JP4512043B2 - 既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法 - Google Patents

既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法 Download PDF

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Description

本発明は既設コンクリート、又は既設アスファルト等構造物・構築物の防草方法に関する。
従来、既設舗装道路、既設境界ブロック、又は走行道路(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物)等における防草手段(装置)に関する技術及び/又は先行技術(発明)としては、車道と歩道等の舗装道路や、車道と中央分離帯等の間の境界を仕切るコンクリート製の既設境界ブロック(縁石)、水路ブロック、側溝用ブロック、インターロッキングブロック、又は土留め用ブロック、L字ブロック、ウォール壁等の既設境界ブロックが簡易な防草手段として設置されている。この防草手段は、養生、乾燥されたコンクリート製の既設境界ブロック側面(壁面)に、現場打ちコンクリートやアスファルト等の流動性の舗装材(コンクリートとする)等を打設し、乾燥硬化により形成する。従って、経時的(経年)により主としてコンクリートが乾燥収縮し、この既設境界ブロック壁面とコンクリート壁面との境目(間)に直線的方向の隙間(目地)、又は構造物と構築物との隙間が発生することは避けられない現実である。
そして、この隙間が問題となるのは、隙間に飛来及び/又は雨水の流れとともに侵入した種子及び/又は隙間に存在する種子が経年により成長し、雑草となる。そのメカニズムを説明すると、雨水等により路側の目地に土砂が溜まり、そこに風雨等によって運ばれた種子が発芽し雨水や土壌中の栄養分を吸収して成長(生長)を開始する。雑草の根は重力を感知し、地中に水を求めて下の方に伸びる性質(屈地性)があり、舗装目地が空いていれば根は路面の水分を吸い上げ、地上に顔を出した芽は太陽の光を受け光合成を行って成長繁殖する(屈光性)。また路側に土砂が溜まっていなくても、前記隙間が空いていれば、雨水等で流れ込んだ種子の発芽に必要な条件が揃えば、この隙間で発芽成長を続け、地上に芽を出すと草種によっては分蘖を出して猛烈に繁殖する。この雑草の繁殖が問題となるのは、車輌の察知が、雑草で遮られて遅れることによる各種の事故、交通障害等の不慮の事故と、また雑草による転倒、怪我等のアクシデント等が考えられる。そして、現実にこのような由々しき状況となっている。従って、雑草の処理が大切であること、また一方でこの雑草の処理(撲滅)に難渋していることは万人が認めている。尚、雑草等の植物の芽及び/又は根は少なくとも略水平に伸びる性質があることが知られている。
そして、目地等において、雑草の根が土砂の中で留まっていれば土砂を除くことによって雑草の除去及び/又は繁殖を防止することができる。しかし、殆どの場合、雑草の旺盛な成長力により土砂の下の目地にまで根や地下茎が進入しているので、この目地上の土砂を取り除くことは可能である。殊にこの目地の中に形成された株元までは取り除くことは不可能に近い。従って、一度雑草が生えると毎年繁殖し続けることになる。また路面及び/又は路盤(以下、路面とする。)に地下茎や根が存在する場合において、この路面上に目地が少しでも空いていれば、この箇所から必ず新芽を出して成長し、繁殖し続けるので、この目地の雑草の除去及び/又は繁殖を防止することは困難視される。
この種の雑草除去方法として、従来から行われている簡便な方法としては、除草剤の散布がある。この雑草除去は、路側に繁殖する雑草には可能であるが、あくまで一時的であって、恒久性にかける。そして、またこの種の目地が存在する限りにおいて、雑草の除去及び/又は雑草の繁殖を止めることは不可能である。また除草剤の多用は、コストの上昇と、環境・人畜等に対する悪影響が考えられるので問題である。従って、永久的に毎年草刈に費用が掛かり、極めて不経済であること、また一方で経費の削減は不可能に近いこと等の難点が考えられる。
そして、この種の雑草を除去(防除)するため、これまでは目地からの雑草の防草対策として鉄板やゴム板、アスファルト等を用いて目地を物理的に接着、遮断することで防草効果を謳ってきた。この方法では、接する部分が構造物と構築物、構造物と道路の場合は、舗装(アスファルト合材、コンクリート合材等)面とコンクリートブロックの接着面が異物同士の接着による目地となり、また同じコンクリート合材同士の接着であっても、施行時期が違えばそれぞれ伸縮率も異なる。即ち、物理的に接着したものは遅かれ早かれ剥離し目地に隙間ができることになる。殊に道路において、場所によって振動も激しい場所及び/又は箇所では、当然目地の発生と、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物の部分的な剥離が早いことも多々見受けられる。このような場所等では、走行する車輌が多いことから、雑草の繁殖は、前述の如く、多々問題が発生する可能性がある。
このような状況に鑑み本出願人は、防草ブロックの構造において、目地を物理的に遮断するのではなく、雑草の成長における性質(屈光性と屈地性)を利用して目地となる部分を変形した構造とし、植物の屈光性による成長に逆らうような構成を採用することで、この種の雑草の自然な性質により成長を確実に止めて防草効果を上げ得ることを実証し、またこれに関連する数件の特許出願を行う。この出願は、主として、新設道路(コンクリート構造物)の場合に有効な防草対策として提案する。その一例を列挙すると、特開2004−169544の「防草等を意図した構造物の構造と構造物と構造物の防草等の工法」(文献(1))、又は特願2004−318476の「防草等を意図した構造物用の型枠と、この型枠利用の構造物と、同様な効果を有する防草等を意図したブロック」がある。この文献(1)等では、防草ブロックの設置、又はコンクリートの現場打ち(打ち替え)等において防草型枠を使用することにより、簡単であって、しかも安価に設置することが可能である。しかし、既設道路において、特に維持管理部門における工事で、既設境界ブロックを取替えるには、はつり作業と、コンクリートの打設等の作業を要し、本来の舗装と同じような作業と、膨大な費用とを必要とすることとなり、実際には施工できないのが現状である。それがため手作業による草刈という、原始的な方法及び/又は人手による手法が採用されている。
上記に鑑み本願発明は、既設境界ブロックを取替えずに設置したままで、この既設境界ブロックの目地に雑草の屈光性と屈地性に逆らうことのできる誘導路を作成する工法、即ち、発明の名称の如く、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物の防草効果達成用の切断方法と、この既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物の防草方法と名付けた新規の工法を提案する。そして、この新規の提案(本発明)に関する文献(2)〜(4)を下記に概説する。
文献(2)は特開平7−3719号の「路面切断方法」であり、その内容は、アスファルト舗装道路に垂直視して断面が略四角形の浅い溝と、この浅い溝の底部隅より路面上方に向かって傾斜した切断溝を切るロードカッタの切断方法であり、道路の工事によって発生する新旧アスファルトの隣接部分の接着を確実に強固にすること、又は切断カッタに無理な力が一時に掛からないこと等を意図する。
また文献(3)は特開2000−144628の「コンクリートカッターによる路面傾斜切断方法」であり、その内容は、舗装水平面を二次基準の垂直方向から両側に向かって傾斜させたカッター刃を回転させて傾斜面を成形するに際し、このカッター刃に、所望量の水を切削溝内に供給し、切削抵抗を少なくして切削屑を排出するとともに、このカッタ刃の回転方向を右回り・左回りのいずれにでも回転させ得るようにしたコンクリートカッターによる路面傾斜切断方法であり、前記切削屑を舗装水平面の外に容易かつ迅速に排出すること、またカッタ刃に対する切削抵抗を比較的少なくし、かつ前記切削屑の舗装水平面上への排出量を比較的大きくすること等を意図する。
さらに文献(4)は特開平11−303040号の「目地などの隙間の防草構造」であり、その内容は、コンクリートブロック等と舗装材が接する界面の隙間の表面を、弾力性・接着力を有する資材で密封状態に接着して覆う構成の防草構造であり、このコンクリートブロック等と舗装材とが接する界面隙間に生える雑草を防ぐことを意図する。
また、コンクリートカッタを用いて既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物に溝を設けて、この溝を利用して防草効果を奏するものは、従来例としては存在しなかった。
特開2004−169544 特開平7−3719号 特開2000−144628 特開平11−303040号
前記文献(1)の発明は、新設のブロックを利用した防草方法であり、本発明が意図する目的と幾分の相違点がある。例えば、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物に僅かな工夫と作業を介して防草効果を達成する工法、即ち、既設境界ブロック(分離帯ブロック、街渠ブロック等を含む)を取替えずに設置したままで(この既設境界ブロックを含む既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物の一部の打ち替えで)、この既設境界ブロックの目地に雑草の屈光性と屈地性に逆らうことのできる誘導路を作成する工法を採用することは、この文献(1)では不可能と考えられる。
また文献(2)の発明は、新アスファルトの埋め戻しに有効なカット方法を提供すること、又はこのカット方法に最適な傾斜する切断を可能とした方法を提供すること等にある。従って、本発明が意図する防草効果を図るために既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物の防草効果達成用の切断方法と、この既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物の防草方法を提供することは困難である。
またこの発明は、先ず浅い方形の垂直面を有する溝を切断した後に、大径カッタで傾斜して切断する方法であり、この方形の溝(目地)に種子が侵入等した場合には、雑草の繁殖の可能性があり、問題である。また傾斜角度(図5の記号dで示す)が15°〜25°程度と規定されており、雑草の屈光性と屈地性に逆らうには、この傾斜角度では達成できないこと等の問題も指摘できる。
次に文献(3)の発明は、舗装水平面を一次基準にし、この一次基準の舗装水平面に対して二次基準の垂直方向から両側に向かって傾斜させたカッタ刃を回転させて傾斜面を成形する構成である。従って、切削屑の排出には有効であるが、本発明が意図する防草効果を図るために既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物の防草効果達成用の切断方法等とは、目的と構成が相違する。そして、明細書〔0001〕に記載する2°〜45°の傾斜では、前述の文献(2)と同様に雑草の屈光性と屈地性に逆らうには、問題がある。
