JP7301273B2 - ガス管閉鎖装置 - Google Patents

ガス管閉鎖装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7301273B2
JP7301273B2 JP2019057940A JP2019057940A JP7301273B2 JP 7301273 B2 JP7301273 B2 JP 7301273B2 JP 2019057940 A JP2019057940 A JP 2019057940A JP 2019057940 A JP2019057940 A JP 2019057940A JP 7301273 B2 JP7301273 B2 JP 7301273B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
gas pipe
outer cylinder
pair
bags
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019057940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020159415A (ja
Inventor
幸一 山本
昭仁 毛利
拓也 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaki Precision Co Ltd
Original Assignee
Osaki Precision Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaki Precision Co Ltd filed Critical Osaki Precision Co Ltd
Priority to JP2019057940A priority Critical patent/JP7301273B2/ja
Publication of JP2020159415A publication Critical patent/JP2020159415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7301273B2 publication Critical patent/JP7301273B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)

Description

この発明は、ガス管閉鎖装置に係り、特に、一対のガスバッグを膨張させてガス管を閉鎖するガス管閉鎖装置に関する。
従来から、ガス管に開口部を形成してガスバッグを挿入し、ガスバッグを膨張させることによりガス管を閉鎖するガス管閉鎖装置が実用化されている。例えば、ガス管が損傷した場合に、ガス管閉鎖装置で損傷個所の上流側を閉鎖することにより、ガス管の損傷を安全に修復することができる。しかしながら、ガス管内において1つのガスバッグを膨張させただけではガスバッグの下流側にガスが流出するおそれがあった。
そこで、ガスバッグの下流側へのガスの流出を抑制する技術として、例えば、特許文献1には、ノーブロー方式でガス管内に一対のガスバッグを挿入するガスバッグ挿入治具が提案されている。このガスバッグ挿入治具は、膨らんだときにドラム状を呈する一対のガスバッグが互いに反対方向を向くように空気圧送パイプの下部に取り付けられており、一対のガスバッグをガス管内で膨張させることでガスバッグの下流側へのガスの流出を抑制することができる。
特開平10-82496号公報
ここで、特許文献1のガスバッグ挿入治具は、一対のガスバッグをガス管内から取り出す際に、収縮させた一対のガスバッグをガスバッグ挿入パイプに収容して、ガスバッグ挿入パイプと共にガス管内から引き出すように形成されている。しかしながら、一旦膨張させたガスバッグは膨張前のガスバッグより大きく折り畳まれるため、一対のガスバッグをまとめてガスバッグ挿入パイプに収容することが困難であった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、一対のガスバッグをガス管内から容易に取り出すガス管閉鎖装置を提供することを目的とする。
