JP7300515B2 - ロボットアーム用多段停止装置 - Google Patents

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Description

(優先権出願)
本出願は、2019年3月15日に出願された米国仮出願第62/818,948号の利益を主張するものであり、その内容は参照により全体として本明細書に組み込まれる。
本出願は、ロボットシステムに関し、より具体的には、ロボットアーム又は他の構成部品の回転を機械的に制限及び/又は停止するための多段停止装置、システム、及び方法に関する。
ロボットアームは、様々なタスクを実行するために使用され、特に自動化において一般的である。ロボットアームは、典型的には、1以上のジョイントによって接続された複数のリンクを備えている。1以上のジョイントは、タスクを実行するように構成されたエンドエフェクタを位置決めするようにロボットアームの関節を制御するために、様々なタイプのアクチュエータ(例えば、電気モータ、油圧など)によって駆動される。いくつかの例において、ロボットアームは、アームのリンク間の回転運動を制限するように構成され得る物理的な停止装置(例えば、ハードストップ)を備える。このような停止装置は、ロボットアームが故障した場合に、ロボットアームの損傷や他者への傷害を制限することができる。
本願は、ロボットアーム及び他のロボットシステムと一緒に使用するように構成された多段停止装置(並びに関連するシステム及び方法)を説明する。多段停止装置は、当該多段停止装置が設置されているロボットアームの回転ジョイントにおいて回転を制限するための機械的機構を提供するように構成され得る。いくつかの実施形態において、多段停止装置は、故障の際にロボットアームの回転を停止又は制限する機械的安全機構として使用することができる。
本明細書に記載されている多段停止装置は、以下に説明するように、回転運動を停止するための2つの段階を有しているため、「多段」と呼ばれる。第1段階では、回転運動が圧縮性部材を圧縮して、衝突によって発生した力の少なくとも一部を吸収して分散する。第2段階では、更なる回転を抑えるハードストップを提供する。本明細書に記載されている多段停止装置は、第1段階の間、圧縮性部材を圧縮するように構成された圧壊ピンを備えてもよい。ピンが圧壊した後、多段停止装置の剛性を有する側壁が、第2段階の間に更なる回転を抑えるハードストップを提供する。
第1例として、ロボットアーム用の多段停止装置は、ロボットアームの第1リンク及び基体の一方に取り付けられるように構成されたフレーム部材を備えてもよい。第1リンクと基体とは、第1リンクが基体に対して回転するような回転ジョイントによって接続される。フレーム部材は、第1開口部を有する第1側壁を備える。多段停止装置は、フレーム部材の内部に配置された圧縮性部材を備える。また、多段停止装置は、第1頭部から第1遠位端部まで延在する第1シャフトを有する第1ピンを備える。第1シャフトは、第1側壁の第1開口部にスライド可能に受け入れられ、第1頭部は、第1側壁と圧縮性部材との間に配置される。
いくつかの実施形態において、多段停止装置は、任意の組み合わせで、以下の特徴のうちの1以上を備えてもよい。(a)第1ピンの第1遠位端部に作用する第1力が、第1ピンを圧縮性部材に向かって移動させ、圧縮性部材が圧縮されて第1力が吸収される。(b)フレーム部材と、第1リンク及び基体の一方に設けられた突出部材との間の接触が、基体に対する第1リンクの回転を停止させる。(c)フレーム部材が、第2開口部を有する第2側壁を更に備え、多段停止装置が、第2頭部から第2遠位端部まで延在する第2シャフトを有する第2ピンを更に備え、第2シャフトが、第2側壁の第2開口部にスライド可能に受け入れられ、第2頭部が、第2側壁と圧縮性部材との間に配置される。(d)第2ピンの第2遠位端部に作用する第2力が、第2ピンを圧縮性部材に向かって移動させ、圧縮性部材が圧縮されて第2力が吸収される。(e)圧縮性部材が、少なくとも40Aのショア硬度を有するゴムのブロックを備える。(f)フレーム部材が、当該フレーム部材が取り付けられるように構成された第1リンク及びロボットアームの基体の一方のキー凹部に対応するように構成されたキー輪郭部を有し、第1リンク及びロボットアームの基体の一方に取り付けられたときに、フレーム部材が少なくとも部分的にキー凹部内に受け入れられる。(g)フレーム部材をロボットアームの第1リンク及びベースの一方に取り付けるために、機械的締結具が、フレーム部材を通じて延在する。(h)フレーム部材がロボットアームの第1リンクに取り付けられるように構成されている。(i)第1頭部が第1開口部よりも大きい形状で構成される。及び/又は、以下の詳細な説明に記載されている付加的な特徴のいずれかを備える。
別の例として、ロボットシステムは、回転ジョイントによってロボットアームのベースに接続されたロボットアームの第1リンクを備え、第1リンクがベースに対して回転する。また、ロボットシステムは、多段停止装置を備える。多段停止装置は、第1リンク及び基体の一方に取り付けられたフレーム部材を備える。フレーム部材は、第1開口部を有する第1側壁と、フレーム部材の内部に配置された圧縮性部材と、第1頭部から第1遠位端部まで延在する第1シャフトを有する第1ピンとを備える。第1シャフトは、第1側壁の第1開口部にスライド可能に受け入れられ、第1頭部は、第1側壁と圧縮性部材との間に配置される。また、ロボットシステムは、第1リンク及び基体の他方に取り付けられた第1突出部材を備える。第1突出部材は、第1リンクの第1回転方向への回転を制限するために、基体に対する第1リンクの第1回転位置において、第1ピンの第1遠位端部に接触するように配置される。
いくつかの実施形態において、ロボットシステムは、任意の組み合わせで、以下の特徴の1以上を備えてもよい。(a)第1突出部材がボルトを備える。(b)フレーム部材が、第2開口部を有する第2側壁を更に備え、多段停止装置が、第2頭部から第2遠位端部まで延在する第2シャフトを有する第2ピンを更に備え、第2シャフトが第2側壁の第2開口部にスライド可能に受け入れられ、第2頭部が第2側壁と圧縮性部材との間に配置される。(c)第1突出部材が、第2回転位置で第2ピンの第2遠位端部に接触して、第1リンクの第2回転方向への回転を制限する。(d)第1リンク及び基体の他方に取り付けられた第2突出部材であって、第2突出部材は、基体に対する第1リンクの第2回転位置で第2ピンの第2遠位端部に接触して、基体の第2回転方向への回転を制限するように配置される。(e)第2突出部材がボルトを備える。(f)第1突出部材及び第2突出部材の位置が調整可能である。(g)第1リンク及び基体の一方がキー凹部を備え、フレーム部材がキー凹部に対応するように構成されたキー輪郭部を備え、フレーム部材がキー凹部内に少なくとも部分的に受け入れられる。(h)機械的締結具が、フレーム部材の取付開口部を通じて、第1リンク及び基体の一方に延在し、フレーム部材を第1リンク及び基体の一方に取り付けられる。(i)フレーム部材が、第1リンク及び基体の一方のハウジングの内側部分に取り付けられる。(j)フレーム部材が第1リンクに取り付けられる。(k)圧縮性部材が、少なくとも40Aのショア硬度を有するゴムのブロックを備える。及び/又は、以下の詳細な説明の項に記載されている付加的な特徴のいずれかを備える。