さらに文献(4)の発明は、その発明の内容から理解できるように、防草シートであり、既設コンクリート構造物の目地を隠蔽し、その目的を達成することを意図する。しかし、この発明は、注入シールと防草シートとの組合せであり、構造が複雑となること、コストが上昇すること、又は再度発生する目地に対しては有効性がないこと等の問題が指摘できる。そして、この注入シールは既設コンクリート構造物(既設境界ブロック、既設舗装等)との馴染みが十分でなく、前述の目地発生の蓋然性が強く、経年的に十分な防草効果が図れるとは考えられない。尚、この発明は、雑草の屈光性と屈地性に逆らうための傾斜面及び/又は既設舗装の一部のみの打ち替えで済ませる防草方法、また雑草の屈光性と屈地性に逆らう誘導路を作成する工法等の開示は全く存在しない。
尚、文献(4)の発明は、目地等の隙間用の防草シールであり、経時的(経年)によりコンクリートが乾燥収縮し、この既設境界ブロック壁面とコンクリート壁面との境目に垂直方向の隙間、又は構造物と構築物との隙間が発生することに対する防草手段としては適切でないと考えられる。
請求項1の発明は、既設舗装道路と既設境界ブロック、既設コンクリート、又は既設アスファルト等構造物・構築物(既設境界ブロックとする)の間、又は既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物同士の間等で発生する目地の防草対策とし、既設舗装及び/又は既設境界ブロック、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の一部のみの打ち替えで済ませることができる工法を提供することで、非常に安価にできる防草手段の提供と、この防草手段の提供を介して施工工事の簡略化、スピード化等を図ること等を主体とする。そして、その目的を達成するのに最適な工法の一例を説明すると、(1)は既設舗装の表面からカッタで、既設境界ブロックとの目地(側壁途中)を軸にX型に斜めに切り込み、次に既設境界ブロックの表面から先に斜め切りした下部先端付近(終端)までカッタを切り下ろし、既設境界ブロックと既設舗装部分に断面視して略直角三角形をした切り込み箇所が形成される。その後、この切り込み箇所の撤去で凹部を成形するか(終端が望ましい。以下同じ)、又ははつり作業を行って凹部を成形し、この凹部にコンクリート合材、アスファルト合材等の充填材(舗装材)を充填・転圧して完成する。この施工手順による極めて簡便な方法を提供し、経費の削減と、施工の短縮化等を意図する。(1−A)は前記(1)の既設舗装及び/又は既設境界ブロックの表面から、それぞれ斜めに切り込んで略クロスし、略クロス状とした切断(切り込んだ)箇所を形成し、その下端クロス箇所に逆V切り込み箇所を形成し、この逆V切り込み箇所に逆V形状の防草シール、防草板、防草金属等の防草部材を差込み等で設置する工法であり、前述の(1)に準ずる効果が図れる。(1−B)は前記(1−A)における切り込み箇所をぐり石又は路面等のベース(ベースとする)まで至る構成とし、この切り込み箇所を利用してベースを掘削し、この掘削ベース箇所に逆Vの箇所に防草手段を設置する工法であり、この防草手段を設置することで、この防草効果のさらなる拡充を図ることを意図する。また(2)は既設舗装の表面からカッタで、既設境界ブロックとの目地(側壁途中)を軸にX型に斜めに切り込み、次に既設境界ブロックの表面からカッタを切り下ろし、前記先の斜めの切り込みの下部先端付近(終端)と接触することで、断面視して略直角三角形をした切り込み箇所が形成されるので、この切り込み箇所を撤去し三角凹部を成形するか、又ははつり作業を行って三角凹部を成形する。その後、既設舗装の表面からカッタを切り下ろし、この既設舗装の底まで切り込んだ後に、切断作業を行って残った既設舗装を撤去するか、又ははつり作業を行って略倒長靴形の凹部を成形する。この倒長靴形の凹部に充填材を充填・転圧して完成する。この例では、誘導路の拡充が期待できるので、前記(1)に比し、優れた防草効果の達成を意図する。尚、図示しないが、前記三角凹部を成形せず、略直角三角形をした切り込み箇所が形成された後に、前記既設舗装の表面からカッタを切り下ろし、この既設舗装の底まで切り込み、その後は、前述と略同じ施工をすることも可能である。この例では施工の簡便化と、スピード化とを図ることを意図する。(2−1)は前記(2)の既設境界ブロックの表面から先に斜め切りした下部先端付近(終端)までカッタを斜めに切り下ろし、既設境界ブロックと既設舗装部分に断面視して略三角形をした切り込み箇所が形成される。他の工程は、前述の(2)に原則として準ずることで、この(2)と同じ効果を達成することを意図する。さらに(3)は、既設舗装の表面からカッタで、既設境界ブロックとの目地(側壁途中)を軸にX型に斜めに切り込み、次に既設境界ブロックの表面からカッタを切り下ろし、前記先の斜めの切り込みの終点と接触する。その後、既設舗装の表面で、かつ前記斜めの切り込み始点からカッタを切り下ろし、この既設舗装の底まで切り込み、側面視して略N形の切り込み箇所が形成される。続いて、既設境界ブロックの切り下ろし始点からカッタで、既設舗装に向かって目地を軸に逆X型に斜めに切り込み、前記先の斜めの切り込みとクロスさせた後に、前記既設舗装の表面より切り下ろし、前記既設舗装に先に切り下ろした下部先端付近まで至ることで、断面視して略鼓形の切り込み箇所を成形する。そして、この切り込み箇所より撤去し逆M形の凹部を成形するか、又ははつり作業を行って逆M形の凹部を成形する。この逆M形の凹部に充填材を充填・転圧する工法であり、やや複雑な工法であるが実施可能であり、これらの工法を採用することにより、極めて低コストで、既設舗装の防草効果を格段に高め得る工法の提供を意図する。また(3−1)は前記(3)の既設境界ブロック及び/又は既設舗装の表面から先に斜め切りした下部先端付近(終端)及び/又は底までカッタを斜めに切り下ろし、末広がりの逆M形の凹部を成形するか、又ははつり作業を行って逆M形の凹部を成形する。この末広がり逆M形の凹部に充填材を充填・転圧する工法であり、この(3)と同じ効果を達成することを意図する。
請求項1は、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法であって、
この既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた一方の表面から、この目地に接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、防草効果が図れる傾斜面を有する第一の面を形成する第一の面成形工程と、
この第一の面成形工程に続いて、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた他方の表面から、前記第一の面に接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、前記傾斜面に連なる傾斜面、又は垂直面の第二の面を形成する第二の面成形工程と、
前記第一、及び第二の面成形工程で、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物に、前記新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填できる前記少なくとも第一の面に傾斜面を有する凹部を成形する凹部成形工程と、
この凹部に、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填し、この新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物と、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物との間に、雑草の屈光性と屈地性に逆らうことのできる誘導路を作成する既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、またこの目的を達成するのに最適な第一及び/又は第二の面成形工程を提供すること等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法において、
前記コンクリートカッタで、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物を切断する際に、前記第一、及び第二の面成形工程を、それぞれ1回の切断で形成し、断面視して略三角形の凹部を構築する既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、またこの目的を達成するのに最適な第一の面の構造を提供すること等を意図する。
請求項3は、請求項1に記載の既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法において、
前記第一の面が、下向き角度を25°〜80°とし、好ましくは30°〜55°とする構成とした既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法である。
請求項4の発明は、既設舗装道路(既設舗装)と既設境界ブロック、既設コンクリート、又は既設アスファルト等構造物・構築物(既設境界ブロックとする)の間、又は既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物同士の間、他の間等で発生する目地の防草対策とし、既設舗装及び/又は既設境界ブロック、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の一部のみ(例えば、10cm〜60cmで、望ましくは35cm〜45cm巾)の打ち替えで済ませることができ、非常に安価にできる方法を提供することを主体とする。そして、その工法の好ましい一例を説明すると、既設舗装の表面からカッタで、既設境界ブロックとの目地に向かって斜めに切り込みを入れ、ベースを経由して既設境界ブロックへ至る。次に既設境界ブロックの表面から先に斜め切りした下部先端付近(終端)まで斜めにカッタを切り下ろすことで、既設境界ブロック、ベース、既設舗装部分に断面視して略三角形をした切り込み箇所(少なくとも撤去・剥離・はつり可能な箇所)が形成される。その後、切り込み箇所の撤去で凹部を成形するか(終端が望ましい。以下同じ)、又は排出作業を行って凹部を成形する。その後、ベースを排出して掘削ベース箇所を成形する。この凹部及び/又は掘削ベース箇所にコンクリート合材、アスファルト合材等の充填材(舗装材)を充填・転圧して完成する。この施工手順による極めて簡便な方法を提供し、経費の削減と、施工の短縮化等を意図する。
請求項4は、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法であって、
この既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた一方の表面から、ぐり石又は路面のベースに接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、防草効果が図れる傾斜面を有する第一の面を形成する第一の面成形工程と、
この第一の面成形工程に続いて、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた他方の表面から、前記第一の面に接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、前記傾斜面に連なる傾斜面、又は垂直面の第二の面を形成する第二の面成形工程と、
この第一・第二の切り込みを入れた前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、及び前記ぐり石又は路面のベースを掘削し、この掘削した既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、及びぐり石又は路面のベースを撤去する工程と、
