JP7300924B2 - 二連シールド掘削機 - Google Patents
二連シールド掘削機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7300924B2 JP7300924B2 JP2019141751A JP2019141751A JP7300924B2 JP 7300924 B2 JP7300924 B2 JP 7300924B2 JP 2019141751 A JP2019141751 A JP 2019141751A JP 2019141751 A JP2019141751 A JP 2019141751A JP 7300924 B2 JP7300924 B2 JP 7300924B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excavator
- rear body
- shield
- swing
- shield excavator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
さらに、この場合には、推進ジャッキの伸張方向とセグメント線形方向とが不一致となり、セグメントに対してジャッキ推力が偏圧となるとともに、推進ジャッキへの負荷も生じることから、その点で改善の余地があった。
また、本発明の他の目的は、後胴部のテール部のセグメントの損傷を防止できるとともに、推進ジャッキの偏圧や負荷を低減して効率よくジャッキ推力をセグメントに伝達できる二連シールド掘削機を提供することである。
したがって、本発明では、スパイラル線形側の円形シールド掘削機全体を揺動させることができるので、スパイラル側の円形シールド掘削機全体に対して掘進に伴う地盤反力によるソリ効果を生じさせ、非スパイラル側のシールド掘削機回りの回転力を得ることができる。これにより、前胴部と後胴部の各方位を計画線形と一致させた状態で掘進することができ、複雑な施工管理が必要なスパイラル線形のシールド掘進を効率的に行うことができる。
また、本発明では、後胴部のテール部のセグメントの損傷を防止できるとともに、推進ジャッキの偏圧や負荷を低減して効率よくジャッキ推力をセグメントに伝達できる。
また、二基の円形シールド掘削機1A、1Bが中折れしていない状態において、それぞれの中心をシールド中心線O1、O2といい、シールド中心線O1、O2に沿う方向を前後方向X1といい、前後方向X1で掘進方向を前側、前方といい、その反対側(発進側)を後側、後方という。
なお、詳しくは後述するが、二連シールド掘削機1によって、右掘削機1Bを左掘削機1Aに対してスパイラルさせて掘進する場合には、スパイラル掘進しない場合に比べて一方の右掘削機1Bの姿勢が変わり、カッタヘッド3で掘削した直後の掘削地山の壁面が崩れやすいため、余掘り充填装置を設けておくことで、掘削直後に早期に掘削地山との間の隙間に余掘り充填材が充填され、地山を安定させることができる。そのため、掘削地山の崩落に伴う二連シールド掘削機1の姿勢制御を精度よく行うことができる。
カッタヘッド3の外周部には、半径方向で外方に向けて出没可能なコピーカッタ35が設けられている。コピーカッタ35は、所定のカッタ回転位置で地山側に所定の突出量で張り出すことで、カッタヘッド3の外径よりも大きく余掘りする。
凸係合部71と凹係合部72とは、連結ボルト74が後胴部10Bに締結した状態で、互い左右方向X2に離れることなく、かつ揺動軸C1回りに相対的に揺動するように係合している(図7参照)。
押さえ板73は、揺動軸C1方向からみた平面視で略正方形状をなし、中央部に前記凸部712を嵌合させる矩形状の係合開口部73aが形成されている。図6(c)に示すように、凸部712の小径部711Bの外面711aからの高さは、押さえ板73の係合開口部73aにおける厚さ寸法と一致している。
押さえ板73は、図4、図5及び図7に示すように、略正方形状をなす4辺のうち一対の縦辺731、732が上下方向に延在し、一対の横片733、734が水平方向に延在している。前側の縦辺731は、下端から上下方向の中心部までは上下方向に延び、その中心部から上端に向かうに従い漸次後方に向かう傾斜部73cを有している。後側の縦辺732は、上端から上下方向の中心部までは上下方向に延び、その中心部から下端に向かうに従い漸次前方に向かう傾斜部73cを有している。上側の横片733は、前端から前後方向の中心部までは水平方向に延び、その中心部から後端に向かうに従い漸次下方に向かう傾斜部73cを有している。下側の横片734は、後端から前後方向X1の中心部までは水平方向に延び、その中心部から前端に向かうに従い漸次上方に向かう傾斜部73cを有している。このように押さえ板73の各辺に傾斜部73cが形成されているので、その傾斜部73cと凹係合部72の開口穴72bとの間に隙間(揺動隙間S)が形成されている。
凹係合部72は、凸係合部71に嵌合された後に押さえ板73が凸係合部71にボルト締結されて固定されることで、凹係合部72と凸係合部71との左右方向X2の移動が規制される。つまり、これにより左掘削機1Aの後胴部10Bと右掘削機1Bの後胴部10Bとが左右方向X2に離れないようになっている。
ここでは、図2に示すように、左掘削機1Aを直進させて、その左掘削機1Aに対して右掘削機1Bをスパイラルさせて、一対の円形シールド掘削機1A、1Bが横方向に二連の状態から縦方向に二連となるように掘進する際の掘進方法と後胴揺動装置7の動作について説明する。
本実施形態による二連シールド掘削機1では、図8(a)、及び図9(a)~(c)に示すように、左右に連結される後胴部10B同士が剛結接合ではなく、ピン接合となっているので、スパイラル側の円形シールド掘削機1Bの後胴部10Bも非スパイラル側の円形シールド掘削機1Aの後胴部10Bに対して揺動軸C1回りに揺動させることができる。そのため、右掘削機1Bを左掘削機1Aに対してスパイラルさせる際に、スパイラル側の右掘削機1Bにおいて中折れジャッキ6によって屈折した前胴部10Aに対して後胴部10bを揺動により追従させることができる。
また、本実施形態による二連シールド掘削機1では、後胴部10Bのセグメント11の損傷を防止できるとともに、推進ジャッキ23の偏圧や負荷を低減して効率よくジャッキ推力をセグメント11に伝達できる。
1A 左掘削機
1B 右掘削機
2 シールド機本体
2A 前胴プレート
2B 後胴プレート
6 中折れジャッキ(中折れ装置)
7 後胴揺動装置(ピン接合部)
10A 前胴部
10B 後胴部
11 セグメント
71 凸係合部
72 凹係合部
73 押さえ板
73c 傾斜部
73d 切欠部
74 連結ボルト(ボルト締結部)
712 凸部
721 外周壁
C1 揺動軸
L1、L2 方位
L0 トンネル線形
Claims (2)
- 前胴部が後胴部に対して中折れ装置を介して屈折可能に設けられた二基の円形シールド掘削機を左右に連結させてなる二連シールド掘削機であって、
前記二基の円形シールド掘削機の前記後胴部同士は、前記後胴部の連結部において左右方向に近接離反する移動を規制するとともに、前記後胴部同士が前記左右方向を回転中心とする揺動軸回りに相対的に揺動可能に設けられたピン接合部によって連結され、
前記ピン接合部は、前記後胴部のうち一方に設けられる凸係合部と、他方に設けられ前記凸係合部に係合する凹係合部と、を有し、
前記凸係合部と前記凹係合部とが前記揺動軸回りに相対的に揺動することを特徴とする二連シールド掘削機。 - 前記ピン接合部は、左右に連結される前記後胴部の壁部同士を締結するボルト締結部を有し、