この発明に係るガス管閉鎖装置は、筒形状を有し、ガス管に形成された開口部に向かって延びるように配置される外筒と、ガス管内において開口部を挟む両側でそれぞれ膨張してガス管を閉鎖する一対のガスバッグと、外筒内をそれぞれ延びるように配置され、先端部近傍に一対のガスバッグがそれぞれ接続された一対の操作部とを備え、一対の操作部は、外筒内を個別に進退可能に配置され、一方の操作部を後退させた後に他方の操作部を後退させることにより、収縮させた一対のガスバッグを外筒内に順次収容し、収縮させた一対のガスバッグが一方の操作部の後退に伴って外筒内に順次収容されるように、所定の距離だけ後退した一方の操作部に対して他方の操作部を連結させる後退用連結部をさらに有するものである。
この発明に係るガス管閉鎖装置は、筒形状を有し、ガス管に形成された開口部に向かって延びるように配置される外筒と、ガス管内において開口部を挟む両側でそれぞれ膨張してガス管を閉鎖する一対のガスバッグと、外筒内をそれぞれ延びるように配置され、先端部近傍に一対のガスバッグがそれぞれ接続された一対の操作部とを備え、一対の操作部は、外筒内を個別に進退可能に配置され、一方の操作部を後退させた後に他方の操作部を後退させることにより、収縮させた一対のガスバッグを外筒内に順次収容し、一方の操作部の前進に伴って膨張前の一対のガスバッグを共に外筒からガス管内に移動させるように、前進する一方の操作部に対して他方の操作部を連結させる前進用連結部をさらに有するものである。
また、外筒は、一対の操作部が進退可能に一対の操作部との間をシールするシール部を有することができる。
また、ガス管に接続され、外筒が挿入される挿入路が開口部に向かって延びると共に挿入路が開閉可能に形成された接続バルブをさらに有することが好ましい。
また、ガス管に固定されると共に接続バルブが接続され、ガス管に外筒を挿入するための開口部を形成する穿孔機をさらに有することができる。
また、外筒は、内部のガスを排出するための排出バルブを有することができる。
この発明によれば、一対の操作部が外筒内を個別に進退可能に配置され、一方の操作部を後退させた後に他方の操作部を後退させることにより、収縮させた一対のガスバッグを外筒内に順次収容するので、一対のガスバッグがガス管内から容易に取り出されるガス管閉鎖装置を提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るガス管閉鎖装置の構成を示す断面図である。 ガス管閉鎖装置の取付箇所の一例を示す図である。 ガス管に穿孔機と接続バルブが取り付けられた様子を示す図である。 接続バルブにアダプタを介して外筒が取り付けられた様子を示す断面図である。 膨張前の一対のガスバッグが外筒からガス管内に移動される様子を示す断面図である。 収縮させた一対のガスバッグが外筒内に順次収容される様子を示す断面図である。 実施の形態2に係るガス管閉鎖装置の構成を示す断面図である。 実施の形態2において収縮させた一対のガスバッグが外筒内に順次収容される様子を示す断面図である。 実施の形態3に係るガス管閉鎖装置の構成を示す断面図である。 他の実施の形態に係るガス管閉鎖装置がガス管に取り付けられた様子を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係るガス管閉鎖装置の構成を示す。このガス管閉鎖装置は、ガス管Pに取り付けられた穿孔機1を有し、この穿孔機1に接続バルブ2、アダプタ3、外筒4および一対の操作部5aおよび5bが順次取り付けられている。また、ガス管P内には一対のガスバッグ6aおよび6bが配置され、このガスバッグ6aおよび6bに一対の空気給排部7aおよび7bが接続されている。
穿孔機1は、ガス管Pに固定されて外筒4を挿入するための開口部Hをガス管Pに形成する、いわゆるマジックジョイントであり、火薬によりピストンを移動させてガス管Pの一部を削り取ることで開口部Hを形成する。また、穿孔機1は、接続バルブ2を接続するための接続部を有し、外筒4を挿入するための挿入路が接続部から開口部Hに向かってガス管Pに直交する方向に延びるように形成されている。
接続バルブ2は、ガス管Pに対して直交する方向に延びる管形状を有し、一端部が穿孔機1の接続部に接続されると共に他端部がアダプタ3に接続されている。接続バルブ2の内部には、外筒4を挿入するための挿入路が他端部から一端部に向かって延びるように形成されている。また、接続バルブ2の側部には、挿入路を開閉するための開閉部2aが配置されている。