前記第一、及び第二の面成形工程で、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、若しくは、ぐり石又は路面のベースに、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填できる前記少なくとも第一の面に傾斜面を有する凹部を成形する凹部成形工程と、
この凹部に、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填し、この新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物と、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、若しくは、ぐり石又は路面のベースとの間に、雑草の屈光性と屈地性に逆らうことのできる誘導路を作成する既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法である。
請求項1の発明は、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法であって、
既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた一方の表面から、この目地に接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、防草効果が図れる傾斜面を有する第一の面を形成する第一の面成形工程と、
第一の面成形工程に続いて、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた他方の表面から、第一の面に接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、傾斜面に連なる傾斜面、又は垂直面の第二の面を形成する第二の面成形工程と、
第一、及び第二の面成形工程で、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物に、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填できる少なくとも第一の面に傾斜面を有する凹部を成形する凹部成形工程と、
凹部に、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填し、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物と、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物との間に、雑草の屈光性と屈地性に逆らうことのできる誘導路を作成する既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法である。
従って、請求項1は、既設舗装道路と既設境界ブロック、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物同士、また既設舗装と既設コンクリート、又は既設アスファルト等構造物・構築物等の間で発生する目地の防草対策とし、既設舗装、既設境界ブロック、既設コンクリート、又は既設アスファルト等構造物・構築物はそのままの状態で、既設舗装等の一部のみの打ち替えで済ませることができる工法を提供することで、非常に安価にできる防草手段の提供と、この防草手段の提供を介して施工工事の簡略化、スピード化等が図れること等の実益がある。そして、その目的を達成するのに最適な工法の一例を説明すると、(1)は既設舗装の表面からカッタで、既設境界ブロックとの目地を軸にX型に斜めに切り込み、次に既設境界ブロックの表面からカッタを切り下ろし、既設境界ブロックと既設舗装部分に断面視して略直角三角形の切り込み箇所を形成し、この切り込み箇所の撤去で凹部を成形するか、又ははつり作業を行って凹部を成形し、この凹部に充填材を充填・転圧して完成する。この施工手順による極めて簡便な方法を提供し、経費の削減と、施工の短縮化等が可能となる特徴がある。また(2)は既設舗装の表面からカッタで、既設境界ブロックとの目地を軸にX型に斜めに切り込み、次に既設境界ブロックの表面からカッタを切り下ろし、先の斜めの切り込みと接触することで、断面視して略直角三角形の切り込み箇所を形成し、この切り込み箇所を撤去し三角凹部を成形するか、又ははつり作業を行って三角凹部を成形する。その後、既設舗装の表面からカッタを切り下ろし、この既設舗装の底まで切り込んだ後に、切断作業を行って残った既設舗装を撤去するか、又ははつり作業を行って略倒長靴形の凹部を成形する。この倒長靴形の凹部に充填材を充填・転圧して完成する。この例では、誘導路の拡充が期待できるので、前記(1)に比し、優れた防草効果の達成を意図する。尚、図示しないが、三角凹部を成形せず、略三角形の切り込み箇所を形成した後、既設舗装の表面からカッタを切り下ろし、この既設舗装の底まで切り込んだ後、前述と略同じ施工をすることも可能である。この例では施工の簡便化と、スピード化が図れる特徴がある。さらに(3)は、既設舗装の表面からカッタで、既設境界ブロックとの目地を軸にX型に斜めに切り込み、次に既設境界ブロックの表面からカッタを切り下ろし、先の斜めの切り込みに接触させる。その後、既設舗装の表面で、かつ斜めの切り込み箇所よりからカッタを切り下ろし、この既設舗装の底まで切り込み、側面視して略N形の切り込み箇所を形成した後、既設境界ブロックの切り下ろし箇所からカッタで、既設舗装に向かって目地を軸に逆X型に斜めに切り込み、先の斜めの切り込みとクロスさせた後に、既設舗装の表面より先に切り下ろした箇所に至ることで、断面視して略鼓形の切り込み箇所を成形する。そして、この切り込み箇所より撤去し逆M形の凹部を成形するか、又ははつり作業を行って逆M形の凹部を成形する。この逆M形の凹部に充填材を充填・転圧する工法であり、やや複雑な工法であるが実施可能であり、これらの工法を採用することにより、極めて低コストで、既設舗装の防草効果を格段に高め得る工法を提供できる特徴がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載の既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法において、
コンクリートカッタで、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物を切断する際に、第一、及び第二の面成形工程を、それぞれ1回の切断で形成し、断面視して略三角形の凹部を構築する既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、またこの目的を達成するのに最適な第一及び/又は第二の面の成形工程を提供できること等の特徴がある。
請求項3の発明は、請求項1に記載の既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法において、
第一の面が、下向き角度を25°〜80°とし、好ましくは30°〜55°とする構成とした既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法である。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、またこの目的を達成するのに最適な第一の面の構造を提供できること等の特徴がある。
請求項4の発明は、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法であって、
既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた一方の表面から、ぐり石又は路面のベースに接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、防草効果が図れる傾斜面を有する第一の面を形成する第一の面成形工程と、
第一の面成形工程に続いて、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた他方の表面から、第一の面に接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、傾斜面に連なる傾斜面、又は垂直面の第二の面を形成する第二の面成形工程と、
第一・第二の切り込みを入れた既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、及びぐり石又は路面のベースを掘削し、掘削した既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、及びぐり石又は路面のベースを撤去する工程と、
第一、及び第二の面成形工程で、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、若しくは、ぐり石又は路面のベースに、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填できる少なくとも第一の面に傾斜面を有する凹部を成形する凹部成形工程と、
凹部に、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填し、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物と、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、若しくは、ぐり石又は路面のベースとの間に、雑草の屈光性と屈地性に逆らうことのできる誘導路を作成する既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法である。
従って、請求項4は、例えば、既設舗装と既設境界ブロック、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物の間、また既設舗装と既設コンクリート、又は既設アスファルト等構造物・構築物同士の間、他の間等で発生する目地の防草対策とし、既設舗装、既設コンクリート、又は既設アスファルト等構造物・構築物はそのままの状態で、既設舗装等の一部のみの打ち替えで済ませることができ、非常に安価にできる方法を提供できる実益がある。そして、その工法の好ましい一例を説明すると、既設舗装の表面からカッタで、既設境界ブロックの目地を軸にしてV型(X型も含む)に斜めに切り込みを入れ、ベースを経由して既設境界ブロックへ至る。次に既設境界ブロックの表面から先に斜め切りした下部先端付近(終端)まで斜めにカッタを切り下ろすことで、既設境界ブロック、ベース、既設舗装部分に断面視して略三角形の切り込み箇所が形成される。その後、切り込み箇所の撤去で凹部を成形するか、又は排出作業を行って凹部を成形する。その後、ベースを排出し掘削ベース箇所を成形する。この凹部及び/又は掘削ベース箇所に充填材を充填・転圧して完成する。この施工手順による極めて簡便な方法を提供し、経費の削減と、施工時間の短縮化等が可能となる特徴がある。また、切り込み箇所に防草部材としての板入れや、樹脂又はコンクリートの流し込みが容易となる。
以上より、従来例として存在しなかった、コンクリートカッタを用いて既設コンクリート、又は既設アスファルト等構造物・構築物の目地の上部周辺(上部両側)に溝を設けて、この溝を利用して防草効果を奏する本発明は、有用な発明である。