本明細書に記載された多段停止装置、システム、及び方法の特徴及び利点は、添付の図面と併せて、以下の説明及び添付の特許請求の範囲からより十分に明らかになるであろう。これらの図面は、本開示に係るいくつかの実施形態のみを描いたものであり、その範囲を限定するものとはみなされない。図面において、同様の参照番号又は記号は、文脈上そうでない場合を除き、通常、同様の構成要素を識別する。また、図面は、縮尺通りに描かれていない場合がある。
ロボットアームの一実施形態のアイソメトリック図である。 例えば図1のロボットアームと共に使用するように構成することができる多段停止装置の実施形態の上方斜視図である。 図2Aの多段停止装置の下方斜視図である。 図2Aの多段停止装置の上面図である。 図2Aの多段停止装置を受け入れるように構成されたキー凹部を有する、図1のロボットアームの第1リンクの実施形態の一部を示す斜視図である。 図3のキー凹部に取り付けられた、図2Aの多段停止装置を示す斜視図である。 ロボットアームの第1リンクの回転を制限するために多段停止装置に接触するように構成された突出部材を有する、図1のロボットアームの基体の一部を例示する斜視図である。 多段停止装置及び突出部材を説明するために、基体と第1リンクとの間の回転ジョイントを通じて切り取られた、図1のロボットアームの断面図である。 多段停止装置及び2つの突出部材を備える実施形態において、基体と第1リンクとの間の回転ジョイントを通じて切り取られた、図1のロボットアームの別の断面図である。 一実施形態に係る図2Aの多段停止装置の機能を示す図であって、突出部材と接触する前の多段停止装置の一例を示す図である。 一実施形態に係る図2Aの多段停止装置の機能を示す図であって、突出部材と接触中の多段停止装置の例を示す図である。この例において、突出部材は、多段停止装置のピンの遠位端部に接触しており、ピンが多段停止装置の圧縮性部材を圧縮させている。 一実施形態に係る図2Aの多段停止装置の機能を示す図であって、突出部材と接触中の多段停止装置の一例を示す図である。この例において、突出部材は、多段停止装置の側壁に接触している。
次に、本開示の多段停止装置、システム、及び方法の特徴について、図示された特定の実施形態を参照して詳細に説明する。本明細書で説明する図示された実施形態は、説明のために提供されるものであり、限定することを意図するものではない。提示された主題の精神又は範囲から逸脱することなく、他の実施形態を利用することができ、他の変更を行うことができる。以下に記載され、図に示された本開示の態様及び特徴は、当業者によって多種多様な異なる構成で配置、置換、結合、及び設計することができることが容易に理解されるが、これらの全ては本開示の一部とされる。
図1は、本明細書に記載の多段停止装置100を備えるロボットアーム10の一実施形態のアイソメトリック図である。図示された実施形態において、多段停止装置100は、図1では視認できない。多段停止装置100は、例えば、以下で更に説明される図2A~図2Cに示されている。図1に示すように、図示された実施形態において、ロボットアーム10は、基体12と、第1リンク14と、第2リンク16と、エンドエフェクタ18とを備えている。なお、以下で更に説明する多段停止装置100は、他の種類のロボットアームやシステムに使用されてもよい。図示されたロボットアーム10は、例示としてのみ提供されている。
基体12は、ロボットアーム10の他の部分を支持するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、基体12は、ロボットアーム10のための電子部品の多くを収容する。第1リンク14は、第1回転ジョイント20によって基体12に接続されてもよい。第1回転ジョイント20は、第1リンク14が基体12に対して相対的に回転することを可能にする。図示された実施形態において、第1リンク14は、第1回転軸24を中心として、基体12に対して相対的に回転する。一般的に、基体12に対する第1リンク14の回転は、1以上の指示のシーケンス(すなわち、ソフトウェア)の実行を通じて、及び/又は、カスタマイズされたハードウェア(例えば、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイなど)によって制御されてもよい。しかしながら、例えば、ロボットアーム10の故障時に、基体12に対する第1リンク14の回転を制限又は停止するための機械的機構を提供することが有益又は必要となり得る。本願に記載された多段停止装置100は、この機能を提供するために、第1回転ジョイント20に含まれてもよい。例えば、多段停止装置100は、基体12に対する第1リンク14の相対的な回転を制限又は停止するために、第1回転ジョイント20に含まれてもよい。
引き続き図1を参照すると、第1リンク14には、第2回転ジョイント22によって第2リンク16が接続されている。第2回転ジョイント22は、第2リンク16が第1リンク14に対して相対的に回転することを可能にする。図示された実施形態において、第2リンク16は、第2回転軸26を中心として第1リンク14に対して相対的に回転する。一般的には、第1リンク14に対する第2リンク16の回転は、ソフトウェア又はカスタマイズされたハードウェアによって制御又は制限されてもよい。しかしながら、ロボットアーム10が故障した場合に、第1リンク14に対する第2リンク16の回転を制限又は停止するための機械的機構を提供することが有益又は必要となり得る。以下に説明する多段停止装置100は、いくつかの実施形態において、この機能性を提供するために第2回転ジョイント22に含まれてもよい。例えば、多段停止装置100は、第1リンク14に対する第2リンク16の相対的な回転を制限又は停止するために、第2回転ジョイント22に含まれてもよい。いくつかの実施形態において、異なるタイプの停止装置が第2回転ジョイント22に含まれてもよい。
図示された実施形態において、基体12と第1リンク14と第2リンク16とは、選択的コンプライアンス組立ロボットアーム(SCARA)を形成するように配置されている。多段停止装置100は、SCARAの回転関節のいずれかで使用されてもよい。また、多段停止装置100は、他のタイプのロボットアーム(例えば、非SCARAロボットアーム)で使用するように構成されてもよい。
図1の図示された実施形態において、ロボットアーム10は、エンドエフェクタ18を備えている。この実施形態において、エンドエフェクタ18は、第1回転軸24及び/又は第2回転軸26を中心として第1リンク14及び/又は第2リンク16を回転させることによって位置調整可能である。エンドエフェクタ18は、当業者には明らかなように、様々なタスクを実行するように構成されてもよい。
以下に説明する例の多くでは、多段停止装置100は、第1リンク14と基体12との間の第1回転ジョイント20を参照して説明される。これは、多段停止装置100が、ロボットアーム10の任意の他の回転ジョイントで代替的又は付加的に使用できることを理解した上で、説明を容易にするために行われる。
図2A~図2Cは、本開示による多段停止装置100の一実施形態を示している。図2Aは、上方斜視図である。図2Bは、下方斜視図である。図2Cは、多段停止装置100の上面図である。
