JP7299608B2 - コンクリート製のブロック製品 - Google Patents
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Description
このような問題を解決するため、アスファルト舗装材層とブロックとの隙間からの雑草の繁茂を抑制する効果(即ち、防草効果)を狙ったブロックが種々提案されている。例えば、下記特許文献1及び2では、ブロックの側面に、アスファルト舗装材層の下面と接する防草面を設けるとともに、この防草面に斜め上向きの傾斜面を設けたものが開示されている。
また特許文献3及び4に、アスファルトの膨張、収縮を抑制する技術が提案されている。
また、特許文献3及び4で提案されているブロックでは、道路改修工事においてアスファルト舗装材を貼り直すべく、旧アスファルトをめくり取るとき、アスファルト舗装材と接する面の凸部が欠けてしまうおそれがあった。
この発明の第1の局面は次のように規定される。即ち、
アスファルト舗装材層と接触するコンクリート製のブロック製品であって、
前記アスファルト舗装材層の突き当て面として機能する側面に、前記アスファルト舗装材層の上面若しくは下面と接する段差面が設けられるとともに、
前記段差面には、前記ブロック製品の幅方向外側に位置する第1傾斜面および幅方向内側に位置する第2傾斜面を備えたノッチ溝が形成されており、
前記第1傾斜面の水平面に対する傾斜角度が、前記第2傾斜面の水平面に対する傾斜角度よりも大きい。
この明細書において、ブロック製品の幅方向とはブロック製品の長手方向軸に対して垂直な方向、即ち、アスファルト舗装材層から離れる方向を指す。そして幅方向外側とはアスファルト舗装材層側であり、幅方向内側とはブロック製品の長手方向軸側である。
ここで第1の局面のブロック製品では、ノッチ溝における第1傾斜面の水平面に対する傾斜角度を大きく、第2傾斜面の水平面に対する傾斜角度を小さくしているため、ノッチ溝の開口幅を確保しつつ第1傾斜面を鉛直に近い状態で立ち上がらせて、前記隙間の拡大を抑制する効果を高めることができる。
また、道路補修時に旧アスファルト舗装材層を除去するとき、一般的にブロック製品側の縁からめくりあげる。当該めくり作業においてノッチ溝の内側の傾斜面(第2傾斜面))を比較的なだらかに(即ち、水平面に対する傾斜角度を小さく)形成しているので、めくり作業に対する抵抗が小さくなる。これにより、アスファルト舗装材層のめくり時にノッチ溝は損傷をほとんど受けなくなる。
第1の局面で規定のブロック製品において、前記第1傾斜面の傾斜角度が70~88°である。より好ましい第1傾斜面の傾斜角度は75~88°である。
第1又は第2の局面に規定のブロック製品において、前記ノッチ溝は、溝深さが10~30mmで且つ開口幅が20mm以上である。
アスファルト舗装材層とブロック製品との隙間の拡大を抑制するためには、ノッチ溝の溝深さを10mm以上とすることが有効である。しかしながら溝深さを過度に大きくすればブロック製品の製造性が悪化するため、溝深さは10~30mmの範囲内とすることが望ましい。
一方、舗装材であるアスファルトコンクリート中に含まれる砕石等の骨材は、その多くが大きさ20mm以下であるため、ノッチ溝の開口幅を20mm以上とすることで、骨材がノッチ溝内に嵌り込み易くなり、アスファルト舗装材層の経時的な収縮に対する抵抗力を高めることができる。
第1~第3の何れかの局面に規定のブロック製品において、前記段差面には長手方向に間隔を隔てて、上下方向に突出する堰及び/又は凹部が複数形成されている。
このように規定される第4の局面のブロック製品によれば、アスファルト舗装材層とブロック製品との隙間に雑草の種子が入り込んだ場合でも、種子の根が段差面の長手方向に伸長するのを堰及び/又は凹部により良好に阻止することができる。
図1(A)、図1(B)および図1(C)は、本発明の第1実施形態に係る側溝用ブロック1の平面図、正面図および長手方向に沿ったIC-IC矢視線断面図を示している。また、図2(A)は図1(A)におけるIIA-IIA矢視線断面図、図2(B)は図2(A)のB部を拡大して示した図である。図1(B)、図1(C)および図2(A)、図2(B)における上下方向は、側溝用ブロック1を実際に使用する際の上下方向と略同じである。