該ボルト締結部が前記後胴部に締結した状態で、前記左右の後胴部が相対的に前記揺動軸回りに揺動することを特徴とする請求項1に記載の二連シールド掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019141751A JP7300924B2 (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | 二連シールド掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019141751A JP7300924B2 (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | 二連シールド掘削機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021025239A JP2021025239A (ja) | 2021-02-22 |
JP7300924B2 true JP7300924B2 (ja) | 2023-06-30 |
Family
ID=74663689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019141751A Active JP7300924B2 (ja) | 2019-07-31 | 2019-07-31 | 二連シールド掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7300924B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000314294A (ja) | 2000-01-01 | 2000-11-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 分離型シールド掘進機の接続装置 |
JP2001132383A (ja) | 1999-11-09 | 2001-05-15 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 複連型シールド掘進機の分岐発進方法 |
JP2003155889A (ja) | 2001-11-20 | 2003-05-30 | Hazama Gumi Ltd | 親子シールド掘進機及びその掘進方法 |
JP2013133651A (ja) | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | H&vシールド掘進機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2917233B2 (ja) * | 1991-03-29 | 1999-07-12 | 清水建設株式会社 | 3連シールド掘進機 |
JP2917232B2 (ja) * | 1991-03-29 | 1999-07-12 | 清水建設株式会社 | 2連シールド掘進機 |
JP2895057B1 (ja) * | 1998-05-28 | 1999-05-24 | 川崎重工業株式会社 | 複連型シールド掘進機 |
-
2019
- 2019-07-31 JP JP2019141751A patent/JP7300924B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001132383A (ja) | 1999-11-09 | 2001-05-15 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 複連型シールド掘進機の分岐発進方法 |
JP2000314294A (ja) | 2000-01-01 | 2000-11-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 分離型シールド掘進機の接続装置 |
JP2003155889A (ja) | 2001-11-20 | 2003-05-30 | Hazama Gumi Ltd | 親子シールド掘進機及びその掘進方法 |
JP2013133651A (ja) | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | H&vシールド掘進機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021025239A (ja) | 2021-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3408499B1 (en) | Mining machine with multiple cutter heads | |
US20140125111A1 (en) | Continuous miner center drum with offset split surfaces | |
TW201738454A (zh) | 大剖面地下空間的施工方法及外殼護罩推進基地 | |
JP7300924B2 (ja) | 二連シールド掘削機 | |
CN218030201U (zh) | 全断面掘进机主机及全断面掘进机 | |
JP3760312B2 (ja) | トンネルの構築方法 | |
JP4797124B2 (ja) | 掘削機構および掘進機 | |
JP5135597B2 (ja) | シールド掘削機 | |
JPH09170399A (ja) | 矩形シールド掘進機 | |
JP3811482B2 (ja) | シールドトンネルの接合方法 | |
JPH0696947B2 (ja) | シールド掘進機 | |
JP2010084396A (ja) | シールド掘進機 | |
JP3539669B2 (ja) | シールド機を用いた地盤改良工法 | |
JP2023132219A (ja) | ローラカッタユニットおよびそれが装着されたシールド掘進機のカッタヘッドまたはトンネルボーリングマシンのカッタヘッド | |
JPH0240837B2 (ja) | ||
JP2003269077A (ja) | トンネル掘削機並びに掘削工法 | |
JPH0245354Y2 (ja) | ||
JP4392637B2 (ja) | 掘削体 | |
JPH0423958B2 (ja) | ||
JP2021193242A (ja) | トンネル掘削機 | |
JP4316431B2 (ja) | セグメント、地盤改良方法および地盤改良装置 | |
JPS58213995A (ja) | シ−ルド掘進機 | |
JPH04350291A (ja) | トンネル掘削機 | |
JPS6145038B2 (ja) | ||
JP3967233B2 (ja) | 分岐線シールド掘進機のシールド発進装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220627 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230404 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230530 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7300924 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |