JP2021134901A - 管閉塞方法及び管閉塞装置 - Google Patents

管閉塞方法及び管閉塞装置 Download PDF

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Abstract

【課題】管1からの流体の漏れを防止しつつ管閉塞のためにバルーンを挿入する際に、バリによってバルーンが損傷することを防止する。【解決手段】管1内に存在する流体の外部流出を防止しながら、管1の側壁に穿孔した穴1Aからバルーン10を挿入し膨らませることで管1を閉塞する管閉塞方法である。先端が穴1Aを通過可能で且つ軸方向の途中位置が穴1Aを通過不能な外形を有する筒状のバリ保護用ガイド体12と、バリ保護用ガイド体12を遊挿可能な有底の外筒6と、を備え、外筒6の開口側が穴1Aに連通させ、その後、外筒6内に遊挿したバリ保護用ガイド体12を穴1A側に移動して、バリ保護用ガイド体12の先端12Aa側が穴1Aに差し込まれた状態にすると共に、バルーン10を、バリ保護用ガイド体12を介して管1内に挿入する。【選択図】 図4

Description

本発明は、既設管の補修工事のために、ガス等の流体を管から外部に漏らすことなく、当該管内をバルーン(ガスバッグとも記載する)で遮断する管閉塞技術に関する。
ガス配管等の既設管は、老朽化により適宜、補修が必要となる。このとき、遮断弁がない場所もしくは遮断弁の補修が必要となった際には、管を流れるガス等の発生自体を遮断するか、ガスバッグ等を用いて管の途中を一時的に閉塞して遮断する方法が用いられる(特許文献1)。
ガスバッグを用いて管を遮断する場合、管の側壁を穿孔(削孔)して穴を開口し、その穴からガスバッグを管内に挿入した後、そのガスバッグを膨らますことで、管の閉塞を実行する。
ここで、穿孔して穴を形成すると、穴周縁の管内面側にはバリが発生する。このため、穿孔した穴にガスバッグを挿入した際に、バリによってガスバッグが損傷、破裂する可能性がある。ガスバッグが破損、破裂した場合には、ガス等の遮断ができないため、管の補修ができなくなってしまうという課題がある
また、穿孔した穴のバリを除去する装置としては、例えば特許文献2に記載のバリ取り治具がある。
実開平5−87396号公報 実開平4−106116号公報
既設管によっては、管内を流れる流体の漏れを抑えつつ、当該管をガスバッグで閉塞して、管の補修を実行する必要がある。しかし、このような補修作業に対し、特許文献2に記載のようなバリ取り治具を適用することは困難若しくは手間が掛かる。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、管からの流体の漏れを防止しつつ管閉塞のためにバルーン(ガスバッグ)を挿入する際に、穴の穿孔によって生じたバリによってバルーンが損傷することを防止することを目的とする。
課題解決のために、本発明の一態様は、管内に存在する流体の外部流出を防止しながら、管の側壁に穿孔した穴からバルーンを管内に挿入し、挿入したバルーンを膨らませることで管を閉塞する管閉塞方法であって、先端が上記穴を通過可能で且つ軸方向の途中位置が上記穴を通過不能な外形を有する筒状のバリ保護用ガイド体と、上記バリ保護用ガイド体を遊挿可能で且つ一端が開口した有底の筒体からなる外筒と、を備え、上記外筒の開口側が上記穴に連通する状態で、上記外筒を上記管に連結し、上記外筒を上記管に連結後、その外筒内に遊挿した上記バリ保護用ガイド体を上記穴側に移動して、上記バリ保護用ガイド体の上記先端側が上記穴に差し込まれた状態にすると共に、上記バルーンを、上記バリ保護用ガイド体を介して管内に挿入する、ことを要旨とする。
また、本発明の他の態様は、管内に存在する流体の外部流出を防止しながら、管の側壁に穿孔した穴からバルーンを管内に挿入し、該バルーンを膨らませることで管を閉塞するために用いられる管閉塞装置であって、先端が上記穴を通過可能で且つ軸方向の途中位置が上記穴を通過不能な外形を有する筒状のバリ保護用ガイド体と、上記バリ保護用ガイド体を遊挿可能で、一端が開口した有底の筒体からなる外筒と、を備え、上記外筒内には、上記バリ保護用ガイド体と上記バルーンとが収容されている、ことを要旨とする。