アダプタ3は、接続バルブ2に外筒4を接続するためのもので、接続バルブ2の他端部に接続可能に形成されている。また、アダプタ3の内部には、外筒4を挿入するための挿入路が形成されている。このため、アダプタ3から接続バルブ2および穿孔機1を介してガス管Pの開口部Hまで延びるように挿入路が形成されることになる。また、アダプタ3の内面には、外筒4が進退可能に外筒4との間をシールするシール部3aが配置されている。シール部3aは、外筒4を囲むように形成された、いわゆるオーリングである。
外筒4は、筒形状を有し、アダプタ3の外側から挿入路を介してガス管P内まで延びるように形成されている。すなわち、外筒4は、開口部Hに向かって延びるように形成され、その先端部が開口部H内に配置されている。また、外筒4内には、操作部5aおよび5bを外筒4に沿って移動させるための移動路Tが基端部から先端部まで延びるように形成されている。また、外筒4の基端部近傍の内面には、操作部5aおよび5bが進退可能に操作部5aおよび5bとの間をシールするシール部4aが配置されている。シール部4aは、操作部5aおよび5bをそれぞれ囲むように形成された、いわゆるオーリングである。
さらに、外筒4の基端部近傍には、移動路Tに連通して移動路T内のガスを排出するための排出バルブ8が配置されている。
操作部5aおよび5bは、外筒4の基端部側から移動路Tを介してガス管P内までそれぞれ延びるように形成され、外筒4内を個別に進退可能に配置されている。
空気給排部7aおよび7bは、操作部5aおよび5bの基端部から先端部に延びるチューブ形状を有し、その先端部にガスバッグ6aおよび6bが接続されている。これにより、操作部5aおよび5bの先端部近傍に、空気給排部7aおよび7bを介してガスバッグ6aおよび6bがそれぞれ接続されることになる。また、空気給排部7aおよび7bの基端部には、ガスバッグ6aおよび6b内に空気を供給および排出する手動のポンプ部が配置されている。
ガスバッグ6aおよび6bは、ガス管Pを閉鎖するもので、空気給排部7aおよび7bからの空気が内部に供給されることによりガス管Pの形状に応じて円板状に膨張するように形成されている。また、ガスバッグ6aおよび6bは、ガス管P内において開口部Hを挟む両側でそれぞれ膨張するように配置される。すなわち、ガスバッグ6aおよび6bは、操作部5aおよび5bの先端部から外側に離れるように配置されることになる。
次に、ガス管Pの閉鎖方法について詳細に説明する。
例えば、図2に示すように、ガス管Pの損傷個所Fからガス漏れが生じた場合に、ガスの流通方向に対して損傷個所Fの上流側、例えば取付箇所Sにガス管閉鎖装置が取り付けられる。ここで、図2は、マンションなどの建物内にガスを引き込むガス管Pに対して4系統のガス管Pに分岐されており、そのうち1系統のガス管Pに損傷個所Fが生じたものとする。
まず、図3に示すように、作業者によりガス管Pの取付箇所Sに穿孔機1が固定され、続いて穿孔機1の接続部に接続バルブ2の一端部が取り付けられる。そして、接続バルブ2の開閉部2aが閉じられて、穿孔機1および接続バルブ2の内部が密閉される。このようにして、穿孔機1および接続バルブ2の内部が密閉されると、穿孔機1によりガス管Pに開口部Hが形成される。続いて、図4に示すように、接続バルブ2の他端部にアダプタ3を介して外筒4が取り付けられる。
このとき、外筒4には、操作部5aおよび5bが空気給排部7aおよび7bと共に予め取り付けられている。また、操作部5aおよび5bの先端部には、ガスバッグ6aおよび6bが折り畳まれた状態で保持されている。
このようにして、ガス管Pにガス管閉鎖装置を容易に取り付けることができる。ここで、ガス管Pに対して接続バルブ2を介して外筒4を接続するため、接続バルブ2の開閉部2aを閉じるだけでガス管Pの開口部Hからのガス漏れを抑制することができ、ノーブローバッグなどでガス管Pの周囲を覆うことなく、外筒4をガス管Pに容易に接続することができる。また、ガス管Pと接続バルブ2の間に穿孔機1を配置することにより、開閉部2aを開閉することなく、ガス管Pに開口部Hを容易に形成することができる。
続いて、図5(a)に示すように、作業者が開閉部2aを開いて、外筒4の基端部をアダプタ3に向かって押し下げると、外筒4の先端部がアダプタ3、接続バルブ2および穿孔機1に形成された挿入路をガス管Pの開口部Hに向かって挿入される。このとき、アダプタ3の内面には、外筒4が進退可能に外筒4との間をシールするシール部3aが配置されているため、挿入路からのガス漏れを抑制しつつ外筒4を挿入することができる。
