JP7153911B2 - 膨張弁 - Google Patents
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- JP7153911B2 JP7153911B2 JP2018169902A JP2018169902A JP7153911B2 JP 7153911 B2 JP7153911 B2 JP 7153911B2 JP 2018169902 A JP2018169902 A JP 2018169902A JP 2018169902 A JP2018169902 A JP 2018169902A JP 7153911 B2 JP7153911 B2 JP 7153911B2
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Description
弁室に配置された弁座を有し、供給側流路を通って前記弁室に進入した流体が前記弁座を通って排出側流路に流れる弁本体と、
前記弁座に着座することにより前記流体の通過を阻止し、前記弁座から離間することにより前記流体の通過を許容するボールと、前記ボールに連結された鍔部とを備えた可動弁と、
前記可動弁の鍔部を前記弁座に向かって付勢するコイルばねと、
前記コイルばねによる付勢力に抗して、前記可動弁を前記弁座から離間する方向に押圧する作動部材と、を有し、
前記弁室は、前記弁座につながる第1内壁を有し、
前記第1内壁の内径は、前記鍔部の外径より小さくなっており、
前記可動弁の軸線に直交し且つ前記ボールの最大径を通過する面内における、前記第1内壁の断面積と前記ボールの断面積の差を第1通過面積としたときに、前記作動部材により前記可動弁が移動される範囲内において、前記第1通過面積は一定である、
ことを特徴とする。
図1を参照して、本実施形態における膨張弁1の概要について説明する。図1は、本実施形態における膨張弁1を、冷媒サイクルシステム100に適用した例を模式的に示す概略断面図である。本実施形態では、膨張弁1は、コンプレッサ101と、コンデンサ102と、エバポレータ104とに接続されており、これらにより冷媒サイクルシステム100が構成される。
鍔部42aの上面中央には円錐状のくぼみ42cが形成されており、ここに球状の弁体3を載置して溶接することで、両者は接合される。本実施形態の内側筒体42bとして筒状の部材を用いたが、中実の部材を用いてもよいことは勿論である。なお、弁体3及び弁体サポート42とで可動弁を構成する。
図1を参照して、膨張弁1の動作例について説明する。コンプレッサ101で加圧された冷媒は、コンデンサ102で液化され、膨張弁1に送られる。また、膨張弁1で断熱膨張された冷媒はエバポレータ104に送り出され、エバポレータ104で、エバポレータの周囲を流れる空気と熱交換される。エバポレータ104から戻る冷媒は、膨張弁1(より具体的には、戻り流路23)を通ってコンプレッサ101側へ戻される。
次に、参考例を参照して、本実施形態の効果について説明する。図3は、参考例にかかる構成を示す図2と同様な断面図である。図3の参考例においては、弁室VS’が、弁座20につながる円筒状の拡径内壁部20cと、拡幅内壁部20cと大径内壁部20bとを接続する接続部20dとを有している。拡径内壁部20cの内径は、鍔部42aの外径より大きくなっている。それ以外の構成は、上述した実施の形態と同様であるため、同じ符号を付して重複説明を省略する。
ここで、冷媒中の気泡BBは、鍔部42aと大径内壁20bとの間を通過する際に、若干潰されて縮小しても、その直後に拡幅内壁部20cと弁体3との間の比較的大きな空間に流入するので、気泡BBが成長して元に戻る傾向がある。この膨張した気泡BBは、更に弁体3と弁座20aとの間の最小隙間(絞り流路)を通過するので、ここで潰されて短時間で一気に縮小する。この際に発生する気泡破裂音が外部に伝わり騒音として把握される。
2 :弁本体
3 :弁体
4 :付勢装置
5 :作動棒
6 :リングばね
8 :パワーエレメント
20 :弁座
21 :第1流路
22 :第2流路
23 :戻り流路
26 :環状部
27 :作動棒挿通孔
41 :コイルばね
42 :弁体サポート
43 :ばね受け部材
100 :冷媒サイクルシステム
101 :コンプレッサ
102 :コンデンサ
104 :エバポレータ
VS :弁室
Claims (3)
- 弁室 に配置された弁座を有し、供給側流路を通って前記弁室に進入した流体が前記弁座を通って排出側流路に流れる弁本体と、
前記弁座に着座することにより前記流体の通過を阻止し、前記弁座から離間することにより前記流体の通過を許容するボールと、前記ボールに連結された鍔部とを備えた可動弁と、
前記可動弁の鍔部を前記弁座に向かって付勢するコイルばねと、
前記コイルばねによる付勢力に抗して、前記可動弁を前記弁座から離間する方向に押圧する作動部材と、を有し、
前記弁室は、前記弁座につながる第1内壁を有し、
前記第1内壁の内径は、前記鍔部の外径より小さくなっており、
前記可動弁の軸線に直交し且つ前記ボールの最大径を通過する面内における、前記第1内壁の断面積と前記ボールの断面積の差を第1通過面積としたときに、前記作動部材により前記可動弁が移動される範囲内において、前記第1通過面積は一定である、
ことを特徴とする膨張弁。 - 前記弁室は、前記第1内壁につながる第2内壁を有し、前記鍔部は、前記第2内壁の径方向内側に位置しており、
前記可動弁の軸線に直交する面内において、前記第2内壁の断面積と前記鍔部の断面積の差を第2通過面積としたときに、前記第2通過面積は前記第1通過面積より大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。 - 前記第1通過面積は、前記ボールと前記弁座との間の隙間により形成される通過面積以上、11mm2以下である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の膨張弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018169902A JP7153911B2 (ja) | 2018-09-11 | 2018-09-11 | 膨張弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018169902A JP7153911B2 (ja) | 2018-09-11 | 2018-09-11 | 膨張弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020041757A JP2020041757A (ja) | 2020-03-19 |
JP7153911B2 true JP7153911B2 (ja) | 2022-10-17 |
Family
ID=69799271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018169902A Active JP7153911B2 (ja) | 2018-09-11 | 2018-09-11 | 膨張弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7153911B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5797978A (en) * | 1980-12-11 | 1982-06-17 | Nippon Denso Co Ltd | Expansion valve for refrigerant |
-
2018
- 2018-09-11 JP JP2018169902A patent/JP7153911B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020041757A (ja) | 2020-03-19 |
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