本発明の態様によれば、バリ保護用ガイド体によって、穿孔した穴から管内にバルーン(ガスバッグ)を挿入する際に、バリ保護用ガイド体によって、バルーンがバリに触れることを防止可能となる。この結果、本発明の態様によれば、バルーンが管内に挿入する時に破損、破裂することが防止されて、遮断できないガス等が流れる管補修の信頼性を向上させることができる。
本発明に基づく実施形態に係る流体遮断装置を説明する図であって、(a)は管軸方向から見た図、(b)は管径方向から見た図である。 本発明に基づく実施形態に係る穿孔機を説明する図である。 本発明に基づく実施形態に係る穿孔機が開口した穴を説明する図であって、(a)は管軸方向から見た図、(b)は管径方向から見た図である。 本発明に基づく実施形態に係る、管に対する、外筒、バリ保護用ガイド体、バルーンの関係を示す側面図である。 バリ保護用ガイド体を説明する側面図であって、穴にバリ保護用ガイド体が取り付けられた状態を示す図である。ず バリ保護用ガイド体の先端部に貼り付けた帯状体の例を示す、先端側から見た図である。 バルーンで管を閉塞して流体を遮断した状態を示す図である。 バルーン先端部にゴム養生体を設けた例を示す側面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態は、管内にガス等が流れる既設管に対し、その管内に存在する流体の外部への漏れを防止しつつ補修する技術に関するものである。具体的には、本実施形態は、既設管の中に存在するガスなどの流体が当該既設管から外部に流出することを遮断しつつ、既設管の側壁に対し穴を穿孔で開口し、その穴から管内にバルーンを挿入して当該バルーンで管の流れを遮断する作業を実行するための技術である。
(構成)
本実施形態の管閉塞装置は、図1〜図7に示すように、流体遮断装置4、穿孔機5、外筒6、バリ保護用ガイド体12、バルーン10、及び加圧装置13を有する。
<流体遮断装置4>
流体遮断装置4は、図1に示すように、短管2とゲートバルブ3を有する。
短管2は、既設管1における、穴1Aを開口する箇所の側壁外面に取り付けられる。短管2は、その一端部側に、既設管1の側壁の周方向の面形状に倣った断面円弧状の曲面形状を有する外向きフランジ2aが形成されていると共に、軸方向他端部側に管継手用のフランジ2bが形成されている。短管2の内径は、既設管1に穿孔する穴1Aの径よりも大きい。
なお、本実施形態では、穿孔する穴1Aは、円形形状の穴1Aとする(図3(b)参照)。
ゲートバルブ3は、管部3Aとバルブ本体3Bとからなる。バルブ本体3Bは、管部3A内を開閉する弁体及び弁体を操作する機構を有する。
ゲートバルブ3を構成する管部3Aの一端部3aは、短管2に対し管継手によって同軸に連結している。
<穿孔機5>
穿孔機5は、図2に示すように、ゲートバルブ3を構成する管部3Aの他端部3bに対し同軸に取付け可能に構成され、カッター5Aを軸方向に進退可能となっている。
<外筒6及びバルーン10>
外筒6は、図4に示すように、軸方向一端部(図4中、左側)が開口して一端開口部を形成すると共に、軸方向他端部が底板6aで閉止された有底の筒体から構成される。その底板6aの中央部を細管8が摺動可能に貫通している。なお、底板6aにおける細管8が摺動する摺動部は、シール部材でシールされている。また、外筒6の側壁には、ガスを出し入れするための弁7が設けられている。なお、底板6aを、外筒6の本体から着脱可能に構成しても良いが、使用時には、必ず底板6aは必要である。
細管8における外筒内に位置する部分には、板状のピストン部9が設けられている。
また、外筒6を貫通した細管8の先端部は、バルーン10内に配置されることで該バルーン10内に連通している。バルーン10は、初期状態では、図4に示すように、折り畳められていることで、細長い状態で外筒6内に収容されている。符号11は、ゴム養生体である。ゴム養生体11は、バルーン10の後端部外面と細管8の外径面との接続部に設けられた、ゴム等かからなる弾性部材である。ゴム養生体11は、細管8の外径方向全周を覆うような環形状となっている。なお、バルーン10(ガスバッグ)は、バルーン内にガスを保持できるようにコーティング加工をした布製である。
<バリ保護用ガイド体12>
バリ保護用ガイド体12は、図5及び図6に示すように、先端12Aaが穿孔した穴1Aを通過可能で且つ軸方向の途中位置が上記穴1Aを通過不能な外形を有する筒状の治具である。本実施形態のバリ保護用ガイド体12は、先端12Aa側が当該先端12Aaに向けて径が小さくなるテーパ部12Aと、テーパ部12Aに連続する筒本体部12Bとを有した形状からなる。筒本体部12Bの外径は、穴1Aの径よりも大きい。
なお、本実施形態では、バリ保護用ガイド体12の横断面形状は円形形状であるが、穴1Aの形状とバリ保護用ガイド体12の横断面形状とは相似形である必要はない。
また、図5のように、バリ保護用ガイド体12における穴1A内に差し込まれる軸方向距離は、管1の厚さよりも厚く且つ管1の厚さの10倍未満が好ましい。また、バリ保護用ガイド体12の形状は上記形状に限定されない。
バリ保護用ガイド体12は、図4に示すように、外筒6の一端開口部側に収容されている。
また、この例では、図6に示すように、バリ保護用ガイド体12の先端12Aaの開口を横断するように帯状体14が貼り付けられている。貼り付けた帯状体14の長手方向途中位置には、他よりも破断しやすい易破断部が形成されていることが好ましい。易破断部は、例えば、切り込みや幅方向に沿って形成した部分的な開口などから構成される。
帯状体14は、例えば粘着テープで構成される。もっとも、この帯状体14は、バリ保護用ガイド体12を外筒6内で移動させる際に力を受ける構造を有し、バリ保護用ガイド体12を穴1Aに設置した後、バルーン10を既設管1内に設置する際には障害とならないように除去ないしは位置を変更できる構造を有していればよく、テープには限られない。
<加圧装置13>
加圧装置13は、細管8を通じてバルーン10内にガスを圧入(注入)したり、バルーン10内のガスを排出したりする装置である。なお圧入する装置と排出する装置は、別の装置であっても良い。
(管閉塞方法について)
次に、上記の管閉塞装置を用いた管閉塞方法の一例を説明する。本実施形態では、横方向から穴1Aを穿孔する場合とする。
まず、図1に示すように、既設管1の側壁に対し、短管2の曲面形状の外向きフランジ2aを溶接によって接合する。
短管2にはゲートバルブ3が予め連結している。短管2を既設管1に溶接してから、短管2に対しゲートバルブ3を連結しても良い。
次に、図2に示すように、ゲートバルブ3を構成する管部3Aの開口端部に対し、穿孔機5を接続する。このとき、ゲートバルブ3は全開状態である。
次に、穿孔の前に、管部3A又は穿孔機5に設けた不図示の弁部を介して、管部3A内の気体を不活性ガス(Nなど)と置換する作業を実行する。
次に、穿孔機5を作動し、穿孔機5のカッター5Aを既設管1に向けて前進させ、カッター5Aによって既設管1に穴1Aを穿孔する。穴1Aの開口が完了したら、カッター5Aを後退させておく。図3(a)は、穴1Aの穿孔後の状態を示した図である。3(b)は穿孔した穴1Aの形状を示す平面図である。
次に、ゲートバルブ3を全閉位置に閉じてから、穿孔機5は取り外す。
次に、ゲートバルブ3を構成する管部3Aの開口端部に対し、図4示すように、外筒6の一端開口部を連結する。これによって、外筒6は、流体遮断装置4を介して既設管1の側壁に連結された状態となる。また、外筒6は穴1Aと連通可能な状態となる。
なお、この状態では、ピストン部9が底板6aに当接した状態になっているとする。またこのとき、外筒6の一端開口部側に、バリ保護用ガイド体12を収容しておく。