このようにして、外筒4の先端部が、ガス管Pの開口部H内に位置するまで挿入される。ここで、外筒4の基端部は、先端部が開口部H内に位置するまで押し下げられたときに、アダプタ3の上縁部に当接するように幅広に形成されている。これにより、作業者は、外筒4の挿入位置を容易に把握することができ、外筒4の先端部を開口部H内に確実に位置させることができる。
外筒4が開口部Hまで挿入されると、図5(b)に示すように、作業者が操作部5aおよび5bの基端部を外筒4に向かって押し下げることにより、操作部5aおよび5bの先端部が外筒4の移動路Tをガス管P内に向かって前進する。このとき、外筒4の内面には、操作部5aおよび5bが進退可能に操作部5aおよび5bとの間をシールするシール部4aが配置されているため、移動路Tからのガス漏れを抑制しつつ操作部5aおよび5bを前進させることができる。また、外筒4が開口部H内まで挿入されているため、操作部5aおよび5bの先端部に保持されたガスバッグ6aおよび6bが開口部Hの縁部に接触して損傷することを抑制することができる。
このようにして、操作部5aおよび5bは、ガスバッグ6aおよび6bが外筒4の移動路Tからガス管P内に移動するまで前進される。ここで、操作部5aおよび5bの基端部は、ガスバッグ6aおよび6bがガス管P内に移動するまで押し下げられたときに、外筒4に当接するように幅広に形成されている。このため、作業者は、操作部5aおよび5bの挿入位置を容易に把握することができ、ガスバッグ6aおよび6bをガス管P内に確実に位置させることができる。
ここで、接続バルブ2、シール部3aおよびシール部4aなどにより、ガス管Pへのガス管閉鎖装置の取り付けからガス管P内へガスバッグ6aおよび6bを配置する一連の作業を通してガス漏れが強固に抑制されている。従来のように、ガス管Pの開口部Hを開閉しつつガスバッグをガス管P内に配置する作業は、開口部Hから多くのガス漏れが生じるおそれがあったため、その作業を行う際にはガス管を流通するガスを安全のために広い範囲で停止する場合があった。
例えば、図2に示すように、複数系統に分岐されたガス管Pをガスバッグで閉鎖する場合には、ガス管Pが分岐する手前でガスを停止、例えば建物の外に設けられた元バルブVを閉じて、建物に引き込まれる全てのガスを停止する場合があった。本発明では、一連の作業を通してガス漏れが強固に抑制されているため、1系統のガス管Pに設けられた系統バルブV1のみを閉じるだけでよく、ガスを停止する範囲を最小限に留めることができる。
このようにして、ガスバッグ6aおよび6bがガス管P内に移動されると、空気給排部7aおよび7bからガスバッグ6aおよび6b内に空気が供給される。これにより、図1に示すように、ガスバッグ6aおよび6bが、ガス管Pにおいて開口部Hを挟む両側でそれぞれ膨張してガス管Pが閉鎖される。
このように、一対のガスバッグ6aおよび6bでガス管Pを閉鎖するため、ガスバッグ6aおよび6bの下流側へのガスの流出を確実に抑制することができる。
膨張されたガスバッグ6aおよび6bによりガス管Pが閉鎖されると、ガス管Pの損傷個所Fが修復される。このとき、ガスバッグ6aおよび6bのうち上流側に位置するガスバッグ6aを越えてガスバッグ6b側にガスが移動した場合には、排出バルブ8を開いてガスを外部に排出することができる。これにより、ガスバッグ6bの下流側へガスが流出することをより確実に抑制することができ、損傷個所Fを安全に修復することができる。
ガス管Pの損傷個所Fが修復されると、ガスバッグ6a内の空気を空気給排部7aにより排出してガスバッグ6aを収縮させる。そして、図6(a)に示すように、操作部5aを後退させることにより、収縮させたガスバッグ6aが外筒4内に収容される。続いて、ガスバッグ6b内の空気を空気給排部7bにより排出してガスバッグ6bを収縮させる。そして、図6(b)に示すように、操作部5bを後退させることにより、収縮させたガスバッグ6bが外筒4内に収容される。
このように、操作部5aおよび5bが、外筒4内を個別に進退可能に形成されているため、ガスバッグ6aおよび6bを外筒4内に順次収容することができる。一般的に、一旦膨張させたガスバッグ6aおよび6bは、収縮させても膨張前の大きさまで折り畳むことは困難であり、一対の操作部5aおよび5bを同時に後退させると、例えば外筒4の先端部で一対のガスバッグ6aおよび6bが詰まるなどして、ガスバッグ6aおよび6bを外筒4内に収容できないおそれがあった。一方、ガスバッグ6aおよび6bが外筒4の先端部に詰まらないように外筒4の径を大きくすると、ガス管Pに開口部Hを無用に大きく形成することになる。
本発明では、操作部5aおよび5bを個別に進退可能に形成することで、一対のガスバッグ6aおよび6bをガス管P内から容易に取り出すことができる。また、膨張前のガスバッグ6aおよび6bがガス管P内に移動可能な大きさの開口部Hであれば収縮させたガスバッグ6aおよび6bをガス管P内から取り出すことができるため、開口部Hを最小限の大きさで形成することができる。
このようにして、ガスバッグ6aおよび6bが外筒4内に収容されると、外筒4がガスバッグ6aおよび6bと共に接続バルブ2の他端部近傍まで後退されて、接続バルブ2の開閉部2aが閉じられる。これにより、穿孔機1および接続バルブ2の内部が密閉され、外筒4を操作部5aおよび5bなどと共に接続バルブ2から取り外すことができる。
本実施の形態によれば、操作部5aおよび5bが外筒4内を個別に進退可能に配置されるため、操作部5aおよび5bの先端部近傍に接続されたガスバッグ6aおよび6bをガス管P内から容易に取り出すことができる。
実施の形態2
上記の実施の形態1では、操作部5aおよび5bは、ガスバッグ6aおよび6bが外筒4内に順次収容されるようにその両者が操作されたが、外筒4内を個別に進退可能に配置されていればよく、これに限られるものではない。
例えば、図7に示すように、実施の形態1において後退用連結部21aおよび21bを新たに配置することができる。
後退用連結部21aおよび21bは、収縮させたガスバッグ6aおよび6bが操作部5aの後退に伴って外筒4内に順次収容されるように、所定の距離だけ後退した操作部5aに対して操作部5bを連結させるものである。
後退用連結部21aは、操作部5aにおいて長手方向の中間部に固定され、操作部5aの外面から径方向に突出する直方体状に形成されている。
後退用連結部21bは、後退用連結部21aの後方、すなわち操作部5bの基端部側に所定の距離だけ離れた位置で操作部5bに固定され、操作部5bの外面から径方向に突出するように形成されている。ここで、後退用連結部21bの後部は、前部より径方向に大きく突出するように形成されている。具体的には、後退用連結部21bの後部は、操作部5aおよび5bの長手方向に後退用連結部21aと重なる位置まで突出するように形成されている。なお、後退用連結部21bは、操作部5aと重なる位置に孔が形成されており、その孔に操作部5aが進退可能に挿入されている。ここで、後退用連結部21aと後退用連結部21bとの間の所定の距離は、操作部5aのみを後退させて、収縮させたガスバッグ6aが外筒4内に収容されたときに後退用連結部21aが後退用連結部21bに当接するように設定されている。
このような構成により、図8(a)に示すように、ガスバッグ6aを収縮させた後、操作部5aのみを後退させると、収縮させたガスバッグ6aが外筒4内に収容されたときに後退用連結部21aが後退用連結部21bに当接して操作部5aに対して操作部5bが連結される。続いて、図8(b)に示すように、ガスバッグ6bを収縮させて、操作部5aをさらに後退させることにより、後退用連結部21aおよび21bを介して操作部5aに連結された操作部5bが後退し、ガスバッグ6bが外筒4内に収容される。
本実施の形態によれば、収縮させたガスバッグ6aおよび6bが操作部5aの後退に伴って外筒4内に順次収容されるように、後退用連結部21aおよび21bが所定の距離だけ後退した操作部5aに対して操作部5bを連結するため、操作部5aのみを操作してガスバッグ6aおよび6bを外筒4内に順次収容することができる。
なお、後退用連結部21aおよび21bは、ガスバッグ6aが外筒4内に収容された後に当接したが、ガスバッグ6aおよび6bを外筒4内に順次収容することができればよく、これに限られるものではない。
実施の形態3
上記の実施の形態1および2では、操作部5aおよび5bは、膨張前のガスバッグ6aおよび6bが共に外筒4からガス管P内に移動されるようにその両者が操作されたが、外筒4内を個別に進退可能に配置されていればよく、これに限られるものではない。
