JP6727479B1 - 防草構造を有する側溝部材、側溝板、基礎ブロック、境界構造、ならびに、コンクリートブロックセット - Google Patents

防草構造を有する側溝部材、側溝板、基礎ブロック、境界構造、ならびに、コンクリートブロックセット Download PDF

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Abstract

【課題】一般的に流通している既存の各種の境界ブロックを使用して、防草効果を発揮させることができる側溝部材、側溝板、基礎ブロック、境界構造、コンクリートブロックセットを提供する。【解決手段】舗装した車道101又は歩道102の境界において縁石を構成する矩形状若しくは台形状の断面形状を有した境界ブロック100を配置するための側溝部材1であって、側溝部材1は境界ブロックを載置する載置凹部10を長手方向に沿って有し、載置凹部10の幅を境界ブロック100の底幅よりも広く形成するとともに、載置凹部10の側壁面と境界ブロック100の底部付近の側面との間に、路面を構成する舗装材を充填可能な空間18を設けたことを特徴とする側溝部材1。【選択図】図4

Description

本発明は、防草機能を備えた境界ブロック設置用の側溝部材、側溝板、基礎ブロック、および、防草機能を有した舗装路の境界構造、ならびに、コンクリートブロックセットに関するものである。
舗装した車道と歩道等の舗装路を設ける際、その舗装路の境界には縁石を構成する境界ブロックが設けられる。境界ブロックの設置方法は様々であるが、函渠型側溝や板状の側溝(側溝板)を形成する境界ブロック設置用基礎部材等のコンクリート製の構造物上に固定する方法が主流である。
防草を意図した境界ブロックとして特許文献1記載の境界ブロックがある。この境界ブロックは、歩道側の上端側部の角に切り込みを設け、この切り込みを覆うように歩道のアスファルト舗装を重ね合わせて接合することで、この接合部から侵入した雑草の成長を抑止するというものである。これは根が、重力の方向に逆らって伸びない性質を利用したものであり、切り込みを超えて根が伸びないように構成したものである。その他、防草用の段差部を設けた特許文献2記載の境界ブロックがある。
また、図14、図15、図16、図17に示すような従来型の側溝部材を用いた防草機能を有する境界構造が提案されている。図14は、従来型の側溝部材600に装着した境界ブロック601による防草構造を示している。この境界ブロック601は、歩道を構成する舗装材によって覆われる楔状の切り欠きを伴う鋭角突起602を有したものである。このような鋭角突起602を有する境界ブロック601は特殊な形状のため流通量が少なく価格が高価になりやすい。また、鋭角突起602の先端は尖っているので破損しやすいという欠点を有している。
図15に示した境界ブロック603は、歩道を構成する舗装材によって覆われる楔状の切り欠きを伴う鋭角突起604を有している。境界ブロック603も同様に、鋭角突起604を有しており特殊な形状のため流通量が少なく価格が高価になりやすい。また、鋭角突起604は破損しやすいという欠点を有している。さらに、近年都市部において採用が進んでいるセミフラット型を例に取ると、歩道の高さは、車道面に対して50mm高く設定することを標準とするが、横断歩道部は高低差20mmまで低く擦り付けるように設定しなければならない。この場合、図15のように、境界ブロック自体が薄い構造になるため、鋭角突起604の接続部分が割れないように厚みを持たせると、防草トラップとなるべき切り欠き形状の条件を満足することができず、防草トラップを形成することができない。
図16に示した境界ブロック605は、歩道を構成する舗装材によって覆われる楔状の切り欠きを伴う鋭角突起606を有している。境界ブロック605も同様に、鋭角突起606を有しており特殊な形状のため流通量が少なく価格が高価になりやすい。また、境界ブロック605は全高が低いため、鋭角突起606を設けた部位が薄肉になりやすく、きわめて破損しやすいという欠点を有している。なお、図15、図16の提案については、これらの欠点により、実際の製品としての製造や使用は現状できていない。
図17に示した境界ブロック607は、歩道を構成する舗装材によって覆われる楔状の切り欠きを伴う鋭角突起608を有している。境界ブロック605も同様に、鋭角突起608を有しており特殊な形状のため流通量が少なく価格が高価になりやすい。また、鋭角突起606自体が破損しやすいという欠点を有している。
特許第4707762号公報 実用新案登録第3182345号公報
上記特許文献1、特許文献2および図14〜図17に示した従来例のように、上方に向かって根が伸びないという植物の性質を利用した防草用の境界ブロックがある。アスファルト等の舗装材によって覆われる境界ブロックの外形部分に凹部を形成することで防草効果を発揮させることはできるが、このような凹部を形成するには外形上に突出した部分や角部が形成されることになる。
このよう外観形状は、防草面では効果があるものの、運搬や施工時に破損が生じやすく、汎用性に欠けるため既存の境界ブロックに比べて高価なものとなり一般的に流通しにくいものとなる。
本発明は当該事情に鑑み発明されたものであって、一般的に流通している既存の各種の境界ブロックを使用して、防草効果を発揮させることができる境界構造および各種の手段を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、
舗装した車道又は歩道の境界において縁石を構成する矩形状若しくは台形状の断面形状を有した境界ブロックを配置するための側溝部材であって、
当該側溝部材は、前記境界ブロックを載置する載置凹部を長手方向に沿って有し、
前記載置凹部の幅を前記境界ブロックの底幅よりも広く形成するとともに、当該載置凹部の側壁面と前記境界ブロックの底部付近の側面との間に、路面を構成する舗装材を充填可能な空間を設けたことを特徴とする側溝部材。
舗装した車道又は歩道の境界において縁石を構成する矩形状若しくは台形状の断面形状を有した境界ブロックを配置するための側溝板であって、
当該側溝板は、前記境界ブロックを載置する載置凹部を長手方向に沿って有し、
前記載置凹部の幅を前記境界ブロックの底幅よりも広く形成するとともに、当該載置凹部の側壁面と前記境界ブロックの側面との間に、路面を構成する舗装材を充填可能な空間を設けたことを特徴とする側溝板。
舗装した車道又は歩道の境界において縁石を構成する矩形状若しくは台形状の断面形状を有した境界ブロックを配置するための基礎ブロックであって、
当該基礎ブロックは、前記境界ブロックを載置する載置凹部を長手方向に沿って有し、
前記載置凹部の幅を前記境界ブロックの底幅よりも広く形成するとともに、当該載置凹部の側壁面と前記境界ブロックの底部付近の側面との間に、路面を構成する舗装材を充填可能な空間を設けたことを特徴とする基礎ブロック。
舗装した車道又は歩道の境界において縁石を構成する矩形状若しくは台形状の断面形状を有した境界ブロックと、
前記当該境界ブロックを載置する載置凹部を長手方向に沿って有した地中に埋設する側溝部材、側溝板若しくは基礎ブロックを有し、
前記載置凹部の幅を前記境界ブロックの幅よりも広く形成するとともに、当該載置凹部の側壁面と前記境界ブロックの底部付近の側面との間の空間に、路面を構成する舗装材を充填したことを特徴とする防草機能を有した舗装路の境界構造。
縁石を構成する矩形状若しくは台形状の断面形状を有した境界ブロックと、
前記境界ブロックを載置する載置凹部を長手方向に沿って有する側溝部材との2種類の別体であるコンクリートブロックからなり、
前記載置凹部の幅が前記境界ブロックの底幅よりも広く形成され、
当該載置凹部の側壁面および当該載置凹部の側壁面に近接する前記載置凹部の底部の一部と、
前記境界ブロックの底部付近の側面との組合せにより防草のための切り欠き形状を形成するコンクリートブロックセット。
なお、前記コンクリートブロックセットを構成する側溝部材は、上壁の上面部分に台形状の隆起部を有し、
前記側溝部材の舗装道路側の上部角部に前記隆起部の舗装道路側の側面の下端から連続する楔状の断面形状を有する切り欠き状の凹部を有することを特徴とする、コンクリートブロックセットとしても実施することが可能であると考えられる。
側溝部材下端から連続する楔状の断面形状を有し舗装道路側に形成される切り欠きは、縁石に形成される楔状の断面形状を有する切り欠きに比すれば、角度やサイズの調整などの工夫により、破損のしやすさや施工の困難などの不都合を克服できる余地がある。この場合には、本件発明と組み合わせて用いる価値が出て来る可能性があるためである。
本発明は、外観上凹凸の少ない汎用性が高い境界ブロックを使用するにも関わらず、防草効果の高い舗装路の境界構造を提供することができるという効果を有している。
本発明に使用する一般的な境界ブロックの説明図である。 本発明にかかる内部に排水管路を有した側溝部材の断面図である。 本発明にかかる境界構造の外観斜視図である。 本発明にかかる境界構造の一例を表した断面図である。 図4に示したA部の拡大図である。 他の形状の側溝部材を用いた境界構造の説明図である。 さらに他の形状の側溝部材を用いた境界構造の説明図である。 JIS規格A型の境界ブロックを用いた境界構造の説明図である。 JIS規格B型の境界ブロックを用いた境界構造の説明図である。 JIS規格C型の境界ブロックを用いた境界構造の説明図である。 板状の側溝板と境界ブロックによる境界構造の説明図である。 埋設型の基礎ブロックと境界ブロックによる境界構造の説明図である。 高さの低い境界ブロックを用いた境界構造の説明図である。 従来型の側溝部材を用いた防草機能を有する境界構造の説明図である。 従来型の側溝部材を用いた防草機能を有する境界構造の説明図である。 従来型の側溝部材を用いた防草機能を有する境界構造の説明図である。 従来型の側溝部材を用いた防草機能を有する境界構造の説明図である。
以下、発明を実施するための形態を、図を用いて説明する。図1は、一般的に流通している境界ブロックの一例を断面図として示した説明図である。このような境界ブロックには、片側に勾配のある、JIS規格A型100a、JIS規格B型100b、JIS規格C型100cや、両側に勾配を設けた100d等の定型の規格によって定められたものがある。これらの定型規格の境界ブロックは、表面に凹凸の無い単純な台形形状の断面に形成されており、この定型規格の境界ブロックの場合横幅が170〜240cm、高さが200〜300cmである。本願発明は、このような単純な台形断面(矩形断面を含む)を有する定型規格の境界ブロックを用いるにも関わらず、防草機能のある舗装道路の境界構造を提供するものである。
図2は、内部に略矩形の排水管路3を有した側溝部材1の断面図を表している。側溝部材1の外観形状は略矩形に形成されるものである。側溝部材1は、排水管路3上方の上壁4の上面部分に設けた台形状の隆起部5を有している。隆起部5の上面の幅は、側溝部材1の横幅寸法の1/2〜1/4の幅に形成されており、側溝部材1の中央よりも一方側(舗装道路側)に偏った位置に設けられている。また、隆起部5の上面は、施工された際に舗装面の高さと一致し、地表面に露出する形で配置される部分となっている。図には示していないが隆起部5には内外を貫通させる孔を設けており、雨水等を排水管路3内に取り込んで排水するようになっている。
隆起部5の舗装道路側の側面6は傾斜面になっており、側面6の下端には楔状の断面形状を有する切り欠き状の凹部7が形成されている。また、凹部7は側溝部材1の上部の角部に設けられたものであり、施設した舗装材によって覆われるようになっている。凹部7と凹部7内に充填される形で施工された舗装材によって形成される境界の形状はV字状を成すため、この部分に雑草の種子が入り込んだとしても、最下点に達した後は植物の性質上成長は抑制される。凹部7は、このような防草機能を発揮するトラップを形成するものとなっている。
図3は、側溝部材1の上に境界ブロック100を載置した境界構造の外観斜視図である。
隆起部5の舗装道路側(図の左側)とは反対側である歩道側の側面8は傾斜面になっており、その下端9は境界ブロック100を載置する平面状の載置凹部10に接している。載置凹部10の歩道側は、側溝部材1の側壁11の側壁面12から連続した側壁面13を伴って上方に突出した側壁延長突起14の下端15に接している。この側壁延長突起14の下端15から側壁延長突起14の頂面16にわたる部分には傾斜した側壁面17が形成されている。側壁面13と側壁面17の間の幅は、頂面16がエッジ状を形成することがないように一定幅の平面を設けている。この側壁面13と側壁面17の間の幅は、載置する境界ブロック100の底幅に応じて用意されるものである。
図2に見られるように、側壁面8と側壁面17は、一例として下方に向かって幅を狭めるように対向した傾斜面を構成している。これは、最適な施工状体として、境界ブロック100の底面の端縁が側壁面8と側壁面17の一方若しくは双方に接することを意図したものであり、境界ブロック100の底面が載置凹部10と水平に設置されることを意図したものである。施工時には、図3、図4のように、境界ブロック100の底面と載置凹部10の間にモルタルが充填され両者は隙間なく接着される。
図3は、側溝部材1に境界ブロック100を載せた状態を表した説明図であり、説明のために境界ブロック100の手前側端面を斜めに切断した状態で表している。
図4は、アスファルト等の舗装材によって舗装された車道101と歩道102の境界部分に側溝部材1を用いて境界ブロック100を設置した状態の断面図を表している。図5は、図4に示したA部の拡大図である。
側溝部材1は、車道101と歩道102の境界部分の地中103に埋設される。隆起部5の表面は車道101の表面と同一若しくはやや低くなるように配置される部分であり、車道101に降った雨水などを内部の排水管路に導くために内外に貫通した孔が設けられている。
図4に示したように、側溝部材1の側壁2に連続する側面を伴って上方に突出した側壁延長突起14は歩道102を構成するアスファルト等の舗装材によって覆われる。この際、境界ブロック100と側壁延長突起14の間に形成される隙間(空間)18に舗装材が充填される。この施工構造は、境界ブロック100と歩道102を構成する舗装材との接触部分に生じる隙間105に雑草の根が侵入した場合に、雑草の成長を阻害する作用を有している。
雑草が隙間105に侵入すると、その根は重力方向に沿って伸びようとする。すなわち、隙間105に侵入した雑草の根は隙間をこじ開けながら側溝部材1に向かって伸びようとする。この際、雑草の根が地中103まで到達すると、スペースと水分と栄養を取得するため雑草の成長は止まらず、雑草の成長に伴って歩道102を崩壊させたり、歩行の障害になったりする。
しかしながら、上記の側溝部材1と境界ブロック100の組み合わせ構造の場合、雑草の根が地中103に到達するのを防止することができる。すなわち、雑草の根が隙間18をこじ開けて下方に伸び最下点である側溝部材1(接触部106)に到達したとしても、植物の性質上側壁延長突起14の側壁面17に沿ってアスファルトとの接触部分をこじ開けてまで遡ることがなく、側壁延長突起14を乗り越えないからである。すなわち、隙間(空間)18に充填された舗装材と側壁延長突起14の側壁面17がトラップとなって根の乗り越えを防止することができるわけである。
側壁延長突起14は、角管状を成した側溝部材1の角部から突出した部位であるため、搬送時や施工時に他のコンクリート部材と衝突しやすい部位である。このため、側壁延長突起14は、他の側溝部材や境界ブロックとの衝突等の衝撃を受けても簡単に破損して消失しないような幅(厚み)を設けてその強度を高めている。
また、載置凹部10の底面と、この底面に接する側壁延長突起14の側壁面17が成す角度θは、60度以下が好ましい。また、なだらかになりすぎると根を上に向けることができなくなるため、実製品では、角度θを20度から45度程度で設計することが多い。
また、全幅が概ね420〜520mmの側溝部材1の場合、側壁延長突起14の高さYは30mm程度である。
図6は、本発明の他の実施例に関する説明図である。側溝部材20は、前述した側溝部材1と同様に、内部に排水管路を設けた矩形の外形に形成されたコンクリート製の管路構成部材である。なお、側溝部材20の説明において、側溝部材1と同一の構成については一部同一の符号を付してその説明を省略する。
側溝部材20の上面には、側溝部材1と同様に上壁4の上面部分に台形状の隆起部5を有している。この例における隆起部5の上面の幅は側溝部材20の横幅寸法の1/4程度に形成されており、中央よりも一方側(舗装道路側)に偏った位置に設けられている。また、隆起部5の上面は、施工された際に舗装面の高さと一致し、地表面に露出する形で配置される部分となっている。
側溝部材20は、隆起部5の歩道側に境界ブロック100を載置する平面状の載置凹部21を設けている。また、載置凹部21の歩道側には、載置凹部21の側壁面17を形成する隆起部22を設けている。隆起部22は、側壁11の側壁面12から連続した側壁面13を伴って上方に隆起させた部位であり、前述した側壁延長突起14に相当する部分である。図に示しているように、境界ブロック100は載置凹部21の中に配置され固定される。
上記側溝部材20と境界ブロック100の組み合わせによる境界構造においても、隆起部22の側壁面17が侵入した雑草の根の乗り越えを防止し、繁殖を抑制すことができるようになっている。