次に、弁7を介して、外筒6内の気体を不活性ガス(Nなど)と置換する作業を実行する。
次に、ゲートバルブ3を全開状態に開く。
次に、細管8を、管1側に押し込む。押込み量は、例えば、細管8の上端部に付したマーキングの位置で確認する。そして、押込み量は、図7のように、細管8の先端部が管1の中心部若しくはその近傍に位置する値に設定する。
この細管8の押込みの際に、ピストン部9によって、細管8が、更にはバルーン10が、外筒6の中心軸に沿って移動可能となっている。
また、細管8の押込みにつれて、バルーン10の先端部がバリ保護用ガイド体12に貼り付けた帯状体14に当接する。続く細管8の押込みにつれて、バルーン10の移動と共に、バリ保護用ガイド体12は、穿孔した穴1Aにテーパ部12Aの途中位置が当接するまで穴1A側に移動する。穴1Aにテーパ部12Aの途中位置が当接すると、バリ保護用ガイド体12は移動不可能な状態となるため、更なる細管8の押込みによって、バルーン10先端部から帯状体14に掛かる負荷が急に高くなって、帯状体14が破断する。帯状体14が破断すると、更なる細管8の押込みによって、穿孔した穴1Aに取り付けられたバリ保護用ガイド体12を介して、バルーン10は既設管1内に挿入される。このとき、移動するバルーン10が穴1A周りに形成されたバリに接触することが、バリ保護用ガイド体12によって防止される。すなわち、バルーン10が穴1Aを通過する際に、バリによってバルーン10が損傷することが防止される。
バルーン10が既設管1内に挿入されたことを確認したら、加圧装置13を駆動して、バルーン10内に不活性ガス(Nなど)を注入する。この結果、バルーン10は膨張し、図7に示すように、バルーン10によって既設管1を閉塞して、管1内の流体の移動を遮断する。
ここで、穴1Aをバルーン10が通過する際には、バリ保護用ガイド体12の先端12Aa部が既設管1内に入り込んだ状態となっているが、バルーン10を膨張させると、バルーン10の膨張によって、バリ保護用ガイド体12は短管2側に押し戻されてフリーな状態となる。すなわち、バリ保護用ガイド体12は、外筒6側への移動が容易な状態となる。
また、バルーン10を膨張させることで、穴1A周囲のバリがバルーン10に当接することになるが、バルーン10は、ゴム養生体11を介してバリが形成されている既設管1内面に当接するため、膨張の際に、バルーン10がバリで損傷することが抑えられる。
上記のようにバルーン10で既設管1の途中を閉塞して遮断したら、その下流側において、既設管1の補修作業を実行する。
既設管1の補修作業が終了したら、バルーン10の撤去作業を実行する。
(バルーン10の撤去作業)
次に、バルーン10の撤去作業について説明する。
まず、加圧装置13を駆動して、バルーン10内のガスを排気して、バルーン10を縮ませる。
縮んだバルーン10は、初期の折り畳んだ状態とは異なり、しわくちゃな状態となっている。
次に、細管8を後退させることで、バルーン10を外筒6内に後退させる。このとき、後退するバルーン10の後端部によって、バリ保護用ガイド体12の小径となっている先端12Aa側が押され、バルーン10の後退と共にバリ保護用ガイド体12も外筒6内に後退して外筒6に収容される。このとき、バリ保護用ガイド体12は、バルーン10よりも底板6a側に位置している。
バルーン10及びバリ保護用ガイド体12が外筒6に収容されたことが確認できたら、ゲートバルブ3を閉じてから、弁7を介して、外筒6内を空気でパージし、外筒6をゲートバルブ3から取り外す。
その後、ゲートバルブ3の筒部の開口端部を閉塞して、作業が完了する。
(その他)
(1)ここで、上記説明では、既設管1に穿孔する穴1Aの位置を横方向として、外筒6等の軸が横方向に向いていることを前提で説明したが、穴1Aの穿孔位置は、下面や上面などであっても良い。
穴1Aを上面とした場合には、外筒6等の軸が上下を向く。この場合、バリ保護用ガイド体12は自重で穴1A側に移動するため、帯状体14を設ける必要はない。
また、帯状体14を設ける代わりに、図8に示すように、バルーン10の先端12Aa部にもゴム養生体11のような弾性体からなる張出部20を設け、その張出部20でバリ保護用ガイド体12を穴1A側に移動させるように構成しても良い。
(2)筒状のバリ保護用ガイド体12は、先端12Aaが上記穴1Aを通過可能で且つ軸方向の途中位置が上記穴1Aを通過不能な外形形状であれば、特に限定されない。
(3)上記説明では、バリ保護用ガイド体12を収納する外筒6が、バルーン10挿入用の外筒6を兼ねているが、バリ保護用ガイド体12を収納する外筒6と、バルーン10挿入用の外筒6が別体であってもよい。
(効果)
本実施形態は、次のような効果を奏する。
(1)本実施形態は、管1内に存在する流体の外部流出を防止しながら、管1の側壁に穿孔した穴1Aからバルーン10を管1内に挿入し、挿入したバルーン10を膨らませることで管1を閉塞する管閉塞方法であって、先端12Aaが上記穴1Aを通過可能で且つ軸方向の途中位置が上記穴1Aを通過不能な外形を有する筒状のバリ保護用ガイド体12と、上記バリ保護用ガイド体12を遊挿可能で且つ一端が開口した有底の筒体からなる外筒6と、を備え、上記外筒6の開口側が上記穴1Aに連通する状態で、上記外筒6を上記管1に連結し、上記外筒6を上記管1に連結後、その外筒6内に遊挿した上記バリ保護用ガイド体12を上記穴1A側に移動して、上記バリ保護用ガイド体12の上記先端12Aa側が上記穴1Aに差し込まれた状態にすると共に、上記バルーン10を、上記バリ保護用ガイド体12を介して管1内に挿入する。
この構成によれば、バリ保護用ガイド体12によって、穿孔した穴1Aから管1内にバルーン10(ガスバッグ)を挿入する際に、バリ保護用ガイド体12によって、バルーン10がバリに触れることを防止可能となる。この結果、本実施形態によれば、バルーン10を管1内へ挿入する際にバルーン1が破損、破裂することが防止されることから、遮断出来ないガス等が流れる管補修の信頼性を向上させることができる。
(2)バリ保護用ガイド体12は、例えば、上記先端12Aa側が当該先端12Aaに向けて径が小さくなるテーパ部12Aと上記テーパ部12Aの大径側に連続した筒本体部と、を有し、上記筒本体部の外径が上記穴1Aの径よりも大きい構成である。
この構成によれば、穴1Aの寸法精度に関係なく、バリ保護用ガイド体12の先端12Aa側を穴1A内に安定して挿入した状態とすることが可能である。
(3)また、本実施形態は、上記外筒6内に、上記バリ保護用ガイド体12と上記バルーン10とを収容しておき、上記バリ保護用ガイド体12を上記バルーン10の先端12Aa部側で押し込むことで、上記バリ保護用ガイド体12を穴1A側に移動させて、上記バリ保護用ガイド体12の上記先端12Aa側が上記開口に差し込まれた状態とする。
この構成によれば、管1内へのバルーン10の挿入操作と、挿入されるバルーン10へのバリに対する保護と、を併せて実行することが可能となる。
(4)本実施形態では、上記バリ保護用ガイド体12の上記先端12Aaの開口を横断するように当該先端12Aa部側に帯状体14が貼り付けられている。
この構成によれば、確実に、バルーン10の先端部で、バリ保護用ガイド体12を穴1A側に移動可能となる。
(5)本実施形態では、上記外筒6を上記管1に連結し、上記外筒6内部を、外気から遮断された封止状態としてから、上記バリ保護用ガイド体12の上記先端12Aa側が上記開口に差し込まれる。
この構成によれば、管1からの流体の流出を防止しつつ、穴1Aにバリ保護用ガイド体12し、バルーン10を挿入可能となる。
(6)また、本実施形態は、管1内に存在する流体の外部流出を防止しながら、管1の側壁に穿孔した穴1Aからバルーン10を管1内に挿入し、該バルーン10を膨らませることで管1を閉塞するために用いられる管閉塞装置であって、先端12Aaが上記穴1Aを通過可能で且つ軸方向の途中位置が上記穴1Aを通過不能な外形を有する筒状のバリ保護用ガイド体12と、上記バリ保護用ガイド体12を遊挿可能で、一端が開口した有底の筒体からなる外筒6と、を備え、上記外筒6内には、上記バリ保護用ガイド体12と上記バルーン10とが収容されていることを要旨とする管閉塞装置である。
