンが、前記中間位置と、最も基端側に位置する基端位置との間にあるときには、前記大径部の外周面に干渉することで前記ピンの傾動を規制するように構成されている、
    ワークの位置決め機構。
  2. 前記付勢部材を第1付勢部材とするとき、
    前記収容部は、縮径部と、前記縮径部の先端側に設けられ、前記縮径部よりも内径の大きい拡径部とを有しており、
    前記規制部は、前記縮径部と、前記縮径部内に収容される筒体及び前記筒体の周壁によって転動自在に支持され、前記大径部を保持する複数の転動体を有する保持部材と、前記保持部材を先端側に向けて付勢する第2付勢部材と、を有しており、
    前記ピンが前記先端位置と前記中間位置との間にあるときには、前記大径部の基端が、前記縮径部の先端よりも先端側に位置することで前記転動体の外周側への変位を伴って前記ピンの傾動が許容される一方、
    前記ピンが前記中間位置と前記基端位置との間にあるときには、前記大径部の基端が、前記縮径部の先端よりも基端側に位置することで前記転動体が前記縮径部と前記大径部とによって挟まれて前記ピンの傾動が規制される、
    請求項1に記載のワークの位置決め機構。
  3. 前記収容部内には、前記筒体の先端に当接することで前記保持部材の先端側への移動を阻止する阻止部が設けられている、
    請求項2に記載のワークの位置決め機構。
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