このように長手方向に複数の堰36が形成された側溝用ブロック1では、アスファルト舗装材層31と側溝用ブロック1との間の隙間Sに雑草の種子が入り込んだ場合でも、種子の根が段差面24の長手方向に伸長するのを堰36により良好に阻止することができる。即ち、防草効果を好適に発揮することができる。
堰36の側面は下方へ広がるかたちの傾斜面とすることが好ましい。型抜きを容易にするためである(図5A参照)。
この堰36を、図5Bに示す凹部37に代えても、同様の効果が得られる。凹部37の深さは特に限定されないが、ノッチ溝26と同じとすることができる。型抜きの見地から、凹部37の立ち面は傾斜面とすることが好ましい。
堰36と凹部37とを混在させることもできる。
図6に本発明の第2実施形態に係る縁石101を示す。
縁石101は、車道と歩道の境界を仕切るコンクリート製の縁石で、図6(A)に示すように、歩道側の側面16と天面11が交わる隅角部が長手方向に亘って切り欠かれており、側面16に、上記側溝用ブロック1の場合と同様、上部側面20、下部側面22、および上部側面20の下端部と下部側面22の上端部を繋ぐ上向きの段差面24が設けられている。そして段差面24には、略水平方向に延びる略水平部分25の一部を凹陥させたノッチ溝26が形成されている。ノッチ溝26の形状は上記側溝用ブロック1と同じである。このように構成された縁石101によれば、歩道側の側面16での防草機能を高めることができる。
図7に、本発明の各実施形態におけるノッチ溝の変形例を示している。本発明の各実施形態では、図7(A)に示すノッチ溝26Bのように、第1傾斜面27及び第2傾斜面28を湾曲されてノッチ溝を構成することも可能である。この場合、各傾斜面27、28の両端を結ぶ近似線の水平面に対する傾きを、それぞれ傾斜角度α、βとする。
また図7(B)に示すノッチ溝26Cのように、第1傾斜面27と第2傾斜面28を繋ぐ略水平の底面29を備えた構成を採用することも可能である。
図8に本発明の第3実施形態に係る縁石201を示す。
縁石201は、車道側の側面18の側にて防草機能を高めた点が上記縁石101と異なっている。
図8(A)に示すように、本例の縁石201では、車道側の側面18と底面19が交わる隅角部が長手方向に亘って切り欠かれており、側面18は、設置姿勢において上方に位置する上部側面220および下方に位置する下部側面222、更に上部側面220の下端部と下部側面222の上端部を繋ぐ下向きの段差面224を備えている。
101,201 縁石
16,18 側面
24,224 段差面
26,226 ノッチ溝
27,227 第1傾斜面
28,228 第2傾斜面
31,40 アスファルト舗装材層
36 堰
37 凹部
α,β 傾斜角度
Claims (4)
- アスファルト舗装材層と接触するコンクリート製のブロック製品であって、
前記アスファルト舗装材層の突き当て面として機能する側面に、前記アスファルト舗装材層の上面若しくは下面と接する段差面が設けられるとともに、
前記段差面には、前記ブロック製品の幅方向外側に位置する第1傾斜面および幅方向内側に位置する第2傾斜面を備えたノッチ溝が形成されており、
前記第1傾斜面の水平面に対する傾斜角度が、前記第2傾斜面の水平面に対する傾斜角度よりも大きい、ブロック製品であって、
前記側面と前記第2傾斜面との間に略水平部分が介在される、ことを特徴とするブロック製品において、
前記略水平部分には、前記ブロック製品の長手方向に間隔を隔てて、上下方向に突出する堰及び/又は凹部が複数形成されているブロック製品。 - 前記第1傾斜面と前記第2傾斜面との間に略水平の底面が介在される、請求項1に記載のブロック製品。
- 前記第1傾斜面の傾斜角度が70~88°である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のブロック製品。
- 前記ノッチ溝は、溝深さが10~30mmで且つ開口幅が20mm以上である、ことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のブロック製品。
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JP3168876U (ja) | 2011-04-21 | 2011-06-30 | 中里産業株式会社 | 歩車道境界ブロック |
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