JP7300705B2 - 膨張弁 - Google Patents
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Description
弁座とオリフィス部とを備えた弁本体と、
前記弁座に着座することにより流体の通過を制限し、前記弁座から離間することにより前記流体の通過を許容する弁体と、
前記弁体を前記弁座に向かって付勢するコイルばねと、
前記オリフィス部に挿通され、前記弁体に一端を当接させた作動棒と、
前記弁本体に取り付けられて、前記作動棒を駆動するパワーエレメントと、を有し、
前記弁本体は、前記流体が流れる流路と、凹部と、前記流路と前記凹部との間に形成された隔壁部と、前記隔壁部を貫通する貫通孔と、を有し、
前記パワーエレメントは、前記凹部に取り付けられたケースと、前記ケースを仕切るダイアフラムと、前記ダイアフラムに当接するストッパ部材と、を有し、
前記作動棒は、前記貫通孔を介して延在し、前記作動棒の端部が前記ストッパ部材に当接しており、
前記作動棒の軸線が鉛直方向に対して傾いた姿勢で、前記弁本体が設置されており、
前記隔壁部の前記作動棒より鉛直方向下方の位置に、前記凹部と前記流路とをつなぐ排出路が設けられ、前記作動棒の軸線から前記排出路までの最大距離は、前記作動棒の軸線から鉛直方向上方における前記貫通孔の内周までの最大距離より大きく、
前記流路の軸線は、略水平方向に延在しており、
前記流路の断面形状は円形状であり、
前記排出路は、前記隔壁部に形成され、潤滑油が通過可能なエスケープ孔により形成され、前記排出路を形成する前記エスケープ孔は前記貫通孔より鉛直方向下方にて前記流路に連通している、ことを特徴とする。
本明細書において、水平方向をX方向とし、鉛直方向をY方向とする。
図1を参照して、本実施形態における膨張弁1の概要について説明する。図1は、本実施形態における膨張弁1の概略断面図である。膨張弁1は冷媒が循環する冷媒循環システムの循環路内に配置される。膨張弁1の軸線をLとする。
弁室VS内の流体は、オリフィス部27及び排出側流路22を介して膨張弁外に排出され、またエバポレータ(不図示)を介して戻り流路23を通過する。
このとき、パワーエレメント8と弁本体2との間には、パッキンPKが介装され、弁本体2にパワーエレメント8を取り付けた際の凹部2aからの冷媒のリークを防止する。
図1を参照して、膨張弁1の動作例について説明する。不図示のコンプレッサで加圧された冷媒は、更にコンデンサで液化され、膨張弁1に送られる。また、膨張弁1で断熱膨張された冷媒はエバポレータに送り出され、エバポレータで、エバポレータの周囲を流れる空気と熱交換される。エバポレータから戻る冷媒は、膨張弁1の戻り流路23を通ってコンプレッサ側へ戻される。
図6は、第1変形例にかかる図3と同様な断面図である。本変形例の弁本体2Aにおいて、隔壁部2Acにおける、作動棒5を挟んでエスケープ孔2eとY方向に対向する位置に、同じ形状のエスケープ孔2fが形成されている。それ以外の構成は上述した実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
図7は、第2変形例にかかる図3と同様な断面図である。本変形例の弁本体2Bにおいて、隔壁部2Bcにおける貫通孔2Bdを、Y方向下方に延長して長穴としている。すなわち、本変形例では、貫通孔2Bdはエスケープ孔と共通である。貫通孔2Bdが長穴形状を有するため、作動棒5の軸線Lから貫通孔2BdのY方向最下面までの距離は、貫通孔2BdのY方向最上面までの距離より大きくなっている。それ以外の構成は上述した実施形態と同様であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
図8は、第3変形例にかかる図2と同様な断面図である。本変形例の弁本体2Cにおいて、隔壁部2Ccに拡径孔2Cdが形成されている。そして、拡径孔2Cdをふさぐようにして、弁本体2Cとは別体の仕切り板CPが取り付けられている。
2、2A、2B、2C :弁本体
2e、2e、2f、CP2 :エスケープ孔
2d、2Bd、CP1 :貫通孔
3 :弁体
4 :付勢装置
5 :作動棒
6 :リングばね
8 :パワーエレメント
20 :弁座
22 :排出側流路
23 :戻り流路
27 :オリフィス部
28 :作動棒挿通孔
29 :環状凹部
41 :コイルばね
42 :弁体サポート
43 :ばね受け部材
VS :弁室
Claims (3)
- 弁座とオリフィス部とを備えた弁本体と、
前記弁座に着座することにより流体の通過を制限し、前記弁座から離間することにより前記流体の通過を許容する弁体と、
前記弁体を前記弁座に向かって付勢するコイルばねと、
前記オリフィス部に挿通され、前記弁体に一端を当接させた作動棒と、
前記弁本体に取り付けられて、前記作動棒を駆動するパワーエレメントと、を有し、
前記弁本体は、前記流体が流れる流路と、凹部と、前記流路と前記凹部との間に形成された隔壁部と、前記隔壁部を貫通する貫通孔と、を有し、
前記パワーエレメントは、前記凹部に取り付けられたケースと、前記ケースを仕切るダイアフラムと、前記ダイアフラムに当接するストッパ部材と、を有し、
前記作動棒は、前記貫通孔を介して延在し、前記作動棒の端部が前記ストッパ部材に当接しており、
前記作動棒の軸線が鉛直方向に対して傾いた姿勢で、前記弁本体が設置されており、
前記隔壁部の前記作動棒より鉛直方向下方の位置に、前記凹部と前記流路とをつなぐ排出路が設けられ、前記作動棒の軸線から前記排出路までの最大距離は、前記作動棒の軸線から鉛直方向上方における前記貫通孔の内周までの最大距離より大きく、
前記流路の軸線は、略水平方向に延在しており、
前記流路の断面形状は円形状であり、
前記排出路は、前記隔壁部に形成され、潤滑油が通過可能なエスケープ孔により形成され、前記排出路を形成する前記エスケープ孔は前記貫通孔より鉛直方向下方にて前記流路に連通している、
ことを特徴とする膨張弁。 - 前記隔壁部に複数の前記エスケープ孔が形成されており、前記排出路は、鉛直方向最下方に配置された前記エスケープ孔により形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。 - 前記隔壁部は、前記弁本体と一体の壁部であるか、又は前記弁本体と別体の仕切り板を有し、前記壁部又は前記仕切り板に、前記貫通孔と前記排出路とが形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。
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- 2019-02-28 JP JP2019035821A patent/JP7300705B2/ja active Active
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