JP3900500B1 - 構造物の目地の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の単純な切欠き棚による防草では、雑草の屈光性及び/又は屈地性を阻害するまでの角度はなく、望むような防草効果は期待できない。またこの発明は、傾斜面の横の目地となる部分に隙間ができると、防草効果を図るためには、傾斜面に対し物理的に遮断する手段が必要となり、問題である。
【解決手段】ブロック1に設けた下向き傾斜面5と、上向き傾斜面4でなる略V字形の防草傾斜面と、略V字形の防草傾斜面に充填された舗装面2の略逆V字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地3であって、ブロック1の下向き傾斜面5と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とし、湾曲連結部は、ブロックの略V字形の防草傾斜面を、舗装面2又は他の構造物の下側に位置する構成として構造物の防草目地構造を形成した。
【選択図】図1−1

Description

本発明は防草等を意図した各種の構造物(構築物、舗装面、護岸舗装面、法面舗装面又は護岸ブロック、法面ブロック等の各種のブロック「コンクリート二次製品」と道路舗装構造と舗装面等、又は前記これら同士等)の目地の構造に関する。
従来、例えば、道路における車道と歩道、又は車道と中央分離帯等において、その境界を仕切るコンクリート製の境界ブロック、例えば、縁石(一方の構造物とする)が設置されている。このような道路の施工は、養生、乾燥されたコンクリート製の境界ブロックの側面(壁面)に、現場打ち(打設)のコンクリートやアスファルトコンクリート等の流動体の舗装構造物(他方の構造物とする)を打設した後に乾燥硬化させて車道等を形成することから、経年により上記のコンクリートやアスファルトコンクリート等の舗装構造物が乾燥収縮及び/又は接着剤の経年変化等によって、このコンクリート製の境界ブロックと舗装構造物との境目に隙間が発生する。即ち、境界ブロックの壁面と舗装構造物との間に縦方向(鉛直方向)の段差隙間(段差目地)が発生する。
また同じような状況は、コンクリートの建物、駆体等(ブロックの一種とみなす)と、隣接する打設コンクリート路面、同床面等の舗装構造物(他方の構造物とする)においても、同様に縦方向の目地(面一目地)が発生する。
さらに同じ状況は、側溝、水路、フェンスブロック(ガードウォール)等のコンクリート構造物(ブロック)と、隣接する打設コンクリート路面、同床面等(他方の構造物とする)においても同様な状況となり、縦方向に目地(段差目地)が発生する。
この目地が垂直方向(鉛直方向)に発生した場合には、この垂直目地(鉛直目地)内に在留及び/又は飛来する種子、又はこの目地内に雨水等で流れ込む種子がある状況では、光及び/又は水分が確保されることで、発芽し、光合成を基にしてすくすくと生育し、この目地外に成長することが判明している。このように雑草の繁殖を許すことは、草刈を要することによる各種の問題の発生と、雑草の影響による見通し悪化等の交通事故の発生の要因となることが懸念されている。従って、主として平坦地に設置されるブロックを対象とする雑草の繁殖を防止する(防草)対策が重要である。
そして、また河川、土手、溜池等の法面に設置される傾斜地に対するブロック同士においても、前述のような目地の状況は発生する。殊に、このコンクリート同士をモルタル等の流動体で連繋する場合、下地としてモルタル及び/又はグリ石等を施工後に設置する場合等においては、前述のような状況になり易く、この種の防草対策が重要になる。そして、この法面における草刈、その後の処理の危険性と、作業の困難性は極めて大変である故、一層の配慮が要求される。
このような構造物の目地の構造として、従来、次のような文献(1)〜(4)の発明が知られている。以下、その概要を説明する。
文献(1)として、特開平8−113906号の「コンクリートブロックとコンクリート壁およびコンクリート壁の製造のための部材」がある。この発明は、コンクリートブロックの略垂直な前面及び背面の下部に切り欠き棚を形成し、この切り欠き棚で防草を図る構成である。
また文献(2)として、特開平10−82012号の「雑草防止型歩車道境界ブロック」がある。この発明は、歩車道境界ブロックの歩道側の側面上端角部に切り込みを設け、歩道のアスファルト舗装との接合部の隙間の発生を回避し、この接合部からの雑草の発生を防止することを意図する。
さらに文献(3)として、特開2004−169544の「防草等を意図した構造物の構造と構造物と構造物の防草等の工法」がある。この発明は、構造物等に形成された目地が存在しても、防草用凹部の形状が、雑草の根の屈地性及び/又は雑草の芽の屈光性を阻害する機能があり、この機能を利用した画期的な防草等を意図した構造物の構造、構造物と構造物の防草等の工法を提供する。
特開平8−113906号 特開平10−82012号 特開2004−169544
文献(1)の発明は、単純な切欠き棚による防草では、雑草の屈光性及び/又は屈地性を阻害するまでの角度はなく、望むような防草効果は期待できない。そして、この発明は、傾斜面の横の目地となる部分に隙間ができると、防草効果を図るためには、傾斜面に対し物理的に遮断する手段が必要となり、その手段が、明細書の[0022]に記載されている。棚面をコンクリートで覆う手段として転圧をすることから、経年的に、この棚面と、コンクリート面との間には隙間が形成されるので、防草効果が期待できない。
また文献(2)の発明は、単純な接合部の隙間の発生の回避による防草では、雑草の屈光性及び/又は屈地性を阻害するまでには到らず、望むような防草効果は期待できない。また雑草は、僅かな隙間でも発芽及び/又は成長することから、これによる防草効果も単に願望の域に留まるものと思料される。
文献(3)の発明は、防草用凹部の形状が、雑草の根の屈地性及び/又は雑草の芽の屈光性を阻害する機能があり、この機能を利用した画期的な防草効果が図れることは確かであり、有益な発明である。しかし、この発明は、鉛直面と防草用凹部とが、湾曲連結部及び/又は連結凹部を備えない構造であるので、欠損の虞があること、又は成形時の型抜きに手間と熟練とを有すること等の改良点がある。そして、また、この防草用凹部に、コンクリート舗装の流動はよいが、アスファルト舗装を図る際に、転圧を要すること、又は押込み手段・施工を要すること等の問題的を、一部に含んでいる。
上記に鑑み本発明は、[1] 目地の境界部に、湾曲連結部及び/又は連結凹部を備えた構造とすることで、ブロック及び/又は舗装面の欠損を回避すること、[2] 目地の境界部に、湾曲連結部及び/又は連結凹部を備えた構造を採用して、雑草の屈光性及び/又は屈地性を阻害し、防草効果が図れる目地の構造を提供すること、[3] またブロック成形の容易化、簡略化等を介して経済性の向上と、工期の短縮化等の如く、現実に即した防草効果が発揮できる目地用のブロックを提供すること、[4] またブロックに、湾曲連結部及び/又は連結凹部を備えた構造を採用して、このブロックの運搬時、取扱い時の容易化、簡略化等を図ること、[5] 前記の如し、ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面と、この略V字形の防草傾斜面に充填される逆略V字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であり、この下向き傾斜面及び/又は上向き傾斜面に経年で隙間が生じても、自然の摂理で防草を図ること、 等を意図する。
請求項1・2の発明は、前述の[1]〜[5]の目的を達成することを意図する。
請求項1は、ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面と、この略V字形の防草傾斜面に充填された舗装又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
このブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とし、
この湾曲連結部は、前記ブロックの略V字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、この舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造である。
請求項2は、ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面と、この略V字形の防草傾斜面に充填された舗装又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
このブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とするとともに、この下向き傾斜面と、上向き傾斜面との連結箇所を連結凹部とし、
この湾曲連結部と連結凹部は、前記ブロックの略V字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、この舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造である。
請求項3・4の発明は、前述の[1]〜[5]の目的を達成することと、[7] ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、略W字形の防草傾斜面と、この略W字形の防草傾斜面に充填される舗装逆略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、逆略W字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地を提供し、防草効果を略100%達成することを意図する。
請求項3は、ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、略W字形の防草傾斜面と、この略W字形の防草傾斜面に充填される舗装面又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、逆略W字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
このブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とし、
この湾曲連結部は、前記ブロックの略W字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、この舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造である。
請求項4は、ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、略W字形の防草傾斜面と、この略W字形の防草傾斜面に充填される舗装面の又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、逆略W字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
このブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とするとともに、この下向き傾斜面と、上向き傾斜面との連結箇所を二重或いは複数に構成し、略W字形の連結凹部とし、
この略W字形の湾曲連結部と略W字形の連結凹部は、前記ブロックの略W字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、この舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造である。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な舗装面の構造を提供することを意図する。
請求項5は、請求項1〜請求項4に記載の構造物の目地の構造であって、この舗装面は、コンクリート、アスファルトコンクリート等の歩道、車道等の舗装構造物、又はコンクリート、アスファルトコンクリート等の建物、躯体、塀等の構造物で、他方の構造物がコンクリート、アスファルトコンクリート等の舗装面でなる歩道、車道等の舗装構造物でなる構造物の目地の構造
請求項1の発明は、ブロックに設けた下向き傾斜面と、下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面と、略V字形の防草傾斜面に充填された舗装又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
ブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とし、
湾曲連結部は、ブロックの略V字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造である。
請求項2の発明は、ブロックに設けた下向き傾斜面と、下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面と、略V字形の防草傾斜面に充填された舗装又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
ブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とするとともに、下向き傾斜面と、上向き傾斜面との連結箇所を連結凹部とし、
湾曲連結部と連結凹部は、ブロックの略V字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造である。
従って、請求項1・2は、下記の[1]〜[5]の特徴を有する。
[1] 目地の境界部に、湾曲連結部及び/又は連結凹部を備えた構造とすることで、ブロック及び/又は舗装面の欠損の回避が図れること、[2] 目地の境界部に、湾曲連結部及び/又は連結凹部を備えた構造を採用して、雑草の屈光性及び/又は屈地性を阻害し、防草効果が図れる目地の構造を提供できること、[3] またブロック成形の容易化、簡略化等を介して経済性の向上と、工期の短縮化等の如く、現実に即した防草効果が発揮できる目地用のブロックを提供できること、[4] またブロックに、湾曲連結部及び/又は連結凹部を備えた構造を採用して、このブロックの運搬時、取扱い時の容易化、簡略化等が図れること、[5] 前記の如し、ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面と、この略V字形の防草傾斜面に充填される逆略V字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であり、この下向き傾斜面及び/又は上向き傾斜面に経年で隙間が生じても、自然の摂理で防草が図れること、等である。
請求項3の発明は、ブロックに設けた下向き傾斜面と、下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、略W字形の防草傾斜面と、略W字形の防草傾斜面に充填される舗装面又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、逆略W字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
ブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とし、
湾曲連結部は、ブロックの略W字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造である。
請求項4の発明は、ブロックに設けた下向き傾斜面と、下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、略W字形の防草傾斜面と、略W字形の防草傾斜面に充填される舗装面又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、逆略W字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
このブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とするとともに、この下向き傾斜面と、上向き傾斜面との連結箇所を二重或いは複数に構成し、略W字形の連結凹部とし、
略W字形の湾曲連結部と略W字形の連結凹部は、ブロックの略W字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造である。
従って、請求項3・4は、前述の[1]〜[5]の目的を達成できることと、[7] ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、略W字形の防草傾斜面と、この略W字形の防草傾斜面に充填される舗装逆略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、逆略W字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地を提供し、防草効果を略100%達成できること、等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4に記載の構造物の目地の構造であって、舗装面は、コンクリート、アスファルトコンクリート等の歩道、車道等の舗装構造物、又はコンクリート、アスファルトコンクリート等の建物、躯体、塀等の構造物で、他方の構造物がコンクリート、アスファルトコンクリート等の舗装面でなる歩道、車道等の舗装構造物(構築物、又は建造物等の構造物)でなる構造物の目地の構造である。
従って、請求項5は、請求項1〜請求項4の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な舗装面の構造を提供できること等の特徴を有する。
本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図面の説明をする。
第一実施例を示した図1−1は境界ブロック等のブロックとコンクリート及び/又はアスファルトコンクリート等の舗装面(歩道、車道又は中央分離帯等であり、舗装面とする)との関係による目地の一例を示した断面図、図1−1−1は図1の上縁片側の要部を拡大した断面図、図1−1−2は図1の下縁片側の要部を拡大した断面図、図1−1−3は図1の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した断面図、またこの第一実施例の他の第一実施例を示した図1−2は図1−1の鉛直面を傾斜面とした断面図、さらにこの第一実施例の別の第一実施例を示した図1−3は図1−1の鉛直面を傾斜面とした断面図である。
第二実施例を示した図2は街渠ブロック、エプロンブロック等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図、図2−1は図2の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図、図2−2は図2の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した下縁片側の要部を拡大した断面図である。
またこの第二実施例の他の第二実施例を示した図3は図2の他の例を示した断面図(下向き傾斜面と、上向き傾斜面との連結箇所を二重に構成した例である。この二重は複数重の場合もあり得る)、図3−1は図3の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図である。
第三実施例を示した図4−1は略U字型ブロック(側溝)等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図、図4−1−1は図4−1の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図、図4−2はU字型ブロック(水路)等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図である。
第四実施例を示した図5はカーブ形状の境界ブロック等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図である。
第五実施例を示した図6は舗装面同士の関係による目地の一例を示した断面図、図6−1は図6の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図である。
第六実施例を示した図7は境界ブロック等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図、図7−1は図7の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図、図7−2は図7の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した下縁片側の要部を拡大した断面図である。
第七実施例を示した図8は躯体と舗装面との関係による目地の一例を示した断面図、図8−1は図8の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図である。
第八実施例を示した図9は境界ブロック等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図である。
第九実施例を示した図10−1は暗渠ブロックとコンクリート及び/又はアスファルトコンクリート等の舗装面との関係による目地の一例を示した断面図、図10−1−1は図10−1の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、要部を拡大した断面図、図10−1−2は図10−1の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した要部(図10−1−2と反対側)を拡大した断面図、また第十実施例を示した図10−2は暗渠ブロックとコンクリート及び/又はアスファルトコンクリート等の舗装面との関係による目地の他の一例を示した断面図である。
第十一実施例を示した図11はガードレール用、標識用、その他の基礎等の立設物用のコンクリートブロック構造物における目地の関係を示した斜視図である。
先ず、図1−1に示した第一実施例を説明すると、境界ブロック等のブロック1(コンクリート二次製品の一例である)とコンクリート及び/又はアスファルトコンクリート等の舗装面2との関係による目地の一例を示した断面図において、1は工場において成形、養生、硬化されたプレキャストコンクリート製、アスファルトコンクリート製、或いは樹脂入りコンクリート製等による境界ブロック等のブロックで、このブロック1(一方の構造物となる)の上縁片側1aと舗装面2(他方の構造物)で形成される目地3には、所定角度の下向き傾斜面5と、この下向き傾斜面5に連設して上向き傾斜面4で略V字形の防草傾斜面13を形成する。そして、この下向き傾斜面5と上縁片側1aの鉛直面6との連結箇所を湾曲連結部9とする。この略V字形の防草傾斜面13は、充填された舗装(他方の構造物)で形成される逆略V字形の防草傾斜面15で隠蔽される。
また下向き傾斜面5と上向き傾斜面4との連結箇所を連結凹部10(湾曲連結凹部か、又は鋭角連結凹部とする)とする。さらにブロック1の表面1cと上向き傾斜面4との連結箇所を湾曲表面連結部12とする。尚、連結凹部10を湾曲連結凹部とすれば、欠損に有効であり、又は連結凹部10を鋭角連結凹部とすれば、防草効果が期待できる。また前記湾曲表面連結部12は、アスファルト等の流動体の充填材に有効である(他の各実施例も同じ)。さらにこの湾曲表面連結部12を鋭角表面連結部(図示せず)とし、コンクリートの充填材に対応することが望ましい(他の各実施例も同じ)。
従って、このブロック1の略V字形の防草傾斜面13は、全ての連結部(湾曲連結部9、連結凹部10、又は湾曲表面連結部12)を曲面形状とすることで、当該ブロック1の欠損を回避できること、取扱い・管理の容易化が図れること、又は舗装面2の亀裂防止に有効であること等の特徴がある。
また前述した鉛直面6は、この鉛直面6の上端に形成された湾曲連結部9を介して下向き傾斜面5に連設され、この下向き傾斜面5は連結凹部10を介して上向き傾斜面4に連設され、さらにこの上向き傾斜面4の上端に形成された湾曲表面連結部12を経由してブロック1の表面1cに至る構成である。尚、この鉛直面6は、略鉛直面を含む構造である(以下、同じであり省略する)。そして、この所定角度の下向き傾斜面5を利用して雑草の根の屈地性及び/又は雑草の芽の屈光性を阻害できる下向きの経年による間隙14(下向き経年隙間)が、略V字形の防草傾斜面13と逆略V字形の防草傾斜面15との間に形成されても防草効果が図れる。この下向き経年隙間14は、ブロック1と舗装面2との伸縮差に起因するものであり、通常は二〜三年を経過することで発生する。しかし、本発明では、前述の如く、下向き傾斜面5を有する限り防草効果が図れる構造である。
またこのブロック1の下縁片側1bの下縁1b−1には、舗装面2とで形成される目地3には、鉛直面6の下縁片側1bを欠截して設けた略倒L字形となる所定角度の下向き傾斜面5に連設して鉛直面6a又は傾斜面(図示せず。以下同じ)を設ける。この例においても、湾曲連結部9と、連結凹部10が形成される。そして、この例における構成及び/又は効果は、前記上縁片側1aに準ずる。
そして、図1−1−3は、下向き経年隙間14の理解を容易にするために、幾分、誇張して示した断面図である。
図1−2に示した他の第一実施例は、前記図1−1の第一実施例を変更した構成である。この他の第一実施例を説明すると、ブロック1の下縁片側1bに、傾斜目地3aを形成した構成であり、この下縁片側1bの鉛直面6を少し傾斜させて傾斜面6a−1とする。そして、この鉛直面6が傾斜面6a−1となることで、傾斜目地3aに対する転圧がかかりやすくなり、例えば、この傾斜目地3aに対する防草効果に寄与できると考えられる。その他の構成、効果は第一実施例に準ずる。
さらに図1−3の別の第一実施例は、前記他の第一実施例の舗装面2の深さを変更した例であり、その他の構成及び/又は効果は、この他の第一実施例に準ずる。
次に、図2に示した第二実施例を説明すると、20は工場において成形、養生、硬化されたプレキャストコンクリート製、アスファルトコンクリート製、或いは樹脂入りコンクリート製等による街渠ブロック、エプロンブロック等のブロックで、このブロック20(一方の構造物となる)の上縁片側20aと舗装面22(他方の構造物)で形成される目地23には、所定角度の下向き傾斜面25と、この下向き傾斜面25に連設して上向き傾斜面24で略V字形の防草傾斜面33を形成する。そして、この下向き傾斜面25と上縁片側20aの鉛直面26との連結箇所を湾曲連結部29とする。この略V字形の防草傾斜面33は、充填された舗装(他方の構造物)で形成される逆略V字形の防草傾斜面38で隠蔽される。
また下向き傾斜面25と上向き傾斜面24との連結箇所を連結凹部30とする。さらにブロック20の表面20cと上向き傾斜面24との連結箇所を湾曲表面連結部32とする。
従って、このブロック20の略V字形の防草傾斜面33は、全ての連結部(湾曲連結部29、連結凹部30、又は湾曲表面連結部32)を曲面形状とすることで、当該ブロック20の欠損を回避できること、取扱い・管理の容易化が図れること、又は舗装面22の亀裂防止に有効であること等の特徴がある。
また前述した鉛直面26は、この鉛直面26の上端に形成された湾曲連結部29を介して下向き傾斜面25に連設され、この下向き傾斜面25は連結凹部30を介して上向き傾斜面4に連設され、さらにこの上向き傾斜面24の上端に形成された湾曲表面連結部32を経由してブロック20の表面20cに至る構成である。
そして、このブロック20の下縁片側20bと舗装面22とで形成される目地23には、鉛直面26と凹形状の略70°の上向き傾斜面24及び/又はこの下向き傾斜面25に連設して上向き傾斜面24と鉛直面26aを設ける。そして、この所定角度の下向き傾斜面25を利用して雑草の根の屈地性及び/又は雑草の芽の屈光性を阻害できる下向きの経年による間隙34(下向き経年隙間)又は上下向き経年隙間34aが、略V字形の防草傾斜面33と逆略V字形の防草傾斜面38との間に形成されても防草効果が図れる。尚、この例に於いても、前述した第一実施例の下縁片側1bの構造を採用することは可能である。図中35は上向き傾斜面24及び/又は下向き傾斜面25で形成される凹部を示す。またこの下向き傾斜面25は湾曲連結凹部36を介して上向き傾斜面24に連設される。この湾曲連結凹部36は、前記連結凹部30に対して大きい湾曲角度を備えており、舗装面22を構築する際に、コンクリートの自然な流動を図ること、またこの流動の際に、転圧を要せず構築可能とすること等を意図する。
また、図3に示した他の第二実施例を説明すると、基本的な構成は、前記第二実施例に準ずるが、この例では、ブロック20の上縁片側20aと舗装面22で形成される目地23には、所定角度の下向き傾斜面25と、この下向き傾斜面25に連設して上向き傾斜面24で略V字形の防草傾斜面33を形成する。そして、この下向き傾斜面25と上向き傾斜面24で形成した略V字形の防草傾斜面33を二重に構成し、略W形の防草傾斜面37を形成する。またこの下向き傾斜面25と上縁片側20aの鉛直面26との連結箇所を湾曲連結部29とする。そして、この図3は下向き傾斜面24と、上向き傾斜面25との連結箇所を二重に構成した例であるが、この二重は複数重の場合もあり得る。そして、複数重では、防草効果があることは明らかである。
また下向き傾斜面25と上向き傾斜面24との連結箇所を連結凹部30とする。さらにブロック20の表面20cと上向き傾斜面24との連結箇所を、それぞれ湾曲表面連結部32とする。
従って、このブロック20の略W字形の防草傾斜面37は、全ての連結部(湾曲連結部29、連結凹部30、又は湾曲表面連結部32)を曲面形状とすることで、当該ブロック20の欠損を回避できること、取扱い・管理の容易化が図れること、又は舗装面22の亀裂防止に有効であること等の特徴がある。尚、図中39は逆略W字形の防草傾斜面で、この逆略W字形の防草傾斜面39は、略W字形の防草傾斜面37に充填された舗装の下面を示す。
また前述した鉛直面26は、この鉛直面26の上端に形成された湾曲連結部29を介して下向き傾斜面25に連設され、この下向き傾斜面25は連結凹部30を介して上向き傾斜面4に連設され、さらにこの上向き傾斜面24の上端に形成された湾曲表面連結部32を経由してブロック20の表面20cに至る構成である。
そして、この他の第二実施例で説明した略W字形の防草傾斜面37は、前述の第一、第二実施例と、後述する第三〜第九実施例において採用可能であることは勿論である。
また、このブロック20の下縁片側20bと舗装面22とで形成される目地23には、鉛直面26を設ける。そして、この鉛直面26には、この鉛直面26に隣接して打設される舗装面22に対する転圧力を利用して幾分の雑草の根及び/又は芽の生長を阻害することも可能である。そして、この例においても、前述した各実施例に準じた構成を採用する。
図4−1に示した第三実施例を説明すると、40は工場において成形、養生、硬化された水路用の略U字型ブロック(側溝を含む。)で、このブロック40(一方の構造物となる)の左右の上縁片側40a(一方側で説明する)と各舗装面42(他方の構造物)で形成される各目地43(一方側で説明する)には、所定角度の下向き傾斜面45と、この下向き傾斜面45に連設して上向き傾斜面44で略V字形の防草傾斜面53を形成する。そして、この下向き傾斜面45と上縁片側40aのテーパ形状の鉛直面46との連結箇所を湾曲連結部49とする。
また下向き傾斜面45と上向き傾斜面44との連結箇所を連結凹部50とする。さらにブロック40の表面40cと上向き傾斜面44との連結箇所を湾曲表面連結部52とする。
従って、このブロック40の略V字形の防草傾斜面53は、全ての連結部(湾曲連結部49、連結凹部50、又は湾曲表面連結部52)を曲面形状とすることで、当該ブロック40の欠損を回避できること、取扱い・管理の容易化が図れること、又は舗装面42の亀裂防止に有効であること等の特徴がある。この略V字形の防草傾斜面53は、充填された舗装(他方の構造物)で形成される逆略V字形の防草傾斜面55で隠蔽される。
尚、鉛直面46は、この鉛直面46の上端に形成された湾曲連結部49を介して下向き傾斜面45に連設され、この下向き傾斜面45は連結凹部50を介して上向き傾斜面44に連設される。そして、この上向き傾斜面44の上端に形成される湾曲表面連結部52を経由してブロック40の表面40cに至る構成である。そして、この所定角度の下向き傾斜面45を利用して雑草の根の屈地性及び/又は雑草の芽の屈光性を阻害できる下向きの経年による間隙54(下向き経年隙間)が、略V字形の防草傾斜面53と逆略V字形の防草傾斜面55との間に形成されても防草効果が図れる。この下向き経年隙間54は、ブロック40と舗装面42との伸縮差に起因するものであり、通常は二〜三年を経過することで発生する。しかし、本発明では、前述の如く、下向き傾斜面45を有する限り防草効果が図れる構造である。
また、図4−1−1は、図4−1のブロック40の上縁片側40aを拡大して示した断面図である。
図4−2は水路用のU字型ブロック等のブロック40で、このブロック40と舗装面42との関係による目地43の一例を示した断面図であり、この例は図4−1等の略U字型ブロックの構造に準ずる。但し、上向き傾斜面44及び/又は下向き傾斜面45に連設して鉛直面46を設ける構成とする。その他の構成は、前述の図4−1等の略U字型ブロックの構造に準ずる。
次に図5に示した第四実施例を説明すると、第一実施例のブロック1と舗装面2に準ずる構造であるが、その相違点は、下記の構成となる。このブロック60がカーブ形状であること、また下縁片側60bが鉛直形状であること等が挙げられる。尚、略V字形の防草傾斜面73は、充填された舗装(他方の構造物)で形成される逆略V字形の防草傾斜面75で隠蔽される。
図6に示した第五実施例を説明すると、舗装面82、82は現場において成形、養生、硬化されたプレキャストコンクリート製、アスファルトコンクリート製、或いは樹脂入りコンクリート製等であり、この舗装面82(一方の構造物となる)の上縁片側82aと舗装面82(他方の構造物)で形成される目地83には、所定角度の下向き傾斜面85と、この下向き傾斜面85に連設して上向き傾斜面84で略V字形の防草傾斜面93を形成する。そして、この下向き傾斜面85と上縁片側82aの鉛直面86との連結箇所を湾曲連結部89とする。この略V字形の防草傾斜面93は、充填された舗装(他方の構造物)で形成される逆略V字形の防草傾斜面95で隠蔽される。
また下向き傾斜面85と上向き傾斜面84との連結箇所を連結凹部90とする。さらに舗装面82の表面82cと上向き傾斜面84との連結箇所を湾曲表面連結部92とする。
従って、この舗装面82の略V字形の防草傾斜面93は、全ての連結部(湾曲連結部89、連結凹部90、又は湾曲表面連結部92)を曲面形状とすることで、当該舗装面82の欠損を回避できること、取扱い・管理の容易化が図れること、又は舗装面82の亀裂防止に有効であること等の特徴がある。
また前述した鉛直面86は、この鉛直面86の上端に形成された湾曲連結部89を介して下向き傾斜面85に連設され、この下向き傾斜面85は連結凹部90を介して上向き傾斜面84に連設され、さらにこの上向き傾斜面84の上端に形成された湾曲表面連結部92を経由して舗装面82の表面82cに至る構成である。そして、この所定角度の下向き傾斜面85を利用して雑草の根の屈地性及び/又は雑草の芽の屈光性を阻害できる下向きの経年による間隙94(下向き経年隙間)が、略V字形の防草傾斜面93と逆略V字形の防草傾斜面95との間に形成されても防草効果が図れる。この下向き経年隙間94は、舗装面82と舗装面82との伸縮差に起因するものであり、通常は二〜三年を経過することで発生する。しかし、本発明では、前述の如く、下向き傾斜面85を有する限り防草効果が図れる構造である。
尚、舗装面82(他の構造物)は、図1−1の下縁片側1bと同様な構成のため、説明を省略する。
図7に示した第六実施例を説明すると、100は工場において成形、養生、硬化されたプレキャストコンクリート製、アスファルトコンクリート製、或いは樹脂入りコンクリート製等による境界ブロック等のブロックで、このブロック100(一方の構造物となる)の上縁片側100aと舗装面102(他方の構造物)で形成される目地103には、所定角度の下向き傾斜面105と、この下向き傾斜面105に連設して上向き傾斜面104で略V字形の防草傾斜面113を形成する。そして、この下向き傾斜面105と上縁片側100aの鉛直面106との連結箇所を湾曲連結部109とする。この略V字形の防草傾斜面113は、充填された舗装(他方の構造物)で形成される逆略V字形の防草傾斜面115で隠蔽される。
また下向き傾斜面105と上向き傾斜面104との連結箇所を連結凹部110とする。
従って、このブロック100の略V字形の防草傾斜面113は、全ての連結部(湾曲連結部109、連結凹部110)を曲面形状とすることで、当該ブロック100の欠損を回避できること、取扱い・管理の容易化が図れること、又は舗装面102の亀裂防止に有効であること等の特徴がある。
また前述した鉛直面106は、この鉛直面106の上端に形成された湾曲連結部89を介して下向き傾斜面105に連設され、この下向き傾斜面105は連結凹部110を介して上向き傾斜面104に連設される。そして、この所定角度の下向き傾斜面105を利用して雑草の根の屈地性及び/又は雑草の芽の屈光性を阻害できる下向きの経年による間隙94(下向き経年隙間)が、略V字形の防草傾斜面113と逆略V字形の防草傾斜面115との間に形成されても防草効果が図れる。この下向き経年隙間114は、ブロック100と舗装面102との伸縮差に起因するものであり、通常は二〜三年を経過することで発生する。しかし、本発明では、前述の如く、下向き傾斜面105を有する限り防草効果が図れる構造である。
またこのブロック100の下縁片側100bの下縁100b−1には、舗装面102とで形成される目地103には、鉛直面106の下縁片側100bを欠截して設けた略倒L字形となる所定角度の下向き傾斜面105に連設して鉛直面106a又は傾斜面(図示せず。以下同じ)を設ける。この例においても、湾曲連結部109と、連結凹部110が形成される。そして、この例における構成及び/又は効果は、前記上縁片側100aに準ずる。そして、この下縁片側100bの構成は、図1−1と同じである。
また図8に示した第七実施例を説明すると、躯体120(基礎、又は柱、建物等を躯体とする)と舗装面122との関係による目地の一例を示した断面図において、躯体120は現場において成形、養生、硬化されたプレキャストコンクリート製、アスファルトコンクリート製、或いは樹脂入りコンクリート製等であり、この躯体120(一方の構造物となる)の上縁片側120aと舗装面122(他方の構造物)で形成される目地123には、所定角度の下向き傾斜面125と、この下向き傾斜面125に連設して上向き傾斜面124で略V字形の防草傾斜面133を形成する。そして、この下向き傾斜面125と上縁片側120aの鉛直面126との連結箇所を湾曲連結部129とする。この略V字形の防草傾斜面133は、充填された舗装(他方の構造物)で形成される逆略V字形の防草傾斜面135で隠蔽される。
また下向き傾斜面125と上向き傾斜面124との連結箇所を連結凹部130とする。
従って、この躯体120の略V字形の防草傾斜面133は、全ての連結部(湾曲連結部129、連結凹部130)を曲面形状とすることで、当該躯体120の欠損を回避できること、取扱い・管理の容易化が図れること、又は舗装面122の亀裂防止に有効であること等の特徴がある。
また前述した鉛直面126は、この鉛直面126の上端に形成された湾曲連結部129を介して下向き傾斜面125に連設され、この下向き傾斜面125は連結凹部130を介して上向き傾斜面124に連設される。そして、この所定角度の下向き傾斜面125を利用して雑草の根の屈地性及び/又は雑草の芽の屈光性を阻害できる下向きの経年による間隙94(下向き経年隙間)が、略V字形の防草傾斜面133と逆略V字形の防草傾斜面135との間に形成されても防草効果が図れる。この下向き経年隙間134は、躯体120と舗装面122との伸縮差に起因するものであり、通常は二〜三年を経過することで発生する。しかし、本発明では、前述の如く、下向き傾斜面125を有する限り防草効果が図れる構造である。
図9に示した第八実施例を説明すると、境界ブロック等のブロック140と舗装面142との関係による目地143の一例を示した断面図において、140は工場において成形、養生、硬化されたプレキャストコンクリート製、アスファルトコンクリート製、或いは樹脂入りコンクリート製等による境界ブロック等のブロックで、このブロック140(一方の構造物となる)の上縁片側140aと舗装面142(他方の構造物)で形成される目地143には、所定角度の下向き傾斜面145と、この下向き傾斜面145に連設して上向き傾斜面144で略V字形の防草傾斜面153を形成する。そして、この下向き傾斜面145と上縁片側140aの鉛直面146との連結箇所を湾曲連結部149とする。この略V字形の防草傾斜面153は、充填された舗装(他方の構造物)で形成される逆略V字形の防草傾斜面155で隠蔽される。
また下向き傾斜面145と上向き傾斜面144との連結箇所を連結凹部150とする。さらにブロック140の表面140cと上向き傾斜面144との連結箇所を湾曲表面連結部152とする。
従って、このブロック140の略V字形の防草傾斜面153は、全ての連結部(湾曲連結部149、連結凹部150、又は湾曲表面連結部152)を曲面形状とすることで、当該ブロック140の欠損を回避できること、取扱い・管理の容易化が図れること、又は舗装面142の亀裂防止に有効であること等の特徴がある。
また前述した鉛直面146は、この鉛直面146の上端に形成された湾曲連結部149を介して下向き傾斜面145に連設され、この下向き傾斜面145は連結凹部150を介して上向き傾斜面144に連設される。さらにこの上向き傾斜面144の上端に形成された湾曲表面連結部152を経由してブロック140の表面140cに至る構成である。そして、この所定角度の下向き傾斜面145を利用して雑草の根の屈地性及び/又は雑草の芽の屈光性を阻害できる下向きの経年による間隙94(下向き経年隙間)が、略V字形の防草傾斜面153と逆略V字形の防草傾斜面155との間に形成されても防草効果が図れる。この下向き経年隙間154は、ブロック140と舗装面142との伸縮差に起因するものであり、通常は二〜三年を経過することで発生する。しかし、本発明では、前述の如く、下向き傾斜面145を有する限り防草効果が図れる構造である。
またこのブロック140の下縁片側140bの下縁140b−1には、舗装面142とで形成される目地143には、鉛直面146の下縁片側140bを欠截して設けた略倒L字形となる所定角度の下向き傾斜面145に連設して鉛直面146a又は傾斜面(図示せず。以下同じ)を設ける。この例においても、湾曲連結部149と、連結凹部150が形成される。そして、この例における構成及び/又は効果は、前記上縁片側140aに準ずる。
またこの例は中央分離帯を想定しており、前述のブロック140が対峙するように設けられ、この中央分離帯が構成(構築)される。
尚、下向き経年隙間154は、図1−1−3と同じ構成であるため、図示を省略する。
図10−1に示した第九実施例を説明すると、暗渠ブロック160の一方に、所定角度の下向き傾斜面165と、この下向き傾斜面165に連設して上向き傾斜面164で略V字形となる防草傾斜面173を形成した各例を示しており、この例では、上向き傾斜面164及び/又は下向き傾斜面165に連設して鉛直面166を設ける。この略V字形の防草傾斜面173は、充填された舗装(他方の構造物)で形成される逆略V字形の防草傾斜面175で隠蔽される。
また下向き傾斜面165と上向き傾斜面164との連結箇所を連結凹部170とする。
従って、この暗渠ブロック160の略V字形の防草傾斜面173は、全ての連結部(湾曲連結部169、連結凹部170)を曲面形状とすることで、当該暗渠ブロック160の欠損を回避できること、取扱い・管理の容易化が図れること、又は舗装面102の亀裂防止に有効であること等の特徴がある。
また前述した鉛直面166は、この鉛直面166の上端に形成された湾曲連結部169を介して下向き傾斜面165に連設され、この下向き傾斜面165は連結凹部170を介して上向き傾斜面165に連設される。そして、この所定角度の下向き傾斜面165を利用して雑草の根の屈地性及び/又は雑草の芽の屈光性を阻害できる下向きの経年による間隙174(下向き経年隙間)が、略V字形の防草傾斜面173と逆略V字形の防草傾斜面175との間に形成されても防草効果が図れる。この下向き経年隙間174は、暗渠ブロック160と舗装面162との伸縮差に起因するものであり、通常は二〜三年を経過することで発生する。しかし、本発明では、前述の如く、下向き傾斜面165を有する限り防草効果が図れる構造である。
図10−2の第十実施例は、前述の第九実施例に順ずる。
以上、主としてブロック等のコンクリート製二次製品と、舗装面等に関して説明したが、舗装面同士の構造物で、例えば、コンクリート及び/又はアスファルト製の各種の目地等、さらに、図11に示した第十一実施例の如く、ガードレール用のコンクリートブロック構造物180(ブロック)における目地183等に関しても同様である。尚、略V字形の防草傾斜面193は、充填された舗装(他方の構造物)で形成される逆略V字形の防草傾斜面195で隠蔽される。尚、本発明の特徴は、前述の下向き経年隙間等において、本発明が提唱する所定角度の下向き傾斜面等を備える限り、この下向き経年隙間等に隙間が発生しても防草効果が達成できる点が最大のポイントである。尚、この下向き傾斜面等の角度を変更した構成例では、その長さとの関係も必要により考慮するべきである。また所定角度の下向き傾斜面等においても、気候等の条件及び/又は雑草の種類・繁殖の状態等において、その長さとの関係も必要により考慮するべき場合もあり得る。
そして、前述した所定角度の下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して上向き傾斜面で略V字形の防草傾斜面を形成する場所は、各種の構造物の側壁(側面)に限定されず、上端、又は上面、下面等の何れでも採用可能であり、全ての目地等に対応でき重宝すること、汎用性があること、簡便であること等の実用的な効果を有する。またポール等の建柱のブロック等に於いても、その目地の箇所に本発明を採用することで防草が図れる卓効がある。
尚、図示しないが、本発明の構成は、他の構造物、例えば、ボックスカルバート、電線類用ブロック、その他のブロック等においても可能である。
図1−1は境界ブロック等のブロックとコンクリート及び/又はアスファルトコンクリート等の舗装面(歩道、車道又は中央分離帯等であり、舗装面とする)との関係による目地の一例を示した断面図 図1−1−1は図1の上縁片側の要部を拡大した断面図、 図1−1−2は図1の下縁片側の要部を拡大した断面図 図1−1−3は図1の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した断面図 図1−2は図1−1の鉛直面を傾斜面とした断面図 図1−3は図1−1の鉛直面を傾斜面とした断面図 図2は街渠ブロック、エプロンブロック等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図 図2−1は図2の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図 図2−1は図2の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、下縁片側の要部を拡大した断面図 図3は図2の他の例を示した断面図 図3−1は図3の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図 図4−1は略U字型ブロック(側溝)等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図 図4−1−1は図4−1の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図 図4−2はU字型ブロック(水路)等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図 図5はカーブ形状の境界ブロック等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図 図6は舗装面同士の関係による目地の一例を示した断面図 図6−1は図6の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図 図7は境界ブロック等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図 図7−1は図7の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図 図7−2は図7の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した下縁片側の要部を拡大した断面図 図8は躯体と舗装面との関係による目地の一例を示した断面図 図8−1は図8の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、上縁片側の要部を拡大した断面図 図9は境界ブロック等のブロックと舗装面との関係による目地の一例を示した断面図 図10−1は暗渠ブロックとコンクリート及び/又はアスファルトコンクリート等の舗装面との関係による目地の一例を示した断面図 図10−1−1は図10−1の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した、要部を拡大した断面図 図10−1−2は図10−1の経年変化で下向き経年隙間が形成された状態を示した要部(図10−1−2と反対側)を拡大した断面図 図10−2は暗渠ブロックとコンクリート及び/又はアスファルトコンクリート等の舗装面との関係による目地の他の一例を示した断面図 図11はガードレール用、標識用、その他の基礎等の立設物用のコンクリートブロック構造物における目地の関係を示した斜視図
符号の説明
1 ブロック
1a 上縁片側
1b 下縁片側
1b−1 下縁
1c 表面
2 舗装面
3 目地
3a 傾斜目地
4 上向き傾斜面
5 下向き傾斜面
6 鉛直面
6a 鉛直面
6a−1 傾斜面
9 湾曲連結部
10 連結凹部
12 湾曲表面連結部(鋭角表面連結部)
13 略V字形の防草傾斜面
14 下向き経年隙間
15 逆略V字形の防草傾斜面
20 ブロック
20a 上縁片側
20b 下縁片側
20c 表面
22 舗装面
23 目地
24 上向き傾斜面
25 下向き傾斜面
26 鉛直面
26a 鉛直面
29 湾曲連結部
30 連結凹部
32 湾曲表面連結部(鋭角表面連結部)
33 略V字形の防草傾斜面
34 下向き経年隙間
34a 上下向き経年隙間
35 凹部
36 湾曲連結凹部
37 略W字形の防草傾斜面
38 逆略V字形の防草傾斜面
39 逆略W字形の防草傾斜面
40 ブロック
40a 上縁片側
40c 表面
42 舗装面
43 目地
44 上向き傾斜面
45 下向き傾斜面
46 鉛直面
49 湾曲連結部
50 連結凹部
52 湾曲表面連結部(鋭角表面連結部)
53 略V字形の防草傾斜面
54 下向き経年隙間
55 逆略V字形の防草傾斜面
60 ブロック
60a 上縁片側
60c 表面
62 舗装面
63 目地
64 上向き傾斜面
65 下向き傾斜面
66 鉛直面
69 湾曲連結部
70 連結凹部
72 湾曲表面連結部(鋭角表面連結部)
73 略V字形の防草傾斜面
75 逆略V字形の防草傾斜面
82 舗装面
82a 上縁片側
82c 表面
83 目地
84 上向き傾斜面
85 下向き傾斜面
86 鉛直面
89 湾曲連結部
90 連結凹部
92 湾曲表面連結部(鋭角表面連結部)
93 略V字形の防草傾斜面
94 下向き経年隙間
95 逆略V字形の防草傾斜面
100 ブロック
100a 上縁片側
100b 下縁片側
100b−1 下縁
102 舗装面
103 目地
104 上向き傾斜面
105 下向き傾斜面
106 鉛直面
106a 鉛直面
109 湾曲連結部
110 連結凹部
113 略V字形の防草傾斜面
114 下向き経年隙間
115 逆略V字形の防草傾斜面
120 躯体
120a 上縁片側
122 舗装面
123 目地
124 上向き傾斜面
125 下向き傾斜面
126 鉛直面
129 湾曲連結部
130 連結凹部
133 略V字形の防草傾斜面
134 下向き経年隙間
135 逆略V字形の防草傾斜面
140 ブロック
140a 上縁片側
140b 下縁片側
140b−1 下縁
140c 表面
142 舗装面
143 目地
144 上向き傾斜面
145 下向き傾斜面
146 鉛直面
146a 鉛直面
149 湾曲連結部
150 連結凹部
152 湾曲表面連結部(鋭角表面連結部)
153 略V字形の防草傾斜面
154 下向き経年隙間
155 逆略V字形の防草傾斜面
160 暗渠ブロック
160a 上縁片側
160c 表面
162 舗装面
163 目地
164 上向き傾斜面
165 下向き傾斜面
166 鉛直面
169 湾曲連結部
170 連結凹部
172 湾曲表面連結部(鋭角表面連結部)
173 略V字形の防草傾斜面
174 下向き経年隙間
175 逆略V字形の防草傾斜面
180 ブロック構造物
180a 上縁片側
180c 表面
183 目地
184 上向き傾斜面
185 下向き傾斜面
186 鉛直面
189 湾曲連結部
190 連結凹部
192 湾曲表面連結部(鋭角表面連結部)
193 略V字形の防草傾斜面
195 逆略V字形の防草傾斜面

Claims (5)

  1. ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面と、この略V字形の防草傾斜面に充填された舗装又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
    このブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とし、
    この湾曲連結部は、前記ブロックの略V字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、この舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造。
  2. ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面と、この略V字形の防草傾斜面に充填された舗装又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
    このブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とするとともに、この下向き傾斜面と、上向き傾斜面との連結箇所を連結凹部とし、
    この湾曲連結部と連結凹部は、前記ブロックの略V字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、この舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造。
  3. ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、略W字形の防草傾斜面と、この略W字形の防草傾斜面に充填される舗装面又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、逆略W字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、 このブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とし、
    この湾曲連結部は、前記ブロックの略W字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、この舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造。
  4. ブロックに設けた下向き傾斜面と、この下向き傾斜面に連設して設けた上向き傾斜面で構成した略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、略W字形の防草傾斜面と、この略W字形の防草傾斜面に充填される舗装面又は他の構造物の逆略V字形の防草傾斜面を二重或いは複数に構成し、逆略W字形の防草傾斜面とで構成される構造物の目地であって、
    このブロックの下向き傾斜面と、側面鉛直面との連結箇所を湾曲連結部とするとともに、この下向き傾斜面と、上向き傾斜面との連結箇所を二重或いは複数に構成し、略W字形の連結凹部とし、
    この略W字形の湾曲連結部と略W字形の連結凹部は、前記ブロックの略W字形の防草傾斜面に、舗装面を舗装、又は他の構造物を設置した際に、この舗装又は他の構造物の下側に位置する構成とした構造物の目地の構造。
  5. 請求項1〜請求項4に記載の構造物の目地の構造であって、この舗装面は、コンクリート、アスファルトコンクリート等の歩道、車道等の舗装構造物、又はコンクリート、アスファルトコンクリート等の建物、躯体、塀等の構造物で、他方の構造物がコンクリート、アスファルトコンクリート等の舗装面でなる歩道、車道等の舗装構造物でなる構造物の目地の構造。
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