JP2004169544A - 防草等を意図した構造物の構造と構造物と構造物の防草等の工法 - Google Patents

防草等を意図した構造物の構造と構造物と構造物の防草等の工法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004169544A
JP2004169544A JP2003361894A JP2003361894A JP2004169544A JP 2004169544 A JP2004169544 A JP 2004169544A JP 2003361894 A JP2003361894 A JP 2003361894A JP 2003361894 A JP2003361894 A JP 2003361894A JP 2004169544 A JP2004169544 A JP 2004169544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall surface
weed
multipurpose
concave portion
grass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003361894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3698265B2 (ja
Inventor
Shigeru Ishikawa
繁 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003361894A priority Critical patent/JP3698265B2/ja
Publication of JP2004169544A publication Critical patent/JP2004169544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3698265B2 publication Critical patent/JP3698265B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/60Planning or developing urban green infrastructure

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

【課題】 経年変化により、境界ブロックと舗装材との境目に垂直方向の隙間が発生し、隙間に飛来した雑草の種子が雨水の流れて発芽すると、光合成により成長する性質から、芽が屈光性により隙間を通じて上方へ延び(背地性)、根は屈地性により逆に下方へ伸びて(向地性)成長し、繁殖する。
【解決手段】 接合される一方の構造物1に、その壁面において開口する防草用凹部2を設け、該防草用凹部2の上側内面2aを、その防草用凹部2の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成する。接合される他方の構造物4の材料を、前記防草用凹部2内に充填するとともに表面4aが前記防草用凹部2における開口部2bの上端2c近傍または上方に位置させて打設して他方の構造物4を形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は防草等を意図した構造物の構造と構造物と構造物の防草等の工法に関する。
従来、例えば、道路においては、車道と歩道や、車道と中央分離帯などの間の境界を仕切るコンクリート製の境界ブロック、例えば、縁石(一方の構造物)が設置されている。このような道路の施工は、養生、乾燥されたコンクリート製の境界ブロックの側面(壁面)に、現場打ち(打設)のコンクリートやアスファルトなどの流動体の舗装材(他方の構造物)を打設した後に乾燥硬化させて車道等を形成することから、経年により上記のコンクリートやアスファルトなどの舗装材が乾燥収縮し、このコンクリート製の境界ブロックと舗装材との境目に隙間が発生する。すなわち、境界ブロックの壁面と舗装材との間に垂直方向の隙間が発生する。
また同じような状況は、コンクリートの駆体(一方の構造物)と、打設コンクリート路面、同床面など(他方の構造物)とで形成される隙間においても同様な状況となる。
さらに同じ状況は、コンクリート相互間(一方・他方の構造物)の隙間(目地)、或いは各種の側溝、水路、フェンスブロック(ガードウォール)などのコンクリート構造物(一方の構造物)と、打設コンクリート路面、同床面など(他方の構造物)においても同様な状況となることから、その改良が望まれている。
尚、隙間の発生する他の例としては、インターロッキングブロック、ブロックなどの構造物相互間(一方・他方の構造物)の隙間(目地)においても考えられる。この目地の発生が、草の繁殖を許し問題となる。
上記のような垂直方向の隙間が発生すると、施工後において、飛来した雑草の種子が雨水の流れとともに上記の隙間に入る。そして、この隙間に入り込んだ種子が発芽すると、光合成により成長する性質から、その芽が屈光性により上記の隙間を通じて上方へ延び(背地性)、また、根は屈地性により逆に下方へ伸びて(向地性)成長し、繁殖する。尚、この根は、少なくとも略水平に伸びることは可能である。
このような草の繁殖を防止する方法として、従来、次のような構造が知られている。
例えば図53に示すように、縁石101の背面部102と上面部103とが交わる隅部に、水平面104と垂直面105からなる溝状切欠き106を形成するとともに、水平面104に断面V字状の溝107を形成したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、図54に示すように、コンクリートブロック201の略垂直な前面202及び背面203の下部に切り欠き棚204,205を突出形成したものも知られている(例えば特許文献2参照)。
実開昭61−40405号公報(実用新案登録請求の範囲、図7,8) 特開平8−113906号公報([0014]、[0015]、図3)
ところで、発芽した種子は、光合成により成長し、芽は上方へ伸び、根は下方へ伸びる。
前記図53に示す従来の構造においては、(イ)の如く、飛来した種子が、乾燥収縮により開いた垂直面105部の隙間から下方に入って根付き、その根が下へ向かって伸びた場合に、その根が水平面104においてV字状の溝107まで水平に延びるが、そのV字状の溝107によって更に図53(ロ)の右側へ伸びることが阻止される。
しかし、根は略水平には伸びることができるので、前記水平面104において縁石101の軸方向(図の紙面の表裏方向)への伸びは阻止できない。従って、雑草の成長を、阻止できず問題を残すと考えられる。
また、図54(イ)に示す従来の構造においても、略垂直な前面202及び背面203に乾燥により隙間206,207が生じ、この隙間に種子が入り込んで根付き、単に外側へ突出する切り欠き棚204,205を設けたのみであるため、前記と同様に、根が切り欠き棚204,205の表面において、紙面の表裏方向への伸びに対しては、根の成長を阻止できないと考えられる。尚、図54(ロ)に示す従来の構造においても、前記切り欠き棚204,205に代替して、突出棚205aを設けた例が開示されている。しかし、この突出棚205aは、突端の形状であり、根の芽の上方への誘導面になり得る可能性があり、新たな問題が発生すると考えられる。
そこで本発明は、前記のブロック等の構造物相互間の接合部において、飛来した種子の根の成長及び施工前に残存していた根の芽の成長を確実に防止すること、また何れの構造も、防草凹部の先端形態を、曲面周辺部を備えた迂回形態とし、根の成長及び施工前に残存していた根の芽の成長を確実に防止できる防草等を意図した構造物の構造と構造物と構造物の防草等の工法を提供することなどを目的とする。
また本発明が、最も特徴とすることは、構造物などに形成された目地が存在しても、防草凹部の形状が、根の芽の屈地性を阻害する機能があり、この機能を利用した画期的な防草等を意図した構造物の構造、構造物又は構造物の防草等の工法を提供する。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の第1の発明は、接合される一方の構造物に、その壁面において開口する多目的凹部(防草用、緊結用、必要により遮水用等の凹部、以下、防草用凹部とする)を設け、該防草用凹部の上側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記防草用凹部内に充填するとともに表面が前記防草用凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造である。
請求項2記載の第2の発明は、接合される一方の構造物に、その壁面において開口する防草用凹部を設け、該防草用凹部の上側内面および下側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記防草用凹部内に充填するとともに表面が前記防草用凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造である。
請求項3記載の第3の発明は、接合される一方の構造物に、その壁面において開口する防草用凹部を設け、該防草用凹部の上側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、防草用凹部の下側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記防草用凹部内に充填するとともに表面が前記防草用凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造である。
請求項4記載の第4の発明は、接合される一方の構造物に、その壁面において開口する防草用凹部を設け、該防草用凹部の上側内面および下側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記防草用凹部内に充填するとともに表面が前記防草用凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造である。
請求項5記載の第5の発明は、前記第1乃至第4のいずれかの発明において、前記一方の構造物の防草用凹部の内面の全部または一部を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した防草等を意図した構造物の構造である。
請求項6記載の第6の発明は、接合される一方の構造物の壁面に、外方に向かって上方へ突出する防草板を設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草板の上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造である。
請求項7記載の第7の発明は、接合される一方の構造物の壁面に、外方に向かって下方へ突出する防草板を設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草板の上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造である。
請求項8記載の第8の発明は、接合される一方の構造物の壁面に、上面が外方に向かって上方へ傾斜し、下面が外方に向かって下方に傾斜する防草突部を突設し、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草突部の上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造である。
請求項9記載の第9の発明は、前記第6又は第7又は第8の発明において、前記防草板または防草突部の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した防草等を意図した構造物の構造である。
請求項10記載の第10の発明は、接合される一方の構造物に、該一方の構造物とは別体の防草板を、該防草板の一部が一方の構造物の壁面から外側へ突出し、防草板の他の部分が一方の構造物内に埋設され、かつ、該防草板が上下方向において傾斜した状態で設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記外側へ突出した防草板の上面近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造である。