図7は、本発明の他の実施例に関する説明図である。側溝部材30は、前述した側溝部材1と同様に、内部に排水管路を設けた矩形の外形に形成されたコンクリート製の管路構成部材である。なお、側溝部材30の説明において、側溝部材1と同一の構成については一部同一の符号を付してその説明を省略する。
側溝部材30は、隆起部5の歩道側に境界ブロック100を載置する平面状の載置凹部21を設けている。また、載置凹部21の歩道側には、載置凹部21の側壁面17を形成する突起状の隆起部32を設けている。
隆起部32は、側壁11の側壁面12から連続した側壁面13を伴って上方に隆起させた部位であり、前述した側壁延長突起14に相当する部分である。境界ブロック100は載置凹部21の中に配置され固定される。
境界ブロック100との間の空間によって雑草の根の成長を抑止するトラップを形成する点は前述した各例と同一であり、この構造によって雑草の繁殖を防止するようになっている。側溝部材30は、上壁4表面の歩道側の一部に台形状の隆起部32を設けたものである点を除き、前術した側溝部材20と同一の構造および作用を有している。
図8は前述した側溝部材1にJIS規格A型の境界ブロック100a、図9はJIS規格B型の境界ブロック100b、図10はJIS規格C型の境界ブロック100cを装着した場合をそれぞれ表した説明図である。
各境界ブロックは、流通量が多く一般的に使用されているものである。側溝部材1および、前述した各側溝部材20,30は、これら流通量が多く一般的に使用されている境界ブロックを使用するにも関わらず、防草効果を発揮することができるものである。
図11は、板状の側溝板200と境界ブロック100との組み合わせによる防草効果を有する舗装路の境界構造に関する説明図である。
側溝板200の車道側の側面206は傾斜面になっており、側面206の下端には楔状の断面形状を有する切り欠き状の凹部207が形成されている。凹部207と施設された舗装材101の隙間は、V字状を形成するため隙間に雑草の種子が入り込んだ場合に防草機能を発揮するトラップを形成している。
側溝板200の歩道側には、前述した側溝部材1と同様の側壁延長突起14と境界ブロック100を載置する平面状の載置凹部103を有している。この側溝板200は境界ブロック100との組み合わせによって、防草効果を有する車道と歩道の境界構造を提供するものとなっている。
図12は、埋設型の基礎ブロック300と境界ブロック100の組み合わせを表した説明図である。基礎ブロック300は、コンクリート製の板状体であり、長手方向に亘る中央に境界ブロック100を載置するための載置凹部301を設けている。載置凹部301の深さは、20mmから110mmの間であるが、30mm程度が最も多い。溝状に形成された載置凹部301の両脇は、0度〜60度の間で、角度を有した側壁面302が設けられている。
この構造では、境界ブロック100とアスファルト等の舗装材303との隙間に雑草の根が侵入した場合であっても、下方に伸びた根が側壁面302を超えて伸びるのを防止するようになっている。
図13は、前述した排水管路3を内部に有した側溝部材1に、高さの低い境界ブロック400を載置し、境界ブロック400を境界として車道101と歩道102を区分した状態を表したものである。基本的な防草機能は、前述した通りである。
本発明は、車道と車道の間、車道と歩道の間、歩道と歩道の間といった舗装路の境界部において防草機能を有する境界構造に利用可能である。
1 側溝部材
3 排水管路
5 隆起部
10 載置凹部
14 側壁延長突起
15 下端
16 頂面
17 側壁面
18 隙間(空間)
100 境界ブロック

Claims (5)

  1. 舗装した車道又は歩道の境界において縁石を構成する単純な矩形状若しくは片側若しくは両側に勾配を設けた単純な台形状の断面形状を有した境界ブロックを配置するための側溝部材であって、
    当該側溝部材は、施工された際に上面を地表面に露出させる台形状の隆起部と、当該隆起部と並行を成す他の隆起部若しくは突起を有し、当該他の隆起部若しくは突起の高さを前記地表面に露出させる台形状の隆起部の上面よりも低く形成することにより、施工された際に上面が舗装材によって覆われるように構成するとともに、当該他の隆起部若しくは突起が有する傾斜した側面壁と前記台形状の隆起部が有する側面壁との間に前記境界ブロックを載置する載置凹部を長手方向に沿って有し、
    前記載置凹部の幅を前記境界ブロックの最大幅を成す底幅よりも広く形成するとともに、当該載置凹部の側壁面と前記境界ブロックの底部付近の側面との間に、路面を構成する前記舗装材を充填可能な空間を設けたことを特徴とする側溝部材。
  2. 舗装した車道又は歩道の境界において縁石を構成する単純な矩形状若しくは片側若しくは両側に勾配を設けた単純な台形状の断面形状を有した境界ブロックを配置するための側溝板であって、
    当該側溝板は、施工された際に上面を地表面に露出させる台形状の隆起部と、当該隆起部と並行を成す他の隆起部若しくは突起を有し、当該他の隆起部若しくは突起の高さを前記地表面に露出させる台形状の隆起部の上面よりも低く形成することにより、施工された際に上面が舗装材によって覆われるように構成するとともに、当該他の隆起部若しくは突起が有する傾斜した側面壁と前記台形状の隆起部が有する側面壁との間に前記境界ブロックを載置する載置凹部を長手方向に沿って有し、
    前記載置凹部の幅を前記境界ブロックの最大幅を成す底幅よりも広く形成するとともに、当該載置凹部の側壁面と前記境界ブロックの側面との間に、路面を構成する前記舗装材を充填可能な空間を設けたことを特徴とする側溝板。
  3. 舗装した車道又は歩道の境界において縁石を構成する単純な矩形状若しくは片側若しくは両側に勾配を設けた単純な台形状の断面形状を有した境界ブロックを配置するための基礎ブロックであって、
    当該基礎ブロックは、施工された際に上面を地表面に露出させる台形状の隆起部と、当該隆起部と並行を成す他の隆起部若しくは突起を有し、当該他の隆起部若しくは突起の高さを前記地表面に露出させる台形状の隆起部の上面よりも低く形成することにより、施工された際に上面が舗装材によって覆われるように構成するとともに、当該他の隆起部若しくは突起が有する傾斜した側面壁と前記台形状の隆起部が有する側面壁との間に前記境界ブロックを載置する載置凹部を長手方向に沿って有し、
    前記載置凹部の幅を前記境界ブロックの最大幅を成す底幅よりも広く形成するとともに、当該載置凹部の側壁面と前記境界ブロックの底部付近の側面との間に、路面を構成する前記舗装材を充填可能な空間を設けたことを特徴とする基礎ブロック。
  4. 舗装した車道又は歩道の境界において縁石を構成する単純な矩形状若しくは片側若しくは両側に勾配を設けた単純な台形状の断面形状を有した境界ブロックと、
    施工された際に上面を地表面に露出させる台形状の隆起部と、当該隆起部と並行を成す他の隆起部若しくは突起を有し、当該他の隆起部若しくは突起は、傾斜した側壁面を有するとともに、高さを、前記地表面に露出させる台形状の隆起部の上面よりも低く形成することにより、施工された際に上面が舗装材によって覆われるように構成し、かつ、当該他の隆起部若しくは突起が有する前記傾斜した側面壁と前記台形状の隆起部が有する側面壁との間に前記当該境界ブロックを載置する載置凹部を長手方向に沿って有する側溝部材、側溝板若しくは基礎ブロックを有し、
    前記載置凹部の幅を前記境界ブロックの最大幅を成す幅よりも広く形成するとともに、当該載置凹部の一部と、前記他の隆起部若しくは突起が有する傾斜した側壁面と、前記境界ブロックの底部付近の側面と、からなる空間に、路面を構成する前記舗装材を充填したことを特徴とする防草機能を有した舗装路の境界構造。
  5. 縁石を構成する単純な矩形状若しくは片側若しくは両側に勾配を設けた単純な台形状の断面形状を有した境界ブロックと、
    施工された際に上面を地表面に露出させる台形状の隆起部と、当該隆起部と並行を成す他の隆起部若しくは突起を有し、当該他の隆起部若しくは突起は、傾斜した側壁面を有するとともに、高さを、前記地表面に露出させる台形状の隆起部の上面よりも低く形成することにより、施工された際に上面が舗装材によって覆われるように構成し、かつ、当該他の隆起部若しくは突起の傾斜した側壁面と前記台形状の隆起部が有する側面壁との間に前記境界ブロックを載置する載置凹部を長手方向に沿って有する側溝部材と、
    の2種類の別体であるコンクリートブロックからなり、
    前記載置凹部の幅が前記境界ブロックの最大幅を成す底幅よりも広く形成され、前記他の隆起部若しくは突起が有する傾斜した側壁面と、当該傾斜した側壁面に近接する前記載置凹部の底部の一部と、前記境界ブロックの底部付近の側面との組合せにより防草のための切り欠き形状を形成するコンクリートブロックセット。
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