図面の説明をすると、
: 図1−1〜図1−5は第一の実施例であり、前記(1)に示した工法であり、目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた後、既設境界ブロックの表面から垂直方向に向かって第二の切り込みを入れ、この第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設境界ブロック及び/又は既設舗装に入れた少なくとも第一・第二の切り込み箇所である。以下、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物とする)を撤去(はつり)、この撤去作業で略直角三角形の凹部(はつり部)を形成する。その後、この凹部に充填材を充填し、必要により転圧をして新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築し、本発明が意図する防草手段を付設した舗装道路が完了する。そして、図1−1が既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示す断面図、図1−2が目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた状態を示す断面図、図1−3は既設境界ブロックに垂直方向に第二の切り込みを入れ、前記第一の切り込みに接触した状態(接触に限定されない。以下同じ)を示す断面図、図1−4が第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物)より撤去し(はつりも有り得る)、この撤去作業で略直角三角形の凹部(はつり部)を形成した状態を示す断面図、図1−5が凹部に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図である。
: 図2−1〜図2−7は第二の実施例であり、前記(2)に示した工法であり、目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックの第一の切り込みに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた後、既設境界ブロックの表面から垂直方向に向かって第二の切り込みを入れ、この第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物)を撤去し(はつり)、この撤去作業で略直角三角形の凹部(はつり部)を形成する。その後、既設舗装の表面から垂直方向に向かって第三の切り込みを入れる。この第一〜第三の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物)より撤去し(はつりも有り得る)、この撤去作業で略倒長靴形の凹部(はつり部)を形成する。その後、この凹部に充填材を充填し、必要により転圧をして新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築し、本発明が意図する防草手段を付設した舗装道路が完了する。そして、図2−1が既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示す断面図、図2−2が目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた状態を示す断面図、図2−3は既設境界ブロックの表面から垂直方向に向かって第二の切り込みを入れ、前記第一の切り込みに接触した状態を示す断面図、図2−4が第一・第二の切り込みを入れた箇所を撤去、この撤去作業で略直角三角形の凹部を形成した状態を示す断面図、図2−5が既設舗装の表面から垂直方向に向かって第三の切り込みを入れ、前記既設舗装の底(底の手前、又は底を貫通しベースまで至ることもあり得る。他の例も考えられる)まで切り下ろした状態を示す断面図、図2−6が前記図2−5の状態後において略三角形に残った既設舗装残部を撤去及び/又ははつり作業で除き、略倒長靴形の凹部(はつり部)が形成された状態を示す断面図、図2−7が凹部に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図である。
: 図3−1〜図3−7は第三の実施例であり、前記(3)に示した工法であり、目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた後、既設境界ブロックの表面から垂直方向に向かって第二の切り込みを入れる。そして、その後、既設舗装の表面から垂直方向に向かって第三の切り込みを入れる。次に既設境界ブロックから既設舗装の第三の切り込みに向かって逆X型に斜めに第四の切り込みを入れる。この第一〜第四の切り込みを入れた箇所を撤去及び/又ははつり作業で略逆M形の凹部を形成する。その後、この凹部に充填材を充填し、必要により転圧をして新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築し、本発明が意図する防草手段を付設した舗装道路が完了する。そして、図3−1が既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示す断面図、図3−2が目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた状態を示す断面図、図3−3は既設境界ブロックの表面から垂直方向に向かって第二の切り込みを入れ、前記第一の切り込みに接触した状態を示す断面図、図3−4が既設舗装の表面から垂直方向に向かって第三の切り込みを入れ、前記既設舗装の底の手前(底、又は底を貫通しベースまで至ることもあり得る。他の例も考えられる)まで切り下ろした状態を示す断面図、図3−5は既設境界ブロックの表面から目地を軸に逆X型に斜めに切り込み、X型の斜めの切り込みとクロスさせた後に、既設舗装の表面より先に切り下ろした箇所に至ることで、断面視して略鼓形の切り込み箇所を示した断面図、図3−6が前記第一〜第四の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物)を撤去及び/又ははつり作業で略逆M形の凹部を形成した状態を示す断面図、図3−7が凹部に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図である。
: 図4−1〜図4−4は第四の実施例であり、前記(1−A)に示した工法であり、目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた後、既設境界ブロックの表面から斜めに向かって第二の切り込みを略クロス状に入れ、この第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物とする)を撤去(はつり)、この撤去作業で略三角形の凹部(はつり部)を形成する。そして、望ましくは、略クロス状の下端部を太い切り込みにする。この下端クロス箇所に逆V切り込み箇所に、逆V形状の防草部材を差込み、その後に前記凹部に充填材を充填し、必要により転圧をして新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築し、本発明が意図する防草手段を付設した舗装道路が完了する。そして、図4−1が目地を軸としてこの既設舗装からこの既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた後、既設境界ブロックに斜めに第二の切り込みを入れ、前記第一の切り込みとこの第二の切り込みを略クロス形状に形成した状態を示す断面図、図4−2はこの略クロス状に切り込み、その下端クロス箇所に逆V切り込み箇所を形成し、この略クロス状とした切り込み箇所を撤去し、略三角形の凹部を形成した状態を示す断面図、図4−3はこの逆V切り込み箇所に逆V形状の防草部材を差し入れた状態を示す断面図、図4−4が凹部に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図である。
: 図5−1〜図5−5は第五の実施例であり、前記(1−B)に示した工法であり、目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックを経由してベースに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた後、既設境界ブロックの表面から既設舗装を経由してベースに向かって斜めに第二の切り込みを略クロス状に入れた後、この第一・第二の切り込みを入れた箇所を撤去、この撤去作業で略三角形の凹部を形成する。そして、切り込んだベース箇所の土砂を掘削し(はつり)、掘削ベース箇所を形成する。この掘削ベース箇所に逆V形状の防草部材を配備し、その後に前記凹部に充填材を充填し、必要により転圧をして新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築し、本発明が意図する防草手段を付設した舗装道路が完了する。そして、図示しない既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物であって、図5−1が目地を軸としてこの既設舗装からこの既設境界ブロックを経由してベースに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた後、既設境界ブロックからベースに向かって斜めに第二の切り込みを入れ、このベースに至った第一の切り込みとこの第二の切り込みを略クロス形状に形成し、この略クロス状とした切り込み箇所を形成した状態を説明する断面図、図5−2はこの略クロス状とした切り込み箇所を撤去し、略三角形の凹部を形成した状態を示す断面図、図5−3は前記略三角形の凹部の下部にあるベースを撤去し、逆V形状の防草部材を差し入れる掘削ベース箇所を形成した状態を示す断面図、図5−4はこの掘削ベース箇所に逆V形状の防草部材を差し入れた状態を示す断面図、図5−5が凹部及び/又は掘削ベース箇所に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図である。
: 図6−1〜図6−4は第一の実施例であって、目地を軸として切り込む角度が45°の各例を示したものであり、それぞれ第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した。即ち、傾斜線の数値が第一の切り込み長さを示し、垂直線の数値がこれに対応する第二の切り込み長さを示したもので、この各関係によって凹部を製作する。
また: 図7−1、図7−2は第一の実施例であって、目地を軸として切り込む角度が55°の各例を示したものであり、それぞれ第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した。即ち、傾斜線の長さ(数値)が第一の切り込み長さを示し、垂直線の長さ(数値)がこれに対応する第二の切り込み長さを示したもので、この各関係によって凹部を製作する。
さらに: 図8−1、8−2は第一の実施例であって、目地を軸として切り込む角度が30°の各例を示したものであり、それぞれ第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した。即ち、傾斜線の数値が第一の切り込み長さを示し、垂直線の数値がこれに対応する第二の切り込み長さを示したもので、この各関係によって凹部を製作する。
尚、: 図9−1〜図9−6は第六の実施例であって、図9−1は図1−5に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状が略角形状である一例を示した断面図、図9−1−1は図1−5に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物に示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状がスロープ形状である一例を示した断面図、図9−2は図2−7に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状が略スロープ形状である一例を示した断面図、図9−3は図3−7に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状が略スロープ形状である一例を示した断面図、図9−4は図4−4に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状が略スロープ形状である一例を示した断面図、図9−5は図5−5に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状が略スロープ形状である一例を示した断面図、図9−6は第六の実施例の他の例であり、目地を軸として斜めに第一の切り込みと第二の切り込みを入れ、充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状がスロープ形状である一例を示した断面図である。
図10−1〜図10−6は第七の実施例であり、既設舗装の表面からカッタで、既設境界ブロックの目地に向かって斜めに第一の切り込みを入れ、ベースを経由して既設境界ブロックへ至る。次に、既設境界ブロックの表面から先に斜め切りした下部先端付近まで斜めにカッタで第二の切り込みを入れることで既設境界ブロック、ベース、既設舗装部分に断面視して略三角形をした切り込み箇所(少なくとも撤去・剥離・はつり可能な箇所)が形成される。そして、第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物及び/又はベースに入れた少なくとも第一・第二の切り込み箇所である。)を撤去(はつり)、この撤去作業で略三角形の凹部(はつり部)を形成する。その後、ベースのぐり石又は路面等を排出し掘削ベース箇所を形成する。その後、この凹部及び/又は掘削ベース箇所に充填材を充填し、必要により転圧をして新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築し、本発明が意図する防草手段を付設した舗装道路が完了する。そして、図10−1が既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示す断面図、図10−2が目地を軸として既設舗装からベースを経由して既設境界ブロックに向かってV型(X型も含む)に斜めに第一の切り込みを入れた状態を示す断面図、図10−3は既設境界ブロックにV型(X型も含む)に第二の切り込みを入れ、前記第一の切り込みに接触した状態(接触に限定されない。以下同じ)を示す断面図、図10−4が第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物及び/又はベース)より撤去し(はつりも有り得る)、この撤去作業で略三角形の凹部(はつり部)を形成した状態を示す断面図、図10−5は前記略三角形の凹部の下部にあるベースを排出し、掘削ベース箇所を形成した状態を示す断面図、図10−6が凹部及び/又は掘削ベース箇所に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図である。
図11−1から図11−6は第八の実施例であり、中央分離帯における防草方法である。なお、基本的な構成は図10−1〜図10−6の第七の実施例と同様である。中央分離帯には種々のものがあるが、ベースの上にコンクリート等の既設舗装を施したものについて説明する。
既設舗装の表面からカッタで、既設境界ブロックの目地に向かって斜めに第一の切り込みを入れ、ベースを経由して既設境界ブロックへ至る。次に、既設境界ブロックの表面から先に斜め切りした下部先端付近まで斜めにカッタで第二の切り込みを入れることで既設境界ブロック、ベース、既設舗装部分に断面視して略三角形をした切り込み箇所(少なくとも撤去・剥離・はつり可能な箇所)が形成される。そして、第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物及び/又はベースに入れた少なくとも第一・第二の切り込み箇所である。)を撤去(はつり)、この撤去作業で略三角形の凹部(はつり部)を形成する。その後、ベースのぐり石又は路面等を排出し掘削ベース箇所を形成する。その後、この凹部及び/又は掘削ベース箇所に充填材を充填し、必要により転圧をして新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築し、本発明が意図する防草手段を付設した中央分離帯が完了する。そして、図11−1が既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示す断面図、図11−2が目地を軸として既設舗装からベースを経由して既設境界ブロックに向かってV型(X型も含む)に斜めに第一の切り込みを入れた状態を示す断面図、図11−3は既設境界ブロックにV型(X型も含む)に第二の切り込みを入れ、前記第一の切り込みに接触した状態(接触に限定されない。以下同じ)を示す断面図、図11−4が第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物及び/又はベース)より撤去し(はつりも有り得る)、この撤去作業で略三角形の凹部(はつり部)を形成した状態を示す断面図、図11−5は前記略三角形の凹部の下部にあるベースを排出し、掘削ベース箇所を形成した状態を示す断面図、図11−6が凹部及び/又は掘削ベース箇所に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した中央分離帯が完了した状態を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい各実施例を、図面を参照しながら説明する。
∵ 図1−1〜図1−5に示した第一の実施例において、図示しないカッタを利用し、既設舗装1(舗装の厚さは、従来の構成と同じ)と既設境界ブロック2(ブロックの一例であり、分離帯ブロック、街渠ブロック等)とで構成された既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aに於いて、防草手段を付設した(設けた)新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1を構築する好ましい例を説明する。尚、切り込みの順番は一例であり、この実施例に限定されない(他の例も同じ)。この既設舗装1と既設境界ブロック2の間に経年的に形成される目地3を軸として既設舗装1より既設境界ブロック2に向かってX型に斜めに第一の切り込み4(切り込みの深さは、舗装の厚さ及び/又は既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの地中内の厚さに対応する。以下同じ)を入れることで第一の面が形成される。その後、既設境界ブロック2の表面から垂直方向に向かって第二の切り込み5を入れることで第二の面が形成される。この第二の切り込み5は、第一の切り込み4に達した段階で停止し(接触した段階で停止し)、効率的かつ騒音発生回避、又は健康・環境の保護等に役立てることが望ましい。以上の作業が終了した段階で、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aには、前記第一・第二の面により側面視して略直角三角形の切断面10(切り込み箇所)が形成される。従って、この切断面10より撤去及び/又ははつり作業(離脱、破壊作業等)で凹部11を形成する。この凹部11の製作は防草効果と、道路環境、自然環境又は雑草の種類等を考慮して区々であるが、前述の図6−1〜図8−2に示した長さの関係等の相関関係が望ましいので、各図に表示された長さを基に判断する。勿論、長さ及び/又は角度が小さい方が作業性、経済性、また迅速化等に面において有利である。またこの長さ及び/又は角度は、防草効果を最優先にして決定することが望ましい。そして、前記凹部11には充填材が充填(打設)され、また必要により転圧を掛けることで、新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1と、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aとの一体化を図る(防草手段を付設した舗装道路が完了する)。その後、養生する。尚、この新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1が経年変化及び/又は振動、物性等の物理的な条件で縮んだ状態において、第一の切り込み4と既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの間に隙間(図示せず)が発生しても、この隙間が雑草の屈光性と屈地性に逆らう誘導路として機能する。また前述の如く、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの一部の打ち替え、また既設境界ブロック2の取り替え等をなくして十分な防草効果が図れる特徴と、前述した従来の弊害を解消できる特徴とを有する。
尚、図1−5に示した矢印イが、芽の屈光性に逆らう誘導路として機能し、雑草の成長を抑制できる。また矢印ロは転圧(この転圧はかかるほうが良い。以下同じ)と、車輌、人等の外的圧力(この外的圧力はかかるほうが良い。以下同じ)による芽及び/又は雑草の成長を抑制できる(他の例も同じ)。また場合により、この第一の実施例に於いて、傾斜面等に後述する図4−3、図4−4と図5−4、図5−5に示した防草シート、防草板等の防草部材B、他の構造の防草手段(図示せず)を設けることは、極めて有効である。
∵ 図2−1〜図2−7に示した第二の実施例において、図示しないカッタを利用し、既設舗装1と既設境界ブロック2とで構成された既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aに於いて、防草手段を付設した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1を構築する好ましい例を説明する。この既設舗装1と既設境界ブロック2の間に経年的に形成される目地3を軸として既設舗装1より既設境界ブロック2に向かってX型に斜めに第一の切り込み4を入れることで第一の面が形成される。その後、既設境界ブロック2の表面から垂直方向に向かって第二の切り込み5を入れることで第二の面が形成される。以上の作業が終了した段階で、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aには、前記第一・第二の面により側面視して略直角三角形の切断面10が形成される。従って、この切断面10より撤去及び/又ははつり作業(離脱、破壊作業等)で略直角三角形の凹部11を形成する。尚、前記第二の切り込み5は、第一の切り込み4に達した段階で停止し、効率的かつ騒音発生回避、又は健康・環境の保護等に役立てることが望ましい。その後、既設舗装1の表面で、かつ前記第一の切り込み4の始点(始端)位置から垂直方向に第三の切り込み6を入れることで第三の面が形成される。以上の作業が終了した段階で、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aには、側面視して略長靴形の切断面10−1が形成される。この切断面10−1より撤去及び/又は少なくとも一回のはつりで形成される底面(はつりで形成された面であり、凹部底面11−1aであるが限定されない)により側面視して略長靴形の凹部11−1が形成される。この凹部11−1の製作は防草効果と、道路環境、自然環境又は雑草の種類等を考慮して区々であるが、前述の図6−1〜図8−2に示した長さの関係等の相関関係が望ましいので、各図に表示された長さを基に判断する。勿論、長さ及び/又は角度が小さい方が作業性、経済性、また迅速化等に面において有利である。またこの長さ及び/又は角度は、防草効果を最優先にして決定することが望ましい。そして、前記凹部11−1には充填材が充填され、また必要により転圧を掛けることで、新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1と、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aとの一体化を図る(防草手段を付設した舗装道路が完了する)。その後、養生する。尚、この新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1が経年変化及び/又は振動、物性等の物理的な条件で縮んだ状態において、第一の切り込み4及び/又は凹部底面11−1aと既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの間に隙間が発生しても、この隙間が芽と根の屈光性と屈地性に逆らう誘導路として機能し、雑草の成長を抑制できる。即ち、矢印イは前述の例に準じ、矢印ハは、水平方向及び/又は転圧等により芽及び/又は雑草の成長を抑制できる(他の例も同じ)。そして、前述の如く、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの一部の打ち替え、また既設境界ブロック2の取り替え等の手間及び/又は作業等をなくして十分な防草効果が図れる特徴と、前述した従来の弊害を解消できる特徴を有する。尚、この第二の実施例に於いて、場合により、凹部11、11−1また凹部底面11−1aに設けた傾斜面等に後述する図4−3、図4−4と図5−4、図5−5に示した防草シート、防草板等の防草部材B、他の構造の防草手段(図示せず)を設けることは、極めて有効である。
∵ 図3−1〜図3−7に示した第三の実施例において、図示しないカッタを利用し、既設舗装1と既設境界ブロック2とで構成された既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aに於いて、防草手段を付設した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1を構築する好ましい例を説明する。この既設舗装1と既設境界ブロック2の間に経年的に形成される目地3を軸として既設舗装1から既設境界ブロック2に向かってX型に斜めに第一の切り込み4を入れることで第一の面が形成される。その後、既設境界ブロック2に第一の切り込み4を垂直方向に第二の切り込み5を入れることで第二の面が形成される。この第二の切り込み5は、第一の切り込み4に達した段階で停止し、効率的かつ騒音発生回避、又は健康・環境の保護等に役立てることが望ましい。その後、既設舗装1に目地3を軸として垂直方向に第三の切り込み6を入れることで第三の面が形成される。最後に既設境界ブロック2から既設舗装1の第三の切り込み6に向かってX型に斜めに第四の切り込み7を入れることで第四の面が形成される。以上の作業が終了した段階で、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aには、前記第一〜第四の面により側面視して略逆M形の切断面10−2が形成される。従って、この切断面10−2よりはつり(離脱、破壊等を含む)作業で凹部11−2を形成する。この凹部11−2の製作は防草効果と、道路環境、自然環境又は雑草の種類等を考慮して区々であるが、前述の図6−1〜図8−2に示した寸法関係が望ましいので、各図に表示された数値を基に判断する。勿論、数値及び/又は角度が小さい方が作業性、経済性、また迅速化等に面において有利である。またこの数値及び/又は角度は、防草効果を最優先にして決定することが望ましい。そして、前記凹部11−2には充填材が充填され、また必要により転圧を掛けることで、新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1と、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aとの一体化を図る(防草手段を付設した舗装道路が完了する)。その後、養生する。尚、この新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1が経年変化及び/又は振動、物性等の物理的な条件で縮んだ状態において、第一・第四の切り込み4及び/又は7と既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの間に隙間が発生しても、この隙間が雑草の屈光性と屈地性に逆らう誘導路として機能する。また前述の如く、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの一部の打ち替え、また既設境界ブロック2の取り替え等をなくして十分な防草効果が図れる特徴と、前述した従来の弊害を解消できる特徴とを有する。尚、この第三の実施例に於いて、凹部11、11−2に設けた傾斜面等に後述する図4−3、図4−4と図5−4、図5−5に示した防草シート、防草板等の防草部材B、他の構造の防草手段(図示せず)を設けることは、極めて有効である。
∵ 図4−1〜図4−4は第四の実施例において、図示の如く、図示しないカッタを利用し、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aに於いて、防草手段を付設した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1を構築する好ましい例を説明する。この既設舗装1と既設境界ブロック2とでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aであって、既設舗装1と既設境界ブロック2の間に経年的に形成される目地3を軸としてこの既設舗装1からこの既設境界ブロック2に向かってX型に斜めに第一の切り込み4を入れた後、既設境界ブロック2に斜めに第二の切り込み5を入れ、前記第一の切り込み4とこの第二の切り込み5を略クロス形状に形成し、この略クロス状とした切り込み箇所を形成する。その後、この略クロス状とした切り込み箇所を撤去し、略三角形の凹部11を形成し、この略三角形の凹部11の下端クロス箇所45に逆V切り込み箇所45aを形成し、この逆V切り込み箇所45aに逆V形状の防草部材Bを差し入れる。尚、図4−3に示した想像線の箇所を撤去し、防草部材Bを差し入れる易くすることも可能である。また図示しないが、この略クロス状の下端部を太い切り込みにすることも可能である。そして、この凹部11に充填材を充填した後に、必要により転圧をして新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1を構築し、本発明が意図する防草手段を付設した舗装道路が完了する。またその他は前述の例に準ずる。
∵ 図5−1〜図5−5は第五の実施例において、図示の如く、図示しないカッタを利用し、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aに於いて、防草手段を付設した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1を構築する好ましい例を説明する。この既設舗装1と既設境界ブロック2の間に経年的に形成される目地3を軸として既設舗装1からベース8を経由して既設境界ブロック2に向かってX型に斜めに第一の切り込み4をベース8に至るように入れ、また第二の切り込み5を既設境界ブロック2の表面から目地を軸として逆X型の斜めに切り込みをベース8に至るように入れる。そして、この第一・第二の切り下ろした略三角形の切断面10−4から撤去し、この撤去作業で略三角形の凹部11(略三角形の凹部)が形成される。この凹部11はベース8に達していることから、このベース8の土砂、ぐり石、又は既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A等を撤去及び/又ははつり等の作業で排除し、この掘削ベース箇所45b及び/又は既設境界ブロック2に防草部材Bを付設し、この凹部11と掘削ベース箇所45bに充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了する。この例では、ベース8に存在する雑草の根及び/又は種子を排除できるので、その防草効果は前述の例に比し優れる。またその他は前述の例に準ずる。
∵ 図9−1〜図9−6に示した第六の実施例は、凹部11、11−1、11−2に充填する充填材を余剰にし、この充填材を凹部11、11−1、11−2より突出した構成の新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1を構築することで、略水平状の矢印ニが、芽の屈光性に逆らう誘導路として機能し、雑草の成長を更に抑制できる。尚、この膨出した充填材の端部の形状は、略角形状及び/又はスロープ形状の何れでも可能であり、限定されない、またこの矢印ニの長さが確保されることで、一層の防草効果が図れる。尚、この充填材の突出した構成(形状)は、略角形状と、スロープ形状をそれぞれ一例として示したが限定されない。
∵ 尚、図示しないが、既設舗装1及び/又は既設境界ブロック2に第一・第二の切り込み4、5を設ける場合において、既設舗装1から第一・第二の切り込み4、5を設け、その終端(接触)を、既設境界ブロック2に至る構成で略三角形の切断面を形成する例、又は既設境界ブロック2から第一・第二の切り込み4、5を設け、その終端(接触)を、既設舗装1に至る構成で略三角形の切断面を形成する例等の各例が有り得る。
∵ 前述した第一の切り込み4、第二の切り込み5の切り込み方向に前述の例に限定されず、例えば、第一の切り込み4を垂直方向、第二の切り込み5をX型に斜め方向の例もあり得る。また前述の如く、第一の切り込み4・第二の切り込み5〜第四の切り込み7の順番も限定されない。
∵ 図10−1〜図10−6に示した第七の実施例において、図示しないカッタを利用し、既設舗装1と既設境界ブロック2とで構成された既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aに於いて、防草手段を付設した(設けた)新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1を構築する好ましい例を説明する。既設舗装1からこの既設舗装1と既設境界ブロック2の間に経年的に形成される目地3に向かってベース8を経由して目地を軸にしてV型(X型を含む)に既設境界ブロック2に至る第一の切り込み4(切り込みの深さは、舗装の厚さ及び/又は既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの地中内の厚さに対応する。以下同じ)を入れることで第一の面が形成される。その後、既設境界ブロック2の表面から先の斜めの切り込みの下部先端付近(終端)に向かって斜めに第二の切り込み5を入れることで第二の面が形成される。この第二の切り込み5は、第一の切り込み4に達した段階で停止(接触した段階で停止)する作業であれば、例えば、図5−1〜図5−5に比して、効率的かつ騒音発生回避、又は健康・環境の保護等に役立つため、望ましい。以上の作業が終了した段階で、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A、ベース8には、前記第一・第二の面により側面視して略三角形の切断面10(切り込み箇所)が形成される。従って、この切断面10より撤去及び/又ははつり作業(離脱、破壊作業等)で凹部11を形成する。そしてその後、ベース8の土砂、ぐり石を排除して掘削ベース箇所45bを形成する。この凹部11の製作は防草効果と、道路環境、自然環境又は雑草の種類等を考慮して区々であるが、前述の図6−1〜図8−2に示した長さの関係等の相関関係が望ましいので、各図に表示された長さを基に判断する。勿論、長さ及び/又は角度が小さい方が作業性、経済性、また迅速化等に面において有利である。またこの長さ及び/又は角度は、防草効果を最優先にして決定することが望ましい。そして、前記凹部11及び/又は掘削ベース箇所45bには充填材が充填(打設)され、また必要により転圧を掛けることで、新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1と、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aと、ベース8との一体化を図る(防草手段を付設した舗装道路が完了する)。その後、養生する。尚、この新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1が経年変化及び/又は振動、物性等の物理的な条件で縮んだ状態において、第一の切り込み4と既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの間に隙間(図示せず)が発生しても、この隙間が雑草の屈光性と屈地性に逆らう誘導路として機能する。また前述の如く、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの一部の打ち替え、また既設境界ブロック2の取り替え等をなくして十分な防草効果が図れる特徴と、前述した従来の弊害を解消できる特徴とを有する。
またベース8の概念としては、既設舗装1、既設境界ブロック2を含む場合もある。
∵ 図11−1〜図11−6に示した第七の実施例は中央分離帯の防草工法であって、図示しないカッタを利用し、コンクリート等の既設舗装1と既設境界ブロック2とで構成された既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aに於いて、防草手段を付設した(設けた)新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1を構築する好ましい例を説明する。この既設舗装1と既設境界ブロック2の間に経年的に形成される目地3に向かってベース8を経由して既設境界ブロック2に至る第一の切り込み4(切り込みの深さは、舗装の厚さ及び/又は既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの地中内の厚さに対応する。以下同じ)を入れることで第一の面が形成される。その後、既設境界ブロック2の表面から先の斜めの切り込みの下部先端付近(終端)に向かって斜めに第二の切り込み5を入れることで第二の面が形成される。この第二の切り込み5は、第一の切り込み4に達した段階で停止(接触した段階で停止し)する作業であれば図5−1〜図5−5に比して、効率的かつ騒音発生回避、又は健康・環境の保護等に役立ち、望ましい。以上の作業が終了した段階で、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A、ベース8には、前記第一・第二の面により側面視して略三角形の切断面10(切り込み箇所)が形成される。従って、この切断面10より撤去及び/又ははつり作業(離脱、破壊作業等)で凹部11を形成する。そしてその後、ベース8の土砂、ぐり石を排除して掘削ベース箇所45bを形成する。この凹部11の製作は防草効果と、道路環境、自然環境又は雑草の種類等を考慮して区々であるが、前述の図6−1〜図8−2に示した長さの関係等の相関関係が望ましいので、各図に表示された長さを基に判断する。勿論、長さ及び/又は角度が小さい方が作業性、経済性、また迅速化等の面において有利である。またこの長さ及び/又は角度は、防草効果を最優先にして決定することが望ましい。そして、前記凹部11及び/又は掘削ベース箇所45bには充填材が充填(打設)され、また必要により転圧を掛けることで、新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1と、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aと、ベース8との一体化を図る(防草手段を付設した舗装道路が完了する)。その後、養生する。尚、この新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物A−1が経年変化及び/又は振動、物性等の物理的な条件で縮んだ状態において、第一の切り込み4と既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの間に隙間(図示せず)が発生しても、この隙間が雑草の屈光性と屈地性に逆らう誘導路として機能する。また前述の如く、既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物Aの一部の打ち替え、また既設境界ブロック2の取り替え等をなくして十分な防草効果が図れる特徴と、前述した従来の弊害を解消できる特徴とを有する。
またベース8の概念としては、既設舗装1、既設境界ブロック2、を含む場合もある。
図1−1は第一の実施例であり既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示す断面図 図1−2は第一の実施例であり目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた状態を示す断面図 図1−3は第一の実施例であり既設境界ブロックに第一の切り込みに向かって垂直方向に第二の切り込みを入れた状態を示す断面図 図1−4は第一の実施例であり第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物)をはつり、このはつり作業で凹部を形成した状態を示す断面図 図1−5は第一の実施例であり凹部に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図 図2−1は第二の実施例であり既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示す断面図 図2−2は第二の実施例であり目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた状態を示す断面図 図2−3はは第二の実施例であり既設境界ブロックの表面から垂直方向に向かって第二の切り込みを入れ、前記第一の切り込みに接触した状態を示す断面図 図2−4は第二の実施例であり第一・第二の切り込みを入れた箇所を撤去、この撤去作業で略直角三角形の凹部を形成した状態を示す断面図 図2−5は第二の実施例であり既設舗装の表面から垂直方向に向かって第三の切り込みを入れ、前記既設舗装の底まで切り下ろした状態を示す断面図 図2−6は第二の実施例であり前記図2−5の状態後において略三角形に残った既設舗装残部を撤去及び/又ははつり作業で除き、略倒長靴形の凹部が形成された状態を示す断面図 図2−7は第二の実施例であり凹部に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図 図3−1は第三の実施例であり既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示す断面図 図3−2は第三の実施例であり目地を軸として既設舗装から既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた状態を示す断面図 図3−3は第三の実施例であり既設境界ブロックに第一の切り込みに向かって垂直方向に第二の切り込みを入れた状態を示す断面図 図3−4は第三の実施例であり既設舗装において目地を軸として垂直方向に第三の切り込みを入れた状態を示す断面図 図3−5は第三の実施例であり既設境界ブロックから既設舗装の第三の切り込みに向かってX型に斜めに第四の切り込みを入れた状態を示す断面図 図3−6は第三の実施例であり第一〜第四の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物)をはつり、このはつり作業で凹部を形成した状態を示す断面図 図3−7は第三の実施例であり凹部に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図 図4−1は第四の実施例であり目地を軸としてこの既設舗装からこの既設境界ブロックに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた後、既設境界ブロックに斜めに第二の切り込みを入れ、前記第一の切り込みとこの第二の切り込みを略クロス形状に形成した状態を示す断面図 図4−2は第四の実施例であり略クロス状に切り込み、その下端クロス箇所に逆V切り込み箇所を形成し、この略クロス状とした切り込み箇所を撤去し、略三角形の凹部を形成した状態を示す断面図 図4−3は第四の実施例であり逆V切り込み箇所に逆V形状の防草部材を差し入れた状態を示す断面図 図4−4は第四の実施例であり凹部に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図 図5−1は第五の実施例であり目地を軸としてこの既設舗装からこの既設境界ブロックを経由してベースに向かってX型に斜めに第一の切り込みを入れた後、既設境界ブロックからベースに向かって斜めに第二の切り込みを入れ、このベースに至った第一の切り込みとこの第二の切り込みを略クロス形状に形成し、この略クロス状とした切り込み箇所を形成した状態を説明する断面図 図5−2は第五の実施例であり略クロス状とした切り込み箇所を撤去し、略三角形の凹部を形成した状態を示す断面図 図5−3は第五の実施例であり前記略三角形の凹部の下部にあるベースを撤去し、逆V形状の防草部材を差し入れる掘削ベース箇所を形成した状態を示す断面図 図5−4は第五の実施例であり掘削ベース箇所に逆V形状の防草部材を差し入れた状態を示す断面図 図5−5は第五の実施例であり凹部及び/又は掘削ベース箇所に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図 図6−1は第一の実施例であり目地を軸として切り込む角度が45°の第一の例を示したものであり、第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した図 図6−2は第一の実施例であり目地を軸として切り込む角度が45°の第二の例を示したものであり、第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した図 図6−3は第一の実施例であり目地を軸として切り込む角度が45°の第三の例を示したものであり、第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した図 図6−4は第一の実施例であり目地を軸として切り込む角度が45°の第四の例を示したものであり、第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した図 図7−1は第一の実施例であり目地を軸として切り込む角度が55°の第一の例を示したものであり、第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した図 図7−2は第一の実施例であり目地を軸として切り込む角度が55°の第二の例を示したものであり、第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した図 図8−1は第一の実施例であり目地を軸として切り込む角度が30°の第一の例を示したものであり、第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した図 図8−2は第一の実施例であり目地を軸として切り込む角度が30°の第二の例を示したものであり、第一の切り込みと第二の切り込みによる長さの関係を示した図 図9−1は第六の実施例であり図1−5に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状が略角形状である一例を示した断面図 図9−1−1は第六の実施例であり図1−5に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物に示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状がスロープ形状である一例を示した断面図 図9−2は第六の実施例であり図2−7に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状が略スロープ形状である一例を示した断面図 図9−3は第六の実施例であり図3−7に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状が略スロープ形状である一例を示した断面図 図9−4は第六の実施例であり図4−4に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状が略スロープ形状である一例を示した断面図 図9−5は第六の実施例であり図5−5に示した新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示した他の例であって、この充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状が略スロープ形状である一例を示した断面図 図9−6は第六の実施例の他の例であり、目地を軸として斜めに第一の切り込みと第二の切り込みを入れ、充填材を膨出した構成例であり、この膨出した形状がスロープ形状である一例を示した断面図 図10−1は第七の実施例であり既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示す断面図 図10−2は第七の実施例であり目地を軸として既設舗装からベースを経由して既設境界ブロックに向かってV型に斜めに第一の切り込みを入れた状態を示す断面図 図10−3は第七の実施例であり既設境界ブロックに第一の切り込みに向かって斜め方向にV型の第二の切り込みを入れた状態を示す断面図 図10−4は第七の実施例であり第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物及び/又はベース)をはつり、このはつり作業で凹部を形成した状態を示す断面図 図10−5は第七の実施例であり略三角形の凹部の下部にあるベースを撤去し、掘削ベース箇所を形成した状態を示す断面図 図10−6は第七の実施例であり凹部及び/又は掘削ベース箇所に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図 図11−1は第八の実施例であり既設舗装と既設境界ブロックとでなる既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を示す断面図 図11−2は第八の実施例であり目地を軸として既設舗装からベースを経由して既設境界ブロックに向かってV型に斜めに第一の切り込みを入れた状態を示す断面図 図11−3は第八の実施例であり既設境界ブロックに第一の切り込みに向かって斜め方向にV型の第二の切り込みを入れた状態を示す断面図 図11−4は第八の実施例であり第一・第二の切り込みを入れた箇所(既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物及び/又はベース)をはつり、このはつり作業で凹部を形成した状態を示す断面図 図11−5は第八の実施例であり略三角形の凹部の下部にあるベースを撤去し、掘削ベース箇所を形成した状態を示す断面図 図11−6は第八の実施例であり凹部及び/又は掘削ベース箇所に充填材を充填した後に転圧して新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物を構築することで防草手段を付設した舗装道路が完了した状態を示す断面図
1 既設舗装
2 既設境界ブロック
3 目地
4 第一の切り込み
5 第二の切り込み
6 第三の切り込み
7 第四の切り込み
8 ベース
10 切断面
10−1 切断面
10−2 切断面
10−3 切断面
10−4 切断面
11 凹部
11−1 凹部
11−1a 凹部底面
11−2 凹部
45 クロス箇所
45a 逆V切り込み箇所
45b 掘削ベース箇所
A 既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物
A−1 新設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物
B 防草部材

Claims (4)

  1. 既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法であって、
    この既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた一方の表面から、この目地に接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、防草効果が図れる傾斜面を有する第一の面を形成する第一の面成形工程と、
    この第一の面成形工程に続いて、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた他方の表面から、前記第一の面に接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、前記傾斜面に連なる傾斜面、又は垂直面の第二の面を形成する第二の面成形工程と、
    前記第一、及び第二の面成形工程で、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物に、前記新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填できる前記少なくとも第一の面に傾斜面を有する凹部を成形する凹部成形工程と、
    この凹部に、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填し、この新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物と、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物との間に、雑草の屈光性と屈地性に逆らうことのできる誘導路を作成する既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法。
  2. 請求項1に記載の既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法において、
    前記コンクリートカッタで、既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物を切断する際に、前記第一、及び第二の面成形工程を、それぞれ1回の切断で形成し、断面視して略三角形の凹部を構築する既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法。
  3. 請求項1に記載の既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法において、
    前記第一の面が、下向き角度を25°〜80°とし、好ましくは30°〜55°とする構成とした既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法。
  4. 既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法であって、
    この既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた一方の表面から、ぐり石又は路面のベースに接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、防草効果が図れる傾斜面を有する第一の面を形成する第一の面成形工程と、
    この第一の面成形工程に続いて、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の目地から離れた他方の表面から、前記第一の面に接近する方向に、コンクリートカッタで切り込みを入れ、前記傾斜面に連なる傾斜面、又は垂直面の第二の面を形成する第二の面成形工程と、
    この第一・第二の切り込みを入れた前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、及び前記ぐり石又は路面のベースを掘削し、この掘削した既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、及びぐり石又は路面のベースを撤去する工程と、
    前記第一、及び第二の面成形工程で、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、若しくは、ぐり石又は路面のベースに、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填できる前記少なくとも第一の面に傾斜面を有する凹部を成形する凹部成形工程と、
    この凹部に、新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物を充填し、この新設コンクリート、又は新設アスファルト構造物・構築物と、前記既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物、若しくは、ぐり石又は路面のベースとの間に、雑草の屈光性と屈地性に逆らうことのできる誘導路を作成する既設コンクリート、又は既設アスファルト構造物・構築物の防草方法。
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