請求項11記載の第11の発明は、前記第10の発明において、前記防草板を、前記壁面の外側に突出した部分を壁面から上方へ傾斜させ、壁面より内側の部分を壁面から下方へ傾斜させて設けた防草等を意図した構造物の構造である。
請求項12記載の第12の発明は、前記第10の発明において、前記防草板を、前記壁面の外側に突出した部分を壁面から下方へ傾斜させ、壁面より内側の部分を壁面から上方へ傾斜させて設けた防草等を意図した構造物の構造である。
請求項13記載の第13の発明は、前記第10の発明において、前記防草板を断面X状に形成し、その交点を中心として一方の側を構造物の壁面より突出させ、他方の側を一方の構造物の壁面内に埋設した防草等を意図した構造物の構造である。
請求項14記載の第14の発明は、前記第10の発明において、前記防草板を断面V状に折曲形成し、その交点を中心として一方の側を一方の構造物の壁面より突出させ、他方の側を一方の構造物の壁面内に埋設した防草等を意図した構造物の構造である。
請求項15記載の第15の発明は、前記第10乃至14のいずれかの発明において、前記防草板の全面または一部の面が、一方の構造物の壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成されている防草等を意図した構造物の構造である。
請求項16記載の第16の発明は、前記第10乃至15のいずれかの発明において、前記一方の構造物に、前記防草板を埋設するための嵌入溝を形成し、該嵌入溝に前記防草板を嵌入して埋設するようにした防草等を意図した構造物の構造である。
請求項17記載の第17の発明は、壁面において開口する防草用凹部を設け、該防草用凹部の上側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成したことを特徴とする構造物である。
請求項18記載の第18の発明は、壁面において開口する防草用凹部を設け、該防草用凹部の上側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、防草用凹部の下側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成したことを特徴とする構造物である。
請求項19記載の第19の発明は、壁面において開口する防草用凹部を設け、該防草用凹部の上側内面および下側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成したことを特徴とする構造物である。
請求項20記載の第20の発明は、壁面において開口する防草用凹部を設け、該防草用凹部の上側内面および下側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成したことを特徴とする構造物である。
請求項21記載の第21の発明は、前記第17乃至20のいずれかの発明において、前記防草用凹部の内面の全部または一部を壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した構造物である。
請求項22記載の第22の発明は、前記第17乃至20のいずれかの発明において、前記防草用凹部の上側内面の少なくとも開口側部分を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した構造物である。
請求項23記載の第23の発明は、前記第17乃至20のいずれかの発明において、前記防草用凹部の内面における開口側部分と、奥部を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した構造物である。
請求項24の第24の発明は、壁面において外方に向かって上方へ突出する防草板を設けたことを特徴とする構造物である。
請求項25の第25の発明は、壁面において外方に向かって下方へ突出する防草板を設けたことを特徴とする構造物である。
請求項26の第26の発明は、壁面において外方に向かって上方へ突出する防草板と、外方に向かって下方へ突出する防草板を設けたことを特徴とする構造物である。
請求項27の第27の発明は、壁面において、上面が外方に向かって上方に傾斜し、下面が外方に向かって下方へ傾斜する防草突部を突設したことを特徴とする構造物である。
請求項28の第28の発明は、壁面において外方に向かって上方へ突出する防草板を設け、該防草板の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成したことを特徴とする構造物である。
請求項29の第29の発明は、壁面において外方に向かって下方へ突出する防草板を設け、該防草板の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成したことを特徴とする構造物である。
請求項30の第30の発明は、壁面において外方に向かって上方へ突出する防草板と、外方に向かって下方へ突出する防草板を設け、前記両防草板の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成したことを特徴とする構造物である。
請求項31記載の第31の発明は、壁面において、上面が外方に向かって上方に傾斜し、下面が外方に向かって下方へ傾斜する防草突部を突設し、該防草突部の上下面の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成したことを特徴とする構造物である。
請求項32記載の第32の発明は、前記28乃至31のいずれかの発明において、前記凹凸の面を、前記防草板又は防草突部と前記壁面とが交差する部分および先端部の少なくとも一方に設けた構造物である。
請求項33記載の第33の発明は、構造物本体とは別部材の防草板を構造物本体に、防草板の一部が構造物本体の壁面から外側へ突出し、防草板の他の部分が構造物本体内に埋設され、かつ、該防草板が上下方向において傾斜した状態で設けたことを特徴とする構造物である。
請求項34記載の第34の発明は、前記第33の発明において、前記防草板を、構造物本体の壁面から外側へ突出する側を外方に向かって上方に傾斜させ、壁面内に埋設される側を内方に向かって下方に傾斜させて設けた構造物である。
請求項35記載の第35の発明は、前記第33の発明において、前記防草板を、構造物本体の壁面から外側へ突出する側を外方に向かって下方に傾斜させ、壁面内に埋設される側を内方に向かって上方に傾斜させて設けた構造物である。
請求項36記載の第36の発明は、前記第33の発明において、前記防草板を、断面X状に形成し、その交点を中心として一方側を構造物本体の壁面より突出させ、他方側を壁面内に埋設して設けた構造物である。
請求項37記載の第37の発明は、前記第33の発明において、前記防草板を、断面V状に折曲形成し、その交点を中心として一方側を構造物本体の壁面より突出させ、他方側を壁面内に埋設して設けた構造物である。
である。
請求項38記載の第38の発明は、前記第33乃至37のいずれかの発明において、前記防草板の全面または一部の面を、構造物本体の壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した構造物である。
請求項39記載の第39の発明は、前記第38の発明において、前記凹凸の面を、前記防草板と前記壁面とが交差する部分および先端部の少なくとも一方に設けた構造物である。
請求項40記載の第40の発明は、前記第17乃至39のいずれかの発明において、前記構造物が道路に設置されるブロックである構造物である。
請求項41記載の第41の発明は、接合される一方の構造物に、その壁面において開口する防草用凹部を設け、該防草用凹部の上側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記防草用凹部内に充填するとともに表面が前記防草用凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法である。
請求項42記載の第42の発明は、前記第41の発明において、前記防草用凹部の内面の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した構造物の防草等の工法である。
請求項43記載の第43の発明は、接合される一方の構造物に、その壁面において開口する防草用凹部を設け、該防草用凹部の上側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、防草用凹部の下側内面を、その防草用凹部の奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記防草用凹部内に充填するとともに表面が前記防草用凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法である。
請求項44記載の第44の発明は、前記第43の発明において、前記防草用凹部の内面の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した構造物の防草等の工法である。
請求項45記載の第45の発明は、接合される一方の構造物の壁面に、外方に向かって上方へ突出する防草板を設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草板の上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法である。
請求項46記載の第46の発明は、接合される一方の構造物の壁面に、外方に向かって下方へ突出する防草板を設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草板の上面と一方の構造物の壁面とが交差する近傍または防草板の上面より上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法である。
請求項47記載の第47の発明は、接合される一方の構造物の壁面に、上面が外方に向かって上方へ傾斜し、下面が外方に向かって下方に傾斜する防草突部を突設し、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草突部の上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法である。
請求項48記載の第48の発明は、前記第45又は46又は47の発明において、前記防草板または防草突部の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した構造物の防草等の工法である。
請求項49記載の第49の発明は、接合される一方の構造物に、該一方の構造物とは別体の防草板を、該防草板の一部が一方の構造物の壁面から外側へ突出し、防草板の他の部分が一方の構造物内に埋設され、かつ、該防草板が上下方向において傾斜した状態で設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記外側へ突出した防草板の上面と一方の構造物の壁面とが交差する近傍または突出した防草板の上面より上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法である。
請求項50記載の第50の発明は、前記第49の発明において、前記防草板を、前記壁面の外側に突出した部分を壁面から上方へ傾斜させ、壁面より内側の部分を壁面から下方へ傾斜させて設けた構造物の防草等の工法である。
請求項51記載の第51の発明は、前記第49の発明において、前記防草板を、前記壁面の外側に突出した部分を壁面から下方へ傾斜させ、壁面より内側の部分を壁面から上方へ傾斜させて設けた構造物の防草等の工法である。
請求項52記載の第52の発明は、前記第49の発明において、前記防草板を断面X状に形成し、その交点を中心として一方の側を構造物の壁面より突出させ、他方の側を一方の構造物の壁面内に埋設した構造物の防草等の工法である。
請求項53記載の第53の発明は、前記第49の発明において、前記防草板を断面V状に折曲形成し、その交点を中心として一方の側を一方の構造物の壁面より突出させ、他方の側を一方の構造物の壁面内に埋設した構造物の防草等の工法である。
請求項54記載の第54の発明は、前記第49乃至53のいずれかの発明において、前記防草板の全面または一部の面が、一方の構造物の壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成されている構造物の防草等の工法である。
請求項55記載の第55の発明は、前記第49乃至54のいずれかの発明において、前記一方の構造物に、前記防草板を埋設するための嵌入溝を形成し、該嵌入溝に前記防草板を嵌入して埋設するようにした構造物の防草等の工法である。
以上のようであるから、請求項1乃至5記載の発明によれば、一方の構造物における防草用凹部の開口部の上端近傍に他方の構造物の表面を位置させることにより、両構造物の目地部に飛来した種子は、雨水により除去される。したがって、種子が発芽して根付くことを防止できる。
また、仮に前記の種子が発芽して根が伸びた場合には、防草用凹部の上側内面または下側内面の上方に向かう傾斜により、その根の伸びが阻止される。更に、構造物の下部に残存する根が発芽した場合には上側内面または下側内面の下方に向かう傾斜面によりその芽が伸びることを阻止できる。したがって、防草効果を発揮することができる。
請求項3記載の発明によれば、前記の根から発芽した芽の伸びが、奥部側に向かって下方に傾斜する下側内面によって阻止され、一層の防草効果を発揮できる。
請求項6乃至16記載の発明によれば、防草板により防草効果を発揮することができる。また、凹凸の面を形成したものによれば、一層防草効果を発揮する。
請求項17乃至20記載の発明によれば、前記の防草等を意図した構造物の構造に適用して前記の効果を発揮する構造物を提供できる。
請求項21乃至23記載の発明によれば、防草用凹部の内面を、水平方向において凹凸の面に形成したことにより、前記の根及び芽の水平方向への伸びを阻止し、より確実な防草効果を発揮することができる。
請求項24乃至27記載及び請求項33乃至37の発明によれば、防草板又は防草突部により、前記の防草効果を発揮する構造物を提供することができる。
請求項28乃至32及び請求項38及び39の発明によれば、更に、凹凸の面によって、より確実な防草効果を発揮することできる。
請求項40記載の発明によれば、前記の効果を発揮するブロックを提供できる。
請求項41乃至55記載の発明によれば、前記の防草効果を発揮する構造物の防草等の工法を提供できる。
本発明の好ましい実施の形態を図1乃至図45に示す実施例に基づいて説明する。
図1乃至図3は本発明を、構造物である境界ブロックに適用した第1実施例を示し、図1は防草等を意図した構造物の構造を有する境界ブロック(構造物)の側面図、図2は図1に示すブロックをA−A線で切断した斜視図、図3は図1のブロックを車道と歩道との境界に設置して舗装した状態を示す断面図である。
接合される一方の構造物である、又はベース付きのブロック、境界ブロック1(各種のブロックなど)は、コンクリートにより横断面が図2及び図3に示すように縦長の長方形で、かつ、該境界ブロック1の軸方向(図1のX−X方向)が図1に示すように所定の長さを有する長方形に形成されている。また、前後の壁面(側面)1a,1bは略垂直面に形成され、左右の壁面(両端面)1c,1dも略垂直面に形成されている。該境界ブロック1は、例えば工場において成形、養生、硬化されたプレキャストコンクリート製或いは樹脂入りコンクリート製とする。
上記境界ブロック1の一方の壁面(側面)1aには一条〜数条の第1の防草用凹部2が形成され、他方の壁面(側面)1bには一条〜数条の第2の防草用凹部3が形成されている。これら両防草用凹部2,3は境界ブロック1の長手方向の一端面1c(壁面)から他端面(壁面)1dまでの全長にわたって形成されている。
上記第1の防草用凹部2の上側内面2aは、該防草用凹部2の壁面側開口部2bの上端2cから奥部側に向かって上方に傾斜する傾斜面に形成され、下側内面2dは、上記上側内面2aの上端(奥端)2eから壁面側開口部2bの下端2fに向かって下降する傾斜面に形成されている。すなわち、防草用凹部2の上側内面2aと下側内面2dが、その奥部側に向かって上方に傾斜している。上記上側内面2aの垂直面に対する傾斜角θは70°以内が好ましい。そして、この第1の防草用凹部2の方向性は、上方に傾斜する傾斜面と、図示しないが下方に傾斜する傾斜面も可能であり、また傾斜角θの角度も限定されない(他の例も同じ)。
上記他方の壁面(側面)1bに形成された第2の防草用凹部3も上記第1の防草用凹部2と同様の形状に形成されている。そのため、該第2の防草用凹部3の説明は省略する。
上記両防草用凹部2,3は、境界ブロック1を型成形する際に、防草用凹部2,3の成形型を用いて同時に成形してもよく、また、防草用凹部2,3が形成されていない境界ブロック1を成形した後に、両防草用凹部2,3を、工場あるいは現場に設置した状態でカッター等で切削形成してもよい。
本第1実施例は、道路の車道と歩道との境界に設置する境界ブロックの例を示すもので、境界ブロック1の一方の壁面1a側にコンクリートやアスファルトなどの車道用の舗装材(構造物の材料)4を打設し、境界ブロック1の他方の壁面1b側にコンクリートやアスファルトなどの歩道用の舗装材(構造物の材料)5を打設する例である。この舗装材4,5は、施工時には流動体であって、施工後に乾燥硬化し、他方の構造物を形成するものである。
この両防草用凹部2,3に舗装材4,5が充填されることで、例えば、境界ブロック1と舗装材4,5の連繋が図れること、また両者の連結強度の向上、また亀裂防止、或いは沈下防止等に役立つことが考えられる(以下、同じ)。また遮水防止等においても幾分効果が上がることも考えられる。
また、車道側に位置する第1の防草用凹部2は、歩道側に位置する第1の防草用凹部3よりも上方に位置して設けられているが、本発明はこの位置関係に特定するものではなく、これらの上下関係は所望に設定するものである。
次に、上記の境界ブロック1を使用して車道と歩道を施工する方法と施工された状態の防草等を意図した構造物の構造を説明する。なお、この施工の方法は、構造物の防草等の工法でもあり、また、道路の施工方法でもある。
先ず、施工される車道と歩道との境界部に境界ブロック1を多数個直列的に配置する。
次に、車道側の舗装材4を、図3に示すように、境界ブロック1の一方の壁面1a側に、その一方の壁面1aまで打設する。また、この打設時において、その舗装材4を第1の防草用凹部2内に充満されるように充填し、この充填された舗装材4aと車道を形成する舗装材4とは継ぎ目が生じないように一体に打設する。
また、上記舗装材4は、図3に示すように、その表面4bが上記第1の防草用凹部2における壁面側開口部2bの上端2cの近傍に位置する高さとなっている。しかし、この舗装材4は、壁面側開口部2bの上端より上方に位置する高さに打設して、壁面側開口部2bの上端2cの近傍に位置する高さが、防草効果があり望ましい(図せず。尚、他の例も同じ)。
また、歩道側の舗装材5を境界ブロック1の他方の壁面1b側に、上記車道側の舗装材4と同様に図3に示すように打設する。
上記のように施工された状態における防草作用について説明する。
なお、舗装材4が、図3に示すように、壁面側開口部2bの上端近傍の高さまで打設された場合について説明する。
図3に示す防草等を意図した構造物の構造において、施工後、経年により車道側の舗装材4とともに第1の防草用凹部2内の舗装材4aが乾燥収縮すると、該舗装材4aと第1の防草用凹部2の上側内面2a及び下側内面2dとの間に、僅かであるが、不規則な隙間7,8が発生する。
このように隙間7,8が生じた状態で、草の種子が飛来して、第1の防草用凹部2の壁面側開口部2bにおける上端2c部、すなわち、隙間7の入口部に入った場合には、その種子は舗装材(他方の構造物)4の表面近くに位置するため、根付く前に雨水により流れ除去され、その種子が発芽することがない。
また、仮に前記の側面開口部2bにおける上端2c部に飛来付着した種子が発芽して、その根が成長し始めた場合には隙間7が根の誘導路になって、根が隙間7に沿って成長しなければならない。しかし、この隙間7(誘導路)は壁面側開口部2bの上端2cから奥に向かって上方に傾斜しているため、根が上方へは伸びない性質(向地性)であることから、その根の伸びが阻止される。したがって、上記飛来した種子の成長が防止され、自然に枯れる。
また、施工時に、前記壁面側開口部2bの下端2fよりも下に草の根が残存していた場合には、その根から発芽した芽は上記隙間8を通じて伸びるが、隙間8の上端2e、すなわち、防草用凹部2の奥部に達した後は、隙間7に入らなければならない。しかし、この隙間7は、その上端2eから下方へ傾斜しているため、芽が下方へは伸びない性質(背地性)であるから、その芽の伸びは隙間7の誘導路の部分で阻止される。したがって、上記の根からの芽が外部へ出て草に成長することが防止される。
また、歩道側の舗装材5と境界ブロック1の間においても上記と同様に防草作用がなされる。
なお、舗装材4の打設後の乾燥収縮を考慮して、その舗装材4を、その表面4bが壁面側開口部2bの上端2cよりも上方に位置するように打設してもよい。このような場合でも、前記根と芽の伸びは、前記のように防草用凹部2によって阻止される。
図4及び図5は第2実施例を示す。
本第2実施例は、上記第1実施例における第1の防草用凹部2と第2の防草用凹部3を、奥側が拡開する鳩尾状断面に形成した境界ブロック(構造物)1Aとし、この境界ブロック1Aを用いて上記のように施工する例を示す。
すなわち、第1の防草用凹部2Aを、上記と同様に、一方の壁面1aに形成した壁面側開口部2bの上端2cから奥部側へ向かって上方へ傾斜する上側内面2aと、該上側内面2aの上端2eから略垂直に下降する奥面2gと、該奥面2gの下端2hから一方の壁面1aに向かって上方に傾斜する下側内面2iとで形成し、下側内面2iの上端を壁面側開口部2bの下端2fとしたものである。
すなわち、防草用凹部2Aの上側内面2aを、その奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、下側内面2dを、その奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成したものである。
また、境界ブロック1Aの他方の壁面1bにも、上記第1の防草用凹部2Aと同様の、奥側が拡開する鳩尾状断面の第2の防草用凹部3Aが形成されている。
その他の構造は前記第1実施例の境界ブロック1と同様である。
本第2実施例の施工方法(構造物の防草等の工法)は、境界ブロック1Aを前記第1実施例と同様に、施工される車道と歩道との境界部に配置し、車道側の舗装材4を、境界ブロック1Aの一方の壁面1a側に、その一方の壁面1aまで打設する。また、この打設時において、その舗装材4を第1の防草用凹部2A内に充満されるように充填し、この充填された舗装材4aと車道を形成する舗装材4とに継ぎ目が生じないように打設する。
また、舗装材4は図5に示すように、その表面4bが上記第1の防草用凹部2Aにおける開口部2bの上端2cの近傍に位置する高さまたは上端2cより上方まで打設する。この打設された舗装材4が他方の構造物になる。
また、歩道側の舗装材5を境界ブロック1Aの他方の壁面1b側に、上記車道側の舗装材4と同様に図5に示すように打設する。
上記のように施工された状態における防草作用について説明する。
図5示す構造において、施工後、経年により車道側の舗装材4(構造物)とともに第1の防草用凹部2A内の舗装材4aが乾燥収縮すると、該舗装材4aと第1の防草用凹部2Aの上側内面2a及び下側内面2i及び奥面2gとの間に隙間7,9,10が発生する。
このように隙間が生じた状態で、草の種子が飛来して、第1の防草用凹部2Aの壁面側開口部2bにおける上端2c部、すなわち、隙間7の入口部に入った場合には、前記第1実施例と同様に雨水により流れ除去され、その種子が発芽することがない。
また、仮に、飛来した上記の種子が発芽して、その根が成長し始めた場合には、上記と同様に傾斜した隙間7によって根の伸びが阻止される。
また、施工時に、上記壁面側開口部2bの下端2fよりも下に草の根が残存していた場合には、隙間9が芽の誘導路になり、かつ、この隙間9が奥部に向かって下方に傾斜しているため、芽が下方へは伸びない性質から、隙間9によって芽の伸びが阻止される。したがって、上記根からの芽が外部へ出て草に成長することが防止される。
また、歩道側の舗装材5と境界ブロック1Aの間においても上記と同様に防草作用がなされる。
また、前記第1実施例と同様に、本第2実施例においても舗装材4を、その表面が壁面側開口部2bの上端2cよりも上方に位置するように打設してもよい。
図6及び図7は第3実施例を示す。
本第3実施例の境界ブロック(構造物)1Bは、前記第2実施例における第1の防草用凹部2Aの奥面2gを上下方向において屈曲させて防草用凹部2Bとしたものである。図の例では防草用凹部2Bの横断面形状を略ハート型に形成した。また、本第3実施例においては境界ブロック1Bの一方の壁面1aにのみ防草用凹部3Aを設け、他方の壁面1bには防草用凹部は設けられていないが、他方の壁面1bにも上記の防草用凹部2Bを設けてもよい。
その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第2実施例と同様であるため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本第3実施例においても前記第2実施例と同様の効果を発揮する。
図8及び図9は第4実施例を示す。
本第4実施例に示す境界ブロック(構造物)1Cは、前記防草用凹部を、横断面形状が円形の防草用凹部2Cとしたものである。すなわち、横断面形状を、円形に形成するとともに、その円形の直径より短い幅の一部を境界ブロック1Cの一方の壁面1aに開口して、壁面側開口部2bを形成したものである。これにより、壁面側開口部2bの上端2cから奥部に向かって上方に傾斜する上側内面2jと、壁面側開口部2bの下端2fから奥部に向かって下方に傾斜する下側内面2kが形成されている。
また、境界ブロック1Cの他方の壁面1bにも上記の防草用凹部2Cと同形状の防草用凹部を形成してもよい。
その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第1実施例と同様であるため、同一部分には前記と同一の符号を付してその説明を省略する。
本第4実施例においては、その防草用凹部2Cにおける上側内面2jが前記第2実施例における上側内面2aと同様に傾斜し、下側内面2kが前記第2実施例における下側内面2iと同様に傾斜しているため、本第4実施例においても前記第2実施例と同様の効果を発揮する。
図10及び図11は第5実施例を示す。
本第5実施例は、前記第2実施例の防草用凹部2Aの変形例で、境界ブロック(構造物)1Dの一方の壁面1aに壁面側開口部2bを形成し、該側面開口部2bの上端2cから奥方へ略水平に入る内面2mと、該内面2mの奥部において略垂直或いは若干傾斜して上る上側内面2nと、該面2nの上端から奥へ向かう面2pと、該面の奥端から略垂直に下る奥面2qと、該奥面2qの下端から略水平に前側方向に向かう面2rと、該面2rの前側端から略垂直或いは傾斜して上る下側内面2sと、該面2sの上端から前方に向かう内面2tとで防草用凹部2Dが形成され、前記の内面2tの前端が壁面側開口部2bの下端2fとなっている。
その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は前記実施例と同様であるので、前記と同一部分には前記と同一の符号を付してその説明を省略する。
本第5実施例においては、壁面側開口部2bの上端2c付近に草の種子が飛来した場合には、前記と同様に雨水により除去される。また、仮に根が伸びても奥部に向かって上方へ傾斜する上側内面2nにより伸びが阻止され、成長が阻止されて自然に枯れる。
また、舗装前に残存していた草の根から発芽した芽は、面2tまで達するが、奥部に向かって下方へ傾斜した下側内面2sによってそれ以上の伸びが阻止され、成長が防止されて自然に枯れる。
図12乃至図14は第6実施例を示す。
本第6実施例の境界ブロック(構造物)1Eは、前記第1実施例(図1乃至図3)における境界ブロック1に形成した両防草用凹部2,3の上側内面2aと上端(奥部)2eと下側内面2dの全面にわたって、境界ブロック1の壁面1aに沿った水平方向において凹凸の面(凹凸面)を形成した境界ブロック1Eである。
すなわち、防草用凹部2,3の前端から奥部へ向かう突条30を、境界ブロック1Eの軸方向であるX−X方向(水平方向)に適宜間隔を有して複数形成し、水平方向において突条30と溝条31を交互に形成し、防草用凹部2の内面を水平方向(X−X方向)に凹凸の面に形成したものである。この突条30と溝31の断面は図のように三角形状でもよく、また半円形でもよく、更には方形状でもよい。
なお、上記の突条30と溝状31からなる凹凸の面は、図の例では防草用凹部2の全面に設けたが、上側内面2aの開口側部分(上側内面2aの前半部分)のみ或いはこの前半部分と上側内面2aの奥部上端2e部のみなど所望の位置に部分的に設けてもよい。
その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第1実施例と同様であるため、前記と同一部分には前記と同一の符号を付してその説明を省略する。
本第6実施例においても図13に示すように、舗装材4を防草用凹部2内に充填するとともに、表面4bが前記上端2c側の溝条31の底部2c′近傍に位置するように打設するか或いは図13の鎖線で示すように、底部2c′よりも高い位置4b′まで打設する。この舗装材4aが防草用凹部2内に充填されると、この舗装材4aは、図14に示すように、前記突条30、溝条31に接して凹凸の面に形成される。
本第6実施例において、舗装材4を、図13の符号4bの位置まで打設した場合には、防草用凹部2の上端、すなわち、溝条31の底部2c′に飛来した種子は前記第1実施例と同様に雨水で除去されるが、仮にその種子が伸びた場合には、境界ブロック1Eの奥部の伸びは上方へ傾斜する上側内面2aにより阻止され、境界ブロック1Eの軸方向X−Xの水平方向への伸びは突条30と溝条31で形成された凹凸の面における上方に向かう隙間32により阻止される。
また、舗装材4を符号4b′の位置まで打設した場合において、境界ブロック1Eと舗装材4の表面4b′との交差部(交点部)33に種子が飛来して、その種子の根が境界ブロック1Eと舗装材4との隙間34を通って下方へ伸びた場合には、その根が突条30の下端頂部、すなわち境界ブロック1Eの壁面1aと舗装材4との境界部(交差部)における舗装材4上まで伸びる。しかし、その後は、前記と同様に、上方へ傾斜する上側内面2aによって根の上方への伸びが阻止され、また、突条30と溝条31により前記境界部の舗装材上面が水平方向において凹凸状に形成されているため、根の水平方向への伸びが阻止される。したがって、防草作用が一層確実に行える。
また、舗装の際に残存した草の根が発芽した場合には、その芽は上方へ傾斜した隙間8を通って上方へ伸び、上端2eに達する。この上端2eに達すると、その後は、下方へ傾斜する上側内面2aにより下方への伸びが阻止され、水平方向へ伸びようとするが、上端2eには水平方向において、突条30と溝条31からなる凹凸面が形成されているため、芽の水平方向への伸びが阻止される。したがって、根からの芽の成長が阻止されて枯れる。
図15及び図16は第7実施例を示す。
本第7実施例の境界ブロック(構造物)1Fは、前記第2実施例(図4及び図5)における境界ブロック1Aに形成した両防草用凹部2A,3Aの上側内面2aと、上端2eと、奥面2gと、下端2hと、下側内面2iの全面にわたって、境界ブロック1Aの軸方向X−X(水平方向)において凹凸面に形成した境界ブロック1Fである。
この凹凸面は、前記図12乃至図14(第6実施例)における突条30と溝条31と同様の形状である。この図15及び図16に示す突条30と溝条31の形状は、図より明らかであるため、その説明は省略する。また、その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は、図12乃至図14に示す構造と同様であるため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
本第7実施例において、舗装材4を図16に示す4bの位置まで打設することにより、上端2c部に飛来した種子及び舗装前に残存した根は、前記第2実施例(図4及び図5)で説明したように、上側内面2aと下側内面2iにより成長が阻止される。更に、本第7実施例においては、突条30と溝条31を形成したので、前記第6実施例(図12乃至図14)と同様に、芽及び根の水平方向への伸びが阻止される。したがって、防草作用が一層確実に行える。
なお、本第7実施例においても、突条30と溝条31を防草用凹部2Aの全面に設けたが、上側内面2aの前半部(開口部)、下側内面2iの前半部(開口部)、上端(奥部)2e、下端(奥部)2h部に部分的に設けるなど、所望の位置に設けてもよい。
図17及び図18は第8実施例を示す。
本第8実施例の境界ブロック(構造物)1Gは、前記第3実施例(図6及び図7)における境界ブロック1Bに形成した防草用凹部2Bの上側内面2a、奥面2g、下側内面2iの全面にわたって、境界ブロック1Bの軸方向X−X(水平方向)において凹凸面に形成した境界ブロック1Gである。
この凹凸面は、前記図12乃至図14(第6実施例)における突条30と溝条31と同様の形状である。この図17及び図18に示す突条30と溝条31の形状は図より明らかであるため、その説明は省略する。また、その他の構造と施工方法は、図6及び図7に示す構造と同様であるため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本第8実施例において、舗装材4の表面を図18の4bあるいは4b′部に打設することにより、前記第7実施例と同様な防草作用を発揮する。
図19及び図20は第9実施例を示す。
本第9実施例の境界ブロック(構造物)1Hは、前記第4実施例(図8及び図9)における境界ブロック1Cに形成した防草用凹部2Cの円形状内面を、その全面にわたって、境界ブロック1Cの軸方向(水平方向)において凹凸面に形成したものである。
この凹凸面は、前記図12乃至図14(第6実施例)における突条30と溝条31と同様の形状である。この図19及び図20に示す突条30と溝条31の形状は図より明らかであるため、その説明は省略する。また、この突条30と溝条31の形成位置も前記と同様に所望の位置に設けてもよい。また、その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は、図8及び図9に示す構造と同様であるため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本第9実施例において、舗装材4を図20に示すように打設することにより、前記第7実施例(図15,16)と同様な防草作用を発揮する。
図21及び図22は第10実施例を示す。
本第10実施例は、前記各実施例における防草用凹部に変えて境界ブロック(構造物)の壁面から防草板を一体に突設したものである。
本第10実施例において、境界ブロック1Jの一方の壁面1aには、外側に向かって上方へ傾斜する板状の第1の防草板40が境界ブロック本体(構造物本体)1′と一体に成形されている。また、境界ブロック1Jの他方の壁面1bにも第2の防草板41が、前記第1の防草板40と同様に突設されている。これら両防草板40,41は、前記防草用凹部と同様に、境界ブロック1Jの長手方向(X−X方向)の全長にわたって設けられている。
更に、前記防草板40の上面40aと先端部40bと下面40cには、境界ブロック1Jの軸方向、すなわち水平方向(X−X方向)に前記突条30と溝条31とからなる凹凸の面が形成されている。他方の防草板41にも同様に突条30と溝条31が形成されている。
本第10実施例の施工(構造物の防草等の工法)においては、舗装材4を、その表面4bが両防草板40,41の上面よりも上方に、すなわち、先端部40bよりも上方に位置するように打設して、両防草板40,41が舗装材4内に埋設されるようにし、舗装材4からなる構造物を形成する。
本第10実施例において、飛来した種子が、境界ブロック1Jと舗装材(構造物)4の表面4bとの境部(交差部)42に付着して、この種子の根が、境界ブロック1Jと舗装材4との間に発生した隙間43を通って下方へ伸びた場合には、防草板40,41における上方へ傾斜する上面40aによって根の伸びが阻止され、その草の成長が防止される。
更に、防草板40,41に突状30と溝条31を形成したので、前記と同様に根の水平方向への伸びも阻止される。
また、舗装前に残存していた草の根から発芽した芽は、防草板40,41の下面40cに沿って伸びたとしても防草板40,41の上面40aによって芽の伸びが阻止され、成長が防止される。
更に、突条30と溝条31により芽の水平方向への伸びも阻止される。
したがって、本実施例においても前記と同様の防草効果を発揮する。
なお、前記の凹凸の面は、防草板40,41における壁面1aと交差する部分(基部)40dあるいは防草板の先端部40bの少なくとも一方に設けてもよい。
また、前記防草板40,41の上面と下面を突条30と溝条31がない平滑面に形成してもよく、これによっても防草効果を発揮できる。
図24及び図25は第11実施例を示す。
本実施例は、前記第10実施例における防草板40,41を設けるとともに、この防草板40,41と同様の構造の防草板44,45を下向きにして設けた境界ブロック(構造物)1Kである。
なお、防草板40,41,44,45に形成する凹凸の面は上記第10実施例と同様に防草板の全面に形成したが、所望の部分に部分的に設けてもよい。
本第11実施例においては、前記と同様に図25に示すように施工することにより、飛来した種子は、前記と同様の防草作用により、その根の伸びが阻止されて成長が阻止され、更に舗装前に残存する根が発芽した場合は、下向きの防草板44,45により前記と同様に芽の伸びが阻止される。更に、上記の根と芽の水平方向への伸びは、突条30と溝条31により阻止される。
また、本第11実施例の防草板40,44の上面と下面を突条30と溝条31がない平滑面に形成してもよく、これによっても防草効果を発揮できる。
図26は第12実施例を示す。
本第12実施例は、前記の防草板の変形例で、境界ブロック1Lの一方の壁面1a側において、ブロック本体(構造物本体)の外側に向かっては上昇し、ブロック本体の内側に向かっては下降する状態で埋設された防草板50を設けたものである。すなわち、ブロック本体(構造物本体)1′とは別部材の防草板50をブロック本体1′に、防草板50の一部がブロック本体1′の壁面1aから外側へ突出し、防草板50の他の部分がブロック本体1′内に埋設され、かつ、該防草板50が上下方向において傾斜した状態で設けたものである。この防草板50をブロック本体1′に固設する方法としては、ブロック本体1′の成形時に防草板50を一体に付設してもよく、また、ブロック本体1′の成形時に嵌入溝51を形成しておき、この嵌入溝51に防草板50を嵌入して備えてもよく、更に、ブロック本体1′の成形後に防草板50を嵌合する嵌入溝51を形成して、この嵌入溝51内に防草板50を嵌合するようにしてもよい。境界ブロック1Lの他方の壁面1bにも、上記防草板50と同様の防草板52が、上記と同様な構造で設けられている。また、この防草板50,52は、境界ブロック1Lの軸方向の全長にわたって設けられている。
本第12実施例においては、舗装材4を、その表面4bが防草板50,51の先端部50cよりも上方に位置するように打設して、防草板50,52を舗装材4内に埋設し、舗装材4により他方の構造物を形成する。
本実施例において、飛来した種が境界ブロック1Lと舗装材4の表面4bとの境部42に付着して、この種子の根が目地53を通って下方へ伸びた場合には、その根は、ブロック本体1′内に埋設された防草板50,52の上面50aを通って下方へ伸びるが、ブロック本体1′内に埋設された防草板50の下側の先端部50dから上方へ向かう下面50bによって伸びが阻止される。
また、舗装前に残存していた草の根から発芽した芽は、舗装材4内に埋設された防草板50,52の下面50bを通って上方へ伸びるが、舗装材4内に埋設された防草板50,52の上側の先端部50cから下方に向かう上面50aによって伸びが阻止される。
図27及び図28は第13実施例を示す。
本第13実施例は、前記図26に示す両防草板50,52の全面に、前記と同様の突条30と溝条31を形成したものである。なお、この突条30と溝条31は、壁面1aとの交差部50fと上側の先端部50cと下側の先端部50dのみに設けてもよく、その他所望の位置に設けてもよい。
その他の構造及び施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第12実施例と同様である。
本第13実施例においては、更に、前記根と芽の水平方向への伸びは突条30と溝条31により前記と同様に阻止される。したがって、草の成長が確実に防止される。
図29は第14実施例を示す。
本第14実施例は、前記図26に示す防草板50の向きを、外側が下向きになるようにして設けたものである。すなわち、ブロック本体1′とは別体の防草板50を、ブロック本体1′の壁面1aから外側へ突出する側を外方に向かって下方に傾斜させ、壁面1a内に埋設される側を内方に向かって上方に傾斜させたものである。
その他の構造及び施工方法(構造物の防草等の工法)は前記図26に示す実施例と同様である。
本第14実施例においては、前記のように飛来した種子の根は、舗装材4側の防草板50,52の上面50aを通って伸びるが、舗装材4側の防草板50,52の下面50bにより伸びが阻止され、また、前記の根からの芽は、ブロック本体1′側の防草板50,52の下面50bを通って伸びるがブロック本体1′側の防草板50,52の上面50aにより伸びが阻止される。
したがって、防草効果を発揮できる。
なお、本実施例においては、舗装材4を、その表面が図29の鎖線4b″で示すように、防草板50,52の上面50aとブロック本体1′の壁面1aとが交差する近傍に位置するように打設してもよい。
図30は第15実施例を示す。
本第15実施例は、前記図29に示す防草板50,52の全面に前記と同様の突条30と溝条31を形成したものである。なお、この突条30と溝条31は、壁面1aとの交差部50fと上側の先端部50cと下側の先端部50dのみに設けてもよく、その他所望の位置に部分的に設けてもよい。
その他の構造及び施工方法(構造物の防草等の工法)は前記図26,図29に示す実施例と同様である。
本第15実施例においては、更に、前記根と芽の水平方向への伸びは突条30と溝条31により前記と同様に阻止される。したがって、草の成長が確実に阻止される。
図31及び図32は第16実施例を示す。
本第16実施例は、前記の防草板50,52の変形例で、横断面が中間部で折曲したV字形状の防草板60,61とし、これを、その折曲点が前記壁面1a(目地53)に位置するようにしてブロック本体に固設して、境界ブロック(構造物)1Mとしたものである。また、防草板60,61の全面には,前記と同様の突条30と溝条31が形成されている。その他の構造と施工方法(防草方法)は前記第12実施例と同様である。
なお、前記の突条30と溝条31は壁面1aとの交差部60(V状の屈曲部)と先端部60cの少なくとも一方に設けるなど所望の位置に部分的に設けてもよい。
本第16実施例において、一方の防草板60側における境界ブロック1Mと舗装材4の表面4bとの境界部42に飛来した種子が付着して、この種子の根が目地53を通って下方へ伸びた場合には、その根は、ブロック本体及び舗装材4内に埋設された防草板60の上向きの上面60a(上方傾斜面)によって伸びが阻止される。そして、仮に、目地53に存在する根の向地性も、この防草凹部2の上向きの上面60aに阻止されることで、雑草の繁殖を防止できる(他の例も同じ)。この目地53に存在する根を阻止できるのが他の例と同様に特徴である。
また、舗装前に残存していた草の根から発芽した芽は、上記防草板17の下面60bを通って伸びるが、上側の先端部60cから下向きの上面60aによって伸びが阻止される。
更に、前記根と芽の水平方向への伸びは,突条30と溝条31により阻止される。
また、他方の防草板61も上記一方の防草板60と同様の作用,効果を発揮する。
本第16実施例の防草板60,61の上面と下面を突条30と溝条31がない平滑面に形成してもよく、これによっても防草効果を発揮できる。
図33及び図34は第17実施例を示す。
本第17実施例は、前記第16実施例(図31及び図32)における防草板の変形例で、前記第16実施例のV字状の防草板60,61に、これと逆向きの防草板62,63を一体に形成したX状の防草板を備えた境界ブロック(構造物)1Nである。
また、防草板62,63の全面にも前記と同様の突条30と溝条31が形成されている。
その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第13実施例と同様である。
なお、前記突条30と溝条31を前記下側の防草板62,63における壁面1aとの交差部(逆V状の屈曲部)と先端部62eの少なくとも一方に設けるなど所望の位置に部分的に設けてもよい。
本第17実施例においては、目地53に入った種子の根が下方へ伸びた場合には、前記第16実施例(図31及び図32)と同様に上側の防草板60,61により伸びが阻止され、また、舗装前に残存していた根の芽は、下向きの下側の防草板62,63により伸びが阻止される。
更に、前記の根と芽の水平方向への伸びは、突条30と溝条31により阻止される。
なお、本第17実施例の防草板60,61,62,63の上面と下面を突条30と溝条31がない平滑面に形成してもよく、これによっても防草効果を発揮できる。
図35は第18実施例を示す。
本第18実施例は、前記図1に示す境界ブロック1の長手方向の壁面(端面)1c,1dに、前記第1実施例に示す形状の防草用凹部2を形成したものである。
本第18実施例においては、両境界ブロック1,1の左右の壁面(端面)1c,1d相互を接合して設置する際に、両境界ブロック1,1に形成した両防草用凹部2,2内にわたって、コンクリート、モルタル等の目地材70を充填する。
このように目地材70を充填することにより、目地71に入った種子の根が伸びた場合及び舗装前において境界ブロック1,1の下に残存した根が発芽した場合に、その根及び芽の伸びが、防草用凹部2,2によって、前記第1実施例と同様に阻止される。
なお、この左右の壁面(端面)側の防草用凹部は、前記第2実施例乃至第9実施例(図4乃至図20)に示す防草用凹部2A〜2C及びこれらに突条30と溝条31を設けた防草用凹部を用いてもよく、更には、第10乃至第17実施例(図21乃至図34)の防草板を用いてもよい。更に、前記第2実施例乃至第17実施例の境界ブロック1A〜1Nの左右の壁面1c,1dに前記第2実施例乃至第9実施例に示す防草用凹部2A〜2D及びこれらに突条30と溝条31を設けた防草用凹部を設けてもよく、更には第10乃至第17実施例の防草板を設けてもよい。
図36は第19実施例を示す。
本第19実施例は、建物の基礎、壁体等のコンクリート体等からなる構造物80と、この構造物80の外側に打設される舗装材(構造物)4との接合面に、前記第1実施例の構造を適用したものである。
すなわち、構造物80に前記第1実施例と同様の防草用凹部2を形成し、舗装材4を前記第1実施例と同様に打設して他方の構造物を形成したものである。
この第19実施例においても、前記第1実施例と同様の防草効果を発揮する。
なお、この防草用凹部2の代わりに、前記各実施例の防草用凹部や防草板や防草突部を用いてもよい。
図37は第20実施例を示す。
本第20実施例は、舗装材相互の接合面に、前記第6実施例(図12乃至図14)の構造を適用したものである。
すなわち、打設された一方のコンクリート製などの舗装材(一方の構造物)4に前記第6実施例と同様の防草用凹部2を形成し、他方の舗装材4Aの材料を、上記防草用凹部2内に充填して打設し、他方の構造物4Aを形成したものである。
この第20実施例においても、前記第6実施例と同様の作用、効果を発揮できる。
なお、この防草用凹部の代わりに前記第7実施例乃至第9実施例(図15乃至図20)及び第12実施例乃至第19実施例(図26乃至図34)の構造を用いてもよい。
図38は第21実施例を示す。
本第21実施例は、前記図1乃至図3に示す第1実施例における防草用凹部2,3を下向きに形成したものである。
すなわち、構造物である境界ブロック1Pの壁面において開口する防草用凹部2E,3Eを設け、該防草用凹部2E,3Eの上側内面2qおよび下側内面2rを、奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成したものである。
その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第1実施例と同様であるため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本第21実施例において、草の種子が飛来して前記隙間7において、仮に種子の根が成長しても、上向きの下側内面2rにより根の成長が阻止される。
また、施工時に防草用凹部2Eよりも下に草の根が残存していた場合には、その根から発芽した芽は下向きの下側内面2rにより成長が阻止される。
なお、舗装材(他方の構造物)4の表面4bは、図38のように防草用凹部2E,3Eの開口上端部近傍としてもよく、また、開口上端よりも上方に位置させてもよい。
図39は第22実施例を示す。
本第22実施例は、前記第21実施例の境界ブロック1Pにおける防草用凹部2E,3Eの上側内面2qと下側内面2rに、前記図12乃至図14の第6実施例と同様な突条30と溝条31を設けて、水平方向に凹凸面を形成したものである。
その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第21実施例と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本第22実施例においても、前記第21実施例と同様の作用、効果を発揮する上に、前記第6実施例と同様に、凹凸の面によって根と芽の水平方向の延びを阻止することができる。
本実施例においても舗装材4の表面4bは防草用凹部2E,3Eの開口上端部近傍としてもよく、また、開口上端よりも上方位置でもよい。
図40は第23実施例を示す。
本第23実施例は、前記図21乃至図23に示す第10実施例の防草板40,41を外側に向かって下方へ突出するようにしたものである。
すなわち、防草板40,41を外側に向かって下方へ突出させるとともに、該防草板40,41の全面に、壁面に沿った水平方向において突条30と溝条31とからなる凹凸の面を前記第10実施例と同様に形成したものである。
その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第10実施例と同様である。
本第23実施例においても前記第22実施例と同様の作用、効果を発揮できる上に、前記第10実施例と同様に、凹凸の面によって根と芽の水平方向の伸びを阻止することができる。
なお、本実施例においては舗装材4を、その表面が前記図29と同様に防草板40,41の上面とブロック本体の壁面とが交差する近傍に位置するように打設してもよい。
また、本第23実施例の防草板40,41の上面と下面を突条30と溝条31がない平滑面に形成してもよく、これによっても防草効果を発揮できる。
図41は第24実施例を示す。
本第24実施例は、前記図31に示す第16実施例の防草板60,61を下向きに使用したものであり、また、図33に示す第17実施例の防草板62,63の下半分を使用したものである。
その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第16実施例(図31)と同様である。
本第24実施例においても、前記第16実施例、第17実施例(図33及び図34)と同様の作用、効果を発揮する。
本第24実施例の防草板60,61の上面と下面を突条30と溝条31がない平滑面に形成してもよく、これによっても防草効果を発揮できる。
図42は第25実施例を示す。
本第25実施例は、前記図35に示す第18実施例における防草用凹部2,3を下向きに形成したものである。
その他の構造と施工方法は前記第18実施例と同様である。
本第25実施例においても前記第18実施例と同様の作用、効果を発揮する。
図43は第26実施例を示す。
本第26実施例は、前記図37に示す第20実施例の防草用凹部2を下向きに形成したものである。
その他の構造と施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第20実施例と同様である。
本第26実施例においても、前記第20実施例と同様の作用、効果を発揮する。
また、前記防草用凹部を下向きに形成した図38,図39,図42,図43の実施例においては、該防草用凹部への充填材の充填が良好に行える。
本第26実施例の防草凹部2の内面を、突条30と溝条31がない平滑面にしてもよい。これによっても防草効果を発揮できる。
図44および図45は第27実施例を示す。
本第27実施例は、前記図24および図25に示す第11実施例における防草板40,44および41,45の変形例で、壁面1aにおいて、上面80を外方に向かって上方へ傾斜する傾斜面とし、下面81を外方に向かって下方へ傾斜する傾斜面とした防草突部82,83を突設し、更に、該防草突部82,83の上下面に、壁面に沿った水平方向において突条30と溝31からなる凹凸の面を形成した境界ブロック1Qである。
その他の構造および施工方法(構造物の防草等の工法)は前記第11実施例と同様である。
本第27実施例においても前記第11実施例と同様の作用、効果を発揮する。
なお、本第27実施例において、前記上面80と下面81を、突条30と溝条31がない傾斜した平滑面に形成してもよい。この傾斜面のみでも、根の下方への伸びと芽の上方への伸びを防止することができる。
なお、前記各実施例における施工は、構造物の施工方法でもあり、また、構造物の防草等の工法でもある。
また、以下他の例を説明する。本第28実施例の図46は建物1R(一方の構造物)と他方の構造物である舗装材4(他方の構造物)との間に、防草凹部2Aを形成し、この防草凹部2Aに、目地材70を充填するか、又は打設して他方の構造物である舗装材4を充填する。そして、他の構造、効果などに前述の各例が準用できる。尚、目地材70は、建物1Rと他方の構造物である舗装材4との隙間から注入し、防草凹部2Aに充填するとともに、この目地材70が他方の構造物である舗装材4に隙間なく設置される構造が理想である。
本第29実施例の図47は既設コンクリート構築物1S(一方の構造物)と他方の構造物である舗装材4(他方の構造物)との間に、防草凹部2Aを形成し、この防草凹部2Aに、目地材70を充填するか、又は打設して他方の構造物である舗装材4を充填する。そして、他の構造、効果などに前述の各例が準用できる。この構造は、道路、屋上、土間、テラスなどに採用できる。
本第30実施例の図48はU字溝ブロック1Т(一方の構造物)と他方の構造物である舗装材4(他方の構造物)との間に、防草凹部2Aを形成し、この防草凹部2Aに、目地材70を充填するか、又は打設して他方の構造物である舗装材4を充填する。そして、他の構造、効果などに前述の各例が準用できる。
本第31実施例の図49は大型の水路ブロック1Т’(一方の構造物)と他方の構造物である舗装材4(他方の構造物)との間に、防草凹部2Aを形成し、この防草凹部2Aに、目地材70を充填するか、又は打設して他方の構造物である舗装材4を充填する。そして、他の構造、効果などに前述の各例が準用できる。そして、この例では、防草凹部2Aを数条設けることが望ましい。
本第32実施例の図50は大型のウオール壁1U(一方の構造物)と他方の構造物である舗装材4(他方の構造物)との間に、防草凹部2Aを形成し、この防草凹部2Aに、目地材70を充填するか、又は打設して他方の構造物である舗装材4を充填する。そして、他の構造、効果などに前述の各例が準用できる。そして、この例では、防草凹部2Aを数条設けることが望ましい。
本第33実施例の図51はポール1V(一方の構造物)と他方の構造物である舗装材4(他方の構造物)との間に、環状の防草凹部2Fを形成する。そして、この防草凹部2Fは、ポール1Vに設けたスカート部1V1の近傍に充填した目地材70か、又は打設して他方の構造物である舗装材4に形成される。そして、他の構造、効果などに前述の各例が準用できる。尚、この環状の目地材70は、ポール1Vに設ける。
本第34実施例の図52は各種のブロック1W(一方の構造物)と他方のブロック1W1(他方の構造物)との間に、防草凹部2Aを形成し、この防草凹部2Aに、目地材70を充填するか、又は各他方のブロック1W1の突起1W2を貫入(充填)する。そして、他の構造、効果などに前述の各例が準用できる。
本発明は、以上で具体的に説明した境界ブロックと舗装材との接合部、建物及び/又はその基礎、壁と舗装材との接合部、舗装材相互の接合部の防草等を意図した構造物の構造および構造物の防草等の工法に限るものではなく、雑草が根付く可能性がある全ての構造物(構築物も含む)相互の接合部に適用できるものである。図示しない、各種のブロックである、例えば、U字側溝、L形側溝、草止めエプロンブロック、縁石境界ブロック、境界部材等にも適用できる。
更に本発明は、コンクリート製品(コンクリート体)に限るものではなく、樹脂入りコンクリート製品などにも適用できる。
尚、前記各実施例における防草用凹部は現場においてカッター等で形成してもよく、また、前記防草用板は、工場において一方の構造物に一体成形で固着してもよく、または工場或いは現場において、一方の構造物に嵌入溝を形成しておき、現場でこの嵌入溝に嵌合設置してもよい。
本発明の第1実施例を示す境界ブロックの側面図。 図1におけるA−A線で切断した斜視図。 図1及び図2の境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 本発明の第2実施例を示す境界ブロックの斜視図。 図4に示す境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 本発明の第3実施例を示す境界ブロックの斜視図。 図6に示す境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 本発明の第4実施例を示す境界ブロックの斜視図。 図8に示す境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 本発明の第5実施例を示す境界ブロックの斜視図。 図10に示す境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 本発明の第6実施例を示す境界ブロックの斜視図。 図12に示す境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 図13における防草用凹部のB−B線拡大断面図。 本発明の第7実施例を示す境界ブロックの斜視図。 図15に示す境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 本発明の第8実施例を示す境界ブロックの斜視図。 図17に示す境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 本発明の第9実施例を示す境界ブロックの斜視図。 図19に示す境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 本発明の第10実施例を示す境界ブロックの斜視図。 図21に示す境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 図22の防草板部の側断面図。 本発明の第11実施例を示す境界ブロックの斜視図。 図24に示す境界ブロックを用いて舗装した例を示す断面図。 本発明の第12実施例を示す断面図。 本発明の第13実施例を示す断面図。 図27に示す防草板の断面斜視図。 本発明の第14実施例を示す断面図。 本発明の第15実施例を示す断面図。 本発明の第16実施例を示す断面図。 図31に示す防草板の断面斜視図。 本発明の第17実施例を示す一部破断した側面図。 図33に示す防草板の断面斜視図。 本発明の第18実施例を示す要部断面図。 本発明の第19実施例を示す要部断面図。 本発明の第20実施例を示す要部断面図。 本発明の第21実施例を示す断面図。 本発明の第22実施例を示す断面図。 本発明の第23実施例を示す断面図。 本発明の第24実施例を示す断面図。 本発明の第25実施例を示す断面図。 本発明の第26実施例を示す断面図。 本発明の第27実施例を示す断面斜視図。 図44に示す実施例の断面図。 本発明の第28実施例の断面図。 本発明の第29実施例の断面図。 本発明の第30実施例の断面図。 本発明の第31実施例の断面図。 本発明の第32実施例の断面図。 本発明の第33実施例であって、(イ)は側面図、(ロ)はこの(イ)の要部拡大断面図。 本発明の第34実施例の断面図。 第1の従来構造を示すもので、(イ)は断面図、(ロ)は要部拡大断面図。 第2の従来構造を示すもので、(イ)は断面図、(ロ)は他の第2の従来構造を示す断面図。
符号の説明
1,1A〜1W 一方の構造物であるコンクリート体(境界ブロック)
2,2A〜2F 防草用凹部
2a,2j 上側内面
2b 開口部の上端
2d,2i,2k 下側内面
2e 奥部の上端
2f 開口部の下端
4 他方の構造物である舗装材
4a 充填された部分
30 突条
31 溝条
40,50,60 防草板
51 嵌入溝
82,83 防草突部

Claims (55)

  1. 接合される一方の構造物に、その壁面において開口する多目的凹部を設け、該多目的凹部の上側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記多目的凹部内に充填するとともに表面が前記多目的凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造。
  2. 接合される一方の構造物に、その壁面において開口する多目的凹部を設け、該多目的凹部の上側内面および下側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記多目的凹部内に充填するとともに表面が前記多目的凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造。
  3. 接合される一方の構造物に、その壁面において開口する多目的凹部を設け、該多目的凹部の上側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、多目的凹部の下側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記多目的凹部内に充填するとともに表面が前記多目的凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造。
  4. 接合される一方の構造物に、その壁面において開口する多目的凹部を設け、該多目的凹部の上側内面および下側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記多目的凹部内に充填するとともに表面が前記多目的凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造。
  5. 前記一方の構造物の多目的凹部の内面の全部または一部を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した請求項1乃至4のいずれかに記載の防草等を意図した構造物の構造。
  6. 接合される一方の構造物の壁面に、外方に向かって上方へ突出する防草板を設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草板の上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造。
  7. 接合される一方の構造物の壁面に、外方に向かって下方へ突出する防草板を設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草板の上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造。
  8. 接合される一方の構造物の壁面に、上面が外方に向かって上方へ傾斜し、下面が外方に向かって下方に傾斜する防草突部を突設し、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草突部の上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造。
  9. 前記防草板または防草突部の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した請求項6又は7又は8記載の防草等を意図した構造物の構造。
  10. 接合される一方の構造物に、該一方の構造物とは別体の防草板を、該防草板の一部が一方の構造物の壁面から外側へ突出し、防草板の他の部分が一方の構造物内に埋設され、かつ、該防草板が上下方向において傾斜した状態で設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記外側へ突出した防草板の上面近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成したことを特徴とする防草等を意図した構造物の構造。
  11. 前記防草板を、前記壁面の外側に突出した部分を壁面から上方へ傾斜させ、壁面より内側の部分を壁面から下方へ傾斜させて設けた請求項10記載の防草等を意図した構造物の構造。
  12. 前記防草板を、前記壁面の外側に突出した部分を壁面から下方へ傾斜させ、壁面より内側の部分を壁面から上方へ傾斜させて設けた請求項10記載の防草等を意図した構造物の構造。
  13. 前記防草板を断面X状に形成し、その交点を中心として一方の側を構造物の壁面より突出させ、他方の側を一方の構造物の壁面内に埋設した請求項10記載の防草等を意図した構造物の構造。
  14. 前記防草板を断面V状に折曲形成し、その交点を中心として一方の側を一方の構造物の壁面より突出させ、他方の側を一方の構造物の壁面内に埋設した請求項10記載の防草等を意図した構造物の構造。
  15. 前記防草板の全面または一部の面が、一方の構造物の壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成されている請求項10乃至14のいずれかに記載の防草等を意図した構造物の構造。
  16. 前記一方の構造物に、前記防草板を埋設するための嵌入溝を形成し、該嵌入溝に前記防草板を嵌入して埋設するようにした請求項10乃至15のいずれかに記載の防草等を意図した構造物の構造。
  17. 壁面において開口する多目的凹部を設け、該多目的凹部の上側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成したことを特徴とする構造物。
  18. 壁面において開口する多目的凹部を設け、該多目的凹部の上側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、多目的凹部の下側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成したことを特徴とする構造物。
  19. 壁面において開口する多目的凹部を設け、該多目的凹部の上側内面および下側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成したことを特徴とする構造物。
  20. 壁面において開口する多目的凹部を設け、該多目的凹部の上側内面および下側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成したことを特徴とする構造物。
  21. 前記多目的凹部の内面の全部または一部を壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した請求項17乃至20のいずれかに記載の構造物。
  22. 前記多目的凹部の上側内面の少なくとも開口側部分を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した請求項17乃至20のいずれかに記載の構造物。
  23. 前記多目的凹部の内面における開口側部分と、奥部を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した請求項17乃至20のいずれかに記載の構造物。
  24. 壁面において外方に向かって上方へ突出する防草板を設けたことを特徴とする構造物。
  25. 壁面において外方に向かって下方へ突出する防草板を設けたことを特徴とする構造物。
  26. 壁面において外方に向かって上方へ突出する防草板と、外方に向かって下方へ突出する防草板を設けたことを特徴とする構造物。
  27. 壁面において、上面が外方に向かって上方に傾斜し、下面が外方に向かって下方へ傾斜する防草突部を突設したことを特徴とする構造物。
  28. 壁面において外方に向かって上方へ突出する防草板を設け、該防草板の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成したことを特徴とする構造物。
  29. 壁面において外方に向かって下方へ突出する防草板を設け、該防草板の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成したことを特徴とする構造物。
  30. 壁面において外方に向かって上方へ突出する防草板と、外方に向かって下方へ突出する防草板を設け、前記両防草板の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成したことを特徴とする構造物。
  31. 壁面において、上面が外方に向かって上方に傾斜し、下面が外方に向かって下方へ傾斜する防草突部を突設し、該防草突部の上下面の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成したことを特徴とする構造物。
  32. 前記凹凸の面を、前記防草板又は防草突部と前記壁面とが交差する部分および先端部の少なくとも一方に設けた請求項28乃至31のいずれかに記載の構造物。
  33. 構造物本体とは別部材の防草板を構造物本体に、防草板の一部が構造物本体の壁面から外側へ突出し、防草板の他の部分が構造物本体内に埋設され、かつ、該防草板が上下方向において傾斜した状態で設けたことを特徴とする構造物。
  34. 前記防草板を、構造物本体の壁面から外側へ突出する側を外方に向かって上方に傾斜させ、壁面内に埋設される側を内方に向かって下方に傾斜させて設けた請求項33記載の構造物。
  35. 前記防草板を、構造物本体の壁面から外側へ突出する側を外方に向かって下方に傾斜させ、壁面内に埋設される側を内方に向かって上方に傾斜させて設けた請求項33記載の構造物。
  36. 前記防草板を、断面X状に形成し、その交点を中心として一方側を構造物本体の壁面より突出させ、他方側を壁面内に埋設して設けた請求項33記載の構造物。
  37. 前記防草板を、断面V状に折曲形成し、その交点を中心として一方側を構造物本体の壁面より突出させ、他方側を壁面内に埋設して設けた請求項33記載の構造物。
  38. 前記防草板の全面または一部の面を、構造物本体の壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した請求項33乃至37のいずれかに記載の構造物。
  39. 前記凹凸の面を、前記防草板と前記壁面とが交差する部分および先端部の少なくとも一方に設けた請求項38記載の構造物。
  40. 前記構造物が道路に設置されるブロックである請求項17乃至39のいずれかに記載の構造物。
  41. 接合される一方の構造物に、その壁面において開口する多目的凹部を設け、該多目的凹部の上側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記多目的凹部内に充填するとともに表面が前記多目的凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法。
  42. 前記多目的凹部の内面の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した請求項41記載の構造物の防草等の工法。
  43. 接合される一方の構造物に、その壁面において開口する多目的凹部を設け、該多目的凹部の上側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって上方に傾斜する面に形成し、多目的凹部の下側内面を、その多目的凹部の奥部側に向かって下方に傾斜する面に形成し、接合される他方の構造物の材料を、前記多目的凹部内に充填するとともに表面が前記多目的凹部における開口部の上端近傍または上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法。
  44. 前記多目的凹部の内面の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した請求項43記載の構造物の防草等の工法。
  45. 接合される一方の構造物の壁面に、外方に向かって上方へ突出する防草板を設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草板の上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法。
  46. 接合される一方の構造物の壁面に、外方に向かって下方へ突出する防草板を設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草板の上面と一方の構造物の壁面とが交差する近傍または防草板の上面より上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法。
  47. 接合される一方の構造物の壁面に、上面が外方に向かって上方へ傾斜し、下面が外方に向かって下方に傾斜する防草突部を突設し、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記防草突部の上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法。
  48. 前記防草板または防草突部の全面または一部の面を、壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成した請求項45は46又は47記載の構造物の防草等の工法。
  49. 接合される一方の構造物に、該一方の構造物とは別体の防草板を、該防草板の一部が一方の構造物の壁面から外側へ突出し、防草板の他の部分が一方の構造物内に埋設され、かつ、該防草板が上下方向において傾斜した状態で設け、接合される他方の構造物の材料を、前記一方の構造物の壁面まで、かつ、表面が前記外側へ突出した防草板の上面と一方の構造物の壁面とが交差する近傍または突出した防草板の上面より上方に位置するように打設して他方の構造物を形成することを特徴とする構造物の防草等の工法。
  50. 前記防草板を、前記壁面の外側に突出した部分を壁面から上方へ傾斜させ、壁面より内側の部分を壁面から下方へ傾斜させて設けた請求項49記載の構造物の防草等の工法。
  51. 前記防草板を、前記壁面の外側に突出した部分を壁面から下方へ傾斜させ、壁面より内側の部分を壁面から上方へ傾斜させて設けた請求項49記載の構造物の防草等の工法。
  52. 前記防草板を断面X状に形成し、その交点を中心として一方の側を構造物の壁面より突出させ、他方の側を一方の構造物の壁面内に埋設した請求項49記載の構造物の防草等の工法。
  53. 前記防草板を断面V状に折曲形成し、その交点を中心として一方の側を一方の構造物の壁面より突出させ、他方の側を一方の構造物の壁面内に埋設した請求項49記載の構造物の防草等の工法。
  54. 前記防草板の全面または一部の面が、一方の構造物の壁面に沿った水平方向において凹凸の面に形成されている請求項49乃至53のいずれかに記載の構造物の防草等の工法。
  55. 前記一方の構造物に、前記防草板を埋設するための嵌入溝を形成し、該嵌入溝に前記防草板を嵌入して埋設するようにした請求項49乃至54のいずれかに記載の構造物の防草等の工法。
JP2003361894A 2002-11-08 2003-10-22 防草等を意図した構造物の構造と防草を意図した構造物と構造物の防草等の工法 Expired - Lifetime JP3698265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003361894A JP3698265B2 (ja) 2002-11-08 2003-10-22 防草等を意図した構造物の構造と防草を意図した構造物と構造物の防草等の工法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002324998 2002-11-08
JP2003361894A JP3698265B2 (ja) 2002-11-08 2003-10-22 防草等を意図した構造物の構造と防草を意図した構造物と構造物の防草等の工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004169544A true JP2004169544A (ja) 2004-06-17
JP3698265B2 JP3698265B2 (ja) 2005-09-21

Family

ID=32716062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003361894A Expired - Lifetime JP3698265B2 (ja) 2002-11-08 2003-10-22 防草等を意図した構造物の構造と防草を意図した構造物と構造物の防草等の工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3698265B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006052626A (ja) * 2004-07-14 2006-02-23 Shigeru Ishikawa 防草等を意図した構造物用の型枠と、この型枠利用の構造物と、同様な効果を有する防草等を意図したブロック
JP2007291825A (ja) * 2005-09-26 2007-11-08 Shigeru Ishikawa 構造物の目地の構造
JP2008280733A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Sankyo Gijutsu:Kk 境界ブロック及び舗装構成体
JP2010163863A (ja) * 2004-07-14 2010-07-29 Shigeru Ishikawa 防草を意図したブロック
WO2013108840A1 (ja) * 2012-01-17 2013-07-25 石川 重規 防草構造体の形成方法
JP2017075444A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社アマケンテック 水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法
JP2018003377A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 株式会社D.C.Tアイ 突起部材、建設用構造体、および、防草機能追加方法
FR3057281A1 (fr) * 2016-10-06 2018-04-13 Eric Le Comte Dispositif de limitation de la croissance de racines de vegetaux parasites en bordures de trottoir
JP2018080443A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 藤岡コンクリート工業株式会社 防草機能付ブロック

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4512157B2 (ja) * 2008-12-16 2010-07-28 繁 石川 構造物、構築物の物品の外周面に設けられる防草構造
JP7381157B1 (ja) * 2023-09-20 2023-11-15 小河原セメント工業株式会社 植物生育抑制構造

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006052626A (ja) * 2004-07-14 2006-02-23 Shigeru Ishikawa 防草等を意図した構造物用の型枠と、この型枠利用の構造物と、同様な効果を有する防草等を意図したブロック
JP2010163863A (ja) * 2004-07-14 2010-07-29 Shigeru Ishikawa 防草を意図したブロック
JP4522820B2 (ja) * 2004-07-14 2010-08-11 繁 石川 防草を意図した構造物用の型枠と、この型枠利用の構造物
JP4707762B2 (ja) * 2004-07-14 2011-06-22 繁 石川 防草を意図したブロック
JP2007291825A (ja) * 2005-09-26 2007-11-08 Shigeru Ishikawa 構造物の目地の構造
JP2008280733A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Sankyo Gijutsu:Kk 境界ブロック及び舗装構成体
WO2013108840A1 (ja) * 2012-01-17 2013-07-25 石川 重規 防草構造体の形成方法
JP2017075444A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社アマケンテック 水性塗料を用いた舗装道路や道路橋の舗装面の防草防水補強方法
JP2018003377A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 株式会社D.C.Tアイ 突起部材、建設用構造体、および、防草機能追加方法
FR3057281A1 (fr) * 2016-10-06 2018-04-13 Eric Le Comte Dispositif de limitation de la croissance de racines de vegetaux parasites en bordures de trottoir
JP2018080443A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 藤岡コンクリート工業株式会社 防草機能付ブロック

Also Published As

Publication number Publication date
JP3698265B2 (ja) 2005-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7547158B1 (en) System and method for installing expansion joints in poured slabs of concrete
JP2004169544A (ja) 防草等を意図した構造物の構造と構造物と構造物の防草等の工法
KR100793985B1 (ko) 콘크리트 격자형 사면보강 공법 및 사면 보강 구조
JP4707762B2 (ja) 防草を意図したブロック
JP2008163689A (ja) 防草構造および防草方法
JP3900500B1 (ja) 構造物の目地の構造
JP3218451U (ja) 防草型歩車道境界ブロックおよび舗装歩道
JP6727479B1 (ja) 防草構造を有する側溝部材、側溝板、基礎ブロック、境界構造、ならびに、コンクリートブロックセット
JP6067661B2 (ja) 防草構造
JP5628844B2 (ja) 屈光性、屈地性に逆らう防草構造の形成方法
JP2006241970A (ja) 既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物の防草効果達成用の切断方法と、この既設コンクリート、又はアスファルト等構造物・構築物の防草方法
JP3233933U (ja) コンクリートブロック
JP4522820B2 (ja) 防草を意図した構造物用の型枠と、この型枠利用の構造物
JPH09154420A (ja) 防草マット及びその施工法
JPH1068101A (ja) 舗装ブロック用合成樹脂製函型フレームとそれを使用したブロック舗装の施工法
JP3217826U (ja) 防草型境界ブロック
JP3537398B2 (ja) 組立柵工
JP4272026B2 (ja) 歩・車道境界における雑草の生育防止方法
JP2001081782A (ja) 傾斜地の木材階段、木材階段施工用枠体ユニットおよび傾斜地への木材階段施工方法
WO2000004758A1 (en) Improvements to edging
KR102096022B1 (ko) 천연대나무 숲 방음벽 및 그의 시공방법
CN109736168B (zh) 生物通道式园路及其铺设方法
KR100768524B1 (ko) 도로 시설물용 포스트의 설치구조 및 그 시공방법
JP2018003377A (ja) 突起部材、建設用構造体、および、防草機能追加方法
JP7317391B2 (ja) 防草ブロック及び防草ブロックの設置方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040726

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20040729

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20040818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3698265

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080715

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110715

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120715

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120715

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term