上述したように、多段停止装置100は、図1などに図示されているロボットアーム10などのロボットアーム又はシステムの回転ジョイントで回転を停止又は制限するように構成されてもよい。例えば、図1のロボットアーム10を参照すると、多段停止装置100は、第1回転ジョイント20に設置されて、基体12に対する第1リンク14の回転を停止又は制限してもよい。また、多段停止装置100は、第2回転ジョイント22に設置されて、第1リンク14に対する第2リンク16の回転を停止又は制限してもよい。多段停止装置100の例示的な設置については、図3~図5を参照して以下でより詳細に説明する。
図2A~図2Cの図示された実施形態において、多段停止装置100は、フレーム部材102、第1ピン104、第2ピン106、及び圧縮性部材108を備えている。これらの特徴について、より詳細に説明する。
フレーム部材102は、多段停止装置100の本体又はハウジングを構成してもよい。図示された実施形態において、フレーム部材102は、単一の一体的な部品を備える。いくつかの実施形態において、フレーム部材102は、フレーム部材102を形成するために一緒に接合された複数の部品で構成されてもよい。フレーム部材102は、多くの種類の金属のような、強くて剛性を有する材料で作成されてもよい。いくつかの実施形態において、フレーム部材102は、鋼で作成される。
図2Aに示すように、図示された実施形態において、フレーム部材102は、第1側壁110を備える。第1側壁110は、その中に画定された第1開口部112を有してもよい。すなわち、第1開口部112は、第1側壁110を貫通して形成され、第1側壁110を通じて延在してもよい。図示されているように、いくつかの実施形態において、第1開口部112は、第1ピン軸132に沿って延在する。第1開口部112は、その中に第1ピン104を受け入れるように構成されてもよい。例えば、図示されているように、第1ピン104は、第1開口部112を通じて、及び、フレーム部材102の第1側壁110を通じて延在している。第1開口部112は、第1ピン104が第1開口部112内にスライド可能に受け入れられるように構成されてもよい。このため、いくつかの実施形態において、第1開口部112は、第1ピン104が第1ピン軸132に沿って第1開口部112を通じて前後にスライドできるように、第1ピン104よりも僅かに大きく(例えば、断面積、直径などの点で約1%、2.5%、5%、10%、15%、又は20%大きく)してもよい。図示された実施形態において、第1開口部112は、第1ピン104の円形断面に対応する円形断面で示されている。一般的に、第1開口部112の断面は、第1ピン104の断面に対応するように構成されているが、これは必ずしもそうである必要はない。更に、第1開口部112及び第1ピン104の断面は、いくつかの実施形態において、他の非円形の形状であってもよい。
同様に、図示された実施形態において、フレーム部材102は、第2側壁114も備える。第2側壁114は、第1側壁110とは反対側にあるフレーム部材102の一側部において、フレーム部材102上に配置されてもよい。図示された実施形態において、第2側壁114は、その中に画定された第2開口部116を有してもよい。すなわち、第2開口部116は、第2側壁114を貫通して形成され、第2側壁114を通じて延在してもよい。図示されているように、いくつかの実施形態において、第2開口部116は、第2ピン軸140に沿って延在してもよい。第2開口部116は、その中に第2ピン106を受け入れるように構成されてもよい。例えば、図示されているように、第2ピン106は、第2開口部116を通じて、及び、フレーム部材102の第2側壁114を通じて延在している。第2開口部116は、第2ピン106が第2開口部116内にスライド可能に受け入れられるように構成されてもよい。例えば、第2開口部116は、第2ピン106が第2ピン軸140に沿って第2開口部116を通じて前後にスライドできるように、第2ピン106よりも僅かに大きく(例えば、1%、2.5%、5%、10%、15%、又は20%大きく)てもよい。いくつかの実施形態において、第2開口部116は、第1開口部112と同じサイズであるが、これは全ての実施形態でそうである必要はない。図示された実施形態において、第2開口部116は、第2ピン106の円形断面に対応する円形断面で示されている。一般的に、第2開口部116の断面は、第2ピン106の断面に対応するように構成されているが、これは必ずしもそうである必要はない。更に、第2開口部116及び第2ピン106の断面は、いくつかの実施形態において、他の非円形の形状であってもよい。
図2Aに示すように、フレーム部材102は、外側壁118を備えてもよい。図示された実施形態において、外側壁118は、(図示されている向きに対して)フレーム部材102の上部で第1側壁110と第2側壁114との間に延在している。更に、フレーム部材102は、内側部分120を備えてもよい。図示されているように、いくつかの実施形態において、内側部分120は、(図示されている向きに対して)フレーム部材102の下部で第1側壁110と第2側壁114との間に延在している。
このように、フレーム部材102は、例えば図2Aに示されているように、第1側壁110、第2側壁114、外側壁118、及び内側部分120を備えてもよい。第1側壁110、第2側壁114、外側壁118、及び内側部分120は、その間に空間122を有するように配置されてもよい。例えば、図2Aに示すように、空間122は、第1側部では第1側壁110によって、第2側部では第2側壁114によって、第3側部では外側壁118によって、第4側部では内側部分120によって、境界が定められている。以下でより詳細に説明するように、圧縮性部材108は、空間122内に受け入れられて配置されてもよい。すなわち、圧縮性部材108は、図示されているように、第1側壁110、第2側壁114、外側壁118、及び内側部分120の間に配置されてもよい。
第1側壁110、第2側壁114、外側壁118、及び内側部分120は、フレーム部材102がキー輪郭部124を構成するように配置されてもよい。フレーム部材102を参照して使用される場合、用語「輪郭部」は、上方(例えば、図2Cに示されるように)又は下方から見たときのフレーム部材102の外側輪郭部又は外側形状をいう。例えば、図示された実施形態において、フレーム部材102の輪郭部は、丸みを帯びた角部を有する概ね4つの側面を備える楔状の形状を有する。この形状の特定の特徴は、図2Cを参照して以下でより詳細に説明される。更に、図示された輪郭部は、例示としてのみ提供され、フレーム部材102の他の輪郭部形状であってもよい。フレーム部材102の輪郭部は、図3及び図4を参照して以下に説明するように、ロボットアーム10に取り付けられたときに、対応するキー凹部158内に収まるように構成されるので、「キー」と呼ばれる。