この構成によれば、簡易な構成で、管1内に存在する流体の外部流出を防止しながら、管1の側壁に穿孔した穴1Aからバルーン10を管1内に挿入し、該バルーン10を膨らませることで管1を閉塞することが可能となる。
1 既設管
1A 穴
2 短管
3 ゲートバルブ
4 流体遮断装置
5 穿孔機
6 外筒
6a 底板
8 細管
10 バルーン
11 ゴム養生体
12 バリ保護用ガイド体
12A テーパ部
12Aa 先端
12B 筒本体部
13 加圧装置
14 帯状体
20 張出部

Claims (6)

  1. 管内に存在する流体の外部流出を防止しながら、管の側壁に穿孔した穴からバルーンを管内に挿入し、挿入したバルーンを膨らませることで管を閉塞する管閉塞方法であって、
    先端が上記穴を通過可能で且つ軸方向の途中位置が上記穴を通過不能な外形を有する筒状のバリ保護用ガイド体と、
    上記バリ保護用ガイド体を遊挿可能で且つ一端が開口した有底の筒体からなる外筒と、
    を備え、
    上記外筒の開口側が上記穴に連通する状態で、上記外筒を上記管に連結し、
    上記外筒を上記管に連結後、その外筒内に遊挿した上記バリ保護用ガイド体を上記穴側に移動して、上記バリ保護用ガイド体の上記先端側が上記穴に差し込まれた状態にすると共に、上記バルーンを、上記バリ保護用ガイド体を介して管内に挿入する、
    ことを特徴とする管閉塞方法。
  2. 上記バリ保護用ガイド体は、上記先端側が当該先端に向けて径が小さくなるテーパ部と上記テーパ部の大径側に連続した筒本体部と、を有し、上記筒本体部の外径が上記穴の径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載した管閉塞方法。
  3. 上記外筒内に、上記バリ保護用ガイド体と上記バルーンとを収容しておき、
    上記バリ保護用ガイド体を上記バルーンの先端部側で押し込むことで、上記バリ保護用ガイド体を穴側に移動させて、上記バリ保護用ガイド体の上記先端側が上記開口に差し込まれた状態とする、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した管閉塞方法。
  4. 上記バリ保護用ガイド体の上記先端の開口を横断するように当該先端部側に帯状体が貼り付けられていることを特徴とする請求項3に記載した管閉塞方法。
  5. 上記外筒を上記管に連結し、上記外筒内を、外気から遮断された封止状態としてから、上記バリ保護用ガイド体の上記先端側が上記開口に差し込まれることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した管閉塞方法。
  6. 管内に存在する流体の外部流出を防止しながら、管の側壁に穿孔した穴からバルーンを管内に挿入し、該バルーンを膨らませることで管を閉塞するために用いられる管閉塞装置であって、
    先端が上記穴を通過可能で且つ軸方向の途中位置が上記穴を通過不能な外形を有する筒状のバリ保護用ガイド体と、
    上記バリ保護用ガイド体を遊挿可能で、一端が開口した有底の筒体からなる外筒と、
    を備え、
    上記外筒内には、上記バリ保護用ガイド体と上記バルーンとが収容されている、
    ことを特徴とする管閉塞装置。
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JP2017082880A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 クロダイト工業株式会社 止水バッグ用保護具

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