例えば、図9(a)に示すように、実施の形態1において前進用連結部31aおよび31bを新たに配置することができる。
前進用連結部31aおよび31bは、操作部5aの前進に伴って膨張前のガスバッグ6aおよび6bを共に外筒4からガス管P内に移動させるように、前進する操作部5aに対して操作部5bを連結させるものである。
前進用連結部31aは、操作部5aの基端部に固定され、操作部5aの外面から径方向に突出する直方体状に形成されている。
前進用連結部31bは、操作部5bの基端部に固定され、操作部5bの外面から径方向に突出するように形成されている。ここで、前進用連結部31bの前部は、後部より径方向に大きく突出するように形成されている。具体的には、前進用連結部31bの前部は、操作部5aおよび5bの長手方向に前進用連結部31aと重なる位置まで突出するように形成されている。なお、前進用連結部31bは、操作部5aと重なる位置に孔が形成されており、その孔に操作部5aが進退可能に挿入されている。
このような構成により、図9(b)に示すように、膨張前のガスバッグ6aおよび6bをガス管P内に移動させる際に、操作部5aのみを前進させることにより、前進用連結部31aが前進用連結部31bに当接して操作部5aに対して操作部5bが連結される。そして、操作部5aをさらに前進させることにより、前進用連結部31aおよび31bを介して連結された操作部5bが前進し、ガスバッグ6aおよび6bが共に外筒4からガス管P内に移動される。
本実施の形態によれば、操作部5aの前進に伴って膨張前のガスバッグ6aおよび6bを共に外筒4からガス管P内に移動させるように、前進用連結部31aおよび31bが前進する操作部5aに対して操作部5bを連結するため、操作部5aのみを操作してガスバッグ6aおよび6bを共にガス管P内に移動させることができる。
実施の形態4
上記の実施の形態1~3では、ガス管Pに対して1つのガス管閉鎖装置が取り付けられたが、複数のガス管閉鎖装置を取り付けることもできる。
例えば、図10に示すように、ガス管Pの損傷個所Fを挟むようにガス管閉鎖装置41とガス管閉鎖装置42を配置することができる。
ガス管Pにおいて損傷個所Fの上流側にガス管閉鎖装置41を配置すると共に、損傷個所Fの下流側にガス管閉鎖装置42を配置する。このようにして、ガス管閉鎖装置41および42が、ガス管Pを損傷個所Fの両側から閉鎖することにより、例えば下流側のバルブが損傷個所Fから遠い箇所に設けられている場合などでも、損傷個所Fを安全に修復することができる。
また、損傷個所Fの修復後に、ガス管閉鎖装置41による閉鎖を開放して、ガス管閉鎖装置41の下流側に配置されたガス管閉鎖装置42の排出バルブ8を開くことにより、修復後のガス管Pをガスで容易にパージすることができる。
本実施の形態によれば、一対のガス管閉鎖装置41および42が、ガス管Pの損傷個所Fを挟むように配置されるため、損傷個所Fをより安全に修復することができる。
なお、上記の実施の形態1~4では、操作部5aおよび5bは、膨張前のガスバッグ6aおよび6bが共に外筒4からガス管P内に移動するように操作されたが、ガスバッグ6aおよび6bがガス管P内に順次移動するように操作することもできる。
例えば、操作部5aを前進させてガスバッグ6aをガス管P内に移動させた後に、操作部5bを前進させてガスバッグ6bをガス管P内に移動させることができる。このとき、実施の形態3の前進用連結部31bは、操作部5bにおいて前進用連結部31aから前方に離れた位置に配置されることになる。
また、上記の実施の形態1~4では、操作部5aおよび5bは、収縮させたガスバッグ6aに続いてガスバッグ6bが外筒4内に収容されるように操作されたが、ガスバッグ6bに続いてガスバッグ6aが外筒4内に収容されるように操作することもできる。
すなわち、操作部5bを後退させてガスバッグ6bを外筒4内に収容した後に、操作部5aを後退させてガスバッグ6aを外筒4内に収容することができる。このとき、実施の形態3において、後退用連結部21aが操作部5bに配置されると共に後退用連結部21bが操作部5aに配置されることになる。
1 穿孔機
2 接続バルブ
2a 開閉部
3 アダプタ
3a シール部
4 外筒
4a シール部
5a,5b 操作部
6a,6b ガスバッグ
7a,7b 空気給排部
8 排出バルブ
21a,21b 後退用連結部
31a,31b 前進用連結部
41,42 ガス管閉鎖装置
P ガス管
H 開口部
T 移動路
F 損傷個所
S 取付箇所
V 元バルブ
V1 系統バルブ

Claims (6)

  1. 筒形状を有し、ガス管に形成された開口部に向かって延びるように配置される外筒と、
    前記ガス管内において前記開口部を挟む両側でそれぞれ膨張して前記ガス管を閉鎖する一対のガスバッグと、
    前記外筒内をそれぞれ延びるように配置され、先端部近傍に前記一対のガスバッグがそれぞれ接続された一対の操作部と
    を備え、
    前記一対の操作部は、前記外筒内を個別に進退可能に配置され、一方の操作部を後退させた後に他方の操作部を後退させることにより、収縮させた前記一対のガスバッグを前記外筒内に順次収容し、
    収縮させた前記一対のガスバッグが前記一方の操作部の後退に伴って前記外筒内に順次収容されるように、所定の距離だけ後退した前記一方の操作部に対して前記他方の操作部を連結させる後退用連結部をさらに有するガス管閉鎖装置。
  2. 筒形状を有し、ガス管に形成された開口部に向かって延びるように配置される外筒と、
    前記ガス管内において前記開口部を挟む両側でそれぞれ膨張して前記ガス管を閉鎖する一対のガスバッグと、
    前記外筒内をそれぞれ延びるように配置され、先端部近傍に前記一対のガスバッグがそれぞれ接続された一対の操作部と
    を備え、
    前記一対の操作部は、前記外筒内を個別に進退可能に配置され、一方の操作部を後退させた後に他方の操作部を後退させることにより、収縮させた前記一対のガスバッグを前記外筒内に順次収容し、
    前記一方の操作部の前進に伴って膨張前の前記一対のガスバッグを共に前記外筒から前記ガス管内に移動させるように、前進する一方の操作部に対して他方の操作部を連結させる前進用連結部をさらに有するガス管閉鎖装置。
  3. 前記外筒は、前記一対の操作部が進退可能に前記一対の操作部との間をシールするシール部を有する請求項1または2に記載のガス管閉鎖装置。
  4. 前記ガス管に接続され、前記外筒が挿入される挿入路が前記開口部に向かって延びると共に前記挿入路が開閉可能に形成された接続バルブをさらに有する請求項1~のいずれか一項に記載のガス管閉鎖装置。
  5. 前記ガス管に固定されると共に前記接続バルブが接続され、前記ガス管に前記外筒を挿入するための開口部を形成する穿孔機をさらに有する請求項に記載のガス管閉鎖装置。
  6. 前記外筒は、内部のガスを排出するための排出バルブを有する請求項1~のいずれか一項に記載のガス管閉鎖装置。
JP2019057940A 2019-03-26 2019-03-26 ガス管閉鎖装置 Active JP7301273B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019057940A JP7301273B2 (ja) 2019-03-26 2019-03-26 ガス管閉鎖装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019057940A JP7301273B2 (ja) 2019-03-26 2019-03-26 ガス管閉鎖装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020159415A JP2020159415A (ja) 2020-10-01
JP7301273B2 true JP7301273B2 (ja) 2023-07-03

Family

ID=72642535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019057940A Active JP7301273B2 (ja) 2019-03-26 2019-03-26 ガス管閉鎖装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7301273B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002213680A (ja) 2001-01-24 2002-07-31 Osaka Gas Co Ltd ガス遮断方法
US20130186477A1 (en) 2012-01-24 2013-07-25 Operations Technology Development, Nfp Insertion and removal of inflatable pipeline flow stopper bags

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5722490A (en) * 1980-07-12 1982-02-05 Osaka Gas Co Ltd Nonstop flow type device for constructing conduit pipe
JPS5949090U (ja) * 1982-09-24 1984-03-31 東京瓦斯株式会社 ガスの遮断装置
JP2770914B2 (ja) * 1990-11-01 1998-07-02 東京瓦斯株式会社 ノーブロー式ガスバッグ挿入装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002213680A (ja) 2001-01-24 2002-07-31 Osaka Gas Co Ltd ガス遮断方法
US20130186477A1 (en) 2012-01-24 2013-07-25 Operations Technology Development, Nfp Insertion and removal of inflatable pipeline flow stopper bags

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020159415A (ja) 2020-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5507571B2 (ja) 改良された二重ブロックと流体放出用プラグ
US5524661A (en) Method of blocking a pipe and device therefor
DK2376826T3 (en) Telescopic plug for double blocking and venting
JP7301273B2 (ja) ガス管閉鎖装置
JP2004205035A (ja) 管体等のシール装置
JP5241873B2 (ja) 管路の閉鎖具及び閉鎖方法
JP4982207B2 (ja) パッカー
JP2004044625A (ja) ガス等の気体遮断具
JP2021134901A (ja) 管閉塞方法及び管閉塞装置
US3040779A (en) Method and apparatus for blocking off and emptying a section of pipe line
JP4932581B2 (ja) 被ライニング既設配管の穿孔部封止処理工法及び穿孔部封止処理構造
JP2003214589A (ja) 管破損孔の修理方法とバッグ装着ガイド
JPH0814474A (ja) 管路の気密検査用シール装置
US20190063660A1 (en) Inflatable sealant apparatus for drain pipes
JP2019078400A (ja) バイパス形成装置およびバイパス形成方法
JPH11125368A (ja) 気体輸送用導管の入替工法および管端封止装置
TWI777844B (zh) 閉塞裝置及方法
JP2002106781A (ja) 管路の閉鎖方法及び閉鎖具
JP6505141B2 (ja) 不断流式の流路閉塞装置
JP3108165U (ja) 配管の流路遮断装置
JP2004293670A (ja) 管内閉塞具
JP3840780B2 (ja) シールド掘進機のテールシール交換機構
JPS6325238B2 (ja)
JPH0325507Y2 (ja)
JP6490514B2 (ja) 流路閉塞装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200417

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7301273

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150