引き続き図2Aを参照して、第1ピン104及び第2ピン106のいくつかの実施形態に存在する特徴を説明する。図示された実施形態において、第1ピン104は、第1シャフト126を備えている。図示されているように、第1シャフト126は、円形断面を有するが、全ての実施形態においてそうである必要はなく、第1シャフト126の他の断面形状であってもよい。第1シャフト126は、第1頭部128と第1遠位端部130との間で、第1ピン軸132に沿って延在している。図2Aに示すように、第1ピン104の第1シャフト126は、第1側壁110の第1開口部112を通じて延在している。上述したように、第1シャフト126は、第1ピン104が第1ピン軸132に沿って第1開口部112を通じて前後にスライドできるように、第1開口部112内にスライド可能に受け入れられてもよい。スライドを容易にするために、いくつかの実施形態において、第1シャフト126は、第1開口部112よりも僅かに小さく(例えば、約1%、2.5%、5%、10%、15%、又は20%小さく)てもよい。
図2Aに示すように、第1ピン104の第1頭部128は、第1側壁110と圧縮性部材108との間に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、例えば、図示されているように、第1頭部128は、第1開口部112よりも大きい形状又は直径を有してもよい。これは、第1ピン104を第1開口部112内に保持するために含まれてもよい。例えば、図示されているように、第1頭部128は、第1ピン104が第1開口部112から完全に滑り出ることを抑える。そのため、図2Aに図示されている位置から、第1ピン104は、圧縮性部材108に向かって内側にスライドする(圧縮性部材108を圧縮させる)ことができるが、第1頭部128が第1開口部112を通るように適合していないので、外側にスライドする(圧縮性部材から離れる)ことは制限又は防止される。
図2Aに図示されているように、拡大された第1頭部128は、圧縮性部材108のより大きな表面積に力を分散することも有益である。図7A~図7Cを参照して以下でより詳細に説明するように、多段停止装置100の使用中に、第1ピン104の第1遠位端部130に力が付与されてもよい。当該力は、第1ピン104を第1ピン軸132に沿って圧縮性部材108に向かってスライドする(圧縮性部材108を圧縮させる)ようにしてもよい。第1頭部128は、圧縮性部材108に接触して、第1ピン104に作用する力を圧縮性部材108に伝達してもよい。拡大された第1頭部128は、圧縮性部材108のより大きな部分に力を分散させることができる。
多くの点で、第2ピン106は、第1ピン104と同様であってもよい。例えば、図示された実施形態において、第2ピン106は、第2シャフト134を備えている。第2シャフト134は、円形断面を有してもよいが、全ての実施形態においてそうである必要はなく、第2シャフト134の他の断面形状であってもよい。第2シャフト134は、第2頭部136と第2遠位端部138との間で、第2ピン軸140に沿って延在している。図2Aに示すように、第2ピン106の第2シャフト134は、第2側壁114の第2開口部116を通じて延在している。上述したように、第2シャフト134は、第2ピン106が第2ピン軸140に沿って第2開口部116を通じて前後にスライドできるように、第2開口部116内にスライド可能に受け入れられてもよい。スライドを容易にするために、いくつかの実施形態において、第2シャフト134は、第2開口部116よりも僅かに小さく(例えば、約1%、2.5%、5%、10%、15%、又は20%小さく)てもよい。
図2Aに示すように、第2ピン106の第2頭部136は、第2側壁114と圧縮性部材108との間に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、例えば、図示されているように、第2頭部136は、第2開口部116よりも大きい形状又は直径を有してもよい。これは、第2ピン106を第2開口部116内に保持するために含まれてもよい。図示されているように、第2頭部136は、第2ピン106が第2開口部116から完全に滑り出ることを抑える。そのため、図2Aに図示されている位置から、第2ピン106は、圧縮性部材108に向かって内側にスライドする(圧縮性部材108を圧縮させる)ことができるが、第2頭部136が第2開口部116を通じて適合していないため、外側にスライドする(圧縮性部材から離れる)ことが制限又は防止される。第1ピン104と同様に、図2Aに図示されているように、第2ピン106上の拡大された第2頭部136が圧縮性部材108のより大きな表面積に力を分散することも有益である。
第1ピン104及び第2ピン106は、多くの種類の金属などの強力で剛性を有する材料で作成されてもよい。いくつかの実施形態において、第1ピン104及び第2ピン106は、鋼で作成される。いくつかの実施形態において、第1ピン104及び第2ピン106は、鋳造される。いくつかの実施形態において、第1ピン104及び第2ピン106は、同一である。
図2Aに示されているように、いくつかの実施形態において、圧縮性部材108は、第1ピン104の第1頭部128と第2ピン106の第2頭部136との間の空間122内に配置される。より具体的には、いくつかの実施形態において、第1ピン104の第1頭部128は、圧縮性部材108の第1壁142に作用し、第2ピン106の第2頭部136は、圧縮性部材108の第2壁144に作用する。そのため、いくつかの実施形態において、第1ピン104の第1遠位端部130又は第2ピン106の第2遠位端部138のいずれかに作用する力が、第1ピン104又は第2ピン106によって、圧縮性部材108に伝達されてもよい。力が十分であれば、圧縮性部材108を圧縮させて、力を有益に吸収することができる。上述したように、これにより、多段停止装置100の第1段階を提供することができる。例えば、衝突の場合には、図7A~図7Cを参照して以下に更に詳細に説明するように、力の一部が圧縮性部材108の圧縮によって吸収されてもよい。
圧縮性部材108の両側に第1ピン104及び第2ピン106を備える図示された実施形態は、両方の回転方向で回転運動を制限するために有益に使用されてもよい。更に、この設計は、第1ピン104及び第2ピン106の両方によって作用される単一の圧縮性部材108を使用するように構成することができるので、有利である。このような構成は、多段停止装置100のサイズを有利に減少させ、小さなスペースに設置することを可能にすることができる。図示された実施形態は、第1ピン104及び第2ピン106を備えるが、いくつかの実施形態において、単一のピンのみを備えてもよい。単一のピン装置は、単一の方向にのみ回転を制限するために使用されてもよい。
図示された実施形態において、圧縮性部材108は、六角形の形状を有する。これは、全ての実施形態においてそうである必要はなく、圧縮性部材108のための他の形状でもよい。
図2Aの例示された実施形態に示すように、圧縮性部材108は、材料のブロックで構成されてもよい。材料は、衝突の間に予想される力を吸収するように構成された硬度を有するように選択されてもよい。衝突時に予想される力は、例えば、ロボットアーム及びその様々なリンクのサイズ及び重量、ロボットアームが回転する速度、ロボットアームが動作する潜在的な最大積載量、及び多段停止装置100の配置を含む、ロボットアームの様々なパラメータの考慮に基づいて決定されてもよい。
例えば、より重い最大積載量で動作するより大きくて重いロボットアームは、より軽い最大積載量で動作するより小さくて軽いロボットアームよりも、衝突時に大きな力を生じ得る。別の例として、より速い速度で動作するロボットアームは、より遅い速度で動作するロボットアームよりも、衝突時に大きな力を生じ得る。別の例として、回転軸の近く配置された多段停止装置100は、回転軸から遠くに配置された多段停止装置100よりも、衝突時に大きな力を生じ得る。
いくつかの実施形態において、より大きな力が予想される場合、圧縮性部材108は、より硬い材料で構成されてもよい。いくつかの実施形態において、圧縮性部材108の材料は、少なくとも約40A、50A、60A、70A、80A、90A、100A、10D、20D、30D、40D、50D、60D、70D、75D、80D、90D、又は100Dのショア硬度を有してもよい。いくつかの実施形態において、圧縮性部材108は、ゴム材料で構成されてもよい。いくつかの実施形態において、圧縮性部材108は、バネで構成されてもよい。
いくつかの実施形態において、例えば、図2Aに図示されているように、多段停止装置100は、多段停止装置100をロボットアーム10に取り付けるための締結具148を受け入れるように構成された取付開口部146を有してもよい。図示された実施形態において、取付開口部146は、フレーム部材102の内側部分120を貫通して形成されている。図示された実施形態において、締結具148は、図示のようにボルトを備える。多段停止装置100をロボットアーム10に固定するための他の機構も考えられる。後述する図4は、設置された状態の多段停止装置100の一例を示している。
図2Bは、多段停止装置100の下方斜視図である。図2Bに示されているように、いくつかの実施形態において、フレーム部材102は、底壁150(すなわち、図1のロボット装置に設置されたときの構造による底壁)を更に備えてもよい。底壁150は、第1側壁110、第2側壁114、外側壁118、及び内側部分120の間に延在してもよい。底壁150は、圧縮性部材108が配置される空間122を部分的に画定してもよい。いくつかの実施形態において、底壁150は、示されているように、その中に形成された開口部152を有する。
図2Cは、多段停止装置100の上面図であり、いくつかの実施形態において、フレーム部材102のキー輪郭部124のいくつかの態様が、多段停止装置100が設置される回転ジョイントの回転軸154に対する多段停止装置100の配置に基づいて部分的に決定されてもよいことを示している。図2Cに示すように、第1側壁110と第2側壁114とは、互いに相対的に角度αで形成されてもよい。角度αは、図示されるように、フレーム部材102に楔状の形状を与えてもよい。角度αは、第1側壁110の面と第2側壁114の面とが回転軸154で交差するように構成されてもよい。このような角度αは、第1ピン軸132と第2ピン軸140とが、回転軸から半径Rで形成される円156に接することを提供することができる。第1ピン104と第2ピン106とは、円156から半径Rの位置に配置されてもよい。圧縮性部材108の第1壁142と第2壁144との間に形成される角度βは、角度αと実質的に又はほぼ等しくてもよい。これにより、第1ピン104又は第2ピン106によって圧縮性部材108に取り込まれる力が、第1壁142又は第2壁144に対して垂直な方向に作用することが提供され得る。いくつかの実施形態において、この構成は、ロボットアーム10の内部への多段停止装置100の設置を容易にすることができる。
図3は、図2A~図2Cの多段停止装置100を受け入れるように構成されたキー凹部158の一実施形態を示す斜視図である。図示された実施形態において、キー凹部158は、図1のロボットアーム10の第1リンク14に形成されている。特に、図示された実施形態において、キー凹部158は、第1リンク14のハウジング168の内側部分又は内側表面166に形成されている。ハウジング168の内側部分又は内側表面166は、ロボットアーム10が組み立てられたときに視認できない第1リンク14の一部分であってもよい。いくつかの実施形態において、ハウジング168の内側部分又は内側表面166は、ロボットアーム10が組み立てられたときに、基体12の内側表面又は部分170に面してもよい(例えば、図5参照)。しかしながら、いくつかの実施形態において、キー凹部158は、ハウジング168の外側部分又は外側表面に配置されてもよい。また、以下で更に説明されるように、キー凹部158は、異なる位置にも形成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、キー凹部158は、基体12の内側表面又は外側表面に形成されてもよい。いくつかの実施形態において、多段停止装置100は、ロボットアームの2つのリンク間の関節に配置されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、キー凹部158は、リンクのいずれかに配置されてもよい。
図3に示すように、キー凹部158は、多段停止装置100のフレーム部材102のキー輪郭部124に対応するように形状及びサイズが構成されている。キー凹部158は、多段停止装置100を密接に受け入れるように構成されてもよく、多段停止装置100がキー凹部158内に配置されると、多段停止装置100とキー凹部158との間の遊び(例えば、相対移動、クリアランス、隙間(lash)など)が制限される。
キー凹部158は、図示されているように、取付開口部160を有してもよい。取付開口部160は、多段停止装置100をキー凹部158内に固定するために、多段停止装置100の締結具148の一部を受け入れるように構成されてもよい。例えば、締結具148は、多段停止装置100のフレーム部材102の取付開口部146を通じて、キー凹部158の取付開口部160の中に延在してもよい。いくつかの実施形態において、締結具148は、ボルトを備え、取付開口部160は、ボルトのねじ切りされた端部を受け入れるようにねじ切りされている。
いくつかの実施形態において、キー凹部158は、図示されているように、突出部162も有する。突出部162は、圧縮性部材108を予め決められた位置に保持するために、多段停止装置100の空間122内に部分的に延在するように構成されてもよい。例えば、図示された実施形態において、突出部162は、フレーム部材102の第1側壁110と第2側壁114との間の空間122内に延在し、圧縮性部材108の表面に接触するように構成されたV字型の形状を有する。突出部162は、V字型の形状で図示されているが、他の実施形態において、突出部162は、他の形状で構成されてもよい。
上述したように、キー凹部158は、多段停止装置100を少なくとも部分的にその中に受け入れるように構成されている。これにより、1以上の有益な目的を果たすことができる。例えば、キー凹部158は、取り付けられたときに多段停止装置100が正しく方向付けられて配置されることを保証する役割を果たし得る。キー凹部158と多段停止装置100のキー輪郭部124との間の係合は、いくつかの実施形態において、多段停止装置100が単一の位置及び向きでのみ取り付けられることを確実にする、又はそれを助けることができる。これにより、多段停止装置100が誤って設置されることを防止又は低減し、多段停止装置100を回転軸24に対して正しく配置することができる(多段停止装置100と回転軸154との間の相対的な位置を示す図2Cも参照)。
別の例として、多段停止装置100のキー凹部158とキー輪郭部124との間の係合は、多段停止装置100と、それが取り付けられているロボットアーム10の部分(例えば、図示の例では第1リンク14)との間で、有益に力を伝達することができる。例えば、衝突の際に、多段停止装置100に作用する力は、多段停止装置100とキー凹部158の壁164との間の接触を通じて、多段停止装置100と第1リンク14との間で伝達され得る。これにより、締結具148が多段停止装置100を第1リンク14に固定する唯一の機構である場合に、締結具148を潜在的にせん断し得る力を有利に分散させ得る。このように、多段停止装置100とキー凹部158とを組み込んだシステムは、いくつかの実施形態において、キー凹部158を有さないシステムよりも高い力に対応することができる。それでも、力がより低いいくつかの実施形態において、多段停止装置100は、キー凹部158なしで使用されてもよい。
図4は、図3のキー凹部158に取り付けられた多段停止装置100を示す斜視図である。図示されているように、フレーム部材102は、キー輪郭部124及びキー凹部158の対応する性質のために、キー凹部158内に密接に受け入れられる。上述したように、これにより、多段停止装置100が正しく方向付けられて配置され、多段停止装置100と第1リンク14との間で力を伝達することを有益に確保することができる。更に、図示されているように、締結具148は、多段停止装置100をキー凹部158に固定することができる。締結具148は、例えば、ボルトのような機械的締結具で構成されてもよい。
図示された実施形態において、多段停止装置100は、取り付けられたとき、第1リンク14のハウジング168の内側表面又は内側部分166上に配置される。多段停止装置100をハウジング168の内側表面又は内側部分166上に配置することは、多段停止装置100を隠してロボットアーム10の外観を向上させることができるので、有利であると考えられる。他の実施形態において、多段停止装置100は、第1リンク14のハウジング168の外側表面又は外側部分、或いは、基体12の内側表面、外側表面、又は部分に位置決めされてもよい。
図5は、回転軸24を中心とした基体12に対する第1リンク14の回転を制限又は停止するために多段停止装置100に接触するように構成された突出部材172を備える、図1のロボットアーム10の基体12の一部を示す斜視図である。図示された実施形態において、突出部材172は、基体12のハウジング174の内側部分又は内側表面170から突出している。ハウジング174の内側部分又は内側表面170は、ロボットアーム10が組み立てられたときに視認できない基体12の部分であってもよい。いくつかの実施形態において、ハウジング174の内側部分又は内側表面170は、ロボットアーム10が組み立てられたときに、第1リンク14の内側表面又は内側部分166に面してもよい(例えば、図4及び図5参照)。
突出部材172は、第1リンク14が基体12に対して相対的に回転する際に、多段停止装置100の第1ピン104及び/又は第2ピン106と接触するように配置されている。したがって、多段停止装置100が第1リンク14の内側部分又は内側表面上に配置される場合、突出部材172は、基体12の対応する内側部分又は内側表面上(又はその逆)に配置されてもよい。同様に、多段停止装置100が第1リンク14の外側部分又は外側表面上に配置される場合、突出部材172は、基体12の対応する外側部分又は外側表面上(又はその逆)に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、多段停止装置100は、第1リンク14の内側部分又は内側表面上に位置決めされ、突出部材172は、基体12の対応する外側部分又は外側表面上(又はその逆)に位置決めされてもよい。
突出部材172は、基体12に対する第1リンク14の回転中に突出部材172が第1ピン104及び/又は第2ピン106と接触するように、回転軸24から第1ピン104及び第2ピン106と同じ距離に配置されてもよい。図7A~図7Cを参照してより詳細に説明されるように、突出部材172と第1ピン104及び/又は第2ピン106との間の接触は、基体12に対する第1リンク14の回転を制限又は停止する。
いくつかの実施形態において、例えば、図示されているように、突出部材172は、ボルトを備えてもよい。図示された実施形態において、ボルト頭部は、基体12に対する第1リンク14の回転中に第1ピン104及び/又は第2ピン106に接触するような位置で、基体12の内側表面又は内側部分170から突出する。図5に示すように、いくつかの実施形態において、基体12の内部表面又は内側部分170は、突出部材172が設置可能な複数の位置176を有してもよい。例えば、図5において、基体12の内側表面又は内側部分170は、突出部材172が設置可能な8つの位置176を有する。図示された実施形態において、8つの位置176は、ボルトを取り付けることができる8つのボルト穴で構成される。いくつかの実施形態において、他の数の位置176(例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つなど)を有してもよい。異なる位置176は、基体12に対する第1リンク14の回転中に、突出部材172が異なる回転位置で第1ピン104及び/又は第2ピン106に接触するように、突出部材172が異なる位置に設置されることを可能にする。更に、いくつかの実施形態において、後述する図6Bに示すように、第1リンク14と基体12との間の回転運動の範囲を制限するように、2以上の突出部材172を設置してもよい。
図6Aは、第1実施形態に係る多段停止装置100及び突出部材172を図示するように、基体12と第1リンク14との間の回転ジョイント20(図1参照)を通じて切り取られた、図1のロボットアーム10の断面図である。この図示された実施形態は、図示のように単一の突出部材172を備える。このように、第1リンク14は、図示されているような回転範囲178を有する回転軸24を中心として、基体12に対して相対的に回転してもよい。回転範囲178の極部(破線上の矢印の頭で図示)において、第1ピン104と第2ピン106とは、回転を制限及び停止するように突出部材172と接触する。
図6Bは、図示のように配置された多段停止装置100と2つの突出部材172とを備える実施形態において、基体12と第1リンク14との間の回転ジョイント20を通じて切り取った図1のロボットアーム10の別の断面図である。この実施形態において、第1リンク14は、2つの突出部材172の間の回転範囲178においてのみ、基体12に対して相対的に回転することができるので、回転範囲178が低減される。
図6A及び図6B(並びに本開示の全体)を考慮すれば当業者には明らかなように、突出部材172の位置及び数(例えば、1つ又は2つの使用)を調整することによって、基体12に対する第1リンク14の回転範囲178を調整することが可能である。上述したように、突出部材172は、可能な位置176のいずれかに設置することができる。
回転範囲178の各極部において、第1ピン104及び第2ピン106の一方は、突出部材172と接触する。図7A~図7Cは、多段停止装置100が突出部材172と接触したときの多段停止装置100の機能を示す図である。図7A~図7Cは、第1ピン104と突出部材172との接触を示す図である。第2ピン106と突出部材172との間の接触も同様であり得る。
図7Aは、突出部材172との接触前の多段停止装置100を示す図である。多段停止装置100は、接触前のデフォルト構造であり、圧縮性部材108は、非圧縮状態である。第1リンク14が基体12に対して相対的に回転すると、突出部材172は、矢印で示される方向に第1ピン104に接近する。
図7Bは、突出部材172と接触している間の多段停止装置100の「第1段階」の例を示す図である。この例では、突出部材172が多段停止装置100の第1ピン104の遠位端部に接触すると、第1ピン104が内側に駆動され、多段停止装置100の圧縮性部材108を圧縮する。いくつかの実施形態において、圧縮性部材108の圧縮は、突出部材172と多段停止装置100との間の衝突力を吸収し、分散させる。多段停止装置100の第1段階は、第1ピン104が圧縮性部材108を圧縮する際に発生するコンプライアント段階であってもよい。
図7Cは、突出部材172と接触している間の多段停止装置100の「第2段階」の一例を示す図である。この例では、突出部材172が第1ピン104を完全に押し込み、突出部材172が多段停止装置100の第1側壁110に接触するようになっている。第1側壁110は、ハードストップとして機能し、基体12に対する第1リンク14の更なる回転を抑える。多段停止装置100の第2段階は、突出部材が多段停止装置100の第1側壁110に接触してそれ以上の回転を抑えるときに発生するハードストップ段階であってもよい。
本明細書に記載の多段停止装置100は、他のタイプの機械的停止装置では達成できない利点を提供することができる。他の機械的停止装置は、一般的に、回転を突然停止させるハードストップのみで構成される。これらの他のハードストップは、多くの場合、ボルト-オン-ボルト又はボルト-オン-ゴムの直接的な接触によって形成され、それらが取り付けられているロボットアームに大きな摩耗を引き起こす可能性がある。更に、これらの他のハードストップは、ロボットアームの外側に配置されることが多く、これは不利になる可能性がある。最後に、これらの他のハードストップは、一般的に予め決められた位置に配置されているため、ユーザがアームの回転角度を調整することができない。
これに対して、本明細書に記載の多段停止装置100は、ロボットアームの摩耗を低減することができる第1コンプライアント段階及び第2ハードストップ段階を備えている。更に、多段停止装置100は、(上述した例のように)ロボットアームの内部に配置することができる。最後に、多段停止装置100は、突出部材172を、いずれかの利用可能な位置176(図5、図6A、及び図6B参照)に移動させることによって調整可能である。
図2Aに示すような多段停止装置は、図1に示すようなロボットアーム10でテストされ、フルスピード及びフル最大積載量での衝突を存続させながら、回転軸24を中心とした回転を停止させる。テストされた圧縮性部材108は、75Dのショア硬度を有していた。しかしながら、これは一例に過ぎず、上述したように他の多くの実施形態が可能である。
上述の説明は、本明細書に開示されたシステム、デバイス、及び方法の特定の実施形態を詳述している。しかしながら、前述の内容がテキストでどれほど詳細に表示されていても、システム、デバイス、及び方法は、多くの手段で実施できることが理解されるであろう。また、上述のように、本開示の特定の特徴又は態様を説明する際に特定の用語を使用することは、その用語が関連付けられている技術の特徴又は態様の任意の特定の特性を含むように本明細書で再定義されていることを意味するように取られるべきではないことに留意されたい。
記載された技術の範囲から逸脱することなく、様々な修正や変更が可能であることは、当業者には理解されるであろう。そのような修正及び変更は、実施形態の範囲内に入ることが意図されている。また、ある実施形態に含まれる部品は、他の実施形態と交換可能であり、示された実施形態からの1以上の部品は、任意の組み合わせで他の示された実施形態に含まれることができることも、当業者には理解されるであろう。例えば、本明細書に記載された、及び/又は、図に示された様々な部品のいずれかを、他の実施形態と組み合わせたり、交換したり、除外したりしてもよい。
本明細書における実質的に任意の複数形及び/又は単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈及び/又は用途に応じて、複数形から単数形へ、及び/又は、単数形から複数形へと翻訳してもよい。様々な単数/複数の置換は、明確にするために本明細書に明示的に記載されてもよい。
本明細書で使用される方向性の用語(例えば、上(top)、下(bottom)、側(side)、上(up)、下(down)、内側(inward)、外側(outward)など)は、一般的に、図に示された方向性を参照して使用され、限定することを意図していない。例えば、上述の上面は、下面又は側面と言ってもよい。そのため、上面で説明した特徴は、底面、側面、又はその他の表面に含まれてもよい。
一般的に、本明細書で使用される用語は、一般的に「オープン」な用語として意図されていることが、当業者には理解されるであろう(例えば、用語「備える(including)は、「備えるがそれに限定されない(including but not limited to)」として解釈されるべきであり、用語「有する(having)」は、「少なくとも有する(having at least)」として解釈されるべきであり、用語「含む(includes)」は、「含むがそれに限定されない(includes but is not limited to)」として解釈されるべきである)。導入された請求項の記載の特定の数が意図される場合、そのような意図は請求項に明示的に記載され、そのような記載がない場合には、そのような意図は存在しないことが、当業者によって更に理解されるであろう。例えば、理解を助けるために、以下の添付の請求項は、請求項の記載を導入するために「少なくとも1つ」及び「1以上」という導入フレーズの使用を含み得る。しかしながら、このようなフレーズの使用は、不定冠詞「a」又は「an」による請求項の記載の導入が、そのような導入された請求項を含む特定の請求項を、そのような記載を1つだけ含む実施形態に限定することを意味すると解釈されるべきではなく、同じ請求項が導入フレーズ「1以上」又は「少なくとも1つ」及び「a」又は「an」などの不定冠詞を含む場合でも同様である(例えば、「a」や「an」は、通常、「少なくとも1つ」や「1以上」を意味すると解釈されるべきである)。請求項の記載に定冠詞を使用する場合も同様である。更に、導入された請求項の記載の特定の数が明示的に記載されている場合であっても、当業者であれば、そのような記載は、通常、少なくとも記載された数を意味する(例えば、他の修飾語を伴わない「2(two recitations)」という記載は、通常、少なくとも2、又は2以上を意味する)ように解釈されるべきであることを認識するであろう。当業者であれば、明細書、特許請求の範囲、図面のいずれにおいても、2以上の代替用語を示すあらゆる分離語及びフレーズは、いずれかの1つの用語、いずれかの用語、又は両方の用語を含む可能性を想定していると理解されるだろう。例えば、フレーズ「A又はB」は、「A」又は「B」、或いは、「A及びB」の可能性を含むと理解されるであろう。
本明細書で使用される用語「備える(comprising)」は、「有する(including)」、「含む(containing)」、又は「により特徴付けられる(characterized by)」と同義であり、包括的又はオープンエンドであり、付加的で言及されていない構成要素又は方法ステップを除外するものではない。
以上の説明は、本発明のいくつかの方法及び材料を開示している。本発明は、方法及び材料の変更、並びに、製造方法及び装置の変更を受けやすい。このような変更は、本開示の検討又は本明細書に開示された発明の実施により、当業者には明らかになるであろう。従って、本発明は、本明細書に開示された特定の実施形態に限定されることを意図したものではなく、添付の特許請求の範囲に具現化された本発明の真の範囲及び精神の範囲内に入る全ての変更及び代替案をカバーすることを意図したものである。

Claims (19)

  1. ロボットアーム用の多段停止装置であって、
    ロボットアームの第1リンク及び基体の一方に取り付けられるように構成されたフレーム部材であって、前記第1リンクと前記基体とが、前記第1リンクが前記基体に対して回転するような回転ジョイントによって接続され、第1開口部を有する第1側壁を備えるフレーム部材と、
    前記フレーム部材の内部に配置された圧縮性部材と、
    第1頭部から第1遠位端部まで延在する第1シャフトを有する第1ピンであって、前記第1シャフトが前記第1側壁の前記第1開口部にスライド可能に受け入れられ、前記第1頭部が前記第1側壁と前記圧縮性部材との間に配置されている、第1ピンと、
    を備え、
    前記フレーム部材は、当該フレーム部材が取り付けられるように構成された前記第1リンク及び前記ロボットアームの基体の一方のキー凹部に対応するように構成されたキー輪郭部を有し、
    前記フレーム部材は、前記第1リンク及び前記ロボットアームの基体の一方に取り付けられたとき、少なくとも部分的に前記キー凹部に受け入れられる、多段停止装置。
  2. 前記第1ピンの前記第1遠位端部に作用する第1力が、前記第1ピンを前記圧縮性部材に向かって移動させ、前記圧縮性部材が圧縮されて前記第1力が吸収される、請求項1に記載の多段停止装置。
  3. 前記フレーム部材と、前記第1リンク及び前記基体の方に設けられた突出部材とが接触することにより、前記基体に対する前記第1リンクの相対的な回転が停止する、請求項2に記載の多段停止装置。
  4. 前記フレーム部材は、第2開口部を有する第2側壁を更に備え、
    第2頭部から第2遠位端部まで延在する第2シャフトを有する第2ピンであって、前記第2シャフトが前記第2側壁の前記第2開口部にスライド可能に受け入れられ、前記第2頭部が前記第2側壁と前記圧縮性部材との間に配置されている、第2ピンを更に備える、
    請求項1に記載の多段停止装置。
  5. 前記第2ピンの前記第2遠位端部に作用する第2力が、前記第2ピンを前記圧縮性部材に向かって移動させ、前記圧縮性部材が圧縮されて前記第2力が吸収される、請求項4に記載の多段停止装置。
  6. 前記圧縮性部材は、少なくとも40Aのショア硬度を有するゴムのブロックを備える、請求項1に記載の多段停止装置。
  7. 前記フレーム部材を前記第1リンク及び前記ロボットアームの基体の一方に取り付けるために、前記フレーム部材を貫通して延在する機械的締結具を更に備える、請求項1に記載の多段停止装置。
  8. 前記第1頭部は、前記第1開口部よりも大きい形状を有する、請求項1に記載の多段停止装置。
  9. 基体に対して相対的に回転するように、回転ジョイントによって基体に接続されたロボットアームの第1リンクと、
    多段停止装置と、
    を備える、ロボットシステムであって、
    前記多段停止装置は、
    前記第1リンク及び前記基体の一方に取り付けられたフレーム部材であって、第1開口部を有する第1側壁を備えるフレーム部材と、
    前記フレーム部材の内部に配置された圧縮性部材と、
    第1頭部から第1遠位端部まで延在する第1シャフトを有する第1ピンであって、前記第1シャフトが前記第1側壁の前記第1開口部にスライド可能に受け入れられ、前記第1頭部が前記第1側壁と前記圧縮性部材との間に配置されている、第1ピンと、
    前記第1リンク及び前記基体の他方に取り付けられた第1突出部材であって、前記基体に対する前記第1リンクの第1回転位置において前記第1ピンの前記第1遠位端部に接触して前記第1リンクの第1回転方向への回転を制限するように配置された、第1突出部材と、
    を備え、
    前記第1リンク及び前記基体の一方は、キー凹部を有し、
    前記フレーム部材は、前記キー凹部に対応するように構成されたキー輪郭部を有し、少なくとも部分的に前記キー凹部内に受け入れられる、ロボットシステム。
  10. 前記第1突出部材は、ボルトを備える、請求項9に記載のロボットシステム。
  11. 前記フレーム部材は、第2開口部を有する第2側壁を更に備え、
    前記多段停止装置は、第2頭部から第2遠位端部まで延在する第2シャフトを有する第2ピンであって、前記第2シャフトが前記第2側壁の前記第2開口部にスライド可能に受け入れられ、前記第2頭部が前記第2側壁と前記圧縮性部材との間に配置される、第2ピンを更に備える、請求項9に記載のロボットシステム。
  12. 前記第1突出部材は、第2回転位置で前記第2ピンの前記第2遠位端部に接触して、前記第1リンクの第2回転方向への回転を制限する、請求項11に記載のロボットシステム。
  13. 前記第1リンク及び前記基体の他方に取り付けられた第2突出部材を更に備え、
    前記第2突出部材は、前記基体に対する前記第1リンクの第2回転位置で前記第2ピンの前記第2遠位端部に接触して、前記第1リンクの第2回転方向への回転を制限するように配置されている、請求項11に記載のロボットシステム。
  14. 前記第2突出部材は、ボルトを備える、請求項13に記載のロボットシステム。
  15. 前記第1突出部材及び前記第2突出部材の位置が調整可能である、請求項13に記載のロボットシステム。
  16. 前記フレーム部材を前記第1リンク及び前記基体の一方に取り付けるために、前記フレーム部材の取付開口部を通じて前記第1リンク及び前記基体の一方に延在する機械的締結具を更に備える、請求項9に記載のロボットシステム。
  17. 前記フレーム部材は、前記第1リンク及び前記基体の一方のハウジングの内部に取り付けられる、請求項9に記載のロボットシステム。
  18. 前記フレーム部材は、前記第1リンクに取り付けられている、請求項9に記載のロボットシステム。
  19. 前記圧縮性部材は、少なくとも40Aのショア硬度を有するゴムのブロックを備える、請求項9に記載のロボットシステム。
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